JP3208385B2 - 粒状還元鉄原料の均し方法及びその均し装置 - Google Patents

粒状還元鉄原料の均し方法及びその均し装置

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JP3208385B2
JP3208385B2 JP24340799A JP24340799A JP3208385B2 JP 3208385 B2 JP3208385 B2 JP 3208385B2 JP 24340799 A JP24340799 A JP 24340799A JP 24340799 A JP24340799 A JP 24340799A JP 3208385 B2 JP3208385 B2 JP 3208385B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動式炉床炉に供
給された炭素系還元材料と酸化鉄とを主成分とする粒状
還元鉄原料を還元するに際して、供給された粒状還元鉄
原料を炉床上の全面にわたって確実に分散させて均すこ
とを可能ならしめる粒状還元鉄原料均し方法及びその均
し装置の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】炭素系還元材料と酸化鉄とを主成分とす
るペレット状やブリケット状の粒状還元鉄原料を移動式
炉床炉へ供給する場合には、従来から造粒機で造粒した
粒状還元鉄原料を乾燥炉で乾燥させ、乾燥させた粒状還
元鉄原料を供給装置、つまりベルトコンベヤ、ローラコ
ンベヤ或いは振動コンベヤにより搬送して移動式炉床炉
に供給すると共に、コンベヤの搬送速度や振動コンベヤ
の振動数を調整して移動式炉床炉への粒状還元鉄原料の
供給量を調整している。そして、供給された粒状還元鉄
原料をその炉床上において、均し手段により分散させて
均して還元するものである。粒状還元鉄原料の均し手段
には、例えば振動コンベヤやローラコンベヤを用いる可
動分散手段や案内板付の傾斜板を用いる固定分散手段が
採用されている。(従来例1)
【0003】ところで、粒状還元鉄原料を回転式炉床炉
の炉床上で分散させて均す上記のような可動分散手段や
固定分散手段外の他の均し手段としては、例えばU.
S.Pat.No.5885521(従来例2)に開示
されてなるものが公知である。この従来例2に係る粒状
還元鉄原料の均し手段としては、供給装置とペレットレ
ベラの側面構成説明図の図5に示すように、原料供給手
段である垂直な供給パイプ102を介して回転式炉床炉
の炉床36に乾燥炉で乾燥させた粒状還元鉄原料を供給
し、炉床36に供給された粒状還元鉄原料を水冷ロール
からなる均し機112により1〜2層の深さに均すよう
にしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例1に係る粒
状還元鉄原料の均し手段には、後述するような複数の解
決すべき課題がある。即ち、案内板付の傾斜板を用いる
固定分散方式の場合には、粒状還元鉄原料が回転式炉床
炉の炉床上全面に広がるように傾斜板の傾斜角度を小さ
くしなければならない。つまり、傾斜板の専有スペース
が広く、炉床の還元有効面積が狭くなるので、粒状還元
鉄の生産性が劣るのに加えて、機械的に分散させる方式
でなく分散精度が劣るので、均一な還元反応を期待する
ことができず、粒状還元鉄の品質が低下する恐れがある
という欠点もある。
【0005】振動コンベヤやローラコンベヤを用いる可
動分散方式の場合には、粒状還元鉄原料を確実に均等に
分散させる案内装置でないため分散精度に問題があり、
粒状還元鉄の品質が低下する恐れがある。また、振動コ
ンベヤやローラコンベヤを高温の回転式炉床炉内に配設
するため、これらを冷却しなければならず、均し手段が
複雑な構成にならざるを得ないので還元設備費に関して
不利になり、コスト増を来す。
【0006】さらに、振動コンベヤでは振動により、搬
送中に粒状還元鉄原料が割れたり粉化を起こす。する
と、十分に還元することができなくなり、粒状還元鉄製
品の品質が低下し、そして発生した粉の一部が二次ダス
トとして排ガス中に飛散するため、歩留りの低下を来す
ことになる。そして、二次ダストは有効利用に供するた
めに、炉内における原料の加熱や還元によって原料から
揮発する亜鉛や鉛等の金属を多くすることが望まれる
が、粒状還元鉄原料の粉が二次ダストに混入するため、
二次ダストの価値が低下してしまう。
【0007】ところで、上記従来例2に係る水冷ロール
からなる均し機を用いる均し手段によれば、この水冷ロ
ーラは振動コンベヤやローラコンベヤよりも構成が簡単
であるから、設備費に関しては従来例1よりも有利であ
る。しかしながら、単なるロールを使用するのであるか
ら分散能力は低く炉床上の全面に確実に分散させて均す
ことが困難であり、また炉床とロールとに挟まれて圧破
力が作用するので、割れ易い粒状還元鉄原料が割れたり
粉化するということを完全に解消するも困難であるとい
う解決すべき課題がある。
【0008】従って、本発明は、粒状還元鉄の生産性に
悪影響を及ぼすことがなく、また粒状還元鉄原料の割れ
や粉化恐れることなく、移動式炉床炉に供給された粒
状還元鉄原料を炉床上の全面に確実に分散させて均すこ
とを可能ならしめる粒状還元鉄原料の均し方法及びその
均し装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するためになされたものであって、従って本発明の請求
項1に係る粒状還元鉄原料の均し方法の要旨は、粒状還
元鉄原料を原料供給手段を介して移動式炉床炉の炉床上
に供給し、前記原料供給手段から前記粒状還元鉄原料を
排出する原料排出口より炉床移動方向の下流側で前記炉
床上の粒状還元鉄原料を、この炉床上面に分散させて均
す粒状還元鉄原料の均し方法において、前記炉床上の前
記粒状還元鉄原料を、均し体の螺旋羽根を回転すること
により前記炉床の幅方向に移動させると共に、前記原料
供給手段の下端と前記炉床との間の隙間を大きくするこ
とにより前記原料供給手段から供給される前記粒状還元
鉄原料の供給量を多くしたとき、又は前記粒状還元鉄原
料の平均粒径が大きくなるときには、これらの変動に追
随して前記炉床と前記螺旋羽根との間の間隔が大きくな
るように前記均し体を上昇させる一方、前記隙間を小さ
くすることにより前記原料供給手段から供給される前記
粒状還元鉄原料の供給量を少なくしたとき、又は前記粒
状還元鉄原料の平均粒径が小さくなるときには、これら
の変動に追随して前記炉床と前記螺旋羽根との間の間隔
が小さくなるように前記均し体を下降させることを特徴
とする。
【0010】本発明の請求項2に係る粒状還元鉄原料の
均し方法の要旨は、粒状還元鉄原料を原料供給手段を介
して移動式炉床炉の炉床上に供給し、前記原料供給手段
から前記粒状還元鉄原料を排出する原料排出口より炉床
移動方向の下流側で前記炉床上の粒状還元鉄原料を、こ
の炉床上面に分散させて均す粒状還元鉄原料の均し方法
において、前記炉床上の前記粒状還元鉄原料を、均し体
の螺旋羽根を回転することにより前記炉床の幅方向に移
動させると共に、前記粒状還元鉄原料の供給量の増減速
度又は平均粒径の変動速度に応じて、前記炉床と前記螺
旋羽根との間の間隔を拡縮する拡縮速度が加減されるよ
う前記均し体を昇降させることを特徴とする。
【0011】本発明の請求項3に係る粒状還元鉄原料の
均し方法の要旨は、請求項1又は2のうちの何れか一つ
の項に記載の粒状還元鉄原料の均し方法において、前記
原料供給手段から供給される前記粒状還元鉄原料を前記
螺旋羽根により前記炉床の幅方向の中心付近より両端側
に移動させて分散させることを特徴とする。
【0012】本発明の請求項4に係る粒状還元鉄原料の
均し方法の要旨は、請求項3に記載の粒状還元鉄原料の
均し方法において、前記原料供給手段から供給される前
記粒状還元鉄原料を前記原料供給手段又は前記原料排出
口の中心対応位置付近を移動分岐点として、前記炉床の
幅方向の両端側に移動させて分散させることを特徴とす
る。
【0013】本発明の請求項5に係る粒状還元鉄原料の
均し方法の要旨は、請求項1,2,3又は4のうちの何
れか一つの項に記載の粒状還元鉄原料の均し方法におい
て、前記螺旋羽根が周設されてなる回転軸を冷却するこ
とを特徴とする。
【0014】本発明の請求項6に係る粒状還元鉄原料の
均し装置の構成は、粒状還元鉄原料を移動式炉床炉の炉
床上に供給する原料供給手段から前記粒状還元鉄原料を
排出する原料排出口より炉床移動方向の下流側に配設さ
れ、前記炉床上に供給された前記粒状還元鉄原料を前記
炉床上面に分散させて均す粒状還元鉄原料の均し装置に
おいて、前記移動式炉床炉内で回転される回転軸及びこ
の回転軸の外周に周設され、前記炉床上の粒状還元鉄原
料を前記炉床の幅方向に移動させる螺旋羽根からなる均
し体と、前記回転軸を回転させる回転駆動装置と、前記
粒状還元鉄原料の供給量の増減速度又は平均粒径の変動
速度に応じて、前記炉床と前記螺旋羽根との間の間隔を
拡縮する拡縮速度が加減されるよう前記均し体を昇降さ
せるために前記回転軸を上下動可能に支持する軸昇降装
置とからなることを特徴とする。
【0015】本発明の請求項7に係る粒状還元鉄原料の
均し装置の構成は、請求項6に記載の粒状還元鉄原料の
均し装置において、前記原料供給手段が前記炉床との間
の隙間を自在に調整するものであることを特徴とする。
【0016】本発明の請求項8に係る粒状還元鉄原料の
均し装置の構成は、請求項7に記載の粒状還元鉄原料の
均し装置において、前記螺旋羽根が、左旋回羽根と右旋
回羽根とから構成されてなることを特徴とする。
【0017】本発明の請求項9に係る粒状還元鉄原料の
均し装置の構成は、請求項8に記載の粒状還元鉄原料の
均し装置において、前記螺旋羽根の左旋回羽根と右旋回
羽根とが、前記原料供給手段又は前記原料排出口の中心
対応位置付近で分岐してなることを特徴とする。
【0018】本発明の請求項10に係る粒状還元鉄原料
の均し装置の構成は、請求項9に記載の粒状還元鉄原料
の均し装置において、前記均し体に、前記回転軸を冷却
する冷却手段を設けたことを特徴とする。
【0019】本発明の請求項1に係る均し方法によれ
ば、原料供給手段から供給される粒状還元鉄原料の供給
量を多くしたとき、又は粒状還元鉄原料の平均粒径が大
きくなるときには、これらの変動に追随して炉床と螺旋
羽根との間の間隔が大きくなるように均し体が上昇され
る一方、前記原料供給手段から供給される粒状還元鉄原
料の供給量を少なくしたとき、又は粒状還元鉄原料の平
均粒径が小さくなるときには、これらの変動に追随して
炉床と螺旋羽根との間の間隔が小さくなるように均し体
が下降されるので、粒状還元鉄原料の供給量の多少、粒
状還元鉄原料の平均粒径の大小の如何にかかわらず、粒
状還元鉄原料に過大な圧壊力を作用させることなく、螺
旋羽根により炉床上の粒状還元鉄原料を炉床の幅方向に
移動させて分散させることができる。
【0020】本発明の請求項2に係る均し方法によれ
ば、粒状還元鉄原料の供給量の増減速 度又は平均粒径の
変動速度に応じて、炉床と螺旋羽根との間の間隔を拡縮
する拡縮速度が加減されるよう前記均し体が昇降される
ので、粒状還元鉄原料の供給量の増減速度又は平均粒径
の変動速度の如何にかかわらず、粒状還元鉄原料に過大
な圧壊力を作用させることなく、螺旋羽根により炉床上
の粒状還元鉄原料を炉床の幅方向に移動させて分散させ
ることができる。
【0021】本発明の請求項3に係る均し方法及び請求
項8に係る均し装置によれば、原料供給手段から供給さ
れる粒状還元鉄原料が螺旋羽根により炉床の幅方向の中
心付近より両端側に移動させて分散させることができ
る。
【0022】本発明の請求項4に係る均し方法及び請求
項9に係る均し装置によれば、原料供給手段から供給さ
れる粒状還元鉄原料を、前記原料供給手段又は前記原料
排出口の中心対応位置付近を移動分岐点として炉床の幅
方向の両端側に移動させて分散させることができる。
【0023】本発明の請求項5に係る均し方法及び請求
項10に係る均し装置によれば、冷却により均し体の回
転軸の熱膨張が抑制され、この均し体の回転が阻害され
るようなことがないので、この均し体を粒状還元鉄原料
の還元操業中を通じてスムーズに回転させ続けることが
できる。
【0024】本発明の請求項6及び請求項10に係る均
し装置によれば、回転駆動装置で回転される均し体の回
転軸が軸昇降装置により上下動可能に支持されていて、
粒状還元鉄原料の供給量の多少、粒状還元鉄原料の平均
粒径の大小、粒状還元鉄原料の供給量の増減速度、粒状
還元鉄原料の平均粒径の変動速度に応じて均し体の回転
軸を上下動させることにより、粒状還元鉄原料に過大な
圧壊力を作用させることなく、均し体の螺旋羽根により
炉床上の粒状還元鉄原料を炉床の幅方向に移動させて分
散させることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の粒状還元鉄原料の
均し方法を実現する粒状還元鉄原料の均し装置を、移動
式炉床炉の主要部を示す模式的側面構成説明図の図1
と、図1のA−A線断面図の図2と、図1のB−B線断
面図の図3と、螺旋羽根を省略して示す均し装置の均し
体の冷却構成説明図の図4(a)と他の実施の形態に係
る螺旋羽根を省略して示す均し装置の均し体の冷却構成
説明図の図4(b)とを参照しながら説明する。
【0026】図1に示す符号1は、図示しない乾燥機で
乾燥された炭素系還元材料と酸化鉄とを主成分とする粒
状還元鉄原料(以下、これをペレットという。)Pを搬
送するベルトコンベヤで、このベルトコンベヤ1で搬送
されたペレットPは後述する構成になる供給装置10を
介して移動式炉床炉2の炉床2a上に供給されるように
構成されている。なお、移動式炉床炉2の炉床2aに
は、回転する円形状形式のものや直進する直線状形式の
ものがあるが、炉床2aの形式は何れであっても良いも
のである。また、ペレットPは造粒後に乾燥機で乾燥す
ることなく、そのまま移動式炉床炉に供給して還元され
る場合もある。
【0027】前記供給装置10は、排出口にスライドゲ
ート11aを有し、ベルトコンベヤ1から投入されるペ
レットPを受入れる原料受入ホッパー11と、この原料
受入ホッパー11の下部に蛇腹状の上部伸縮筒12を介
して垂直に連結されて、前記原料受入ホッパー11に受
入れられたペレットPを移動式炉床炉2の炉床2a上に
供給する図示しない供給パイプと、この供給パイプに外
装された水冷ジャケットとからなる筒状の原料供給手段
13と、この原料供給手段13を上下動させて、この原
料供給手段13の下端と前記炉床2aとの間の隙間Tを
自在に調整する電動シリンダ14とを備えている。
【0028】なお、前記スライドゲート11aは原料受
入ホッパー11内のペレットPを排出させ、かつ排出を
停止させるだけの機能を備えたもので、通常の操業時に
おいては開状態で使用されるものである。また、前記原
料供給手段13に水冷ジャケットを設けたのは、供給パ
イプが炉床2aからの輻射熱により高温になるとペレ
トPに含まれている油性成分が供給パイプの内周面に付
着して成長し、ペレットPの排出が阻害されるので、冷
却することにより油性成分の付着を防止するためであ
る。
【0029】前記原料供給手段13が移動式炉床炉2を
貫通する部分には蛇腹状の下部伸縮筒15が外装されて
おり、この下部伸縮筒15の上端が原料供給手段13の
外周に周設されてなるフランジに気密可能に固着される
一方、下端が移動式炉床炉2の上に気密可能に固着され
ている。つまり、これにより、移動式炉床炉2内への外
気の侵入が防止される。
【0030】前記電動シリンダ14は、移動式炉床炉2
の上に配設されており、原料供給手段13の上下方向の
中心付近の外周に突設されてなる昇降用ブラケット13
aを上方に押上げ得るように構成されている。つまり、
この電動シリンダ14の伸縮ロッド14aを伸長させる
と、上部伸縮筒12と下部伸縮筒15が伸縮可能である
ため、原料供給手段13は原料受入ホッパー11の下方
位置において昇降用ブラケット13aを介して上方に押
上げられると共に、伸縮ロッド14aの縮小により下降
するものである。なお、この実施の形態における供給装
置10の場合には、上記のとおり、電動シリンダ14を
用いているが、原料供給手段13の昇降範囲は最大10
0mm程度であれば十分であるため他の手段、例えば油
圧シリンダ、機械式ジャッキあるいはカム機構等を採用
することができる。
【0031】前記原料供給手段13から所定距離離れた
炉床2aの移動方向の下流側に、図2に示すように、こ
の原料供給手段13の原料排出口13bから供給され、
幅方向の両側にペレットPの安息角に基づく緩斜面を持
つ台形状の断面をした畝状ペレットP 0 を、炉床2aの
上面の全面にわたって分散させると共に1〜2層のペレ
ット層に均すための後述する構成になる均し装置20が
配設されている。
【0032】前記均し装置20は、後述する均し体21
と、これを回転させる図示しない回転駆動装置とから構
成されている。前記均し体21は、図3に示すように、
回転 駆動装置により回転され、炉床2aの上方位置にお
いて、この炉床2aを横断する状態で配設されてなる回
転軸22と、この回転軸22の外周に周設され、前記原
料供給手段13の原料排出口13bの下流側で、かつこ
の原料供給手段13又は原料排出口13bの炉床2aの
幅方向の中心対応位置の付近で分岐してなる左旋回羽根
23L及び右旋回羽根23Rからなる旋回羽根23とか
ら構成されている。なお、中心対応位置とは、前記原料
供給手段13を均し体21をの位置まで移動させたとき
に、前記原料供給手段13又は前記原料排出口13bの
炉床2aの幅方向の中心と合致する位置のことである。
【0033】また、前記均し体21の回転軸22の端部
のそれぞれは、同じく図3に示すように、固定台の上に
配設されてなる軸昇降装置である軸昇降用電動シリンダ
30,30のロッドの先端に軸受22a,22aを介し
て支持されている。つまり、この均し体21はこれら軸
昇降用電動シリンダ30,30のロッドの伸縮により昇
降されて、炉床2aと左旋回羽根23L及び右旋回羽根
23Rとの間の間隔を調整し得るように構成されてい
る。なお、その他の軸昇降装置としては、例えば油圧シ
リンダ、機械式ジャッキ、カム機構等を採用することが
できる。
【0034】前記均し体21は、原料供給手段13の下
端と炉床2aとの間の隙間Tを大きくすることによりペ
レットPの供給量を多くしたとき又はペレットPの平均
径が大きくなるときには炉床2aと螺旋羽根22との間
の間隔が大きくなるように上昇される一方、前記隙間T
を小さくすることによりペレットPの供給量を少なくし
たとき又はペレットPの平均径が小さくなるときには炉
床2aと螺旋羽根23との間の間隔が小さくなるように
下降される。
【0035】これにより、ペレットPの供給量を多くし
たとき又はペレットPの平均径が大きくなるというよう
な変動に確実に追随して均し体21が上昇し、ペレット
Pに過大な負荷が作用するようなことがないので、ペレ
ットPの割れや粉化を防止しながら、ペレットPを炉床
2a上に確実に分散させて均すことができる。 一方、こ
れとは逆に、ペレットPの供給量を少なくしたとき又は
ペレットPの 平均径が小さくなるというような変動に確
実に追随して均し体21が下降し、螺旋羽根23がペレ
ットPから離反するようなことがないので、ペレットP
を炉床2a上に確実に分散させて均すことができる。
【0036】さらに、前記均し体21には、温度上昇に
伴う熱膨張による回転に対する悪影響を防止するため
に、この回転軸22を冷却する、後述する構成になる冷
却手段24が設けられている。この冷却手段24は、図
4(a)に示すように、前記均し体21の回転軸22に
遊嵌され、この回転軸22の一端側から突出する冷却水
供給管24aから供給される冷却水を回転軸22の他端
側に案内する冷却水案内管24bと、この冷却水案内管
24bの外面と回転軸22の内面との間に形成され、冷
却水案内管24bから流出する冷却水を前記冷却水供給
管24a側に還流させる水冷流路24cと、前記冷却水
供給管24aに外装され、回転軸22を冷却して高温度
となった冷却水を前記却水流路24cから系外へ排出す
る冷却水排水管24dとから構成されている。勿論、前
記冷却水案内管24bは、この冷却水案内管24bの外
周に突設されると共に端縁が前記回転軸22に接触する
支えリブ24eによって支えられている。
【0037】また、図4(b)に示すように、前記冷却
水案内管24bの外周に、端縁が回転軸22の内面に嵌
合する螺旋状冷却水案内羽根24fを設けることもでき
る。 このような構成にすると、冷却水の流路断面積を小
さくすることができ、冷却効率が向上するので、この構
成になる冷却手段24は、図4(a)に示す冷却手段2
4の場合よりも冷却水の供給量を少なくすることができ
るという優れた効果がある。ところで、図4(a),
(b)に示す冷却手段24は、何れも二重管構成になる
ものであるが、例えば、回転軸22の内側に水冷コイル
を内装したり、フィンを設けたりしても良く、また三重
管構成にすることができるので、特に二重管構成に限定
されるものではない。さらに、冷媒として蒸気、ガス等
を用いることができるので冷却水に限定されるものでは
ない。なお、図4(a),(b)において示す矢印の向
きは冷却水の流れ方向を示すものである。
【0038】以下、上記構成になる均し均し装置による
粒状還元鉄原料の均し方法を説明すると、ベルトコンベ
ヤ1で搬送されて原料受入ホッパー11に投入されたペ
レットPは原料供給手段13の原料排出口13bから移
動式炉床炉2の炉床2a上に供給される。原料供給手段
13の中心位置で最大の層厚となる台形状の断面をした
畝状ペレットP 0 は台形状を保持しながら炉床2aの移
動により下流側に送られ、そして均し体21の配設位置
に到達すると、畝状ペレットP 0 の最大の層厚部分は原
料供給手段13又は原料排出口13bの中心対応位置で
分岐している左・右旋回羽根23L,23Rにより2分
割して炉床2aの幅方向の中心付近より幅方向の両端側
へ移動させて分散させ、そして均し体21の高さを適正
に保持することにより、1〜2層の層厚にすることがで
きる。
【0039】ペレットPのこのような均し工程におい
て、均し体21は、ペレットPの供給量を多くしたとき
又はペレットPの平均径が大きくなるときには炉床2a
と螺旋羽根23との間の間隔が大きくなるように上昇さ
れる一方、ペレットPの供給量を少なくしたとき又はペ
レットPの平均径が小さくなるときには炉床2aと螺旋
羽根23との間の間隔が小さくなるように下降され、さ
らにはペレットPの供給量の増減速度や平均径の変動速
度に応じて、炉床2aと螺旋羽根23との間の間隔を拡
縮する拡縮速度が加減され、ペレットPの供給量の微細
な変動に追随して均し体21が昇降される。
【0040】そのため、ペレットPの供給量や平均径の
変動の如何を問わず、従来例のように、ペレットPが均
し体21と炉床2aに挟まれることがないのでペレット
Pに過大な圧壊力が作用するようなことがなく、また螺
旋羽根23がペレットPから離反するようなことがない
ので、ペレットPの割れや粉化を防止しながら、ペレッ
トPを炉床2aの全面に渡って確実に分散させて均すこ
とができる。
【0041】従って、本実施の形態に係る均し装置によ
れば、従来例2の場合よりも、ペレットPが割れたり粉
化を起こすようなことが少なくなるのに加えて、炉床2
aの全面にわたって確実に分散されて均される。従っ
て、ペレットPが十分に還元さ れるので粒状還元鉄の品
質が向上し、そして二次ダストとして排ガス中に飛散す
る粉が少ないため、歩留りの低下を来すようなことがな
い。また、上記のとおり、二次ダストは有効利用に供す
るために、移動式炉床炉内におけるペレットPの加熱や
還元によってペレットPから揮発する亜鉛や鉛等の金属
を多くすることが望まれるが、ペレットPの粉が二次ダ
ストに混入するようなこともないため、二次ダストの価
値が低下するような恐れも少なくなるという優れた効果
がある。
【0042】ところで、以上では、原料供給手段13が
1セット配設されている場合を例として説明したが、移
動式炉床炉2の容量、つまりその炉床2aの幅に応じて
原料供給手段13のセット数を多くすることができる。
この場合には、原料供給手段13のセット数に応じて、
均し体21の左・右旋回羽根の組数を多くしたり、均し
体21の炉床2aの幅方向の配設数を多くするという手
段を採用すれば良い。 また、粒状還元鉄原料の炉床2a
上への供給量が多い場合には、炉床2aの移動方向に複
数の均し体21を設置しても良い。この場合には、原料
供給手段13から離れるほど炉床2aと螺旋羽根23と
の間の間隔を狭めれば良い。
【0043】また、以上では、原料供給手段13が供給
パイプと、この供給パイプに外装された水冷ジャケット
とからなり、垂直に配設されている場合を例として説明
したが、原料供給手段13はシュートやコンベヤであっ
ても良く、傾斜配設されていても良いものである。ま
た、供給パイプの断面形状は円形、楕円形、矩形或いは
異形の何れであっても良い。さらに、原料排出口13b
の下端は炉床2aと平行になる用に形成されているが、
これに限らず、炉床2aに対して傾斜形成されていても
良く、段階状に形成されていても良い。なお、粒状還元
鉄原料の主成分である炭素系還元材料としては石炭、コ
ークス、チャー、オイルコークス等を用いることがで
き、酸化鉄原料としては、例えば鉄鉱石、酸化鉄精鉱、
副製物の酸化鉄、高炉ダスト、製鋼所等の廃材等を採用
することができる。
【0044】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項
に係る均し方法によれば、原料供給手 段から供給される
粒状還元鉄原料の供給量を多くしたとき、又は粒状還元
鉄原料の平均粒径が大きくなるときには炉床と螺旋羽根
との間の間隔が大きくなるように均し体が上昇される一
方、前記原料供給手段から供給される粒状還元鉄原料の
供給量を少なくしたとき、又は粒状還元鉄原料の平均粒
径が小さくなるときには炉床と螺旋羽根との間の間隔が
小さくなるように均し体が下降されるので、粒状還元鉄
原料の供給量の多少、粒状還元鉄原料の平均粒径の大小
の如何にかかわらず、粒状還元鉄原料に過大な圧壊力を
作用させることなく、螺旋羽根により炉床上の粒状還元
鉄原料を炉床の幅方向に移動させて分散させることがで
きる。
【0045】本発明の請求項に係る均し方法によれ
、粒状還元鉄原料の供給量の増減速度又は平均粒径の
変動速度に応じて、炉床と螺旋羽根との間の間隔を拡縮
する拡縮速度が加減されるよう前記均し体が昇降される
ので、粒状還元鉄原料の供給量の増減速度又は平均粒径
の変動速度の如何にかかわらず、粒状還元鉄原料に過大
な圧壊力を作用させることなく、螺旋羽根により炉床上
の粒状還元鉄原料を炉床の幅方向に移動させて分散させ
ることができる。
【0046】本発明の請求項3に係る均し方法及び請求
項8に係る均し装置によれば、原料供給手段から供給さ
れる粒状還元鉄原料が螺旋羽根により炉床の幅方向の中
心付近より両端側に移動させて分散させることができ
る。
【0047】本発明の請求項4に係る均し方法及び請求
項9に係る均し装置によれば、原料供給手段から供給さ
れる粒状還元鉄原料を、前記原料供給手段又は前記原料
排出口の中心対応位置付近を移動分岐点として炉床の幅
方向の両端側に移動させて分散させることができる。
【0048】本発明の請求項5に係る均し方法及び請求
項10に係る均し装置によれば、冷却により均し体の回
転軸の熱膨張が抑制され、この均し体の回転が阻害され
るようなことがないので、この均し体を粒状還元鉄原料
の還元操業中を通じてスムーズに回転させ続けることが
できる。
【0049】本発明の請求項6または請求項7に係る均
し装置によれば、回転駆動装置で回転される均し体の回
転軸が軸昇降装置により上下動可能に支持されていて、
粒状還元鉄原料の供給量の多少、粒状還元鉄原料の平均
粒径の大小、粒状還元鉄原料の供給量の増減速度、粒状
還元鉄原料の平均粒径の変動速度に応じて均し体の回転
軸を上下動させることにより、粒状還元鉄原料に過大な
圧壊力を作用させることなく、均し体の螺旋羽根により
炉床上の粒状還元鉄原料を炉床の幅方向に移動させて分
散させることができる。
【0050】従って、本発明に係る粒状還元鉄原料の均
し方法及び均し装置によれば、従来例2の場合よりも、
粒状還元鉄原料が割れたり粉化を起こすようなことが少
なくなるのに加えて、粒状還元鉄原料は炉床の全面にわ
たって確実に分散されて均され、粒状還元鉄原料が十分
に還元されるので粒状還元鉄の品質が向上し、そして排
ガス中に飛散する粉が少ないため、歩留りの低下を来す
ようなことがない。 また、粒状還元鉄原料の粉が二次ダ
ストに混入するようなこともないため、二次ダストの価
値が低下するような恐れも少なくなるという優れた効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係り、移動式炉床炉の主
要部を示す模式的側面構成説明図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1のB−B線断面図である。
【図4】図4(a)は螺旋羽根を省略して示す本発明の
実施の形態に係る粒状還元鉄原料の均し体の冷却構成説
明図、図4(b)は螺旋羽根を省略して示す他の実施の
形態に係る粒状還元鉄原料の均し体の冷却構成説明図で
ある。
【図5】従来例2に係り、供給装置とペレットレベラの
側面構成説明図である。
【符号の説明】
1…ベルトコンベヤ,2…移動式炉床炉,2a…炉床,
10…供給装置,11…原料受入ホッパー,11a…ス
ライドゲート,12…上部伸縮筒,13…原料供給手
段,13a…昇降用ブラケット,13b…原料排出口,
14…電動シリンダ,14a…伸縮ロッド,15…下部
伸縮筒,20…均し装置,21…均し体,22…回転
軸,22a…軸受,23…旋回羽根,23L…左旋回羽
根,23R…右旋回羽根,24…冷却手段,24a…冷
却水供給管,24b…冷却水案内管,24c…水冷流
路,24d…冷却水排水管,24e…支えリブ,24f
…螺旋状冷却水案内羽根,30…軸昇降用電動シリン
ダ,P…ペレット,P0 …畝状ペレット,T…原料供給
手段の下端と炉床との間の隙間。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−136152(JP,A) 特開 昭53−52208(JP,A) 特開 昭63−137598(JP,A) 特開 平8−302612(JP,A) 特開 平7−217388(JP,A) 特開 平10−263460(JP,A) 特開 平10−20648(JP,A) 米国特許5885521(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C21B 11/08 F27D 3/10

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粒状還元鉄原料を原料供給手段を介して
    移動式炉床炉の炉床上に供給し、前記原料供給手段から
    前記粒状還元鉄原料を排出する原料排出口より炉床移動
    方向の下流側で前記炉床上の粒状還元鉄原料を、この炉
    床上面に分散させて均す粒状還元鉄原料の均し方法にお
    いて、前記炉床上の前記粒状還元鉄原料を、均し体の螺
    旋羽根を回転することにより前記炉床の幅方向に移動さ
    せると共に、前記原料供給手段の下端と前記炉床との間
    の隙間を大きくすることにより前記原料供給手段から供
    給される前記粒状還元鉄原料の供給量を多くしたとき、
    又は前記粒状還元鉄原料の平均粒径が大きくなるときに
    、これらの変動に追随して前記炉床と前記螺旋羽根と
    の間の間隔が大きくなるように前記均し体を上昇させる
    一方、前記隙間を小さくすることにより前記原料供給手
    段から供給される前記粒状還元鉄原料の供給量を少なく
    したとき、又は前記粒状還元鉄原料の平均粒径が小さく
    なるときには、これらの変動に追随して前記炉床と前記
    螺旋羽根との間の間隔が小さくなるように前記均し体を
    下降させることを特徴とする粒状還元鉄原料の均し方
    法。
  2. 【請求項2】 粒状還元鉄原料を原料供給手段を介して
    移動式炉床炉の炉床上に供給し、前記原料供給手段から
    前記粒状還元鉄原料を排出する原料排出口より炉床移動
    方向の下流側で前記炉床上の粒状還元鉄原料を、この炉
    床上面に分散させて均す粒状還元鉄原料の均し方法にお
    いて、前記炉床上の前記粒状還元鉄原料を、均し体の螺
    旋羽根を回転することにより前記炉床の幅方向に移動さ
    せると共に、前記粒状還元鉄原料の供給量の増減速度又
    は平均粒径の変動速度に応じて、前記炉床と前記螺旋羽
    根との間の間隔を拡縮する拡縮速度が加減されるよう前
    記均し体を昇降させることを特徴とする粒状還元鉄原料
    の均し方法。
  3. 【請求項3】 前記原料供給手段から供給される前記粒
    状還元鉄原料を前記螺旋羽根により前記炉床の幅方向の
    中心付近より両端側に移動させて分散させることを特徴
    とする請求項1又は2のうちの何れか一つの項に記載の
    粒状還元鉄原料の均し方法。
  4. 【請求項4】 前記原料供給手段から供給される前記粒
    状還元鉄原料を前記原料供給手段又は前記原料排出口の
    中心対応位置付近を移動分岐点として、前記炉床の幅方
    向の両端側に移動させて分散させることを特徴とする請
    求項3に記載の粒状還元鉄原料の均し方法。
  5. 【請求項5】 前記螺旋羽根が周設されてなる回転軸を
    冷却することを特徴とする請求項1,2,3又は4のう
    ちの何れか一つの項に記載の粒状還元鉄原料の均し方
    法。
  6. 【請求項6】 粒状還元鉄原料を移動式炉床炉の炉床上
    に供給する原料供給手段から前記粒状還元鉄原料を排出
    する原料排出口より炉床移動方向の下流側に配設され、
    前記炉床上に供給された前記粒状還元鉄原料を前記炉床
    上面に分散させて均す粒状還元鉄原料の均し装置におい
    て、前記移動式炉床炉内で回転される回転軸及びこの回
    転軸の外周に周設され、前記炉床上の粒状還元鉄原料を
    前記炉床の幅方向に移動させる螺旋羽根からなる均し体
    と、前記回転軸を回転させる回転駆動装置と、前記粒状
    還元鉄原料の供給量の増減速度又は平均粒径の変動速度
    に応じて、前記炉床と前記螺旋羽根との間の間隔を拡縮
    する拡縮速度が加減されるよう前記均し体を昇降させる
    ために前記回転軸を上下動可能に支持する軸昇降装置と
    からなることを特徴とする粒状還元鉄原料の均し装置。
  7. 【請求項7】 前記原料供給手段が前記炉床との間の隙
    間を自在に調整するものであることを特徴とする請求項
    6に記載の粒状還元鉄原料の均し装置。
  8. 【請求項8】 前記螺旋羽根が、左旋回羽根と右旋回羽
    根とから構成されてなることを特徴とする請求項7に記
    載の粒状還元鉄原料の均し装置。
  9. 【請求項9】 前記螺旋羽根の左旋回羽根と右旋回羽根
    とが、前記原料供給手段又は前記原料排出口の中心対応
    位置付近で分岐してなることを特徴とする請求項8に記
    載の粒状還元鉄原料の均し装置。
  10. 【請求項10】 前記均し体に、前記回転軸を冷却する
    冷却手段を設けたことを特徴とする請求項9に記載の粒
    状還元鉄原料の均し装置。
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