JP2001303982A - 内燃機関用スロットルボディおよびその製造方法 - Google Patents
内燃機関用スロットルボディおよびその製造方法Info
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- JP2001303982A JP2001303982A JP2000333043A JP2000333043A JP2001303982A JP 2001303982 A JP2001303982 A JP 2001303982A JP 2000333043 A JP2000333043 A JP 2000333043A JP 2000333043 A JP2000333043 A JP 2000333043A JP 2001303982 A JP2001303982 A JP 2001303982A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単な構成でアイシングを効果的に防止し、
製造が容易で製造コストを低減することが可能なエンジ
ン用スロットルボディおよびその製造方法を提供する。 【解決手段】 内筒ハウジング20の円筒部21と外筒
ハウジング30の円筒部31との間に温水通路40を形
成し、この温水通路40のサージタンク側開口端部をガ
スケット50により封止している。このため、温水通路
40にエンジン冷却温水を通すことにより、エンジン冷
却温水の熱をスロットル弁14の近傍に伝熱させること
ができる。したがって、簡単な構成でアイシングを効果
的に防止することができる。さらに、内筒ハウジング2
0および外筒ハウジング30を一体に成形することで、
別体に成形する場合に比べスロットルボディ10の組付
工数を低減し、温水通路40を鋳抜きにより形成するこ
とで切削に比べ製造工程を低減し、製造が容易で製造コ
ストを低減することができる。
製造が容易で製造コストを低減することが可能なエンジ
ン用スロットルボディおよびその製造方法を提供する。 【解決手段】 内筒ハウジング20の円筒部21と外筒
ハウジング30の円筒部31との間に温水通路40を形
成し、この温水通路40のサージタンク側開口端部をガ
スケット50により封止している。このため、温水通路
40にエンジン冷却温水を通すことにより、エンジン冷
却温水の熱をスロットル弁14の近傍に伝熱させること
ができる。したがって、簡単な構成でアイシングを効果
的に防止することができる。さらに、内筒ハウジング2
0および外筒ハウジング30を一体に成形することで、
別体に成形する場合に比べスロットルボディ10の組付
工数を低減し、温水通路40を鋳抜きにより形成するこ
とで切削に比べ製造工程を低減し、製造が容易で製造コ
ストを低減することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関(以下、
「内燃機関」をエンジンという)の空気通路を形成する
エンジン用スロットルボディおよびその製造方法に関す
る。
「内燃機関」をエンジンという)の空気通路を形成する
エンジン用スロットルボディおよびその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、エンジンの吸入空気制御を行
うスロットルボディに寒冷地でのアイシング防止を目的
として、スロットル弁近傍のスロットルボディ内にエン
ジン冷却温水による温水通路が形成されるスロットル装
置が知られている。
うスロットルボディに寒冷地でのアイシング防止を目的
として、スロットル弁近傍のスロットルボディ内にエン
ジン冷却温水による温水通路が形成されるスロットル装
置が知られている。
【0003】上記の従来のスロットル装置は、例えば図
6に示すように、アルミニウム製のスロットルボディ1
の内部に吸気通路2を形成し、この吸気通路2の開度を
調節するスロットル弁4を固定するシャフト3がハウジ
ング1に回動可能に支持されている。吸気通路2の近傍
にはエンジン冷却温水を流通させる温水通路6を直状に
形成し、この温水通路6の入口側と出口側に入口パイプ
7と出口パイプ8を取付けている。ハウジング1はアル
ミニウムからなるので、熱伝導性が相対的に良好であ
る。温水通路6にエンジン冷却温水を流すことで、エン
ジン冷却温水のもつ熱をスロットル弁4側に伝熱するよ
うにしている。
6に示すように、アルミニウム製のスロットルボディ1
の内部に吸気通路2を形成し、この吸気通路2の開度を
調節するスロットル弁4を固定するシャフト3がハウジ
ング1に回動可能に支持されている。吸気通路2の近傍
にはエンジン冷却温水を流通させる温水通路6を直状に
形成し、この温水通路6の入口側と出口側に入口パイプ
7と出口パイプ8を取付けている。ハウジング1はアル
ミニウムからなるので、熱伝導性が相対的に良好であ
る。温水通路6にエンジン冷却温水を流すことで、エン
ジン冷却温水のもつ熱をスロットル弁4側に伝熱するよ
うにしている。
【0004】このようにスロットルボディのハウジング
がアルミニウムで形成されている場合、スロットルボデ
ィに形成された温水通路にエンジン冷却温水を流すこと
により、寒冷地での走行中のスロットルバルブアイシン
グを防止している。
がアルミニウムで形成されている場合、スロットルボデ
ィに形成された温水通路にエンジン冷却温水を流すこと
により、寒冷地での走行中のスロットルバルブアイシン
グを防止している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近年、スロットル装置
の軽量化および低コスト化の要求から、スロットルボデ
ィのハウジングを樹脂で成形するものが知られている。
ところが、ハウジングの材質をアルミニウムから樹脂に
変更した場合、樹脂の熱伝導度はアルミニウムに比べて
低いため、従来の温水通路の構造に変更を加えないでそ
のまま使用すると、温水通路に温水を流すことだけでは
吸気通路側への伝熱効果が小さいことからアイシングを
効果的に防止することは困難であった。
の軽量化および低コスト化の要求から、スロットルボデ
ィのハウジングを樹脂で成形するものが知られている。
ところが、ハウジングの材質をアルミニウムから樹脂に
変更した場合、樹脂の熱伝導度はアルミニウムに比べて
低いため、従来の温水通路の構造に変更を加えないでそ
のまま使用すると、温水通路に温水を流すことだけでは
吸気通路側への伝熱効果が小さいことからアイシングを
効果的に防止することは困難であった。
【0006】そこで、特開平8−135506号公報に
開示されるように、スロットルボディの樹脂製ハウジン
グを2分割構造とし、吸気通路の近傍に中空部分を形成
し、この中空部分を温水通路とするエンジン用スロット
ルボディが提案されている。
開示されるように、スロットルボディの樹脂製ハウジン
グを2分割構造とし、吸気通路の近傍に中空部分を形成
し、この中空部分を温水通路とするエンジン用スロット
ルボディが提案されている。
【0007】しかしながら、特開平8−135506号
公報に開示されるスロットルボディでは、ハウジングを
2つの部品で作製する必要があり、さらに2分割したハ
ウジングを1つに組付ける工程が必要となる。このた
め、組付工数が増大し、製造コストが増大するという問
題があった。
公報に開示されるスロットルボディでは、ハウジングを
2つの部品で作製する必要があり、さらに2分割したハ
ウジングを1つに組付ける工程が必要となる。このた
め、組付工数が増大し、製造コストが増大するという問
題があった。
【0008】また、図6に示すアルミニウム製のハウジ
ング1を備えたスロットルボディにおいては、エンジン
冷却温水をスロットルボディ内の一部に設けられた温水
通路6に流すため、温水通路6の近傍のハウジングには
温水の熱が伝わるものの、スロットル弁4を介して隔て
られた側のハウジングまでには十分に温水の熱が伝わら
ない。したがって、温水の熱がハウジング全体に均一に
伝わらず、スロットルバルブのアイシング防止効果が十
分ではなかった。さらにハウジング1の一部を切削する
必要があり、製造工程が増大し、製造コストが増大する
という問題があった。
ング1を備えたスロットルボディにおいては、エンジン
冷却温水をスロットルボディ内の一部に設けられた温水
通路6に流すため、温水通路6の近傍のハウジングには
温水の熱が伝わるものの、スロットル弁4を介して隔て
られた側のハウジングまでには十分に温水の熱が伝わら
ない。したがって、温水の熱がハウジング全体に均一に
伝わらず、スロットルバルブのアイシング防止効果が十
分ではなかった。さらにハウジング1の一部を切削する
必要があり、製造工程が増大し、製造コストが増大する
という問題があった。
【0009】本発明は、このような問題を解決するため
になされたものであり、簡単な構成でアイシングを効果
的に防止するエンジン用スロットルボディを提供するこ
とを目的とする。本発明の他の目的は、製造が容易で製
造コストを低減することが可能なエンジン用スロットル
ボディおよびその製造方法を提供することにある。
になされたものであり、簡単な構成でアイシングを効果
的に防止するエンジン用スロットルボディを提供するこ
とを目的とする。本発明の他の目的は、製造が容易で製
造コストを低減することが可能なエンジン用スロットル
ボディおよびその製造方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
エンジン用スロットルボディ、または請求項5記載のエ
ンジン用スロットルボディの製造方法によると、内筒
と、この内筒の外側に一体に配設される外筒との間に、
軸方向一方の端部側に開口する加熱媒体通路を形成し、
この加熱媒体通路に連通する穴部を外筒に形成し、加熱
媒体通路の軸方向一方の端部側を封止部材により封止し
ている。このため、内筒の外周に形成される加熱媒体通
路に加熱媒体を通すことにより、内筒および外筒を樹脂
材料で成形しても、加熱媒体の熱を弁部材近傍全周に伝
熱させることができる。したがって、簡単な構成でアイ
シングを効果的に防止することができる。
エンジン用スロットルボディ、または請求項5記載のエ
ンジン用スロットルボディの製造方法によると、内筒
と、この内筒の外側に一体に配設される外筒との間に、
軸方向一方の端部側に開口する加熱媒体通路を形成し、
この加熱媒体通路に連通する穴部を外筒に形成し、加熱
媒体通路の軸方向一方の端部側を封止部材により封止し
ている。このため、内筒の外周に形成される加熱媒体通
路に加熱媒体を通すことにより、内筒および外筒を樹脂
材料で成形しても、加熱媒体の熱を弁部材近傍全周に伝
熱させることができる。したがって、簡単な構成でアイ
シングを効果的に防止することができる。
【0011】さらに、内筒と外筒を一体に成形すること
で、別体に成形する場合に比べスロットルボディの組付
工数を低減することができ、組付工数の低減により製造
コストを低減することができる。
で、別体に成形する場合に比べスロットルボディの組付
工数を低減することができ、組付工数の低減により製造
コストを低減することができる。
【0012】さらにまた、内筒および外筒の成形時に加
熱媒体通路を鋳抜きにより形成することができるため、
加熱媒体通路を切削により形成する必要がなく、製造工
程を低減することができ、製造が容易で製造コストをさ
らに低減することができる。
熱媒体通路を鋳抜きにより形成することができるため、
加熱媒体通路を切削により形成する必要がなく、製造工
程を低減することができ、製造が容易で製造コストをさ
らに低減することができる。
【0013】本発明の請求項2記載のエンジン用スロッ
トルボディ、または請求項6記載のエンジン用スロット
ルボディの製造方法によると、内筒と、この内筒の外側
に一体に配設される外筒との間に、軸方向一方の端部側
および軸方向他方の端部側に開口する加熱媒体通路を形
成し、この加熱媒体通路に連通する穴部を外筒に形成
し、加熱媒体通路の軸方向一方の端部側を第1の封止部
材により封止し、加熱媒体通路の軸方向他方の端部側を
第2の封止部材により封止している。このため、内筒の
外周に形成される加熱媒体通路に加熱媒体を通すことに
より、内筒および外筒を樹脂材料で成形しても、加熱媒
体の熱を弁部材近傍全周に伝熱させることができる。し
たがって、簡単な構成でアイシングを効果的に防止する
ことができる。また、例えばエンジンのサージタンク入
口側およびエアクリーナ出口側に開口するように加熱媒
体通路を形成することで、アイシングをさらに効果的に
防止することができる。
トルボディ、または請求項6記載のエンジン用スロット
ルボディの製造方法によると、内筒と、この内筒の外側
に一体に配設される外筒との間に、軸方向一方の端部側
および軸方向他方の端部側に開口する加熱媒体通路を形
成し、この加熱媒体通路に連通する穴部を外筒に形成
し、加熱媒体通路の軸方向一方の端部側を第1の封止部
材により封止し、加熱媒体通路の軸方向他方の端部側を
第2の封止部材により封止している。このため、内筒の
外周に形成される加熱媒体通路に加熱媒体を通すことに
より、内筒および外筒を樹脂材料で成形しても、加熱媒
体の熱を弁部材近傍全周に伝熱させることができる。し
たがって、簡単な構成でアイシングを効果的に防止する
ことができる。また、例えばエンジンのサージタンク入
口側およびエアクリーナ出口側に開口するように加熱媒
体通路を形成することで、アイシングをさらに効果的に
防止することができる。
【0014】さらに、内筒と外筒を一体に成形すること
で、別体に成形する場合に比べスロットルボディの組付
工数を低減することができ、組付工数の低減により製造
コストを低減することができる。
で、別体に成形する場合に比べスロットルボディの組付
工数を低減することができ、組付工数の低減により製造
コストを低減することができる。
【0015】さらにまた、内筒および外筒の成形時に加
熱媒体通路を鋳抜きにより形成することができるため、
加熱媒体通路を切削により形成する必要がなく、製造工
程を低減することができ、製造が容易で製造コストをさ
らに低減することができる。
熱媒体通路を鋳抜きにより形成することができるため、
加熱媒体通路を切削により形成する必要がなく、製造工
程を低減することができ、製造が容易で製造コストをさ
らに低減することができる。
【0016】本発明の請求項3記載のエンジン用スロッ
トルボディ、または請求項7記載のエンジン用スロット
ルボディの製造方法によると、内筒とこの内筒の外側に
一体に配設される外筒とを金属製のコア部材により形成
している。そして、内筒と外筒との間に、軸方向一方の
端部側に開口する加熱媒体通路を形成し、この加熱媒体
通路に連通する穴部を外筒およびハウジングに形成し、
加熱媒体通路の軸方向一方の端部側を封止部材により封
止している。コア部材を金属製とすることにより、内筒
も金属製とすることができ、加熱媒体通路を流通する加
熱媒体の熱を効果的に弁部材近傍全周に伝熱することが
できる。また、コア部材を樹脂製のハウジングの内部に
収容することにより、ハウジングを断熱部材とすること
ができる。そのため、コア部材から外部へ放散される熱
量を低減でき、加熱媒体の熱を弁部材の近傍全周に伝熱
することができる。したがって、簡単な構成でアイシン
グを効果的に防止することができる。
トルボディ、または請求項7記載のエンジン用スロット
ルボディの製造方法によると、内筒とこの内筒の外側に
一体に配設される外筒とを金属製のコア部材により形成
している。そして、内筒と外筒との間に、軸方向一方の
端部側に開口する加熱媒体通路を形成し、この加熱媒体
通路に連通する穴部を外筒およびハウジングに形成し、
加熱媒体通路の軸方向一方の端部側を封止部材により封
止している。コア部材を金属製とすることにより、内筒
も金属製とすることができ、加熱媒体通路を流通する加
熱媒体の熱を効果的に弁部材近傍全周に伝熱することが
できる。また、コア部材を樹脂製のハウジングの内部に
収容することにより、ハウジングを断熱部材とすること
ができる。そのため、コア部材から外部へ放散される熱
量を低減でき、加熱媒体の熱を弁部材の近傍全周に伝熱
することができる。したがって、簡単な構成でアイシン
グを効果的に防止することができる。
【0017】さらに、内筒と外筒とを一体のコア部材と
して成形することにより、別体に成形する場合に比べス
ロットルボディの組付工数を低減することができ、組付
工数の低減により製造コストを低減することができる。
して成形することにより、別体に成形する場合に比べス
ロットルボディの組付工数を低減することができ、組付
工数の低減により製造コストを低減することができる。
【0018】さらにまた、内筒および外筒の成形時に加
熱媒体通路を鋳抜きにより形成することができるため、
加熱媒体通路を切削により形成する必要がなく、製造工
程を低減することができ、製造が容易で製造コストをさ
らに低減することができる。
熱媒体通路を鋳抜きにより形成することができるため、
加熱媒体通路を切削により形成する必要がなく、製造工
程を低減することができ、製造が容易で製造コストをさ
らに低減することができる。
【0019】本発明の請求項4記載のエンジン用スロッ
トルボディ、または請求項8記載のエンジン用スロット
ルボディの製造方法によると、加熱媒体通路はエンジン
の冷却温水を流す通路であるので、エンジン冷却温水の
もつ熱を弁部材近傍全周に確実に伝熱させることができ
る。したがって、簡単な構成でアイシングを効果的にか
つ確実に防止することができる。
トルボディ、または請求項8記載のエンジン用スロット
ルボディの製造方法によると、加熱媒体通路はエンジン
の冷却温水を流す通路であるので、エンジン冷却温水の
もつ熱を弁部材近傍全周に確実に伝熱させることができ
る。したがって、簡単な構成でアイシングを効果的にか
つ確実に防止することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を示す
複数の実施例を図面に基づいて説明する。 (第1実施例)本発明の第1実施例によるエンジン用ス
ロットルボディを図1(A)および(B)に示す。図1
(A)および(B)に示すスロットルボディ10は、エ
ンジンの吸気系に設けられる図2に示すサージタンク1
00の入口側に取付けられる。
複数の実施例を図面に基づいて説明する。 (第1実施例)本発明の第1実施例によるエンジン用ス
ロットルボディを図1(A)および(B)に示す。図1
(A)および(B)に示すスロットルボディ10は、エ
ンジンの吸気系に設けられる図2に示すサージタンク1
00の入口側に取付けられる。
【0021】スロットルボディ10は、二重管構造にな
っており、内筒としての内筒ハウジング20と、弁部材
としてのスロットル弁14と、内筒ハウジング20の外
側に配設される外筒としての外筒ハウジング30と、内
筒ハウジング20と外筒ハウジング30との間に形成さ
れる加熱媒体通路としての温水通路40と、この温水通
路40に連通する穴部33および34と、温水通路40
の軸方向端部側を封止する封止部材としてのガスケット
50とを備えている。内筒ハウジング20および外筒ハ
ウジング30は成形型による樹脂成形により一体に形成
され、図1(B)に示すように、温水通路40の軸方向
反開口端部側で接続している。
っており、内筒としての内筒ハウジング20と、弁部材
としてのスロットル弁14と、内筒ハウジング20の外
側に配設される外筒としての外筒ハウジング30と、内
筒ハウジング20と外筒ハウジング30との間に形成さ
れる加熱媒体通路としての温水通路40と、この温水通
路40に連通する穴部33および34と、温水通路40
の軸方向端部側を封止する封止部材としてのガスケット
50とを備えている。内筒ハウジング20および外筒ハ
ウジング30は成形型による樹脂成形により一体に形成
され、図1(B)に示すように、温水通路40の軸方向
反開口端部側で接続している。
【0022】内筒ハウジング20は、凹凸を設けない単
純形状の円筒部21と、この円筒部21と後述する外筒
ハウジング30の円筒部31とを連結する連結部22と
から構成される。円筒部21は、内部に吸気通路12を
形成し、この吸気通路12の開度を調整するスロットル
弁14をビス15で固定するスロットル軸13がスロッ
トルボディ10に回動可能に支持されている。円筒部2
1の後述する保持部32と対応する位置にスロットル軸
13を貫挿する図2に示す貫通孔21aが二箇所設けら
れている。内筒ハウジング20は、スロットル弁14と
形成するクリアランスを高精度に制御するために、真円
度および内径が高精度に成形されている。
純形状の円筒部21と、この円筒部21と後述する外筒
ハウジング30の円筒部31とを連結する連結部22と
から構成される。円筒部21は、内部に吸気通路12を
形成し、この吸気通路12の開度を調整するスロットル
弁14をビス15で固定するスロットル軸13がスロッ
トルボディ10に回動可能に支持されている。円筒部2
1の後述する保持部32と対応する位置にスロットル軸
13を貫挿する図2に示す貫通孔21aが二箇所設けら
れている。内筒ハウジング20は、スロットル弁14と
形成するクリアランスを高精度に制御するために、真円
度および内径が高精度に成形されている。
【0023】外筒ハウジング30は、内筒ハウジング2
0の外側に内筒ハウジング20と一体に配設され、円筒
部31と、スロットル軸13を支持する保持部32とか
ら構成される。円筒部31は、連結部22により内筒ハ
ウジング20の円筒部21に連結されており、円筒部3
1の周壁を貫通して形成される穴部33および34を有
している。穴部33および34の内壁には、入口パイプ
35および出口パイプ36が外部と温水通路40とを連
通するようにスロットル軸13に直交する方向に設けら
れている。保持部32は円筒部31から径方向外側に突
出しており、スロットル軸13を貫挿するための図2に
示す貫通孔32aが吸気通路12の径方向両側で保持部
32を貫通して形成されている。
0の外側に内筒ハウジング20と一体に配設され、円筒
部31と、スロットル軸13を支持する保持部32とか
ら構成される。円筒部31は、連結部22により内筒ハ
ウジング20の円筒部21に連結されており、円筒部3
1の周壁を貫通して形成される穴部33および34を有
している。穴部33および34の内壁には、入口パイプ
35および出口パイプ36が外部と温水通路40とを連
通するようにスロットル軸13に直交する方向に設けら
れている。保持部32は円筒部31から径方向外側に突
出しており、スロットル軸13を貫挿するための図2に
示す貫通孔32aが吸気通路12の径方向両側で保持部
32を貫通して形成されている。
【0024】温水通路40は、内筒ハウジング20の円
筒部21と外筒ハウジング30の円筒部31との間に鋳
抜きにより形成されており、図1(A)に示すように、
連結部22を残して横断面略C字状に形成されている。
温水通路40は、スロットルボディ10の図2に示すサ
ージタンク100側端部、すなわち軸方向一方の端部側
に開口しており、円筒部31の周壁に外部に開口する穴
部33および34に連通している。図1(B)に示すよ
うに、温水通路40の軸方向開口端部側はゴム材料等の
弾性部材からなる金属製のガスケット50により封止さ
れる。
筒部21と外筒ハウジング30の円筒部31との間に鋳
抜きにより形成されており、図1(A)に示すように、
連結部22を残して横断面略C字状に形成されている。
温水通路40は、スロットルボディ10の図2に示すサ
ージタンク100側端部、すなわち軸方向一方の端部側
に開口しており、円筒部31の周壁に外部に開口する穴
部33および34に連通している。図1(B)に示すよ
うに、温水通路40の軸方向開口端部側はゴム材料等の
弾性部材からなる金属製のガスケット50により封止さ
れる。
【0025】次に、スロットルボディ10の製造方法に
ついて説明する。 (1) 内筒ハウジング20および外筒ハウジング30の
成形時、内筒ハウジング20の円筒部21と外筒ハウジ
ング30の円筒部31との間に連結部22を残して横断
面略C字状となるように、サージタンク100側端部お
よび円筒部31の周壁に開口する温水通路40を樹脂成
形型の鋳抜きにより形成する。
ついて説明する。 (1) 内筒ハウジング20および外筒ハウジング30の
成形時、内筒ハウジング20の円筒部21と外筒ハウジ
ング30の円筒部31との間に連結部22を残して横断
面略C字状となるように、サージタンク100側端部お
よび円筒部31の周壁に開口する温水通路40を樹脂成
形型の鋳抜きにより形成する。
【0026】(2) 成形後、図示しないベアリングおよ
びオイルシールを保持部32内に圧入し、スロットル軸
13を貫通孔21a、32aに挿入する。スロットル軸
13にスロットル弁14を挟み込んでビス15で固定す
る。そして、外筒ハウジング30の穴部33および34
の内壁に入口パイプ35および出口パイプ36を嵌合す
る。
びオイルシールを保持部32内に圧入し、スロットル軸
13を貫通孔21a、32aに挿入する。スロットル軸
13にスロットル弁14を挟み込んでビス15で固定す
る。そして、外筒ハウジング30の穴部33および34
の内壁に入口パイプ35および出口パイプ36を嵌合す
る。
【0027】(3) ガスケット50を用いて、温水通路
40のサージタンク100側開口端部を封止するように
してサージタンク100の入口側にスロットルボディ1
0を取付ける。このとき、弾性部材からなるガスケット
50を用いずに樹脂エラストマー製のプレート等を封止
部材に用いて、熱溶着または接着剤による接着で温水通
路40のサージタンク100側開口端部を封止した後、
スロットルボディ10をサージタンク100の入口側に
取付けてもよい。また、サージタンク100の入口側に
封止部材が備えられている場合、直接スロットルボディ
10をサージタンク100の入口側に取付けてもよい。
40のサージタンク100側開口端部を封止するように
してサージタンク100の入口側にスロットルボディ1
0を取付ける。このとき、弾性部材からなるガスケット
50を用いずに樹脂エラストマー製のプレート等を封止
部材に用いて、熱溶着または接着剤による接着で温水通
路40のサージタンク100側開口端部を封止した後、
スロットルボディ10をサージタンク100の入口側に
取付けてもよい。また、サージタンク100の入口側に
封止部材が備えられている場合、直接スロットルボディ
10をサージタンク100の入口側に取付けてもよい。
【0028】次に、上記の(1)から(3)の工程で製造され
たスロットルボディ10の作動について説明する。スロ
ットル弁14は、図示されていないエンジンのアクセル
ペダルを踏込むと、このアクセルペダルの踏代量に応じ
た量だけアクセペダルに一端が接続された図示しないケ
ーブルが移動し、このケーブルの移動量に対応する量だ
けケーブルの他端側のスロットル軸13が回転駆動さ
れ、この回動角度に等しい角度だけスロットル弁14が
回転する。このスロットル弁14の開度に応じた吸入空
気量が吸気通路12を通ってエンジンピストンのポンピ
ング作用によりシリンダ内に吸込される。例えばエンジ
ンの暖機後、ラジエータとエンジン間の冷却水路を循環
する冷却温水の一部が入口パイプ35から温水通路40
に流入し、この温水通路40に充満される冷却温水のも
つ熱が内筒ハウジング20の円筒部21を伝熱してスロ
ットル弁14の近傍全周を加熱し、温水通路40中の熱
を奪われた冷却温水は、出口パイプ36より上記の冷却
水路に戻される。これにより、スロットル弁14が氷結
により内筒ハウジング20に固着するというアイシング
が防止される。したがって、スロットル装置の適正な駆
動が確保される。
たスロットルボディ10の作動について説明する。スロ
ットル弁14は、図示されていないエンジンのアクセル
ペダルを踏込むと、このアクセルペダルの踏代量に応じ
た量だけアクセペダルに一端が接続された図示しないケ
ーブルが移動し、このケーブルの移動量に対応する量だ
けケーブルの他端側のスロットル軸13が回転駆動さ
れ、この回動角度に等しい角度だけスロットル弁14が
回転する。このスロットル弁14の開度に応じた吸入空
気量が吸気通路12を通ってエンジンピストンのポンピ
ング作用によりシリンダ内に吸込される。例えばエンジ
ンの暖機後、ラジエータとエンジン間の冷却水路を循環
する冷却温水の一部が入口パイプ35から温水通路40
に流入し、この温水通路40に充満される冷却温水のも
つ熱が内筒ハウジング20の円筒部21を伝熱してスロ
ットル弁14の近傍全周を加熱し、温水通路40中の熱
を奪われた冷却温水は、出口パイプ36より上記の冷却
水路に戻される。これにより、スロットル弁14が氷結
により内筒ハウジング20に固着するというアイシング
が防止される。したがって、スロットル装置の適正な駆
動が確保される。
【0029】以上説明した本発明の第1実施例において
は、内筒ハウジング20の円筒部21と外筒ハウジング
30の円筒部31との間に温水通路40を形成し、この
温水通路40のサージタンク100側開口端部をガスケ
ット50により封止している。このため、温水通路40
にエンジン冷却温水を通すことにより、内筒ハウジング
20および外筒ハウジング30を樹脂材料で成形して
も、エンジン冷却温水の熱をスロットル弁14の近傍全
周に伝熱させることができる。したがって、簡単な構成
でアイシングを効果的に防止することができる。
は、内筒ハウジング20の円筒部21と外筒ハウジング
30の円筒部31との間に温水通路40を形成し、この
温水通路40のサージタンク100側開口端部をガスケ
ット50により封止している。このため、温水通路40
にエンジン冷却温水を通すことにより、内筒ハウジング
20および外筒ハウジング30を樹脂材料で成形して
も、エンジン冷却温水の熱をスロットル弁14の近傍全
周に伝熱させることができる。したがって、簡単な構成
でアイシングを効果的に防止することができる。
【0030】さらに第1実施例においては、内筒ハウジ
ング20および外筒ハウジング30を一体に成形するこ
とで、別体に成形する場合に比べスロットルボディ10
の組付工数を低減することができ、組付工数の低減によ
り製造コストを低減することができる。
ング20および外筒ハウジング30を一体に成形するこ
とで、別体に成形する場合に比べスロットルボディ10
の組付工数を低減することができ、組付工数の低減によ
り製造コストを低減することができる。
【0031】さらにまた、第1実施例においては、内筒
ハウジング20および外筒ハウジング30の成形時に温
水通路40を鋳抜きにより形成することができるため、
温水通路40を切削により形成する必要がなく、製造工
程を低減することができ、製造が容易で製造コストをさ
らに低減することができる。
ハウジング20および外筒ハウジング30の成形時に温
水通路40を鋳抜きにより形成することができるため、
温水通路40を切削により形成する必要がなく、製造工
程を低減することができ、製造が容易で製造コストをさ
らに低減することができる。
【0032】(第2実施例)本発明の第2実施例を図3
に示す。第2実施例においては、図1(B)に示す第1
実施例の温水通路40を反サージタンク側端部にも開口
させたものであり、第1実施例と実質的に同一の構成部
分には同一の符号を付し、説明を省略する。図3に示す
スロットルボディ110は、エンジンの吸気系に設けら
れるサージタンク100の入口側とエアクリーナ200
の出口側との間に取付けられる。
に示す。第2実施例においては、図1(B)に示す第1
実施例の温水通路40を反サージタンク側端部にも開口
させたものであり、第1実施例と実質的に同一の構成部
分には同一の符号を付し、説明を省略する。図3に示す
スロットルボディ110は、エンジンの吸気系に設けら
れるサージタンク100の入口側とエアクリーナ200
の出口側との間に取付けられる。
【0033】スロットルボディ110は、二重管構造に
なっており、内筒ハウジング20と、内筒ハウジング2
0の外側に配設される外筒としての外筒ハウジング13
0と、内筒ハウジング20と外筒ハウジング130との
間に形成される加熱媒体通路としての温水通路60と、
温水通路60に連通する穴部133および134と、温
水通路60の両方の軸方向端部側を封止する第1および
第2の封止部材としてのガスケット50および70とを
備えている。内筒ハウジング20および外筒ハウジング
130は成形型による樹脂成形により一体に形成され、
軸方向略中央部で接続している。
なっており、内筒ハウジング20と、内筒ハウジング2
0の外側に配設される外筒としての外筒ハウジング13
0と、内筒ハウジング20と外筒ハウジング130との
間に形成される加熱媒体通路としての温水通路60と、
温水通路60に連通する穴部133および134と、温
水通路60の両方の軸方向端部側を封止する第1および
第2の封止部材としてのガスケット50および70とを
備えている。内筒ハウジング20および外筒ハウジング
130は成形型による樹脂成形により一体に形成され、
軸方向略中央部で接続している。
【0034】外筒ハウジング130は、内筒ハウジング
20の外側に内筒ハウジング20と一体に配設され、円
筒部131を備える。円筒部131は、連結部122に
より内筒ハウジング20の円筒部21に連結されてお
り、円筒部131の周壁を貫通して形成される穴部13
3および134を有している。穴部133および134
の内壁には、入口パイプ35および出口パイプ36が外
部と温水通路60とを連通するようにスロットル軸13
に直交する方向に設けられている。
20の外側に内筒ハウジング20と一体に配設され、円
筒部131を備える。円筒部131は、連結部122に
より内筒ハウジング20の円筒部21に連結されてお
り、円筒部131の周壁を貫通して形成される穴部13
3および134を有している。穴部133および134
の内壁には、入口パイプ35および出口パイプ36が外
部と温水通路60とを連通するようにスロットル軸13
に直交する方向に設けられている。
【0035】温水通路60は、内筒ハウジング20の円
筒部21と外筒ハウジング130の円筒部131との間
に鋳抜きにより、図4に示すように、横断面略C字状に
形成されている。温水通路60は、スロットルボディ1
10のサージタンク100側端部、すなわち軸方向一方
の端部側に開口しており、円筒部131の周壁に開口す
る穴部134に連通している。また温水通路60は、ス
ロットルボディ110のエアクリーナ200側端部、す
なわち軸方向他方の端部側に開口しており、円筒部13
1の周壁に開口する穴部133に連通している。温水通
路60の軸方向両方の開口端部側はゴム材料等の弾性部
材からなるガスケット50および70により封止され
る。
筒部21と外筒ハウジング130の円筒部131との間
に鋳抜きにより、図4に示すように、横断面略C字状に
形成されている。温水通路60は、スロットルボディ1
10のサージタンク100側端部、すなわち軸方向一方
の端部側に開口しており、円筒部131の周壁に開口す
る穴部134に連通している。また温水通路60は、ス
ロットルボディ110のエアクリーナ200側端部、す
なわち軸方向他方の端部側に開口しており、円筒部13
1の周壁に開口する穴部133に連通している。温水通
路60の軸方向両方の開口端部側はゴム材料等の弾性部
材からなるガスケット50および70により封止され
る。
【0036】次に、スロットルボディ110の製造方法
について説明する。内筒ハウジング20および外筒ハウ
ジング130の成形時、サージタンク100側端部、エ
アクリーナ200側端部および円筒部131の周壁に開
口する温水通路60が図4に示す形状となるように、樹
脂成形型の鋳抜きにより形成した後、スロットル軸13
を挿入し、スロットル軸13にスロットル弁14を固定
する。そして、外筒ハウジング130の穴部133およ
び134の内壁に入口パイプ35および出口パイプ36
を嵌合する。
について説明する。内筒ハウジング20および外筒ハウ
ジング130の成形時、サージタンク100側端部、エ
アクリーナ200側端部および円筒部131の周壁に開
口する温水通路60が図4に示す形状となるように、樹
脂成形型の鋳抜きにより形成した後、スロットル軸13
を挿入し、スロットル軸13にスロットル弁14を固定
する。そして、外筒ハウジング130の穴部133およ
び134の内壁に入口パイプ35および出口パイプ36
を嵌合する。
【0037】次に、ガスケット50を用いて、温水通路
60のサージタンク100側開口端部を封止するように
してサージタンク100の入口側にスロットルボディ1
10を取付け、ガスケット70を用いて、温水通路60
のエアクリーナ200側開口端部を封止するようにして
エアクリーナ200の出口側にスロットルボディ110
を取付ける。このとき、弾性部材からなるガスケット5
0および70を用いずに樹脂エラストマー製のプレート
等を封止部材に用いて、熱溶着または接着剤による接着
で温水通路60のサージタンク100側開口端部および
エアクリーナ200側開口端部を封止した後、サージタ
ンク100の入口側およびエアクリーナ200の出口側
にスロットルボディ110を取付けてもよい。また、サ
ージタンク100の入口側に封止部材が備えられている
場合、直接スロットルボディ110をサージタンク10
0の入口側に取付けてもよいし、エアクリーナ200の
出口側に封止部材が備えられている場合、直接スロット
ルボディ110をエアクリーナ200の出口側に取付け
てもよい。
60のサージタンク100側開口端部を封止するように
してサージタンク100の入口側にスロットルボディ1
10を取付け、ガスケット70を用いて、温水通路60
のエアクリーナ200側開口端部を封止するようにして
エアクリーナ200の出口側にスロットルボディ110
を取付ける。このとき、弾性部材からなるガスケット5
0および70を用いずに樹脂エラストマー製のプレート
等を封止部材に用いて、熱溶着または接着剤による接着
で温水通路60のサージタンク100側開口端部および
エアクリーナ200側開口端部を封止した後、サージタ
ンク100の入口側およびエアクリーナ200の出口側
にスロットルボディ110を取付けてもよい。また、サ
ージタンク100の入口側に封止部材が備えられている
場合、直接スロットルボディ110をサージタンク10
0の入口側に取付けてもよいし、エアクリーナ200の
出口側に封止部材が備えられている場合、直接スロット
ルボディ110をエアクリーナ200の出口側に取付け
てもよい。
【0038】このようにして製造されたスロットルボデ
ィ110は、ラジエータとエンジン間の冷却水路を循環
する冷却温水の一部が入口パイプ35から温水通路60
に流入し、温水通路60に充満される冷却温水のもつ熱
が内筒ハウジング20の円筒部21を伝熱してスロット
ル弁14の近傍全周を加熱し、温水通路60中の熱を奪
われた冷却温水は、出口パイプ36より上記の冷却水路
に戻される。これにより、アイシングをさらに効果的に
防止することができる。
ィ110は、ラジエータとエンジン間の冷却水路を循環
する冷却温水の一部が入口パイプ35から温水通路60
に流入し、温水通路60に充満される冷却温水のもつ熱
が内筒ハウジング20の円筒部21を伝熱してスロット
ル弁14の近傍全周を加熱し、温水通路60中の熱を奪
われた冷却温水は、出口パイプ36より上記の冷却水路
に戻される。これにより、アイシングをさらに効果的に
防止することができる。
【0039】以上説明した本発明の第2実施例において
は、内筒ハウジング20の円筒部21と外筒ハウジング
130の円筒部131との間に温水通路60を形成し、
温水通路60のサージタンク100側開口端部およびエ
アクリーナ200側開口端部をガスケット50および7
0により封止している。このため、温水通路60にエン
ジン冷却温水を通すことにより、内筒ハウジング20お
よび外筒ハウジング130を樹脂材料で成形しても、エ
ンジン冷却温水の熱をスロットル弁14の近傍全周に伝
熱させることができる。したがって、簡単な構成でアイ
シングを効果的に防止することができる。
は、内筒ハウジング20の円筒部21と外筒ハウジング
130の円筒部131との間に温水通路60を形成し、
温水通路60のサージタンク100側開口端部およびエ
アクリーナ200側開口端部をガスケット50および7
0により封止している。このため、温水通路60にエン
ジン冷却温水を通すことにより、内筒ハウジング20お
よび外筒ハウジング130を樹脂材料で成形しても、エ
ンジン冷却温水の熱をスロットル弁14の近傍全周に伝
熱させることができる。したがって、簡単な構成でアイ
シングを効果的に防止することができる。
【0040】さらに第2実施例においては、内筒ハウジ
ング20および外筒ハウジング130を一体に成形する
ことで、別体に成形する場合に比べスロットルボディ1
10の組付工数を低減することができ、組付工数の低減
により製造コストを低減することができる。
ング20および外筒ハウジング130を一体に成形する
ことで、別体に成形する場合に比べスロットルボディ1
10の組付工数を低減することができ、組付工数の低減
により製造コストを低減することができる。
【0041】さらにまた、第2実施例においては、内筒
ハウジング20および外筒ハウジング130の成形時に
温水通路60を鋳抜きにより形成することができるた
め、温水通路60を切削により形成する必要がなく、製
造工程を低減することができ、製造が容易で製造コスト
をさらに低減することができる。
ハウジング20および外筒ハウジング130の成形時に
温水通路60を鋳抜きにより形成することができるた
め、温水通路60を切削により形成する必要がなく、製
造工程を低減することができ、製造が容易で製造コスト
をさらに低減することができる。
【0042】上記複数の実施例では、外筒ハウジング3
0、130の穴部33および34、133および134
の内壁に入口パイプ35および出口パイプ36を嵌合し
たが、本発明では、内筒ハウジングおよび外筒ハウジン
グの成形時、入口パイプおよび出口パイプを外筒ハウジ
ングに一体成形により形成してもよい。
0、130の穴部33および34、133および134
の内壁に入口パイプ35および出口パイプ36を嵌合し
たが、本発明では、内筒ハウジングおよび外筒ハウジン
グの成形時、入口パイプおよび出口パイプを外筒ハウジ
ングに一体成形により形成してもよい。
【0043】(第3実施例)本発明の第3実施例を図5
に示す。第3実施例においては、図1に示す第1実施例
の内筒および外筒の一部を金属製のコア部材により形成
したものであり、第1実施例と実質的に同一の構成部分
には同一符号を付し、説明を省略する。スロットルボデ
ィ310は、二重管構造になっており、コア部材320
およびハウジング330から構成されている。コア部材
320は、例えば鉄あるいはアルミニウムなどの金属に
より形成され、内筒部321および外筒部322を有し
ている。内筒部321と外筒部322とは、接続部32
3を介して一体に形成されている。外筒部322は内筒
部321の外側に配設され、内筒部321と外筒部32
2とは一定の間隔を形成するように配設されている。
に示す。第3実施例においては、図1に示す第1実施例
の内筒および外筒の一部を金属製のコア部材により形成
したものであり、第1実施例と実質的に同一の構成部分
には同一符号を付し、説明を省略する。スロットルボデ
ィ310は、二重管構造になっており、コア部材320
およびハウジング330から構成されている。コア部材
320は、例えば鉄あるいはアルミニウムなどの金属に
より形成され、内筒部321および外筒部322を有し
ている。内筒部321と外筒部322とは、接続部32
3を介して一体に形成されている。外筒部322は内筒
部321の外側に配設され、内筒部321と外筒部32
2とは一定の間隔を形成するように配設されている。
【0044】内筒部321と外筒部322との間は上述
のように一定の間隔が形成され、この内筒部321と外
筒部322との間が加熱媒体通路としての温水通路36
0となる。内筒部321の内周側が吸気通路12であ
り、この吸気通路12にスロットル軸13が配設されて
いる。スロットル軸13には、ビス15によりスロット
ル弁が固定されている。
のように一定の間隔が形成され、この内筒部321と外
筒部322との間が加熱媒体通路としての温水通路36
0となる。内筒部321の内周側が吸気通路12であ
り、この吸気通路12にスロットル軸13が配設されて
いる。スロットル軸13には、ビス15によりスロット
ル弁が固定されている。
【0045】ハウジング330は、樹脂により形成さ
れ、コア部材320の外筒部322の外側を覆うように
コア部材320を収容している。ハウジング330およ
び外筒部322には、ハウジング330の周壁および外
筒部322を貫通して形成される穴部331および穴部
332が形成されている。穴部331および穴部332
の内壁には、入口パイプ333および出口パイプ334
が外部と温水通路360とを連通するようにスロットル
軸13に直交する方向に設けられている。
れ、コア部材320の外筒部322の外側を覆うように
コア部材320を収容している。ハウジング330およ
び外筒部322には、ハウジング330の周壁および外
筒部322を貫通して形成される穴部331および穴部
332が形成されている。穴部331および穴部332
の内壁には、入口パイプ333および出口パイプ334
が外部と温水通路360とを連通するようにスロットル
軸13に直交する方向に設けられている。
【0046】温水通路360は、コア部材320の内筒
部321と外筒部322との間の鋳抜きにより形成され
ている。温水通路360は、スロットルボディ310の
図2に示すサージタンク100側端部、すなわち軸方向
一方の端部側に開口しており、外筒部322およびハウ
ジング330を貫通して形成されている穴部331およ
び穴部332に連通している。温水通路360のサージ
タンク100側の開口端部側はゴム材料等の弾性部材か
らなる金属製のガスケット350により封止されてい
る。
部321と外筒部322との間の鋳抜きにより形成され
ている。温水通路360は、スロットルボディ310の
図2に示すサージタンク100側端部、すなわち軸方向
一方の端部側に開口しており、外筒部322およびハウ
ジング330を貫通して形成されている穴部331およ
び穴部332に連通している。温水通路360のサージ
タンク100側の開口端部側はゴム材料等の弾性部材か
らなる金属製のガスケット350により封止されてい
る。
【0047】次に、スロットルボディ310の製造方法
について説明する。コア部材320の成形する際、内筒
部321および外筒部322を一体に成形しつつ、外筒
部322に穴部331および穴部332が形成されるよ
うに、コア部材320を鋳抜きにより形成する。形成さ
れたコア部材320はあらかじめ樹脂により形成されて
いるハウジング330と組み合わされ、コア部材320
はハウジング330の内側に収容される。そして、コア
部材320の内筒部321の内側にスロットル軸13を
挿入し、スロットル軸13にスロットル弁14を固定す
る。そして、外筒部322およびハウジング330に形
成されている穴部331および332の内壁に入口パイ
プ333および出口パイプ334を嵌合する。
について説明する。コア部材320の成形する際、内筒
部321および外筒部322を一体に成形しつつ、外筒
部322に穴部331および穴部332が形成されるよ
うに、コア部材320を鋳抜きにより形成する。形成さ
れたコア部材320はあらかじめ樹脂により形成されて
いるハウジング330と組み合わされ、コア部材320
はハウジング330の内側に収容される。そして、コア
部材320の内筒部321の内側にスロットル軸13を
挿入し、スロットル軸13にスロットル弁14を固定す
る。そして、外筒部322およびハウジング330に形
成されている穴部331および332の内壁に入口パイ
プ333および出口パイプ334を嵌合する。
【0048】次に、ガスケット350を用いて、温水通
路360のサージタンク100側開口端部を封止するよ
うにしてサージタンク100の入口側にスロットルボデ
ィを取付ける。
路360のサージタンク100側開口端部を封止するよ
うにしてサージタンク100の入口側にスロットルボデ
ィを取付ける。
【0049】このようにして製造されたスロットルボデ
ィ310は、ラジエータとエンジン間の冷却水路を循環
する冷却温水の一部が入口パイプ333から温水通路3
60に流入し、温水通路360に充満される冷却温水の
もつ熱がコア部材320内筒部321を伝熱してスロッ
トル弁14の近傍全周を加熱し、温水通路360中の熱
を奪われた冷却温水は、出口パイプ334より冷却水路
に戻される。これにより、アイシングをさらに効果的に
防止することができる。
ィ310は、ラジエータとエンジン間の冷却水路を循環
する冷却温水の一部が入口パイプ333から温水通路3
60に流入し、温水通路360に充満される冷却温水の
もつ熱がコア部材320内筒部321を伝熱してスロッ
トル弁14の近傍全周を加熱し、温水通路360中の熱
を奪われた冷却温水は、出口パイプ334より冷却水路
に戻される。これにより、アイシングをさらに効果的に
防止することができる。
【0050】以上説明した本発明の第3実施例において
は、内筒部321および外筒部322からなるコア部材
320を金属により形成し、内筒部321と外筒部32
2との間に温水通路360を形成している。そして、温
水通路360のサージタンク100側開口端部をガスケ
ット350により封止している。このため、温水通路3
60にエンジン冷却温水を通すことにより、伝熱性の高
い金属性のコア部材320を経由してエンジン冷却温水
の熱をスロットル弁14の近傍全周に伝熱させることが
できる。したがって、簡単な構成でアイシングを効果的
に防止することができる。
は、内筒部321および外筒部322からなるコア部材
320を金属により形成し、内筒部321と外筒部32
2との間に温水通路360を形成している。そして、温
水通路360のサージタンク100側開口端部をガスケ
ット350により封止している。このため、温水通路3
60にエンジン冷却温水を通すことにより、伝熱性の高
い金属性のコア部材320を経由してエンジン冷却温水
の熱をスロットル弁14の近傍全周に伝熱させることが
できる。したがって、簡単な構成でアイシングを効果的
に防止することができる。
【0051】さらに第3実施例においては、コア部材3
20をハウジング330に収容する構成とすることで、
スロットルボディ110の組付工数を低減することがで
き、組付工数の低減により製造コストを低減することが
できる。
20をハウジング330に収容する構成とすることで、
スロットルボディ110の組付工数を低減することがで
き、組付工数の低減により製造コストを低減することが
できる。
【0052】さらにまた、第3実施例においては、コア
部材320の内筒部321および外筒部322の間に温
水通路360を鋳抜きにより形成することができるた
め、温水通路360を切削により形成する必要がなく、
製造工程を低減することができ、製造が容易で製造コス
トをさらに低減することができる。
部材320の内筒部321および外筒部322の間に温
水通路360を鋳抜きにより形成することができるた
め、温水通路360を切削により形成する必要がなく、
製造工程を低減することができ、製造が容易で製造コス
トをさらに低減することができる。
【図1】本発明の第1実施例によるエンジン用スロット
ルボディを示すものであって、(A)は横断面図であ
り、(B)は(A)のB−B線断面図である。
ルボディを示すものであって、(A)は横断面図であ
り、(B)は(A)のB−B線断面図である。
【図2】本発明の第1実施例によるエンジン用スロット
ルボディを示す分解斜視図である。
ルボディを示す分解斜視図である。
【図3】本発明の第2実施例によるエンジン用スロット
ルボディを示す縦断面図である。
ルボディを示す縦断面図である。
【図4】本発明の第2実施例によるエンジン用スロット
ルボディの温水通路を示す立体模式図である。
ルボディの温水通路を示す立体模式図である。
【図5】本発明の第3実施例によるエンジン用スロット
ルボディを示すものであって、(A)は横断面図であ
り、(B)は(A)のB−B線断面図である。
ルボディを示すものであって、(A)は横断面図であ
り、(B)は(A)のB−B線断面図である。
【図6】従来のエンジン用スロットルボディを示す横断
面図である。
面図である。
10、110、310 スロットルボディ 12 吸気通路(空気通路) 13 スロットル軸 14 スロットル弁(弁部材) 20 内筒ハウジング(内筒) 21 円筒部 30、130 外筒ハウジング(外筒) 31、131 円筒部 33、34、133、134、331、332 穴部 35、333 入口パイプ 36、334 出口パイプ 40、60、360 温水通路(加熱媒体通路) 50、350 ガスケット(封止部材、第1の封止部
材) 70 ガスケット(第2の封止部材) 100 サージタンク 200 エアクリーナ 320 コア部材 330 ハウジング 321 内筒部 322 外筒部
材) 70 ガスケット(第2の封止部材) 100 サージタンク 200 エアクリーナ 320 コア部材 330 ハウジング 321 内筒部 322 外筒部
Claims (8)
- 【請求項1】 内部に形成される空気通路の空気流量を
調節する内燃機関用スロットルボディであって、 空気通路を有する内筒と、 前記空気通路の開度を制御するように前記内筒の内部に
設けられる弁部材と、 前記内筒の外側に前記内筒と一体に配設される外筒と、 前記内筒と前記外筒との間に形成され、軸方向一方の端
部側に開口する加熱媒体通路と、 前記外筒に形成され、前記加熱媒体通路に連通する穴部
と、 前記加熱媒体通路の前記軸方向一方の端部側を封止する
封止部材と、 を備えることを特徴とする内燃機関用スロットルボデ
ィ。 - 【請求項2】 内部に形成される空気通路の空気流量を
調節する内燃機関用スロットルボディであって、 空気通路を有する内筒と、 前記空気通路の開度を制御するように前記内筒の内部に
設けられる弁部材と、 前記内筒の外側に前記内筒と一体に配設される外筒と、 前記内筒と前記外筒との間に形成され、軸方向一方の端
部側および軸方向他方の端部側に開口する加熱媒体通路
と、 前記外筒に形成され、前記加熱媒体通路に連通する穴部
と、 前記加熱媒体通路の前記軸方向一方の端部側を封止する
第1の封止部材と、 前記加熱媒体通路の前記軸方向他方の端部側を封止する
第2の封止部材と、 を備えることを特徴とする内燃機関用スロットルボデ
ィ。 - 【請求項3】 内部に形成される空気通路の空気流量を
調節する内燃機関用スロットルボディであって、 空気通路が形成されている内筒、ならびに前記内筒の外
側に前記内筒と一体に配設されている外筒を有する金属
製のコア部材と、 前記空気通路の開度を制御するように前記内筒の内部に
設けられている弁部材と、 前記コア部材を内部に収容する樹脂製のハウジングと、 前記内筒と前記外筒との間に形成され、軸方向一方の端
部側に開口する加熱媒体通路と、 前記外筒および前記ハウジングに形成され、前記加熱媒
体通路に連通する穴部と、 前記加熱媒体通路の前記軸方向一方の端部側を封止する
封止部材と、 を備えることを特徴とする内燃機関用スロットルボデ
ィ。 - 【請求項4】 前記加熱媒体通路は、内燃機関の冷却温
水を流す通路であることを特徴とする請求項1、2また
は3記載の内燃機関用スロットルボディ。 - 【請求項5】 内部に形成される空気通路の空気流量を
調節する内燃機関用スロットルボディを製造する方法で
あって、 内筒、ならびに前記内筒の外側に配設される外筒を一体
に成形し、前記内筒と前記外筒との間に軸方向一方の端
部側に開口する加熱媒体通路を形成し、前記外筒に前記
加熱媒体通路に連通する穴部を形成する工程と、 前記内筒の内部に弁部材を設けた後、前記加熱媒体通路
の前記軸方向一方の端部側を封止部材で封止する工程
と、 を含むことを特徴とする内燃機関用スロットルボディの
製造方法。 - 【請求項6】 内部に形成される空気通路の空気流量を
調節する内燃機関用スロットルボディを製造する方法で
あって、 内筒、ならびに前記内筒の外側に配設される外筒を一体
に成形し、前記内筒と前記外筒との間に軸方向一方の端
部側および軸方向他方の端部側に開口する加熱媒体通路
を形成し、前記外筒に前記加熱媒体通路に連通する穴部
を形成する工程と、 前記内筒の内部に前記弁部材を設けた後、前記加熱媒体
通路の前記軸方向一方の端部側を第1の封止部材で封止
し、前記加熱媒体通路の前記軸方向他方の端部側を第2
の封止部材で封止する工程と、 を含むことを特徴とする内燃機関用スロットルボディの
製造方法。 - 【請求項7】 内部に形成される空気通路の空気流量を
調節する内燃機関用スロットルボディを製造する方法で
あって、 内筒、ならびに前記内筒の外側に配設される外筒が一体
に成形され、前記内筒と前記外筒との間に軸方向一方の
端部側に開口する加熱媒体通路を有する金属製のコア部
材を形成する工程と、 前記コア部材を収容可能な樹脂製のハウジングに、前記
コア部材を載置する工程と、 前記外筒および前記ハウジングに前記加熱媒体通路に連
通する穴部を形成する工程と、 前記内筒の内部に弁部材を設けた後、前記加熱媒体通路
の前記軸方向一方の端部側を封止部材で封止する工程
と、 を含むことを特徴とする内燃機関用スロットルボディの
製造方法。 - 【請求項8】 前記加熱媒体通路は、内燃機関の冷却温
水を流す通路であることを特徴とする請求項5、6また
は7記載の内燃機関用スロットルボディの製造方法。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000333043A JP2001303982A (ja) | 2000-02-16 | 2000-10-31 | 内燃機関用スロットルボディおよびその製造方法 |
US09/781,193 US6408817B2 (en) | 2000-02-16 | 2001-02-13 | Throttle body for an internal combustion engine and its manufacturing method and a throttle apparatus using the same |
DE60131210T DE60131210T2 (de) | 2000-02-16 | 2001-02-15 | Drosselklappenstutzen für eine Brennkraftmaschine und Verfahren zu seiner Herstellung |
EP06119023A EP1724459A2 (en) | 2000-02-16 | 2001-02-15 | Throttle body for an internal combustion engine and its manufacturing method and a throttle apparatus using the same |
EP01103746A EP1126154B1 (en) | 2000-02-16 | 2001-02-15 | Throttle body for an internal combustion engine and its manufacturing method and a throttle apparatus using the same |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000-37954 | 2000-02-16 | ||
JP2000037954 | 2000-02-16 | ||
JP2000333043A JP2001303982A (ja) | 2000-02-16 | 2000-10-31 | 内燃機関用スロットルボディおよびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001303982A true JP2001303982A (ja) | 2001-10-31 |
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ID=26585463
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2000333043A Pending JP2001303982A (ja) | 2000-02-16 | 2000-10-31 | 内燃機関用スロットルボディおよびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001303982A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2017180301A (ja) * | 2016-03-30 | 2017-10-05 | 株式会社Subaru | 内燃機関の吸気整流装置 |
WO2017179392A1 (ja) * | 2016-04-12 | 2017-10-19 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | バルブボディ、電子制御スロットルボディ、モータ駆動式スロットルボディ、及びバルブ装置 |
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-
2000
- 2000-10-31 JP JP2000333043A patent/JP2001303982A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US10767544B2 (en) | 2016-04-12 | 2020-09-08 | Hitachi Automotive Systems, Ltd. | Valve body, electronic control throttle body, motor-driven throttle body, and valve device |
US20220282689A1 (en) * | 2021-03-02 | 2022-09-08 | Hyundai Motor Company | Apparatus and method for throttle valve heating control of exhaust gas recirculation (egr) system for combustion engine |
US11614056B2 (en) * | 2021-03-02 | 2023-03-28 | Hyundai Motor Company | Apparatus and method for throttle valve heating control of exhaust gas recirculation (EGR) system for combustion engine |
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