JP2001303670A - 外壁パネルおよび該外壁パネルを使用したユニット建物 - Google Patents

外壁パネルおよび該外壁パネルを使用したユニット建物

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JP2001303670A
JP2001303670A JP2000119475A JP2000119475A JP2001303670A JP 2001303670 A JP2001303670 A JP 2001303670A JP 2000119475 A JP2000119475 A JP 2000119475A JP 2000119475 A JP2000119475 A JP 2000119475A JP 2001303670 A JP2001303670 A JP 2001303670A
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Japan
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wall panel
unit building
foam
corner
external wall
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JP2000119475A
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Kazumichi Matsuda
一道 松田
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ユニット建物の入隅部分に取付けられる外壁
パネルの取付けが容易で精度のバラツキの問題を解消す
ること。 【解決手段】 表面に金属薄板23を有し、裏面に無機
不燃材24を有すると共に、金属薄板23と無機不燃材
24との間に発泡体25を充填した外壁パネル22及び
当該外壁パネル22を平面視L型に形成し、ユニット建
物の入隅部21に取付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、建物の入隅部分
に取付けられる外壁パネルおよび該外壁パネルを使用し
たユニット建物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複数の建物ユニットを組合せてユニット
建物を構築するユニット工法が行われている。このユニ
ット建物では、入隅部分を構成する場合、図4に示すよ
うに、予め工場で建物ユニット1の柱2に、表面にレリ
ーフが設けられた硬質木片セメント板3と鉄フレーム4
とで構成された細幅のパネル5を固定しておき、現地で
建物ユニット1を据付けた後、入隅部分の目地にガスケ
ット6を挿入するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のユニット建物の入隅部分の構造では、ユニッ
ト建物のプランによっては、柱2の肉厚が6〜9mmと
厚くなるため、パネル5を固定するビスの下穴を開ける
のに時間がかかるという問題がある。
【0004】また、建物ユニット1の配置精度やパネル
5の取付精度が出ないと、ガスケット6を挿入する部分
の目地寸法にバラツキが生じ、雨仕舞の面で問題となり
やすい。
【0005】そこで、本発明の目的は、上記の問題点を
解消し、取付けが容易で精度のバラツキの問題を解消す
ることのできる外壁パネルおよび該外壁パネルを使用し
たユニット建物を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載された発明では、表面に金属薄板を
有し、裏面に無機不燃材を有すると共に、金属薄板と無
機不燃材との間に発泡体が充填されたことを特徴として
いる。
【0007】このように構成された請求項1にかかる発
明によれば、前記外壁パネルの裏面を無機不燃材として
表面の金属薄板と複合させることにより、外壁材として
の防火性能を十分に発揮させることが可能となる。
【0008】金属薄板と無機不燃材との間に発泡体を充
填させることにより、外壁材としての強度を確保し、レ
リーフ形状を保持することができる。
【0009】そして、金属薄板をプレス加工することに
より、外壁材の表面に任意のレリーフを形成することが
できる。
【0010】請求項2に記載された発明では、前記金属
薄板がアルミニウム、前記無機不燃材が石膏ボード、前
記発泡体がウレタンフォームからなることを特徴として
いる。
【0011】このように構成された請求項2にかかる発
明によれば、前記金属薄板にアルミニウムを用いること
により耐候性や加工性を得ることができる。
【0012】発泡体にウレタンフォームを用いることに
より、軽量化と断熱性を得ることができる。
【0013】請求項3に記載された発明では、請求項1
又は請求項2記載の外壁パネルを平面視L型に形成しユ
ニット建物の入隅部分に取付けたことを特徴としてい
る。
【0014】このように構成された請求項3にかかる発
明によれば、前記ユニット建物の入隅部分に対して平面
視L型に形成された外壁パネルを取付けることにより、
固定を容易化することができる。
【0015】外壁パネルは、平面視L型に折曲げられた
金属薄板を備えているため、入隅部分のガスケットが不
要となると共に、金属薄板が撓んで精度のバラツキを吸
収するので、雨仕舞の問題が解消される。
【0016】
【発明の実施の形態1】以下、本発明の具体的な実施の
形態1について、図示例と共に説明する。
【0017】図1〜図3は、この発明の実施の形態1を
示すものである。
【0018】まず、構成を説明すると、図1に示すよう
に、複数の建物ユニット11〜14を組合せることによ
りユニット建物15が構築されている。この建物ユニッ
ト11〜14は、それぞれ、4本のユニット柱16(図
2参照)の上端間を天井梁で連結すると共に、下端間を
床梁で連結してなるボックスラーメン構造体に、壁パネ
ルや床パネルや天井パネルなどのパネル類を取付けたも
のである。
【0019】そして、このユニット建物15の入隅部分
21には、以下のような外壁パネル22が、建物ユニッ
ト11,12の現地据付け後に取付けられる。この外壁
パネル22は、表面に金属薄板23を有し、裏面に無機
不燃材24を有すると共に、金属薄板23と無機不燃材
24との間に発泡体25が充填された構造を備えてい
る。
【0020】金属薄板23は、プレス成形によって表面
にレリーフ26が形成されており、全体としては入隅部
分21の形状に合うよう平面視L型に折曲げられてい
る。金属薄板23には、耐候性や加工性を有するアルミ
ニウムの薄板を用いるのが好ましい。また、金属薄板2
3には、防火上有効な鋼板としても良い。
【0021】無機不燃材24は、平面視L型に組合せら
れた2枚の石膏ボードからなり、ユニット柱16の直近
に位置する間柱27(コーナースタッド)に取付金具2
8を介して固定されるようになっている。なお、間柱2
7には、工場段階で、図示しない下穴が予め形成されて
いる。
【0022】発泡体25は、金属薄板23と無機不燃材
24との間の空隙に発泡剤を注入して発泡させたもので
あり、金属薄板23と無機不燃材24とを接合して一体
化すると共に、金属薄板23のレリーフ26形状を保持
するものである。発泡体25には、ウレタンフォームを
用いるのが好ましい。また、発泡体25として難燃性を
有するイソシアヌレートフォームを用いても良い。
【0023】前記取付金具28は、金属薄板23と無機
不燃材24との端部間に取付けられて、無機不燃材24
を保持すると共に、発泡剤の流出を防止するものであ
り、平面視L型を有している。取付金具28には、防火
上有効な鋼製とするのが好ましい。
【0024】また、金属薄板23の端部および上下部に
は縁部29が折曲げ形成されているが、この縁部29の
ない金属薄板23上下のコーナー部分には、発泡剤の流
出を防止するための蓋部材30が取付けられている。
【0025】一方、ユニット建物15の入隅部分21以
外の一般部には、硬質木片セメント板などの窯業系の外
壁材31が予め工場段階で取付けられている。そして、
上記外壁パネル22は外壁材31の間に上方から挿入す
るようにして取付けられる。
【0026】次に、この実施の形態1の作用について説
明する。
【0027】入隅部分21以外の一般部に硬質木片セメ
ント板などの窯業系の外壁材31が予め工場段階で取付
けられた建物ユニット11,12を現地で据付けた後
に、入隅部分21に対して外壁パネル22を上方から挿
入配置する。そして、ユニット柱16の直近に位置する
間柱27(コーナースタッド)に予め形成された下穴に
対して外壁パネル22の取付金具28部分を、正面から
ネジなどで固定する。以上により、入隅部分21に外壁
パネル22が取付けられる。このように間柱27に固定
することにより、ユニット柱16への固定が解消され、
固定を容易化することができる。
【0028】外壁パネル22は、入隅部分21の形状に
合うよう平面視L型に折曲げられた金属薄板23を備え
ているため、入隅部分21のガスケットが不要となると
共に、金属薄板23が撓んで精度のバラツキを吸収する
ので、雨仕舞の問題が解消される。
【0029】また、外壁パネル22の裏面を無機不燃材
24として金属薄板23と複合させることにより、外壁
材としての防火性能を十分に発揮させることが可能とな
る。
【0030】更に、金属薄板23と無機不燃材24との
間に発泡体25を充填させることにより、外壁材として
の強度を確保し、レリーフ26形状を保持することがで
きる。
【0031】そして、金属薄板23をプレス加工するこ
とにより、外壁材の表面に任意のレリーフ26を形成す
ることができる。
【0032】また、外壁下部の水切を継ぐ作業を外壁パ
ネル22を取付ける前に行うことにより、大きな作業空
間を確保して、作業性を向上することができる。
【0033】更に、金属薄板23と無機不燃材24との
間に発泡体25を充填しているので、軽量化を計ること
ができる。しかも、発泡体25により、冷橋部となりや
すいユニット柱16回りの断熱性を強化することができ
る。
【0034】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1の発
明によれば、外壁パネルの裏面を無機不燃材として表面
の金属薄板と複合させることにより、外壁材としての防
火性能を十分に発揮させることが可能となる。
【0035】金属薄板と無機不燃材との間に発泡体を充
填させることにより、外壁材としての強度を確保し、レ
リーフ形状を保持することができる。
【0036】そして、金属薄板をプレス加工することに
より、外壁材の表面に任意のレリーフを形成することが
できる。
【0037】請求項2の発明によれば、金属薄板にアル
ミニウムを用いることにより耐候性や加工性を得ること
ができる。
【0038】発泡体にウレタンフォームを用いることに
より、軽量化と断熱性を得ることができる。
【0039】請求項3の発明によれば、ユニット建物の
入隅部分に対して平面視L型に形成された外壁パネルを
取付けることにより、固定を容易化することができる。
【0040】外壁パネルは、平面視L型に折曲げられた
金属薄板を備えているため、入隅部分のガスケットが不
要となると共に、金属薄板が撓んで精度のバラツキを吸
収するので、雨仕舞の問題が解消される、という実用上
有益な効果を発揮し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1にかかるユニット建物の
斜視図である。
【図2】図1の入隅部分の断面図である。
【図3】図1の外壁パネルの斜視図である。
【図4】従来例の入隅部分の断面図である。
【符号の説明】
15ユニット建物 21 入隅部分 22 外壁パネル 23 金属薄板 24 無機不燃材 25 発泡体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面に金属薄板を有し、裏面に無機不燃材
    を有すると共に、金属薄板と無機不燃材との間に発泡体
    が充填されたことを特徴とする外壁パネル。
  2. 【請求項2】前記金属薄板がアルミニウム、前記無機不
    燃材が石膏ボード、前記発泡体がウレタンフォームから
    なることを特徴とする請求項1記載の外壁パネル。
  3. 【請求項3】請求項1又は請求項2記載の外壁パネルを
    平面視L型に形成し入隅部分に取付けたことを特徴とす
    るユニット建物。
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