JP2001302869A - ビニルアルコール系重合体組成物および成形品 - Google Patents

ビニルアルコール系重合体組成物および成形品

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 成形性に優れたPVA系重合体組成物、並び
に該PVA系重合体組成物からなる強度に優れ、さらに
べとつきが少ないなど品質の良い成形品を提供するこ
と。 【解決手段】 ビニルアルコール系重合体(A)、ビニ
ルアミド系重合体(B)およびアルカリ金属(C)から
なり、成分(A)100重量部に対する成分(B)の配
合割合が0.1〜50重量部、成分(C)の配合割合が
ナトリウム換算で0.0001〜1重量部であるPVA
系重合体組成物、並びに該PVA系重合体組成物からな
る成形品に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビニルアルコール
系重合体(以下、PVA系重合体と略記する)、ビニル
アミド系重合体およびアルカリ金属塩からなり、成形性
および強度に優れたPVA系重合体組成物、並びに該P
VA系重合体組成物からなる成形品に関する。さらに詳
しくは融点が低く、成形性、強度に優れたPVA系重合
体組成物、並びに該PVA系重合体組成物からなる成形
品に関する。
【0002】
【従来の技術】PVA系重合体は代表的な水溶性樹脂で
あり、けん化度によって溶解速度は異なるが、通常、水
に溶解してその形状をなくす性質を有している。また、
PVA系重合体は造膜性、透明性および機械的強度に優
れ、他の樹脂と比較してもより優れた素材であることが
知られており、紙用コーティング剤および紙用内添剤な
どの紙用改質剤;紙、木材および無機物等の接着剤;経
糸糊剤、フィルムおよびシート等に幅広く使用されてい
る。さらにPVA系重合体は生分解性を有する樹脂であ
り、水に溶解したPVA系重合体が環境を汚染するよう
なことはない。
【0003】ところで、PVA系重合体を熱処理および
熱成形する際には、熱安定性(着色、臭気、粘度等)が
極めて重要となる。特に溶融成形に関しては、PVA系
重合体は結晶融点と分解開始温度が近いため、ポリエチ
レンやポリプロピレン、ポリ塩化ビニルなどの樹脂に比
べると劣化が激しく、熱安定性が極めて低い。従って、
PVA系重合体を容易に溶融成形するためには、けん化
度を下げる、コモノマーを共重合させる、あるいは可塑
剤や水を添加する等の方法によって、融点を低くする工
夫が必要である。しかし、これらの方法では得られた成
形物を高湿下で放置した際の強度や弾性率が低下するこ
とがあり、決して十分なレベルとはいえず、またそのよ
うな方法では、用いることができるPVA系重合体のけ
ん化度、変性度等の適用範囲が狭くなる。また、溶融成
形性を向上させるためにエチレンを25〜50モル%共
重合したエチレン−ビニルアルコール共重合体は代表的
なガスバリアー材として良く知られており、熱安定性の
改良に関しては種々の工夫がなされているが、更なる改
良が望まれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、PV
A系重合体にビニルアミド系重合体およびアルカリ金属
塩を配合させることにより、成形品に着色やゲルがほと
んど認められず、樹脂の劣化による発煙や分解臭がほと
んど認められないなど成形性に優れたPVA系重合体組
成物、並びに該PVA系重合体組成物からなる、強度に
優れ、さらにべとつきの少ない成形品を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決するために鋭意検討した結果、ビニルアミド系重合
体およびアルカリ金属塩をPVA系重合体に特定量配合
させることにより、成形性および強度に優れたPVA系
重合体組成物が得られることを見出し、本発明を完成さ
せるに至った。
【0006】すなわち本発明は、PVA系重合体
(A)、ビニルアミド系重合体(B)およびアルカリ金
属塩(C)からなり、成分(A)100重量部に対する
成分(B)の配合割合が0.1〜50重量部、成分
(C)中のアルカリ金属の配合割合が0.0001〜1
重量部であるPVA系重合体組成物、並びに該PVA系
重合体組成物からなる成形品である。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に本発明について詳細に説明
する。本発明で用いられるPVA系重合体(A)として
は、例えば、ビニルエステルの重合体をけん化すること
により得られたものを用いることができる。前記ビニル
エステルとしては、例えば、ギ酸ビニル、酢酸ビニル、
プロピオン酸ビニル、ピバリン酸ビニルなどが挙げられ
るが、工業的には酢酸ビニルを用いるのが好ましい。P
VA系重合体(A)のうち、後述するα−オレフィン単
位を含有するPVA系重合体などのそれ自体が溶融成形
可能なPVA系重合体がより好適に用いられる。
【0008】ビニルエステル重合体の重合方法として
は、塊状重合法、溶液重合法、懸濁重合法、乳化重合法
などの公知の方法が挙げられる。その中でも、無溶媒あ
るいはアルコールなどの溶媒中で重合する塊状重合法や
溶液重合法が通常採用される。溶液重合時に溶媒として
使用されるアルコールとしては、メチルアルコール、エ
チルアルコール、プロピルアルコールなどの低級アルコ
ールが挙げられる。重合に使用される開始剤としては、
例えば、α,α’−アゾビスイソブチロニトリル、2,
2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)、
過酸化ベンゾイル、n−プロピルパーオキシカーボネー
トなどのアゾ系開始剤または過酸化物系開始剤などの公
知の開始剤が挙げられる。重合温度については特に制限
はないが、−30〜200℃の範囲が適当である。
【0009】ビニルエステル重合体は公知の方法によっ
てけん化される。例えば、アルコールに溶解した状態で
けん化される。けん化反応に使用されるアルコールとし
ては、メチルアルコール、エチルアルコールなどの低級
アルコールが挙げられ、メチルアルコールが特に好適に
使用される。けん化反応に使用されるアルコールには、
40重量%以下であれば、アセトン、酢酸メチル、酢酸
エチル、ベンゼン等の溶剤を配合していてもよい。けん
化反応に用いられる触媒としては、水酸化カリウム、水
酸化ナトリウムなどのアルカリ金属の水酸化物、ナトリ
ウムメチラートなどのアルカリ触媒、あるいは鉱酸など
の酸触媒が用いられる。けん化反応の温度については特
に制限はないが、20〜60℃の範囲が適当である。け
ん化反応の進行に伴って、ゲル状生成物が析出してくる
場合には、その時点で生成物を粉砕し、洗浄後、乾燥す
ることにより、本発明に用いることができるPVA系重
合体が得られる。
【0010】PVA系重合体(A)はN−ビニルアミド
単位を共重合成分として含有していてもよい。 N−ビ
ニルアミド単位としては、例えば、 N−ビニルホルム
アミド、 N−メチル−N−ビニルホルムアミド、N−
ビニルアセトアミド、N−メチル−N−ビニルアセトア
ミド、N−ビニル−2−ピロリドン、N−ビニル−2−
カプロラクタム等から誘導される単位が挙げられる。こ
れらのN−ビニルアミド単位の含有量は0.1〜20モ
ル%が好ましく、含有量が20モル%を越える場合に
は、成形品の機械的強度が低下することがある。
【0011】また、 PVA系重合体(A)はポリオキ
シアルキレン基を有する単位を含有していてもよい。ポ
リオキシアルキレン基を有する単位としては、例えば、
ポリオキシプロピレン(メタ)アクリル酸アミド、ポリ
オキシプロピレン(メタ)アリルエーテル、ポリオキシ
プロピレン(メタ)ビニルエーテル等から誘導される単
位が挙げられる。これらのポリオキシアルキレン基を有
する単位の含有量は0.1〜20モル%が好ましく、含
有量が20モル%を越える場合には、成形品の機械的強
度が低下することがある。
【0012】さらに、PVA系重合体(A)はα−オレ
フィン単位を含有していてもよい。α−オレフィン単位
としては、炭素数4以下のものが好ましく、例えば、エ
チレン、プロピレン、1−ブテン、イソブテン等から誘
導される単位が挙げられるが、耐水性、吸湿性を考慮す
ると、エチレン単位がより好ましい。α−オレフィン単
位の含有量は、1〜60モル%が好ましく、含有量が6
0モル%を越える場合には、変性PVAとしての特徴が
損なわれる傾向がある。
【0013】その他、本発明の効果を損なわない範囲で
あれば、PVA系重合体(A)は、以下に示す単量体単
位を含有していてもよい。このような単位としては、例
えば、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、フマル
酸、(無水)マレイン酸、イタコン酸などの不飽和酸
類、あるいはその塩または炭素数1〜18のアルキルエ
ステル類;アクリルアミド、炭素数1〜18のN−アル
キルアクリルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミ
ド、2−アクリルアミドプロパンスルホン酸あるいはそ
の塩、アクリルアミドプロピルジメチルアミンあるいは
その塩などのアクリルアミド類;メタクリルアミド、炭
素数1〜18のN−アルキルメタクリルアミド、N,N
−ジメチルメタクリルアミド、2−メタクリルアミドプ
ロパンスルホン酸あるいはその塩、メタクリルアミドプ
ロピルジメチルアミンあるいはその塩などのメタクリル
アミド類; アクリロニトリル、メタクリロニトリルな
どのシアン化ビニル類;メチルビニルエーテル、エチル
ビニルエーテル、n−プロピルビニルエーテル、i−プ
ロピルビニルエーテル、n−ブチルビニルエーテルなど
のアルキルビニルエーテル類;ヒドロキシエチルビニル
エーテル、ヒドロキシブチルビニルエーテルなどのヒド
ロキシアルキルビニルエーテル類;アリルアセテート、
プロピルアリルエーテル、ブチルアリルエーテル、ヘキ
シルアリルエーテル等のアリルエーテル類;塩化ビニ
ル、塩化ビニリデン、ふっ化ビニル、ふっ化ビニリデ
ン、臭化ビニルなどのハロゲン化ビニル類;トリメトキ
シビニルシランなどのビニルシラン類;酢酸イソプロペ
ニル;3−ブテン−1−オール、4−ペンテン−1−オ
ール、5−ヘキセン−1−オール、7−オクテン−1−
オール、9−デセン−1−オール、3−メチル−3−ブ
テン−1−オール等のヒドロキシ基含有のα−オレフィ
ン類;エチレンスルホン酸、アリルスルホン酸、メタア
リルスルホン酸、2−アクリルアミド−2−メチルプロ
パンスルホン酸等に由来するスルホン酸基を有する単量
体;ビニロキシエチルトリメチルアンモニウムクロリ
ド、ビニロキシブチルトリメチルアンモニウムクロリ
ド、ビニロキシエチルジメチルアミン、ビニロキシメチ
ルジエチルアミン、N−アクリルアミドメチルトリメチ
ルアンモニウムクロリド、N−アクリルアミドエチルト
リメチルアンモニウムクロリド、N−アクリルアミドジ
メチルアミン、アリルトリメチルアンモニウムクロリ
ド、メタアリルトリメチルアンモニウムクロリド、ジメ
チルアリルアミン、アリルエチルアミン等に由来するカ
チオン基を有する単量体等から誘導される単位が挙げら
れる。これらの単量体単位の中でも、入手のしやすさ、
共重合性および溶融成形の観点から、メチルビニルエー
テル、エチルビニルエーテル、n−プロピルビニルエー
テル、i−プロピルビニルエーテル、n−ブチルビニル
エーテルなどのアルキルビニルエーテル類;ヒドロキシ
エチルビニルエーテル、ヒドロキシブチルビニルエーテ
ルなどのヒドロキシアルキルビニルエーテル類;アリル
アセテート、プロピルアリルエーテル、ブチルアリルエ
ーテル、ヘキシルアリルエーテル等のアリルエーテル
類;3−ブテン−1−オール、4−ペンテン−1−オー
ル、5−ヘキセン−1−オール、7−オクテン−1−オ
ール、9−デセン−1−オール、3−メチル−3−ブテ
ン−1−オール等のヒドロキシ基含有のα−オレフィン
類等から誘導される単位が好ましい。これらの単量体単
位の含有量は通常20モル%以下が好ましく、10モル
%以下がより好ましい。ただし、カルボン酸塩やスルホ
ン酸塩などのアルカリ金属を含む単量体については、ア
ルカリ金属量が請求項の範囲内となるように変性量を制
限する必要がある。
【0014】PVA系重合体(A)の重合度およびけん
化度は特に制限はないが、得られる成形物の機械的強度
や形態安定性、さらには溶融成形時の粘度安定性等を考
えると、重合度は100〜2500が好ましく、200
〜2000がより好ましい。けん化度については、40
モル%以上が好ましく、60モル%以上がより好まし
く、80モル%以上がさらに好ましい。
【0015】本発明のPVA系重合体組成物は、PVA
系重合体(A)100重量部に対するビニルアミド系重
合体(B)の配合割合が、0.1〜50重量部であり、
0.2〜40重量部が好ましく、0.3〜30重量部が
より好ましく、0.4〜25重量部が特に好ましい。成
分(A)100重量部に対して成分(B)の配合割合が
0.1重量部未満の場合には、得られるPVA系重合体
組成物の融点低下が不十分であり、溶融成形時の温度を
高くする必要があるため、分解、ゲル化、着色などの熱
劣化により成形品が得られないことがある。また、成分
(B)の配合割合が50重量部を越える場合には、得ら
れるPVA系重合体組成物の機械的強度が低下するなど
PVA系重合体が有している独自の特徴が失われる。
【0016】ビニルアミド系重合体(B)としては、ビ
ニルホルムアミド系重合体、ビニルアセトアミド系重合
体およびビニルピロリドン系重合体などが挙げられる
が、熱安定性の点からビニルホルムアミド系重合体およ
び/またはビニルアセトアミド系重合体が好ましい。
【0017】ビニルアミド系重合体(B)の重量平均分
子量は200〜100000が好ましく、300〜80
000がより好ましく、400〜50000がさらに好
ましい。重量平均分子量が100000を超える場合に
はPVA系重合体(A)との相溶性が低下することがあ
り、また重量平均分子量が200未満のものを合成する
ことは工業的に不可能である。
【0018】本発明のPVA系重合体組成物は、アルカ
リ金属塩(C)を配合し、PVA系重合体(A)100
重量部に対する成分(C)中のアルカリ金属の配合割合
は、0.0001〜1重量部であり、0.0003〜
0.8重量部が好ましく、0.0005〜0.6重量部
がより好ましく、0.001〜0.5重量部が特に好ま
しい。アルカリ金属としては、カリウム、ナトリウムな
どが挙げられ、それらは酢酸やプロピオン酸などの低級
脂肪族酸の塩、PVA系重合体の末端カルボキシル基の
塩および共重合体単量体中に含まれるカルボキシル基や
スルホン酸の塩として存在し、さらには添加剤中に存在
する場合も一向に差し支えない。アルカリ金属の配合割
合が0.0001重量部未満の場合には、溶融成形の際
にPVA系重合体溶融時のゲル化が大きいために、成形
品が得られないことがあり、さらに成形品が得られた場
合も成形品の水溶性が低下するなどPVA系重合体が有
している独自の特徴が失われることがあり好ましくな
い。また、アルカリ金属の配合割合が1重量部より多い
場合には、溶融時の熱安定性が悪く、分解、ゲル化およ
びポリマーの着色が著しく成形化および繊維化できな
い。
【0019】本発明において、特定量のアルカリ金属塩
(C)をPVA系重合体に配合させる方法は特に制限さ
れず、いったんPVA系重合体を得た後にアルカリ金属
配合の化合物を添加する方法、ビニルエステルの重合体
を溶媒中においてけん化する際に、けん化触媒としてア
ルカリ金属を含有するアルカリ性物質を使用することに
よりPVA系重合体中にアルカリ金属を配合し、けん化
して得られたPVA系重合体を洗浄することにより、
PVA系重合体中に含まれるアルカリ金属を制御する方
法などが挙げられる。アルカリ金属の含有量は、原子吸
光法で求めることができる。
【0020】PVA系重合体の融点は、熱溶融成形時に
おける成形性の点から、160〜234℃であることが
好ましく、170〜232℃であることがより好まし
い。融点が160℃未満の場合は、PVA系重合体の熱
安定性や耐熱性、耐湿性、形態安定性が低下し、問題と
なることがある。一方、融点が234℃を超えると、P
VA系重合体の融点が熱分解温度と近くなるため、成形
が困難となる場合がある。
【0021】本発明のPVA系重合体組成物には、本発
明の目的が損なわれない範囲で、所望により、充填材、
可塑剤、他の熱可塑性樹脂、さらには香料、着色剤、発
泡剤、消臭剤、増量剤、滑剤、剥離剤、紫外線吸収剤、
酸化防止剤、加工安定剤、耐候安定剤、帯電防止剤、難
燃剤、離型剤、補強材、防かび剤、防腐剤などの通常用
いられる添加剤を適宜配合することができる。
【0022】所望により配合可能な前記充填材は、得ら
れるPVA系重合体組成物の硬度や剛度を高め、重量感
を与えるとともに、水崩壊性や生分解性の速度を調整し
たり、ブロッキング防止性を発現させたり、印刷性を具
備させることを目的に使用することができる。この充填
材としては、例えば、タルク、クレー、炭酸カルシウ
ム、シリカ、マイカ、アルミナ、酸化チタン、酸化ジル
コニウム、窒化ホウ素、窒化アルミニウムなどの無機充
填材;尿素−ホルマリン系樹脂、メラミン−ホルマリン
系樹脂等の有機充填材が挙げられる。充填材の配合量は
特に制限はないが、PVA系重合体(A)100重量部
に対して0.1〜300重量部が好ましく、0.5〜1
00重量部がさらに好ましい。
【0023】また、所望により配合可能な前記可塑剤
は、融点を低下させて、成形性を向上させるとともに、
得られる成形物に柔軟性と靭性を付与することを目的に
使用することができる。この可塑剤としては特に制限は
なく、PVAの可塑剤として一般に用いられているもの
を使用することができる。例えば、グリセリン、ジグリ
セリン、ジエチレングリコールなどの多価アルコール
類;ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコー
ルなどのポリエーテル類;ソルビトールや、グリセリン
等の多価アルコールへエチレンオキサイドおよび/また
はプロピレンオキサイドを付加した化合物;糖類;ポリ
エーテル類;ビスフェノールA、ビスフェノールSなど
のフェノール誘導体;その他3価以上の多価アルコール
1モルに対し、アルキレンオキシド2〜4モル程度を付
加した化合物;トリメチロールプロパン、さらには水な
どが挙げられる。可塑剤の配合量は、特に制限はない
が、PVA系重合体(A)100重量部に対し、0.1
〜100重量部が好ましく、1〜20重量部がより好ま
しい。
【0024】さらに前記した他の熱可塑性樹脂として
は、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ABS樹
脂、ポリスチレンなどの汎用樹脂が挙げられる。
【0025】本発明のPVA系重合体組成物の調製方法
には特に制限はなく、PVA系重合体(A)に、ビニル
アミド系重合体(B)、アルカリ金属塩(C)および必
要に応じて充填材、可塑剤、添加剤等を配合し、混合す
るだけでもよく、さらにこの組成物を溶融混錬してペレ
ット化してもよい。また溶融混錬機に成分(A)、成分
(B)、成分(C)および必要に応じて充填材、可塑
剤、添加剤等を、別々に一定割合で仕込みながら溶融混
錬してペレット化してもよい。
【0026】本発明のPVA系重合体組成物は、例え
ば、圧縮成形法、トランスファー成形法、強化プラスチ
ック成形法、射出成形法、押出成形法、Tダイからの押
出製膜法、インフレーション製膜法、中空成形法、ブロ
ー成形法、カレンダー成形法、発泡成形法、真空成形
法、圧空成形法などの各種成形法により、フィルム、シ
ート、その他各種形状の成形品を製造することができ
る。また、所望により、これらの成形品に他の熱可塑性
樹脂を積層し、積層体を製造してもよい。この他の熱可
塑性樹脂としては、本発明のPVA系重合体組成物の所
望成分として、先に例示したものと同じものを挙げるこ
とができる。
【0027】一般に強度に優れるPVA系重合体組成物
は、溶融フィルムの引張強度が2.0kg/mm2以上
であることが好ましい。また、得られた成形品の表面が
べとついている場合には、ブロッキングするなどの問題
があるため、成形品の表面はべとついていないことが好
ましい。
【0028】
【実施例】以下、実施例および比較例により、本発明を
さらに詳細に説明する。以下の実施例および比較例にお
いて「部」および「%」は、特に断りのない限り重量基
準を意味する。
【0029】なお、PVA系重合体の重合度およびけん
化度はJIS K6726により測定した。PVA系重
合体中のコモノマー単位の含有量は、500MHz 1
H−NMRにより定量した。1H−NMR測定時のPV
A系重合体の溶媒は重水素化DMSOを用いた。また、
融点は示差走査熱量測定装置(セイコー電子工業(株)
製、SSC/5200H )を用いて、窒素雰囲気下1
0℃/分の昇温速度で250℃まで昇温後、室温まで冷
却し、再度昇温速度10℃/分で250℃まで昇温した
場合のPVA系重合体の融点を示す吸熱ピークのピーク
トップの温度を調べた。アルカリ金属の含有量は原子吸
光法で求めた。
【0030】PVA系重合体組成物(試料)の作成、並
びに該試料の成形性、強度の評価、成形品の官能試験は
以下の方法で行った。
【0031】(1)試料の作成 精製PVA系重合体と可塑剤を所定量の割合で混合した
後、105℃で5時間以上、減圧乾燥させた。該組成物
を下記の条件で溶融押出することによりペレットを作成
した。なお、押出機の温度は該組成物の融点より15℃
以上高く設定した。 (ペレット化条件) 押出機:東洋精機(株)製ラボプラストミル スクリュー:2軸同方向、25mmφ、L/D=26 スクリュー回転数:60rpm 吐出量:2.2kg/h
【0032】(2)成形性の評価 作成したペレットを原料に用いて下記の条件下に、溶融
押出成形により厚さ40μmのフィルム、または、射出
成形により幅50mm、長さ100mm、厚さ3mmの
テストピースを作成し、その時の成形状況と成形品の着
色度合いを目視で観察し、下記の評価基準で判定した。 (フィルム化条件) 押出機:東洋精機(株)製ラボプラストミル スクリュー:深溝タイプ、25mmφ、L/D=26 スクリュー回転数:40rpm 設定温度:ペレット化条件と同じ 引き取り速度:3m/分 冷却ロール温度:40℃ (射出成形条件) 成形機:日精樹脂工業製FS80S12ASEE 射出容量:127cm3/ショット 型締力:80トン 金型温度:60℃ スクリュー背力:10kgf/cm2 射出時間:10sec. 冷却時間:40sec. (射出成形温度条件A) シリンダー後:215℃ シリンダー中:230℃ シリンダー前:230℃ ノズル温度:225℃ (射出成形温度条件B) シリンダー後:245℃ シリンダー中:260℃ シリンダー前:260℃ ノズル温度:255℃ (成形性の評価基準) ◎:フィルムに着色やゲルがほとんど認められず、樹脂
の劣化による発煙や分解臭もない。 ○:フィルムに着色またはゲルがわずかに認められる
が、樹脂の劣化による発煙や分解臭はほとんどない。 △:フィルムに着色やゲルが認められ、樹脂の劣化によ
る発煙や分解臭が認められる。 ×:樹脂の劣化が激しいため溶融成形できない。
【0033】強度の評価方法 (フィルム)作成したフィルムの20℃、65%RHで
7日間調湿後、オートグラフにて引張強度を測定した。
引張試験速度:500mm/min。 (テストピース)作成したテストピースの曲げ強度をJ
IS K7203に準じて測定した。 成形品の官能試験方法 作成したフィルムおよびテストピースの表面のべとつき
を手触りにより、下記の評価基準で判定した。 (べとつきの評価基準) :べとつきがない :少しべとついている ×:非常にべとついている
【0034】以下の実施例および比較例で用いたPVA
系重合体の重合度、けん化度およびコモノマーを下記の
表1に示す。
【0035】
【表1】
【0036】実施例1 重合度650、けん化度99.7モル%のPVA重合体
粉末100部を、メタノール1000部でソックスレー
洗浄を7日間行った後に、60℃熱風乾燥機で1日間乾
燥させた。該精製PVA重合体(PVA−1)に酢酸ナ
トリウムを添加し、アルカリ金属の含有量を0.12部
とした。該精製PVA重合体100部に、ポリビニルア
セトアミド(重量平均分子量8500)を10部添加、
混合し、105℃で12時間の減圧乾燥を行った。得ら
れたPVA重合体の融点を上記の方法で測定したとこ
ろ、215℃であった。次いで前記の方法により押出機
温度230℃で試料を作成後、フィルム化し、成形性お
よび強度を前記の方法により評価した。評価結果を下記
の表3に示す。
【0037】比較例1 ポリビニルアセトアミドを使用せず、押出機温度を表2
に示すように変更した以外は、実施例1と同様にして、
成形性および強度の評価を行った。評価結果を下記の表
3に示す。
【0038】ポリビニルアセトアミドおよびアルカリ金
属を特定量配合したPVA重合体組成物(実施例1)
は、融点が低く、成形性、着色性、機械的強度に優れ、
表面のべとつきのない溶融フィルムが得られた。ポリビ
ニルアセトアミドを添加していない比較例1では、融点
が高いために、溶融温度を高くしなければならず、溶融
成形時に樹脂の劣化が激しく起こり、溶融フィルムは得
られなかった。
【0039】比較例2 PVA系重合体(PVA−1)に酢酸ナトリウムを添加
し、PVA系重合体100部に対するアルカリ金属の含
有量を2.2部にしたこと以外は、実施例1と同様にし
て、成形性および強度の評価を行った。評価結果を下記
の表3に示す。
【0040】比較例3 PVA系重合体( PVA−1)にアルカリ金属を添加
しないこと以外は、実施例1と同様にして、成形性およ
び強度の評価を行った。評価結果を下記の表3に示す。
【0041】アルカリ金属の含有量が2.2部である比
較例2では、溶融成形性が悪く、分解、着色が激しく起
こり、溶融フィルムは得られなかった。また、アルカリ
金属の含有量が0.00003部である比較例3では、
溶融成形時にゲル化が起き、溶融粘度が著しく上昇した
ため、溶融フィルムは得られなかった。
【0042】比較例4,5 ポリビニルアセトアミドの添加量および押出機温度を表
2に示すように変更したこと以外は、実施例1と同様に
して、成形性および強度の評価を行った。評価結果を下
記の表3に示す。
【0043】ポリビニルアセトアミドを0.01部添加
した比較例4では、本発明の融点低下の効果が見られな
かった。そのため、溶融温度を高くしなければならず、
溶融成形時に樹脂の劣化が激しく起こり、溶融フィルム
は得られなかった。ポリビニルアセトアミドを60部添
加した比較例5ではPVA重合体組成物の融点を低下す
る効果は認められたが、得られた溶融フィルムは機械的
強度が著しく低かった。
【0044】実施例2 ポリビニルアセトアミドの添加量、アルカリ金属の配合
量および、押出機温度を下記の表2に示すように変更し
たこと以外は、実施例1と同様にしてフィルムを作成
し、成形性および強度の評価を行った。評価結果を下記
の表3に示す。
【0045】実施例3 PVA系重合体、ポリビニルアセトアミドの添加量、ア
ルカリ金属の配合量および、押出機温度を下記の表2に
示すように変更したこと以外は、実施例1と同様にして
フィルムを作成し、成形性および強度の評価を行った。
評価結果を下記の表3に示す。
【0046】実施例4〜6 PVA系重合体、ビニルアミド系重合体、アルカリ金属
の配合量および押出機温度を下記の表2に示すように変
更したこと以外は、実施例1と同様にしてフィルムを作
成し、成形性および強度の評価を行った。評価結果を下
記の表3に示す。
【0047】実施例7、8 アルカリ金属として酢酸カリウムを添加し、PVA系重
合体および押出機温度を下記の表2に示すように変更し
たこと以外は、実施例1と同様にしてフィルムを作成
し、成形性および強度の評価を行った。評価結果を下記
の表3に示す。
【0048】実施例9〜11 ビニルアミド系重合体および押出機温度を下記の表2に
示すように変更したこと以外は、実施例1と同様にして
フィルムを作成し、成形性および強度の評価を行った。
評価結果を下記の表3に示す。
【0049】実施例2〜8では、融点が低く、成形性、
着色性、機械的強度に優れ、表面のべとつきのない溶融
フィルムが得られた。また、実施例9〜11では、融点
が低く、成形性、機械的強度に優れた溶融フィルムが得
られた。
【0050】比較例6 重合度650、けん化度99.7モル%のPVA重合体
粉末100部を、メタノール1000部でソックスレー
洗浄を7日間行った後に、60℃熱風乾燥機で1日間乾
燥させた。該精製PVA重合体(PVA−1)に酢酸ナ
トリウムを添加し、アルカリ金属の含有量を0.12部
とした。該精製PVA重合体100部に、ジグリセリン
を5部添加、混合し、105℃で12時間の減圧乾燥を
行った。得られたPVA重合体の融点を上記の方法で測
定したところ、230℃であった。次いで前記の方法に
より押出機温度255℃で試料を作成後、フィルム化
し、成形性および強度を前記の方法により評価した。評
価結果を下記の表3に示す。
【0051】比較例7 可塑剤をポリエチレングリコールに変更したこと以外
は、比較例1と同様にしてフィルムを作成し、成形性お
よび強度の評価を行った。評価結果を下記の表3に示
す。
【0052】比較例8 ジグリセリンの添加量および押出機温度を表2に示すよ
うに変更したこと以外は、比較例1と同様にしてフィル
ムを作成し、成形性および強度の評価を行った。評価結
果を下記の表3に示す。
【0053】ジグリセリンを5部添加した比較例6およ
びポリエチレングリコールを5部添加した比較例7で
は、融点が高いために、溶融温度を高くしなければなら
ず、溶融成形時に樹脂の劣化が激しく起こり、溶融フィ
ルムは得られなかった。ジグリセリンを40部添加した
比較例8のものは、溶融成形時の発泡が激しく、また、
得られた溶融フィルムの機械的強度が低く、ブロッキン
グした。
【0054】実施例12 実施例1と同様にしてペレット化を行い、試料を作成し
た。次いで前記の射出成形温度条件Aにて射出成形し、
成形性および強度を前記の方法により評価した。評価結
果を下記の表4に示す。
【0055】比較例9 ポリビニルアセトアミドを使用せず、押出機温度を26
0℃、射出成形温度条件をBに変更した以外は実施例1
0と同様にして、成形性および強度の評価を行った。評
価結果を下記の表4に示す。
【0056】ポリビニルアセトアミドを添加したPVA
重合体組成物は、融点が低く、成形性、着色性、強度に
優れ、表面のべとつきのない射出成形物が得られた。無
添加の単独PVA重合体組成物は、融点が高く、分解開
始温度に近いため、射出成形時に樹脂の劣化が起こり、
射出成形物は得られなかった。
【0057】
【表2】
【0058】
【表3】
【0059】
【表4】
【0060】
【発明の効果】本発明のPVA系重合体組成物は、融点
が低く、さらに成形品に着色やゲル化がほとんど認めら
れず、樹脂の劣化による発煙や分解臭が認められないな
ど成形性に優れており、該PVA系重合体組成物を用い
ることで、強度に優れ、さらにべとつきが少ないなど品
質の良い成形品を安定に製造することができる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビニルアルコール系重合体(A)、ビニ
    ルアミド系重合体(B)およびアルカリ金属塩(C)か
    らなり、成分(A)100重量部に対する成分(B)の
    配合割合が0.1〜50重量部、成分(C)中のアルカ
    リ金属の配合割合が0.0001〜1重量部であるビニ
    ルアルコール系重合体組成物。
  2. 【請求項2】 ビニルアミド系重合体(B)がビニルホ
    ルムアミド系重合体および/またはビニルアセトアミド
    系重合体である請求項1に記載のビニルアルコール系重
    合体組成物。
  3. 【請求項3】 ビニルアミド系重合体(B)の重量平均
    分子量が200〜100000である請求項1または2
    に記載のビニルアルコール系重合体組成物。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか一項に記載のビ
    ニルアルコール系重合体組成物からなる成形品。
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