JP2001302801A - ポリカーボネート樹脂粉粒体の製造方法 - Google Patents

ポリカーボネート樹脂粉粒体の製造方法

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JP2001302801A
JP2001302801A JP2000124039A JP2000124039A JP2001302801A JP 2001302801 A JP2001302801 A JP 2001302801A JP 2000124039 A JP2000124039 A JP 2000124039A JP 2000124039 A JP2000124039 A JP 2000124039A JP 2001302801 A JP2001302801 A JP 2001302801A
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polycarbonate resin
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Kazuhide Imai
一秀 今井
Akiyoshi Manabe
昭良 真鍋
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Teijin Chemicals Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異物量の極めて少ないポリカーボネート樹脂
粉粒体を長期間安定して製造する方法を提供する。 【解決手段】 ポリカーボネート樹脂粉粒体を製造する
方法であって、ポリカーボネート樹脂粉粒体1重量部に
対して、水0.005〜100重量部およびハロゲン化
炭化水素0.001〜1.5重量部からなるポリカーボ
ネート樹脂混合物が、65〜150℃の温度範囲で接触
する部位において、その部位の材質は、流動海水におけ
る腐食電位が−0.45〜+0.2Vの材質であること
を特徴とするポリカーボネート樹脂粉粒体の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は異物量の少ないポリ
カーボネート樹脂粉粒体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリカーボネート樹脂は光学的特性、機
械的特性、電気的特性等各種特性に優れているため、電
気及び自動車分野、食品分野、マルチメディア記録媒体
等の光学分野等に幅広く使用され、その需要は年々増え
ている。そのポリカーボネート樹脂粉粒体を製造する際
に用いられる造粒装置や乾燥機等の内壁材質は、安価で
需要に速やかに対応できるSUS304やSUS316
等の金属材質が用いられている。しかしながら、これら
の材質を用いてポリカーボネート樹脂粉粒体を長期間製
造するとポリカーボネート樹脂粉粒体中の異物量が増大
するという問題がある。
【0003】また、特開平1−192528号公報に
は、ポリカーボネート樹脂粉末を溶融押出する際、押出
機としてシリンダおよびスクリューの部材に、特定の合
金や鋼板を用い、ダストの低減されたポリカーボネート
樹脂成形材料を得る方法が示されている。しかしなが
ら、かかる方法では、ポリカーボネート樹脂中に混入す
る異物量の低減効果は十分でない。
【0004】異物が多量に含有するポリカーボネート樹
脂は特に光ディスク等の光学用途には適応し難いことか
ら、ポリカーボネート樹脂粉粒体を長期間製造しても異
物の少ないポリカーボネート樹脂を安定して製造できる
方法の開発が要望されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、異物
量の極めて少ないポリカーボネート樹脂粉粒体を長期間
安定して製造する方法を提供することにある。本発明者
は、この目的を達成せんとして鋭意研究を重ねた結果、
水およびハロゲン化炭化水素を含有するポリカーボネー
ト樹脂混合物が、高温で接触する部位において異物が混
入し、得られるポリカーボネート樹脂粉粒体中の異物量
が徐々に増大することに着目し、かかる部位に特定の金
属材質を用いることによって、驚くべきことに長期間安
定して異物量の極めて少ないポリカーボネート樹脂粉粒
体が得られることを見出し、本発明に到達した。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明によれ
ば、ポリカーボネート樹脂粉粒体を製造する方法であっ
て、ポリカーボネート樹脂粉粒体1重量部に対して、水
0.005〜100重量部およびハロゲン化炭化水素
0.001〜1.5重量部からなるポリカーボネート樹
脂混合物が、65〜150℃の温度範囲で接触する部位
において、その部位の材質は、流動海水における腐食電
位が−0.45〜+0.2Vの材質であることを特徴と
するポリカーボネート樹脂粉粒体の製造方法が提供され
る。
【0007】以下、本発明について詳細に説明する。本
発明のいうポリカーボネート樹脂は、二価フェノールと
カーボネート前駆体とを界面縮重合法で反応させて得ら
れるものである。ここで使用される二価フェノールの代
表的な例としては、ハイドロキノン、レゾルシノール、
4,4′−ジヒドロキシジフェニル、ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)メタン、ビス{(4−ヒドロキシ−3,
5−ジメチル)フェニル}メタン、1,1−ビス(4−
ヒドロキシフェニル)エタン、1,1−ビス(4−ヒド
ロキシフェニル)−1−フェニルエタン、2,2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(通称ビスフェノ
ールA)、2,2−ビス{(4−ヒドロキシ−3−メチ
ル)フェニル}プロパン、2,2−ビス{(4−ヒドロ
キシ−3,5−ジメチル)フェニル}プロパン、2,2
−ビス{(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシ)フェニ
ル}プロパン、2,2−ビス{(3−イソプロピル−4
−ヒドロキシ)フェニル}プロパン、2,2−ビス
{(4−ヒドロキシ−3−フェニル)フェニル}プロパ
ン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ブタン、
2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−3−メチル
ブタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−
3,3−ジメチルブタン、2,4−ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)−2−メチルブタン、2,2−ビス(4−
ヒドロキシフェニル)ペンタン、2,2−ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)−4−メチルペンタン、1,1−ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、1,1
−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−4−イソプロピル
シクロヘキサン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、9,9
−ビス(4−ヒドロキシフェニル)フルオレン、9,9
−ビス{(4−ヒドロキシ−3−メチル)フェニル}フ
ルオレン、α,α′−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
−o−ジイソプロピルベンゼン、α,α′−ビス(4−
ヒドロキシフェニル)−m−ジイソプロピルベンゼン、
α,α′−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−p−ジイ
ソプロピルベンゼン、1,3−ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)−5,7−ジメチルアダマンタン、4,4′−
ジヒドロキシジフェニルケトン、4,4′−ジヒドロキ
シジフェニルエーテルおよび4,4′−ジヒドロキシジ
フェニルエステル等が挙げられ、これらは単独または2
種以上を混合して使用できる。
【0008】なかでもビスフェノールA、2,2−ビス
{(4−ヒドロキシ−3−メチル)フェニル}プロパ
ン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ブタン、
2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−3−メチル
ブタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−
3,3−ジメチルブタン、2,2−ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)−4−メチルペンタン、1,1−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−トリメチルシク
ロヘキサンおよびα,α′−ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)−m−ジイソプロピルベンゼンからなる群より選
ばれた少なくとも1種のビスフェノールより得られる単
独重合体または共重合体が好ましく、特に、ビスフェノ
ールAの単独重合体および1,1−ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン
とビスフェノールA、2,2−ビス{(4−ヒドロキシ
−3−メチル)フェニル}プロパンまたはα,α′−ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)−m−ジイソプロピルベ
ンゼンとの共重合体が好ましく使用される。
【0009】カーボネート前駆体としてはカルボニルハ
ライドまたはハロホルメート等が使用され、具体的には
ホスゲンまたは二価フェノールのジハロホルメート等が
挙げられる。
【0010】上記二価フェノールとカーボネート前駆体
を界面重縮合法によって反応させてポリカーボネート樹
脂を製造するに当っては、必要に応じて末端停止剤、二
価フェノールの酸化防止剤等を使用してもよい。またポ
リカーボネート樹脂は三官能以上の多官能性芳香族化合
物を共重合した分岐ポリカーボネート樹脂であっても、
芳香族または脂肪族の二官能性カルボン酸を共重合した
ポリエステルカーボネート樹脂であってもよく、また、
得られたポリカーボネート樹脂の2種以上を混合した混
合物であってもよい。
【0011】界面重縮合法による反応は、通常二価フェ
ノールとホスゲンとの反応であり、酸結合剤、触媒およ
び有機溶媒の存在下に反応させる。
【0012】酸結合剤としては、例えば水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸化物またはピ
リジン等のアミン化合物が用いられる。
【0013】有機溶媒としては、例えば塩化メチレン、
クロロホルム、1,2−ジクロロエタン、1,1−ジク
ロロエタン、ブロモエタン、ブチルクロライド、クロロ
プロパンおよびクロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素
が用いられ、特に塩化メチレンが好ましく用いられる。
これらの溶媒は単独もしくは2種以上混合して使用され
る。
【0014】また、反応促進のために用いるアミン系触
媒としては、例えばトリエチルアミン、テトラ−n−ブ
チルアンモニウムブロマイド、テトラ−n−ブチルホス
ホニウムブロマイド等の第三級アミン、第四級アンモニ
ウム化合物、第四級ホスホニウム化合物等の触媒が挙げ
られ、特にトリエチルアミンが好ましく用いられる。
【0015】界面重縮合法による反応温度は通常0〜4
0℃、反応時間は10分〜5時間程度、反応中のpHは
9以上に保つことが好ましい。
【0016】また、かかる重合反応において、通常末端
停止剤が使用される。かかる末端停止剤として単官能フ
ェノール類を使用することができる。単官能フェノール
類は末端停止剤として分子量調節のために一般的に使用
され、また得られたポリカーボネート樹脂は、末端が単
官能フェノール類に基づく基によって封鎖されているの
で、そうでないものと比べて熱安定性に優れている。か
かる単官能フェノール類としては、一般にはフェノール
又は低級アルキル置換フェノールであって、下記式
(1)で表される単官能フェノール類を示すことができ
る。
【0017】
【化1】
【0018】[式中、Aは水素原子、炭素数1〜9の直
鎖または分岐のアルキル基あるいはアリールアルキル基
であり、rは1〜5、好ましくは1〜3の整数であ
る。]上記単官能フェノール類の具体例としては、例え
ばフェノール、p−tert−ブチルフェノール、p−
クミルフェノールおよびイソオクチルフェノールが挙げ
られる。
【0019】また、他の単官能フェノール類としては、
長鎖のアルキル基あるいは脂肪族ポリエステル基を置換
基として有するフェノール類または安息香酸クロライド
類、もしくは長鎖のアルキルカルボン酸クロライド類を
使用することができ、これらを用いてポリカーボネート
共重合体の末端を封鎖すると、これらは末端停止剤また
は分子量調節剤として機能するのみならず、樹脂の溶融
流動性が改良され、成形加工が容易になるばかりでな
く、殊に光学ディスク基板としての物性、特に樹脂の吸
水率を低くする効果があり、また、基板の複屈折が低減
される効果もあり好ましく使用される。なかでも、下記
式(2)および(3)で表される長鎖のアルキル基を置
換基として有するフェノール類が好ましく使用される。
【0020】
【化2】
【0021】
【化3】
【0022】[式中、Xは−R−O−、−R−CO−O
−または−R−O−CO−である、ここでRは単結合ま
たは炭素数1〜10、好ましくは1〜5の二価の脂肪族
炭化水
【0023】かかる式(2)の置換フェノール類として
はnが10〜30、特に10〜26のものが好ましく、
その具体例としては例えばデシルフェノール、ドデシル
フェノール、テトラデシルフェノール、ヘキサデシルフ
ェノール、オクタデシルフェノール、エイコシルフェノ
ール、ドコシルフェノール及びトリアコンチルフェノー
ル等を挙げることができる。
【0024】また、式(3)の置換フェノール類として
はXが−R−CO−O−であり、Rが単結合である化合
物が適当であり、nが10〜30、特に10〜26のも
のが好適であって、その具体例としては例えばヒドロキ
シ安息香酸デシル、ヒドロキシ安息香酸ドデシル、ヒド
ロキシ安息香酸テトラデシル、ヒドロキシ安息香酸ヘキ
サデシル、ヒドロキシ安息香酸エイコシル、ヒドロキシ
安息香酸ドコシル及びヒドロキシ安息香酸トリアコンチ
ルが挙げられる。
【0025】これらの末端停止剤は、得られたポリカー
ボネート樹脂の全末端に対して少くとも5モル%、好ま
しくは少くとも10モル%末端に導入されることが望ま
しく、末端停止剤は単独でまたは2種以上混合して使用
してもよい。
【0026】ポリカーボネート樹脂の分子量は、粘度平
均分子量(M)で10,000〜100,000が好まし
く、12,000〜50,000がより好ましく、13,
000〜30,000が特に好ましい。かかる粘度平均
分子量を有するポリカーボネート樹脂は、十分な強度が
得られ、また、成形時の溶融流動性も良好であり成形歪
みが発生せず好ましい。かかる粘度平均分子量は塩化メ
チレン100mlにポリカーボネート樹脂0.7gを2
0℃で溶解した溶液から求めた比粘度(ηsp)を次式に
挿入して求めたものである。 ηsp/c=[η]+0.45×[η]2c(但し[η]
は極限粘度) [η]=1.23×10-40.83 c=0.7
【0027】前記製造方法により得られたポリカーボネ
ート樹脂の有機溶媒溶液は、その製造過程で使用された
ハロゲン化炭化水素溶媒(例えば塩化メチレン)を少な
からず含有している有機溶媒溶液であり、好ましくは実
質的にハロゲン化炭化水素を溶媒とする溶液である。
【0028】かかるポリカーボネート樹脂の有機溶媒溶
液は、通常水洗浄が施される。この水洗工程は、好まし
くはイオン交換水等の電気伝導度10μS/cm以下、
より好ましくは1μS/cm以下の水により行われ、前
記有機溶媒溶液と水とを混合、攪拌した後、静置してあ
るいは遠心分離機等を用いて、有機溶媒溶液相と水相と
を分液させ、有機溶媒溶液相を取り出すことを繰り返し
行い、水溶性不純物を除去する。水洗浄を行うことによ
り水溶性不純物が除去され、得られるポリカーボネート
樹脂の色相は良好なものとなる。
【0029】また、上述のポリカーボネート樹脂の有機
溶媒溶液は、触媒等の不純物を除去するために酸洗浄や
アルカリ洗浄を行うことも好ましい。
【0030】酸洗浄に用いる酸としてはりん酸、塩酸、
硫酸等の水溶液が好ましく用いられ、好ましくは0.0
004〜40g/リットル濃度(またはpH5以下)の
水溶液が使用される。アルカリ洗浄に用いるアルカリと
しては水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ
金属化合物、水酸化カルシウム、水酸化バリウム、水酸
化マグネシウム等のアルカリ土類金属化合物が挙げら
れ、特に水酸化ナトリウムが好ましく用いられ、好まし
くは0.1〜20g/リットル濃度(またはpH11.
5以上)の水溶液が使用される。
【0031】アルカリ洗浄や酸洗浄に用いる水溶液と有
機溶媒溶液との割合は、水溶液/有機溶媒溶液(容量
比)で表して0.2〜1.5の範囲で用いるのが、洗浄
が効率的に行われ好ましい。
【0032】また、上記有機溶媒溶液は不溶性不純物で
ある異物を除去することが好ましく行われる。この異物
を除去する方法は、濾過する方法あるいは遠心分離機で
処理する方法が好ましく採用される。
【0033】有機溶媒溶液を濾過する方法において、濾
過に用いるフィルターは、有機溶媒溶液に耐えうる材質
であり、例えばセルロース製、セラミック製、ポリオレ
フィン系樹脂製および銅・ステンレス等の金属製等の材
質のものが挙げられる。また、フィルターの孔径は0.
3〜5μmが好ましく、0.3〜2μmがより好まし
く、0.3〜1.5μmがさらに好ましく、0.3〜1
μmが特に好ましい。孔径が上記範囲のフィルターは、
濾過効率が適度であり、また、ポリカーボネート樹脂中
の異物量が十分に低減され好ましく使用される。
【0034】また、有機溶媒溶液を遠心分離機で処理す
る方法において、その遠心効果は500〜15000G
の範囲が好ましい。かかる範囲内であると有機溶媒溶液
中の異物を極めて少なくでき、また機械強度面からの材
質選定が容易であり好ましい。
【0035】前記水洗浄が施された有機溶媒溶液は、次
いで、溶媒を除去してポリカーボネート樹脂の粉粒体を
得る操作が行われる。
【0036】ポリカーボネート樹脂粉粒体を得る方法
(造粒工程)としては、操作や後処理が簡便なことか
ら、ポリカーボネート粉粒体および温水(65〜90℃
程度)が存在する造粒装置中に、攪拌状態で、ポリカー
ボネートの有機溶媒溶液を連続的に供給して、該溶媒を
蒸発させることにより、スラリーまたは湿潤ペースト、
好ましくはスラリーを製造する方法が好ましく採用され
る。造粒装置としては攪拌槽やニーダーなどの混合機が
好ましく採用される。
【0037】ここで云うスラリーとはポリカーボネート
樹脂粉粒体が有機溶媒および水よりなる混合媒体中に懸
濁した流動性を有する状態のものであり、湿潤ペースト
とは、このスラリーよりも混合媒体の量が少なく、流動
しないか或いは流動性が低い状態のものを云う。かかる
スラリーおよび湿潤ペーストは、ポリカーボネート樹脂
粉粒体1重量部に対して、水0.005〜100重量部
およびハロゲン化炭化水素0.001〜1.5重量部か
らなるポリカーボネート樹脂混合物である。
【0038】造粒装置内のポリカーボネート樹脂混合物
は、乾燥効率の良いポリカーボネート樹脂粉粒体を効率
良く得るためにスラリー状態とすることが好ましい。こ
のスラリーは、ポリカーボネート樹脂粉粒体1重量部に
対して、水の量が好ましくは1.0〜100重量部であ
り、より好ましくは1.1〜25重量部であり、さらに
好ましくは1.3〜15重量部であり、特に好ましくは
1.5〜10重量部である。また、このスラリーは、ポ
リカーボネート樹脂粉粒体1重量部に対して、ハロゲン
化炭化水素の量が好ましくは0.01〜1.5重量部で
あり、より好ましくは0.03〜1.1重量部であり、
さらに好ましくは0.05〜1.0重量部であり、特に
好ましくは0.07〜0.9重量部である。
【0039】本発明においては、かかる有機溶媒および
水を含有するスラリーまたは湿潤ペーストの存在する造
粒装置、好ましくはニーダーの内壁面の材質が、流動海
水における腐食電位が−0.45〜+0.2Vの材質で
あることを特徴とする。この材質が、かかる腐食電位の
範囲を外れると、長期間運転した場合、得られるポリカ
ーボネート樹脂粉粒体の異物量が増大し好ましくない。
【0040】かかる方法により、生成されたスラリーま
たは湿潤ペーストは、好ましくは造粒装置の上部または
下部から連続的に排出される。
【0041】前記排出されたスラリーまたは湿潤ペース
トは、次いで熱水処理を行うこともできる。熱水処理工
程は、かかるスラリーまたは湿潤ペーストを90〜10
0℃の熱水の入った熱水処理容器に供給するかまたは供
給した後に蒸気の吹き込みなどにより水温を90〜10
0℃にすることによって、スラリーまたは湿潤ペースト
に含まれる有機溶媒を除去するものである。
【0042】かかる熱水処理工程を採用する場合、熱水
処理容器の内壁面の材質を、流動海水における腐食電位
が−0.45〜+0.2Vの材質とすることが好まし
い。
【0043】前記造粒工程で排出されたスラリーまたは
湿潤ペーストもしくは前記熱水処理後のスラリーまたは
湿潤ペーストは、好ましくは濾過、遠心分離等によって
水および有機溶媒をある程度除去し、ポリカーボネート
樹脂の湿潤ペーストを回収する。
【0044】前記ポリカーボネート樹脂の湿潤ペースト
は、次いで乾燥され、ポリカーボネート樹脂粉粒体を得
ることができる。
【0045】乾燥工程に供するポリカーボネート樹脂の
湿潤ペーストは、ポリカーボネート樹脂粉粒体1重量部
に対して、水の量が好ましくは0.005〜1.3重量
部であり、より好ましくは0.01〜1.2重量部であ
り、さらに好ましくは0.05〜1.1重量部である。
また、該湿潤ペーストは、ポリカーボネート樹脂粉粒体
1重量部に対して、ハロゲン化炭化水素の量が好ましく
は0.001〜0.5重量部であり、より好ましくは
0.003〜0.1重量部であり、さらに好ましくは
0.005〜0.05重量部である。
【0046】乾燥機としては、伝導加熱方式でも熱風加
熱方式でもよく、ポリカーボネート樹脂粉粒体が静置、
移送されても攪拌されてもよい。なかでも、伝導加熱方
式でポリカーボネート樹脂粉粒体が攪拌される溝形また
は円筒乾燥機が好ましく、溝形乾燥機が特に好ましい。
乾燥温度は130℃〜150℃の範囲が好ましく採用さ
れる。
【0047】本発明においては、かかる湿潤ペーストを
乾燥する乾燥機の内壁面の材質が、流動海水における腐
食電位が−0.45〜+0.2Vの材質であることを特
徴とする。この材質が、かかる腐食電位の範囲を外れる
と、長期間使用した場合、得られるポリカーボネート樹
脂粉粒体の異物量が増大し好ましくない。
【0048】上記造粒装置および乾燥機の内壁面に使用
される材質は、流動海水における腐食電位が−0.45
〜+0.2Vであり、−0.3〜+0.2Vが好まし
く、−0.2〜+0.2Vがより好ましく、−0.05
〜+0.2Vがさらに好ましい。ここで云う腐食電位
は、流動海水(10ft/sec)、温度18℃におけ
る腐食電位であり、飽和カロメル半電池補助電極により
求めた値(V)である。
【0049】上記腐食電位の範囲を満足する材質として
は、SUS316LやSUS329J2L(−0.45
〜−0.3V)、ニッケル(−0.2〜−0.1V)、
チタン(−0.05〜+0.05V)などが挙げられ
る。
【0050】上記乾燥後得られたポリカーボネート樹脂
粉粒体は、溶融押出しして、ペレット化することが好ま
しい。このペレットは成形用に好ましく供される。
【0051】本発明の製造方法で得られるポリカーボネ
ート樹脂粉粒体には、熱安定剤(リン酸エステル、亜リ
ン酸エステル等)、離型剤、帯電防止剤、紫外線吸収
剤、酸化防止剤、抗菌剤等の改質改良剤を適宜添加して
用いることができる。
【0052】本発明の製造方法で得られるポリカーボネ
ート樹脂粉粒体は、通常のポリカーボネート樹脂粉粒体
と異物数や色相等の品質において差がなく、通常のポリ
カーボネート樹脂と同等の分野、例えば光学分野、精密
機器分野、自動車分野及び食品分野等多くの分野に好適
に使用できる。
【0053】
【実施例】以下、実施例に従って、本発明を具体的に説
明するが本発明はこれらの実施例によって限定されるも
のではない。尚、評価は次に示す方法で行った。 (1)ポリカーボネート樹脂の粘度平均分子量 ポリカーボネート樹脂0.7gを塩化メチレン100m
lに溶解し、20℃で測定した比粘度より求めた。 (2)ポリカーボネート樹脂中の異物量 ポリカーボネート樹脂100gを塩化メチレン2500
gに溶解した有機溶媒溶液を用いて、ハイアックロイコ
社製の異物測定器で0.5μm以上の異物個数を測定し
た。 (3)塩化メチレン量 塩素含有量を塩素分析装置[三菱化成(株)製 TSX]に
より分析して求め、塩化メチレン量に換算した。 (4)含水率 ポリカーボネート樹脂を精秤し、この固体試料をカール
フィッシャー(三菱化成(株)製電量滴定式水分測定装
置 CA−06型、陽極液;アクアミクロンAX、陰極
液;アクアミクロンCXU)により測定を行った。
【0054】[実施例1]温度計、撹拌機及び還流冷却
器付き反応器にイオン交換水219.4部、48%水酸
化ナトリウム水溶液40.2部を仕込み、これに2,2−
ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン57.5部
(0.252モル)およびハイドロサルファイト0.12
部を溶解した後、塩化メチレン181部を加え、撹拌下
15〜25℃でホスゲン28.3部を40分要して吹込
んだ。ホスゲン吹き込み終了後、48%水酸化ナトリウ
ム水溶液7.2部およびp−tert−ブチルフェノー
ル2.42部を加え、撹拌を始め、乳化後トリエチルア
ミン0.06部を加え、さらに28〜33℃で1時間撹
拌して反応を終了した。反応終了後生成物に塩化メチレ
ン400部を加えて希釈した有機溶媒溶液(ポリカーボ
ネート樹脂濃度14.5重量%溶液)を、水洗浄した
後、有機溶媒溶液をpH3の塩酸水200部で洗浄し、
次いでさらにイオン交換水で洗浄し、水相の導電率がイ
オン交換水と殆ど同じになったところで、有機溶媒溶液
をSUS304製の濾過精度1μmフィルターで濾過し
た。
【0055】次に、軸受け部に異物取出口を有する隔離
室を設けた内壁の材質がSUS316L製の1000L
ニーダーにイオン交換水100Lを投入し、SUS31
6L製0.3μmのフィルターで濾過した3kg/cm
2水蒸気を吹き込んで水温を75℃に保持して、上記洗
浄後のポリカーボネート樹脂塩化メチレン溶液を温水中
に滴下し、塩化メチレンを留去した。得られたスラリー
(ポリカーボネート樹脂1重量部に対して、塩化メチレ
ン0.085重量部、水1.55重量部)をニーダーか
ら排出し、次に、SUS329J2L(NAS64)製
の2000L攪拌機付熱水処理槽に、該スラリーとSU
S316L製0.3μmのフィルターで濾過したイオン
交換水を投入して、98℃にて30分処理した。熱水処
理後、このスラリー(ポリカーボネート樹脂1重量部に
対して、塩化メチレン0.015重量部、水4.0重量
部)をSUS316L製の遠心分離機で処理して、湿潤
ペースト(ポリカーボネート樹脂1重量部に対して、塩
化メチレン0.015重量部、水0.9重量部)を得
た。この湿潤ペーストを内温145℃のSUS316L
製伝導受熱式溝型攪拌乾燥機(粉体滞留時間4時間)に
連続供給し乾燥して、塩化メチレン3ppm、水250
ppmを含有する粘度平均分子量15000のポリカー
ボネート樹脂粉体を得た。この操作を180日間行い1
80日目のポリカーボネート樹脂粉体を評価した。その
結果を表1に示した。
【0056】[実施例2]実施例1の方法において、ニ
ーダーと伝導受熱式溝型攪拌乾燥機の材質をSUS32
9J2L(NAS64)に変更した以外は実施例1と同
様の方法で評価した。
【0057】[実施例3]実施例1の方法において、ニ
ーダーと伝導受熱式溝型攪拌乾燥機の材質をチタン(T
i)に変更した以外は実施例1と同様の方法で評価し
た。
【0058】[実施例4]実施例1の方法において、伝
導受熱式溝型攪拌乾燥機の材質をNAS64に変更した
以外は実施例1と同様の方法で評価した。
【0059】[実施例5]実施例1の方法において、ニ
ーダーの材質をTiに変更した以外は実施例1と同様の
方法で評価した。
【0060】[実施例6]実施例1の方法において、p
−tert−ブチルフェノールの量を1.55部に代
え、伝導受熱式溝型攪拌乾燥機の材質をSUS329J
2L(NAS64)に変更した以外は実施例1と同様の
方法で評価した。
【0061】[実施例7]実施例6の方法において、伝
導受熱式溝型攪拌乾燥機の材質をニッケル(Ni)に変
更した以外は実施例6と同様の方法で評価した。
【0062】[実施例8]実施例6の方法において、ニ
ーダーの材質をSUS329J2L(NAS64)に変
更した以外は実施例6と同様の方法で評価した。
【0063】[比較例1]実施例1の方法において、ニ
ーダーと伝導受熱式溝型攪拌乾燥機の材質をSUS30
4(腐食電位−0.5V)に変更した以外は実施例1と
同様の方法で評価した。
【0064】[比較例2]実施例1の方法において、ニ
ーダーの材質をSUS304に変更した以外は実施例1
と同様の方法で評価した。
【0065】[比較例3]実施例1の方法において、ニ
ーダーの材質をSUS329J2L(NAS64)に、
伝導受熱式溝型攪拌乾燥機の材質をSUS304に変更
した以外は実施例1と同様の方法で評価した。
【0066】[比較例4]実施例1の方法において、ニ
ーダーの材質をSUS304に、伝導受熱式溝型攪拌乾
燥機の材質をTiに変更した以外は実施例1と同様の方
法で評価した。
【0067】[比較例5]実施例6の方法において、ニ
ーダーの材質をSUS304に、伝導受熱式溝型攪拌乾
燥機の材質をNiに変更した以外は実施例6と同様の方
法で評価した。
【0068】
【表1】
【0069】
【発明の効果】本発明のポリカーボネート樹脂粉粒体の
製造方法によれば、異物の少ないポリカーボネート樹脂
粉粒体を効率的に長期間安定して製造することができ、
その工業的効果は格別なものである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリカーボネート樹脂粉粒体を製造する
    方法であって、ポリカーボネート樹脂粉粒体1重量部に
    対して、水0.005〜100重量部およびハロゲン化
    炭化水素0.001〜1.5重量部からなるポリカーボ
    ネート樹脂混合物が、65〜150℃の温度範囲で接触
    する部位において、その部位の材質は、流動海水におけ
    る腐食電位が−0.45〜+0.2Vの材質であること
    を特徴とするポリカーボネート樹脂粉粒体の製造方法。
  2. 【請求項2】 ポリカーボネート樹脂混合物が、ポリカ
    ーボネート樹脂粉粒体1重量部に対して、水1.0〜1
    00重量部およびハロゲン化炭化水素0.01〜1.5
    重量部からなり、該ポリカーボネート樹脂混合物の接触
    する部位が、造粒装置の内壁面である請求項1記載のポ
    リカーボネート樹脂粉粒体の製造方法。
  3. 【請求項3】 ポリカーボネート樹脂混合物が、ポリカ
    ーボネート樹脂粉粒体1重量部に対して、水0.005
    〜1.3重量部およびハロゲン化炭化水素0.001〜
    0.5重量部からなり、該ポリカーボネート樹脂混合物
    の接触する部位が、乾燥機の内壁面である請求項1記載
    のポリカーボネート樹脂粉粒体の製造方法。
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