JP2001301660A - 自動車エンジンルーム用カバー - Google Patents
自動車エンジンルーム用カバーInfo
- Publication number
- JP2001301660A JP2001301660A JP2001093640A JP2001093640A JP2001301660A JP 2001301660 A JP2001301660 A JP 2001301660A JP 2001093640 A JP2001093640 A JP 2001093640A JP 2001093640 A JP2001093640 A JP 2001093640A JP 2001301660 A JP2001301660 A JP 2001301660A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cover
- engine
- cover according
- vehicle
- engine room
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D25/00—Superstructure or monocoque structure sub-units; Parts or details thereof not otherwise provided for
- B62D25/08—Front or rear portions
- B62D25/10—Bonnets or lids, e.g. for trucks, tractors, busses, work vehicles
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
- Superstructure Of Vehicle (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明の目的は、高性能かつ経済的なカバー
を提供することにあり、このカバーは、幾つかのメンテナ
ンス機能を保証し、かつエンジン付き車両に搭載すべき
部品の数を増大させない。 【解決手段】 ボンネットを備えた自動車エンジンルー
ム用のカバーであって、該ボンネットの下部に位置し、エ
ンジンルームを覆い、かつメンテナンス用の幾つかの点
に辿り着くことを可能とし、該カバーが機能性部品の少
なくとも一部を組み込んでいることを特徴とする、上記
カバー。
を提供することにあり、このカバーは、幾つかのメンテナ
ンス機能を保証し、かつエンジン付き車両に搭載すべき
部品の数を増大させない。 【解決手段】 ボンネットを備えた自動車エンジンルー
ム用のカバーであって、該ボンネットの下部に位置し、エ
ンジンルームを覆い、かつメンテナンス用の幾つかの点
に辿り着くことを可能とし、該カバーが機能性部品の少
なくとも一部を組み込んでいることを特徴とする、上記
カバー。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボンネットを備え
た自動車エンジンルーム用のカバーに関するものであ
る。
た自動車エンジンルーム用のカバーに関するものであ
る。
【０００２】
【技術的背景】エンジンを備えた自動車のボンネット
は、一般的に複数の機能を保証する。即ち、該ボンネット
は、外部から該エンジンルームを保護し、かつ断熱および
防音機能を果たす。エンジンを備えた自動車ボンネット
が開放された場合、該エンジンルーム全体が剥き出し状
態になり、自動車の利用者にとってとっつき難い様相を
呈する。結果として、エンジンを備えた自動車の分野では
熟練していない使用者は、日常的なメンテナンス作業を
行うことに対して、幾分かの苦痛を感じる可能性がある。
その上、これら作業中に汚れ、また傷つく(火傷、電気的な
ショック、切り傷等)恐れもある。米国特許第5,040,628号
は、この問題に関する一解決法を提供し、自動車ボンネッ
トの下方に位置する、エンジンルームに対するメンテナ
ンス用のカバーを記載している。このカバーは、ラジエー
タ用導管、エンジン冷却液用導管、窓ガラス洗液供給用チ
ューブ、トランスミッション流体用ゲージ、ブレーキ液用
導管、およびエンジンオイル充填管および液量計に到達
できるように設けられたオリフィスを備えている。この
カバーは、同時にメンテナンスを簡略化し、かつエンジ
ンの遮音性能をも改善する。この型のカバーの欠点は、こ
のものが自動車に貼り付けられた補助的な部品を構成
し、結果として同時に原価および組み立て費を増大する
という事実にある。
は、一般的に複数の機能を保証する。即ち、該ボンネット
は、外部から該エンジンルームを保護し、かつ断熱および
防音機能を果たす。エンジンを備えた自動車ボンネット
が開放された場合、該エンジンルーム全体が剥き出し状
態になり、自動車の利用者にとってとっつき難い様相を
呈する。結果として、エンジンを備えた自動車の分野では
熟練していない使用者は、日常的なメンテナンス作業を
行うことに対して、幾分かの苦痛を感じる可能性がある。
その上、これら作業中に汚れ、また傷つく(火傷、電気的な
ショック、切り傷等)恐れもある。米国特許第5,040,628号
は、この問題に関する一解決法を提供し、自動車ボンネッ
トの下方に位置する、エンジンルームに対するメンテナ
ンス用のカバーを記載している。このカバーは、ラジエー
タ用導管、エンジン冷却液用導管、窓ガラス洗液供給用チ
ューブ、トランスミッション流体用ゲージ、ブレーキ液用
導管、およびエンジンオイル充填管および液量計に到達
できるように設けられたオリフィスを備えている。この
カバーは、同時にメンテナンスを簡略化し、かつエンジ
ンの遮音性能をも改善する。この型のカバーの欠点は、こ
のものが自動車に貼り付けられた補助的な部品を構成
し、結果として同時に原価および組み立て費を増大する
という事実にある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、高性
能かつ経済的なカバーを提供することによって、この問
題を解決することにあり、このカバーは、幾つかのメンテ
ナンス機能を保証し、かつエンジン付き自動車に搭載す
べき部品の数を増大させない。
能かつ経済的なカバーを提供することによって、この問
題を解決することにあり、このカバーは、幾つかのメンテ
ナンス機能を保証し、かつエンジン付き自動車に搭載す
べき部品の数を増大させない。
【０００４】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、ボンネッ
トを備えた自動車エンジンルーム用のカバーであって、
該ボンネットの下部に位置し、エンジンルームを覆い、か
つメンテナンス用の幾つかの点に辿り着くことを可能と
し、該カバーが機能性部品の少なくとも一部を組み込ん
でいることを特徴とする、上記カバーに関するものであ
る。
トを備えた自動車エンジンルーム用のカバーであって、
該ボンネットの下部に位置し、エンジンルームを覆い、か
つメンテナンス用の幾つかの点に辿り着くことを可能と
し、該カバーが機能性部品の少なくとも一部を組み込ん
でいることを特徴とする、上記カバーに関するものであ
る。
【０００５】
【発明の実施の形態】エンジンルームなる用語は、エン
ジン付き自動車の1または複数の壁または面によって画
成され、この自動車のエンジンを含む、開閉される空間を
意味するものと理解される。壁または壁の一部は、可動性
であり、かつ開放して、該ルームに収容されたエンジンま
で辿り着くことを可能とする。エンジンを備えた自動車
のボンネットが問題となる。該ルーム内に存在する該エ
ンジンは、燃料の燃焼により与えられた熱エネルギーを、
機械的エネルギーに変換する熱機関である。これは、液体
燃料(例えば、ガソリン、燃料油、アルコール等)またはガ
ス(例えば、石油ガス、天然ガス、発生炉ガス、水素、メタン
等)を使用する、あらゆる型の内燃機関、即ちピストン式
またはロータリー式内燃機関を含むことができる。拡張
解釈すれば、同様に熱機関なる用語によって、少なくとも
一つの燃料電池または蓄電池によって動力供給される、1
または複数の電動機をも意味するものと理解すべきであ
る。
ジン付き自動車の1または複数の壁または面によって画
成され、この自動車のエンジンを含む、開閉される空間を
意味するものと理解される。壁または壁の一部は、可動性
であり、かつ開放して、該ルームに収容されたエンジンま
で辿り着くことを可能とする。エンジンを備えた自動車
のボンネットが問題となる。該ルーム内に存在する該エ
ンジンは、燃料の燃焼により与えられた熱エネルギーを、
機械的エネルギーに変換する熱機関である。これは、液体
燃料(例えば、ガソリン、燃料油、アルコール等)またはガ
ス(例えば、石油ガス、天然ガス、発生炉ガス、水素、メタン
等)を使用する、あらゆる型の内燃機関、即ちピストン式
またはロータリー式内燃機関を含むことができる。拡張
解釈すれば、同様に熱機関なる用語によって、少なくとも
一つの燃料電池または蓄電池によって動力供給される、1
または複数の電動機をも意味するものと理解すべきであ
る。
【０００６】本発明で言う、自動車(車両)とは、上で定義
したエンジンの発生する機械エネルギーによって駆動す
る、あらゆるエンジンを意味するものと理解すべきであ
る。本発明は、自動車、工業用および農業用自動車に対し
て有利に適用される。本発明は、自動車に対して特に有利
に適用される。本発明で言う、メンテナンス点とは、エン
ジンの制御点および充填位置に到達できるように設けら
れた、オリフィスを意味するものと理解すべきである。特
に、これらオリフィスは、エンジンオイルの充填管および
/またはゲージ、パワーステアリング用油(huile de dire
ction assistee) の充填管および/またはゲージ、エンジ
ン冷却液充填用の管、窓ガラス洗液充填用の管、ブレーキ
オイル充填用の管、トランスミッション流体充填用の管、
バッテリー、ヒューズボックス、エンジン制御用コンピュ
ータおよび/または空気濾過器等の部材に到達できるよ
うに設けることができる。有利には、本発明のカバーは、
該エンジンルーム上方部分の全てを覆う。機能性部品の
一部なる用語によって、本発明のカバー内に組み込まれ
なかった場合に、別々に実現され、またある技術的機能を
果たし、かつ該機能に寄与するという観点から、自動車上
に別々に搭載される部品のあらゆる部分を意味するもの
と理解すべきである。このような部品の例は、本発明の好
ましい変法の枠内において、一層詳細に説明されるであ
ろう。
したエンジンの発生する機械エネルギーによって駆動す
る、あらゆるエンジンを意味するものと理解すべきであ
る。本発明は、自動車、工業用および農業用自動車に対し
て有利に適用される。本発明は、自動車に対して特に有利
に適用される。本発明で言う、メンテナンス点とは、エン
ジンの制御点および充填位置に到達できるように設けら
れた、オリフィスを意味するものと理解すべきである。特
に、これらオリフィスは、エンジンオイルの充填管および
/またはゲージ、パワーステアリング用油(huile de dire
ction assistee) の充填管および/またはゲージ、エンジ
ン冷却液充填用の管、窓ガラス洗液充填用の管、ブレーキ
オイル充填用の管、トランスミッション流体充填用の管、
バッテリー、ヒューズボックス、エンジン制御用コンピュ
ータおよび/または空気濾過器等の部材に到達できるよ
うに設けることができる。有利には、本発明のカバーは、
該エンジンルーム上方部分の全てを覆う。機能性部品の
一部なる用語によって、本発明のカバー内に組み込まれ
なかった場合に、別々に実現され、またある技術的機能を
果たし、かつ該機能に寄与するという観点から、自動車上
に別々に搭載される部品のあらゆる部分を意味するもの
と理解すべきである。このような部品の例は、本発明の好
ましい変法の枠内において、一層詳細に説明されるであ
ろう。
【０００７】本発明のカバーは、エンジンルームの雰囲
気内に留まっていても良い、あらゆる材料から作成し得
る。有利には、このカバーはプラスチック材料を主成分と
し、従ってこのような材料の選択は、特に車両重量の軽量
化および結果としてその燃費を下げることを可能とす
る。その上、プラスチック材料は、複雑な幾何形状を持つ
部品を、一段階で容易に得ることを可能とする。あらゆる
型のプラスチック材料が適したものであり得る。極めて
適したプラスチック材料は、熱可塑性材料または熱硬化
性材料の範疇に属する。熱可塑性材料が最も適した材料
である。合成熱可塑性材料が好ましい。あらゆる型の熱可
塑性ポリマーまたはコポリマーの機械的および熱的性質
が、適当な該エンジンルーム環境内に確立された温度条
件に適合する。このような熱可塑性材料の例は、非限定的
な例として、ポリプロピレンおよびポリアミドを含む。ポ
リマーまたはコポリマーの混合物も使用することがで
き、同様に、ポリマー材料と無機、有機および/または天然
の充填剤、例えば炭素、塩およびその他の無機誘導体、天
然またはポリマー繊維との混合物(これらに制限されな
い)も使用できる。本発明のカバーは、これが熱可塑性材
料である場合には、プラスチック材料を使用する領域等
において周知のあらゆる技術、例えば押出し成形、押出し
-吹き込み成形、射出成形、溶融射出成形および熱成型加
工により製造できる。射出成形が、特に有利である。
気内に留まっていても良い、あらゆる材料から作成し得
る。有利には、このカバーはプラスチック材料を主成分と
し、従ってこのような材料の選択は、特に車両重量の軽量
化および結果としてその燃費を下げることを可能とす
る。その上、プラスチック材料は、複雑な幾何形状を持つ
部品を、一段階で容易に得ることを可能とする。あらゆる
型のプラスチック材料が適したものであり得る。極めて
適したプラスチック材料は、熱可塑性材料または熱硬化
性材料の範疇に属する。熱可塑性材料が最も適した材料
である。合成熱可塑性材料が好ましい。あらゆる型の熱可
塑性ポリマーまたはコポリマーの機械的および熱的性質
が、適当な該エンジンルーム環境内に確立された温度条
件に適合する。このような熱可塑性材料の例は、非限定的
な例として、ポリプロピレンおよびポリアミドを含む。ポ
リマーまたはコポリマーの混合物も使用することがで
き、同様に、ポリマー材料と無機、有機および/または天然
の充填剤、例えば炭素、塩およびその他の無機誘導体、天
然またはポリマー繊維との混合物(これらに制限されな
い)も使用できる。本発明のカバーは、これが熱可塑性材
料である場合には、プラスチック材料を使用する領域等
において周知のあらゆる技術、例えば押出し成形、押出し
-吹き込み成形、射出成形、溶融射出成形および熱成型加
工により製造できる。射出成形が、特に有利である。
【０００８】本発明のカバーは、本質的に単一の部品で
作成し得る。あるいはまた、該カバーは、複数の部品、例え
ば積層体として形成することができる。有利には、該カバ
ーは、上部カバーと下部カバーとからなる、2つの部品か
ら本質的になり、これらは相互に独立して開放できる。こ
の場合、該下部カバーのみを、該メンテナンス点近傍に設
けることが有利である。ここで、「本質的になる」とは、「た
だ一つの製造段階で製造された」ことを意味し、該2つの
部品で構成されるカバーについては、各部品が別々に製
造されることを意味するものと理解すべきである。しか
し、幾つかの場合および/または機能性の部品の幾つか
(その部分)については、別々に形成された1以上の部品
を、該カバーに組み込むことが有利であると、確認でき
る。これは、該カバーの幾つかの部品および/または機能
性部品の幾つかの部品が、他の構成材料(より剛性の高
い、より柔軟な、より高い摩擦抵抗性の、より高い耐熱性
の材料)を必要とする場合には、特に重要である。例えば、
該カバーの残りの部分よりも柔軟な材料を主成分とす
る、幾つかの導管(例えば、空気濾過器を、例えば蝶形弁を
備えたボックス(boitier papillon)に連結する導管)を
形成することが有利であることを確認できる。
作成し得る。あるいはまた、該カバーは、複数の部品、例え
ば積層体として形成することができる。有利には、該カバ
ーは、上部カバーと下部カバーとからなる、2つの部品か
ら本質的になり、これらは相互に独立して開放できる。こ
の場合、該下部カバーのみを、該メンテナンス点近傍に設
けることが有利である。ここで、「本質的になる」とは、「た
だ一つの製造段階で製造された」ことを意味し、該2つの
部品で構成されるカバーについては、各部品が別々に製
造されることを意味するものと理解すべきである。しか
し、幾つかの場合および/または機能性の部品の幾つか
(その部分)については、別々に形成された1以上の部品
を、該カバーに組み込むことが有利であると、確認でき
る。これは、該カバーの幾つかの部品および/または機能
性部品の幾つかの部品が、他の構成材料(より剛性の高
い、より柔軟な、より高い摩擦抵抗性の、より高い耐熱性
の材料)を必要とする場合には、特に重要である。例えば、
該カバーの残りの部分よりも柔軟な材料を主成分とす
る、幾つかの導管(例えば、空気濾過器を、例えば蝶形弁を
備えたボックス(boitier papillon)に連結する導管)を
形成することが有利であることを確認できる。
【０００９】本発明のカバーは、容易に着脱できるあら
ゆる型の固定手段によって、該自動車上に固定される。実
用上の観点から、ヒンジによって開閉可能な固定方式が
有利である。有利には、本発明のカバーは、エンジンおよ
びボンネットに関して独立した様式で、該自動車上に固
定される。この処理方法は、エンジンの振動により作用さ
れることを回避し、結果として音波の発生を減じる。これ
を自動車のフレームに固定することが特に有利である。
同様に、幾つかの部品またはボンネット下方の、あるいは
該2つの部品で構成されるカバーの場合には、該カバーの
別の部分に一体化された、機能性部品の一部との気密性
を実現できるような、該カバーの固定方法を選択するこ
とが有利である。また、例えばこの固定は、空気ろ過器の
キャップと該ろ過器および/またはそのボックスとの間
の気密性を保証できる。同様に、設備の整った熟練者のみ
が該エンジンルームの部品に到達できるような、固定手
段を想定することも、有利に確認できる。この処理法は、
不十分な作用、破壊的行為、妨害、法外な値段(特に、コン
ピュータ等の高価な部品のために)、およびその他を回避
することを可能とする。
ゆる型の固定手段によって、該自動車上に固定される。実
用上の観点から、ヒンジによって開閉可能な固定方式が
有利である。有利には、本発明のカバーは、エンジンおよ
びボンネットに関して独立した様式で、該自動車上に固
定される。この処理方法は、エンジンの振動により作用さ
れることを回避し、結果として音波の発生を減じる。これ
を自動車のフレームに固定することが特に有利である。
同様に、幾つかの部品またはボンネット下方の、あるいは
該2つの部品で構成されるカバーの場合には、該カバーの
別の部分に一体化された、機能性部品の一部との気密性
を実現できるような、該カバーの固定方法を選択するこ
とが有利である。また、例えばこの固定は、空気ろ過器の
キャップと該ろ過器および/またはそのボックスとの間
の気密性を保証できる。同様に、設備の整った熟練者のみ
が該エンジンルームの部品に到達できるような、固定手
段を想定することも、有利に確認できる。この処理法は、
不十分な作用、破壊的行為、妨害、法外な値段(特に、コン
ピュータ等の高価な部品のために)、およびその他を回避
することを可能とする。
【００１０】本発明によるこの機能性部品は、車両にお
ける何らかの機能を保証し、かつ該機能に寄与すること
ができる。本発明の別の利点によれば、該エンジンに供給
される空気の誘導、濾過、遮音が保証される。このような
部品(の一部)は、空気濾過器、該空気濾過器と蝶形弁を持
つボックスとを連結する導管、無音の給気部等(の一部)
であり得る。本発明によるカバーが、該空気濾過器と蝶形
弁を持つボックスとを連結する導管を組み込んでいる場
合、該導管は柔軟であり(該エンジンのクリアランスを保
証するために)、また該上部カバーを開放した際に(該カ
バーが2つの部品からなるバージョンに対して)、該下方
カバーを固定したままとし、あるいは該蝶形弁を持つボ
ックスに固定したままにする(単一部品で構成されるカ
バーに対して)ことが有利である。
ける何らかの機能を保証し、かつ該機能に寄与すること
ができる。本発明の別の利点によれば、該エンジンに供給
される空気の誘導、濾過、遮音が保証される。このような
部品(の一部)は、空気濾過器、該空気濾過器と蝶形弁を持
つボックスとを連結する導管、無音の給気部等(の一部)
であり得る。本発明によるカバーが、該空気濾過器と蝶形
弁を持つボックスとを連結する導管を組み込んでいる場
合、該導管は柔軟であり(該エンジンのクリアランスを保
証するために)、また該上部カバーを開放した際に(該カ
バーが2つの部品からなるバージョンに対して)、該下方
カバーを固定したままとし、あるいは該蝶形弁を持つボ
ックスに固定したままにする(単一部品で構成されるカ
バーに対して)ことが有利である。
【００１１】本発明の好ましい変法の一つによれば、該
カバーは、エアーコンディショナー装置に属する1部品の
少なくとも一部を組み込んでいる。事実、車両、特に自動
車の大部分は、このような装置のために予定された、空間
を含む。該エアーコンディショナー装置に属する部品(の
一部)は、該カバーと共に1部品として(製造の単一の工程
で)製造することができる。あるいはまた、このカバーは、
この部品(の一部)を組み込むためのあるいは固定するた
めの1または複数の場所(または余地)を備えることがで
きる。このような装置は、(空間内空気を加温するための)
温風ヒータ、蒸発器/凝縮器(冷却のための)系、(花粉を濾
別するための)空間空気の濾過器等を含むことができる。
カバーは、エアーコンディショナー装置に属する1部品の
少なくとも一部を組み込んでいる。事実、車両、特に自動
車の大部分は、このような装置のために予定された、空間
を含む。該エアーコンディショナー装置に属する部品(の
一部)は、該カバーと共に1部品として(製造の単一の工程
で)製造することができる。あるいはまた、このカバーは、
この部品(の一部)を組み込むためのあるいは固定するた
めの1または複数の場所(または余地)を備えることがで
きる。このような装置は、(空間内空気を加温するための)
温風ヒータ、蒸発器/凝縮器(冷却のための)系、(花粉を濾
別するための)空間空気の濾過器等を含むことができる。
【００１２】同様に、本発明によるカバー内に、バッテリ
ーボックス、ヒューズボックス、接近回避ロッド(barre a
nti-rapprochement)、窓ガラス洗液の貯蔵タンク、エンジ
ン用の脱ガスボックスおよびブレーキオイルの貯蔵タン
クから選択される部品の少なくとも一部を組み込むこと
が有利であることを、確認することができる。特に、本発
明によるカバーは、有利には、該窓ガラス洗液の貯蔵タン
クおよび該エンジン用の脱ガスボックスの機能を組み合
わせてもつユニットを組み入れることができる。このユ
ニットは、該エンジンの導管から放出されたガスにより
伝達された熱を、該貯蔵タンク内の該窓ガラス洗液を加
温するために利用し、その結果として該洗液の洗浄能力
を改善することができる。この種のユニットのおかげで、
該脱ガスボックス内の液体の冷却効率を改善することも
可能である。更に、満足な形状および位置のおかげで、同
様にこのユニットは、遮音機能および/またはショックア
ブソーバーとしての機能をもつことができる。このユニ
ットは、例えば二重に覆われた貯蔵タンクとして製造す
ることができる。これは、有利にはプラスチック材料か
ら、十分に実施できるあらゆる方法に従って製造される
が、好ましくは吹き込み成形および/または射出/溶融成
形によって製造する。これは、長い形状をもち、また該エ
ンジンと該空間正面の壁との間に位置することが好まし
い。該場所の選択のために、種々の水用導管を最適化すべ
く監視を行う。
ーボックス、ヒューズボックス、接近回避ロッド(barre a
nti-rapprochement)、窓ガラス洗液の貯蔵タンク、エンジ
ン用の脱ガスボックスおよびブレーキオイルの貯蔵タン
クから選択される部品の少なくとも一部を組み込むこと
が有利であることを、確認することができる。特に、本発
明によるカバーは、有利には、該窓ガラス洗液の貯蔵タン
クおよび該エンジン用の脱ガスボックスの機能を組み合
わせてもつユニットを組み入れることができる。このユ
ニットは、該エンジンの導管から放出されたガスにより
伝達された熱を、該貯蔵タンク内の該窓ガラス洗液を加
温するために利用し、その結果として該洗液の洗浄能力
を改善することができる。この種のユニットのおかげで、
該脱ガスボックス内の液体の冷却効率を改善することも
可能である。更に、満足な形状および位置のおかげで、同
様にこのユニットは、遮音機能および/またはショックア
ブソーバーとしての機能をもつことができる。このユニ
ットは、例えば二重に覆われた貯蔵タンクとして製造す
ることができる。これは、有利にはプラスチック材料か
ら、十分に実施できるあらゆる方法に従って製造される
が、好ましくは吹き込み成形および/または射出/溶融成
形によって製造する。これは、長い形状をもち、また該エ
ンジンと該空間正面の壁との間に位置することが好まし
い。該場所の選択のために、種々の水用導管を最適化すべ
く監視を行う。
【００１３】前に述べたように、本発明のカバーは、接近
回避ロッドの少なくとも一部を組み込むことができる。
この種の装置は、事故のあった場合に車輪の接近を回避
し、かつ結果として該エンジンルーム全体がより高い剛
性をもつように設計されている。このロッドは、一般的に
少なくとも金属製の骨格を含み、この場合、主としてプラ
スチック材料製の最終的な部品(カバー)は、この骨格を
組み込むことを可能とするあらゆる方法で、および特に
該金属性骨格の輪郭を、プラスチック材料で再度型取り
することによって、製造することができる。本発明による
カバーは、(該エンジンルームを覆っているので)本質的
に遮音機能を保証する。この機能は、そのために使用され
る伝統的な部品(発泡体、フェルト等)を組み込むことに
よって、増強することができる。有利には、このカバーは、
特許出願WO98/46456号に記載されているような、1/4波長
の共振器型の遮音装置を組み込んでいる。
回避ロッドの少なくとも一部を組み込むことができる。
この種の装置は、事故のあった場合に車輪の接近を回避
し、かつ結果として該エンジンルーム全体がより高い剛
性をもつように設計されている。このロッドは、一般的に
少なくとも金属製の骨格を含み、この場合、主としてプラ
スチック材料製の最終的な部品(カバー)は、この骨格を
組み込むことを可能とするあらゆる方法で、および特に
該金属性骨格の輪郭を、プラスチック材料で再度型取り
することによって、製造することができる。本発明による
カバーは、(該エンジンルームを覆っているので)本質的
に遮音機能を保証する。この機能は、そのために使用され
る伝統的な部品(発泡体、フェルト等)を組み込むことに
よって、増強することができる。有利には、このカバーは、
特許出願WO98/46456号に記載されているような、1/4波長
の共振器型の遮音装置を組み込んでいる。
Claims (10)
- 【請求項１】 ボンネットを備えた自動車エンジンルー
ム用のカバーであって、該ボンネットの下部に位置し、エ
ンジンルームを覆い、かつメンテナンス用の幾つかの点
に辿り着くことを可能とし、該カバーが機能性部品の少
なくとも一部を組み込んでいることを特徴とする、上記
カバー。 - 【請求項２】 プラスチック材料を主成分とするもので
ある、請求項1記載のカバー。 - 【請求項３】 上部カバーと下部カバーとを含み、相互
に独立に開く2つの部品で構成される、請求項1または2記
載のカバー。 - 【請求項４】 該下部カバーのみが、メンテナンス点に
近接して設けられる、請求項3記載のカバー。 - 【請求項５】 該自動車のフレームに固定されている、
上記請求項の何れか1項に記載のカバー。 - 【請求項６】 ヒンジ機構により開閉する、上記請求項
の何れか1項に記載のカバー。 - 【請求項７】 エンジン用空気供給導管の、機能性部品
の少なくとも一部を組み込んだ、上記請求項の何れか1項
に記載のカバー。 - 【請求項８】 車内空気調節装置に付属する、機能性部
品の少なくとも一部を組み込んだ、上記請求項の何れか1
項に記載のカバー。 - 【請求項９】 バッテリー槽、ヒューズボックス、接近防
止ロッド、窓ガラス洗液貯蔵タンク、エンジン用脱ガス装
置およびブレーキオイル貯蔵タンクからなる群から選択
される、機能性部品の少なくとも一部を組み込んだ、上記
請求項の何れか1項に記載のカバー。 - 【請求項１０】 1/4波長共振器型の防音装置を組み込
んだ、上記請求項の何れか1項に記載のカバー。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| FR0004082 | 2000-03-28 | ||
| FR0004082A FR2806999B1 (fr) | 2000-03-28 | 2000-03-28 | Couvercle de compartiment moteur d'un vehicule |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001301660A true JP2001301660A (ja) | 2001-10-31 |
Family
ID=8848693
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001093640A Pending JP2001301660A (ja) | 2000-03-28 | 2001-03-28 | 自動車エンジンルーム用カバー |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001301660A (ja) |
| DE (1) | DE10115266B4 (ja) |
| FR (1) | FR2806999B1 (ja) |
| IT (1) | ITMI20010658A1 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN112141223A (zh) * | 2019-06-27 | 2020-12-29 | 保时捷股份公司 | 机动车辆前端 |
Families Citing this family (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1308373A1 (en) * | 2001-11-06 | 2003-05-07 | Dario Di Camillo | Multi-functional container for the engine compartment of motor vehicles |
| DE10207430A1 (de) * | 2002-02-21 | 2003-09-04 | Bayerische Motoren Werke Ag | Kraftfahrzeug mit einem Motorraum unter einer Klappe der Karosserie |
| FR2879162B1 (fr) * | 2004-12-13 | 2008-07-04 | Plastic Omnium Cie | Ensemble formant capot moteur a monter sur une caisse en blanc |
| IT1394274B1 (it) * | 2009-06-17 | 2012-06-06 | Bmc Srl | Dispositivo filtrante per l'aria aspirata da un motore di un veicolo |
| DE102010039672A1 (de) | 2010-08-24 | 2012-03-01 | Ford Global Technologies, Llc | Vorderwagen eines Kraftfahrzeugs |
| FR3015389A1 (fr) * | 2013-12-19 | 2015-06-26 | Cera | Montage d’un ecran de protection acoustique sur un moteur de vehicule automobile |
| FR3015390A1 (fr) * | 2013-12-19 | 2015-06-26 | Cera | Architecture de protection acoustique par un ecran dispose sur un moteur de vehicule automobile |
| DE102019116420A1 (de) * | 2019-06-18 | 2020-12-24 | Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft | Kraftfahrzeugvorderwagen |
Family Cites Families (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR994872A (fr) * | 1945-02-13 | 1951-11-23 | Perfectionnements apportés aux véhicules automobiles ou autres engins de locomotion | |
| GB653888A (en) * | 1948-09-21 | 1951-05-30 | Arnold Revell Silcock | Improvements in or relating to tool holders for motor vehicles |
| US4218105A (en) * | 1978-08-25 | 1980-08-19 | Caterpillar Tractor Co. | Sound suppressed battery box |
| FR2629416B1 (fr) * | 1988-03-29 | 1990-11-30 | Renault | Capot double pour vehicules automobiles |
| US5040628A (en) | 1991-01-22 | 1991-08-20 | Price Jeffrey A | Maintenance cover for an engine compartment |
| DE4228549A1 (de) * | 1992-08-27 | 1993-10-07 | Daimler Benz Ag | Abdeckung für im Motorraum eines Kraftfahrzeuges angeordnete Aggregate |
| US5782312A (en) * | 1993-09-30 | 1998-07-21 | Kubota Corporation | Engine hood |
| US5706908A (en) * | 1994-04-18 | 1998-01-13 | Nissan Motor Co., Ltd. | Front upper structure of automotive vehicle |
| DE29518475U1 (de) * | 1995-11-21 | 1996-01-11 | Johann Borgers GmbH & Co KG, 46397 Bocholt | Obere Motorraumabdeckung |
| JP2001507308A (ja) | 1997-04-11 | 2001-06-05 | リーター アウトモティーフェ（インターナチオナール）アクチェンゲゼルシャフト | 一体化されたλ／４アブソーバを備えた車両部品 |
-
2000
- 2000-03-28 FR FR0004082A patent/FR2806999B1/fr not_active Expired - Fee Related
-
2001
- 2001-03-28 JP JP2001093640A patent/JP2001301660A/ja active Pending
- 2001-03-28 DE DE10115266A patent/DE10115266B4/de not_active Expired - Fee Related
- 2001-03-28 IT IT2001MI000658A patent/ITMI20010658A1/it unknown
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN112141223A (zh) * | 2019-06-27 | 2020-12-29 | 保时捷股份公司 | 机动车辆前端 |
| CN112141223B (zh) * | 2019-06-27 | 2022-11-15 | 保时捷股份公司 | 机动车辆前端 |
| US11535088B2 (en) | 2019-06-27 | 2022-12-27 | Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft | Motor vehicle front section |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| DE10115266B4 (de) | 2012-03-15 |
| ITMI20010658A1 (it) | 2002-09-28 |
| FR2806999B1 (fr) | 2002-09-06 |
| FR2806999A1 (fr) | 2001-10-05 |
| ITMI20010658A0 (it) | 2001-03-28 |
| DE10115266A1 (de) | 2001-10-11 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US9227507B2 (en) | Pneumatic powertrain for an automotive vehicle | |
| US8186468B2 (en) | Vehicle load floor support with integral air duct | |
| JP2001301660A (ja) | 自動車エンジンルーム用カバー | |
| JP2005047489A5 (ja) | ||
| US20050279319A1 (en) | Filter box with resonator and reservoir | |
| US8313121B2 (en) | Chassis for pneumatic vehicle | |
| WO2010035087A1 (en) | Pneumatic vehicle | |
| JP2010254116A (ja) | 車両用の導風ダクト構造 | |
| JP5017312B2 (ja) | 車両用の導風ダクト構造 | |
| JP2004182826A (ja) | 熱可塑性樹脂組成物 | |
| US20110175389A1 (en) | Fuel door assembly with vibration damper | |
| CN106089458A (zh) | 发动机自动启停装置 | |
| JP7022551B2 (ja) | 車両のパワーユニットのカプセル装置 | |
| CN216683998U (zh) | 一种外装式汽车空调装置 | |
| JP2009090915A (ja) | 車両の前部車体構造 | |
| CN221049792U (zh) | 车身顶棚、车身组件和车辆 | |
| CN204915200U (zh) | 一种电动汽车用燃油加热机构 | |
| CN111016762A (zh) | 一种低成本车载加热制冷储物箱及其安装控制方法 | |
| KR20150043855A (ko) | 쿨링 덕트 구조 | |
| JPS6137533Y2 (ja) | ||
| US9889722B2 (en) | Air exhaust device for vehicle body panel | |
| CN208362988U (zh) | 一种车身总成 | |
| US6877786B2 (en) | Thermally energy efficient vehicle | |
| CN208411362U (zh) | 一种空气净化器的布置结构 | |
| JPH04166412A (ja) | 車両用空気調和装置 |