JP2001299659A - 清掃具 - Google Patents
清掃具Info
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Abstract
りやゴミ等が堆積するのを回避しつつ、清掃シートの全
体にほこりや汚れを付着させて効率良く被清掃面の清掃
を行うことのできる清掃具を提供する。 【解決手段】 清掃具10は、清掃面14を覆って清掃
シート12が装着されて清掃シート12により床面13
を払拭する清掃具本体11と、清掃具本体11の清掃面
14と反対側の面に取り付けられたハンドル部15とか
らなる。清掃具本体11には、弾性変形可能な清掃クッ
ション体21が取り付けられてこの清掃クッション体2
1により清掃面14が構成される。清掃具本体11と清
掃クッション体21との間に介在する弾性スペーサ26
が中央部分に設けられ、弾性スペーサ26により清掃ク
ッション体21を押し出して清掃クッション体21によ
る清掃面14を凸面状に湾曲させ、押圧力により弾性ス
ペーサ26が押し潰されて清掃面14を平坦面とする。
Description
装着された清掃具本体により被清掃面のほこりや汚れを
取り除く清掃具に関する。
に不織布等からなる清掃シートが装着された清掃具本体
によって床等の被清掃面のほこりや汚れを取り除く清掃
具は、清掃具本体に取り付けられたハンドル部を手で持
って被清掃面を払拭することにより清掃シートにほこり
や汚れを付着させて、手軽に清掃を行うことができる。
面が平坦面であると、払拭時に清掃シートによって覆わ
れた清掃面の周囲にボリュームの大きなわたぼこりやゴ
ミ等が先に付着して堆積し、清掃面の中央部分での小さ
なほこりや汚れの付着を阻害しやすい。
掃具本体の清掃面を所定の曲率で湾曲する凸面として、
清掃面の周囲にほこりが溜まるのを防止した清掃具が記
載されているが、払拭時おける被清掃面への接触面積が
小さいので、清掃シートの全体にほこりや汚れを効率良
く付着させることができない。
きなわたぼこりやゴミ等が堆積するのを回避しつつ、清
掃シートの全体にほこりや汚れを付着させて効率良く被
清掃面の清掃を行うことのできる清掃具の提供を目的と
する。
て清掃シートが装着されて該清掃シートにより被清掃面
を払拭する清掃具本体と、該清掃具本体の清掃面と反対
側の面に取り付けられたハンドル部とからなる清掃具で
あって、前記清掃具本体の清掃面は、凸面状に湾曲して
その中央部分が突出した状態から、前記ハンドル部から
の押圧力によって平坦面となるように弾性変形可能に構
成されている清掃具を提供することにより、上記目的を
達成したものである。
清掃具10は、図1〜図3に示すように、清掃面14を
覆って清掃シート12が装着されてこの清掃シート12
により床面(被清掃面)13を払拭する清掃具本体11
と、清掃具本体11の清掃面14と反対側の面に取り付
けられたハンドル部15とによって構成され、ハンドル
部15を手で持って床面13を払拭することにより清掃
シート12にほこりや汚れを付着させつつ清掃を行うも
のである。
m、幅50〜150mmの合成樹脂からなる矩形形状の
平板部材であって、周縁部が図1〜図3における下方に
折れ曲がって周壁部16を形成し、全体として10〜5
0mmの厚さを備えている。周壁部16によって囲まれ
る平坦な中空部には、その中央を長手方向に横断して中
央補強リブ17が設けられると共に、その両側には間隔
をおいて平行に延設されるサイド補強リブ18が設けら
れている。なお、この中空部には、短手方向に横断する
補強リブや、その他の補強リブを清掃具本体11の加工
形状に応じて適宜設けることができる。
る図1〜図3における上面には、その中央の円形の湾曲
陥没部19から突出してハンドル支持ジョイント20が
一体として形成されており、このハンドル支持ジョイン
ト19にハンドル部15が接合されて、ハンドル部15
は、清掃具本体11の長手方向と直交する面に沿って回
動可能に支持される。また、清掃具本体11の上面に
は、清掃面14を覆って装着される清掃シート12を取
り外し可能に固定するシート固定手段(図示せず)が設
けられている。
は、その下面の中空部を覆うようにして弾性変形可能な
清掃クッション体21が取り付けられ、この清掃クッシ
ョン体21によって、清掃具本体11の清掃面14が構
成される。清掃クッション体21は、弾性を有する発泡
ウレタン等からなり、清掃具本体11への装着前には、
その下面が平坦面な清掃面14となるように形成される
と共に、その上面には矩形形状の凹嵌部22が形成され
る。凹嵌部22の周縁部に沿って周壁挿入溝23が設け
られ、この周壁挿入溝23に清掃具本体11の周壁部1
6の下端部をはめ込んで接着することにより、清掃クッ
ション体21は清掃具本体11に取り付けられる。
清掃具本体11に取り付けられた際の中央補強リブ17
及びサイド補強リブ18に対応する位置に、中央当接台
24及びサイド当接台25が、凹嵌部22を長手方向に
横断して延設されている。また、清掃クッション体21
の中央部分を横断する中央当接台24には、当該中央当
接台24に沿って、例えば10〜50mmの間隔をおい
て、複数の弾性突起体26が直線状に連設配置されてい
る。各弾性突起体26は、例えば連設方向の長さが3m
m、幅6mm、高さ3mmの大きさを有し、清掃クッシ
ョン体21と同じ材料によって中央当接台24と一体と
して設けられ、例えば30〜40の硬度(Asker C 硬
度)を有する。
株式会社製のゴム硬度計で測定するゴム等の硬さの測定
値として広く知られている硬さの数値で、アスカー(高
分子計器)C型、SRIS(日本ゴム協会規格)010
1に準拠する規格である。このアスカーC硬度を計測す
る硬度計は、φ5.08mm、最大高さ2.54mmの
球形状の押針をスプリング荷重が0度の時55g、10
0度の時855gの力で試料の表面に押しつけて変形を
与え、試料の抵抗力とスプリングの力がバランスした状
態での押針の押し込み深さをもとに硬度を測定するもの
である。測定方法は計器を両手にて垂直に保持し、水平
に置いた試料の表面に計器の加圧面を押しつけ、その時
の目盛り板上の指針の位置を正面から読みとる。測定対
象は、軟質ゴム、スポンジ、プラスチックフォーム、巻
き糸等である。
補強リブ17と清掃クッション体21の中央当接台24
との間に介在する弾性スペーサとしての機能を果たし、
清掃クッション体21の長手方向に沿った中央部分を押
し出して清掃面14を凸面状に湾曲させ、その中央部分
が最も突出した状態とする(図1参照)。また、弾性突
起体25は、相当の間隔をおいて配設されているので、
清掃具本体11からの押圧力を受けると、中央当接台2
4に食い込むようにして容易に押し潰され、中央補強リ
ブ17及びサイド補強リブ18の全体を各々中央当接台
24及びサイド当接台25に当接させつつ、清掃面14
を平坦な面に復元させると共に、中央当接台24及びサ
イド当接台25の全体で、清掃具本体11を介したハン
ドル部15からの押圧力を効果的に支持することになる
(図3参照)。
在させて湾曲させた、清掃シート12によって覆われた
清掃面14は、水平な床面13に対して清掃具本体11
を平行に配置して自重により清掃面14の中央部分を床
面13に接触させた際に、清掃面14の縁部における当
該清掃面14と床面13との隙間sが2〜10mmとな
るような曲率で湾曲しており、且つ清掃面14は、ハン
ドル部15からの2〜100Nの押圧力により弾性変形
して平坦面となる。
と床面13との隙間s(図1参照)が2〜10mmであ
ることにより、隙間sが狭すぎて清掃面14の周囲にほ
こりが溜まりやすくなったり、隙間sが大きすぎてがた
つき等により清掃作業をしにくくなったりすることがな
い。また、清掃面14を平坦面とするための押圧力を2
〜100Nとすることにより、清掃面14を湾曲面ある
いは平坦面とする切り替えを清掃作業中に手の力で適宜
スムースに行うことが可能になる。
に取り付けられて、ほこりや汚れを付着させる清掃シー
ト12としては、例えばオレフィン系極細繊維不織布等
が用いられる。
ば、床面13の大きなわたぼこりやゴミ等に対しては、
清掃面14を湾曲させ、清掃面14の縁部に隙間を保持
した状態で床面13を払拭することにより、これらのわ
たぼこりやゴミを清掃面14の周囲に堆積させることな
く清掃面14の清掃シート12に付着させる。一方、床
面13の小さなほこりや汚れに対しては、ハンドル部1
5から押圧力を加え、清掃面14を平坦面としてその全
体を接触させつつ床面13を払拭することにより、清掃
シートの全体にほこりや汚れを効率良く付着させる。
部15の操作によって、清掃面14を湾曲面あるいは平
坦面に切り替えながら、清掃面14の周囲にボリューム
の大きなわたぼこりやゴミ等が付着するのを回避しつ
つ、清掃面14を覆う清掃シート12の全体にほこりや
汚れを付着させて効率良く床面13の清掃を行うことが
できる。
施形態に係る清掃具40を示すものである。この実施形
態の清掃具40は、周縁部が下方に折れ曲がって形成さ
れる周壁部42によって囲まれる清掃具本体41の平坦
な中空部に、内部に空気が充填された弾性シートからな
る風船状部材43を、湾曲する下面を清掃面44として
清掃具本体41の下方に突出させた状態で装着固定する
ことにより構成されたものである。また風船状部材43
は、ハンドル部47からの押圧力によって、容易に弾性
変形して清掃面44を平坦面とし、その全体を床面45
に容易に接触させる。
させた清掃面44によってその縁部に隙間を保持した状
態で床面45を払拭して、清掃面44を覆う清掃シート
46にわたぼこりやゴミを付着できる一方で、床面45
の小さなほこりや汚れに対しては、ハンドル部47から
押圧力を加えて清掃面44の全体を接触させつつ床面4
5を払拭することにより、清掃シート46の全体にほこ
りや汚れを効率良く付着でき、これによって上述の実施
形態と同様の作用効果を奏することになる。
れることなく種々の変更が可能である。例えば、清掃具
本体の清掃面を弾性変形可能とする手段は、必ずしも清
掃クッション体21や風船状部材43である必要はな
く、その他の種々の弾性部材を用いて構成することがで
きる。また、弾性スペーサは、必ずしも清掃面の中央部
分を横断して直線状に連設配置した複数の弾性突起体で
ある必要はない。
にボリュームの大きなわたぼこりやゴミ等が堆積するの
を回避しつつ、清掃シートの全体にほこりや汚れを付着
させて効率良く被清掃面の清掃を行うことができる。
湾曲面とした状態を示す断面図である。
平坦面とした状態を示す断面図である。
る、(a)は清掃面を湾曲面とした状態を示す断面図、
(b)は清掃面を平坦面とした状態を示す断面図であ
る。
Claims (4)
- 【請求項1】 清掃面を覆って清掃シートが装着されて
該清掃シートにより被清掃面を払拭する清掃具本体と、
該清掃具本体の清掃面と反対側の面に取り付けられたハ
ンドル部とからなる清掃具であって、 前記清掃具本体の清掃面は、凸面状に湾曲してその中央
部分が突出した状態から、前記ハンドル部からの押圧力
によって平坦面となるように弾性変形可能に構成されて
いる清掃具。 - 【請求項2】 前記清掃面は、被清掃面に対して前記清
掃具本体を平行に配置して自重により前記中央部分を当
該被清掃面に接触させた際に、前記清掃面の縁部におけ
る当該清掃面と前記被清掃面との隙間が2〜10mmと
なるような曲率で湾曲しており、且つ前記清掃面は、前
記ハンドル部からの2〜100Nの押圧力により弾性変
形して平坦面となる請求項1記載の清掃具。 - 【請求項3】 前記清掃具本体には、弾性変形可能な清
掃クッション体が取り付けられて該清掃クッション体に
より前記清掃面が構成され、前記清掃具本体と前記清掃
クッション体との間に介在する弾性スペーサが前記中央
部分に設けられ、該弾性スペーサにより前記清掃クッシ
ョン体を押し出して前記清掃クッション体による清掃面
を凸面状に湾曲させ、前記押圧力により前記弾性スペー
サが押し潰されて前記清掃面を平坦面とする請求項1又
は2に記載の清掃具。 - 【請求項4】 前記弾性スペーサは、前記中央部分を横
断して互いに間隔をおいて直線状に連設配置した複数の
弾性突起体によって構成される請求項3記載の清掃具。
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