JP4391092B2 - フローリングワイパー - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フローリングの清掃に使用するワイパーに関するものであり、さらに詳しくは、モップの機能と箒の機能とを兼ね備えたフローリングワイパーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
柄棒の先端に連結されたヘッド保持体にスポンジヘッドを取付け、このスポンジヘッドに払拭用の拭布を巻き付けて使用するワイパーは、従来から各種構成のものが知られている。その一例として特許文献1には、モップの機能と箒の機能とを兼ね備えたワイパーが開示されている。このワイパーは、逆三角の断面形状を有する横長三角柱状のスポンジヘッドを柄棒の先端に取り付け、このスポンジヘッドに拭布を装着して使用するもので、通常のモップとしての拭き清掃と、スポンジヘッドの撓みを利用した箒のような掃き清掃とを行うことができるという利便性を有している。
【0003】
この種のワイパーは、箒のように撓ませて掃き清掃を行うことを考えると、スポンジヘッドができるだけ柔軟である方が使い易い。ところが、スポンジヘッドの柔軟性を掃き清掃に合わせて大きくすると、モップとして拭き清掃を行う場合には柔らか過ぎて使いにくくなってしまう。そこで一般には、上記スポンジヘッドに、掃き清掃と拭き清掃の両方を行うことができるような中間的な柔軟性を持たせているが、この場合には、掃き清掃を行うにはやや硬過ぎ、拭き清掃を行うにはやや柔らか過ぎるといったような、中途半端なことになりかねない。このため、上記スポンジヘッドを、箒のような掃き清掃を行う場合には柔軟に撓むが、モップとしての拭き清掃を行う場合には必要な剛弾性を持つように構成することができれば、ワイパーの使用性は著しく向上することになる。
【0004】
また、柄棒の先端のヘッド保持体とスポンジヘッドとを連結する場合、従来では、このスポンジヘッドの頂面に幅の狭い連結用の凸壁を形成し、この凸壁を上記ヘッド保持体で挟持させるようにしていたが、スポンジヘッドが柔軟であるほど突壁の剛性も小さくなるため、清掃時に柄棒からの力が作用した場合にスポンジヘッドがこの凸壁の位置で急激に折れ曲がり易く、十分な力が伝わりにくいという問題もある。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−212054号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の技術的課題は、逆三角断面を有する横長三角柱状のスポンジヘッドを柄棒の先端に取り付けることにより、モップの機能と箒の機能とを兼ね備えるように形成したフローリングワイパーにおいて、上記スポンジヘッドを、箒のような掃き清掃を行う場合には柔軟に撓むが、モップとしての拭き清掃を行う場合には必要な剛弾性を有するように構成すると共に、柄棒とスポンジヘッドとの連結強度を高め、ワイパーとしての使用性を向上することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明のフローリングワイパーは、操作用の柄棒と、該柄棒の先端に連結部を介して傾動自在に取り付けられたヘッド保持体と、該ヘッド保持体に取り付けられた横長三角柱状のスポンジヘッドと、該スポンジヘッドに着脱自在の拭布とで構成され、上記スポンジヘッドは、逆三角の断面形状を有していて、その頂面に、該スポンジヘッドの長手方向に延びる2つの互いに平行な凹溝と、これらの凹溝の間に形成された保持体取付部と、該保持体取付部の中央位置に上記凹溝と平行にしかも該凹溝よりも深い位置まで切設されたプレート挿入溝とを有し、上記ヘッド保持体は、上記スポンジヘッドの保持体取付部の上面に接合するプレート状の主体部と、該主体部の幅方向両端部から下向きに延出して上記2つの凹溝にそれぞれ嵌合する縦壁と、上記主体部の下面中央部から下向きに延出して上記プレート挿入溝内に嵌合する補強プレートとを一体に有していて、この補強プレートが固定手段を兼用し、上記プレート挿入溝内においてこの補強プレートの両面をスポンジヘッドに接着、固定することにより、上記ヘッド保持体が該スポンジヘッドに固定されていることを特徴とするものである。
【0008】
上記構成を有するフローリングワイパーにおいて、モップとしての拭き清掃を行う場合は、逆三角断面を有するスポンジヘッドの2つの斜面の何れかを床面に押し付けて前後あるいは左右に摺動させるようにし、箒のような掃き清掃を行う場合には、上記スポンジヘッドを縦向きにし、その下端部を床面に押し付けて左右に動かすことにより、該スポンジヘッドの下半部を箒のように撓ませながら塵埃を掃き寄せるようにする。
【0009】
このとき、上記スポンジヘッドが柔軟であっても、プレート挿入溝に挿入された補強プレートによって該スポンジヘッドの上半部に適度の剛弾性が付与されるため、掃き清掃時に該スポンジヘッドの上半部までもが不必要に撓むようなことがなく、拭き清掃時にも、上記補強プレートに補強されてスポンジヘッド全体が不必要に撓んだり折れ曲がったりすることがなく、目的の清掃を確実に行うことができる。
【0010】
特に、柄棒からの力が直接加わる上記保持体取付部が、補強プレートで補強されて撓みにくくなっていると同時に、この補強プレートがプレート挿入溝内に接着、固定されることによって、該補強プレートとスポンジヘッドの該補強プレートの両側に位置する部分とが相対的に位置ずれしないようになっているため、清掃時に柄棒からの力がヘッド保持体を通じてスポンジヘッドに作用し、補強プレートの両側のヘッド部分が伸長方向や圧縮方向の力を受けても、上記補強プレートと一体となって相対的にずれ動くことがないため、柄棒からの力がスポンジヘッドに十分伝達されることになり、操作性に勝れる。しかも、上記スポンジヘッドの保持体取付部は、ヘッド保持体の2つの縦壁によって両側から挟持され、プレート挿入溝が閉じる方向に保持されているため、補強プレートがこのプレート挿入溝内に挟持されてその接着強度が増大し、引き抜き方向の力が作用しても簡単に抜け出すことがない。従って、上記ヘッド保持体とスポンジヘッドとの連結強度は非常に大きくなる。
【0011】
本発明において、上記スポンジヘッドにおける保持体取付部の横幅が、上記凹溝の深さより大きく形成されると共に、該保持体取付部の上面が、上記凹溝を介して該保持体取付部の両側に位置する端壁部の上面よりも低く形成され、また、上記プレート挿入溝の深さが上記スポンジヘッドの高さの1/3〜2/3であることが望ましい。
【0012】
本発明の他の構成態様によれば、上記連結部が、ヘッド保持体における主体部の上面に形成された一対の軸受部と、これらの軸受部に取り付けられてヘッド保持体の幅方向に延びる支軸と、この支軸を先端の連結孔内に嵌合させることによって該支軸にスポンジヘッドの長手方向に傾動自在なるように連結された接続管とを有し、この接続管が上記柄棒の先端部分を構成しており、また、該接続管の先端の上記連結孔が、軸線方向の中央位置において孔径が最も小さく、孔の両端に行くに従って次第に孔径が拡大するように形成されることにより、上記柄棒がスポンジヘッドの幅方向にも傾動自在である。
【0013】
本発明において好ましくは、上記柄棒の側面とヘッド保持体の主体部の上面とに、該柄棒をスポンジヘッドの長手方向に回動させて上記主体部に当接する位置まで傾動させたとき相互に係合し合うストッパを有することである。
このように構成することにより、上記フローリングワイパーの不使用時には、それを収納場所のフックに吊り掛けたり、壁に立て掛けたりして収納するが、その際、スポンジヘッドを柄棒と平行に向け、該柄棒とヘッド保持体とに設けたストッパを相互に係合させることにより、スポンジヘッドが左右に大きく突出するのを防止して嵩張りをなくした状態で、ワイパーをコンパクトにかつ安定的に収容・保管することができる。
【0014】
本発明において上記ストッパは、相互に係合し合う突起と窪みとからなっていて、これらの突起又は窪みの一方が上記接続管の左右両側面に形成され、他方が上記ヘッド保持体の主体部上面に形成されている。
また、本発明のおいて上記拭布は、スポンジヘッドの下端部から両側面を覆うように被着されていると共に、該拭布の両端部が上記凹溝を越えて主体部と保持体取付部との間まで達するように挟み込まれ、上記凹溝と縦壁との位置で急激に折れ曲がった状態で固定されている。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1及び図2は本発明の好ましい一実施例を示すもので、このフローリングワイパーは、操作用の柄棒1と、該柄棒1の先端に連結部2を介して傾動自在に取り付けられたヘッド保持体3と、該ヘッド保持体3に取り付けられた横長三角柱状のスポンジヘッド4と、該スポンジヘッド4に着脱自在の拭布5とで構成されている。
【0016】
上記スポンジヘッド4は、箒のような撓みを生じ得る程度の柔軟性と、拭布5を清掃対象部位に必要な力で押し付け得る程度の剛弾性とを兼ね備えた合成樹脂製発泡体によって形成されたもので、その断面形状は、一つの頂角が下を向いた逆三角状であって、この頂角の両側のV字形をした二辺の長さがほぼ等しい二等辺三角形のような形をしている。この二等辺三角形の範疇には正三角形も含まれる。また、三角形の各頂角は丸みを付けられている。従って上記スポンジヘッド4は、上方にいくに従ってその幅と剛弾性とが増大し、下方に行くほど柔軟性が増すような形態となっており、モップとしての拭き清掃を行う場合は、V字形に傾斜する2つの側面4A,4Bを選択的に使用し、箒のような掃き清掃を行う場合は、柔軟な下端部分4Cを撓ませて塵埃を掃き寄せるようにする。
【0017】
上記スポンジヘッド4の頂面には、その長手方向に全長にわたって互いに平行な2つの浅い凹溝4a,4aが形成されると共に、これらの凹溝4a,4aの間に保持体取付部4bが区画、形成され、さらに、該保持体取付部4bの幅方向の両側には、上記凹溝4a,4aを介して端壁部4c,4cが形成されている。
【0018】
上記保持体取付部4bの横幅は、上記凹溝4a,4aの深さより大きく、該保持体取付部4bの上面は、上記端壁部4c,4cの上面よりも若干低い平面となっており、それらの段差は、後述するヘッド保持体3の主体部3aの厚さとほぼ同程度である。そして、この保持体取付部4bの上面の中央位置には、上記凹溝4a,4aと平行なプレート挿入溝4dが、スポンジヘッド4の全長にわたり形成されている。このプレート挿入溝4dの深さは、上記凹溝4a,4aの深さよりも深く、その好ましい深さは、スポンジヘッド4の高さHの1/3〜2/3の範囲内である。
【0019】
上記ヘッド保持体3は、上記スポンジヘッド4の保持体取付部4bの上面に接合するプレート状の主体部3aと、該主体部3aの幅方向両端部から下向きに延出して上記2つの凹溝4a,4aにそれぞれ嵌合する2つの縦壁3b、3bと、上記主体部3aの下面中央部から下向きに延出して上記プレート挿入溝4d内に嵌合する可撓性ある1つの補強プレート3cとを有していて、これらの主体部3aと縦壁3b,3bと補強プレート3cとが、合成樹脂等の硬質又は半硬質の素材によって一体に形成されており、該ヘッド保持体3の長さは、全体して上記スポンジヘッド4と同じか、またはそれよりやや短くなってる。
【0020】
上記主体部3aは、上記スポンジヘッド4の保持体取付部4bとほぼ同幅に形成されていて、この主体部3aを保持体取付部4b上に装着してその両側の縦壁3b,3bを上記凹溝4a,4a内に嵌入しても、これらの縦壁3b,3bによって該保持体取付部4bが殆ど圧縮されないように構成されている。
【0021】
また、上記縦壁3b,3bは、凹溝4a,4a内に適合する幅と高さを有していて、スポンジヘッド4に巻き付けた拭布5の端部5aを凹溝4a,4a内においてスポンジヘッド4との間に弾力的に挟み込めるようになっている。
【0022】
更に、上記補強プレート3cは、スポンジヘッド4のプレート挿入溝4dに挿入されることによって該スポンジヘッド4の上半部の剛性を高め、清掃時に該上半部が必要以上に圧縮されたり変形したりするを防ぐもので、上記主体部3aや縦壁3b,3bに比べて薄肉に形成されることにより、適度の剛性と弾性とを付与されている。そして、このように補強プレート3cをプレート挿入溝4dに挿入し、その左右両面に塗布した接着剤や両面テープ等で該プレート挿入溝4d内に接着、固定することにより、上記ヘッド保持体3がスポンジヘッド4に取り付けられている。従ってこの補強プレート3cは、上記ヘッド保持体3をスポンジヘッド4に固定するための固定手段を兼ねるものである。
【0023】
この場合、上記スポンジヘッド4の保持体取付部4bは、ヘッド保持体3の縦壁3b,3bによって両側から挟持され、プレート挿入溝4dが閉じる方向に保持されているため、補強プレート3cはこのプレート挿入溝4d内に挟持されてスポンジヘッド4と強固に接着し、引き抜き方向の力が作用しても簡単に抜け出すことはない。なお、上記ヘッド保持体3の主体部3aはスポンジヘッド4に直接接着されてはいないが、拭布5の端部をスポンジヘッド4との間で挟持する場合の障害とならない程度の範囲内で部分的に接着しても良い。
【0024】
また、上記補強プレート3cは、図2に示すものの場合、均一な厚さの板状となっているが、より使用感を向上させるため、基端側、即ち主体部3a側にいくに従って硬度を増し、先端にいくに従って柔軟性を増すように形成することもできる。この場合は、厚さを先端にいくに従って薄く形成することが望ましい。
【0025】
上記連結部2は、ヘッド保持体3における主体部3aの上面に形成された一対の軸受部6,6と、これらの軸受部6,6に取り付けられてヘッド保持体3の幅方向に延びる支軸7と、該支軸7に傾動自在に連結された接続管9とを有し、この接続管9が上記柄棒1の先端部分を構成している。
【0026】
上記接続管9は、その先端の連結孔8内に上記支軸7を嵌合させることによって該支軸7に連結されているが、上記連結孔8は、図3に示すように、孔の軸線方向の中央位置において孔径が最も小さく、孔の両端に行くに従って次第に孔径が拡大するように形成されており、この連結孔の孔形状により、柄棒1を、支軸7の軸線方向両側、換言すればスポンジヘッド4の幅方向両側に一定角度傾動させることができるようになっている。また、このような方向へ柄棒1を容易に傾動させ得るようにするため、図3から分かるように、上記軸受部6,6の上記支軸7の取付位置より上側の部分を徐々に先広がりをなすように形成すると共に、上記接続管9の先端部分の幅を次第に先狭まりをなすように形成している。これにより、柄棒1を握ってワイパーを箒のように使用する場合には、スポンジヘッド4がその幅方向に一定角度回動して清掃対象部位との間の抵抗が和らげられ、実際の箒と同等の柔軟な使用感を得ることができ、また、清掃対象部位との抵抗が和らぐ分、スポンジヘッド4から拭布5がずれるのを防止することができる。なお、上記柄棒1は、上記支軸7を中心にしてスポンジヘッド4の長手方向にも自由に回動させることができる。
【0027】
また、上記柄棒1の左右両側面とヘッド保持体3の主体部3aの上面とには、該柄棒1をスポンジヘッド4の長手方向に回動させて該主体部3aに当接する位置まで傾動させたとき相互に係合し合うストッパ12が設けられている。このストッパ12は、相互に係合し合う突起10と窪み11とからなっていて、この実施例の場合には、突起10が柄棒1の先端の上記接続管9の左右両側面に形成され、窪み11が上記主体部3a上面の連結部2を挟んだ左右の2カ所に形成されている。しかし、突起10を上記主体部3aの上面に形成し、窪み11を柄棒1の両側面に形成することもできる。なお、図示した実施例においては、上記窪み11が、一対の突壁11a,11aの間に形成されている。
【0028】
上記拭布5としては、例えば、1〜9μmの超極細繊維を少なくとも一部に含んだ不織布や、着塵剤や水等を含浸した不織布、ワイパー用ペーパー等が好適に用いられる。このような拭布5を、スポンジヘッド4にその下端部から両側面4A,4B及び端壁部4c,4cの上面を包み込むように装着して、該拭布5の両端部5a,5aを、凹溝4a,4a内においてヘッド保持体3の縦壁3b,3bとスポンジヘッド4との間に弾力的に挟持させることにより固定している。この場合、図2に示すように、拭布5の端部5aを凹溝4aを越えて主体部3と保持体取付部4bとの間まで達するように挟み込み、凹溝4aと縦壁3bとの位置で急激に折れ曲がった状態に固定することにより、その取付け強度を高めることができる。
【0029】
上記構成を有するフローリングワイパーにおいて、このワイパーでモップとしての拭き清掃を行う場合は、逆三角断面を有するスポンジヘッド4の2つの傾斜する側面4A,4Bの何れかを床面に押し付けて前後あるいは左右に摺動させるようにし、箒のような掃き清掃を行う場合には、上記スポンジヘッド4を縦向きにし、その下端部分4Cを床面に押し付けて左右に動かすことにより、該下端部分4Cを箒のように撓ませながら比較的大きな塵埃を掃き寄せるようにする。
【0030】
このとき、上記スポンジヘッド4が比較的柔軟性の大きいものであっても、プレート挿入溝4dに挿入された補強プレート3cによって該スポンジヘッド4の上半部に適度の剛弾性が付与されるため、モップとして使用する場合には、側面4A,4Bの少なくとも上半部を床面に強く押し付けることによって拭き清掃を行うことができ、また、箒のように使用する場合には、スポンジヘッド4の上記補強プレート3cで補強されていない下端部分4Cが柔軟に撓むと共に、柄棒1がスポンジヘッド4の幅方向に傾動することによってスポンジヘッド4の撓みをサポートするため、箒のような使用感を持って掃き清掃を行うことができる。
【0031】
特に、上記補強プレート3cが上記プレート挿入溝4d内に接着、固定されているため、この補強プレート3cとスポンジヘッド4の該補強プレート3cの両側に位置する部分4e,4eとの間の相対的な位置ずれが生じることがなく、このため、例えば掃き清掃時に、スポンジヘッド4の先端部分4Cが左右に撓むことによって補強プレート3cの一側の部分4eに伸長方向の力が作用し、他側の部分4eに圧縮方向の力が作用しても、これらの部分4e,4eと上記補強プレート3cとが相対的にずれ動くことがないから、柄棒1からの作用力がスポンジヘッド4に確実かつ十分に伝達されることになる。
【0032】
上記フローリングワイパーの不使用時には、それを収納場所のフックに吊り掛けたり、壁に立て掛けたりして収納するが、その際、図4に示すように、スポンジヘッド4を柄棒1と平行に向け、該柄棒1とヘッド保持体3とに設けたストッパ12を相互に係合させることにより、スポンジヘッド4が左右に大きく突出するのを防止して嵩張りをなくした状態で、ワイパーをコンパクトにかつ安定的に収容・保管することができる。
【0033】
【発明の効果】
以上に詳述したように、本発明のフローリングワイパーによれば、ヘッド保持体の補強プレートをスポンジヘッドのプレート挿入溝内に挿入して該スポンジヘッドに適度の剛性と可撓性とを付与することにより、該スポンジヘッドを、箒のような掃き清掃を行う場合には柔軟に撓むが、モップとしての拭き清掃を行う場合には必要な剛弾性を有するように構成することができる。また、上記補強プレートをヘッド保持体とスポンジヘッドとを固定する固定手段として兼用し、この補強プレートを上記プレート挿入溝内に接着、固定したことにより、ヘッド保持体とスポンジヘッドとの連結強度を著しく高めることが可能となり、清掃時に該スポンジヘッドが不必要に変形するのを防いでワイパーとしての使用性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフローリングワイパーの一実施例を示す斜視図である。
【図2】同断面図である。
【図3】同要部拡大断面図である。ただし、スポンジヘッドを省略した状態を示す。
【図4】収納状態の側面図である。
【符号の説明】
1 柄棒
2 連結部
3 ヘッド保持体
3a 主体部
3b 縦壁
3c 補強プレート
4 スポンジヘッド
4A,4B 側面
4C 下端部分
4a 凹溝
4b 保持体取付部
4c 端壁部
4d プレート挿入溝
5 拭布
6 軸受部
7 支軸
8 連結孔
9 接続管
10 突起
11 窪み
12 ストッパ

Claims (6)

  1. 操作用の柄棒と、該柄棒の先端に連結部を介して傾動自在に取り付けられたヘッド保持体と、該ヘッド保持体に取り付けられた横長三角柱状のスポンジヘッドと、該スポンジヘッドに着脱自在の拭布とで構成され、
    上記スポンジヘッドは、逆三角の断面形状を有していて、その頂面に、該スポンジヘッドの長手方向に延びる2つの互いに平行な凹溝と、これらの凹溝の間に形成された保持体取付部と、該保持体取付部の中央位置に上記凹溝と平行にしかも該凹溝よりも深い位置まで切設されたプレート挿入溝とを有し、
    上記ヘッド保持体は、上記スポンジヘッドの保持体取付部の上面に接合するプレート状の主体部と、該主体部の幅方向両端部から下向きに延出して上記2つの凹溝にそれぞれ嵌合する縦壁と、上記主体部の下面中央部から下向きに延出して上記プレート挿入溝内に嵌合する補強プレートとを一体に有していて、この補強プレートが固定手段を兼用し、上記プレート挿入溝内においてこの補強プレートの両面をスポンジヘッドに接着、固定することにより、上記ヘッド保持体が該スポンジヘッドに固定されている、
    ことを特徴とするフローリングワイパー。
  2. 上記スポンジヘッドにおける保持体取付部の横幅が、上記凹溝の深さより大きく形成されると共に、該保持体取付部の上面が、上記凹溝を介して該保持体取付部の両側に位置する端壁部の上面よりも低く形成され、また、上記プレート挿入溝の深さが上記スポンジヘッドの高さの1/3〜2/3であることを特徴とする請求項1又は2に記載のフローリングワイパー。
  3. 上記連結部が、ヘッド保持体における主体部の上面に形成された一対の軸受部と、これらの軸受部に取り付けられてヘッド保持体の幅方向に延びる支軸と、この支軸を先端の連結孔内に嵌合させることによって該支軸にスポンジヘッドの長手方向に傾動自在なるように連結された接続管とを有し、この接続管が上記柄棒の先端部分を構成しており、また、該接続管の先端の上記連結孔が、軸線方向の中央位置において孔径が最も小さく、孔の両端に行くに従って次第に孔径が拡大するように形成されることにより、上記柄棒がスポンジヘッドの幅方向にも傾動自在であることを特徴とする請求項1又は2に記載のフローリングワイパー。
  4. 上記柄棒の側面とヘッド保持体の主体部の上面とに、該柄棒をスポンジヘッドの長手方向に回動させて上記主体部に当接する位置まで傾動させたとき相互に係合し合うストッパを有することを特徴とする請求項1から3までの何れかに記載のフローリングワイパー。
  5. 上記ストッパが、相互に係合し合う突起と窪みとからなっていて、これらの突起又は窪みの一方が上記接続管の左右両側面に形成され、他方が上記ヘッド保持体の主体部上面に形成されていることを特徴とする請求項4に記載のフローリングワイパー。
  6. 上記拭布が、スポンジヘッドの下端部から両側面を覆うように被着されていると共に、該拭布の両端部が上記凹溝を越えて主体部と保持体取付部との間まで達するように挟み込まれ、上記凹溝と縦壁との位置で急激に折れ曲がった状態で固定されていることを特徴とする請求項1から5までの何れかに記載のフローリングワイパー。
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