JPH08266456A - モップの拭布取付台 - Google Patents

モップの拭布取付台

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JPH08266456A
JPH08266456A JP9622995A JP9622995A JPH08266456A JP H08266456 A JPH08266456 A JP H08266456A JP 9622995 A JP9622995 A JP 9622995A JP 9622995 A JP9622995 A JP 9622995A JP H08266456 A JPH08266456 A JP H08266456A
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cloth
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mop
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 拭布の止着性能及び耐久性に勝れ、どのよう
な厚さの拭布でも使用することができるモップの拭布取
付台を得る。 【構成】取付台本体11に複数対の拭布止着孔14a,
14bを設け、該取付台本体に着脱自在に取り付けられ
た柔軟性ある拭布止着部材12の両端に、上記拭布止着
孔14a,14bに嵌入する2つの突子20a,20b
を形成し、拭布止着孔14a,14bと対応する係止孔
24a,24bを備えた拭布1を取付台本体11に巻き
付けて、拭布止着部材12の突子20a,20bを係止
孔24a,24b及び拭布止着孔14a,14bに嵌入
することにより、該拭布1を装着状態に止着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、清掃用のモップにおけ
る拭布取付台に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、柄棒の先端に取り付けた拭布取
付台に拭布を装着して、床や家具等を清掃するようにし
たモップは、従来より良く知られているところである。
そしてこの種のモップには、拭布取付台の上面の左右複
数箇所に切り込みを穿設し、装着した拭布を該切り込み
に押し込んで係止させるようにしたものがある。しかし
ながら、従来のこの種のモップは、任意形状の切り込み
にその縁部を押し開いた状態で拭布を押し込み、該縁部
に拭布を係止させることによって装着状に保持するもの
であるため、何度も使用しているうちに上記縁部が折れ
曲がったままになるなど変形し、拭布を確実に係止させ
ることが難しくなったり、変形が繰り返されるうちに縁
部が切れて使用不能になるなど、拭布の止着性能や耐久
性等において問題があった。また、薄い拭布を使用する
場合は特に問題ないが、厚手の拭布を使用する場合は、
その厚さによっては該拭布を切り込みに挿入することが
できない場合もあり、使用できる拭布の厚さに制限があ
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の技術的課題
は、拭布の止着性能及び耐久性に勝れ、どのような厚さ
の拭布でも使用することができるモップの拭布取付台を
提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の拭布取付台は、相対する2つが1組の拭布
止着孔を複数組備えた取付台本体と、上記拭布止着孔に
嵌入する2つの突子を両端部に備えた複数の柔軟性ある
拭布止着部材とを備え、上記拭布止着部材が、その中間
部において取付台本体の相対する2つの拭布止着孔の中
間位置に着脱自在に取り付けられていることを特徴とす
るものである。本発明の具体的な構成態様によれば、拭
布止着部材における突子の近くに、該突子を拭布止着孔
に挿脱する際に摘持するための摘持部が設けられてい
る。この場合、上記取付台本体における拭布止着孔の近
くの上記拭布止着部材の摘持部に対応する位置に、該摘
持部を摘持する際の逃げとなる切欠を設けておくことが
望ましい。
【0005】
【作用】上記構成を有するモップの拭布取付台は、拭布
止着孔と同数の係止孔を開けた拭布を巻き付け、該拭布
の係止孔を取付台の拭布止着孔に合わせた状態で、拭布
止着部材の突子をそれぞれ上記係止孔及び拭布止着孔に
嵌入することにより、該拭布を止着する。このようにし
て拭布を取付台本体に止着することにより、切り込み内
に拭布を挿入する従来品のように、切り込みの縁部が折
れ曲がったり切れたりするといった不都合がなく、どの
ような厚さの拭布であってもそれを確実に止着すること
ができると同時に、耐久性も高い。また、拭布止着部材
は、その中間部が上記拭布取付台本体に着脱自在に止着
されているため、紛失する心配がないばかりでなく、そ
れを取り外すことによって該拭布止着部材及び取付台本
体の清掃を容易に行うことができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明するに、図1乃至図3は本発明の拭布取付台を
用いて構成したモップの一実施例を示すもので、このモ
ップは、紙や不織布あるいは織布等からなる払掃用の拭
布1と、該拭布1を交換可能に装着するための拭布取付
台2と、該拭布取付台2に連結された操作用の柄棒3と
からなっている。
【0007】上記拭布取付台2は、硬質又は半硬質の合
成樹脂により扁平な矩形状に形成された取付台本体11
と、拭布1を装着状態に保持するための拭布止着部材1
2とを有している。上記取付台本体11の四側辺は、上
方に向けて一旦立ち上がったあとすぐ下方に向けて折り
返されることにより、弾力性をもった緩衝壁13となっ
ている。また、該取付台本体11には、巻き付けた拭布
1を止着するための相対する2つで1組の拭布止着孔1
4a,14bが、該取付台本体11の長手方向両側に2
組形成されている。
【0008】上記拭布止着孔14a,14bは、取付台
本体11の幅方向両端部に設けられた高さの高い台状部
分15に穿設されている。これら2つの拭布止着孔14
a,14bの中間部分は台状部分15より低くなってい
て、その中央部に、上記拭布止着部材12を着脱自在に
係止させるための手段である係止突起16,16が一対
形成され、これらの係止突起16,16の周囲は、上方
に立ち上がった壁17と上記台状部分15とによって囲
まれている。上記係止突起16,16は、上部にフック
16aを有し、このフック16aが拭布止着部材12の
係止部18に係止するものである。
【0009】一方、上記拭布止着部材12は、図3から
も分かるように、ゴムや軟質合成樹脂等の弾性素材によ
り細長いテープ状に形成され、その両端部に、上記拭布
止着孔14a,14bに密に嵌入する2つの突子20
a,20bが形成されている。また、該拭布止着部材1
2の中央部には、該拭布止着部材12を取付台本体11
に着脱自在に係止させるための上記係止部18が形成さ
れており、この係止部18は、底部が開放する矩形枠状
をしていて、4つの側壁のうち少なくとも2つ、即ち、
取付台本体11上の上記2つの係止突起16,16と対
応する2つの側壁18a,18aの下端部に、内向きに
突出する突縁18bがそれぞれ形成され、図2に示すよ
うにこれらの突縁18bを上記係止突起16,16に係
止させることにより、該拭布止着部材12が取付台本体
11に着脱自在に取り付けられている。
【0010】また、上記拭布止着部材12における各突
子20a,20bの近くには、該突子20a,20bを
拭布止着孔14a,14bに挿脱する際に指で摘持する
ための摘持部21が、側方に突出するように設けられて
おり、これに対して取付台本体11側には、拭布止着孔
14a,14bの近くの上記拭布止着部材12の摘持部
21に対応する位置に、該摘持部21を指で摘持する際
の逃げとなる切欠22が形成されている。
【0011】更に、上記取付台本体11の上面中央部に
は、上記柄棒3を取り付けるための取付部23が形成さ
れている。この取付部23は、取付台本体11にその幅
方向に傾動自在なるように連結された第1連結部材23
aと、該第1連結部材23aに取付台本体11の長手方
向に傾動自在なるように連結された第2連結部材23b
とからなっていて、この第2連結部材23bに上記柄棒
3が取り付けられており、これにより該柄棒3が、取付
台本体11の幅方向と長さ方向の両方向に傾動自在とな
っている。
【0012】上記拭布1は、図5から分かるように、取
付台本体11における拭布止着孔14a,14bに対応
する対数の係止孔24a,24bを有するもので、該拭
布1を拭布取付台2に取り付けるときは、該拭布1を取
付台本体11の下面から両側面にかけて巻き付け、拭布
1の係止孔24a,24bと取付台本体11の拭布止着
孔14a,14bとを一致させた状態で、拭布止着部材
12の両端の突子20a,20bを上記係止孔24a,
24bを通して拭布止着孔14a,14bに圧入する。
これにより該拭布1は、上記突子20a,20bに係止
して装着状態に保持されることになる。
【0013】かくして、拭布止着孔14a,14bに突
子20a,20bを嵌入するだけの簡単な操作によって
拭布1を装着状態に確実に保持させることができる。ま
た、切り込み内にその縁部を押し開いて拭布を挿入する
従来品のような、切り込みの縁部が折れ曲がったり切れ
たりするといった不都合が全くないため、耐久性が非常
に高く、しかも、どのような厚さの拭布であってもそれ
を確実に止着することができる。
【0014】拭布1を廃棄や交換等のために拭布取付台
から取り外すときは、拭布止着部材12の摘持部21を
摘持して突子20a,20bを拭布止着孔14a,14
b及び係止孔24a,24bから外し、その状態で拭布
1を取り外すようにする。また、拭布止着部材12は、
係止部18を取付台本体11の係止突起16,16から
解放することにより該取付台本体11から取り外すこと
ができ、これにより、該拭布止着部材12及び取付台本
体11の清掃を容易に行うことができる。
【0015】なお、上記実施例では、拭布止着孔14
a,14b及び突子20a,20bが円形をしている
が、その形状は四角形又はその他の任意の形状とするこ
とができる。また、装着する拭布1が薄い場合は、必ず
しもそれに係止孔24a,24bを予め明けておく必要
はなく、該拭布1を介して拭布止着部材12の突子20
a,20bを拭布止着孔14a,14bに圧入する際に
該拭布1に自然に孔が開くようにしても良く、あるい
は、拭布1を突子20a,20bで拭布止着孔14a,
14bに押し込むようにすることもできる。
【0016】
【発明の効果】以上に詳述したように、本発明によれ
ば、取付台本体に設けた拭布止着孔と拭布止着部材に設
けた突子との組み合わせによって拭布を装着状態に止着
するようにしたので、切り込み内に縁部をむりやり押し
開いて拭布を挿入する従来品のような、切り込みの縁部
が折れ曲がって変形したり切れたりするといった不都合
がなく、拭布を簡単且つ確実に止着することができると
共に、耐久性も高く、しかも、どのような厚さの拭布で
あってもそれを確実に止着することができる。また、上
記拭布止着部材の中間部を拭布取付台に着脱自在に取り
付けたので、該拭布止着部材が紛失する心配がなく、且
つ、それを取り外すことによって該拭布止着部材及び拭
布取付台の細部の清掃を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る拭布取付台を使用したモップの一
例を、一方の拭布止着部材を取り外して示す平面図であ
る。
【図2】図1におけるA−A線での断面図である。
【図3】図1におけるB−B線での拡大断面図である。
【図4】拭布止着部材の側面図である。
【図5】拭布の平面図である。
【符号の説明】
1 拭布 2 拭布取付台 11 取付台本体 12 拭布止着部材 14a,14b 拭布止着孔 20a,20b 突
子 21 摘持部 22 切欠

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】相対する2つで1組の拭布止着孔を複数組
    備えた取付台本体と、上記拭布止着孔に嵌入する2つの
    突子を両端部に備えた柔軟性ある複数の拭布止着部材と
    を備え、 上記拭布止着部材が、その中間部において取付台本体の
    相対する2つの拭布止着孔の中間位置に着脱自在に取り
    付けられている、ことを特徴とするモップの拭布取付
    台。
  2. 【請求項2】拭布止着部材における突子の近くに、該突
    子を拭布止着孔に挿脱する際に摘持するための摘持部が
    設けられていることを特徴とする請求項1に記載のモッ
    プの拭布取付台。
  3. 【請求項3】取付台本体における拭布止着孔の近くの上
    記拭布止着部材の摘持部に対応する位置に、該摘持部を
    摘持する際の逃げとなる切欠が設けられていることを特
    徴とする請求項2に記載のモップの拭布取付台。
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