JPH09224896A - 拭き掃除具 - Google Patents

拭き掃除具

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JPH09224896A
JPH09224896A JP6374296A JP6374296A JPH09224896A JP H09224896 A JPH09224896 A JP H09224896A JP 6374296 A JP6374296 A JP 6374296A JP 6374296 A JP6374296 A JP 6374296A JP H09224896 A JPH09224896 A JP H09224896A
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芳郎 花村
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嗣彦 森永
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Abstract

(57)【要約】 【課題】拭き掃除具の進行方向前方に粒状埃のみならず
繊維状埃も残留させることがないようにし、シート状清
掃体の被清掃面との接触部位を有効に利用して粒状埃の
みならず繊維状埃も付着・捕集することができるように
する。 【解決手段】基台部12の底面側に弾性体20を配設
し、弾性体20にシート状清掃体18を捲回して、シー
ト状清掃体18により被清掃面Pの被清掃物質を捕集す
る拭き掃除具10において、弾性体20は、基台部12
に装着される基板部20aと、基板部20aから突出形
成された多数の可撓性薄片20bとを有し、可撓性薄片
20bは基台部12の中央部12cに位置する可撓性薄
片20bが最も突出形成され、基台部12の前縁部12
aから後縁部12bに至る可撓性薄片20bのシート状
清掃体18への当接部の軌跡Lが、被清掃面Pに対して
凸状に形成されるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、拭き掃除具に関
し、さらに詳細には、不織布、乾燥したクロス、布製雑
巾あるいは紙製化学雑巾など(以下、これら不織布、乾
燥したクロス、布製雑巾あるいは紙製化学雑巾などを総
称して「シート状清掃体」と称す。)を取り付けて拭き
掃除を行うための拭き掃除具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、基台部の下部に弾性体を配設
し、この弾性体にシート状清掃体を捲回して、当該シー
ト状清掃体により床面、窓ガラス面あるいは天井面など
の被清掃面の埃や汚れを拭き取る拭き掃除具が数多く提
案されており、例えば、図1に示すような拭き掃除具が
知られている。
【0003】この図1に示す拭き掃除具100は略長方
体状の基台部102を備えており、この基台部102の
上面には、全方向に自在に方向変換できるような任意の
構造のジョイント部104を介して、操作ハンドル10
6が取り付けられている。
【0004】また、基台部102の底面には、当該底面
の全面に略長方体状の弾性体108が取り付けられてい
る。この弾性体108は、ゴムやプラスチックの発泡体
などにより成形されたものであり、その底面は平板状に
形成されている。
【0005】そして、図2に示すように、基台部102
に適宜の係止具(図示せず)により弾性体108の底面
全体を覆うようにしてシート状清掃体120を捲回して
装着し、操作ハンドル106により基台部102を床
面、窓ガラス面あるいは天井面などの被清掃面P上で摺
動させることにより、被清掃面P上の汚れや埃など(以
下、これら汚れや埃などを総称して「被清掃物質」と称
す。)をシート状清掃体120に付着させ、当該被清掃
物質を捕集するようになされている。
【0006】なお、シート状清掃体120を弾性体10
8の底面を覆うように捲回して装着しているのは、拭き
掃除具100を凹凸のある被清掃面P上で摺動させたと
きに、弾性体108の弾性変形により被清掃面Pの凹凸
にシート状清掃体120を追従させて清掃可能にすると
ともに、拭き掃除具100の操作ハンドル106を把持
して清掃する清掃者へ被清掃面Pの凹凸から伝達される
衝撃を緩和するためである。
【0007】しかしながら、上記した従来の拭き掃除具
100においては、例えば、拭き掃除具100を被清掃
面P上で前進させると、図2に示すように、被清掃面P
上の被清掃物質112は、弾性体108の前縁部108
aにより掻き取られるようにして(スクレープされるよ
うにして)、弾性体108の前縁部108aの前方の被
清掃面P上に集められ、そのまま残留し、弾性体108
の内方向へあまり進入することができない。
【0008】また、拭き掃除具100を被清掃面P上で
後進させた際にも、上記と同様な現象が生じるものであ
り、被清掃面P上の被清掃物質112は、弾性体108
の後縁部108bにより掻き取られるようにして、弾性
体108の後縁部108bの後方の被清掃面P上に集め
られ、そのまま残留し、弾性体108の内方向へあまり
進入することができない。
【0009】このような従来の拭き掃除具100を用い
て清掃する際に、操作ハンドル106を持って前進・後
進操作を繰り返しながら被清掃面110を摺動移動させ
る、所謂、ジグザグ操作を行うと、前進操作から後進操
作に切り換わる際には、弾性体108の前縁部108a
に集められた被清掃物質112がそのまま被清掃面P上
に取り残される。
【0010】また、後進操作から前進操作に切り換わる
際にも、上記と同様な現象が生じるものであり、弾性体
108の後縁部108bに集められた被清掃物質112
がそのまま被清掃面P上に取り残されることになってし
まっていた。
【0011】即ち、被清掃物質112は拭き掃除具10
0の前部および後部に残留してしまうという問題点があ
るとともに、またシート状清掃体120における弾性体
108の前縁部108aおよび後縁部108bに対応す
る部位のみに被清掃物質112の付着が集中し、シート
状清掃体120が部分的にしか清掃作用(被清掃物質1
12の付着・捕集作用)を発揮することができないとい
う問題点があった。
【0012】こうした問題点に鑑みて、特開平6−31
1954号公報に開示された拭き掃除具が提案されてい
る。
【0013】この特開平6−311954号公報に開示
された拭き掃除具は、基台部に配設されたスポンジなど
の発泡体により構成される略長方体状の弾性体が、中央
部において突出するように形成されており、被清掃物質
の弾性体の内方向への進入を可能としている。
【0014】ところが、上記した従来の拭き掃除具10
0および特開平6−311954号公報に開示された拭
き掃除具においては、基台部に配設された弾性体が、い
ずれも略長方体状のスポンジなどの発泡体により構成さ
れているため、被清掃面の凹凸に十分に追従することが
できないという根本的な欠点が指摘されていた。
【0015】本願出願人は、上記した問題点および根本
的な欠点を解決することのできる拭き掃除具として、特
願平7−317028号に開示された拭き掃除具を提案
している。
【0016】図3および図4には、この特願平7−31
7028号に開示された拭き掃除具200の構成が示さ
れており、拭き掃除具200は、基台部202に配設す
る弾性体として、略長方体状の弾性体に代えて、基板部
204aに多数の可撓性薄片204bを立設した弾性体
204を備えている。弾性体204は、ゴムまたはその
発泡体、あるいは軟質のプラスチックまたはその発泡
体、あるいは熱可塑性エラストマーなどのような、柔軟
で弾性力を有する素材を一体成形することにより構成さ
れるものである。
【0017】可撓性薄片204bの配列パターンを説明
すると、各可撓性薄片204bは、所定の間隙を開け
て、かつ各操作方向(矢印A方向および矢印B方向)に
対して斜めに配置されている。
【0018】さらに詳細には、弾性体204の中心線O
1を中心として略左右対称に、あるいは中心線O2を中心
として略上下対称に配置されている。
【0019】そして、図4上において左右方向に延長す
る各列の可撓性薄片204bは、各列間において相互に
平行するように間隔を開けるとともに、清掃方向に対し
て斜めになるように配置され、さらに、概ね互いに隣合
う列の可撓性薄片204bが逆方向に傾くように配置さ
れている。また、互いに隣合う列の可撓性薄片204b
を逆方向に傾くように配置する際に、相互に半ピッチず
らして配置している。従って、この図4に示す配列パタ
ーンの可撓性薄片204bを備えた弾性体204を配設
した拭き掃除具200によれば、多数の可撓性薄片20
4bがそれぞれ独立して可撓するので、被清掃面の細か
い凹凸にも十分に追従することができるとともに、拭き
掃除具200の操作方向と相対的に逆方向に移動する被
清掃物質が、各可撓性薄片204bに誘導されて弾性体
204の内方向へ誘導されることになり、シート状清掃
体206の被清掃面との接触面全体を有効に利用して、
被清掃物質を付着させることができる。
【0020】このため、拭き掃除具200の進行方向前
方に被清掃物質が残留することがなくなるとともに、シ
ート状清掃体206の被清掃面との接触部位全面を有効
に利用して被清掃物質を付着・捕集することができるよ
うになり、清掃効率を著しく向上できるとしている。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】ところで、被清掃物質
としては、粒状の埃の他に、衣服や寝具などから発生す
る細かい繊維状の埃が極めて多く存在するのが一般的で
ある。
【0022】こうした繊維状埃は非常に軽いため、特願
平7−317028号に開示された拭き掃除具によって
も、この繊維状埃を弾性体の内方向へ十分には誘導する
ことが困難であり、拭き掃除具の前部および後部に残留
してしまうという問題点が指摘されていた。
【0023】本発明は、従来の技術の有するこのような
種々の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的と
するところは、拭き掃除具の進行方向前方に粒状埃のみ
ならず繊維状埃も残留させることがないようにするとと
もに、シート状清掃体の広い範囲で埃を付着させるよう
にした拭き掃除具を提供しようとするものである。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明における拭き掃除具は、基台部の底面側に弾
性体を配設し、上記弾性体にシート状清掃体を捲回し
て、上記シート状清掃体により被清掃面の被清掃物質を
捕集する拭き掃除具において、上記弾性体は、上記基台
部に装着される基板部と、上記基板部から突出形成され
た多数の可撓性薄片とを有し、上記可撓性薄片は上記基
台部の中央部に位置する可撓性薄片が最も突出形成さ
れ、上記基台部の前縁部から後縁部に至る上記可撓性薄
片の上記シート状清掃体への当接部の軌跡が、上記被清
掃面に対して凸状に形成されるようにしたものである。
【0025】また、上記基台部の前縁部から後縁部に至
る上記可撓性薄片の上記シート状清掃体への当接部の軌
跡が、上記基台部の前縁部から上記基台部の中央部へ順
次突出するとともに、上記基台部の後縁部から上記基台
部の中央部へ順次突出し、上記基台部の中央部が最も突
出した略階段状に形成されるようにしてもよい。
【0026】さらに、上記基台部の前縁部から後縁部に
至る上記可撓性薄片の上記シート状清掃体への当接部の
軌跡が、前方2段、後方2段の計4段の段差を備えた階
段状に形成されるようにしてもよい。
【0027】さらにまた、上記基台部の前縁部から後縁
部に至る上記可撓性薄片の上記シート状清掃体への当接
部の軌跡が、上記基台部の前縁部から上記基台部の中央
部へ順次突出するとともに、上記基台部の後縁部から上
記基台部の中央部へ順次突出し、上記基台部の中央部が
最も突出した滑らかな略円弧状に形成されるようにして
もよい。
【0028】そして、本発明による拭き掃除具の弾性体
は、ゴムまたはその発泡体、あるいは軟質のプラスチッ
クまたはその発泡体、あるいは熱可塑性エラストマーな
どのような、柔軟で弾性力を有する素材で一体成形する
ことにより構成することができる。
【0029】上記した本発明における拭き掃除具におい
ては、以下に示す動作により、粒状埃および繊維状埃な
どの被清掃物質を、弾性体の内方向へ十分に誘導するこ
とができる。
【0030】即ち、前進方向操作の場合には、基台部の
前縁部側に位置する可撓性薄片のシート状清掃体への当
接力が、基台部の中央部に位置する可撓性薄片のシート
状清掃体への当接力より弱くなる。従って、粒状埃のみ
ならず繊維状埃も、基台部の前縁部側に位置する可撓性
薄片により掻き取られることが少なくなる。その結果、
粒状埃のみならず繊維状埃を、弾性体の内方向へ十分に
誘導することができるようになる。
【0031】なお、繊維状埃が多く、弾性体の内方向へ
の誘導が不十分である場合には、各列内の可撓性薄片の
配設ピッチの間隔を広げるとよい。
【0032】また、後進方向操作の場合においても、上
記した前進方向操作の場合と同様な理由により、粒状埃
のみならず繊維状埃を弾性体の内方向へ十分に誘導する
ことができるようになる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面に基づいて、本
発明による拭き掃除具の実施の形態を詳細に説明するも
のとする。
【0034】図5は本発明による拭き掃除具の実施の形
態の一例を示す図6のV−V線による断面図であり、図
6は図5の矢印C方向から見た弾性体の底面図であり、
図7は清掃状態を示す断面説明図である。
【0035】この実施の形態における拭き掃除具10
は、底面に支持部材13を突出形成した略平板状のプラ
スチック射出成形品などで形成された基台部12を備
え、この基台部12の上面には、前後・左右・斜めの全
方向に自在に方向変換できるユニバーサルジョイント1
4を介して操作ハンドル16が立設されている。
【0036】また、基台部12の上面の左右両側部位に
は、シート状清掃体18を基台部12に保持するための
適宜の係止具(図示せず)が配設されている。
【0037】さらに、この基台部12には、ゴムまたは
その発泡体、あるいは軟質のプラスチックまたはその発
泡体、あるいは熱可塑性エラストマーなどにより一体成
形された弾性体20が着脱自在に嵌合されいる。
【0038】そして、弾性体20は、基板部20aと基
板部20aに突出形成された多数の可撓性薄片20bと
を備えている。
【0039】ここで、可撓性薄片20bは、基台部12
の中央部12cに位置する可撓性薄片20bが最も突出
形成され、基台部12の前縁部12aから後縁部12b
に至る可撓性薄片20bのシート状清掃体18への当接
部の軌跡Lが、床面、窓ガラス面あるいは天井面などの
被清掃面Pに対して凸状に形成されている。
【0040】なお、図5に示す実施の形態において上記
した凸状の形状は、前方1段、後方1段の計2段の段差
を備えた階段状となされている。
【0041】図6を参照しながら、基台部12の前縁部
12aから後縁部12bに至る可撓性薄片20bのシー
ト状清掃体18への当接部の軌跡Lが、被清掃面Pに対
して凸状に形成されている点を詳細に説明すると、基台
部12の前縁部12aあるいは後縁部12b側に位置す
るa列、b列およびc列の可撓性薄片20bよりも、基
台部12の中央部12c側に位置するd列、e列および
f列の可撓性薄片20bの方が、被清掃面Pに対してよ
り突出するように形成されている。
【0042】以上の構成において、シート状清掃体18
を弾性体20に捲回した拭き掃除具10を被清掃面P上
に載置し、操作ハンドル16により基台部12を被清掃
面P上で摺動させることにより、被清掃面P上の粒状埃
や繊維状埃などの被清掃物質をシート状清掃体18に付
着させ、当該被清掃物質を捕集することができる。
【0043】図7を参照しながら、上記した清掃作用を
詳細に説明すると、前進方向操作の場合には、基台部1
2の前縁部12a側に位置する可撓性薄片20bのシー
ト状清掃体18への当接力が、基台部12の中央部12
c側に位置する可撓性薄片20bのシート状清掃体18
への当接力より弱くなるので、基台部12の前縁部12
a側に位置するシート状清掃体18は被清掃面Pから浮
いた状態で移動する。このため、粒状埃のみならず非常
に軽い繊維状埃も、基台部12の前縁部12a側に位置
するシート状清掃体18ならびに可撓性薄片20bによ
り掻き取られることがなくなり、その結果、粒状埃のみ
ならず非常に軽い繊維状埃を弾性体20の内方向へ十分
に誘導することができる。
【0044】また、後進方向操作の場合においても、上
記した前進方向操作の場合と同様な理由により、粒状埃
のみならず非常に軽い繊維状埃を弾性体20の内方向へ
十分に誘導することができる。
【0045】従って、拭き掃除具10の進行方向前方に
粒状埃のみならず繊維状埃も残留させることがないとと
もに、シート状清掃体18の被清掃面Pとの接触部位を
有効に利用して粒状埃のみならず繊維状埃も付着・捕集
することができ、清掃効率を大幅に向上することができ
る。
【0046】なお、本発明の実施の形態は、以下に説明
するように変形してもよい。
【0047】(1) 上記した実施の形態においては、
弾性体20の底面における可撓性薄片20bの配列パタ
ーンを、特願平7−317028号に開示された拭き掃
除具と同様に、各可撓性薄片20bは、所定の間隙を開
けて、かつ各操作方向(矢印A方向および矢印B方向)
に対して斜めに配置されている。
【0048】さらに詳細には、可撓性薄片20bの配列
パターンは、図6上において、弾性体20の中心線O1
を中心として略左右対称に、あるいは中心線O2を中心
として略上下対称に配置されている。
【0049】そして、図6上において左右方向に延長す
る各列の可撓性薄片20bは、各列間において相互に平
行するように間隔を開けるとともに、清掃方向に対して
斜めになるように配置され、さらに、概ね互いに隣合う
列の可撓性薄片20bが逆方向に傾くように配置されて
いる。また、互いに隣合う列の可撓性薄片20bを逆方
向に傾くように配置する際に、相互に半ピッチずらして
配置している。
【0050】従って、この図6に示す配列パターンの可
撓性薄片20bを備えた弾性体20を配設した拭き掃除
具10によれば、上記した効果、即ち、粒状埃のみなら
ず非常に軽い繊維状埃も基台部12の前縁部12aある
いは後縁部12b側に位置するシート状清掃体18なら
びに可撓性薄片20bにより掻き取られることがなくな
り、その結果、粒状埃のみならず非常に軽い繊維状埃を
弾性体20の内方向へ十分に誘導することができるとい
う効果に相乗して、図6に示す配列パターンの効果た
る、多数の可撓性薄片20bがそれぞれ独立して可撓す
るので、被清掃面の細かい凹凸にも十分に追従すること
ができるとともに、拭き掃除具10の操作方向と相対的
に逆方向に移動する被清掃物質が、各可撓性薄片20b
に誘導されて弾性体20の内方向へ誘導されることにな
り、シート状清掃体18の被清掃面との接触面全体を有
効に利用して、被清掃物質を付着させることができると
いう効果を得ることができる。
【0051】しかしながら、こうした図6の配列パター
ンによる効果を相乗して得る必要がない場合には、図8
に示すように、基板部20aに突出形成する可撓性薄片
20bを、基台部12の長手方向全幅にわたって延長す
るように平行に配置してもよいし、図9に示すように、
多数の可撓性薄片20bを基台部12の長手方向と平行
に市松模様状に配置してもよい。
【0052】(2) 上記した実施の形態においては、
基台部12の前縁部12aから後縁部12bに至る可撓
性薄片20bのシート状清掃体18への当接部の軌跡L
が、被清掃面Pに対して前方1段、後方1段の計2段の
段差を備えた階段状の凸状になるように形成したが、こ
れに限られることなしに、図10に示す拭き掃除具1
0’のように、図6におけるa列からf列に向けて各列
の可撓性薄片20bがそれぞれ所定の段差をもって順次
突出するように形成してもよい。
【0053】また、基台部12の前縁部12aから後縁
部12bに至る可撓性薄片20bのシート状清掃体18
への当接部の軌跡Lに関しては、図5に示す拭き掃除具
10と図10に示す拭き掃除具10’の中間の形態とし
て、例えば、図11に示す拭き掃除具10’’のよう
に、当該軌跡Lが被清掃面Pに対して前方2段、後方2
段の計4段の段差を備えた階段状の凸状になるように形
成してもよい。
【0054】(3) 上記した実施の形態においては、
基台部12の中央部に位置する可撓性薄片20bの長さ
を、基台部12の前縁部12aおよび後縁部12bに位
置する可撓性薄片20bの長さより長くすることによ
り、基台部12の前縁部12aから後縁部12bに至る
可撓性薄片20bのシート状清掃体18への当接部の軌
跡Lが被清掃面Pに対して凸状になるように形成した。
【0055】しかしながら、これに限られることなし
に、図12に示す拭き掃除具10’’’のように、可撓
性薄片20bの長さは一定とし、基台部12の支持部材
13の長さを中央部12c側に位置するほど長くなるよ
うに突出形成することにより、弾性体20の基板部20
aが被清掃面Pに対して凸状の円弧を描くようにして基
台部12に装着されるようにしてもよい。このように構
成すると、基台部12の前縁部12aから後縁部12b
に至る可撓性薄片20bのシート状清掃体18への当接
部の軌跡Lが、被清掃面Pに対して凸状の円弧になるも
のであり、こうした構成においても、上記した実施の形
態と同様な効果を得ることができる。
【0056】(4) 上記した実施の形態ならびに上記
した変形例(1)乃至変形例(3)を、適宜組み合わせ
て構成してもよい。
【0057】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、拭き掃除具の進行方向前方に粒状埃のみな
らず繊維状埃も残留させることがないようにするととも
に、シート状清掃体の被清掃面との接触部位を有効に利
用して粒状埃のみならず繊維状埃も付着・捕集すること
ができ、清掃効率を大幅に向上することができるという
優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の拭き掃除具の斜視図である。
【図2】従来の拭き掃除具における清掃作用の説明図で
ある。
【図3】特願平7−317028号に開示した拭き掃除
具の斜視図である。
【図4】特願平7−317028号に開示した拭き掃除
具の弾性体の底面図である。
【図5】本発明による拭き掃除具の実施の形態の一例を
示す図6のV−V線による断面図である。
【図6】図5の矢印C方向から見た弾性体の底面図であ
る。
【図7】図5に示す拭き掃除具の清掃状態を示す断面説
明図である。
【図8】本発明による拭き掃除具の弾性体の変形例を示
す底面図である。
【図9】本発明による拭き掃除具の弾性体の変形例を示
す底面図である。
【図10】本発明による拭き掃除具の変形例を示す図5
に対応する断面図である。
【図11】本発明による拭き掃除具の変形例を示す図5
に対応する断面図である。
【図12】本発明による拭き掃除具の変形例を示す図7
に対応する断面図である。
【符号の説明】
10,10’,10’’,10’’’ 拭き掃除具 12 基台部 12a 前縁部 12b 後縁部 12c 中央部 13 支持部材 14 ユニバーサ
ルジョイント 16 操作ハンド
ル 18 シート状清
掃体 20 弾性体 20a 基板部 20b 可撓性薄片

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台部の底面側に弾性体を配設し、前記
    弾性体にシート状清掃体を捲回して、前記シート状清掃
    体により被清掃面の被清掃物質を捕集する拭き掃除具に
    おいて、 前記弾性体は、前記基台部に装着される基板部と、前記
    基板部から突出形成された多数の可撓性薄片とを有し、
    前記可撓性薄片は前記基台部の中央部に位置する可撓性
    薄片が最も突出して形成され、前記基台部の前縁部から
    後縁部に至る前記可撓性薄片の前記シート状清掃体への
    当接部の軌跡が、前記被清掃面に対して凸状に形成され
    たことを特徴とする拭き掃除具。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の拭き掃除具において、 前記基台部の前縁部から後縁部に至る前記可撓性薄片の
    前記シート状清掃体への当接部の軌跡が、前記基台部の
    前縁部から前記基台部の中央部へ順次突出するととも
    に、前記基台部の後縁部から前記基台部の中央部へ順次
    突出し、前記基台部の中央部が最も突出した略階段状に
    形成されたことを特徴とする拭き掃除具。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の拭き掃除具において、 前記基台部の前縁部から後縁部に至る前記可撓性薄片の
    前記シート状清掃体への当接部の軌跡が、前方2段、後
    方2段の計4段の段差を備えた階段状に形成されたこと
    を特徴とする拭き掃除具。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の拭き掃除具において、 前記基台部の前縁部から後縁部に至る前記可撓性薄片の
    前記シート状清掃体への当接部の軌跡が、前記基台部の
    前縁部から前記基台部の中央部へ順次突出するととも
    に、前記基台部の後縁部から前記基台部の中央部へ順次
    突出し、前記基台部の中央部が最も突出した滑らかな略
    円弧状に形成されたことを特徴とする拭き掃除具。
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