JP2001198068A - 床用掃除具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 板の間の板と板の間につまったゴミも取り去
ることができるような床用掃除具を提供する。 【解決手段】 清掃板の床面側の中央がふくらんだ形状
にして清掃板に使いすての不織布シートをかぶせ、清掃
板の前端部に植毛ブラシを設け前進させるときには植毛
ブラシを床面に押しつけ板の間の板と板の間のゴミをも
掃き出し、後退させるときには植毛ブラシは宙に浮いた
状態にして不織布シートで床面を拭くようにする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、使いすての不織布
シートに床面のゴミを付着させて取る床用掃除具に関す
るものである。

【０００２】

【従来の技術】図７は例えば特開平６−３１１９５４号
公報に開示された使いすての不織布シートに床面のゴミ
を付着させて取る床用掃除具の一例を示す側面図であ
る。２５は清掃板、２１は把手２４を有するハンドル、
２２は使いすての不織布シートである。把手２４を持ち
フローリング等の床面で掃除具を前進後退させると清掃
板２５に段差がついているので進行方向に傾き、不織布
シート２２の広い範囲にゴミを付着させることができ
る。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上記のような掃除具に
おいては、例えば板の間の板と板の間のすきま部分や板
を模したフローリングのくぼみの部分につまったゴミを
出そうとしても困難である。本発明の床用掃除具はこの
ような課題を解決しようとするものである。

【０００４】

【課題を解決する手段】本発明は次のように構成したも
のである。 （１）床面側の中央部がふくらんだ断面形状が略三角形
で表面を軟質材あるいは起毛布等でおおい、横長の端面
の片側に植毛を施した清掃板と把手つきのハンドルおよ
び清掃板とハンドルを回転自在につなぐ連結部より構成
し、清掃板に使いすての不織布シートを着脱可能につけ
て使用する。 （２）上記（１）記載の床用掃除具において連結部の位
置がハンドルの動きにり前後方向に設定量だけ移動す
る。

【０００５】

【発明の実施の形態】実施の形態１ 図１〜図３に実施の形態１を示す。図３は床用掃除具を
床面側から見た斜視図である。１は清掃板で中央が床面
側にふくらんだ形状をし、清掃板１の長手方向の一端に
植毛ブラシ２を有す。清掃板１には使いすての不織布３
をかぶせた構造になっている。図１は掃除具を前進させ
る方向に動かしているときの様子を示す断面図である。
４はハンドル、５はハンドル４と清掃板１を回転自在に
つなぐ連結部である。前進させると清掃板１は前のめり
になり植毛ブラシ２が床面を押しながら前進する。図２
は逆に後退させるときの様子を示す断面図である。清掃
板１は図中左半分の面が床面に接し、植毛ブラシ２は宙
に浮いた状態になる。このような動きをすることにより
前進するときは植毛ブラシによりゴミを掃く働きをし、
後退するときには清掃板１にかぶせた使いすての不織布
３により拭く働きをするように構成されている。

【０００６】実施の形態２ 図４〜図６に実施の形態２を示す。図４は上から見た斜
視図である。６はハンドル４と清掃板１を回転自在につ
なぐ連結部である。清掃板側に溝７が設けられて連結部
６は前後に動くように構成されている。図５は前進させ
ている様子を示す。ハンドル４を押すと連結部６は溝７
の先端まですべっていく。植毛ブラシ２が床面を押しな
がら前進する。図６は後退させるときの様子を示す断面
である。連結部６は溝７を図中左側いっぱいまですべ
り、清掃板１の左半分の面が床面に接し、植毛ブラシ２
は宙に浮いた状態になる。このような動きをすることに
より前進するときには植毛ブラシ２によりゴミを掃く働
きをし、後退するときには清掃板１にかぶせた使いすて
の不織布３により床面を拭く働きをする。

【０００７】

【発明の効果】植毛ブラシを前側にして使用するとき、
ハンドル先端を持ち掃除具を前進させると植毛ブラシが
ゴミを押しやり、板の間の板と板の間のくぼみにたまっ
たゴミもブラシで掃き出すことができる。一方後退させ
るときには、植毛ブラシの反対側の面が床面に接し、清
掃板にかぶせた使いすての不織布で床面を拭く働きをす
る。実施の形態２のように清掃板とハンドルをつなぐ連
結部を前後方向に動く構造にすることにより前進の際は
植毛ブラシを押さえる力を、後退の際には清掃板の床面
に接している部分を床面に押しあてる力を強くして掃き
拭きの効果を高める効果をえることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明の実施の形態１の前進状態の断面図で
ある。

【図２】 本発明の実施の形態１の後退状態の断面図で
ある。

【図３】 本発明の実施の形態１の斜視図である。

【図４】 本発明の実施の形態２の斜視図である。

【図５】 本発明の実施の形態２の前進状態の断面図で
ある。

【図６】 本発明の実施の形態２の後退状態での断面図
である。

【図７】 従来品の側面図である。

【符号の説明】

１ 清掃板 ２ 植毛ブラシ ３ 使いすての不織
布シート ４ ハンドル ５ 連結部 ６ 連結部 ２１ ハンドル ２２ 使いすての不織布シート ２４ 把手 ２５ 掃除具本体

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 底面側を軟質材または起毛布等でおおっ
   た横長の清掃板とハンドルおよび清掃板とハンドルを回
   転自在につなぐ連結部よりなり、清掃板に使いすての不
   織布シートをかぶせて使用する床用掃除具において、清
   掃板の断面形状が床面側中央がふくらんだ略三角形で横
   長端面の片側に植毛をほどこしたことを特徴とする床用
   掃除具。
2. 【請求項２】 連結部が前後方向に移動できることを特
   徴とする請求項１記載の床用掃除具。