JP3903299B2 - 電気掃除機用床ブラシ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気掃除機の床ブラシの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図10は、例えば特許第2657233号公報に示された従来の電気掃除機の床ブラシを示す断面図である。同図において、床ブラシ50は、底部に直線状に延在して設けられた吸込通路51と、前記吸込通路51を挟んで前後にそれぞれ取付けられており、軟質材により薄板状に形成された前シール部材52、後シール部材53を有している。そして前シール部材52の前面には清掃用突起54が、後面には清掃用突起55が多数設けられている。また後シール部材53も前シール部材52と同様に前面に清掃用突起56が、後面に清掃用突起57が多数設けられている。
【0003】
このような従来の電気掃除機用床ブラシにおいては、床面Xに敷かれたじゅうたん58を清掃する際に、じゅうたん58の毛足に絡み付いた塵埃が前シール部材52と後シール部材53に設けられている清掃用突起54、55及び清掃用突起56、57により剥がされて吸込通路51より吸込することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の電気掃除機用床ブラシ50は、薄板状の前シール部材52及び後シール部材53が固定部59及び60で床ブラシ50に固定され、薄板状部61及び62が床ブラシ50の移動方向に追随して、薄板状部61及び62下部が被清掃面に接触しながら移動することでじゅうたん58等の毛足に絡み付いて離れにくい髪の毛や糸屑等の塵埃を突起54、55及び56、57によって絡め取り、吸込むことができるものであった。しかしこのような従来の床ブラシ50では、じゅうたん58の毛足に絡み付いた塵埃を剥がす際に清掃用突起54、55及び56、57によって摩擦力が増大し、固定部59及び60と薄板状部61及び62の接合部分に荷重がかかり、破れや変形が生じてしまうことがあり、長寿命化の障害となっていた。また、前及び後シール部材52、53の破れや変形を防止するために、肉厚を増す防止対策もあるが、シール部材の柔軟性が損なわれ、床ブラシ50の被清掃面での走行性が悪くなるという問題が生じていた。
【0005】
また、従来の床ブラシでは前及び後シール部材52、53の吸込通路51に面した面だけでなく外面側にも塵埃を絡め取る突起が存在していたが、床ブラシ50を矢印63のように前後方向に移動させた際に、移動方向切替時に集めた塵埃を被清掃面に残したままにしてしまうという問題もあった。つまり、例えば前シール部材52では床ブラシ50が前方向に押されているときは吸込通路51に対して前シール部材52の外面側の突起54が被清掃面に接触して塵埃を絡め取って行くのであるが、床ブラシ50を後ろ方向に移動するように切り替えた際に、前シール部材52が絡め取った塵埃はそのまま移動方向が切替られた場所に残され、その上を吸込通路51が通過することがないため、せっかく集められた塵埃がそのままその場所に放置されてしまうという問題があった。
【0006】
さらにこの残された塵埃を吸込もうとして、床ブラシ50を通過させても、再び前シール部材52の吸込通路51に対して外面側の突起54がこの塵埃を絡め取り、方向切替時にその絡め取った塵埃を残していくためなかなか絡め取った塵埃を吸込むことができないこともあった。
【0007】
本発明は前記課題に鑑みなされたものであり、シール部材の長寿命化を図ることができ、かつ被清掃面での走行性を阻害することがないと共に、被清掃面から塵埃をより確実に除去し得る床ブラシを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために本発明にかかる電気掃除機用床ブラシは、底部に直線状に延在する吸込通路と、前記吸込通路の略中央に設けられた吸込口と、前記吸込通路の長手方向に沿って前後両側に設けられた弾性材料からなるシール部材とを有する電気掃除機用床ブラシにおいて、前記シール部材の吸込口側に面した側面の少なくとも下部に塵埃を絡め取る多数の突起を設けるとともに、反対側の面に高さが0.5mm以上5mm以下、幅が1mm以上15mm以下の補強リブを一定間隔ごとに複数設け、該補強リブは被清掃面に接触した状態で、各補強リブと前記被清掃面との間に前記吸込通路に連通する通風路が形成されるようにしたものである。
【0009】
また、前記補強リブは吸込通路の長手方向に対して一定間隔ごとに縦方向に設けられているものである。
【0010】
また、前記補強リブは、吸込通路の長手方向に対して、一定間隔ごとに斜め方向に設けられると共に、吸込通路略中央付近において斜め方向が左右逆転してV字形状を描くように設けられているものである。
【0011】
さらに、前記補強リブの下端がシール部材下端部より下方に突出しているものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1を示す電気掃除機用床ブラシの中央から半分を下面から見た下面図、図2は床ブラシがじゅうたん上を前進する際の側断面図、図3は床ブラシがじゅうたん上を後退する際の側断面図、図4、図5は床ブラシがじゅうたん上を移動する際のシール部材の状態を示す説明図、図6は床ブラシのシール部材に設けた補強リブを示す拡大図、図7は補強リブの実施形態をいくつか例示した概要図、図8はシール部材に設けた突起の構成を示す説明図である。
【0013】
床ブラシ1は上ケース2と下ケース3でバンパー4を挟んで構成されている。また下ケース3には床ブラシ1を被清掃面から適正な間隔に保持して被清掃面に傷を付けることを防止しつつ、床ブラシ1が好適に動作可能とする車輪5、6を有している。そして、床ブラシ1の底部を構成する下ケース3には略直線状に延在する吸込通路7と、吸込通路7の略中央に設けられた吸込口8を有し、吸込口8は電気掃除機本体(図示せず)に連通している。
【0014】
また、吸込通路7の長手方向に、吸込通路7に略沿って吸込通路7の前側に設けられた前シール部材9と吸込通路7の後側に設けられた後シール部材10を有しており、これら前及び後シール部材9、10は屈曲自在の弾性材料から成っている。
【0015】
前及び後シール部材9、10は、基部11、12とシール片13、14から構成されている。そして、基部11、12が下ケース3に固着されており、床面Xに向かって薄板状のシール片13、14が垂下されている。そして、前及び後シール部材9、10の吸込口8側に面した側面には、少なくとも下部の略全幅にわたって多数の突起15、16が設けられている。また、各シール部材9、10の吸込口8の反対側の面にはその略全幅にわたって補強リブ17、18が設けられている。
【0016】
このような構成によって、電気掃除機(図示せず)を作動させると、前及び後シール部材9、10によって吸込通路7及び吸込口8の真空度が高められて、吸込通路7及び吸込口8を通過する空気の流速が増大し、吸入力を向上させることができる。そして図2、図3に示すように、床ブラシ1を前後方向(矢印方向)に移動させると、前シール部材9及び後シール部材10は次のような動作をする。
【0017】
まず、床ブラシ1を前進させると、図4に示すように、前シール部材9は、少なくとも下端部が被清掃面と接触し、摩擦力により吸込口8側に曲げられる。しかしながら、基部11から垂下するシール片13の吸込口8側に面した側面の少なくとも下部に設けられた多数の突起15は被清掃面に接触することがない。このため、床ブラシ1を前進させて被清掃場所を移動する際には前シール部材9の進行方向に塵埃等があってもシール部材9によって絡め取られることなく吸込通路7或いは吸込口8を通過させて、これら塵埃等を吸込むことができる。また、後シール部材10は、図5に示すように、突起16が被清掃面に接触しながら移動するため、吸込通路7或いは吸込口8を通過させても吸入することのできなかった塵埃等は後シール部材10に設けられた突起16によって絡め取られることとなる。そして、これら塵埃等を吸込口8から電気掃除機本体(図示せず)に吸込むことができる。
【0018】
次に、床ブラシ1を後退させると、図3に示すように、前及び後シール部材9、10の動作が前進時と逆転する。つまり床ブラシ1が後退するときには後シール部材10の突起16は被清掃面に接触することなく移動するため、後シール部材10の進行方向に塵埃等があっても後シール部材10によって絡め取られることなく、吸込通路7或いは吸込口8を通過させて、これら塵埃等を吸込むことができる。また吸込通路7或いは吸込口8の後ろから追随してくる前シール部材9は、突起15が被清掃面に接触しながら移動するため、吸込通路7或いは吸込口8を通過させても吸入することができなかった塵埃等は前シール部材9に設けられた突起15によって絡め取られることとなる。そして、これら塵埃等を吸込口8から吸込むことができる。
【0019】
また、このような前進−後退の変換時には、吸込通路7或いは吸込口8の後ろから追随してくるシール部材9或いは10の突起15或いは16によって絡め取られた塵埃等が、突起15或いは16が被清掃面より離れることにより、そのまま被清掃面に残されることとなる。しかし、進行方向が逆転するため、放置された塵埃等の上を吸込通路7或いは吸込口8が通過するため、これら突起15或いは16によって絡め取られて、集められた塵埃等は吸込口8から好適に吸入されるのである。
【0020】
次に、シール部材に設けられた補強リブの構成について説明する。
図6に示すように、補強リブ17、18は、前又は後シール部材9、10のシール片13、14の吸込口8とは反対側の面に設けられている。これら補強リブ17、18は吸込通路7の長手方向に対して間隔をおいて縦方向に設けられている。そして、床ブラシ1が前後移動する際、補強リブ17、18が被清掃面に接触するが、補強リブ17、18の高さや補強リブ間により、シール片13、14と被清掃面との間に図4の矢印で示すような通風路が形成される。したがって、この通風路により、補強リブ17、18の進行方向側の塵埃を吸込口8側へ導くことができる。なお、補強リブ17、18を設ける間隔は特に限定はないが、前又は後シール部材9、10の破れや変形を好適に防止し得ることができ、かつ床ブラシ1の走行性を阻害しないように構成し得る間隔であることが必要とされる。また、間隔を一定にすることでシール部材9、10の均一な補強が可能となるとともに均一な通風路が形成されるため好適である。
【0021】
また、床ブラシ1が前後移動する際、シール部材9、10は被清掃面に接触して曲げられながら摺動するが、補強リブ17、18を設けたことにより、床ブラシ1の走行性を阻害せずに、長寿命化を図ることができる。また、補強リブ17、18により、シール部材9、10の復元力が増すため、じゅうたん等の毛足をかき分けることが可能となる。
【0022】
なお、補強リブの高さが高すぎると、補強リブの高さによって生じる間隙が大きくなりすぎてしまい、吸込通路及び吸込口の好適な真空度を保持することができなくなり吸入力が低下すると共に、シール部材の可撓性が損なわれるため床ブラシの走行性が悪化する。また、補強リブの高さが低すぎると補強リブの高さによって生じる間隔が狭くなり、十分な空気の流れ込みを作ることができなくなると共に、シール部材の補強性も低下してしまう。したがって、本発明の補強リブの高さとしては0.5mm以上5mm以下、さらに好適には1mm以上3mm以下であることが好適である。
【0023】
また、補強リブの幅wとしては、この幅wが大きすぎるとシール部材の可撓性が損なわれるため床ブラシの走行性が悪化すると共に、十分な空気の流れ込みを作ることができなくなる。逆に幅が小さすぎるとシール部材の補強性も低下してしまう。したがって、本発明の補強リブの幅wとしては1mm以上15mm以下、さらに2mm以上10mm以下であることが好適である。
【0024】
本発明のような構成のシール部材であれば補強リブの高さ及び幅によってシール部材の復元力、床ブラシの走行性、補強リブの高さと補強リブ同士の間隔で形成される通風路からの空気流入量の調整を容易に行うことができる。このため、突起による塵埃の収集能力の向上を図りながら、床ブラシの走行性を確保すること、電気掃除機の吸塵性能の向上なども図ることが可能となる。
【0025】
ここで、補強リブの様々な他の実施形態について説明する。
図7(a)に示すシール部材では、補強リブ20が一定間隔ごとに斜めに設けられている。このような形態であってもシール部材の長寿命化を図ることができ、被清掃面との間に通風路を形成して電気掃除機の清掃能力を向上させることが可能である。また図7(b)に示すシール部材では、補強リブが一定間隔ごとに縦方向に設けられている縦リブ21のみでなく、一定間隔ごとに横方向に設けられた横リブ22を有している。このような形態であるとシール部材の、より長寿命化が図ることが可能となる。なお、ここでは、被清掃面に接触した際に好適に通風路が確保されるように、シール部材下方部分の矢印23で示した範囲には横リブ22が設けられていない。さらに図7(c)に示すシール部材では、一定間隔ごとに斜め方向に補強リブが設けられているのは図7(a)に示したものと同じであるが、吸込口が設けられた吸込通路略中央付近にあたるCにおいて斜め方向が左右逆転し、左上がりの斜線状リブ24と右上がりの斜線状リブ25によって形成され、中央C付近でV字形状を描くようになっている。このような形態であるとシール部材の長寿命化を図ることができるのはもちろん、シール部材の補強リブを有する面が被清掃面に接触して形成される通風路全てが略吸込口8方向に向かって形成されるため、より電気掃除機の清掃能力を向上させることが可能である。
【0026】
また、突起15或いは16は、シール部材9或いは10のシール片13或いは14の吸込口8に面する側の面に設けられている。そして、図8に示すように、これら突起15、16はシール片13、14の少なくとも下部に複数設けられている。突起が設けられる場所としては下部のみである必要はないが、床ブラシを走行させた際に被清掃面に接触するのはシール部材9、10の下部近傍であるため、少なくとも下部に突起が設けられていることが必要である。また材料の節約等を考慮すれば下部或いはその近傍のみに突起を有することが好適である。
【0027】
なお、突起の形状は、図8(a)に示すように、絡み取った糸屑や髪の毛が離れ易い円錐状でもよく、また、図8(b)に示すように熊手状であってもよい。好適に塵埃を絡め取ることができる形態であれば特に限定はない。
【0028】
また、シール部材を垂下させる長さとしては、短すぎると吸込通路及び吸込口の好適な真空度を保持することができなくなり吸入力が低下するため清掃能力が低下し、長すぎると床ブラシの走行性を悪化させると共にやはり清掃能力を低下させてしまうため、床ブラシを被清掃面に載置した際に被清掃面に接するか、わずかに長い或いはわずかに短い程度の範囲であることが好適である。
【0029】
また、シール部材に設けられる補強リブ及び突起は被清掃面と摺動するため摩擦による摩耗が生じ易い。このような摩耗を防止するためにシール部材が形成された材料とは別に、補強リブや突起のみをゴムや樹脂、ブラスチックなどの中から耐摩耗性に優れた異材質によって形成してもよい。またシール部材全体をこのようなゴムや樹脂、ブラスチックなどの中から耐摩耗性に優れた材料を選択して形成してもよい。或いはこのような対摩耗性の材料を補強リブや突起表面にコーティングしてもよい。
【0030】
また、シール部材9及び10の突起15、16が被清掃面に接触し、塵埃などを絡め取る際には、摩擦が増大するため、シール部材9及び10にかかる負荷が増大することとなるが、基部11、12から垂下するシール片13、14の吸込口と反対側の面には補強リブ17、18が設けられているから、シール部材9及び10の長寿命化を図ることができる。
【0031】
実施の形態1によれば、シール部材に設けた突起よって被清掃面から塵埃を取り除き、吸込口から吸引することができるだけでなく、シール部材に補強リブを設けることによって被清掃面との間に通風路が形成されるので、優れた清掃能力を発揮することが可能となる。また、補強リブを設けることによって十分な強度を有し、長寿命化を図れるとともに、シール部材の復元力が床ブラシの走行性を阻害しない範囲で向上させることが可能となる。さらに、じゅうたん上を清掃する場合は、突起または補強リブによりじゅうたんをかき分けて好適に清掃を行うことができる。
【0032】
実施の形態2.
図9は本発明の実施の形態2を示す電気掃除機用床ブラシのシール部材の要部拡大図である。実施の形態2では、補強リブ17の下端がシール片13の下端部よりわずかな高さhだけ下方に延在している構成以外は実施の形態1と同様であるので、説明は省略する。
【0033】
実施の形態2によれば、補強リブ17の下端はシール片13の下端部よりわずかな高さhだけ下方に延在しているため、かき分けられた毛足の間に塵埃等が存在しても、シール片13の下端部との間に生じる間隙から空気が流れ込み塵埃を吸込むことが可能となる。また、シール部材9より前方に塵埃が存在しても、補強リブ17間によって形成される通風路から吸い込むことができるため、より確実に吸引することができる。また、補強リブの高さは、実施の形態1同様、0.5mm以上5mm以下、さらに好適には1mm以上3mm以下であることが好適である。さらに、補強リブの幅wは、実施の形態1同様、1mm以上15mm以下、さらに2mm以上10mm以下であることが好適である。
【0034】
実施の形態2によれば、実施の形態1と同じ効果を奏するだけでなく、床ブラシ進行方向に塵埃等が存在してもシール部材の補強リブの高さと間隔、及びシール片との差(h)によって形成される間隙が通風路となって確実に塵埃等を吸引することができる。
【0035】
なお、補強リブがシール部材下端部より突出した形態は図7(a)〜(c)に示した実施形態であっても適用可能であることは言うまでもない。
【0036】
また、本発明の一実施形態として、補強リブが吸込通路の長手方向に対して一定間隔ごとに縦方向に設けられているシール部材を例に挙げたが、本発明はこのようなシール部材のみに限られるものではない。
【0037】
以上、説明したように本発明の電気掃除機用床ブラシは、シール部材に補強リブを設けることによって十分な強度を有し、長寿命化を図れるとともに、補強リブを設けたことによりシール部材の復元力が床ブラシの走行性を阻害しない範囲で向上し、かつ、被清掃面との間に通風路が形成されることで優れた清掃能力を発揮することが可能となる。また、シール部材に設けた突起により塵埃を取り除くことができ、清掃能力をさらに向上させることができる。
【0038】
【発明の効果】
本発明の電気掃除機用床ブラシによれば、シール部材の吸込口側に突起を設けるとともに、反対側の面に補強リブを設けたので、被清掃面の走行性を阻害することを防ぎ、シール部材の長寿命化を図ることができるという効果がある。また、突起により塵埃を被清掃面から取り除くことができるだけでなく、補強リブと被清掃面との間に通風路を形成することでシール部材前方の塵埃も吸込みことが可能となり、優れた清掃能力を発揮するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1を示す電気掃除機用床ブラシの中央から半分を下面から見た下面図である。
【図2】 本発明の実施の形態1を示す電気掃除機用床ブラシがじゅうたん上を前進する際の側断面図である。
【図3】 本発明の実施の形態1を示す電気掃除機用床ブラシがじゅうたん上を前進する際の側断面図である。
【図4】 床ブラシがじゅうたん上を移動する際の前シール部材の状態を示す説明図である。
【図5】 床ブラシがじゅうたん上を移動する際の後シール部材の状態を示す説明図である。
【図6】 床ブラシのシール部材に設けられた補強リブの概要を説明するための拡大図である。
【図7】 床ブラシのシール部材に設けられた補強リブの様々な実施形態を例示した概要図である。
【図8】 床ブラシのシール部材に設けられた突起の構成を示す説明図である。
【図9】 本発明の実施の形態2を示す電気掃除機用床ブラシのシール部材の要部拡大図である。
【図10】 従来の電気掃除機の床ブラシを示す断面図である。
【符号の説明】
1 床ブラシ、2 上ケース、3 下ケース、4 バンパー、5 車輪、
6 車輪、7 吸込通路、8 吸込口、9 前シール部材、
10 後シール部材、11 前シール部材の基部、12 後シール部材の基部、
13 前シール部材のシール片、14 後シール部材のシール片、
15 前シール部材の突起、16 後シール部材の突起、
17 前シール部材の補強リブ、18 前シール部材の補強リブ。
Claims (4)
- 底部に直線状に延在する吸込通路と、前記吸込通路の略中央に設けられた吸込口と、前記吸込通路の長手方向に沿って前後両側に設けられた弾性材料からなるシール部材とを有する電気掃除機用床ブラシにおいて、
前記シール部材の吸込口側に面した側面の少なくとも下部に塵埃を絡め取る多数の突起を設けるとともに、
反対側の面に高さが0.5mm以上5mm以下、幅が1mm以上15mm以下の補強リブを一定間隔ごとに複数設け、該補強リブは被清掃面に接触した状態で、各補強リブと前記被清掃面との間に前記吸込通路に連通する通風路が形成されることを特徴とする電気掃除機用床ブラシ。 - 前記補強リブは吸込通路の長手方向に対して一定間隔ごとに縦方向に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電気掃除機用床ブラシ。
- 前記補強リブは吸込通路の長手方向に対して、一定間隔ごとに斜め方向に設けられると共に、吸込通路略中央付近において斜め方向が左右逆転してV字形状を描くように設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電気掃除機用床ブラシ。
- 前記補強リブの下端がシール部材下端部より下方に突出していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の電気掃除機用床ブラシ。
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