JP2003000496A - 電気掃除機用床ブラシ - Google Patents

電気掃除機用床ブラシ

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JP2003000496A JP2001187529A JP2001187529A JP2003000496A JP 2003000496 A JP2003000496 A JP 2003000496A JP 2001187529 A JP2001187529 A JP 2001187529A JP 2001187529 A JP2001187529 A JP 2001187529A JP 2003000496 A JP2003000496 A JP 2003000496A
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利男 小池
Asuka Kurosawa
明日香 黒澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、シール部材の長寿命化を図
る事ができ、かつ被清掃面での走行性を阻害することが
ないと共に、被清掃面からの塵埃をより確実に除去し得
る床ブラシを提供することである。 【解決手段】 床ブラシ1は、底部に略直線状に延在す
る吸込通路7と、吸込通路7の略中央に設けられた吸込
口8と、吸込通路7の長手方向に吸込通路7に略沿って
両側に設けられた弾性材料からなるシール部材9、10
とを有する電気掃除機用床ブラシ1において、シール部
材9、10の吸込口8側に面した側面の少なくとも下部
に多数の突起15、16が、反対面には複数の補強リブ
17、18がそれぞれ設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気掃除機の床ブ
ラシの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は、例えば特許第2657233号
公報に示された従来の電気掃除機の床ブラシを示す断面
図である。同図において、床ブラシ50は、底部に直線
状に延在して設けられた吸込通路51と、前記吸込通路
51を挟んで前後にそれぞれ取付けられており、軟質材
により薄板状に形成された前シール部材52、後シール
部材53を有している。そして前シール部材52の前面
には清掃用突起54が、後面には清掃用突起55が多数
設けられている。また後シール部材53も前シール部材
52と同様に前面に清掃用突起56が、後面に清掃用突
起57が多数設けられている。
【0003】このような従来の電気掃除機用床ブラシに
おいては、床面Xに敷かれたじゅうたん58を清掃する
際に、じゅうたん58の毛足に絡み付いた塵埃が前シー
ル部材52と後シール部材53に設けられている清掃用
突起54、55及び清掃用突起56、57により剥がさ
れて吸込通路51より吸込することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の電気
掃除機用床ブラシ50は、薄板状の前シール部材52及
び後シール部材53が固定部59及び60で床ブラシ5
0に固定され、薄板状部61及び62が床ブラシ50の
移動方向に追随して、薄板状部61及び62下部が被清
掃面に接触しながら移動することでじゅうたん58等の
毛足に絡み付いて離れにくい髪の毛や糸屑等の塵埃を突
起54、55及び56、57によって絡め取り、吸込む
ことができるものであった。しかしこのような従来の床
ブラシ50では、じゅうたん58の毛足に絡み付いた塵
埃を剥がす際に清掃用突起54、55及び56、57に
よって摩擦力が増大し、固定部59及び60と薄板状部
61及び62の接合部分に荷重がかかり、破れや変形が
生じてしまうことがあり、長寿命化の障害となってい
た。また、前及び後シール部材52、53の破れや変形
を防止するために、肉厚を増す防止対策もあるが、シー
ル部材の柔軟性が損なわれ、床ブラシ50の被清掃面で
の走行性が悪くなるという問題が生じていた。
【0005】また、従来の床ブラシでは前及び後シール
部材52、53の吸込通路51に面した面だけでなく外
面側にも塵埃を絡め取る突起が存在していたが、床ブラ
シ50を矢印63のように前後方向に移動させた際に、
移動方向切替時に集めた塵埃を被清掃面に残したままに
してしまうという問題もあった。つまり、例えば前シー
ル部材52では床ブラシ50が前方向に押されていると
きは吸込通路51に対して前シール部材52の外面側の
突起54が被清掃面に接触して塵埃を絡め取って行くの
であるが、床ブラシ50を後ろ方向に移動するように切
り替えた際に、前シール部材52が絡め取った塵埃はそ
のまま移動方向が切替られた場所に残され、その上を吸
込通路51が通過することがないため、せっかく集めら
れた塵埃がそのままその場所に放置されてしまうという
問題があった。
【0006】さらにこの残された塵埃を吸込もうとし
て、床ブラシ50を通過させても、再び前シール部材5
2の吸込通路51に対して外面側の突起54がこの塵埃
を絡め取り、方向切替時にその絡め取った塵埃を残して
いくためなかなか絡め取った塵埃を吸込むことができな
いこともあった。
【0007】本発明は前記課題に鑑みなされたものであ
り、シール部材の長寿命化を図ることができ、かつ被清
掃面での走行性を阻害することがないと共に、被清掃面
から塵埃をより確実に除去し得る床ブラシを提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明にかかる電気掃除機用床ブラシは、底部に直線
状に延在する吸込通路と、前記吸込通路の略中央に設け
られた吸込口と、前記吸込通路の長手方向に沿って前後
両側に設けられた弾性材料からなるシール部材とを有す
る電気掃除機用床ブラシにおいて、前記シール部材の吸
込口側に面した側面の少なくとも下部に多数の突起を設
けるとともに、反対側の面に複数の補強リブを設けたも
のである。
【0009】また、前記補強リブは被清掃面に接触した
状態で、各補強リブと前記被清掃面との間に前記吸込通
路に連通する通風路が形成されるものである。
【0010】また、前記補強リブは吸込通路の長手方向
に対して一定間隔ごとに縦方向に設けられているもので
ある。
【0011】さらに、前記補強リブの下端がシール部材
下端部より下方に突出しているものである。
【0012】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は本発明の実
施の形態1を示す電気掃除機用床ブラシの中央から半分
を下面から見た下面図、図2は床ブラシがじゅうたん上
を前進する際の側断面図、図3は床ブラシがじゅうたん
上を後退する際の側断面図、図4、図5は床ブラシがじ
ゅうたん上を移動する際のシール部材の状態を示す説明
図、図6は床ブラシのシール部材に設けた補強リブを示
す拡大図、図7は補強リブの実施形態をいくつか例示し
た概要図、図8はシール部材に設けた突起の構成を示す
説明図である。
【0013】床ブラシ1は上ケース2と下ケース3でバ
ンパー4を挟んで構成されている。また下ケース3には
床ブラシ1を被清掃面から適正な間隔に保持して被清掃
面に傷を付けることを防止しつつ、床ブラシ1が好適に
動作可能とする車輪5、6を有している。そして、床ブ
ラシ1の底部を構成する下ケース3には略直線状に延在
する吸込通路7と、吸込通路7の略中央に設けられた吸
込口8を有し、吸込口8は電気掃除機本体(図示せず)
に連通している。
【0014】また、吸込通路7の長手方向に、吸込通路
7に略沿って吸込通路7の前側に設けられた前シール部
材9と吸込通路7の後側に設けられた後シール部材10
を有しており、これら前及び後シール部材9、10は屈
曲自在の弾性材料から成っている。
【0015】前及び後シール部材9、10は、基部1
1、12とシール片13、14から構成されている。そ
して、基部11、12が下ケース3に固着されており、
床面Xに向かって薄板状のシール片13、14が垂下さ
れている。そして、前及び後シール部材9、10の吸込
口8側に面した側面には、少なくとも下部の略全幅にわ
たって多数の突起15、16が設けられている。また、
各シール部材9、10の吸込口8の反対側の面にはその
略全幅にわたって補強リブ17、18が設けられてい
る。
【0016】このような構成によって、電気掃除機(図
示せず)を作動させると、前及び後シール部材9、10
によって吸込通路7及び吸込口8の真空度が高められ
て、吸込通路7及び吸込口8を通過する空気の流速が増
大し、吸入力を向上させることができる。そして図2、
図3に示すように、床ブラシ1を前後方向(矢印方向)
に移動させると、前シール部材9及び後シール部材10
は次のような動作をする。
【0017】まず、床ブラシ1を前進させると、図4に
示すように、前シール部材9は、少なくとも下端部が被
清掃面と接触し、摩擦力により吸込口8側に曲げられ
る。しかしながら、基部11から垂下するシール片13
の吸込口8側に面した側面の少なくとも下部に設けられ
た多数の突起15は被清掃面に接触することがない。こ
のため、床ブラシ1を前進させて被清掃場所を移動する
際には前シール部材9の進行方向に塵埃等があってもシ
ール部材9によって絡め取られることなく吸込通路7或
いは吸込口8を通過させて、これら塵埃等を吸込むこと
ができる。また、後シール部材10は、図5に示すよう
に、突起16が被清掃面に接触しながら移動するため、
吸込通路7或いは吸込口8を通過させても吸入すること
のできなかった塵埃等は後シール部材10に設けられた
突起16によって絡め取られることとなる。そして、こ
れら塵埃等を吸込口8から電気掃除機本体(図示せず)
に吸込むことができる。
【0018】次に、床ブラシ1が後退させると、図5に
示すように、前及び後シール部材9、10の動作が前進
時と逆転する。つまり床ブラシ1が後退するときには後
シール部材10の突起16は被清掃面に接触することな
く移動するため、後シール部材10の進行方向に塵埃等
があっても後シール部材10によって絡め取られること
なく、吸込通路7或いは吸込口8を通過させて、これら
塵埃等を吸込むことができる。また吸込通路7或いは吸
込口8の後ろから追随してくる前シール部材9は、突起
15が被清掃面に接触しながら移動するため、吸込通路
7或いは吸込口8を通過させても吸入することのできな
かった塵埃等は前シール部材9に設けられた突起15に
よって絡め取られることとなる。そして、これら塵埃等
を吸込口8から吸込むことができる。
【0019】また、このような前進−後退の変換時に
は、吸込通路7或いは吸込口8の後ろから追随してくる
シール部材9或いは10の突起15或いは16によって
絡め取られた塵埃等が、突起15或いは16が被清掃面
より離れることにより、そのまま被清掃面に残されるこ
ととなる。しかし、進行方向が逆転するため、放置され
た塵埃等の上を吸込通路7或いは吸込口8が通過するた
め、これら突起15或いは16によって絡め取られて、
集められた塵埃等は吸込口8から好適に吸入されるので
ある。
【0020】次に、シール部材に設けられた補強リブの
構成について説明する。図6に示すように、補強リブ1
7、18は、前又は後シール部材9、10のシール片1
3、14の吸込口8とは反対側の面に設けられている。
これら補強リブ17、18は吸込通路7の長手方向に対
して間隔をおいて縦方向に設けられている。そして、床
ブラシ1が前後移動する際、補強リブ17、18が被清
掃面に接触するが、補強リブ17、18の高さや補強リ
ブ間により、シール片13、14と被清掃面との間に図
4の矢印で示すような通風路が形成される。したがっ
て、この通風路により、補強リブ17、18の進行方向
側の塵埃を吸込口8側へ導くことができる。なお、補強
リブ17、18を設ける間隔は特に限定はないが、前又
は後シール部材9、10の破れや変形を好適に防止し得
ることができ、かつ床ブラシ1の走行性を阻害しないよ
うに構成し得る間隔であることが必要とされる。また、
間隔を一定にすることでシール部材9、10の均一な補
強が可能となるとともに均一な通風路が形成されるため
好適である。
【0021】また、床ブラシ1が前後移動する際、シー
ル部材9、10は被清掃面に接触して曲げられながら摺
動するが、補強リブ17、18を設けたことにより、床
ブラシ1の走行性を阻害せずに、長寿命化を図ることが
できる。また、補強リブ17、18により、シール部材
9、10の復元力が増すため、じゅうたん等の毛足をか
き分けることが可能となる。
【0022】なお、補強リブの高さが高すぎると、補強
リブの高さによって生じる間隙が大きくなりすぎてしま
い、吸込通路及び吸込口の好適な真空度を保持すること
ができなくなり吸入力が低下すると共に、シール部材の
可撓性が損なわれるため床ブラシの走行性が悪化する。
また、補強リブの高さが低すぎると補強リブの高さによ
って生じる間隔が狭くなり、十分な空気の流れ込みを作
ることができなくなると共に、シール部材の補強性も低
下してしまう。したがって、本発明の補強リブの高さと
しては0.5mm以上5mm以下、さらに好適には1m
m以上3mm以下であることが好適である。
【0023】また、補強リブの幅wとしては、この幅w
が大きすぎるとシール部材の可撓性が損なわれるため床
ブラシの走行性が悪化すると共に、十分な空気の流れ込
みを作ることができなくなる。逆に幅が小さすぎるとシ
ール部材の補強性も低下してしまう。したがって、本発
明の補強リブの幅wとしては1mm以上15mm以下、
さらに2mm以上10mm以下であることが好適であ
る。
【0024】本発明のような構成のシール部材であれば
補強リブの高さ及び幅によってシール部材の復元力、床
ブラシの走行性、補強リブの高さと補強リブ同士の間隔
で形成される通風路からの空気流入量の調整を容易に行
うことができる。このため、突起による塵埃の収集能力
の向上を図りながら、床ブラシの走行性を確保するこ
と、電気掃除機の吸塵性能の向上なども図ることが可能
となる。
【0025】ここで、補強リブの様々な他の実施形態に
ついて説明する。図7(a)に示すシール部材では、補
強リブ20が一定間隔ごとに斜めに設けられている。こ
のような形態であってもシール部材の長寿命化を図るこ
とができ、被清掃面との間に通風路を形成して電気掃除
機の清掃能力を向上させることが可能である。また図7
(b)に示すシール部材では、補強リブが一定間隔ごと
に縦方向に設けられている縦リブ21のみでなく、一定
間隔ごとに横方向に設けられた横リブ22を有してい
る。このような形態であるとシール部材の、より長寿命
化が図ることが可能となる。なお、ここでは、被清掃面
に接触した際に好適に通風路が確保されるように、シー
ル部材下方部分の矢印23で示した範囲には横リブ22
が設けられていない。さらに図7(c)に示すシール部
材では、一定間隔ごとに斜め方向に補強リブが設けられ
ているのは図7(a)に示したものと同じであるが、吸
込口が設けられた吸込通路略中央付近にあたるCにおい
て斜め方向が左右逆転し、左上がりの斜線状リブ24と
右上がりの斜線状リブ25によって形成され、中央C付
近でV字形状を描くようになっている。このような形態
であるとシール部材の長寿命化を図ることができるのは
もちろん、シール部材の補強リブを有する面が被清掃面
に接触して形成される通風路全てが略吸込口8方向に向
かって形成されるため、より電気掃除機の清掃能力を向
上させることが可能である。
【0026】また、突起15或いは16は、シール部材
9或いは10のシール片13或いは14の吸込口8に面
する側の面に設けられている。そして、図8に示すよう
に、これら突起15、16はシール片13、14の少な
くとも下部に複数設けられている。突起が設けられる場
所としては下部のみである必要はないが、床ブラシを走
行させた際に被清掃面に接触するのはシール部材9、1
0の下部近傍であるため、少なくとも下部に突起が設け
られていることが必要である。また材料の節約等を考慮
すれば下部或いはその近傍のみに突起を有することが好
適である。
【0027】なお、突起の形状は、図8(a)に示すよ
うに、絡み取った糸屑や髪の毛が離れ易い円錐状でもよ
く、また、図8(b)に示すように熊手状であってもよ
い。好適に塵埃を絡め取ることができる形態であれば特
に限定はない。
【0028】また、シール部材を垂下させる長さとして
は、短すぎると吸込通路及び吸込口の好適な真空度を保
持することができなくなり吸入力が低下するため清掃能
力が低下し、長すぎると床ブラシの走行性を悪化させる
と共にやはり清掃能力を低下させてしまうため、床ブラ
シを被清掃面に載置した際に被清掃面に接するか、わず
かに長い或いはわずかに短い程度の範囲であることが好
適である。
【0029】また、シール部材に設けられる補強リブ及
び突起は被清掃面と摺動するため摩擦による摩耗が生じ
易い。このような摩耗を防止するためにシール部材が形
成された材料とは別に、補強リブや突起のみをゴムや樹
脂、ブラスチックなどの中から耐摩耗性に優れた異材質
によって形成してもよい。またシール部材全体をこのよ
うなゴムや樹脂、ブラスチックなどの中から耐摩耗性に
優れた材料を選択して形成してもよい。或いはこのよう
な対摩耗性の材料を補強リブや突起表面にコーティング
してもよい。
【0030】また、シール部材9及び10の突起15、
16が被清掃面に接触し、塵埃などを絡め取る際には、
摩擦が増大するため、シール部材9及び10にかかる負
荷が増大することとなるが、基部11、12から垂下す
るシール片13、14の吸込口と反対側の面には補強リ
ブ17、18が設けられているから、シール部材9及び
10の長寿命化を図ることができる。
【0031】実施の形態1によれば、シール部材に設け
た突起よって被清掃面から塵埃を取り除き、吸込口から
吸引することができるだけでなく、シール部材に補強リ
ブを設けることによって被清掃面との間に通風路が形成
されるので、優れた清掃能力を発揮することが可能とな
る。また、補強リブを設けることによって十分な強度を
有し、長寿命化を図れるとともに、シール部材の復元力
が床ブラシの走行性を阻害しない範囲で向上させること
が可能となる。さらに、じゅうたん上を清掃する場合
は、突起または補強リブによりじゅうたんをかき分けて
好適に清掃を行うことができる。
【0032】実施の形態2.図9は本発明の実施の形態
2を示す電気掃除機用床ブラシのシール部材の要部拡大
図である。実施の形態2では、補強リブ17の下端がシ
ール片13の下端部よりわずかな高さhだけ下方に延在
している構成以外は実施の形態1と同様であるので、説
明は省略する。
【0033】実施の形態2によれば、補強リブ17の下
端はシール片13の下端部よりわずかな高さhだけ下方
に延在しているため、かき分けられた毛足の間に塵埃等
が存在しても、シール片13の下端部との間に生じる間
隙から空気が流れ込み塵埃を吸込むことが可能となる。
また、シール部材9より前方に塵埃が存在しても、補強
リブ17間によって形成される通風路から吸い込むこと
ができるため、より確実に吸引することができる。ま
た、補強リブの高さは、実施の形態1同様、0.5mm
以上5mm以下、さらに好適には1mm以上3mm以下
であることが好適である。さらに、補強リブの幅wは、
実施の形態1同様、1mm以上15mm以下、さらに2
mm以上10mm以下であることが好適である。
【0034】実施の形態2によれば、実施の形態1と同
じ効果を奏するだけでなく、床ブラシ進行方向に塵埃等
が存在してもシール部材の補強リブの高さと間隔、及び
シール片との差(h)によって形成される間隙が通風路
となって確実に塵埃等を吸引することができる。
【0035】なお、補強リブがシール部材下端部より突
出した形態は図7(a)〜(c)に示した実施形態であ
っても適用可能であることは言うまでもない。
【0036】また、本発明の一実施形態として、補強リ
ブが吸込通路の長手方向に対して一定間隔ごとに縦方向
に設けられているシール部材を例に挙げたが、本発明は
このようなシール部材のみに限られるものではない。
【0037】以上、説明したように本発明の電気掃除機
用床ブラシは、シール部材に補強リブを設けることによ
って十分な強度を有し、長寿命化を図れるとともに、補
強リブを設けたことによりシール部材の復元力が床ブラ
シの走行性を阻害しない範囲で向上し、かつ、被清掃面
との間に通風路が形成されることで優れた清掃能力を発
揮することが可能となる。また、シール部材に設けた突
起により塵埃を取り除くことができ、清掃能力をさらに
向上させることができる。
【0038】
【発明の効果】本発明の電気掃除機用床ブラシによれ
ば、シール部材の吸込口側に突起を設けるとともに、反
対側の面に補強リブを設けたので、被清掃面の走行性を
阻害することを防ぎ、シール部材の長寿命化を図ること
ができるという効果がある。また、突起により塵埃を被
清掃面から取り除くことができるだけでなく、補強リブ
と被清掃面との間に通風路を形成することでシール部材
前方の塵埃も吸込みことが可能となり、優れた清掃能力
を発揮するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1を示す電気掃除機用床
ブラシの中央から半分を下面から見た下面図である。
【図2】 本発明の実施の形態1を示す電気掃除機用床
ブラシがじゅうたん上を前進する際の側断面図である。
【図3】 本発明の実施の形態1を示す電気掃除機用床
ブラシがじゅうたん上を前進する際の側断面図である。
【図4】 床ブラシがじゅうたん上を移動する際の前シ
ール部材の状態を示す説明図である。
【図5】 床ブラシがじゅうたん上を移動する際の後シ
ール部材の状態を示す説明図である。
【図6】 床ブラシのシール部材に設けられた補強リブ
の概要を説明するための拡大図である。
【図7】 床ブラシのシール部材に設けられた補強リブ
の様々な実施形態を例示した概要図である。
【図8】 床ブラシのシール部材に設けられた突起の構
成を示す説明図である。
【図9】 本発明の実施の形態2を示す電気掃除機用床
ブラシのシール部材の要部拡大図である。
【図10】 従来の電気掃除機の床ブラシを示す断面図
である。
【符号の説明】
1 床ブラシ、2 上ケース、3 下ケース、4 バン
パー、5 車輪、6 車輪、7 吸込通路、8 吸込
口、9 前シール部材、10 後シール部材、11 前
シール部材の基部、12 後シール部材の基部、13
前シール部材のシール片、14 後シール部材のシール
片、15 前シール部材の突起、16 後シール部材の
突起、17 前シール部材の補強リブ、18 前シール
部材の補強リブ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小池 利男 埼玉県大里郡花園町大字小前田1728番地1 三菱電機ホーム機器株式会社内 (72)発明者 黒澤 明日香 埼玉県大里郡花園町大字小前田1728番地1 三菱電機ホーム機器株式会社内 Fターム(参考) 3B061 AA06 AA55 AA57 AB02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底部に直線状に延在する吸込通路と、前
    記吸込通路の略中央に設けられた吸込口と、前記吸込通
    路の長手方向に沿って前後両側に設けられた弾性材料か
    らなるシール部材とを有する電気掃除機用床ブラシにお
    いて、前記シール部材の吸込口側に面した側面の少なく
    とも下部に多数の突起を設けるとともに、反対側の面に
    複数の補強リブを設けたことを特徴とする電気掃除機用
    床ブラシ。
  2. 【請求項2】 前記補強リブは被清掃面に接触した状態
    で、各補強リブと前記被清掃面との間に前記吸込通路に
    連通する通風路が形成されることを特徴とする請求項1
    記載の電気掃除機用床ブラシ。
  3. 【請求項3】 前記補強リブは吸込通路の長手方向に対
    して一定間隔ごとに縦方向に設けられていることを特徴
    とする請求項1または2記載の電気掃除機用床ブラシ。
  4. 【請求項4】 前記補強リブの下端がシール部材下端部
    より下方に突出していることを特徴とする請求項1乃至
    3のいずれかに記載の電気掃除機用床ブラシ。
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