JP2591730Y2 - 床面清掃車 - Google Patents

床面清掃車

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JP2591730Y2
JP2591730Y2 JP1991061293U JP6129391U JP2591730Y2 JP 2591730 Y2 JP2591730 Y2 JP 2591730Y2 JP 1991061293 U JP1991061293 U JP 1991061293U JP 6129391 U JP6129391 U JP 6129391U JP 2591730 Y2 JP2591730 Y2 JP 2591730Y2
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正和 塩山
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Yushiro Chemical Industry Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、容易に且つ安全に、し
かもたとえ老人若しくは身障者等であっても、洗浄水、
ワックス液等を供給(噴出、散液、滴下等)しながら床
を清掃したり、汚液を吸引除去して清掃したりできる床
面清掃車に関する。ここで、「清掃」とは、洗浄水若し
くは清水、更には滅菌・殺菌液等で洗浄したり、洗浄後
の汚液を吸引したり、ワックス液で艶出したり、その両
者を組み合わせてしたりする行為等を含めた意味に用い
る。以下も同じである。
【0002】
【従来の技術】従来、床面清掃車としては、艶出パット
を回転させるもの(特開平1−155823号公報)、
清掃用ブラシを用いてゴミをすくい上げるもの(実開平
2−59757号公報、特開平3−84109号公報
等)が知られている。また、ブラシによる集塵と床面の
洗浄と汚水の吸引を行う集塵機能・床面洗浄・吸引機能
付床面洗浄車も知られている(特開平1−195831
号公報、特開平1−312111号公報、実開昭60−
80754号公報)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記すべての
清掃車は、自動車の底部に清掃手段を一体的に備えたも
のであり、しかも丸ハンドルを具体的に開示している。
従って、装置が大型となり、その操作も大変であり、特
に老人、身障者にとって大変であり、更に、清掃手段を
他のものに組み変えることは全くできない。
【0004】本考案は、こうした問題点を解消するもの
であり、容易に、簡便に、且つたとえ老人、身障者であ
っても床面を清掃できる清掃車を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本第1考案にかかる床面
清掃車は、3輪若しくは4輪でT型ハンドル及び後部に
設けられた荷台を備え、且つ電源コードを有しない自動
車(A)と、該荷台上に載置されるか若しくは取り付け
られる新液貯留槽及び汚液貯留槽と、該新液貯留槽中の
新液を床面に散布する給液ノズルを有する給液手段と、
上記自動車(A)の走行方向に対して該ノズルより後方
に配置され略スカート状の床面清掃具と、該床面清掃
具内の汚液を吸引し上記汚液貯留槽中に供給する吸引手
段と、を備える床面清掃手段(B)と、を具備し、 上記
床面清掃具は、上記自動車(A)の走行方向に対して幅
方向に延びるスカート支持台と、該スカート支持台の床
面側に取り付けられて床面と接するスカート部と、該ス
カート支持台の両側端であって該スカート部の側後方か
ら外側斜め前方に延び床面と接して汚液を掻き集める板
状スキージと、を有し、 該スカート部は、該スカート支
持台の前側半周に沿って取り付けられ前側表面には上下
方向に延びる凹状畝および凸状畝が交互に設けられた前
方スカート部と、該スカート支持台の後側半周に沿って
取り付けられ該前方スカート部との間にスリットを形成
しており後側表面には上下方向に延びる凹状畝および凸
状畝が交互に設けられた後方スカート部と、からなる
とを特徴とする。
【0006】ここで、「略スカート状」とは、略周囲か
ら遮断された吸引室を有し、前方から汚液を吸引室内に
取り込み、この汚液を吸引除去できる形状を広くいう。
この材質は、可撓性のあるゴム、樹脂等が好ましい。
記スカート部の外側表面には、図4に示すように、その
外周表面に上下方向に延びる凹状溝と凸状畝とが交互に
設けられており、これにより使用時に汚水を床面清掃具
内に導入する導入通路 が形成される。また、上記略スカ
ート状の床面清掃具の両側方側に汚液を掻き集めるため
のスキージ手段を取り付けたものとすることができる。
【0007】更に、本第考案にかかる床面清掃車は、
同様の自動車(A)と、該荷台上に載置されるか若しく
は取り付けられる液貯留槽と、該液貯留槽中の液が供給
される配管と、該配管の一端に取り付けられ該液を保持
する円盤状の液受皿及び液受皿の少なくとも底面側に
取り付けられ該液受皿に設けられた液滴下孔を通じて該
液受皿内の該液が供給される円盤状の保液パットからな
りモータにより回転可能な床面清掃具と、を備える床面
清掃手段(D)と、を具備し、 上記液受皿の液溜部は、
該液受皿の半径方向に延びる複数の仕切壁および該液受
皿の外周に沿って延びる外周壁によって区画されて複数
の扇形皿を形成しており、上記液滴下孔はこの各扇形皿
の底部にそれぞれ一つ以上設けられていることを特徴と
する。
【0008】更に、上記自動車(A)は4輪であり、且
つバッテリー車であるのが好ましい。また、上記床面清
掃手段は取り外し及び取り替え可能のように取り付けら
れるのが好ましい。
【0009】上記床面清掃車において、上記自動車の前
部及び後部の少なくとも一方に上記床面清掃手段(B)
(D)の少なくとも一方を脱着可能のように取り付け
ものとすることができ、例えば上記自動車の前部及び後
部の一方に棒状支持部材の一端取り付け該棒状支持
部材の他端に第1考案〜第3考案に記載の床面清掃具
取り付ければよい。また、上記床面清掃手段(B)
(D)が上記自動車の前部及び後部のうち一方のみに取
り付けられている場合、上記自動車の前部及び後部のう
ち他方には上記以外の清掃具を備えた床面清掃手段を取
り付けてもよい。
【0010】上記棒状支持部材は、上記自動車に各清掃
具を支持させつつ取り付けることができるものであれば
よいが、衝撃吸収性支持部材からなるのが好ましい。こ
れとしては、例えば、スプリングからなるスプリング
体、スプリング部を一部に有し他は硬い棒状体等からな
るもの、又は棒状若しくは管状の発泡樹脂体でそれ自身
である程度の剛性と柔軟性を有するもの等とすることが
できる。
【0011】上記略スカート状の清掃具を除いた清掃具
としては、パット、モップ又はブラシであるものとする
ことができ、この形状、材料は目的、用途により種々選
択される。例えば、その形状としては、通常、非回転型
では長尺状若しくは板状とし、回転型では丸状とする。
そして、その材質としては、床面状の水状物質を拭く場
合(水拭き又は洗浄を主目的とする場合)は、さし、
布、不織布、紙、糸ラーグ、スポンジ等を用いた所謂モ
ップが用いられ、ワックス掛け(艶出し)を主目的とす
る場合は特に柔らかいブラシ(ナイロン、シダからなり
ワイヤ、研磨材が入っていないもの)、パット等が用い
られ、水、洗剤及びワックスを使用する場合は、比較的
硬いブラシ(ナイロン、シダからなりワイヤ、研磨材が
入っているもの)、パット等が用いられる。
【0012】
【作用】本考案の床面清掃車は、3輪若しくは4輪でT
型ハンドルを備え電源コードを有しない自動車を有する
ので、車体自体が安定し、またハンドル操作も安全確実
に実行できるし、更に電源のない所でも自由に走行する
ことができる。また、自動車の後部に配置された荷台上
に洗浄液若しくはワックス液等の液が貯留された液貯留
槽を有し、この液貯留槽内の液を床面に給液したり、保
液パットに供給したりするので、床面を液清掃でき、ま
た液を連続的若しくは自動的に供給できるので、バッチ
で液を補給する手間が省ける。
【0013】更に、汚液を吸引できるようにスカート状
の床面清掃具を有する場合は、水等で床面を洗浄等した
後、汚液を吸引除去できるので、床面洗浄するととも
に床面乾燥できる。
【0014】以上より、自動車を走行させ所定のポンプ
を作動させるだけで、液が供給されるとともに床面を清
掃(除塵、艷出し、洗浄、水拭き等)できる。更に、床
面清掃手段(上記B手段、D手段)の種類を交換するこ
とにより、目的に応じて清掃手段を変えたり、除塵、艶
出し、洗浄、水拭き等の交換が自由にできる。
【0015】また、上記液供給可能の床面清掃手段を有
するとともに、更に自動車の前部及び/又は後部に脱着
可能のように種々の機能を有する第1清掃手段及び/又
は第2清掃手段(除塵手段、洗浄・拭き手段、艷出手段
等)取り付けることにより、床面を所望の液により清
掃すると同時に、目的に応じた機能を更に追加したもの
とすることができる。
【0016】
【実施例】以下の実施例及び参考例について、図を参照
して本考案の装置を詳細に説明する。
【0017】実施例1 本実施例においては図1〜図7に示すように、自動車1
と、該自動車1の荷台上及び後方側に取り付けられる液
供給手段2及び床面清掃手段3と、からなる。上記自動
車1は、4輪11でT型ハンドル12及びバッテリー1
5を備え、電源コードを有しないものであり、後部に荷
台16がある。
【0018】本自動車1においては、図7の具体的説明
図に示すように、動力装置51がシート52の下で且つ
シートスタンド54の上に取り付けられ、バッテリー1
5で動くモータで構成される。更にチェーン55が後輪
の間に取付けられたデファレンシャルをモータのギヤと
連結する時、後輪が駆動して動く。T型ハンドル12は
支持ロッド57と傾斜したステアリングロードからな
る。装置56は前輪の振動角度を制限するためのもので
あり、このハンドル12で前輪の操縦角度を調整するこ
とができるように構成されている。シート52には調整
可能な回転装置がついている。そして、メインシャフト
がシート52の底部から出ており、円盤を通ってスリー
ブに入り、シートスタンド54に固定される。シャフト
の後部を貫通するロッドを、所定のミゾに従って上方に
引くことにより、搭乗者はシートを調整できる。また、
本自動車1は、図7にて判るように、シート52、バッ
テリー15、一対の前輪、一対の後輪及びハンドル12
が各々容易に分解、組立てがされる構造になっている。
【0019】上記床面清掃手段は、新液貯留槽21中の
新液を床面に供給(噴出若しくは滴下等)する給液手段
2と、スカート状の床面清掃具(以下、スカート部とい
う。)33と汚液貯留槽31を有する汚液吸引手段3
と、からなる。新液貯留槽21と汚液貯留槽31は一体
となっており、この一体となった槽が自動車1の荷台1
6の上に、落下しないように取付け、載置されている。
上記給液手段2は、新液貯留槽21の新液がポンプ22
により配管23及びこの接続部25を介してノズル24
から噴出されるようになっている。このノズル24は、
スカート支持台33の板部331の上前方に配置され、
このスカート部33の前方の床面に散水されるようにな
っている。
【0020】上記汚液吸引手段3において、上記汚液貯
留槽31には配管32が設けられ、この他端には脱着可
能のように図2及び図3に示すようなスカート支持台3
3が取り付けられ、この支持台33の下方には、床面と
接するスカート部34が固定支持されている。そして、
このスカート部34内の汚液を吸引できるようにブロア
37が上記槽上に配置されている。尚、他の適度な場所
に配置してもよい。このスカート部34は、図2〜図4
に示すように、硬質ゴム製であり、外周表面に上下方向
に形成された凹状溝341と凸状畝342が交互に設け
られている。このスカート部34は前方側34aと後方
側34bとからなり、側方にスリット343があり、双
方ともに別個に作動し易いようになっているが、全体と
して略スカート状となっている。
【0021】そしてこの支持台33の後方には一対の補
助車輪38が配設され、自動車1の走行に伴って、容易
にこの床面清掃手段等を掃引できるようになっている。
尚、この補助車輪としては円筒状の一輪とすることもで
きる。また、この清掃手段3を安定的に固定するため
に、配管32を係止部材36にて自動車後方に脱着可能
のように、蝶番等を用いて係止、固定させている。
た、この支持台33の板部331及び後方側スカート部
34bの側後方には板状スキージ35が設けられ、これ
により汚液をスカート部側に掃き寄せている。このため
汚液の収集性能に優れる。
【0022】上記床面清掃車を運転すると、スカート状
部は図6に示すように、前方スカート部34aは内側へ
曲がるので、その凸状畝341が床面と接触し、凹状溝
342が汚液の通路となる。一方、後方スカート部34
bにおいては、その凸状畝341の全下方縁が床面と接
触するので、汚液が漏れ出ず、しっかりと吸引できるよ
うになる。そして、液がポンプ22により一定量供給さ
れる。この場合は、供給量は走行距離に応じたもの、例
えば走行距離、車輪の回転数等に応じて自動調整できる
ようにすることもできる。尚、ワックス掛けの場合は、
通常使用する樹脂ワックス液(10〜30%固形分)1
リットル当たり70〜100mの床面を塗布できるよ
うにするのが好ましい。
【0023】従って、自動車を走行させ所定のポンプ、
ブロアを作動させるだけで、清掃用新液(洗浄水、ワッ
クス液等)を床面に散布、滴下すると同時に、後方でこ
の汚液を確実に吸引除去できるので、床を容易に清掃
(水拭き、ワックス掛け等)できるとともに、床を乾燥
(水切り)させることができる。
【0024】本実施例の床面清掃車は、4輪でT型ハン
ドルを備え、且つ電源コードを有しないバッテリー自動
車を用いるので、車体自体が安定し、またハンドル操作
も安全確実に実行できるので、カーブ的に走行しても凹
凸面があっても横転することの危険性が少なく、更に電
源のない所でも自由に走行することができる。また、公
害の源になる排気ガスを排出しないので、環境を汚染す
ることもなく、更に騒音が少ないので、屋内での利用に
は最適であるし、老人や身障者での利用も極めて容易で
ある。
【0025】更に、上記のように本自動車は、シート、
バッテリー、一対の前輪若しくは後輪等が各々容易に分
解、組立てができるので、乗用車等に搭載できそのため
自由に目的地まで運搬でき、また、しかも一人でも持ち
運びできる重量となるので、極めて有用である。また、
補助車輪を有するので、清掃手段及び給液手段が安定的
に移動される。また、硬質ゴム製で所定の溝及び畝をも
つスカート部を使用するので、効率良く吸引できる。
尚、この凹状溝の深さを調節して吸引度を調節できる。
【0026】(参考例1)参考例は、図8に示すように、洗浄水若しくはワック
ス液を散布するとともにその後方で清掃(水拭き、艷出
し、塗布等)するものである。本装置においては、実施
例1と同様に、自動車1の後部14の荷台16上に液貯
留槽21が脱着可能のように取り付けられている。そし
て、この貯留槽21内の液(洗浄液、ワックス液若しく
は滅菌・殺菌液等)は、図8に示すように、所定の配管
(ビニール配管等)23と連結される長尺状配管25に
設けられた複数の給液ノズル24から床面に供給され
る。この場合、噴出させてもよいし、勢い良く噴出しな
くても液を散布、滴下してもよい。この長尺状配管25
は以下に述べる床面清掃手段7の基体73に連結材75
を介してに取付け、保持されている。尚、この長尺状配
管25は、自動車の後部側に、直接若しくは連結材を介
して連結されてもよいし、これらと別個に配設されても
よい。
【0027】そして、散布された床面上の液を塗布、引
き伸ばすための床面清掃手段7が、このノズル24の後
方側に設けられている。この床面清掃手段7において、
スポンジ状若しくは他の弾性物質(例えば発泡樹脂)か
らなる基体73の上に、図13に示すような被挟着体8
5が設けられ、この被挟着体を脱着可能に支持棒71が
挟着する。そして、この支持棒71は、図10に示すよ
うに、自動車の後部14に取り付けられる。即ち、自動
車の後部14に蝶番61が固定され、この蝶番61の他
端部には2つ(図8では4つ)の穴62が設けられてい
る。そして、この蝶番61の他端部には、対応板部63
がボルト(64)−ナット(65)機構により脱着可能
のように取り付けられる。そして、この対応板部63に
は、支持棒71が固着されている。以上より、支持棒7
1は、自動車の後部14から脱着されるとともに上下回
動可能の構成となっている。
【0028】また、支持棒71aは、図11に示すよう
に、自動車の後部14に、ユニバーサルジョイント66
を用いて上下及び左右に回動可能のように取り付けるこ
ともでき、しかも内部スプリング67の伸縮を利用して
受け部分とこの支持棒71aを簡単に脱着できるように
取り付けることもできる。尚、これら以外の他の手段を
用いて脱着可能のように取り付けることもできるし、脱
着出来ないように上下回動可能のように取り付けること
もできる。蝶番61又はユニバーサルジョイント66を
用いた上記取り付け方法は、本考案の床面清掃車にも適
用することができる。そして、この基体73の底面を含
めてその前後を覆うように不織布等の布、ラーグ若しく
はスポンジ等からなる清掃具74を配置し、例えば、こ
の両端をファスナー(図示せず)で止める。尚、ファス
ナー以外の他の固定、係止手段(マジックテープ等)に
より脱着可能のように取り付けることもできる。
【0029】また、使用する清掃手段7Aは、例えば図
9に示すような構成とすることができる。即ち、このモ
ップ(清掃具)の固定部材72は、板部73と、この板
部73の上面のほぼ中央に固定され支持部材72に挟着
される被挟着部721と、この被挟着部721の両端に
取り付1ナられモップ固定用バネ722とからなる。そ
して、上記板部73の前後側両端部にはリブ731が形
成されており、このリブ731に、バネ722が挿入、
嵌め合わせされ、モップ74が脱落しにくいようになっ
ている。また、この板部73の下部にはスポンジ76が
接着・固定されている。
【0030】そして、ポリエステルフィラメントをスパ
ン状にして紙上にランダムに接着させた集塵用モップ
(清掃具)74をこのスポンジ76の下に敷き、前後の
両はみ出し部分を折り曲げて巻き、その上方の折り曲げ
部分にて、バネ722により固定され、しかもこのモッ
プ74の底面は、床面に接触するような構成となってい
る。更に、支持棒71は、その先端には洗濯バサミのよ
うに上記被挟着部721を挟着できるようになってお
り、この支持棒71も脱着可能となっている。そして、
液がポンプ22により一定量供給される。この場合も、
上記のような適度な供給量とするのが好ましく、また自
動調整できるようにすることもできる。以上より、本
考例の清掃車においては、自動車の走行に伴って、所定
の液を散布、供給、滴下等しつつ、その直後にモップ等
の清掃具にて清掃〔水拭き、ワックスがけ(艷出し)、
滅菌等〕できる。
【0031】(参考例2)参考例は、図12及び図13に示すように、洗浄水若
しくはワックス液等を保液パット86に含浸させて床面
を清掃(水拭き、艷出し等)するものである。そして、
参考例は、上記参考例1と比べて、以下の点が異なる
のみで他は実質上同じである。即ち、所定の配管(ビニ
ール配管等)23の先端は、アルミニウム製プレート8
3の上に取り付けられた液受皿84が配置され、このプ
レート83の下には、液を含浸・保持させる不織布から
なる保液パット86が取り付けられている。この保液パ
ット86は、弾力性があり、床の凹凸面に追随できると
ともに、液を清掃具全体に行き渡らせる役目を有する。
そして、この液受皿84には、この配管23の先端が脱
離しないように、脱離防止用クリップ89が取り付けら
れ、更にこの保液パット86に液を適度に供給するため
に滴下穴841が設けられている。尚、図13の851
は被挟着体85の固定金具であり、852はこれらを止
める金具である。そして、この保液パット86の底面を
包むようにして極細ポリエステル繊維からなる布地が脱
着可能のように取り付けられている。
【0032】本参考例の場合も、自動車を走行させるだ
けで所定の液を供給しつつ床面を清掃(水拭き、ワック
ス掛け等)することができる。そして、保液パットに所
定液が常に供給されるので、常に均一に床面を清掃でき
るし、人手を掛けてこの液を補充することもない。
【0033】実施例2) 本実施例は、図14〜図17に示すように、モータ93
により回転する回転型清掃具9を用い、一定量の液を液
受皿・パット台100を介して清掃具98に供給できる
ようにしたものである。尚、本例では、清掃具9が円盤
型のため、これに伴って、図16及び図17に示すよう
な円盤型の液受皿・パット台100を用いるものであ
る。そして、この床面清掃手段9Aは、図10に示すボ
ルトーナット機構により脱着可能で上下に回動可能のよ
うに取り付けられる。
【0034】尚、図15において、91は棒状支持部
材、92は円盤体、97はカバー、96はセンターロッ
ク、98は清掃具、99はマジックテープや針からなる
係止手段である。そして、100の液受皿・パット台は
液受皿の部分とパット台の部分とが一体となっており、
図16において、100aは液滴下穴、100bは液の
漏洩防止用仕切り壁、100cは相手材への取付け台部
分を示す。この液受皿・パット台100は、金属や樹脂
や木で作られている。以上より、一定量の液を各漏洩防
止用仕切り壁100b内の各空間に落とし、液滴下穴1
00aを経て清掃具98に供給する。この清掃具98と
しては、パット、ブラシ等でもよい。そして、この素材
はナイロン、ポリエステル、金属、シダ、獣毛の単体若
しくは研磨剤を各々付着又は含浸させてある不織布(ブ
ラシ)で構成することができる。また、上記以外に、直
接、受け台に清掃具を取り付けた構成としてもよい。モ
ータ93は、接続コード(図示せず)を介して、自動車
1に搭載されるバッテリー15に接続されている。本実
施例においては、清掃具が回転されるので、清掃度が一
層優れる。
【0035】実施例3) 本例では、上記実施例に示すような所定液の供給可能な
床面清掃車に、更に自動車の前部及び/又は後部に脱着
可能のように種々の機能を有する清掃手段を取り付けた
ものとすることができる。例えば、図18に示すよう
に、(1)モップ等からなる除塵用清掃手段7Aを自動
車の前部に取り付け、自動車の後方に実施例1において
示す洗浄・吸引清掃手段2、3Aを荷台上及びその後方
に取り付けた構成とすることができる。この場合、先に
床面を主として除塵し、その後床面を水洗・吸引清掃す
ることができる。尚、この場合、清掃手段を自動車の前
部に取り付けるための棒状支持体71は、スプリング体
若しくは発泡樹脂製等からなる衝撃吸収性材料からなる
のが好ましい。人や壁等の対象障害物に当たっても、こ
の障害物を傷付けることもないからである。更に、同図
に示すように、前方側先端が上方に反り上がった床面清
掃手段が好ましい。障害物に当たった時、この清掃手段
を上方へ逃がすことができるからである。
【0036】また、図19に示すように、自動車の後方
の荷台上にワックス液(若しくは洗浄液)の液貯留槽2
1を取り付けて所定液を供給可能とし、自動車の後部に
脱着可能でしかも上下及び/又は回動可能のように艶出
手段(若しくは水拭きや洗浄手段)9Aを取り付けた構
成とすることができる。この場合は、液の散布と同時に
その後方で回転型等のモップ若しくはブラシによって艶
出し(水拭きや洗浄)をすることもできる。
【0037】尚、荷台上に取り付けられる各液供給・清
掃手段と自動車の前部及び/又は後部に脱着可能に取り
付けられる清掃手段の組み合せは、上記に限らず、目
的、用途に応じて種々のものとすることができる。ま
た、これらの各手段の取付け方法は、例えば図10及び
図11に示すような脱着可能手段とすることができる。
更に、この自動車の前部等に取り付けられる清掃手段
は、その不使用時には、上方にあげておくような構成、
例えば、ワイヤ吊り上げにて車体に固定しておくこと等
とすることもできる。
【0038】尚、本発明においては、前記具体的実施例
に示すものに限られず、目的、用途に応じて本発明の範
囲内で種々変更した実施例とすることができる。
【0039】
【考案の効果】本考案は、以上に示す作用、構成を有す
るので、車体自体か安定し、またハンドル操作も安全確
実に実行できるし、更に電源のない所でも自由に走行す
ることができるし、また自動車を走行させ且つ所定の液
を供給することにより、床面を容易に清掃(除塵、艶出
し、洗浄等)できる。従って、本考案では、容易に、簡
便に、且つたとえ老人、身障者であっても床面を清掃で
きるので、極めて有用である。
【0040】また、更に、自動車の前部及び/又は後部
に脱着可能のように所望の各床面清掃手段が取り付けら
れる場合では、同じ自動車を使用して、目的に応じた機
能を更に付加することができる。従って、極めて有用且
つ実用的なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1に係る床面清掃車の正面図である。
【図2】実施例1に係る床面清掃車の床面清掃手段を示
す説明図である。
【図3】実施例1で用いる床面清掃手段の床面清掃具を
示す説明図である。
【図4】実施例1で用いる床面清掃具のスカート部を示
す一部底面図である。
【図5】実施例1係る床面清掃車に用いる補助車輪周
辺を示す説明図である。
【図6】実施例1で用いる床面清掃具のスカート部の作
用を示す説明図である。
【図7】実施例において用いられる自動車の概略説明図
である。
【図8】参考例1に係る床面清掃車の後方から見た一部
斜視図である。
【図9】参考例1にて用いられる他の床面清掃手段にお
いて清掃具を取り付ける状態を示す説明図である。
【図10】床面清掃手段をボルトーナット機構により取
り付ける状態を示す説明図である。
【図11】床面清掃手段をユニバーサルジョイントによ
り取り付ける状態を示す説明図である。
【図12】参考例2に係る床面清掃車の後方から見た一
部斜視図である。
【図13】参考例2にて用いられる床面清掃手段の要部
を示す斜視図である。
【図14】実施例に係る床面清掃車の正面図である。
【図15】実施例にて用いられる床面清掃手段の要部
を示す斜視図である。
【図16】実施例にて用いられる床面清掃手段の液受
皿(受けパット)の平面図である。
【図17】図16に示す液受皿(受けパット)の正面図
である。
【図18】実施例に係る床面清掃車の正面図である。
【図19】実施例に係る他の態様を示す床面清掃車の
正面図である。
【符号の説明】
1;自動車、11;4輪、12;T型ハンドル、13;
自動車の前部、14;自動車の後部、2;給液手段、2
1;新液貯留槽、23;供給配管、24;ノズル、3;
床面清掃手段、31;汚液貯留槽、34;スカート部、
36;補助車輪、7;床面清掃手段、73;基台、7
4;清掃具(不織布パット)、8;床面清掃手段、8
3;アルミプレート、84;液受皿、85;被挟着体、
88;清掃具(不織布パット)、9;床面清掃手段、9
3;モータ、98;清掃具(パット)、100;液受皿
・パット台。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A47L 11/30 A47L 11/30 (56)参考文献 特開 平2−162179(JP,A) 特開 平2−291831(JP,A) 特開 昭48−98539(JP,A) 実開 昭63−18966(JP,U) 実開 昭64−23964(JP,U) 実開 平2−3994(JP,U) 実開 平1−115453(JP,U) 実開 平1−115454(JP,U) 実開 平2−66195(JP,U) 特公 昭60−23616(JP,B2) 実公 平3−27571(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A47L 11/00 - 11/40 B62K 5/00 - 5/02

Claims (5)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3輪若しくは4輪でT型ハンドル及び後
    部に設けられた荷台を備え、且つ電源コードを有しない
    自動車(A)と、 該荷台上に載置されるか若しくは取り付けられる新液貯
    留槽及び汚液貯留槽と、該新液貯留槽中の新液を床面に
    散布する給液ノズルを有する給液手段と、上記自動車
    (A)の走行方向に対して該ノズルより後方に配置され
    略スカート状の床面清掃具と、該床面清掃具内の汚液
    を吸引し上記汚液貯留槽中に供給する吸引手段と、を備
    える床面清掃手段(B)と、を具備し、 上記床面清掃具は、上記自動車(A)の走行方向に対し
    て幅方向に延びるスカート支持台と、該スカート支持台
    の床面側に取り付けられて床面と接するスカート部と、
    該スカート支持台の両側端であって該スカート部の側後
    方から外側斜め前方に延び床面と接して汚液を掻き集め
    る板状スキージと、を有し、 該スカート部は、該スカート支持台の前側半周に沿って
    取り付けられ前側表面には上下方向に延びる凹状畝およ
    び凸状畝が交互に設けられた前方スカート部と、該スカ
    ート支持台の後側半周に沿って取り付けられ該前方スカ
    ート部との間にスリットを形成しており後側表面には上
    下方向に延びる凹状畝および凸状畝が交互に設けられた
    後方スカート部と、からなる ことを特徴とする床面清掃
    車。
  2. 【請求項2】 上記床面清掃手段の後方に該床面清掃手
    段を走行させる補助車輪を配設した請求項1記載の床面
    清掃車。
  3. 【請求項3】 3輪若しくは4輪でT型ハンドル及び後
    部に設けられた荷台を備え、且つ電源コードを有しない
    自動車(A)と、 該荷台上に載置されるか若しくは取り付けられる液貯留
    槽と、該液貯留槽中の液が供給される配管と、該配管の
    一端に取り付けられ該液を保持する円盤状の液受皿及び
    液受皿の少なくとも底面側に取り付けられ該液受皿に
    設けられた液滴下孔を通じて該液受皿内の該液が供給さ
    れる円盤状の保液パットからなりモータにより回転可能
    床面清掃具と、を備える床面清掃手段(D)と、を具
    し、 上記液受皿の液溜部は、該液受皿の半径方向に延びる複
    数の仕切壁および該液 受皿の外周に沿って延びる外周壁
    によって区画されて複数の扇形皿を形成しており、上記
    液滴下孔はこの各扇形皿の底部にそれぞれ一つ以上設け
    られている ことを特徴とする床面清掃車。
  4. 【請求項4】 上記自動車は4輪であり、且つバッテリ
    ー車である請求項1、2又は3記載の床面清掃車。
  5. 【請求項5】 上記床面清掃手段は取り外し及び取り替
    え可能のように取り付けられる請求項1から4のいずれ
    か一項記載の床面清掃車。
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