JP4226871B2 - スクラブ機受動再循環 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、床をこすり洗い(スクラブ)するための床洗浄機に関し、特に、より広い床面上での洗浄液の使用を続行または強化するために、スクラブ・プロセス中に液体洗浄液および/またはごみ等の他の物質の閉込めを制御することに関する。
【0002】
【従来の技術】
本出願は、2001年10月12日出願の米国仮特許出願第60/329260号の優先権を主張しており、その全体を引用により本明細書中に組み込むものとする。
【0003】
開発されている種々のタイプの床洗浄機の中で、効率的に床を洗浄またはこすり洗いするために、洗浄液を迅速に使用しかつ再利用することが依然として重要である。特に、多くの床洗浄機は、床をこすり洗いする際にほぼ垂直な軸の周りを回転する回転式スクラブ・ブラシを有する。この回転運動により、スクラブ・ブラシが床に接触する位置から離れたところに洗浄液が排出される傾向がある。そのため、スクラブ・ブラシの回転運動により生じる遠心力によって排出された洗浄液をスクラブ・ブラシに補給するのに少なくとも十分な速度で、洗浄液を床面に絶え間なく適用しなければならない。したがって、スクラブ・ブラシ付近で洗浄液をより長時間保持することによって、洗浄液を同様の速い速度で床面に適用する必要がなく、かつ/またはスクラブ・ブラシの下または周囲に使用可能な大量の洗浄液があり、これによってより良好な床洗浄が行われる洗浄機を有することが有利である。さらに、洗浄液がスクラブ・ブラシから排出されるときに、かなりの量の排出液が、スクラブ・ブラシの下にこの排出液を戻す流路に沿って流れるように、床面上の洗浄液を再循環できることが有利である。特に、排出洗浄液がスクラブ・ブラシ洗浄アセンブリのすぐ後ろを流れ、またはすぐ後ろに溜まり、これが、スクラブ・ブラシの同一の回転動作により、この流れたまたは溜まった洗浄液がスクラブ・ブラシ洗浄アセンブリの前部に向かって移動し、これにより再度スクラブ・ブラシと動作接触するような方法で行われることが有利である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、より良好な床洗浄が行われる洗浄機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、本体と、少なくとも第1のスクラブ・ブラシを有し、前記本体に結合されたスクラブ・アセンブリであって、前部及び後部を有し、床洗浄機が前方に移動する際に前記前部が前記後部を先導するスクラブ・アセンブリと、ブラケットと、前記第1のスクラブ・ブラシから半径方向外側に配置された底縁部を有するエキステンダ部材とを備えた第1のバリアであって、前記底縁部は床面洗浄中に底縁部の長さに沿って床面に連続接触して延び、前記ブラケットは第1の円弧状の外周を有すると共に前記エキステンダ部材は第1の円弧状の外周よりも大きくかつディスク状の第1のスクラブ・ブラシの中心角約90゜〜約270゜の部分に対応する第2の円弧状の外周を有し、前記第1のバリアは前記スクラブ・アセンブリに対して堅固に取り付けら(相対枢動がないことを含む)、前記スクラブ・アセンブリの前記後部からの液体の流出をほぼ防止し、前記液体は前記スクラブ・アセンブリの前記後部から前記前部の方向へ移動することと、前記第1のバリアの外側に配置されたスカートと、前記第1のバリアと前記スカートとの間の距離は前記第1のスクラブ・ブラシと前記第1のバリアとの間の距離よりも大きいことと、を備えた床面を洗浄するための床洗浄機をその要旨とする。
【0005】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の床洗浄機において、前記第1のスクラブ・ブラシが外周を有し、前記第1のバリアが、全体を通じてほぼ同一の第1の高さを有する外周を有することを要旨とする。
【0006】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の床洗浄機において、前記底縁部が、前記第1のスクラブ・ブラシの円周部から約10.16センチメートル(4インチ)未満の距離に、半径方向外側に配置されることを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の床洗浄機において、前記第1のスクラブ・ブラシに隣接した第2のスクラブ・ブラシと、前記スクラブ・アセンブリに取り付けられた第2のバリアとをさらに備え、前記第2のバリアにより、前記スクラブ・アセンブリの前記後部から液体が流出することがほぼ防止され、液体が前記第1,第2のスクラブ・ブラシ間を、前記スクラブ・アセンブリの前記後部から前記前部の方向へ移動することを要旨とする。
【0007】
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の床洗浄機において、前記本体がキャビティを区画形成する上部を有し、前記キャビティが、洗浄に関連する少なくとも第1の品物を保持する大きさであることを要旨とする。
【0008】
請求項6に記載の発明は、請求項に記載の床洗浄機において、前記キャビティの少なくとも複数部分の上方に配置された閉込め構造をさらに備えることを要旨とする。
【0009】
請求項7に記載の発明は、床洗浄機の動作中に液体の閉込めを制御する方法であって、円周部により区画形成された第1のスクラブ・ブラシであって、前部及び後部を有し、かつ前記床洗浄機の本体に結合されたスクラブ・アセンブリの一部である第1のスクラブ・ブラシを設けるステップと、円弧形状を有し、前記第1のスクラブ・ブラシの円周部の半径方向外側に配置された、1のバリアを設けるステップと、前記第1のバリアはブラケットと、前記第1のスクラブ・ブラシから半径方向外側に配置された底縁部を有するエキステンダ部材とを備え、前記底縁部は床面洗浄中に底縁部の長さに沿って床面に連続接触して延び、前記ブラケットは第1の円弧状の外周を有すると共に前記エキステンダ部材は第1の円弧状の外周よりも大きくかつディスク状の第1のスクラブ・ブラシの中心角約90゜〜約270゜の部分に対応する第2の円弧状の外周を有することと、前記第1のバリアを使用して前記スクラブ・アセンブリの前記後部から液体が流れることをほぼ防止し、前記スクラブ・アセンブリの少なくとも前記前部で液体が流出することを可能にしながら、前記床洗浄機が床の上を移動する床を洗浄するステップと、前記第1のスクラブ・ブラシと前記第1のバリアの外側に配置されたスカートを設けるステップと、前記スカートと前記第1のバリアとの間の距離が前記第1のバリアと前記第1のスクラブ・ブラシとの間の距離よりも大きいことと、
から成る方法を要旨とする。
【0010】
請求項8に記載の発明は、請求項に記載の方法において、前記第1のバリアが、前記円周部から約10.16センチメートル(4インチ)未満の距離に配置されることを要旨とする。
【0011】
請求項9に記載の発明は、請求項に記載の方法において、前記第1のバリアが、長さのある底縁部を有し、前記底縁部が、前記洗浄ステップ中に前記長さ全体に沿って床面に連続して接触することを要旨とする。
【0012】
請求項10に記載の発明は、請求項に記載の方法において、前記スカートが、前記第1のスクラブ・ブラシ全体を囲む外周を有するさらに備えることを要旨とする。
【0013】
請求項11に記載の発明は、請求項7に記載の方法において、第2のスクラブ・ブラシと第2のバリアとを設けるステップをさらに含み、前記第2のスクラブ・ブラシは円周部により区画形成され、前記第2のバリアは円弧形状を有し、かつ前記第2のスクラブ・ブラシの半径方向外側に配置され、前記第2のバリアは前記第2スクラブ・ブラシの前記円周よりも小さい外周を有することを要旨とする。
【0014】
請求項12に記載の発明は、本体と、1つまたは複数のスクラブ・ブラシを有し、前記本体に結合されたスクラブ・アセンブリであって、前部及び後部を有し、床洗浄機が前方に移動する際に前記前部が前記後部を導き、前記スクラブ・ブラシの移動により、溶液が前記スクラブ・アセンブリの前記後部から前記前部の方向へ移動する、スクラブ・アセンブリと、前記本体の前部のほぼ周囲に延び、溶液が前記本体から空中浮遊して排出されることを減少させる、スプラッシュ・ガードと、前記スクラブ・ブラシに隣接し、前記スクラブ・アセンブリの前記後部から溶液が流出することをほぼ防止する、1つまたは複数のバリアと、前記1つまたは複数のバリアはブラケットと、前記スクラブ・ブラシから半径方向外側に配置された底縁部を有するエキステンダ部材とを備え、前記底縁部は床面洗浄中に底縁部の長さに沿って床面に連続接触して延び、前記ブラケットは第1の円弧状の外周を有すると共に前記エキステンダ部材は第1の円弧状の外周よりも大きくかつディスク状の前記スクラブ・ブラシの中心角約90゜〜約270゜の部分に対応する第2の円弧状の外周を有し、前記1つまたは複数のバリアは前記スクラブ・アセンブリに対して堅固に取り付けら(相対枢動がないことを含む)、前記スクラブ・アセンブリの前記後部からの溶液の流出をほぼ防止し、前記溶液は前記スクラブ・アセンブリの前記後部から前記前部の方向へ移動することと、前記1つまたは複数のバリアの外側に配置されたスカートと、前記1つまたは複数のバリアと前記スカートとの間の距離は前記1つまたは複数のスクラブ・ブラシと前記1つまたは複数のバリアとの間の距離よりも大きいことと、前記各バリアから離間し、溶液を床面から抜き取るスキージ・アセンブリとを備え、前記バリアの1つの少なくとも第1の部分が前記スプラッシュ・ガードよりも前記スクラブ・ブラシに近く、前記バリアの1つの少なくともある部分が前記スキージ・アセンブリよりも前記スクラブ・ブラシに近い、床面を洗浄するための床洗浄機を要旨とする。
【0015】
請求項13に記載の発明は、請求項12に記載の床洗浄機において、前記1つまたは複数のバリアの各々が、前記スクラブ・ブラシの対応する床接触外周において、前記対応するスクラブ・ブラシからの所定のずれの範囲内にあり、このずれが1.27〜10.16センチメートル(1/2〜4インチ)であることを要旨とする。
【0016】
請求項14に記載の発明は、請求項13に記載の床洗浄機において、前記ずれが、溶液を保持し、前記スクラブ・アセンブリの前部に向けて溶液を移動させる保持領域を提供することを要旨とする
【0017】
請求項15に記載の発明は、請求項1または12に記載の床洗浄機において、エキステンダ部材はゴム製であることを要旨とする。
請求項16に記載の発明は、請求項7に記載の方法において、エキステンダ部材はゴム製であることを要旨とする。
【0026】
床洗浄機は、スクラブ・アセンブリが洗浄機本体の真下または前方に配置されたライダ式機械または後押し式機械、あるいはオペレータが接触する本体またはハンドルを備えたその他のスクラブ機を含む、任意の数の異なる構成のスクラブ装置とすることができる。機械の構成にかかわらず、各機械は、スクラブ・アセンブリ後部からの液体の流出を防ぐかほぼ防ぐことによって、スクラブ・アセンブリにより整備される領域内に比較的長時間物質を閉じ込める際に使用する、少なくとも第1のバリアを有する。スクラブ・アセンブリは、後部に加えて前部を有する。機械が前方に移動するとき(機械の逆方向への移動に対して)の床スクラブ動作中に、スクラブ・アセンブリの前部がスクラブ・アセンブリを床上を先導する。
【0027】
1つの実施形態では、スクラブ・アセンブリは円周を有する少なくとも1つの第1のスクラブ・ブラシを有し、この円周は、円周よりも小さい円周部を有する。例えば、円周部は約90゜〜約270゜とすることができる。第1のバリアは、この円周部の半径方向外側に配置された複数の部分を有する。
【0028】
1つまたは複数の実施形態は、スカートまたはスプラッシュ・ガードすなわちはねよけを備える。スカートは、スクラブ・アセンブリと第1のバリアの両方の外側に配置される。スカートは床洗浄機の動作中に生じ得る望ましくないはねをほぼ防止するか、または少なくとも減少させるのに有用である。
【0029】
各実施形態は、床をこすり洗いするときに床洗浄機が移動する状況で、スクラブ・アセンブリの後ろに配置されるスキージ・アセンブリを有することが好ましい。床洗浄機がこのスキージ・アセンブリを備えるときは常に、第1のバリアが、スキージ・アセンブリよりも第1のスクラブ・ブラシの近くに配置される。
【0030】
前記の概要に基づき、本発明のいくつかの顕著な態様に容易に注目することができる。スクラブ・アセンブリがより長時間使用する溶液を保持する、1つまたは複数のバリアが設けられる。各バリアは、スクラブ・アセンブリの関連ブラシを完全には囲んでおらず、前部が開放し、後部が閉鎖していることが好ましい。1つまたは複数の実施形態では、床洗浄機が、1つまたは複数のバリアに加えて、はねの制御に使用するスカートを含み得る。本発明の床洗浄機は、スクラブ・アセンブリがそのスクラブ動作を終了した後に溶液をすくい上げるのに有用なスキージ・アセンブリを含んでいてもよい。スキージ・アセンブリは、スクラブ・アセンブリの1つまたは複数のスクラブ・ブラシに対して好適な位置に配置される。
【0031】
本発明のその他の利点および恩恵は、以下の添付図面および発明の特徴の説明から明らかになろう。
【0032】
【発明の実施の形態】
図1を参照すると、床洗浄機20の1実施形態は、機械動作の制御を行うオペレータが作動させる電力によって動かされる後押し式床洗浄機の一部である、本体または筐体24を含む。本体24は床洗浄機のメイン・アセンブリ26を含み、このメイン・アセンブリ26は、少なくとも外側サイド・パネル27a、フロント・パネル27b、ならびに支持フレーム(図示せず)を含む。このメイン・アセンブリ26には、本体24の1つまたは複数の下部で、スクラブ・アセンブリ30が結合される。スクラブ・アセンブリ30はフロント・パネル27bから一般に前方に延びる前部30fを有し、したがって、この前部30fは、洗浄機20が前方移動する際にメイン・アセンブリ26を先導する。スクラブ・アセンブリ30の前部30fが有する下部33は、洗浄機20の前部周囲のはねよけ、すなわちスプラッシュ・ガードとして働く。これにより、洗浄液(より一般的には、床適用物質)が、スプラッシュ・ガード33の範囲に沿って、スクラブ・アセンブリ30から空中を運ばれて排出されることが減少し、好ましくは防止される。スプラッシュ・ガード33は洗浄機20の前部周囲の床面31にほぼ隣接し、さらに洗浄機20の側部周囲の少なくとも一部に延びていることに注目されたい。スクラブ・アセンブリ後部30r(図4,5)は一般にメイン・アセンブリ26の真下にある。スクラブ・アセンブリ30は、以下のものを含む。
【0033】
(a)スクラブ・アセンブリ30内に配置されて床面31に回転接触する、少なくとも1つのスクラブ・ブラシ(図1には示していないが、図4で1つを符号64で示している)
【0034】
(b)上記少なくとも1つのスクラブ・ブラシを回転させる少なくとも1つのブラシ・モータ(図1には示していないが、図4で1つを符号88で示している)
【0035】
(c)上記少なくとも1つのブラシ・モータが動作可能に取り付けられる、フレーム・アセンブリ(これも図1には示していないが、図4で1実施形態を符号69で示している)
【0036】
このスクラブ・ブラシは、通常、ディスク状ヘッドまたはベース部材に接続された複数の剛毛(図1には示していないが、図7で1つを符号72で示している)で構成されることに注目されたい。スクラブ・ブラシの剛毛の端部が、洗浄プロセス中に床面31をこすり洗いする。
【0037】
洗浄機20の後部には、過度のおよび/または使用済の洗浄液(より一般的には、表面適用物質または溶液)を床面31から取り去るスキージ・アセンブリ29が配置される。スキージ・アセンブリ29は、洗浄機20の真下から流出する表面適用物質または溶液を捕捉するために、サイド・パネル27aを超えて外側に延びていてもよいことに注目されたい。
【0038】
1つの実施形態では、洗浄機本体24は、洗浄動作に関連して有用となり得る1つまたは複数の品物を収納および保持する、所望の大きさのキャビティまたは凹部28を含む。図1に示すキャビティ28は、一般に前後端部と2つの側壁との間の本体24の頂部または上部に沿って中央に配置される。これらの上部は、外面積全体を有するものとして定義することができる。キャビティ28の外面積は、上部の外面積全体の少なくとも約10パーセントである。別の実施形態では、キャビティ28の外面積は少なくとも約15パーセントであり、さらに別の実施形態では、キャビティ28の外面積は少なくとも約20パーセントであってよい。図1の実施形態では、必要というわけではないが、閉込め構造を使用して1つまたは複数の品物をキャビティ28内に確実に保管することができる。閉込め構造は、洗浄機本体24に関して横方向に延びる(かつ/または長手方向に延びていてもよい)、弾性すなわち弾力のある1つまたは複数のストラップまたはコード32を備え得る。ストラップ32は、固定のまたは着脱可能な、フック、鳩目、あるいはリベット、ねじ、ボルト等のファスナ等の保持機構36を使用して、キャビティ28の縁部に隣接して本体24に保持される。ストラップ32の数は、キャビティ28内に保持される品物の大きさに応じて変えることができる。理解できるように、可撓性材料または比較的剛性の材料で作られた1つのカバー部品またはメッシュ(網状構造)を含む、他の閉込め構造を使用することもできる。閉込め構造の物理的特性にかかわらず、1つまたは複数の品物をキャビティ内に入れるためにキャビティ28に手が届くように、閉込め構造の部分を配置することができる。このようにした後、洗浄機20の輸送または移動中等に品物をキャビティ28内に保持するように、閉込め構造が配置される。
【0039】
図2および3を参照すると、キャビティ28内に配置し保持することのできる品物の代表的な例が示される。図2に示すように、床の特定区画を洗浄中であることを他者に通知または警告するのに有用な標識その他の指標34を、キャビティ28を用いて輸送することができる。標識34は、続いてオペレータにより所望の位置に立てられる。キャビティ28は、コンテナまたはバケツ38を保持することもできる。コンテナ38自体は、液体洗浄コンテナ42およびハンド・ブラシ44等の複数の別個の洗浄器具または洗浄品を含むことができる。キャビティ28に加えて、洗浄機20の本体24の背面に隣接して、スプレー・ボトル50および/または飲用カップ54等の品物を保持するための窪みまたは凹部を洗浄機20の内部に形成することができる。図3を参照すると、キャビティ28は、ブラシ58等の予備の洗浄部品を保持するのに十分な大きさになっている。キャビティ28は、比較的大型のバッテリ充電ユニット62をも保持する大きさである。バッテリ充電ユニット62を使用して、洗浄機20に電力供給するバッテリを充電することができる。理解できるように、キャビティ28は後押し式スクラブ機以外の洗浄機の一部とすることができる。キャビティ28の構造および関連する特徴を、スイーパ(掃拭器)、バニッシャ(研磨器)、および/またはスクラバ(洗浄器)のうちの1つまたは複数を有する洗浄機を含む、種々の比較的大型の洗浄機と共に実現することができ、またはこれらの洗浄機に含むことができることを、当業者なら理解できるだろう。
【0040】
次に、図4〜7を参照しながら、洗浄機本体24に結合可能なスクラブ・アセンブリ30の1つの実施形態について説明する。この実施形態では、スクラブ・アセンブリ30は、第1のスクラブ・ブラシ64および第2のスクラブ・ブラシ68をそれぞれ有し、結合フレーム・アセンブリ69を有する、一対のスクラバ・サブアセンブリ61を備えている。2つのスクラブ・ブラシ64,68の各々は、基本的に外周または円周を有するディスク状である。2つのスクラブ・ブラシ64,68の各々は、作動または通電されると、各々の中心の垂直軸70(1つを図6に示す)の周りを回転する。
【0041】
図5,6,7を参照すると、図5はスクラバ・サブアセンブリ61の平面図であり、図5に線A−Aで示す切断面は、図6,7に示す断面図の位置を示す。
したがって、図6,7は、第2のスクラブ・ブラシ68の断面をより詳細に示す。第2のスクラブ・ブラシ68は、ヘッドまたはベース部材76に取り付けられた複数のスクラブ剛毛72(図7)を含む。図6に見られるように、ベース部材76の中央部周囲に凹部領域が形成され、第2のスクラブ・ブラシ・モータ84を使用して回転させることのできるドライバ要素80を受承している。図4,5には、電源が入ると第1のスクラブ・ブラシ64を同様に回転させる、第1のスクラブ・ブラシ・モータ88が示されていることに注目されたい。
【0042】
本発明の重要な部品は、1つまたは複数のバリアまたは閉鎖ユニットである。これらの各々が、一般に対応するスクラブ・ブラシの外周に従う形状であり、各バリアが洗浄液を閉じ込める傾向にあるため、バリアがあることにより洗浄液は対応するスクラブ・ブラシの下方または付近にとどまる。1つの好適な実施形態では、このような各バリアが、リベット、ボルト、溶接部、クランプ等の取付け部品によりフレーム・アセンブリ69(図4)に取り付けられる。しかし、他のバリア取付け部位および機構も本発明の範囲内である。さらに、2つのスクラブ・ブラシ64,68(例えば図4)を有する実施形態では、2つのこのようなバリア90a,90bがある。すなわち、2つのスクラバ・サブアセンブリ61の各々に1つずつバリアがある。
【0043】
このような各バリア90aおよび/または90b(および/またはさらなるバリア)は、構造および動作がほぼ同一である。したがって、以下の記述で、構造および動作に関して複数のバリアのうちの1つ(例えば図4の2つのバリア90a、90bのうちの1つ)についてのみ説明しているとしても、その説明は複数のバリアがある場合でも各バリアに当てはまるものであることを理解されたい。図4の2つのバリア90a,90bの各々に関し、各バリアは、例えばファスナ、リベット、長孔、開口部等を使用して、スクラブ・アセンブリ30、特にスクラバ・サブアセンブリ61(および特にフレーム・アセンブリ69)の各々に結合される。好適な実施形態では、2つのバリア90a,90bの各々は、ブラケット100と、ゴム(より一般的にはエラストマ)等で作られた比較的剛性のエキステンダ部材104とから構成される。各バリア90a,90bのエキステンダ部材104は、洗浄機20の洗浄プロセスまたは動作中に洗浄される床面に連続して接触する底縁部106を含むものとして定義することができる。各バリア90a,90bは、一般に少なくともスクラブ・アセンブリ30の後部(すなわち一般に、洗浄機20が前方移動する際に、スクラブ・ブラシ64,68の後を進むスクラブ・アセンブリの部分)に配置される。さらに、各バリアは、バリアが少なくとも一部を囲む、対応するスクラブ・ブラシの外形または輪郭に従うことが好ましい。特に、このバリアは、バリアの少なくとも底縁部106が、対応するスクラブ・ブラシ外周のずれた輪郭に一致するように形成されており、このずれはこのスクラブ・ブラシの床接触外周からのずれであって、この外周から約2.54〜約10.16センチメートル(約1〜約4インチ)である。しかし、1.27〜2.54センチメートル(1/2〜1インチ)のような、より小さいずれも、本発明の範囲内である。さらに、各バリアは、対応するスクラブ・ブラシの少なくとも大部分(全体でない場合)の後方部分において、対応するスクラブ・ブラシの外周に従うことに注目されたい。より詳細には、各バリアが、対応するスクラブ・ブラシの回転中心周りの少なくとも約120゜の角度範囲において、対応するスクラブ・ブラシのずれた輪郭に従う。設計または構成と合わせたこのバリアの後方位置に基づき、関連したバリアを有するスクラブ・ブラシが洗浄物質を長時間使用することができるように、1つまたは複数のバリア90a,90bを持たないスクラブ・アセンブリと比較して少なくとも比較的より長時間、床面のスクラブに使用する洗浄液その他の液体が保持領域108で捕捉され、または閉じ込められる。より一般的には、洗浄機20が前方に作動的に移動して床面31を洗浄する際に、前記スクラブ・ブラシの対応する1つの幅(例えば直径)の少なくとも大部分において、前記対応するスクラブ・ブラシからの所定のずれを超えないものとして、各バリアについて説明することができる。
【0044】
さらに、1つの実施形態は、複数のスクラブ・ブラシの各々からのずれに従う1つの一体化したバリアを含んでいてもよいことに注目されたい。したがって、例えばこのような実施形態では、図4のバリア90a,90bが1つの一体化したバリアに組み合わされ、一般にスクラブ・ブラシ64,68間にあるバリア90a,90bの隣接端が互いに取り付けられる。
【0045】
洗浄機20の態様は、洗浄液その他の床面適用材料または物質を、少なくともある時間、スクラブ・アセンブリ30の後部30rに隣接するスクラブ・ブラシ64,68の部分で、保持領域内108(図4,9,11)に保持されるものとして特徴付けることができる。特に、保持領域108は各スクラブ・ブラシのうち5.08センチメートル(2インチ)以内、好ましくは各スクラブ・ブラシのうち3.81センチメートル(1.5インチ)以内、さらに好ましくは各スクラブ・ブラシのうち2.54センチメートル(1インチ)以内とすることができる。さらに、例えば第1のスクラブ・ブラシ64の回転中に、例えば保持領域108内の洗浄液を含む物質または溶液が、スクラブ・アセンブリ30の後部30rから前部30fの方向に動かされる。2つのスクラブ・ブラシ64,68がある実施形態では、スクラブ・ブラシ64,68の回転により、液体を含むこのような物質の少なくとも一部が、互いに隣接するスクラブ・ブラシ64,68の外周部の間を前方に通過する。いずれの場合にも、比較的短時間、スクラブ・ブラシに隣接して保持領域108内に保持されるこのような液体表面適用物質または溶液は、スクラブ・アセンブリ30の前部30fに向かって動かされ、バリア90a,90bにより境界を定められたスクラブ・ブラシ64,68の外周または円周部から流出する。これは、バリア90a,90bが、第1および第2のスクラブ・ブラシ64,68の外周全体または円周部全体の周囲に延びていないからである。さらに、バリア(例えば90a,90b)がスクラブ・ブラシの前部を完全には囲んでいない本発明の実施形態では、下部33により、表面適用物質または溶液が洗浄機20の前部から噴射されることがほぼ防止されることに注目されたい。さらに、下部33は一般に、バリアよりもスクラブ・ブラシから遠くにある。特に、下部33とバリアとがスクラブ・ブラシの中心から半径方向に重なる位置では、このバリアの重なりはスプラッシュ・ガード33よりもスクラブ・ブラシの近くにある。
【0046】
2つのバリア90a,90bの各々を、各スクラブ・ブラシ64,68のディスク円形形状に対応または一致するように構成することができるので、各バリア90a,90bは、円弧状であって、各スクラブ・ブラシ64,68の円周部または外周部から外側に所望の半径方向距離をおいて配置される(例えば、このような半径方向距離は5.08センチメートル(2インチ)未満、好ましくは2.54センチメートル(1インチ)未満)。各円弧状バリア90a,90bの外周の弧の長さは、各スクラブ・ブラシ64,68の外周または円周の長さよりも小さい。1つの実施形態では、このようなバリア、特にエキステンダ部材104の外周は、弧の範囲に関して特徴付けられる。すなわち、弧の範囲は、対応するスクラブ・ブラシの周りに少なくとも約90゜、かつ一般に約270゜を超えることのない弧を定義する。したがって、各バリアは、関連するスクラブ・ブラシの円周または外周の周りを、半径方向外側に一般に約270゜を超えることなく延びる。
【0047】
スクラブ・ブラシに関するバリアの位置決めについて、エキステンダ部材104の内面とスクラブ・ブラシの最も近い剛毛72部との間の半径方向距離が5.08センチメートル(2インチ)未満であり、より好ましくは約3.81センチ(1.5インチ)未満であり、最も好ましくは2.54センチメートル(1インチ)未満であることが好ましい。この所望の半径方向距離により、スクラブ・ブラシ剛毛72に関して洗浄液その他の液体表面適用物質を所望通りに保持することが確実かつ容易になる。各バリアがスクラブ・アセンブリ30に堅固に保持されるため、両者の間に相対移動はなく、特に、例えばスクラブ・ブラシの回転軸を中心とする、各バリアとスクラブ・アセンブリ30との間の枢動がないことが好ましい。
【0048】
図8,9では、バリア90a,90bの実施形態が示される。ここでは、各バリア90が約270゜延びる外周または円弧形状を有し、かつスクラブ・アセンブリ30内の液体物質または溶液を制御する所望の最大円弧を有し、または少なくとも最大円弧に近付く一方で、液体溶液を含む物質がスクラブ・アセンブリ30の前部30fから流出するのに十分な開放領域が可能となっている。
【0049】
さらに別の実施形態では、少なくともエキステンダ部材104が、スクラブ・ブラシの半径方向外側に完全に360゜、スクラブ・ブラシを囲んで延びていてもよい。この実施形態によれば、長孔、ノッチその他の開放領域をエキステンダ部材104に形成して、表面適用物質または溶液(および例えば、表面物質が懸濁かつ/または溶解した溶液)がスクラブ・アセンブリ30の前部30fで流出することに備えている。この開放領域は、エキステンダ部材104に少なくとも2つの異なる高さを設けることにより形成することができる。スクラブ・アセンブリ30の後部30rに隣接する部分を含むエキステンダ部材104の第1の高さを、スクラブ・アセンブリ30の前部30fでのエキステンダ部材104の高さよりも高くすることができる。高さを低くすることにより、エキステンダ部材104の底部に空間または間隙が区画形成されるので、エキステンダ部材104が床面に接触することがなくなり、表面適用物質または溶液を流出させることが可能になる。
【0050】
さらに別の実施形態では、エキステンダ部材104の高さを全体を通して同一にしても、空間または間隙が前部30fに区画形成され、液体その他の物質をスクラブ・アセンブリ30から排出させることができる。1つの実施形態では、床面31とエキステンダ部材104の底縁部106との間の空間により区画形成される開放領域は、エキステンダ部材が270゜等の所望の角度よりも後で終端する実施形態における領域に相当する領域を有する。
【0051】
図10,11を参照すると、例えば基本的に図1〜7と同一の特徴および構成を有するスクラブ・アセンブリ30のさらに好適な実施形態が示される。さらに、この実施形態はスカート・フードまたはスプラッシュ・ガード120を含み、これは空中浮遊粒子および/または洗浄適用物質または溶液がスクラブ・ブラシ・モータ、例えば84,88の動作を妨げることを防止する内部スプラッシュ・ガードとして働く。スカート・フード120は、各バリア90a,90bの外側に配置された下向きのスカート124を有していてもよい。1つの実施形態では、バリア90a,90bのいずれかの部分とスカート124との間の最短距離は各バリア90と関連するスクラブ・ブラシとの間の半径方向距離よりも大きい。従来の設計で使用されるスプラッシュ・ガードまたはスカートと同様に、スカート120は、スクラブ・プロセス中に一般に生じる表面適用物質または溶液の液体のはねを防止あるいは制御するのに有用である。
【0052】
本発明についての以上の記述は、例示および説明の目的でなされたものである。さらに、この記述は本発明を本明細書中に開示された形態に限定するものではない。したがって、関連技術の技術および知識の範囲内で前記の教示に相当する変更および修正を行うことは、本発明の範囲内に含まれる。さらに前記の実施形態は、現在知られる本発明の実施の最良の形態を説明し、かつ当業者が本発明をそのまま、あるいは他の実施形態において、本発明の特定の適用または使用に必要な種々の修正を行って使用できるようにするものである。
【発明の効果】
以上、本発明によれば、より良好な床洗浄が行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による洗浄機20の斜視外面図であり、床面洗浄時に使用する種々の品物を運ぶための保管場所を提供するキャビティ28を示す斜視図。
【図2】キャビティ28が、キャビティ内に品物を保持するための保持機構36(図1)を持たない、洗浄機20の代替形態の斜視図。
【図3】様々な種類の品物がキャビティ28内にあることを示す、図2の洗浄機20の別の斜視図。
【図4】本発明によるスクラブ・アセンブリ30の実施形態の上面斜視図。
【図5】本発明によるスクラブ・アセンブリ30の代替実施形態の平面図。
【図6】図5のA−A線で示した切断面で切った、図5のスクラブ・アセンブリ30の部分断面図。
【図7】スクラブ・アセンブリ30の構成要素のいくつかをより詳細に示す、図6の一部の拡大図。
【図8】本発明によるスクラブ・アセンブリ30の別の実施形態の上面斜視図。
【図9】図8のスクラブ・アセンブリ30の底面斜視図。
【図10】スクラブ・ブラシ64,68(例えば図9)の間、およびモータ84,88の間にスプラッシュ・ガードを提供するフード120を有する、スクラブ・アセンブリ30の実施形態の上面斜視図。
【図11】図10のスクラブ・アセンブリ30およびフード120の底部斜視図である。
【符号の説明】
20…床洗浄機、24…本体、28…キャビティまたは凹部、29…スキージ・アセンブリ、30…スクラブ・アセンブリ、30f…前部、30r…後部、31…床面、33…スプラッシュ・ガードとしての下部、64,68…スクラブ・ブラシ、90a,90b…バリア、104…エキステンダ部材、106…底縁部、108…保持領域、120…スプラッシュ・ガードとしてのスカート、124…スカート。

Claims (16)

  1. 本体と、
    少なくとも第1のスクラブ・ブラシを有し、前記本体に結合されたスクラブ・アセンブリであって、前部及び後部を有し、床洗浄機が前方に移動する際に前記前部が前記後部を先導するスクラブ・アセンブリと、
    ブラケットと、前記第1のスクラブ・ブラシから半径方向外側に配置された底縁部を有するエキステンダ部材とを備えた第1のバリアであって、前記底縁部は床面洗浄中に底縁部の長さに沿って床面に連続接触して延び、前記ブラケットは第1の円弧状の外周を有すると共に前記エキステンダ部材は第1の円弧状の外周よりも大きくかつディスク状の第1のスクラブ・ブラシの中心角約90゜〜約270゜の部分に対応する第2の円弧状の外周を有し、
    前記第1のバリアは前記スクラブ・アセンブリに対して堅固に取り付けら(相対枢動がないことを含む)、前記スクラブ・アセンブリの前記後部からの液体の流出をほぼ防止し、前記液体は前記スクラブ・アセンブリの前記後部から前記前部の方向へ移動することと、
    前記第1のバリアの外側に配置されたスカートと、前記第1のバリアと前記スカートとの間の距離は前記第1のスクラブ・ブラシと前記第1のバリアとの間の距離よりも大きいことと、
    を備えた床面を洗浄するための床洗浄機。
  2. 前記第1のスクラブ・ブラシが外周を有し、前記第1のバリアが、全体を通じてほぼ同一の第1の高さを有する外周を有する請求項1に記載の床洗浄機。
  3. 前記底縁部が、前記第1のスクラブ・ブラシの円周部から約10.16センチメートル(4インチ)未満の距離に、半径方向外側に配置される、請求項1に記載の床洗浄機。
  4. 前記第1のスクラブ・ブラシに隣接した第2のスクラブ・ブラシと、
    前記スクラブ・アセンブリに取り付けられた第2のバリアとをさらに備え、
    前記第2のバリアにより、前記スクラブ・アセンブリの前記後部から液体が流出することがほぼ防止され、液体が前記第1,第2のスクラブ・ブラシ間を、前記スクラブ・アセンブリの前記後部から前記前部の方向へ移動する、請求項1に記載の床洗浄機。
  5. 前記本体がキャビティを区画形成する上部を有し、前記キャビティが、洗浄に関連する少なくとも第1の品物を保持する大きさである、請求項1に記載の床洗浄機。
  6. 前記キャビティの少なくとも複数部分の上方に配置された閉込め構造をさらに備える、請求項5に記載の床洗浄機。
  7. 床洗浄機の動作中に液体の閉込めを制御する方法であって、
    円周部により区画形成された第1のスクラブ・ブラシであって、前部及び後部を有し、かつ前記床洗浄機の本体に結合されたスクラブ・アセンブリの一部である第1のスクラブ・ブラシを設けるステップと、
    円弧形状を有し、前記第1のスクラブ・ブラシの円周部の半径方向外側に配置された、第1のバリアを設けるステップと、前記第1のバリアはブラケットと、前記第1のスクラブ・ブラシから半径方向外側に配置された底縁部を有するエキステンダ部材とを備え、前記底縁部は床面洗浄中に底縁部の長さに沿って床面に連続接触して延び、前記ブラケットは第1の円弧状の外周を有すると共に前記エキステンダ部材は第1の円弧状の外周よりも大きくかつディスク状の第1のスクラブ・ブラシの中心角約90゜〜約270゜の部分に対応する第2の円弧状の外周を有することと、
    前記第1のバリアを使用して前記スクラブ・アセンブリの前記後部から液体が流れることをほぼ防止し、前記スクラブ・アセンブリの少なくとも前記前部で液体が流出することを可能にしながら、前記床洗浄機が床の上を移動する床を洗浄するステップと、
    前記第1のスクラブ・ブラシと前記第1のバリアの外側に配置されたスカートを設けるステップと、前記スカートと前記第1のバリアとの間の距離が前記第1のバリアと前記第1のスクラブ・ブラシとの間の距離よりも大きいことと、
    から成る方法。
  8. 前記第1のバリアが、前記円周部から約10.16センチメートル(4インチ)未満の距離に配置される、請求項7に記載の方法。
  9. 前記第1のバリアが、長さのある底縁部を有し、前記底縁部が、前記洗浄ステップ中に前記長さ全体に沿って床面に連続して接触する、請求項7に記載の方法。
  10. 前記スカートが、前記第1のスクラブ・ブラシ全体を囲む外周を有する、請求項7に記載の方法。
  11. 第2のスクラブ・ブラシと第2のバリアとを設けるステップをさらに含み、前記第2のスクラブ・ブラシは円周部により区画形成され、前記第2のバリアは円弧形状を有し、かつ前記第2のスクラブ・ブラシの半径方向外側に配置され、前記第2のバリアは前記第2スクラブ・ブラシの前記円周よりも小さい外周を有する、請求項7に記載の方法。
  12. 本体と、
    1つまたは複数のスクラブ・ブラシを有し、前記本体に結合されたスクラブ・アセンブリであって、前部及び後部を有し、床洗浄機が前方に移動する際に前記前部が前記後部を導き、前記スクラブ・ブラシの移動により、溶液が前記スクラブ・アセンブリの前記後部から前記前部の方向へ移動する、スクラブ・アセンブリと、
    前記本体の前部のほぼ周囲に延び、溶液が前記本体から空中浮遊して排出されることを減少させる、スプラッシュ・ガードと、
    前記スクラブ・ブラシに隣接し、前記スクラブ・アセンブリの前記後部から溶液が流出することをほぼ防止する、1つまたは複数のバリアと、前記1つまたは複数のバリアはブラケットと、前記スクラブ・ブラシから半径方向外側に配置された底縁部を有するエキステンダ部材とを備え、前記底縁部は床面洗浄中に底縁部の長さに沿って床面に連続接触して延び、前記ブラケットは第1の円弧状の外周を有すると共に前記エキステンダ部材は第1の円弧状の外周よりも大きくかつディスク状の前記スクラブ・ブラシの中心角約90゜〜約270゜の部分に対応する第2の円弧状の外周を有し、前記1つまたは複数のバリアは前記スクラブ・アセンブリに対して堅固に取り付けら(相対枢動がないことを含む)、前記スクラブ・アセンブリの前記後部からの溶液の流出をほぼ防止し、前記溶液は前記スクラブ・アセンブリの前記後部から前記前部の方向へ移動することと、
    前記1つまたは複数のバリアの外側に配置されたスカートと、前記1つまたは複数のバリアと前記スカートとの間の距離は前記1または複数のスクラブ・ブラシと前記1つまたは複数のバリアとの間の距離よりも大きいことと、
    前記各バリアから離間し、溶液を床面から抜き取るスキージ・アセンブリとを備え、
    前記バリアの1つの少なくとも第1の部分が前記スプラッシュ・ガードよりも前記スクラブ・ブラシに近く、前記バリアの1つの少なくともある部分が前記スキージ・アセンブリよりも前記スクラブ・ブラシに近い、床面を洗浄するための床洗浄機。
  13. 前記1つまたは複数のバリアの各々が、前記スクラブ・ブラシの対応する床接触外周において、前記対応するスクラブ・ブラシからの所定のずれの範囲内にあり、このずれが1.27〜10.16センチメートル(1/2〜4インチ)である、請求項12に記載の床洗浄機。
  14. 前記ずれが、溶液を保持し、前記スクラブ・アセンブリの前部に向けて溶液を移動させる保持領域を提供する、請求項13に記載の床洗浄機。
  15. 前記エキステンダ部材はゴム製である請求項1または12に記載の床洗浄機。
  16. 前記エキステンダ部材はゴム製である請求項7に記載の方法。
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