JP2001299586A - 電気湯沸かし器 - Google Patents

電気湯沸かし器

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JP2001299586A
JP2001299586A JP2000120783A JP2000120783A JP2001299586A JP 2001299586 A JP2001299586 A JP 2001299586A JP 2000120783 A JP2000120783 A JP 2000120783A JP 2000120783 A JP2000120783 A JP 2000120783A JP 2001299586 A JP2001299586 A JP 2001299586A
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JP
Japan
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container
insulating material
heat insulating
liquid
vacuum heat
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JP2000120783A
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English (en)
Inventor
Naoji Tanno
直司 丹野
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 収容液体を加熱・保温する電気湯沸かし器に
おいて、保温時の電力量を低減でき経済性が高い電気湯
沸かし器を提供することを目的とする。 【解決手段】 容器5の外周部に位置する真空断熱材1
0の一部で循環部を覆う構成とすることにより、保温時
の消費電力量を低減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器内に収容した
液体を加熱、保温し、器体外へ導出する電気湯沸かし器
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電気湯沸かし器は、図
6、図7に示すようなものであった。以下に従来の電気
湯沸かし器の構造を詳述する。
【0003】図6において、22は外郭を構成するボデ
ーで、液体24を収容する上面開口の容器25を内包し
ている。容器25の外側面には真空断熱材などの容器断
熱体30が装着されている。23は本体の上部に載置し
た注口で、中央開口部に容器25を載置している。26
は液体を加熱、保温する加熱手段で、容器25の底面部
に固着している。29は容器の上方開口部を覆う蓋体、
28は容器内の液体24を導出する導出手段で、ポンプ
で構成されている。27は液体を循環させる循環経路の
一部を形成するケースである。
【0004】以上の構成により、液体24は加熱手段2
6により一定温度に加熱・保温され、保温中は容器25
側面の容器断熱体30により容器側面からの放熱を抑え
保温電力量を低減する構成となっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成においては真空断熱材で覆われていない循環部
よりの放熱が大きいこと、また真空断熱材と容器の間に
出来る隙間で対流により放熱すること、真空断熱材の重
ね合わせ部の放熱が大きく断熱性能の大幅な改善が困難
であるという課題があった。
【0006】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、循環部の放熱を防ぐこと、真空断熱材と容器の隙間
からの放熱を防ぐこと、真空断熱材の重ね合わせ部の放
熱を防ぎ断熱性能を向上させることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、外郭を構成するボデーと、前記ボデー上部
に載置した注口と、前記ボデー内部に液体を収容する有
底筒状の容器と、前記容器内の液体を加熱・保温する加
熱手段と、前記容器の上方開口部を覆う蓋体と、前記容
器の外周部に位置し芯材を外袋で覆い内部を真空状態に
した真空断熱材と、前記容器内の液体を導出する導出経
路と、前記導出経路中に前記容器内へ液体が循環する循
環経路とを有し、前記循環経路を前記真空断熱材の一部
分で覆い循環部を断熱構成としたものである。
【0008】これにより循環部の放熱を大幅に抑制でき
るため、保温時の電力量を大幅に低減でき経済性の高い
電気湯沸かし器を提供することが出来る。
【0009】
【発明の実施の形態】請求項1記載の発明は、外郭を構
成するボデーと、ボデー上部に載置した注口と、ボデー
内部に液体を収容する有底筒状の容器と、容器内の液体
を加熱・保温する加熱手段と、容器の上方開口部を覆う
蓋体と、容器の外周部に位置し芯材を外袋で覆い内部を
真空状態にした真空断熱材と、容器内の液体を導出する
導出経路と、導出経路中に容器内へ液体が循環する循環
経路とを有し、循環経路を真空断熱材の一部分で覆い循
環部を断熱構成としたものである。この構成により、循
環部の放熱を大幅に抑制でき、保温時の消費電力量を低
減できるという作用を有する。
【0010】請求項2記載の発明は、容器と真空断熱材
とを締結部材により密着させる構成としたものである。
この構成により、真空断熱材と容器の間に出来る隙間を
なくし密着させることにより対流を防止し、放熱を大幅
に抑制でき、保温時の消費電力量を低減できるという作
用を有する。
【0011】請求項3記載の発明は、容器と真空断熱材
との間に、第2の断熱材を介在させた構成としたもので
ある。この構成により、真空断熱材をロール加工した時
のシワによる容器の間に出来る隙間をなくすことにより
対流を防止し、放熱を大幅に抑制でき、保温時の消費電
力量を低減できるという作用を有する。
【0012】請求項4記載の発明は、真空断熱材と真空
断熱材とが合わせる端面を封止部材で覆った構成とした
ものである。この構成により、真空断熱材の合わせる端
面での放熱を抑制でき、保温時の消費電力量を低減でき
るという作用を有する。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図1〜図5
を参照しながら説明する。本実施例の特徴的構成は断熱
性能を向上させるための構成に関するものである。
【0014】(実施例1)まず、本発明の第1の実施例
について図1〜図2を参照しながら説明する。2は外郭
を構成するボデーで、液体4を収容する上面開口の容器
5を内包している。容器2の外側面には芯材(シリカ、
パーライトなどの無機粉末、あるいはグラスウールなど
の無機繊維、硬質ウレタンフォーム、発泡フェノール樹
脂などを用いる)を外袋(樹脂フィルム、樹脂・金属箔
ラミネートフィルム、例えば、ナイロン・PET・アル
ミ箔・無延伸ポリプロピレンなど)で覆い内部を真空状
態(大気圧以下)にした真空断熱材10が装着されてい
る。3は本体の上部に載置した注口で、中央開口部に容
器5を載置している。
【0015】6は液体を加熱、保温する加熱手段で、容
器5の底面部に固着している。9は容器の上方開口部を
覆う蓋体、8は容器内の液体4を導出する導出手段(た
とえばポンプ)、7は液体4を循環させる循環経路の一
部を形成するケースで構成されている。容器5へ液体4
が循環する循環部7aを真空断熱材または真空断熱材の
一部である外袋で覆った構成としている。
【0016】次に、本実施例における作用を説明する。
液体4は加熱手段により一定温度に加熱、保温され、保
温中は容器5の外周部に配置した筒状の真空断熱材10
(熱伝導率=約0.0050〜0.0070kcal/
mh℃)により、容器5の側面からの放熱を抑制できる
ものである。従来の構成では循環部の放熱が大きいため
保温電力量の低減が非常に困難であった。しかしなが
ら、本発明の構成においては真空断熱材の外袋を循環部
を覆うことで、放熱を防ぎ保温電力量を低減させること
ができる。
【0017】また、本発明の電気湯沸かし器において保
温温度の設定を最高温度(98℃保温)としたとき、保
温安定時の平均保温電力量は28Wh/hであり、従来
構成の性能(29Wh/h)と比較して約1Wh/h改
善が図れた。
【0018】以上の構成から明らかなように、高断熱効
率なる真空断熱材10の一部である外袋で循環部を覆う
ことで、保温時の消費電力量を低減できるものである。
【0019】尚、液体導出手段にポンプを例示したが、
手動式のエアベローズを用いたものでも何ら差し支えな
い。
【0020】(実施例2)次に、本発明の第2の実施例
について図3を参照しながら説明する。図3のように、
真空断熱材10を容器5と密着させるために、締結部材
11(たとえば、ゴム、板金など)で真空断熱材10の
全体もしくは一部を全周巻き、締め付ける構成にしたも
のである。この構成により、真空断熱材10と容器5の
隙間をなくすことで、対流による熱の損失を防ぐことが
でき、保温時の消費電力量を低減できるものである。
【0021】(実施例3)次に、本発明の第3の実施例
について図4を参照しながら説明する。真空断熱材10
のロール加工した時のシワなどにより、容器5と真空断
熱材10に隙間ができ、この隙間に第2の断熱材12
(たとえば、グラスウール、シリコンシート、メラミン
発泡体など)を介在させた構成としたものである。この
構成により、容器5と真空断熱材10の隙間をなくすこ
とにより対流を防止し、放熱を抑制でき、保温時の消費
電力量を低減できるものである。
【0022】尚、グラスウールとしたが発砲ウレタンな
ど隙間を埋められるものであれば、何であっても良い。
【0023】(実施例4)次に、本発明の第4の実施例
について図5を参照しながら説明する。真空断熱材10
と真空断熱材10との合わせる端面を封止部材13(た
とえば、アルミテープなど)で覆った構成としたもので
ある。この構成により、真空断熱材の重ね合わせの端面
での放熱を抑制でき、保温時の消費電力量を低減できる
ものである。
【0024】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の説明によ
れば、真空断熱材の一部である外袋で循環部を覆うこと
で、放熱を防ぎ保温時の消費電力量を低減できる。
【0025】また、請求項2記載の発明によれば、真空
断熱材を容器と密着させるために、締結部材で真空断熱
材の全体もしくは一部を全周巻き締め付けることで、真
空断熱材と容器の隙間をなくし、対流による熱の損失を
防ぐことができ、保温時の消費電力量を低減できる。
【0026】また、請求項3記載の発明によれば、容器
と真空断熱材との隙間に第2の断熱材を介在させること
で、容器と真空断熱材の隙間をなくし対流を防止し、放
熱を抑制でき、保温時の消費電力量を低減できるもので
ある。
【0027】また、請求項4記載の発明によれば、真空
断熱材と真空断熱材とを合わせる端面を封止部材で覆う
ことで、真空断熱材の合わせ面での放熱を抑制でき、保
温時の消費電力量を低減できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における電気湯沸かし器の縦
断面図
【図2】同電気湯沸かし器の部分詳細図
【図3】本発明の実施例2における電気湯沸かし器の部
分詳細図
【図4】本発明の実施例3における電気湯沸かし器の部
分詳細図
【図5】本発明の実施例4における電気湯沸かし器の部
分詳細図
【図6】従来例の電気湯沸かし器の縦断面図
【図7】同電気湯沸かし器の部分詳細図
【符号の説明】
2 ボデー 3 注口 4 液体 5 容器 6 加熱手段 7 ケース 7a循環部 8 ポンプ 9 蓋体 10 真空断熱材 11 締結部材 12 グラスウール 13 封止部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外郭を構成するボデーと、前記ボデー上
    部に載置した注口と、前記ボデー内部に液体を収容する
    有底筒状の容器と、前記容器内の液体を加熱・保温する
    加熱手段と、前記容器の上方開口部を覆う蓋体と、前記
    容器の外周部に位置し芯材を外袋で覆い内部を真空状態
    にした真空断熱材と、前記容器内の液体を導出する導出
    経路と、前記導出経路中に前記容器内へ液体が循環する
    循環経路とを有し、前記循環経路を前記真空断熱材の一
    部分で覆った構成を特徴とする電気湯沸かし器。
  2. 【請求項2】 外郭を構成するボデーと、前記ボデー上
    部に載置した注口と、前記ボデー内部に液体を収容する
    有底筒状の容器と、前記容器内の液体を加熱・保温する
    加熱手段と、前記容器の上方開口部を覆う蓋体と、前記
    容器の外周部に位置し芯材を外袋で覆い内部を真空状態
    にした真空断熱材とを有し、容器と真空断熱材とを締結
    部材により密着させる構成を特徴とする電気湯沸かし
    器。
  3. 【請求項3】 外郭を構成するボデーと、前記ボデー上
    部に載置した注口と、前記ボデー内部に液体を収容する
    有底筒状の容器と、前記容器内の液体を加熱・保温する
    加熱手段と、前記容器の上方開口部を覆う蓋体と、前記
    容器の外周部に位置し芯材を外袋で覆い内部を真空状態
    にした真空断熱材とを有し、容器と真空断熱材と間に、
    第2の断熱材を介在させたことを特徴とする電気湯沸か
    し器。
  4. 【請求項4】 外郭を構成するボデーと、前記ボデー上
    部に載置した注口と、前記ボデー内部に液体を収容する
    有底筒状の容器と、前記容器内の液体を加熱・保温する
    加熱手段と、前記容器の上方開口部を覆う蓋体と、前記
    容器の外周部に位置し芯材を外袋で覆い内部を真空状態
    にした真空断熱材とを有し、真空断熱材と真空断熱材と
    合わせる端面を封止部材で覆った構成を特徴とする電気
    湯沸かし器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006102296A (ja) * 2004-10-07 2006-04-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 保温槽及び電気湯沸かし器
JP2007037821A (ja) * 2005-08-04 2007-02-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd 断熱機器
JP2007061125A (ja) * 2005-08-29 2007-03-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電気湯沸かし器

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