JP4258111B2 - 電気湯沸かし器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、容器内に収容した液体を加熱、保温し、器体外へ導出する電気湯沸かし器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の電気湯沸かし器は、図3に示すようなものであった。以下に従来の電気湯沸かし器の蓋の構造を詳述する。図3において、29は容器の上方開口部を覆う蓋体、29aは容器の上方開口部を覆う飾り枠、29bは飾り枠を保持する蓋カバー、29cは蓋体の外観を形成する蓋、30は蓋29cと蓋カバー29bの間にある蓋断熱体で、蓋カバー29bと蓋29cの間にある構成であった。以上の構成により、液体は加熱手段により一定温度に加熱・保温され、保温中は蓋断熱体30により天面からの放熱を抑え保温電力量を低減する構成となっていた。
【0003】
また、蓋体内部に真空断熱材を使用する構成は特開平11−290210号公報で示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の構成においては蓋断熱体の断熱効果のロスが大きく大幅な改善が困難であるという課題があった。
【0005】
本発明は上記従来の課題を解決するもので、容器天面部からの放熱を防ぎ断熱性能を向上させること目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明の一つは、外郭を構成するボデーと、前記ボデー内部に液体を収容する有底筒状の容器と、前記容器内の液体を加熱・保温する加熱手段と、前記容器の上方開口部を覆う飾り枠を有し、前記飾り枠を減圧断熱した構成としたものである。
【0007】
これにより容器天面部からの放熱を大幅に抑制できるため、保温時の電力量を大幅に低減でき経済性の高い電気湯沸かし器を提供することが出来る。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1記載の発明は、外郭を構成するボデーと、前記ボデー内部に液体を収容する有底筒状の容器と、前記容器内の液体を加熱・保温する加熱手段と、前記容器の上方開口部を覆う飾り枠と、前記飾り枠を固定する蓋カバーとを有し、前記飾り枠と前記蓋カバーの間に芯材を外袋で覆い内部を真空状態にした真空断熱材を介在させ、前記蓋カバーの分配したリブにより飾り枠に真空断熱材を密着させて、前記蓋カバーと前記真空断熱材との間に空気層を設け、前記真空断熱材の外袋のシール部を蓋カバー側に設けた構成としたものである。容器天面最下部にある飾り枠の上面に真空断熱材を載置する構成と、蓋カバーと真空断熱材との間に空気層を設けたことにより断熱効果が向上し、容器天面部からの放熱を大幅に抑制でき、保温時の消費電力量を低減できる。また、真空断熱材の断熱効果が向上し、容器天面からの放熱を抑制でき、保温時の消費電力量を低減できる。さらに、外袋内の真空状態を維持する外袋シール部を高温なる蒸気を受ける蓋カバーの熱から回避する位置に配置していることで外袋シール部の耐熱耐久性を向上できる。よって、真空劣化を軽減でき、断熱性能の経時劣化を低減できるという作用を有する。
【0009】
【実施例】
以下、本発明の実施例について、図1、図2を参照しながら説明する。本実施例の特徴的構成は断熱性能を向上させるための構成に関するものである。
【0010】
(実施例1)
まず、本発明の第1の実施例について図1を参照しながら説明する。9は容器の上方開口部を覆う蓋体、9aは容器の上方開口部を覆う減圧断熱構成をした飾り枠、9bは飾り枠9aを保持する蓋カバー、9cは外観を形成する蓋で構成されている。
【0011】
次に、本実施例における作用を説明する。液体は加熱手段により一定温度に加熱、保温され、保温中は容器天面最下部にある減圧された断熱構造を持つ飾り枠9aにより、容器天面部からの放熱を抑制できるものである。
【0012】
尚、断熱性能をより向上するために容器側面、底面に断熱体があっても良い。
(実施例2)
次に、本発明の第2の実施例について図2を参照しながら説明する。図2のように、容器天面最下部にある飾り枠9aと蓋カバー9bの間に芯材(シリカ、パーライトなどの無機粉末、あるいはグラスウールなどの無機繊維、硬質ウレタンフォーム、発泡フェノール樹脂などを用いる)を外袋(樹脂フィルム、樹脂・金属箔ラミネートフィルム、例えば、ナイロン・PET・アルミ箔・無延伸ポリプロピレンなど)で覆い内部を真空状態(大気圧以下)にした真空断熱材10を介在させた構成にしたものである。
【0013】
この構成により、真空断熱材10が容器天面最下部にある飾り枠の上面に真空断熱材を
載置するため断熱効果が向上し、容器天面部からの放熱を大幅に抑制でき、保温時の消費電力量を低減できるものである。
【0014】
尚、断熱性能をより向上するために容器側面、底面に断熱体があっても良い。
【0015】
(実施例3)
次に、本発明の第3の実施例について図2を参照しながら説明する。蓋カバー9bの分配したリブ11により、容器天面最下部にある飾り枠9aに真空断熱材10を密着させた構成としたものである。蓋カバー9bの分配したリブ11で点または線当てすることにより、真空断熱材10が飾り枠9aに押さえ付けられ密着性が良くなるため断熱効果が向上する。また蓋カバー9bと真空断熱材10との間に空気層ができ断熱効果が向上し、容器天面部からの放熱を抑制できる。
【0016】
(実施例4)
次に、本発明の第4の実施例について図2を参照しながら説明する。図において、真空断熱10の外袋のシール部12aを蓋カバー9b側に設けた構成としたものである。この構成により、外袋12内の真空状態を維持する外袋シール部12aを高温なる蒸気を受ける蓋カバー9bの熱から回避する位置に配置することで、外袋シール部12aの耐熱耐久性を向上できる。よって、真空劣化を軽減でき、断熱性能の経時劣化を低減できることができる。
【0017】
【発明の効果】
以上の本実施例の説明より明らかなように、本発明によれば、容器天面を覆う飾り枠を減圧構成にすることにより、容器天面部からの放熱を防いで断熱性能を向上させることができ、保温時の消費電力量を低減できる。また、容器天面最下部にある飾り枠の上面に真空断熱材を載置することにより、断熱性能が向上し、保温時の消費電力量を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例における電気湯沸かし器の部分断面図
【図2】 本発明の第2〜4の実施例における電気湯沸かし器の部分断面図
【図3】 従来例の電気湯沸かし器の部分断面図
【符号の説明】
9 蓋体
9a 飾り枠
9b 蓋カバー
9c 蓋
10 真空断熱材
11 リブ
12 外袋
12a 外袋シール部
Claims (1)
- 外郭を構成するボデーと、前記ボデー内部に液体を収容する有底筒状の容器と、前記容器内の液体を加熱・保温する加熱手段と、前記容器の上方開口部を覆う飾り枠と、前記飾り枠を固定する蓋カバーとを有し、前記飾り枠と前記蓋カバーの間に芯材を外袋で覆い内部を真空状態にした真空断熱材を介在させ、前記蓋カバーの分配したリブにより飾り枠に真空断熱材を密着させて、前記蓋カバーと前記真空断熱材との間に空気層を設け、前記真空断熱材の外袋のシール部を蓋カバー側に設けた電気湯沸かし器。
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JP2000225028A JP4258111B2 (ja) | 2000-07-26 | 2000-07-26 | 電気湯沸かし器 |
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2000
- 2000-07-26 JP JP2000225028A patent/JP4258111B2/ja not_active Expired - Fee Related
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