JP2001298950A - スイッチング電源装置 - Google Patents

スイッチング電源装置

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JP2001298950A JP2000115690A JP2000115690A JP2001298950A JP 2001298950 A JP2001298950 A JP 2001298950A JP 2000115690 A JP2000115690 A JP 2000115690A JP 2000115690 A JP2000115690 A JP 2000115690A JP 2001298950 A JP2001298950 A JP 2001298950A
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    • Y02B70/10Technologies improving the efficiency by using switched-mode power supplies [SMPS], i.e. efficient power electronics conversion e.g. power factor correction or reduction of losses in power supplies or efficient standby modes

Abstract

(57)【要約】 【課題】RCCタイプのスイッチング電源装置におい
て、待機状態においてその発振周波数を低下させること
によって効率を改善する。 【解決手段】トランス1の1次側にMOSFET4を接
続し、このMOSFET4をバイアス巻線8の出力電圧
で自励発振させるRCCタイプのスイッチング電源装置
において、バイアス巻線8に整流平滑回路10を接続
し、この整流平滑電圧が一定電圧以上かどうかでオンオ
フするモード切り換え回路11と、モード切り換え回路
が平滑出力電圧が一定電圧未満であることを検出した時
に、バイアス巻線8の出力電圧を遅延させてMOSFE
T4の制御端子に出力するターンオン遅延回路12とを
設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、トランスの1次側
巻線に発振トランジスタ等の主スイッチング素子を接続
し、トランスのバイアス巻線の出力を前記主スイッチン
グ素子に正帰還して自励発振させるようにしたリンギン
グチョークコンバータからなるスイッチング電源装置に
関する。
【0001】
【従来の技術】トランスの1次側巻線に発振トランジス
タ等の主スイッチング素子を接続し、これを自励発振さ
せることによって2次側に出力を供給するリンギングチ
ョークコンバータ(以下、RCCという)においては、
待機状態において発振周波数が以下の理由から高周波化
する。
【0002】RCCでは、1次電流と2次電流のどちら
かが常に流れているように動作するために、1次電流と
2次電流を合わせると電流が連続して流れるように見え
る。この状態は電流連続モードと称される。定格負荷状
態など、一定の負荷状態の時には、一定の負荷電流を供
給できるように単位時間当たりの1次側の主スイッチン
グ素子の導通時間が長くなる。しかし、負荷のかかって
ない、または軽微な負荷の待機状態では、負荷に供給す
る電力が極めて小さくなるために、負荷電流が小さくな
るよう単位時間当たりの主スイッチング素子の導通時間
が短くなる。このため、RCCでは待機状態においてス
イッチング周波数が高くなる。
【0003】一方、トランスの1次側巻線に接続した主
スイッチング素子を他励発振させるようした一般的なP
WM方式のスイッチング電源装置では、負荷の軽重に係
わらず主スイッチング素子の発振周波数が一定である。
そして、パルス幅を制御することによって負荷状態に応
じて電流連続モードや電流不連続モードで作動させる。
すなわち、一定以上の負荷の時には電流連続モードで作
動させ、待機状態では負荷に供給する電力を小さくする
ためにパルス幅を絞って電流を不連続とする電流不連続
モードで作動させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、RCCのよ
うな自励発振を行うスイッチング電源装置では、待機状
態において発振周波数が高周波化するために効率が低下
するという問題があり、また、一般的なPWM方式他励
発振のスイッチング電源装置では、負荷の軽重に係わら
ず発振周波数が一定であるために、上記RCCと同様に
待機状態においての効率が低下するという問題がある。
なお、特開平9−117134号公報や特許第2956
681号公報に示されるスイッチング電源装置では、待
機状態において制御ICの電源電圧低下を検出して発振
周波数を低下させるようにしたり、待機状態において外
部信号によって出力を低下させこれを検知することによ
って発振周波数を低下させるようにしているが、いずれ
も他励方式であるために主スイッチング素子制御用のI
Cや回路の消費電力を無視することができず、特に待機
状態においてはその消費電力が無視できない程度のもの
となり、大幅な効率改善は期待できないという不都合が
あった。
【0005】本発明の目的は、RCCタイプのスイッチ
ング電源装置において、待機状態においてその発振周波
数を低下させることによって効率を改善することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために次のように構成されるものである。 (1)トランスの1次側巻線に主スイッチング素子を接
続し、トランスのバイアス巻線の出力を前記主スイッチ
ング素子に正帰還して自励発振させるようにしたリンギ
ングチョークコンバータからなるスイッチング電源装置
において、前記バイアス巻線に接続される整流平滑回路
と、前記整流平滑回路の整流平滑電圧がしきい値電圧以
上かどうかでオンオフするモード切換回路と、前記主ス
イッチング素子と前記バイアス巻線間に接続され、バイ
アス巻線出力を遅延して前記主スイッチング素子に正帰
還する回路であって、巻線前記モード切換回路が前記平
滑出力電圧がしきい値電圧未満であることを検出したと
きに、ターンオン遅延時間を長くする遅延回路と、を備
える。
【0007】前記トランスには、負荷電力がしきい値以
下となったときに、トランス自身の持つクロスレギュレ
ーションにより、前記平滑出力電圧が一定電圧未満とな
るように結合度の調整されたものを使用することができ
る。
【0008】図1は、本発明のスイッチング電源装置構
成例を示す図である。
【0009】トランス1の1次側巻線2には、電源3と
主スイッチング素子のMOSFET4とが接続されてい
る。また、2次側巻線5にはダイオード6とコンデンサ
7とが接続され、コンデンサ7の両端から出力電圧が取
り出される。さらに、トランス1にはバイアス巻線8が
設けられており、このバイアス巻線8の出力が制御回路
9を介して上記MOSFET4の制御端子であるゲート
に入力されるようになっている。
【0010】本発明では、上記バイアス巻線に整流平滑
回路10を接続するとともに、制御回路9をモード切り
換え回路11とターンオン遅延回路12とで構成したも
のである。
【0011】上記整流平滑回路10はバイアス巻線8の
出力電圧を整流平滑して、モード切り換え回路11に出
力する。モード切り換え回路11は、整流平滑回路8の
整流平滑出力電圧が一定電圧以上の場合にオンして電流
連続モードを設定する。また、上記整流平滑電圧が一定
電圧未満の時にはオフして電流不連続モードを設定す
る。ターンオン遅延回路12は、バイアス巻線8の出力
とMOSFET4のゲート間の電圧遅延時間を決めるも
ので、モード切り換え回路11によって電流連続モード
が設定された時にはほとんど遅延させず、電流不連続モ
ードが設定された時には所定の時間だけ遅延させる。こ
れにより、整流平滑回路10の整流平滑電圧が小さな
時、すなわち待機状態の時に電流不連続モードとなって
MOSFET4の発振周波数を低下させる。
【0012】ところで、トランス1として理想のトラン
スを使用した場合には、各巻線出力はトランスの巻数比
に応じた出力電圧となるが、実際のトランスではトラン
スの漏れインダクタンス等の影響を受ける。特に、ある
巻線の負荷が重負荷であって、他の巻線の負荷が軽負荷
の場合、軽負荷の巻線の出力電圧が巻数比によって決ま
る電圧よりも低い出力電圧となる。ここで、図1の構成
においては、1次側のバイアス巻線8に設けた整流平滑
回路10の負荷は常に軽いのに対して、2次側巻線5の
負荷に供給される電力は軽負荷から重負荷まで変化する
ため、2次側が重負荷の場合、バイアス巻線8に設けた
整流平滑回路10の電圧の絶対値は上昇し、逆に2次側
が軽負荷の場合には上記整流平滑回路10の電圧の絶対
値は低下することになる。トランス1のこのような作用
をトランスのクロスレギュレーションという。本発明で
は、このトランスのクロスレギュレーション作用を利用
して、2次側負荷が軽くなる状態(待機状態)になる
と、1次側のMOSFET4の発振周波数を自動的に低
下させるものである。
【0013】すなわち、待機状態になると、バイアス巻
線8の出力電圧は巻数比で決まる電圧以下に低下するこ
とになるから、整流平滑回路10の整流平滑電圧が低下
し、モード切り換え回路11がこれを検出して電流不連
続モードを設定する。すると、ターンオン遅延回路12
が遅延時間を大きく設定するからMOSFET4の発振
周波数が低下する。
【0014】上記図1に示すようなRCCタイプのスイ
ッチング電源装置では、待機状態において自動的に発振
周波数が低下するため、無駄な損失を抑えることがで
き、その分効率を上げることができる。また、他励発振
のための制御ICや複雑な回路を必要としないために、
上記待機状態においても制御回路9における消費電力は
極めて小さい。このため、待機状態においての効率は改
善される。
【0015】(2)トランスの2次側出力は複数の巻線
出力を有し、巻線出力間を接続するスイッチを設ける。
【0016】本発明では、上記スイッチによってトラン
スの2次側に設けられている複数の巻線出力間を接続す
ることによって、複数の巻線出力のうち高電圧出力が低
電圧出力の電位となる。これにより、トランスの巻数比
によりバイアス巻線の出力電圧も低下する。複数の巻線
出力間を接続した後の動作は、上記(1)の動作と同様
である。すなわち、待機状態になると、バイアス巻線出
力が低下し、整流平滑電圧も低下して電流不連続モード
となる。これにより、主スイッチング素子の発振周波数
が低下する。なお、このスイッチは電源回路に設けずに
負荷側に設けることも可能である。
【0017】(3)トランスの2次側出力電圧を切換え
る出力電圧切換スイッチを設ける。本発明でも、トラン
スの2次側の出力電圧を低下させる。ただし、本発明で
は、出力電圧切り換えスイッチによってトランスの2次
側出力電圧を切り換える。出力電圧切り換えスイッチを
オンすることによって2次側出力電圧を低下させ、これ
により1次側の主スイッチング素子の発振周波数を低下
させる動作については上記(2)と同様である。また、
この出力電圧切換スイッチを電源回路に設けずに負荷側
に設けることも可能である。
【0018】
【発明の実施の形態】図2は、本発明の第1の実施形態
のRCCタイプのスイッチング電源装置の回路図を示し
ている。なお、符号については、図1に示す回路の同一
部分については同じ符号を使用している。
【0019】トランス1の2次側巻線5には、シャント
レギュレータ20、分圧抵抗21、22を含む出力電圧
検出回路が接続され、シャントレギュレータ20にはフ
ォトダイオード23が直列に接続されている。シャント
レギュレータ20は、基準電圧入力端子Vrの電圧が一
定になるようにカソード−アノード間の電流を制御す
る。この電流の変化は、フォトダイオード23の光の強
弱に変換され、トランス1の1次側のバイアス巻線8に
接続されているフォトトランジスタ25に入光する。フ
ォトトランジスタ25のエミッタには、トランジスタ2
6が接続され、トランジスタ26のコレクタはMOSF
ET4のゲートに接続されている。この回路では、フォ
トダイオード23に流れる電流の強弱によってフォトト
ランジスタ25を介してトランジスタ26のオンタイミ
ングを制御し、結果としてMOSFET4のオン時間の
制御を行う。すなわち、出力電圧が高くなってフォトダ
イオード23の電流が大きくなろうとすると、MOSF
ET4のオン時間が短くなり、出力電圧を下げようと
し、反対に、出力電圧が低くなってフォトダイオード2
3に流れる電流が小さくなろうとすると、MOSFET
4のオン時間が長くなって出力電圧を上げようとする。
この動作によって、出力電圧の安定化が図られる。
【0020】このスイッチング電源装置では、上記の回
路に加えて、さらに、図1に示すような整流平滑回路1
0、および、モード切り換え回路11とターンオン遅延
回路12とを備えている。
【0021】整流平滑回路10は、ダイオード10a、
コンデンサ10b、抵抗10cから構成され、バイアス
巻線8の出力電圧を整流してコンデンサ10bにより平
滑する。トランス1は漏れインダクタンスを含み、ま
た、整流平滑回路10は極めて軽い負荷であるために、
トランスのクロスレギュレーションにより、2次側の負
荷が軽負荷になるとバイアス巻線8の出力電圧が巻数比
で決まる電圧以下に低下する。したがって、コンデンサ
10bの充電電圧(整流平滑電圧)は、2次側負荷が重
負荷の場合には高く、逆に軽負荷の場合には低い。
【0022】モード切り換え回路11は、トランジスタ
11a、ツェナーダイオード11b、抵抗11c、11
d、11eで構成されており、ツェナーダイオード11
b、抵抗11c、11dによって、上記コンデンサ10
bの整流平滑電圧が一定電圧以上であるかどうかを検出
する。一定電圧以上であれば、ツェナー電流が流れてト
ランジスタ11aがオンする。このツェナーダイオード
11b、抵抗11c、11dの値は、コンデンサ10b
の整流平滑電圧が待機状態に対応する電圧の時にトラン
ジスタ11aをオフし、それ以上の負荷がかかっている
定格負荷状態などの時に同トランジスタ11aをオンす
るような値に設定されている。なお、ここで、待機状態
とは、トランス1の2次側に接続されている負荷が所定
の軽負荷状態であることをいう。たとえば、2次側にフ
ァクシミリ装置などが接続されている時には、受信待ち
状態にある時を待機状態とし、モータ等が駆動して送信
動作を行っている状態が定格負荷状態である。
【0023】ターンオン遅延回路12は、コレクタ、エ
ミッタがそれぞれMOSFET4、バイアス巻線8に接
続されたトランジスタ12aと、MOSFET4のエミ
ッターベース間に接続されたコンデンサ12bおよびダ
イオード12dと、MOSFET4のゲートと基準電位
(グラウンド)間に接続された抵抗12cとで構成され
ている。
【0024】前記モード切り換え回路11のトランジス
タ11aがオンすると、コンデンサ10bの電圧が抵抗
11eを介してターンオン遅延回路12のトランジスタ
12aのベースに加わる。この時、トランジスタ12a
は、バイアス巻線8の電圧が印加されてからほとんど遅
延なくその電圧をMOSFET4に入力するようターン
オンする。すなわち、定格負荷状態の時には、整流平滑
回路10の整流平滑電圧が一定以上になるために、モー
ド切り換え回路11のトランジスタ11aがオンし、こ
れによってターンオン遅延回路12のトランジスタ12
aがほとんど遅延することなくバイアス巻線8の出力電
圧をMOSFET4に入力する。これにより、MOSF
ET4は電流連続モードとして作動する。
【0025】一方、コンデンサ10bの電圧が低い待機
状態の時には、モード切り換え回路11のトランジスタ
11aがオフしている。この時、ターンオン遅延回路1
2のトランジスタ12aは、バイアス巻線8の電圧が印
加されてから一定の時間遅延してその電圧をMOSFE
T4に入力するようターンオンする。このターンオン遅
延時間はコンデンサ12bと抵抗12cとのCR時定数
回路で決まる。すなわち、待機状態では、整流平滑回路
10の整流平滑電圧が一定電圧未満となるためにモード
切り換え回路11のトランジスタ11aがオフし、これ
によって、ターンオン遅延回路12のトランジスタ12
aは、バイアス巻線8の出力電圧を一定の時間遅延して
MOSFET4に入力する。この結果、MOSFET4
の動作が電流不連続モードとなり、発振周波数が所定の
周波数まで低下する。
【0026】このように、モード切り換え回路11は、
待機状態の時にMOSFET4の動作を電流不連続モー
ドに設定し、定格負荷の時にMOSFET4の動作を電
流連続モードに設定する。
【0027】以上のように、この実施形態では、定格負
荷状態であるか待機状態であるかをトランス1のクロス
レギュレーションを利用することによって整流平滑回路
10によって自動的に検出し、待機状態の時にはMOS
FET4の発振周波数を自動的に下げて損失を低減させ
ることができる。しかも、待機状態では、モード切り換
え回路11のトランジスタ11aの消費電力もほとんど
なくなるから、1次側の損失をさらに減少させることが
でき、高効率とすることができる。
【0028】なお、出力電力に対するコンデンサ10b
の整流平滑電圧の変化を図3に示す。同図の(i)は電
流不連続モードを示し(ii)は電流連続モードを示し
ている。また、図4は出力電力に対するMOSFET4
のスイッチング周波数(発振周波数)、図5は、出力電
力に対する効率を示している。なお、図3〜図5に示す
ように、整流平滑電圧特性、スイッチング周波数特性お
よび効率特性にはヒステリヒスを有する。この理由は、
図3に示すように、モード切り換え電圧Vmがほぼ一定
であるのに対し、電流連続モードと電流不連続モードと
では、整流出力電圧が異なるからである。図3におい
て、電流不連続モードから電流連続モードに切り換わる
時は、出力電力がPBの時であり、電流連続モードから
電流不連続モードに切り換わる時は出力電力がPAの時
である。
【0029】図6は、本発明の第2の実施形態を示して
いる。この実施形態のRCCタイプのスイッチング電源
装置は、トランス1の2次側巻線5をさらに巻き上げて
第2の巻線出力電圧を得るようにしている。この電圧は
ダイオード31によって整流され、第2の出力電圧とし
て端子32に出力される。出力端子27と32間にはス
イッチ30が接続され、このスイッチ30をオンオフす
ることによって、両端子間を接続状態にしたり非接続状
態にすることができる。スイッチ30をオフしている時
には、出力端子32には、出力端子27よりも高電圧が
出力されている。ここで、出力端子27の出力電圧は、
定電圧回路によって定電圧化されている。したがって、
スイッチ30をオンすると、出力端子32の出力電圧は
出力端子27の出力電圧となる。この結果、トランス1
の巻数比に応じて、バイアス巻線8の出力電圧が低下す
る。バイアス巻線8の出力電圧が低下すると、整流平滑
回路10の整流平滑電圧も低下するために、モード切り
換え回路11のトランジスタ11aがオフし、MOSF
ET4の動作を電流不連続モードに設定する。
【0030】このスイッチング電源装置は、出力端子3
2の出力をモータ等の大きな負荷に供給し、出力端子2
7の出力を制御回路等の小さな負荷に供給する。待機状
態では制御回路2のみ電源供給し、モータ等の大きな負
荷の駆動回路には電源を供給しない。したがって、待機
状態ではスイッチ30をオンしておく。これにより、待
機状態では電流不連続モードとして制御回路にのみに電
力供給を行うことができるとともに、モータ等の大きな
負荷を駆動する時には、スイッチ30をオフすることに
よって電流連続モードとしてこのモータ等に対しても電
源供給を行うことができる。
【0031】図7は、この発明の第3の実施形態を示
す。この実施形態のRCCタイプのスイッチング電源装
置は、出力電圧検出回路の抵抗21に対して、並列に抵
抗41およびスイッチ40の直列回路を接続したもので
ある。電圧検出回路のシャントレギュレータ20の基準
電圧入力端子Vrの電圧は一定電圧となるように制御さ
れるから、スイッチ40をオンすることによって、この
端子Vrと出力端子27間の合成抵抗値を下げると、同
出力端子27の出力電圧が低下する。このようにして、
2次側出力電圧が低下すると、以下、上記第1および第
2の実施形態のスイッチング電源装置と同様の動作によ
って、1次側のMOSFET4の動作が電流不連続モー
ドとなり、発振周波数が低下する。
【0032】図7に示すRCCスイッチング電源装置
は、2次側の出力端子27の出力電圧をモータ等の大き
な負荷の駆動電圧に設定し、この電圧をモータ等に供給
するとともに、電圧レギュレータ回路等によって5V等
に電圧低下させて制御回路等に電圧供給する。スイッチ
40をオンすると、出力電圧が低下することによって、
大きな負荷のモータ等が駆動されないが、電圧レギュレ
ータ回路によってその出力電圧は5V等に安定化される
ため制御回路への電圧は安定して供給されるようにな
る。この図7に示す回路構成では、図6の装置に比較し
て、トランス1の構成が簡単であり、また図6のダイオ
ード31等も不要であるために電源電圧全体の構成は簡
単となる利点があるが、待機時に電圧低下が認められな
い場合には、上述のように、出力側に電圧レギュレータ
回路等が必要となってくる。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、他励発振のための制御
ICや複雑な回路がなくても、待機状態においてトラン
ス自身の持つクロスレギュレーションを利用して自動的
に発振周波数が低下するため、無駄な損失を抑えること
ができ、その分効率を上げることができる。また、スイ
ッチをトランス2次側に設けることによっても簡単に待
機状態においての消費電力を低下させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成のRCCタイプのスイッチング電
源装置の構成例を示す図
【図2】本発明の第1の実施形態のRCCタイプのスイ
ッチング電源装置の回路図
【図3】出力電力に対する整流平滑電圧特性を示す図
【図4】出力電力に対するスイッチング周波数特性を示
す図
【図5】出力電力に対する効率特性を示す図
【図6】本発明の第2の実施形態のRCCタイプのスイ
ッチング電源装置の回路図
【図7】本発明の第3の実施形態のRCCタイプのスイ
ッチング電源装置の回路図
【符号の説明】
1−トランス 2−1次側巻線 4−MOSFET 5−2次側巻線 8−バイアス巻線 10−整流平滑回路 11−モード切り換え回路 12−ターンオン遅延回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5G065 AA01 DA08 HA12 JA04 LA03 MA10 NA09 5H730 AA14 AS01 AS13 AS23 BB43 BB52 DD04 EE02 EE07 EE72 FD01 FD21 FF19 FG07 FG25 VV03 VV06

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トランスの1次側巻線に主スイッチング
    素子を接続し、トランスのバイアス巻線の出力を前記主
    スイッチング素子に正帰還して自励発振させるようにし
    たリンギングチョークコンバータからなるスイッチング
    電源装置において、 前記バイアス巻線に接続される整流平滑回路と、 前記整流平滑回路の整流平滑電圧がしきい値電圧以上か
    どうかでオンオフするモード切換回路と、 前記主スイッチング素子と前記バイアス巻線間に接続さ
    れ、バイアス巻線出力を遅延して前記主スイッチング素
    子に印加する回路であって、前記モード切換回路が前記
    平滑出力電圧がしきい値電圧未満であることを検出した
    ときに、ターンオン遅延時間を長くする遅延回路と、 を備えてなるスイッチング電源装置。
  2. 【請求項2】 負荷電力がしきい値以下となったとき
    に、トランスのクロスレギュレーションにより、前記平
    滑出力電圧がしきい値電圧未満となるように結合度を調
    整したトランスを使用した請求項1記載のスイッチング
    電源装置。
  3. 【請求項3】 トランスの2次側出力は複数の巻線出力
    を有し、巻線出力間を接続する回路を設けた、請求項1
    記載のスイッチング電源装置。
  4. 【請求項4】 トランスの2次側出力電圧を切換える出
    力電圧切換回路を設けた、請求項1記載のスイッチング
    電源装置。
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