JP5759156B2 - 電源装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、それぞれ消費電力の異なる複数の動作状態が存在する電子機器に対して電力を供給する電源装置に関する。
一般に、フライバックコンバータ方式などのスイッチング電源装置は、熱設計の観点からスイッチング電源装置が搭載される電子機器に求められる最大負荷の状態において効率が最大となるように設計される。そのため、電子機器が、消費電力を節約するために休止モードに移行するなどして負荷が軽くなればなるほど、電源装置の効率が低下する。一方で、スイッチング電源装置に用いられる各素子は、機器の最大負荷の状態において素子定格を越えることがないように設計される。特許文献1によれば、軽負荷時にスイッチング周波数を低下させることで効率低下を回避する手法が提案されている。
特許第3475904号公報
しかし、特許文献1に記載された手法では、スイッチング周波数を低下させることはできても、共振コンデンサからの放電電流による損失を低下させることはできない。そのため、効率向上としては不十分であった。とりわけ、特許文献1に記載された発明では、直流出力が低下したときに主スイッチング素子の制御端子に対するバイアス電圧の印加を遅延させる手法が提案されている。バイアス電圧の印加を遅延させる手法では発振周波数を低下させることができるため、多少の効率向上を図ることは期待できる。しかし、出力電圧を維持させる必要もあるため、発振周波数を下げることにも限度がある。また、特許文献1に記載の手法では、電源回路に存在する共振コンデンサの放電電流による損失を根本的に取り除くことは不可能である。ちなみに、電源回路に設けられた絶縁トランスの1次巻線間に共振コンデンサが接続された場合も同様の課題が存在する。
そこで、本発明は、このような課題および他の課題のうち、少なくとも1つを解決することを目的とする。例えば、本発明は、出力電圧に応じて共振コンデンサの容量を変更することで、出力電圧が低下したときに共振コンデンサから放電される放電電流による損失を低下させることが可能な電源装置を提供することを目的とする。なお、他の課題については明細書の全体を通して理解できよう。
本発明の電源装置は、例えば、1次側に入力された電圧を変換して2次側に出力する電圧変換素子と、前記電圧変換素子の1次巻線を介して供給される電圧をスイッチングするスイッチング素子と、前記スイッチング素子に対して並列に接続されるか、または、前記電圧変換素子の1次巻線に対して並列に接続された容量素子と、前記電圧変換素子の2次巻線に発生する交番電圧を平滑整流する平滑整流回路と、前記2次巻線に発生する交番電圧から前記平滑整流回路を介して出力される出力電圧が第1出力電圧から前記第1出力電圧よりも低い第2出力電圧に低下したことに応じて前記容量素子の容量を第1容量値から前記第1容量値よりも低い第2容量値に変化させる容量可変回路とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、2次巻線に発生する交番電圧から平滑整流回路を介して出力される出力電圧に応じて容量成分の容量を変化させることで、出力電圧に応じて共振コンデンサの容量を変更することが可能となる。ひいては、出力電圧が低下したときに共振コンデンサから放電される放電電流による損失を低下させることが可能な電源装置を提供することが可能となる。
本発明の基本構成を説明するための回路構成図である。 本発明の基本構成を説明するための各部動作波形を示す図である。 本発明の基本構成を説明するための各部動作波形を示す図である。 本発明の実施例1を説明するための回路構成図である。 本発明の実施例1を説明するための各部動作波形を示す図である。 本発明の実施例1を説明するための各部動作波形を示す図である。 本発明の実施例1を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施例2を説明するための回路構構成図である。
本発明は、電子写真方式の画像形成装置など、各種の電子機器に搭載可能な電源装置として実現される。画像形成装置は、画像を形成する画像形成部(プリンタエンジンなど)や電源装置から電力を供給されて画像形成部の動作を制御する制御手段(エンジン制御部など)を備えている。なお、本発明の特徴は、電力供給対象の電子機器がそれぞれ消費電力の異なる複数の動作モードを備え、その動作モードに応じてそれぞれ異なる電力を出力する電源装置であれば適用できる。
[電源装置の基本構成]
図1を用いて、電流不連続モードで動作するフライバックコンバータを備えた電源装置について説明する。ここでは、フライバックコンバータの一例として、リンギングチョークコンバータ(RCC)について説明する。絶縁トランスT101は、いわゆるフライバックトランスである。ここでは、1次側に入力された電圧を変換して2次側に出力する電圧変換素子の一例として絶縁トランスT101を採用している。絶縁トランスT101は入力側に設けられた1次巻線Npと出力側に設けられた2次巻線Nsおよび1次側に設けられた補助巻線Nbにて構成されている。補助巻線Nbの一端はスイッチング素子Q102の制御端子に接続されている。スイッチング素子Q102の電流流入端子は、主スイッチング素子Q101の制御端子と接続されており、スイッチング素子Q102の電流流出端子は、主スイッチング素子Q101の電流流出端子と接続されている。つまり、補助巻線Nbは、スイッチング素子Q102を通じて主スイッチング素子Q101の導通と非導通とを切り替える駆動用巻線である。主スイッチング素子Q101は、電圧変換素子の1次巻線を介して供給される電圧をスイッチングするスイッチング素子の一例である。なお、電流流入端子は、ソースやコレクタと呼ばれることがある。電流流出端子は、ドレインやエミッタと呼ばれることがある。制御端子は、ゲートやベースと呼ばれることがある。
入力電圧Vinは、例えば、AC入力電圧をブリッジダイオードで整流し、アルミ電界コンデンサにて平滑された直流電圧である。商用電源、ブリッジダイオード、アルミ電解コンデンサ、入力フィルタ等は周知のため、図1には示していない。入力電圧Vinは1次巻線Npの一端と主スイッチング素子Q101の電流流出端子の間に印加される。入力電圧の(+)側は1次巻線Npの一端、入力電圧の(−)側は主スイッチング素子Q101の電流流出端子に接続されている。また、補助巻き線Nbは1次巻き線Npに対して同極に接続されている。2次巻線Nsは1次巻き線Npに対して異極に接続されている。入力電圧Vinの(+)側と主スイッチング素子Q101の制御端子との間には起動抵抗R101が接続されている。また、主スイッチング素子Q101の制御端子と直流電圧Vinの(−)側との間には抵抗R102が接続されている。抵抗R102は、起動抵抗R101と分圧回路を形成しており、直流電圧Vinを分圧比にしたがって分圧する。これにより主スイッチング素子Q101が導通するに充分な電圧が制御端子に印加される。主スイッチング素子Q101の制御端子と補助巻線Nbの1次巻線との同極側との間にはコンデンサC101、抵抗R103およびR104が接続されている。抵抗R104の両端には補助巻線Nb側をカソードの向きにしたダイオードD101が接続されている。これにより、主スイッチング素子Q101のターンオンとターンオフのスピードを調整している。スイッチング素子Q102の電流流入端子は主スイッチング素子Q101の制御端子に、電流流出端子は直流電圧Vinの(−)側に接続されている。スイッチング素子Q102の制御端子と電流流出端子との間にはコンデンサC102が接続されている。補助巻線Nbとスイッチング素子Q102の制御端子との間には抵抗R105が接続されている。抵抗R105はコンデンサC102とともに時定数回路を構成している。主スイッチング素子Q101の電流流入端子と電流流出端子との間には共振コンデンサC104が接続されている。
フォトカプラIC101の1次側の電流流入端子と主スイッチング素子Q101の制御端子との間には抵抗R106が接続されている。抵抗R106は、フォトカプラIC101に流れる電流を制限している。フォトカプラIC101のフォトトランジスタの電流流出端子はスイッチング素子Q102の制御端子に接続されている。絶縁トランスT101の2次巻線Nsの、1次巻線に対する異極側には整流用のダイオードD102のアノード側が接続されている。ダイオードD102のカソード側と、2次巻線Nsの1次巻線に対する同極側との間には電界コンデンサC103が接続されている。電界コンデンサC103は、ダイオードD102にて整流された交番電圧の平滑を行っている。このように、ダイオードD102と電界コンデンサC103は、電圧変換素子の2次巻線に発生する交番電圧を平滑整流する平滑整流回路を形成している。
出力電圧Voutは抵抗R107、R108によって形成された分圧回路によって分圧される。分圧された電圧(検知電圧)はエラーアンプIC102の検知端子に印加される。エラーアンプIC102は検知電圧を基準電圧と比較することで出力端子Voutの電圧を変化させることで、抵抗R109を介してフォトカプラIC101の発光側のダイオードに流れる電流を制御している。
上述したように、主スイッチング素子Q101は起動抵抗R101と抵抗R102により制御端子に電圧が印加されると、導通状態となる。主スイッチング素子Q101が導通状態になると、1次巻線Npに入力電圧Vinが印加され、補助巻線Nbに1次巻線Npと同極側を正とする電圧が誘起される。このとき2次巻線Nsにも電圧が誘起されるが、この電圧は整流ダイオードD102のアノード側を負とする電圧であるため、結果として2次側にはこの電圧は伝達されない。
このとき、励磁電流は時間に比例し、オン時間ton後には(1)式に従った電流I1pとなる。Lpは絶縁トランスT101の1次インダクタンスである。
Figure 0005759156

1次巻線Npを流れる電流は絶縁トランスT501の励磁電流だけで絶縁トランスT101には励磁電流の2乗に比例したエネルギーが蓄積される。以下(2)式に従ってトランスにエネルギーが蓄積される。
Figure 0005759156

その後、時定数回路を構成している抵抗R105とコンデンサC102には補助巻線Nbから電荷が充電される。コンデンサC102の両端の電圧がスイッチング素子Q102の閾値より高くなると、スイッチング素子Q102が導通状態となる。スイッチング素子Q102が導通状態となると、主スイッチング素子Q101の制御端子の電圧が低下するため、主スイッチング素子Q101は非導通状態に切り替わる。このとき絶縁トランスT101の各巻線には起動時と逆極性の電圧が発生する。そのため、2次巻線Nsには整流ダイオードD102のアノード側を正とする電圧が発生することになる。よって、絶縁トランスT101に蓄積されたエネルギーが整流および平滑され、2次側に伝達される。
(2)式に従って絶縁トランスT101に蓄えられているエネルギーが2次側にすべて伝達されると、主スイッチング素子Q101は再び導通状態となる。これは、2次側にエネルギーの伝達が終わると、バックスイングにより、Cカップリング(容量性結合)しているコンデンサC101から再び主スイッチング素子Q101の制御端子が正方向にバイアスされるためである。
フォトカプラIC101からの電流は出力電圧Voutが高いときに多くなる。そのため、コンデンサC102に相対的に多くの電流が供給され、充電時間が相対的に短くなる。これは主スイッチング素子Q101の導通時間が短くなることを意味する。これによって絶縁トランスT101に蓄積されるエネルギーが減少することで出力電圧Voutが下がる。このようにして、図1に示した電源装置は定電圧動作を行っている。出力電圧が低い場合は逆の動作になる。
リンギングチョークコンバータのオフ時間toffは以下の(3)式により算出される。
Figure 0005759156

一方、オン時間tonを算出するために、(2)式を変形することで(4)式が得られる。
Figure 0005759156

発振周波数fは、
f = 1/T = 1/(ton+toff
である。(3)式および(4)を上述の式に代入すると、発振周波数fは以下の(5)式により表現できる。
Figure 0005759156

(5)式は次の関係を示している。まず、入力電力Pinが大きくなるほど(負荷が重くなるほど)、発振周波数fは低下する。逆に負荷が軽くなればなるほど、発振周波数fが増加することになる。また、入力電圧Vinが高くなるほど、発振周波数fが上昇することになる。また、(4)式から、入力電圧Vinが高いほど、デューティ比(ton/T)は小さくなる。以上がリンギングチョークコンバータにおける基本的な動作になる。
[改良すべきポイント]
図2は、最大負荷状態におけるリンギングチョークコンバータの各部の波形を示している。Vdsは主スイッチング素子Q101の電流流入端子と電流流出端子との間に印加される電圧を示している。I1は主スイッチング素子Q101に流れるドレイン電流を示す。Isは2次側の整流ダイオードD102に流れる電流を示す。まず、主スイッチング素子Q101のオン期間について説明する。
起動抵抗R101を通じて主スイッチング素子Q101制御端子に印加される電圧が上昇することによって、主スイッチング素子Q101は導通状態となる。図2(B)が示すように、主スイッチング素子Q101を流れるドレイン電流I1は時間とともに正の傾きで直線的に増加し、絶縁トランスT101にエネルギーが蓄積される。このとき主スイッチング素子Q101が導通状態であるため、図2(a)が示すように、Vdsはほぼ零になっている。また、2次側の整流ダイオードD102は逆バイアスされている。よって、図2(c)が示すように、Isは零である。主スイッチング素子Q101が非導通状態となると、図2(b)が示すように、I1は零になる。このとき2次側の整流ダイオードD102は導通状態となり、絶縁トランスT101に蓄積されたエネルギーが2次側に伝達される。図2(c)が示すように、Isは負の傾きで直線的に減少する。主スイッチング素子Q101のドレイン・ソース間の電圧Vdsは以下の(6)式に従い求めることができる。すなわち、電圧Vdsは、入力電圧Vinと2次側出力電圧Voutと整流ダイオードD102の順方向電圧Vfを巻線比倍した電圧、およびサージ電圧Vsを加算したものとなる。
Figure 0005759156

サージ電圧Vsは、主スイッチング素子Q101が導通状態のときに流れていたピーク電流I1pをパラメータとして(7)式に従い算出される。ここで、Cpは共振コンデンサC104の容量成分である。frは、絶縁トランスT101のリーケージインダクタンスLrと共振コンデンサ部の容量Cpとが構成する共振回路の共振周波数である。
Figure 0005759156

frは(8)式に従って算出される。
Figure 0005759156

サージ電圧Vsは以下の(9)式により表現できる。(9)式から、リーケージインダクタンスLrとピーク電流I1pが大きくなるほど、サージ電圧Vsは大きくなる。そのため、負荷電流が最大となったときでも電圧Vdsの素子定格を満足させるために、共振コンデンサC104の容量Cpが決定される。
Figure 0005759156

また、一方で主スイッチング素子Q101が導通した直後には共振コンデンサC104の容量Cpに蓄積された電荷による放電電流が流れる。主スイッチング素子Q101が導通する直前の共振コンデンサC104の両端電圧Vbの最下点は(10)式に従い算出される。
Figure 0005759156

従って主スイッチング素子Q101の導通時の放電電流による損失Plossは以下の(11)式に基づいて算出される。
Figure 0005759156

(11)式より共振コンデンサC104の容量Cpが大きく、電圧Vb(入力電圧Vin)が高く、発振周波数fが高くなるような軽負荷ほど、損失Plossが大きくなる。
図3は出力電圧降下時(軽負荷)の各部波形を示している。図3が図2と違う点は、損失Plossが増加している点である。(5)式から発振周波数fが高くなることがわかる。(9)式によれば、ピーク電流I1pが減少すると、電圧Vsが低下することがわかる。その一方で、(10)式によれば、出力電圧Voutが低下すると、電圧Vbが増加することがわける。よって、(11)式から損失Plossが増加することがわかる。このように出力電圧降下時は発振周波数fが上昇してしまい、加えて共振コンデンサC104の両端電圧Vbが上昇するため、放電電流による損失Plossが増加してしまうという課題が顕在化する。
そこで、本発明では、出力電圧Voutの大きさに応じて、共振コンデンサ部の容量Cpを変化させることで、共振コンデンサ部からの放電電流による損失Plossを減少させることにする。そのためには、出力電圧Voutを検知する回路と、検知した電圧に応じて共振コンデンサを容量可変にできればよい。
[実施例1]
図4は実施例1を説明するためのスイッチング電源の回路構成を示した図である。基本構成との違う点は、電力供給対象となる電子機器の動作状態に応じて電圧可変回路410を動作させた際に、容量可変回路400の動作により共振コンデンサの容量を変化させる点である。容量可変回路400は、2次巻線に発生する交番電圧から平滑整流回路を介して出力される出力電圧に応じて容量成分の容量を変化させる容量制御回路として機能する。図1に示した基本構成と同一機能の箇所については同一の参照符号を付与することで簡潔化を図ることにする。
最初に容量可変回路400の構成及び動作に関して説明する。共振コンデンサC401、C402は直列に接続されている。ここでは、共振コンデンサC401、C402がスイッチング素子に対して並列に接続される容量成分の一例である。なお、この容量成分は、電圧変換素子の1次巻線に対して並列に接続されていてもよい。共振コンデンサC402の各端子にはスイッチング素子Q401の電流流入端子及び電流流出端子が接続されている。スイッチング素子Q401の制御端子に、抵抗R401と抵抗R402とが構成する分圧回路によって、入力電圧Vinを分圧してなる電圧が印加される。スイッチング素子Q401の制御端子はR403を介してフォトカプラIC401の受光側素子の一端に接続されている。フォトカプラIC401の受光側素子の他端は入力電圧Vinの低電位側に接続されている。フォトカプラIC401は、出力電圧のレベルを監視する、電圧変換素子の2次側に配置された電圧監視手段として機能する。フォトカプラIC401の発光側素子の一端は抵抗R404を介してコントローラIC402のポートP2に接続されている。フォトカプラIC401の発光側素子の他端は出力電圧Voutの低電位側に接続されている。コントローラIC402は、電源装置100から電力を供給されて動作する電子機器に用いられているモータの制御やその他各種の制御を行う。
ポートP2がLowレベルのときは、スイッチング素子Q401の制御端子には抵抗R401を介して電流が流れる。そのため、スイッチング素子Q401は導通状態となり、共振コンデンサC401、C402のうち、C401の容量のみが電源装置100に作用する。反対にポートP2がHighレベルのときは、スイッチング素子Q401が非導通状態となる。よって、共振コンデンサC401とC402により構成される直列回路の容量が、電源装置100に対して作用することになる。すなわちポートP2がLowレベルのときは共振コンデンサ部の容量が大きくなり、ポートP2がHighレベルのときは共振コンデンサ部の容量を小さくなるように、コントローラIC402は、共振コンデンサ部の容量を設定できる。このように、フォトカプラIC401やコントローラIC402は、電圧可変回路を動作させたときに、電圧監視手段によって出力電圧のレベルを検知し、検知したレベルに応じて容量可変回路を制御する制御手段として機能する。とりわけ、フォトカプラIC401は、出力電圧のレベルを容量可変回路に伝達する伝達素子として機能する。
次に電圧可変回路410の構成及び動作について説明する。電圧可変回路410は、2次巻線に発生する交番電圧から平滑整流回路を介して出力される出力電圧を可変制御する電圧制御回路である。抵抗R405は検知抵抗(抵抗R107、R108)に対して直列に挿入された抵抗である。抵抗R405の両端には切換用素子としてスイッチング素子Q402の電流流入端子と電流流出端子がそれぞれ接続されている。スイッチング素子Q402の制御端子は抵抗R406を介して低電位側に接続されるとともに、抵抗R407を介してコントローラIC402のポートP1に接続されている。ポートP1がLowレベルのときは、スイッチング素子Q402が非導通状態となって、出力電圧Voutの検知電圧が上昇する。そのため、出力電圧Voutは低くなる(例えば5V等)。また、ポートP1がHighレベルのときは、スイッチング素子Q102が導通状態となって出力電圧Voutの検知電圧が低下する。よって、出力電圧Voutは高くなる(例えば24V等)。すなわち、コントローラIC402は、ポートP1から出力する電圧レベルにより出力電圧を変化させる。
図5は実施例1を説明するための出力電圧降下時の各部波形を示したものである。図5が図2に示した基本構成との違う点は、電圧可変回路410を動作させて出力電圧を降下させた際にポートP2をHighレベルとすることで共振コンデンサ部の容量Cpを小さく制御した点である。
共振コンデンサ部の容量Cp(C401とC402との直列接続容量になる)を小さく制御すると、(9)式からサージ電圧Vsは大きくなることがわかる。一方、(10)式から、出力電圧Voutが低下するため電圧Vbは大きくなる。(6)式から、Vdsは、VoutとVsとによりが決定される。したがって、図5(a)が示すように、Vdsは、主スイッチング素子Q101の素子定格Vds(max)(例えば500V等)を越えないように設定されることになる。また、共振コンデンサ部の容量Cpが小さくなったことにより、共振周波数frは高くなる。共振周波数frが高くなれば、主スイッチング素子Q101がoffからonへ移行するときの時定数も小さくなる。
共振コンデンサ部の容量Cpが小さくなったことによる最も顕著な変化は、図5(b)が示すように、スイッチング素子Q101のドレイン電流I1に現れる。共振コンデンサ部の容量Cpにより放電電流が顕著に低減する。上述したように(10)式から、Vbは大きくなるが、共振コンデンサ部の容量Cpを小さく設定することで、Vbの上昇分を相殺できる。さらに、共振コンデンサ部の容量Cpを小さく設定することで、(11)式が示すように、共振コンデンサ部からの放電電流による損失Plossは著しく低減されることになる。図5(a)〜(c)はその様子を表したものであり、共振コンデンサ部からの放電電流のピーク値が大きく減少しているのがわかる。
図6は機器制御用のコントローラIC402のポートP1、P2から出力される信号、出力電圧Vout、主スイッチング素子Q101の各部の波形を示した図である。これはコントローラIC402によって電圧可変回路410及び容量可変回路400をどのように状態変化させるかを示している。ここでは、状態(i)(最大負荷時)、状態(ii)(電圧降下時/共振コンデンサ部の容量大)、状態(iii)(電圧降下時/共振コンデンサ部の容量小)の3つの状態間の遷移を表している。つまり、状態(i)は、電子機器が取りうる複数の動作状態のうちで相対的に消費電力が多い第1動作状態である。状態(iii)は、電子機器が取りうる複数の動作状態のうちで相対的に消費電力が少ない第2動作状態である。状態(ii)は、電子機器が取りうる複数の動作状態のうちで第1の動作状態よりも消費電力が少なく、かつ、第2の動作状態よりも消費電力が多い第3動作状態である。なお、電子機器の動作状態と一対一で電源装置100にも動作状態が存在するともいえる。このように両者の動作状態は連動している。そのため、以下では、これらの動作状態を単純に状態(i)〜状態(iii)と呼ぶことにする。
状態(i)では出力電圧Voutは電子機器の動作に必要な電圧(例えば24V等)に設定される。状態(i)では共振コンデンサ部の容量は相対的に大きく設定される。そのめ、I1が最大となったときでも、スイッチング素子Q101の素子定格Vds(max)(例えば500V等)をVdsが越えない。
状態(ii)は、電子機器が例えば休止状態に移行するなどして出力電圧Voutを相対的に低下させた状態である。状態(ii)では、共振コンデンサ部の容量は相対的に大きい値を維持するようにコントローラIC402が制御している。この理由は、状態(i)から状態(ii)への遷移する際に主スイッチング素子Q101の素子定格Vds(max)(例えば500V等)をVdsが越えないように保護するためである。
状態(iii)は、電子機器が休止状態に遷移した後で、主スイッチング素子Q101の発振状態が安定したため、共振コンデンサ部の容量を小さくした状態である。状態(iii)は、上述した理由により電子機器としては最も消費電力が少ない状態となる。また、状態(iii)から状態(i)、すなわち電子機器が休止状態から最大負荷状態に移行する際は、逆の遷移を行うことになる。つまり、状態(iii)から状態(ii)へ移行した後でさらに状態(i)へ移行していくことになる。これは素子定格を守るためである。
図6が示すように、コントローラIC402は、各ポートP1、P2から各状態遷移にしたがったレベルの制御信号を出力する。状態(i)では、ポートP1はLowでポートP2はLowである。状態(ii)ではポートP1はHighでポートP2はLowである。状態(iii)ではポートP1はHighでポートP2はHighとなる。
図7は、電子機器制御用のコントローラIC402として画像形成装置のコントローラを適用した例における制御処理を示したフローチャートである。画像形成装置がとりうる複数の動作状態のうち、状態(i)に対応するものとしてプリント動作状態がある。また、状態(ii)に対応するものとしてはスタンバイ状態がある。さらに、状態(iii)に対応するものとしてはスリープ状態がある。消費電力の大きさは、次の順番となる。プリント動作状態 > スタンバイ状態 > スリープ状態。
プリント動作状態では、モータや各種トランス等の負荷を駆動する。そのため、スイッチング電源装置は、最大電力を供給できるように、コントローラIC402によって設定される。すなわち、コントローラIC402は、出力電圧Voutを相対的に高く設定し、共振コンデンサ部の容量Cpも相対的に大きく設定する。コントローラIC402は、判別手段が判別した動作状態が第1動作状態であれば平滑整流回路を介して出力される出力電圧が第1出力電圧となるように電圧可変回路を制御するともに、容量成分の容量が第1容量値となるように容量可変回路を制御する制御手段として機能する。
スタンバイ状態ではスイッチング電源装置として電力供給可能な負荷は小さくてよい。そのため、コントローラIC402は、出力電圧Voutを相対的に低く設定する。また、コントローラIC402は、共振コンデンサ部の容量Cpをスイッチング素子の耐圧を考慮して相対的に大きな値に設定する。このように、コントローラIC402は、判別手段が判別した動作状態が第3動作状態であれば、平滑整流回路を介して出力される出力電圧が第1出力電圧よりも低い第3出力電圧となるように電圧可変回路を制御するともに、容量成分の容量が第2容量値よりも大きな第3容量値となるように容量可変回路を制御する制御手段として機能する。
スリープ状態ではスイッチング電源装置としては電力供給可能な負荷は小さくてよく、かつより高効率であることが求められる。そのため、コントローラIC402は、出力電圧Voutを相対的に低く設定し、共振コンデンサ部の容量Cpを相対的に小さく設定する。コントローラIC402は、判別手段が判別した動作状態が第2動作状態であれば平滑整流回路を介して出力される出力電圧が第2出力電圧となるように電圧可変回路を制御するともに、容量成分の容量が第2容量値となるように容量可変回路を制御する制御手段として機能する。なお、第1出力電圧は第2出力電圧よりも高い。第1容量値は第2容量値よりも大きい。上述したように、第3動作状態は、電子機器が取りうる複数の動作状態のうちで第1動作状態よりも消費電力が少なく、かつ、第3の動作状態よりも消費電力が多い動作状態である。
本実施例ではプリント要求があったら一定時間(T1)にわたって状態(ii)を維持した後でプリント動作状態である状態(i)へ移行する。反対に、プリント動作終了後は一定時間(T2)にわたって状態(ii)を維持した後で、スリープ状態である状態(iii)へ移行するものと仮定する。以下、フローチャートに従い説明する。
S701で、コントローラIC402は、画像形成装置の電源装置100から電圧の出力を開始させるための初期設定を行うことで、スリープ状態である状態(iii)に電源装置100は移行する。S702で、コントローラIC402は、プリント要求の監視を開始し、プリント要求があれば、S703に進む。プリント要求は、プリント動作状態へ移行することを意味するコマンドであるため、コントローラIC402は、電源装置から電力を供給されて動作する電子機器の動作状態を判別する判別手段として機能していることになる。
S703で、コントローラIC402は、スタンバイ状態である状態(ii)に移行する。S704で、コントローラIC402は、一定時間T1が経過したかどうかを判定する。一定時間T1が経過すると、705に進む。S705で、コントローラIC402は、プリント動作状態である状態(i)に移行する。S706で、コントローラIC402は、プリント動作を開始する。
S707で、コントローラIC402は、プリント動作が完了したかどうかを判定する。プリント動作が完了すると、S708に進む。S708で、コントローラIC402は、スタンバイ状態である状態(ii)に再び移行する。S709で、コントローラIC402は、一定時間T2が経過したかどうかを判定する。一定時間T2が経過していなければ、S710に進む。S710で、コントローラIC402は、プリント要求があったかどうを判定する。プリント要求があれば、S707に戻り、コントローラIC402は、プリント動作状態である状態(i)に復帰する。一方、プリント要求がなければ、S709に戻る。つまり、一定時間T2が経過する間にプリント要求がなければ、S711に進む。S711で、コントローラIC402は、最も消費電力が少ないスリープ状態である状態(iii)に移行する。以上のフローチャートに従って電源装置100の状態を遷移させることで、スリープ状態における効率が改善する。
本実施例によれば、2次巻線に発生する交番電圧から平滑整流回路を介して出力される出力電圧に応じて容量成分の容量を変化させることで、出力電圧に応じて共振コンデンサの容量を変更することが可能となる。ひいては、出力電圧が低下したときに共振コンデンサから放電される放電電流による損失を低下させることが可能な電源装置を提供することが可能となる。さらに、通常動作状態(最大負荷時)と機器休止状態(軽負荷時)等の動作遷移時に、出力電圧の変化と容量変化のタイミングを調整することが可能となるため、細かな遷移状態制御が可能になる。また、電圧可変回路が電源装置の出力電圧を上昇させるときには容量可変回路が容量成分の容量を増加させることで、出力電圧上昇時にも素子定格を満足することが可能となる。例えば、スイッチング電源装置の制御回路の故障等により出力電圧が上昇してしまった場合等の素子保護が可能となる。
[実施例2]
図8は実施例2を説明するためのスイッチング電源装置の回路構成を示した図である。実施例2が実施例1と違う点は、電圧監視手段を1次側に設けることで、フォトカプラIC401などの伝達素子を用いることなく出力電圧Voutの変化に応じて容量Cpの変更を達成している点である。
以下、容量可変及び電圧監視回路800の動作について説明する。共振コンデンサC801は共振コンデンサC802に対してスイッチング素子Q801を介して並列に接続されている。共振コンデンサC801、C802は、電圧変換素子の1次巻線に対して並列に接続された容量成分の一例である。スイッチング素子Q801の制御端子と電流流出端子との間にはコンデンサC803、R802が接続されている。また、スイッチング素子Q801の制御端子と入力電圧Vinとの間には抵抗R801とダイオードD801とによる直列回路が接続されている。スイッチング素子Q801の制御端子と補助巻線Nbの一端Vaとの間には、抵抗R803とダイオードD802とによる直列回路が接続されている。電圧監視回路800は、出力電圧のレベルを監視する、電圧変換素子の1次側に配置された電圧監視手段である。とりわけ、抵抗R803とダイオードD802は、電圧変換素子の補助巻線に発生する電位を出力電圧のレベルを表す電圧として検知して、容量可変回路に印加するように機能する。
補助巻線Nbの一端Vaの電位は、出力電圧Voutが相対的に高い(例えば24V等)場合、よりマイナス側にバイアスされる。そのため、ダイオードD802の整流作用によりコンデンサC803にはよりマイナス側の直流バイアスが印加される。一方で、ダイオードD801の整流作用により、コンデンサC803には入力電圧Vinからのバイアスもかかる。つまり、コンデンサC803にはプラス側のバイアスも印加されている。このように、マイナス側のバイアスとプラス側のバイアスとの双方が存在するため、抵抗R801、R802、R803の各抵抗値を調整することで、スイッチング素子Q801の制御端子に印加される電圧を調整できる。ここでは、抵抗R801、R802、R803の各抵抗値を調整することで、スイッチング素子Q801の制御端子に印加される電圧は、スイッチング素子Q801が導通状態を維持できる電圧(この場合、ほぼゼロバイアス)に調整されるものとする。これにより出力電圧Voutが相対的に高い状態で共振コンデンサC801は共振コンデンサC802に対して並列に接続されることになる。つまり、共振コンデンサ部の容量Cp(C801とC802との並列接続容量になる)は大きくなる。
一方、実施例1と同様にコントローラIC403による電圧可変回路410の動作により、出力電圧Voutが低下した(例えば5V等)と仮定する。この場合、補助巻線Nbの一端Vaからのマイナスバイアスが減少する。すなわち、入力電圧Vinからのプラスバイアスによって、制御端子に印加される電圧は、プラス側にオフセットがかかる。スイッチング素子Q801の制御端子の電圧が上昇すると、スイッチング素子Q801は非導通状態となり、共振コンデンサ部の容量Cpは相対的に小さくなる。
このように実施例2では、実施例1の効果に加えて、伝達素子を介することなく1次側のみで共振コンデンサ部の容量Cpを変化させることが可能となる効果も得られる。つまり、実施例2では、電圧監視回路を一次側に配置することが可能となるため、伝達素子を削除することが可能となり、機器の部品点数削除、ひいては機器の小型化に奇与することが可能となる。とりわけ、実施例2では、電圧監視回路800が上述した制御手段として機能する。つまり、実施例2では、コントローラIC402を介さずに出力電圧の変化に追従して容量Cpを制御可能となるため、フェールセーフ回路を構成する上で有用である。

Claims (8)

  1. 1次側に入力された電圧を変換して2次側に出力する電圧変換素子と、
    前記電圧変換素子の1次巻線を介して供給される電圧をスイッチングするスイッチング素子と、
    前記スイッチング素子に対して並列に接続されるか、または、前記電圧変換素子の1次巻線に対して並列に接続された容量素子と、
    前記電圧変換素子の2次巻線に発生する交番電圧を平滑整流する平滑整流回路と、
    前記2次巻線に発生する交番電圧から前記平滑整流回路を介して出力される出力電圧が第1出力電圧から前記第1出力電圧よりも低い第2出力電圧に低下したことに応じて前記容量素子の容量を第1容量値から前記第1容量値よりも低い第2容量値に変化させる容量可変回路と
    を備えたことを特徴とする電源装置。
  2. 前記2次巻線に発生する交番電圧から前記平滑整流回路を介して出力される出力電圧を可変制御する電圧可変回路と、
    前記電源装置から電力を供給されて動作する電子機器の動作状態を判別する判別手段と、
    前記判別手段が判別した動作状態が第1動作状態であれば前記平滑整流回路を介して出力される出力電圧が前記第1出力電圧となるように前記電圧可変回路を制御するともに、前記容量素子の容量が前記第1容量値となるように前記容量可変回路を制御し、前記判別手段が判別した動作状態が第2動作状態であれば前記平滑整流回路を介して出力される出力電圧が前記第2出力電圧となるように前記電圧可変回路を制御するともに、前記容量素子の容量が前記第2容量値となるように前記容量可変回路を制御する制御手段と
    を備え、
    前記第1動作状態は、前記電子機器が取りうる複数の動作状態のうちで相対的に消費電力が多い動作状態であり、
    前記第2動作状態は、前記電子機器が取りうる複数の動作状態のうちで相対的に消費電力が少ない動作状態であり、
    前記第1出力電圧は前記第2出力電圧よりも高く、かつ、前記第1容量値は前記第2容量値よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
  3. 前記制御手段は、
    前記判別手段が判別した動作状態が第3動作状態であれば、前記平滑整流回路を介して出力される出力電圧が前記第1出力電圧よりも低い第3出力電圧となるように前記電圧可変回路を制御するともに、前記容量素子の容量が前記第2容量値よりも大きな第3容量値となるように前記容量可変回路を制御し、
    前記第3動作状態は、前記電子機器が取りうる複数の動作状態のうちで前記第1動作状態よりも消費電力が少なく、かつ、前記第2動作状態よりも消費電力が多い動作状態であることを特徴とする請求項2に記載の電源装置。
  4. 前記出力電圧のレベルを監視する電圧監視手段をさらに備え、
    前記容量可変回路は、記電圧監視手段によって前記出力電圧のレベルを検知し、検知したレベルに応じて前記容量素子の容量を変化させることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の電源装置。
  5. 記電圧変換素子の2次側に配置された前記電圧監視手段から前記出力電圧のレベルを前記容量可変回路に伝達する伝達素子をさらに備えていることを特徴とする請求項4に記載の電源装置。
  6. 前記電圧監視手段は、前記電圧変換素子の1次側に配置されており、前記電圧変換素子の補助巻線に発生する電位を前記出力電圧のレベルを表す電圧として検知して、前記容量可変回路に印加することを特徴とする請求項4に記載の電源装置。
  7. 前記電圧可変回路が前記電源装置の出力電圧を低下させるときには前記容量可変回路が前記容量素子の容量を減少させ、前記電圧可変回路が前記電源装置の出力電圧を上昇させるときには前記容量可変回路が前記容量素子の容量を増加させることを特徴とする請求項に記載の電源装置。
  8. 画像形成装置であって、
    請求項1ないし7のいずれか1項に記載された電源装置と、
    画像を形成する画像形成部と、
    前記電源装置から電力を供給されて前記画像形成部の動作を制御する制御手段と
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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