JP2001297407A - 磁気ヘッドおよびその製造方法 - Google Patents

磁気ヘッドおよびその製造方法

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JP2001297407A JP2000109338A JP2000109338A JP2001297407A JP 2001297407 A JP2001297407 A JP 2001297407A JP 2000109338 A JP2000109338 A JP 2000109338A JP 2000109338 A JP2000109338 A JP 2000109338A JP 2001297407 A JP2001297407 A JP 2001297407A
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magnetic
magnetic head
track
forming
tracks
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Tsutomu Moriwaki
力 森脇
Tetsuji Morimoto
哲司 森本
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所望されるトラック間ピッチLに合わせるこ
とが容易であると共に、確実に一直線上にギャップを位
置させると共にその先端をすべて同じ高さ位置にそろわ
せ、さらに高記録密度記録媒体にも適用可能な磁気ヘッ
ドおよびその製造方法を提供すること。 【解決手段】 所望されるトラック間ピッチに応じた厚
みを有する非磁性基板3を少なくとも3枚重ね合わせた
磁気コア半体本体21と、各非磁性基板3の間に挟ま
れ、複数層積層された金属磁性薄膜41からなる少なく
とも2つのトラック4と、磁気コア半体本体21の一側
面に形成された巻線溝5と、巻線溝5が形成された磁気
コア半体本体21の一側面上に形成されたガラスからな
るギャップ6とを備えた長尺状の一対の磁気コア半体2
を、巻線溝5が内側になるようにギャップ6同士を突き
合わせて接合ガラスにより接合してなるギャップドバー
形磁気ヘッド。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は磁気ヘッドおよびそ
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、高品位VTRやデジタルVTR
等、広幅域信号を取り扱うシステムの開発が盛んであ
る。これらの広幅域信号を記録さいせいするために、テ
ープとヘッドとの間の相対速度を増加させたり、1つの
基台上に複数個のヘッドチップを搭載するマルチチャン
ネル化が研究されている。
【0003】図8は、従来、提案されたマルチチャンネ
ル磁気ヘッド装置を示している。この磁気ヘッド装置9
は、先端に磁気ヘッド92が突出した平板状のヘッド基
台91を複数個(図8では4つ)並列に並べることによ
り構成されている。磁気ヘッド92としては、2枚の非
磁性基板921の間に複数層積層された金属磁性薄膜か
らなるトラック922を挟んで構成されているいわゆる
「ラミネート型(積層型)」磁気ヘッドを用いることが
できる。このような磁気ヘッド92は左右一対の磁気コ
ア半体93を接合ガラスにより接合することによって作
成され、これら一対の磁気コア半体93の間には、ガラ
スからなるギャップ94が挟まれている。また、磁気ヘ
ッド92内部には、トラック922と略直交するように
(すなわち、ギャップ94と略平行に)巻線窓96が設
けられており、この巻線窓96を通しながら、一方また
は両方の磁気コア半体93の周囲に巻線(図面では磁気
ヘッド92の構造を明瞭にするために、敢えて示してい
ない)が巻き付けられている。
【0004】図9は、上述したマルチチャンネル磁気ヘ
ッド装置の使用状態を示す図8の平面図である。図9
中、矢印Bはこの磁気ヘッド装置9により読みとられる
磁気テープの走行方向を示している。図9に示すよう
に、先端に磁気ヘッド92を備えたヘッド基台9は、矢
印Bの直交方向に対して一定のアジマス角度θだけ傾け
られた一直線上に並べられる。そして、この磁気ヘッド
92上を磁気テープが矢印B方向に走行しながら、4つ
のトラック922および巻線を介して磁気テープに記録
された情報が読みとられるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図9に示され
るような磁気ヘッド装置9においては、トラック間ピッ
チLa・Lb・Lcを所望される一定の値にするために
は、極めて高精度に各ヘッド基台91を所定位置にセッ
トしなければならない。すなわち、少しでもかつ1個で
もヘッド基台91が矢印X方向にずれた位置にセットさ
れてしまうことは許されない。しかし、極めて高精度に
各ヘッド基台91を所定位置にセットすることは困難を
伴うことが多いだけでなく、各ヘッド基台91はそれぞ
れ全く独立してセットされるため、結果として所望され
るトラック間ピッチに合わせて各ヘッド基台91をセッ
トしていくことは極めて難しいという問題がある。
【0006】また、磁気テープに記録された情報を適切
に読みとるためには、各磁気ヘッド92のギャップ94
が一直線(図9では破線S)上に位置するように各ヘッ
ド基台9を所定位置にセットしなければならない。すな
わち、上記と同様、少しでもかつ1個でもヘッド基台9
1が矢印Y方向にずれた位置にセットされてしまうこと
は許されない。しかし、極めて高精度に各ヘッド基台9
1を所定位置にセットすることは困難を伴うことが多い
だけでなく、各ヘッド基台91はそれぞれ全く独立して
セットされるため、一直線上にギャップ94が位置する
ように各ヘッド基台91をセットしていくことは極めて
難しいという問題がある。
【0007】各磁気ヘッド92の高さがそろわない場合
には、磁気テープに記録された情報を適切に読みとるこ
とができない。すなわち、少しでもかつ1個でもヘッド
基台91が矢印Z方向(図8を参照)にずれた位置にセ
ットされてしまった場合には、磁気テープと磁気ヘッド
との間が離間してしまい、磁気テープに記録された情報
を適切に読みとることができない。そのため、上記と同
様に、磁気ヘッド92の先端がすべて同じ高さ位置にそ
ろうように極めて高精度に各ヘッド基台91を所定位置
にセットしなければならないが、これには困難を伴うこ
とが多い。
【0008】本発明は上記課題を解決するためになさ
れ、所望されるトラック間ピッチLに合わせることが容
易であると共に、確実に一直線S上にギャップを位置さ
せることができるだけでなく、確実にその先端がすべて
同じ高さ位置にそろうようにすることができ、さらに高
記録密度記録媒体にも適用可能な磁気ヘッドおよびその
製造方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明に係る磁気ヘッドは、所望されるトラック間ピッチに
応じた厚みを有する非磁性基板3を少なくとも3枚重ね
合わせた磁気コア半体本体21と、各非磁性基板3の間
に挟まれ、複数層積層された金属磁性薄膜41からなる
少なくとも2つのトラック4と、磁気コア半体本体21
の一側面に形成された巻線溝5と、巻線溝5が形成され
た磁気コア半体本体21の一側面上に形成されたガラス
からなるギャップ6とを備えた長尺状の一対の磁気コア
半体2を、巻線溝5が内側になるようにギャップ6同士
を突き合わせて接合ガラスにより接合してなるギャップ
ドバー形磁気ヘッドである。
【0010】上記磁気ヘッドの作成方法は、所望される
トラック間ピッチに応じた厚みを有する非磁性基板3に
金属磁性薄膜41を複数層積層させてトラック4を形成
するトラック形成工程と、非磁性基板3を重ね合わせる
ことにより、少なくとも3枚の非磁性基板3から構成さ
れ、非磁性基板3の間に少なくとも2つのトラック4が
挟まれた積層体ブロック27を作成する積層体ブロック
形成工程と、トラック4に対して略直交方向に積層体ブ
ロック27を切断してプレート26を作成するプレート
作成工程と、切断面に巻線溝5をトラックに対して直交
方向に形成する巻線溝形成工程と、切断面にガラスから
なるギャップ6を形成するギャップ形成工程と、巻線溝
5が内側になるようにギャップ6同士を突き合わせて接
合ガラスにより接合する接合工程とを包含する。
【0011】巻線溝形成工程において巻線溝5が複数本
形成される場合には、接合工程の後に、巻線溝に平行な
面でプレート26を切断してギャップドバーを作成する
ギャップドバー作成工程がさらに包含される。
【0012】また、トラック間ピッチL1の精度を向上
させるためには、トラック形成工程において、非磁性基
板3の両面にトラック4を形成し、積層体ブロック形成
工程において、少なくとも2枚の他の非磁性基板3の間
に両面にトラック4が形成された非磁性基板3を挟むよ
うにすることが好ましい。
【0013】また、上記磁気ヘッドをヘッド基台上に戴
置してなる磁気ヘッド装置およびその製造方法も、本発
明の趣旨に包含される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面と共に詳細に
説明する。図1は、本発明に係る磁気ヘッドを示す斜投
影図であり、図2(a)は同平面図、図2(b)は同側
面図、図2(c)は同正面図、および図2(d)は図2
(b)に示される円部分の拡大図である。
【0015】図1に示されるように、本発明に係る磁気
ヘッド1は、突き合わされた長尺状の一対の磁気コア半
体2を接合ガラス7によって接合して構成されている。
磁気コア半体2の突き合わされた面には、ガラスからな
るギャップ6が挟まれており、このガラスからなるギャ
ップは接合ガラス7と共に一対の磁気コア半体2を接合
する役割を果たしている。このように、本発明に係る磁
気ヘッド1は、長尺状(すなわち、「バー(Bar)
状」)であると共に、一対の磁気コア半体2の間にはガ
ラスからなるギャップ6を挟むので、「ギャップドバー
型」磁気ヘッドと呼ばれる。
【0016】一対の磁気コア半体2の突き合わされた面
には、巻線溝5が形成されている。この巻線溝5は接合
前の各磁気コア半体2に設けられ、接合後は巻線「窓」
としての役割を有する。これについては後述する。
【0017】各磁気コア半体2は、図2に示すように、
少なくとも3枚の非磁性基板3を重ね合わせた磁気コア
半体本体21と、各非磁性基板3の間に挟まれたトラッ
ク4とからなる。従って、1個の本発明に係る磁気ヘッ
ド1には、トラック4が少なくとも2つ存在する。本発
明においては、磁気ヘッド1に対して所望されるトラッ
ク4の間のピッチLa、Lb、およびLcに合致する厚
みを有する非磁性基板3が用いられる。すなわち、所望
されるトラック4の間のピッチLaからトラック4の厚
みTTを減じた厚みの非磁性基板3aが用いられる。同
様に、ピッチLbからトラック4の厚みTTを減じた厚
みの非磁性基板3bが、ピッチLcからトラック4の厚
みTTを減じた厚みの非磁性基板3cが用いられる。も
ちろん、必要に応じて、非磁性基板3の表面を研磨して
所望の厚みにしてもよい。なお、ここでは、説明を容易
にするため各トラック4の厚みTTはすべて同一とした
が、厚みTTが各トラック4により異なる場合には、各
トラック4の厚みと所望されるトラック間ピッチに合わ
せて非磁性基板3の厚みが決定される。
【0018】非磁性基板3の代表的な材質としては、ガ
ラスおよび合金基板を挙げることができる。本発明に用
いられ得る合金基板としては、MgO、NiO、TiO
2合金基板、Ca、TiO2合金基板等を挙げることがで
きる。
【0019】トラック4は金属磁性薄膜41を複数層積
層して構成されている。金属磁性薄膜41に用いられる
代表的な金属としては、CO、Nb、Ta、Zr合金、
FeTa、N2合金等を挙げることができる。非磁性基
板3に対してこれらの合金または金属単体をスパッタ法
等により積層することを繰り返してトラック4が形成さ
れる。
【0020】本発明においては、上述のように、磁気ヘ
ッド1に対して所望されるトラック4の間のピッチLに
合致する厚みを有する非磁性基板3を用いて作成される
ため、図9に示すような複数個の磁気ヘッド4を並列に
並べた従来例とは異なり、本発明に係る磁気ヘッド1
は、複数個のトラック4を有する1つの磁気ヘッド1と
して、必ずトラック4の間のピッチLを一定にすること
ができる。換言すれば、本発明においては、所望される
トラック間ピッチLに合わせて非磁性基板3の厚みを調
節または所望されるトラック間ピッチLに合った厚みを
有する非磁性基板3を重ね合わせて磁気ヘッド1を構成
することにより、トラック4の間のピッチLを所望され
る一定の値に合わせることが容易かつ確実にできる。
【0021】本発明に係る磁気ヘッド1は、複数個のト
ラック4を有する1つの磁気ヘッド1であるので、図1
に示すように、確実に一直線S上にギャップ6を位置さ
せることができる。また、各トラック4ごとに高さ位置
が異なるということがあり得ないので、確実に磁気ヘッ
ド1の先端をすべて同じ高さ位置にそろうようにするこ
とができる。
【0022】さらに、本発明に係る磁気ヘッド1は、ト
ラック4を複数層積層された金属磁性薄膜41から構成
したいわゆるラミネート型磁気ヘッドであるため、いわ
ゆるフェライト型磁気ヘッドおよびMIG(メタル−イ
ン−ギャップ)型磁気ヘッドと比較して、より高い記録
密度を有する記録媒体にも適用可能である。具体的には
積層型磁気ヘッドの場合、高周波特性に優れているた
め、フェライト型磁気ヘッドやMIG型磁気ヘッドに比
べ、C/N値は40MHzで約3dB高く、同じトラッ
クピッチや記録波長であっても、高密度記録された磁気
媒体の読みとりが容易にできる。
【0023】次に、本発明に係る磁気ヘッド1を製造す
る方法について詳述する。本発明においては、まず、図
3に示すように所望されるトラック間ピッチLに応じた
厚みを有する非磁性基板3の面上に金属磁性薄膜41を
複数層積層させてトラック4を形成する。前述の通り、
非磁性基板3に金属磁性薄膜41を積層させる具体的な
方法としては、CoNbTaZr合金、FeTaN合金、ま
たはこれらの合金を構成する各単体金属をスパッタ法等
により積層することを繰り返す方法を挙げることができ
る。
【0024】次に、上記のようにトラック4が形成され
た非磁性基板3の面を重ね合わせることにより、積層体
ブロック27を作成する。本発明においては、この積層
体ブロックは少なくとも3枚の非磁性基板3と、これら
の各非磁性基板3に挟まれるトラック4から構成され
る。なぜなら、2枚の非磁性基板3から積層体ブロック
を構成しても、この積層体ブロックから結果として得ら
れる磁気ヘッドは、2枚の非磁性基板とそれに挟まれた
1つのトラックとからなり、従来の磁気ヘッドと何ら変
わらないからである。なお、非磁性基板3の重ね合わせ
の際には、PbO、ZnO、B2O3等から成る結晶化ガラ
ス層等を設けて各非磁性基板を接合接着する。
【0025】片面のみにトラック4を形成した各非磁性
基板3を重ね合わせて積層体ブロック27を作成しても
良いが、図4に示すように、両面にトラック4を形成し
た非磁性体基板3’を他の2枚の非磁性基板3により挟
むようにして積層体ブロック27を作成することが好ま
しい。このようにすれば、片面のみにトラック4を形成
した各非磁性基板3を重ね合わせることと比較して、ト
ラック間ピッチLの精度をより向上させることができる
からである。
【0026】上記のように作成された積層体ブロック2
7は、次に、図5(a)に示すように、トラック4に対
して略垂直方向に切断され、プレート26となる。この
得られたプレート26の切断面に、図5(b)に示すよ
うに、巻線溝5を切削加工により形成する。次いで、巻
線溝5が形成されたプレート26の切断面に鏡面加工が
施され、この鏡面加工された切断面にガラスをスパッタ
等により積層し、ギャップ6を形成する。このようにし
て得られたプレート26aと同一のプレート26bをも
う一枚用意し、巻線溝5が内側になるようにギャップ6
同士を突き合わせて、これら1対のプレート26a・b
を接合ガラスにより接合する。
【0027】通常、図5(b)・(c)に示すように、
巻線溝5はプレート26に複数個設けられるため、1対
のプレート26a・bを接合ガラスにより接合して得ら
れたギャップドプレート25を巻線溝5に平行な面で切
断してギャップドバーを得る。なお、巻線溝5がプレー
ト26に1カ所しか設けられない場合には、このような
切断は必要ではない。
【0028】このようにして得られた磁気ヘッド1は、
上述したように、磁気ヘッド1に対して所望されるトラ
ック4の間のピッチLに合致する厚みを有する非磁性基
板3を用いて作成されるため、トラック4の間のピッチ
Lを所望される一定の値に合わせることが容易かつ確実
にできる。また、本発明に係る磁気ヘッド1は、複数個
のトラック4を有する1つの磁気ヘッド1であるので、
図1に示すように、一直線S上にギャップ6を位置させ
ること、および磁気ヘッド1の先端をすべて同じ高さ位
置にそろうようにすることを容易かつ確実に行うことが
できる。また、本発明に係る磁気ヘッド1は、ラミネー
ト型磁気ヘッドであるため、より高い記録密度を有する
記録媒体にも適用可能である。
【0029】得られた磁気ヘッド1は、図6に示すよう
に、トラック4近傍を除く箇所を切削されて、トラック
近傍4を島状に残すような側面視凹凸形状に加工され
る。このようにして島状に残された磁気ヘッド1の一方
または両方の磁気コア半体本体21の周囲に、巻線溝5
を通されながら、巻線51が巻き付けられる。その後、
図7(a)に示すように、この磁気ヘッド1は平板状の
ヘッド基台9上に備えられ、磁気ヘッド装置とされる。
このような磁気ヘッド装置もまた、本発明の趣旨に含ま
れると解釈されるべきである。磁気ヘッド装置は、図7
(b)に示すように、磁気テープの走行方向(矢印B)
の直交方向に対して一定のアジマス角度θだけ傾けられ
た状態でセットされて使用に供される。
【0030】
【発明の効果】本発明により、所望されるトラック間ピ
ッチLに合わせることが容易であると共に、確実に一直
線S上にギャップを位置させることができるだけでな
く、確実にその先端がすべて同じ高さ位置にそろうよう
にすることができ、さらに高記録密度記録媒体にも適用
可能な磁気ヘッドおよびその製造方法が提供される。
【0031】特に、図4に示すように、両面にトラック
4を形成した非磁性体基板3’を他の2枚の非磁性基板
3により挟むようにして積層体ブロック27を作成すれ
ば、トラック間ピッチLの精度をより向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る磁気ヘッドを示す斜投影図
【図2】(a)は本発明に係る磁気ヘッドを示す平面図 (b)は本発明に係る磁気ヘッドを示す側面図 (c)は本発明に係る磁気ヘッドを示す正面図 (d)は図2(b)に示される円部分の拡大図
【図3】本発明に係る磁気ヘッドの製造方法のうち、ト
ラック形成工程を示す図
【図4】好ましい積層体ブロック27の作成方法を示す
【図5】(a)本発明に係る磁気ヘッドの製造方法のう
ち、プレート作成工程を示す図 (b)本発明に係る磁気ヘッドの製造方法のうち、巻線
溝形成工程およびギャップ形成工程を示す図 (c)本発明に係る磁気ヘッドの製造方法のうち、接合
工程を示す図
【図6】磁気ヘッド1を切削加工して、巻線51を巻き
付ける状態を示す図
【図7】(a)本発明に係る磁気ヘッド装置の斜投影図 (b)本発明に係る磁気ヘッド装置の使用状態を表す平
面図
【図8】従来、提案されたマルチチャンネル磁気ヘッド
装置を示す図
【図9】磁気ヘッド装置の使用状態を示す図8の平面図
【符号の説明】
1:磁気ヘッド 2:磁気コア半体 21:磁気コア半体本体 27:積層体ブロック 26:プレート 3:非磁性基板 4:トラック 41:金属磁性薄膜 5:巻線溝 51:巻線 6:ギャップ 7:接合ガラス 9:(従来の)磁気ヘッド装置 91:ヘッド基台 92:磁気ヘッド 921:非磁性基板 922:トラック 93:磁気コア半体 94:ギャップ 96:巻線窓 B:磁気テープの走行方向 L:トラック間ピッチ TT:トラック4の厚み θ:アジマス角度

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所望されるトラック間ピッチに応じた厚
    みを有する非磁性基板(3)を少なくとも3枚重ね合わ
    せた磁気コア半体本体(21)と、 前記各非磁性基板(3)の間に挟まれ、複数層積層され
    た金属磁性薄膜(41)からなる少なくとも2つのトラ
    ック(4)と、 前記磁気コア半体本体(21)の一側面に形成された巻
    線溝(5)と、 前記巻線溝(5)が形成された前記磁気コア半体本体
    (21)の一側面上に形成されたガラスからなるギャッ
    プ(6)とを備えた長尺状の一対の磁気コア半体(2)
    を、前記巻線溝(5)が内側になるように前記ギャップ
    (6)同士を突き合わせて接合ガラスにより接合してな
    るギャップドバー形磁気ヘッド。
  2. 【請求項2】 所望されるトラック間ピッチに応じた厚
    みを有する非磁性基板(3)に金属磁性薄膜(41)を
    複数層積層させてトラック(4)を形成するトラック形
    成工程と、 前記非磁性基板(3)を重ね合わせることにより、少な
    くとも3枚の非磁性基板(3)から構成され、前記非磁
    性基板(3)の間に少なくとも2つのトラック(4)が
    挟まれた積層体ブロック(27)を作成する積層体ブロ
    ック形成工程と、 前記トラック(4)に対して略直交方向に前記積層体ブ
    ロック(27)を切断してプレート(26)を作成する
    プレート作成工程と、 前記切断面に巻線溝(5)を前記トラックに対して直交
    方向に形成する巻線溝形成工程と、 前記切断面にガラスからなるギャップ(6)を形成する
    ギャップ形成工程と、 前記巻線溝(5)が内側になるように前記ギャップ
    (6)同士を突き合わせて接合ガラスにより接合する接
    合工程とを包含するギャップドバー形磁気ヘッドの製造
    方法。
  3. 【請求項3】 前記巻線溝形成工程において前記巻線溝
    (5)が複数本形成され、前記接合工程の後に、前記巻
    線溝に平行な面で前記プレート(26)を切断してギャ
    ップドバーを作成するギャップドバー作成工程をさらに
    包含する、請求項2に記載の磁気ヘッドの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記トラック形成工程において、前記非
    磁性基板(3)の両面にトラック(4)を形成し、 前記積層体ブロック形成工程において、少なくとも2枚
    の他の非磁性基板(3)の間に前記両面にトラック
    (4)が形成された非磁性基板(3)を挟む、請求項2
    または3のいずれかに記載の磁気ヘッドの製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の磁気ヘッドをヘッド基
    台上に戴置してなる磁気ヘッド装置。
  6. 【請求項6】 前記接合工程により得られた磁気ヘッド
    を、ヘッド基台上に戴置する戴置工程をさらに包含す
    る、請求項2から4までのいずれかに記載の磁気ヘッド
    装置の製造方法。
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