JPH04353613A - ダブルアジマス磁気ヘッドおよびその製造方法並びに磁気記録再生装置 - Google Patents
ダブルアジマス磁気ヘッドおよびその製造方法並びに磁気記録再生装置Info
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- JPH04353613A JPH04353613A JP12714091A JP12714091A JPH04353613A JP H04353613 A JPH04353613 A JP H04353613A JP 12714091 A JP12714091 A JP 12714091A JP 12714091 A JP12714091 A JP 12714091A JP H04353613 A JPH04353613 A JP H04353613A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、VTRなどの磁気記録
再生装置に使用されるダブルアジマス磁気ヘッドおよび
その製造方法並びにこの磁気ヘッドを用いた磁気記録再
生装置に関する。
再生装置に使用されるダブルアジマス磁気ヘッドおよび
その製造方法並びにこの磁気ヘッドを用いた磁気記録再
生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、VTRなどの磁気記録再生装置に
おいては、高密度記録化が要求され、それに伴い磁気ヘ
ッドも狭トラック化、狭ギャップ化したものが要求され
ている。また、記録方式も狭トラック化に対応するため
アジマス記録という手法で隣接トラック間のクロストー
クを軽減している。
おいては、高密度記録化が要求され、それに伴い磁気ヘ
ッドも狭トラック化、狭ギャップ化したものが要求され
ている。また、記録方式も狭トラック化に対応するため
アジマス記録という手法で隣接トラック間のクロストー
クを軽減している。
【0003】従来の家庭用および業務放送用VTRにお
いては、特殊再生機能(スロー、スチル、高速サーチ等
)やYC分離記録等の使途が実用化されており、複数個
の記録再生ヘッドが必要となってきている。
いては、特殊再生機能(スロー、スチル、高速サーチ等
)やYC分離記録等の使途が実用化されており、複数個
の記録再生ヘッドが必要となってきている。
【0004】以下、従来の単一ヘッドベースの先端に2
個のヘッドチップを固定した磁気ヘッドについて図6を
用いて説明する。
個のヘッドチップを固定した磁気ヘッドについて図6を
用いて説明する。
【0005】図6(a)はヘッドベースを含めた全体の
平面図であり、図6(b)はヘッド摺動面から見た正面
図を表す。図6では、ヘッドチップ23、24を個別に
作製し、スリット25が設けてあるヘッドベース3に接
着している。図6(b)において、4はヘッドギャップ
、5はフェライトから成るヘッドコア、6はモールドガ
ラス、TW1はヘッドチップ23のトラック幅、TW2
はヘッドチップ24のトラック幅である。通常、TW1
>TW2で、TW1は標準記録モ−ド、TW2は長時間
記録モ−ドに使用されている。
平面図であり、図6(b)はヘッド摺動面から見た正面
図を表す。図6では、ヘッドチップ23、24を個別に
作製し、スリット25が設けてあるヘッドベース3に接
着している。図6(b)において、4はヘッドギャップ
、5はフェライトから成るヘッドコア、6はモールドガ
ラス、TW1はヘッドチップ23のトラック幅、TW2
はヘッドチップ24のトラック幅である。通常、TW1
>TW2で、TW1は標準記録モ−ド、TW2は長時間
記録モ−ドに使用されている。
【0006】また、図6(b)で、ギャップ間距離Xを
調整装置にて所定寸法に規制し、ヘッドチップ23、2
4をそれぞれ接着し、ヘッドベース3をシリンダに取り
付ける面Syからのトラック位置H1、H2を最終的に
調整するにあたっては、スリット25の左右でヘッドベ
ース3を弾性変形させて調整している。さらに、ヘッド
チップ23、24はそれぞれアジマスθ1、θ2をもち
、θ1とθ2は正負逆のアジマスであるために一般にダ
ブルアジマスヘッドと呼ばれている。その一例として特
開昭60−83212号公報に記載のものなどがある。
調整装置にて所定寸法に規制し、ヘッドチップ23、2
4をそれぞれ接着し、ヘッドベース3をシリンダに取り
付ける面Syからのトラック位置H1、H2を最終的に
調整するにあたっては、スリット25の左右でヘッドベ
ース3を弾性変形させて調整している。さらに、ヘッド
チップ23、24はそれぞれアジマスθ1、θ2をもち
、θ1とθ2は正負逆のアジマスであるために一般にダ
ブルアジマスヘッドと呼ばれている。その一例として特
開昭60−83212号公報に記載のものなどがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術の延長で、ヘッドチップを1つ1つ個別に作製しヘ
ッドベースに接着し、複数のヘッドについてトラック位
置H1+TW1/2、H2+TW2/2を調整していく
ことは非常に困難であるという課題を有していた。本発
明は、トラック高さ精度の揃ったダブルアジマス磁気ヘ
ッド並びにそのヘッドを精度良く、容易に製造できる製
造方法、更には、その磁気ヘッドを用いた磁気記録再生
装置の提供を目的とする。
技術の延長で、ヘッドチップを1つ1つ個別に作製しヘ
ッドベースに接着し、複数のヘッドについてトラック位
置H1+TW1/2、H2+TW2/2を調整していく
ことは非常に困難であるという課題を有していた。本発
明は、トラック高さ精度の揃ったダブルアジマス磁気ヘ
ッド並びにそのヘッドを精度良く、容易に製造できる製
造方法、更には、その磁気ヘッドを用いた磁気記録再生
装置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のダブルアジマス磁気ヘッドは、Cコア半
体ギャップ面の高さ方向となる位置に、巻線窓の鋭角方
向がそれぞれ逆方向になるように2ケ以上の巻線用の溝
を施し、そのCコア半体とIコア半体とを接合しギャッ
プドバーを形成し、トラックにアジマスを付けて切断し
、巻線窓ごとにヘッドチップを切断し、ヘッドトラック
高さの揃った2ケ以上のダブルアジマス(正のアジマス
と負のアジマス)磁気ヘッドを作製し、一つのヘッドベ
ースの先端にその磁気ヘッドを固定し、一体型2アジマ
ス磁気ヘッドとする。
めに、本発明のダブルアジマス磁気ヘッドは、Cコア半
体ギャップ面の高さ方向となる位置に、巻線窓の鋭角方
向がそれぞれ逆方向になるように2ケ以上の巻線用の溝
を施し、そのCコア半体とIコア半体とを接合しギャッ
プドバーを形成し、トラックにアジマスを付けて切断し
、巻線窓ごとにヘッドチップを切断し、ヘッドトラック
高さの揃った2ケ以上のダブルアジマス(正のアジマス
と負のアジマス)磁気ヘッドを作製し、一つのヘッドベ
ースの先端にその磁気ヘッドを固定し、一体型2アジマ
ス磁気ヘッドとする。
【0009】使用するヘッドチップはバルクタイプ、M
IGタイプ、積層タイプのいずれかとする。
IGタイプ、積層タイプのいずれかとする。
【0010】
【作用】本発明は上記した構成によって、トラック幅が
同一で、ギャップドバ−でアジマスを付けているために
、正のアジマスヘッドチップと負のアジマスヘッドチッ
プとでトラック高さの揃ったダブルアジマス磁気ヘッド
とすることができる。
同一で、ギャップドバ−でアジマスを付けているために
、正のアジマスヘッドチップと負のアジマスヘッドチッ
プとでトラック高さの揃ったダブルアジマス磁気ヘッド
とすることができる。
【0011】また、本発明のダブルアジマス磁気ヘッド
の製造方法はヘッドチップ群のトラック高さ加工精度を
向上することができ、ヘッドチップはバルクタイプ、M
IGタイプ、積層タイプのいずれでも実現できる。
の製造方法はヘッドチップ群のトラック高さ加工精度を
向上することができ、ヘッドチップはバルクタイプ、M
IGタイプ、積層タイプのいずれでも実現できる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。
ながら説明する。
【0013】図1は本発明のダブルアジマス磁気ヘッド
の実施例例を示したものである。図1(a)はヘッドベ
ース3の先端にヘッドチップ1、2が搭載されている2
アジマス磁気ヘッドの平面図である。ヘッド摺動面から
見たヘッド構成の例としては、例えば図1(b)〜図1
(d)に示す様なものがあげられる。
の実施例例を示したものである。図1(a)はヘッドベ
ース3の先端にヘッドチップ1、2が搭載されている2
アジマス磁気ヘッドの平面図である。ヘッド摺動面から
見たヘッド構成の例としては、例えば図1(b)〜図1
(d)に示す様なものがあげられる。
【0014】図1(b)において1、2はフェライト、
センダストなどの軟磁性ブロック5からなるヘッドチッ
プで、6はモールドガラス、4はヘッドギャップであり
、Twはトラック幅を示している。ここで、ヘッドベー
スの左右で正のアジマス+θ、負のアジマス−θとして
いる。また、ヘッドベース3をシリンダに取り付けると
きの基準面Sy(≒ヘッドチップの側面端)からのトラ
ック位置をHで同一寸法としている。
センダストなどの軟磁性ブロック5からなるヘッドチッ
プで、6はモールドガラス、4はヘッドギャップであり
、Twはトラック幅を示している。ここで、ヘッドベー
スの左右で正のアジマス+θ、負のアジマス−θとして
いる。また、ヘッドベース3をシリンダに取り付けると
きの基準面Sy(≒ヘッドチップの側面端)からのトラ
ック位置をHで同一寸法としている。
【0015】図1(c)は、図1(b)中のフェライト
5のギャップ4近傍に高飽和磁束密度の軟磁性薄膜7を
配したいわゆるMIG(Metal−in−gap)タ
イプのヘッドチップで構成されているダブルアジマス磁
気ヘッドの一例である。
5のギャップ4近傍に高飽和磁束密度の軟磁性薄膜7を
配したいわゆるMIG(Metal−in−gap)タ
イプのヘッドチップで構成されているダブルアジマス磁
気ヘッドの一例である。
【0016】図1(d)は、非磁性の基板15で主コア
となる軟磁性薄膜14を挟持し、軟磁性薄膜14の中に
絶縁層17を配した積層コア18から成る積層タイプの
ダブルアジマス磁気ヘッドの一例であり、16は非磁性
の基板15と軟磁性薄膜14と絶縁層17からなる主コ
アを接合する接着層である。
となる軟磁性薄膜14を挟持し、軟磁性薄膜14の中に
絶縁層17を配した積層コア18から成る積層タイプの
ダブルアジマス磁気ヘッドの一例であり、16は非磁性
の基板15と軟磁性薄膜14と絶縁層17からなる主コ
アを接合する接着層である。
【0017】本発明のダブルアジマス磁気ヘッドの構成
は、正のアジマスを有するヘッドチップと負のアジマス
を有するヘッドチップとの間で、それぞれのヘッドチッ
プの側面端トラック幅中心までの距離が同一で、且つ、
トラック幅が同一であることを特徴とした一体型2アジ
マス磁気ヘッドである。この磁気ヘッドを用いれば、正
のアジマスヘッドで映像信号を、負のアジマスヘッドで
音声信号をそれぞれ同一テープトラック上にオフトラッ
ク無しで多重周波数記録(磁気テープへの深層記録)を
することができる磁気記録再生装置が実現できる。
は、正のアジマスを有するヘッドチップと負のアジマス
を有するヘッドチップとの間で、それぞれのヘッドチッ
プの側面端トラック幅中心までの距離が同一で、且つ、
トラック幅が同一であることを特徴とした一体型2アジ
マス磁気ヘッドである。この磁気ヘッドを用いれば、正
のアジマスヘッドで映像信号を、負のアジマスヘッドで
音声信号をそれぞれ同一テープトラック上にオフトラッ
ク無しで多重周波数記録(磁気テープへの深層記録)を
することができる磁気記録再生装置が実現できる。
【0018】次に図2により本発明のダブルアジマス磁
気ヘッドの製造方法の一実施例について説明する。
気ヘッドの製造方法の一実施例について説明する。
【0019】図2(a)〜図2(g)は、その製造工程
を順次示している。 図2(a)は、フェライトからなる一体の大きな軟磁性
体ブロックbである。
を順次示している。 図2(a)は、フェライトからなる一体の大きな軟磁性
体ブロックbである。
【0020】図2(b)は、その磁性体ブロックbから
Cコア半体9とIコア半体10とを切り出し、それぞれ
のギャップ面となる面にそれぞれ同一ピッチでトラック
幅Twを規制する溝8を形成する。
Cコア半体9とIコア半体10とを切り出し、それぞれ
のギャップ面となる面にそれぞれ同一ピッチでトラック
幅Twを規制する溝8を形成する。
【0021】図2(c)は、Cコア半体9にはギャップ
面の高さ方向にヘッドのフロントディプスを規制する巻
線窓の鋭角方向がそれぞれ上下になるように2ケの巻線
用のC窓溝12、13を施したところを示している。
面の高さ方向にヘッドのフロントディプスを規制する巻
線窓の鋭角方向がそれぞれ上下になるように2ケの巻線
用のC窓溝12、13を施したところを示している。
【0022】図2(d)は、前記トラック幅Twを規制
する溝8とTwを基準に、Cコア半体9とIコア半体1
0とをガラスとSiO2から成る空隙材11を介してヘ
ッドギャップ4を形成し、トラック幅規制の溝8にモー
ルド用のガラス6を流し込みギャップドバーgを得たと
ころである。このとき矢印A(上方)と矢印B(下方)
との両側からトラックの突き合わせを見ている。
する溝8とTwを基準に、Cコア半体9とIコア半体1
0とをガラスとSiO2から成る空隙材11を介してヘ
ッドギャップ4を形成し、トラック幅規制の溝8にモー
ルド用のガラス6を流し込みギャップドバーgを得たと
ころである。このとき矢印A(上方)と矢印B(下方)
との両側からトラックの突き合わせを見ている。
【0023】図2(e)は、ギャップドバ−gを一点鎖
線L1のようにアジマスθをつけてスライスする。
線L1のようにアジマスθをつけてスライスする。
【0024】図2(f)は、スライスされた2体のヘッ
ドチップ1、2を示しており、これを一点鎖線L2のよ
うに巻線窓ごとにスライスし個別のヘッドチップとする
。
ドチップ1、2を示しており、これを一点鎖線L2のよ
うに巻線窓ごとにスライスし個別のヘッドチップとする
。
【0025】図2(g)は、第2図(f)から個別にし
たヘッドチップである。図2(f)で巻線窓が上下逆に
設けてあるので、矢印Aと矢印Bとから見たヘッドチッ
プ1、2は、それぞれ図2(g)のようになり、両者は
アジマスが+θと−θとなり、トラック高さHが等しく
、さらに、トラック幅Twも揃ったダブルアジマス磁気
ヘッドチップができる。この2チップをヘッドベ−スに
貼り付けると図1(b)のようなダブルアジマス磁気ヘ
ッドとなる。
たヘッドチップである。図2(f)で巻線窓が上下逆に
設けてあるので、矢印Aと矢印Bとから見たヘッドチッ
プ1、2は、それぞれ図2(g)のようになり、両者は
アジマスが+θと−θとなり、トラック高さHが等しく
、さらに、トラック幅Twも揃ったダブルアジマス磁気
ヘッドチップができる。この2チップをヘッドベ−スに
貼り付けると図1(b)のようなダブルアジマス磁気ヘ
ッドとなる。
【0026】次に図3を参照しながら本発明のダブルア
ジマス磁気ヘッドの製造方法の他の実施例について説明
する。
ジマス磁気ヘッドの製造方法の他の実施例について説明
する。
【0027】図3では、図2で説明した製造方法の図2
(a)〜図2(c)までは同様の工程であるが、トラッ
ク幅規制を施した後のギャップ面に、高飽和磁束密度の
軟磁性薄膜4をスパッタリング法で図3(a)のように
所定の厚さ形成する。本実施例では、この薄膜4にFe
−Al−Si合金薄膜を使用した。この薄膜4の上から
ガラスとSiO2から成る空隙材11を介してヘッドギ
ャップ4を形成し、トラック幅規制の溝にモールド用の
ガラス6を流し込みギャップドバーgを得る。このとき
矢印A(上方)と矢印B(下方)との両側からトラック
の突き合わせを見ている。
(a)〜図2(c)までは同様の工程であるが、トラッ
ク幅規制を施した後のギャップ面に、高飽和磁束密度の
軟磁性薄膜4をスパッタリング法で図3(a)のように
所定の厚さ形成する。本実施例では、この薄膜4にFe
−Al−Si合金薄膜を使用した。この薄膜4の上から
ガラスとSiO2から成る空隙材11を介してヘッドギ
ャップ4を形成し、トラック幅規制の溝にモールド用の
ガラス6を流し込みギャップドバーgを得る。このとき
矢印A(上方)と矢印B(下方)との両側からトラック
の突き合わせを見ている。
【0028】さらに、図3(a)で、ギャップドバ−g
を一点鎖線L1のようにアジマスθをつけてスライスし
、また一点鎖線L2のように巻線窓ごとにスライスする
と図3(b)のような個別のヘッドチップ1、2が得ら
れる。図3(b)は、図3(a)から個別にしたヘッド
チップである。図3(b)で巻線窓が上下逆に設けてあ
るので、矢印Aと矢印Bとから見たヘッドチップ1、2
は、それぞれアジマスが+θと−θとなり、トラック高
さHが等しく、さらに、トラック幅Twも揃ったMIG
タイプのダブルアジマス磁気ヘッドチップとなる。
を一点鎖線L1のようにアジマスθをつけてスライスし
、また一点鎖線L2のように巻線窓ごとにスライスする
と図3(b)のような個別のヘッドチップ1、2が得ら
れる。図3(b)は、図3(a)から個別にしたヘッド
チップである。図3(b)で巻線窓が上下逆に設けてあ
るので、矢印Aと矢印Bとから見たヘッドチップ1、2
は、それぞれアジマスが+θと−θとなり、トラック高
さHが等しく、さらに、トラック幅Twも揃ったMIG
タイプのダブルアジマス磁気ヘッドチップとなる。
【0029】次に積層タイプのヘッドチップを搭載した
多チャンネル磁気ヘッドの製造方法について図面を参照
しながら説明する。
多チャンネル磁気ヘッドの製造方法について図面を参照
しながら説明する。
【0030】図4(a)〜図4(e)は、その製造工程
を順次示している。 図4(a)は、非磁性の基板15上にスパッタリング法
で軟磁性薄膜14と絶縁層17とを交互に形成して主コ
アとなる積層磁性膜を形成しa1基板とする。また、同
様にa2、a3、・・・と積層磁性膜を形成した基板を
複数枚作製する。ここで、16はガラスなどの接着層で
、18は積層された主コアである。本実施例では、この
軟磁性薄膜14にCoを主成分とするアモルファス合金
薄膜を使用し、絶縁層17にはSiO2薄膜を用いた。
を順次示している。 図4(a)は、非磁性の基板15上にスパッタリング法
で軟磁性薄膜14と絶縁層17とを交互に形成して主コ
アとなる積層磁性膜を形成しa1基板とする。また、同
様にa2、a3、・・・と積層磁性膜を形成した基板を
複数枚作製する。ここで、16はガラスなどの接着層で
、18は積層された主コアである。本実施例では、この
軟磁性薄膜14にCoを主成分とするアモルファス合金
薄膜を使用し、絶縁層17にはSiO2薄膜を用いた。
【0031】図4(b)は、積層磁性膜の面ともう一方
の非磁性の基板の面とを接着層16を用いて接着し一体
の多層ブロックaを形成したところである。ここで、1
9は軟磁性薄膜14と絶縁層17と接着層16とを表わ
している。
の非磁性の基板の面とを接着層16を用いて接着し一体
の多層ブロックaを形成したところである。ここで、1
9は軟磁性薄膜14と絶縁層17と接着層16とを表わ
している。
【0032】図4(c)は、一体の多層ブロックaから
積層Cコア半体20と積層Iコア半体21とを切り出し
、積層Cコア半体20にはギャップ面の高さ方向にヘッ
ドのフロントディプスを規制する巻線窓の鋭角方向がそ
れぞれ上下になるように2ケの巻線用のC窓溝12、1
3を施したところを示している。ここで、トラック幅T
wは軟磁性薄膜14と絶縁層17とを交互に配して形成
された主コア18の幅となる。
積層Cコア半体20と積層Iコア半体21とを切り出し
、積層Cコア半体20にはギャップ面の高さ方向にヘッ
ドのフロントディプスを規制する巻線窓の鋭角方向がそ
れぞれ上下になるように2ケの巻線用のC窓溝12、1
3を施したところを示している。ここで、トラック幅T
wは軟磁性薄膜14と絶縁層17とを交互に配して形成
された主コア18の幅となる。
【0033】図4(d)は、積層Cコア半体と積層Iコ
ア半体とをガラスとSiO2から成る空隙材11を介し
てヘッドギャップ4を形成し、巻線窓に接着用のガラス
26を流し込みギャップドバーgを得たところである。 さらに、図4(d)でギャップドバ−gを一点鎖線L1
のようにアジマスθをつけてスライスし、また一点鎖線
L2のように巻線窓ごとにスライスすると第4図(e)
のような個別のヘッドチップ1、2が得られる。図4(
e)は、図4(d)から個別にしたヘッドチップである
。図4(d)で巻線窓が上下逆に設けてあるので、矢印
Aと矢印Bとから見たヘッドチップ1、2は、それぞれ
アジマスが+θと−θとなり、トラック高さHが等しく
、さらに、トラック幅Twも揃った積層タイプのダブル
アジマス磁気ヘッドチップとなる。
ア半体とをガラスとSiO2から成る空隙材11を介し
てヘッドギャップ4を形成し、巻線窓に接着用のガラス
26を流し込みギャップドバーgを得たところである。 さらに、図4(d)でギャップドバ−gを一点鎖線L1
のようにアジマスθをつけてスライスし、また一点鎖線
L2のように巻線窓ごとにスライスすると第4図(e)
のような個別のヘッドチップ1、2が得られる。図4(
e)は、図4(d)から個別にしたヘッドチップである
。図4(d)で巻線窓が上下逆に設けてあるので、矢印
Aと矢印Bとから見たヘッドチップ1、2は、それぞれ
アジマスが+θと−θとなり、トラック高さHが等しく
、さらに、トラック幅Twも揃った積層タイプのダブル
アジマス磁気ヘッドチップとなる。
【0034】次に、本発明の製造方法で造られたダブル
アジマス磁気ヘッドを用いて、これを磁気記録再生装置
へ搭載したときの一実施例について図面を参照しながら
説明する。
アジマス磁気ヘッドを用いて、これを磁気記録再生装置
へ搭載したときの一実施例について図面を参照しながら
説明する。
【0035】図5(a)、(b)は本発明のダブルアジ
マス磁気ヘッドを磁気記録再生装置に搭載する場合のヘ
ッドベ−スユニットの一例を示したものである。
マス磁気ヘッドを磁気記録再生装置に搭載する場合のヘ
ッドベ−スユニットの一例を示したものである。
【0036】図5(a)はヘッドベース3の先端にヘッ
ドチップ1、2が搭載されているダブルアジマス磁気ヘ
ッドの平面図である。図5(a)において、ヘッドベ−
ス3の先端にはあらかじめトラック幅Twの厚み分の段
差22が設けてある。図5(b)は、図5(a)をヘッ
ド摺動面から見た正面図である。
ドチップ1、2が搭載されているダブルアジマス磁気ヘ
ッドの平面図である。図5(a)において、ヘッドベ−
ス3の先端にはあらかじめトラック幅Twの厚み分の段
差22が設けてある。図5(b)は、図5(a)をヘッ
ド摺動面から見た正面図である。
【0037】本発明のダブルアジマス磁気ヘッドチップ
は、トラック高さHが等しく、さらに、トラック幅Tw
も同じヘッドなので、ヘッドベ−スにあらかじめ所定の
段差を設けておけば1トラックピッチ分ずれ、それぞれ
アジマスが+θと−θのダブルアジマス磁気ヘッドとな
り、これを磁気記録再生装置に搭載し同時アジマス記録
することができる。
は、トラック高さHが等しく、さらに、トラック幅Tw
も同じヘッドなので、ヘッドベ−スにあらかじめ所定の
段差を設けておけば1トラックピッチ分ずれ、それぞれ
アジマスが+θと−θのダブルアジマス磁気ヘッドとな
り、これを磁気記録再生装置に搭載し同時アジマス記録
することができる。
【0038】
【発明の効果】以上のように本発明のダブルアジマス磁
気ヘッドは、一つのヘッドベースの先端にヘッドチップ
のアジマスが+θと−θで、トラック高さHが等しく、
さらに、トラック幅Twも揃ったダブルアジマス磁気ヘ
ッドの構成としているので、正のアジマスヘッドで映像
信号を、負のアジマスヘッドで音声信号をそれぞれ同一
テープトラック上にオフトラック無しで多重周波数記録
をすることができる。
気ヘッドは、一つのヘッドベースの先端にヘッドチップ
のアジマスが+θと−θで、トラック高さHが等しく、
さらに、トラック幅Twも揃ったダブルアジマス磁気ヘ
ッドの構成としているので、正のアジマスヘッドで映像
信号を、負のアジマスヘッドで音声信号をそれぞれ同一
テープトラック上にオフトラック無しで多重周波数記録
をすることができる。
【0039】また、本発明のダブルアジマス磁気ヘッド
の製造方法によれば、Cコア半体ギャップ面の高さ方向
となる位置に、ヘッドチップのフロントディプスを規制
する巻線窓の鋭角方向がそれぞれ逆方向になるような2
つの巻線窓を形成して、そのCコア半体とIコア半体と
を接合しギャップドバ−を造り、トラックにアジマスを
付けて切断し、さらに、巻線窓ごとにヘッドチップを切
断することにより、アジマスが+θと−θで、トラック
高さHが等しく、さらに、トラック幅Twも揃ったダブ
ルアジマス磁気ヘッドが得られる。これにより、ヘッド
チップのトラック高さ精度がたいへん向上し、従来のよ
うにヘッドベ−スを弾性変形させてトラック高さを調整
する必要がなくなる。
の製造方法によれば、Cコア半体ギャップ面の高さ方向
となる位置に、ヘッドチップのフロントディプスを規制
する巻線窓の鋭角方向がそれぞれ逆方向になるような2
つの巻線窓を形成して、そのCコア半体とIコア半体と
を接合しギャップドバ−を造り、トラックにアジマスを
付けて切断し、さらに、巻線窓ごとにヘッドチップを切
断することにより、アジマスが+θと−θで、トラック
高さHが等しく、さらに、トラック幅Twも揃ったダブ
ルアジマス磁気ヘッドが得られる。これにより、ヘッド
チップのトラック高さ精度がたいへん向上し、従来のよ
うにヘッドベ−スを弾性変形させてトラック高さを調整
する必要がなくなる。
【0040】本発明のダブルアジマス磁気ヘッドチップ
は、トラック高さHが等しく、さらに、トラック幅Tw
も同じヘッドなので、ヘッドベ−スにあらかじめ所定の
段差を設けておけば1トラックピッチ分ずれ、それぞれ
アジマスが+θと−θのダブルアジマス磁気ヘッドとな
り、これによりトラックピッチの精度に優れ、多チャン
ネル記録および高転送レート化に対応したダブルアジマ
ス磁気ヘッドとして磁気記録再生装置に搭載することで
きる。
は、トラック高さHが等しく、さらに、トラック幅Tw
も同じヘッドなので、ヘッドベ−スにあらかじめ所定の
段差を設けておけば1トラックピッチ分ずれ、それぞれ
アジマスが+θと−θのダブルアジマス磁気ヘッドとな
り、これによりトラックピッチの精度に優れ、多チャン
ネル記録および高転送レート化に対応したダブルアジマ
ス磁気ヘッドとして磁気記録再生装置に搭載することで
きる。
【図1】(a)は本発明のダブルアジマス磁気ヘッドの
実施例の側面図 (b)は本発明のダブルアジマス磁気ヘッドの実施例の
ヘッド摺動面構成を示す正面図 (c)は本発明のダブルアジマス磁気ヘッドの実施例の
他のヘッド摺動面構成を示す正面図 (d)は本発明のダブルアジマス磁気ヘッドの実施例の
更に他のヘッド摺動面構成を示す正面図
実施例の側面図 (b)は本発明のダブルアジマス磁気ヘッドの実施例の
ヘッド摺動面構成を示す正面図 (c)は本発明のダブルアジマス磁気ヘッドの実施例の
他のヘッド摺動面構成を示す正面図 (d)は本発明のダブルアジマス磁気ヘッドの実施例の
更に他のヘッド摺動面構成を示す正面図
【図2】(a)
は、図1の実施例磁気ヘッドの製造工程で用いる軟磁性
体ブロックの外観図 (b)は、軟磁性体ブロックへのトラック加工工程図(
c)は、巻線用の窓加工の工程図 (d)は、ギャップドバー形成工程図 (e)は、ギャップドバ−のスライス工程図(f)は、
一対のヘッドチップの分離を行なう工程図(g)は、本
実施例の製造方法により得られたダブルアジマス磁気ヘ
ッドの外観図
は、図1の実施例磁気ヘッドの製造工程で用いる軟磁性
体ブロックの外観図 (b)は、軟磁性体ブロックへのトラック加工工程図(
c)は、巻線用の窓加工の工程図 (d)は、ギャップドバー形成工程図 (e)は、ギャップドバ−のスライス工程図(f)は、
一対のヘッドチップの分離を行なう工程図(g)は、本
実施例の製造方法により得られたダブルアジマス磁気ヘ
ッドの外観図
【図3】(a)は、本発明のダブルアジマス磁気ヘッド
の製造方法の他の実施例におけるギャップドバ−のスラ
イス工程図。 (b)は、同実施例により得れれたダブルアジマス磁気
ヘッドの外観図
の製造方法の他の実施例におけるギャップドバ−のスラ
イス工程図。 (b)は、同実施例により得れれたダブルアジマス磁気
ヘッドの外観図
【図4】(a)は、本発明のダブルアジマス磁気ヘッド
の製造方法の他の実施例において用いる主コアの外観図
。 (b)は、同実施例における主コアの積層による多層ブ
ロックの形成工程図。 (c)は、積層ブロックからの半体コアの形成工程図。 (d)は、ギャップドバーの形成工程と、スライス工程
の説明図。 (e)は、同実施例により得られたヘッドチップの外観
図
の製造方法の他の実施例において用いる主コアの外観図
。 (b)は、同実施例における主コアの積層による多層ブ
ロックの形成工程図。 (c)は、積層ブロックからの半体コアの形成工程図。 (d)は、ギャップドバーの形成工程と、スライス工程
の説明図。 (e)は、同実施例により得られたヘッドチップの外観
図
【図5】(a)は本発明のダブルアジマス磁気ヘッドを
磁気記録再生装置に搭載するためのヘッドベ−スユニッ
トの側面図 (b)は図5(a)のヘッドベースユニットの正面図
磁気記録再生装置に搭載するためのヘッドベ−スユニッ
トの側面図 (b)は図5(a)のヘッドベースユニットの正面図
【
図6】(a)は従来の磁気ヘッドの平面図(b)は図6
(a)のヘッド摺動面から見た正面図
図6】(a)は従来の磁気ヘッドの平面図(b)は図6
(a)のヘッド摺動面から見た正面図
1、2、23、24 ヘッドチップ
3 ヘッドベース
4 ヘッドギャップ
5 フェライトコア
6 モールドガラス
7、14 軟磁性薄膜
8 トラック規制用の溝
9、20 Cコア半体
10 Iコア半体
11 空隙材
12、13 巻線用の溝
15 非磁性基板
16 接着層
17 絶縁層
18 積層主コア
19 軟磁性薄膜14と絶縁層17と接着層1620
積層Cコア半体 21 積層Iコア半体 22 ヘッドベース上の段差 25 ヘッドベースのスリット 26 接着用ガラス Tw トラック幅 θ アジマス角 H トラック高さ
積層Cコア半体 21 積層Iコア半体 22 ヘッドベース上の段差 25 ヘッドベースのスリット 26 接着用ガラス Tw トラック幅 θ アジマス角 H トラック高さ
Claims (7)
- 【請求項1】 ヘッドベ−スの先端に、正のアジマス
を有するヘッドチップと負のアジマスを有するヘッドチ
ップとの間で、それぞれのヘッドチップの側面端トラッ
ク幅中心までの距離が同一で、且つ、トラック幅が同一
であることを特徴としたヘッドチップ群を搭載したダブ
ルアジマス磁気ヘッド。 - 【請求項2】 ヘッドチップが、フェライト、センダ
ストなどの軟磁性ブロックを用いたバルクタイプ、主コ
アがフェライトでギャップ近傍に高飽和磁束密度の軟磁
性薄膜を設けたメタル・イン・ギャップ(MIG)タイ
プおよび主コアが軟磁性薄膜と絶縁薄膜が積層された積
層タイプの少なくとも一つからなる請求項1記載のダブ
ルアジマス磁気ヘッド。 - 【請求項3】 磁性体ブロックからCコア半体とIコ
ア半体とを形成する工程と、Cコア半体とIコア半体と
のギャップ面にそれぞれ同一ピッチでトラック幅規制を
施す工程と、Cコア半体ギャップ面の高さ方向となる位
置に、ヘッドチップのフロントディプスを規制する巻線
窓の鋭角方向がそれぞれ逆方向になるように2ケ以上の
巻線用の溝を形成する工程と、ギャップ面に非磁性材を
介してCコア半体とIコア半体とを接合しギャップドバ
ーを形成する工程と、ギャップドバーをトラックにアジ
マスを付けて切断する工程と、さらに巻線窓ごとに切断
しバルクタイプのヘッドチップ単体を形成する工程と、
そのヘッドチップ単体をヘッドベースに固定する工程と
からなるダブルアジマス磁気ヘッドの製造方法。 - 【請求項4】 磁性体ブロックからCコア半体とIコ
ア半体とを形成する工程と、Cコア半体とIコア半体と
のギャップ面にそれぞれ同一ピッチでトラック幅規制を
施す工程と、Cコア半体ギャップ面の高さ方向となる位
置に、ヘッドチップのフロントディプスを規制する巻線
窓の鋭角方向がそれぞれ逆方向になるように2ケ以上の
巻線用の溝を形成する工程と、ギャップ面上に軟磁性薄
膜を形成する工程と、その軟磁性薄膜上に非磁性薄膜を
形成する工程と、その非磁性薄膜を介してCコア半体と
Iコア半体とを接合しギャップドバーを形成する工程と
、ギャップドバーをトラックにアジマスを付けて切断す
る工程と、さらに巻線窓ごとに切断しMIGタイプのヘ
ッドチップ単体を形成する工程と、そのヘッドチップ単
体をヘッドベースに固定する工程とからなるダブルアジ
マス磁気ヘッドの製造方法。 - 【請求項5】 非磁性の基板上に軟磁性薄膜と絶縁層
を交互に配し主コアとなる積層磁性膜を形成する工程と
、その積層磁性膜の面ともう一方の非磁性の基板の面と
を接着し一体の多層ブロックを形成する工程と、その多
層ブロックからCコア半体とIコア半体とを形成する工
程と、Cコア半体ギャップ面の高さ方向となる位置に、
ヘッドチップのフロントディプスを規制する巻線窓の鋭
角方向がそれぞれ逆方向になるように2ケ以上の巻線用
の溝を形成する工程と、ギャップ面に非磁性材を介して
Cコア半体とIコア半体とを接合しギャップドバーを形
成する工程と、ギャップドバーをトラックにアジマスを
付けて切断する工程と、さらに巻線窓ごとに切断し積層
タイプのヘッドチップ単体を形成する工程と、そのヘッ
ドチップ単体をヘッドベースに固定する工程とからなる
ダブルアジマス磁気ヘッドの製造方法。 - 【請求項6】 軟磁性薄膜としてFeを主成分とする
合金薄膜およびCoを主成分とする合金薄膜およびNi
を主成分とする合金薄膜のいずれかを用いたことを特徴
とする請求項1もしくは請求項3乃至5の何れかに記載
のダブルアジマス磁気ヘッドの製造方法。 - 【請求項7】 請求項3乃至5のいずれかに記載の製
造方法で製造されたダブルアジマス磁気ヘッドを、あら
かじめ段差を設けたヘッドベ−スに接着し、正のアジマ
スヘッドと負のアジマスヘッドとでトラック位置を任意
間隔に固定したダブルアジマス磁気ヘッドを搭載した磁
気記録再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12714091A JPH04353613A (ja) | 1991-05-30 | 1991-05-30 | ダブルアジマス磁気ヘッドおよびその製造方法並びに磁気記録再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12714091A JPH04353613A (ja) | 1991-05-30 | 1991-05-30 | ダブルアジマス磁気ヘッドおよびその製造方法並びに磁気記録再生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04353613A true JPH04353613A (ja) | 1992-12-08 |
Family
ID=14952612
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12714091A Pending JPH04353613A (ja) | 1991-05-30 | 1991-05-30 | ダブルアジマス磁気ヘッドおよびその製造方法並びに磁気記録再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04353613A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0540914A (ja) * | 1991-08-06 | 1993-02-19 | Sharp Corp | 磁気ヘツド |
-
1991
- 1991-05-30 JP JP12714091A patent/JPH04353613A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0540914A (ja) * | 1991-08-06 | 1993-02-19 | Sharp Corp | 磁気ヘツド |
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