JP2001296576A - 操作装置 - Google Patents

操作装置

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JP2001296576A
JP2001296576A JP2000114200A JP2000114200A JP2001296576A JP 2001296576 A JP2001296576 A JP 2001296576A JP 2000114200 A JP2000114200 A JP 2000114200A JP 2000114200 A JP2000114200 A JP 2000114200A JP 2001296576 A JP2001296576 A JP 2001296576A
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JP2000114200A
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English (en)
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Masataka Ide
昌孝 井出
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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  • Exposure Control For Cameras (AREA)
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  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機能を減らすことなく操作性や設計の自由度
を向上することが可能な操作装置を提供する。 【解決手段】 操作部材を有する操作手段1と、上記操
作部材を操作する指の指紋を検出する指紋検出手段2
と、複数の指の種類を記憶する指種類記憶手段6と、上
記指紋検出手段2の出力と指種類記憶手段6の出力とに
基づいて指の種類を判別する指種類判別手段3と、この
指種類判別手段3の出力に基づいて機能を変更する機能
変更手段5と、この機能変更手段5の出力に基づいて上
記操作に応じた動作を行わせるように制御する制御手段
4とを備えた操作装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、操作装置、より詳
しくは、指によって操作することが可能な操作部材を備
えた操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、人物を特定して確認するため
に、指先の指紋を検出して自動的に指紋照合を行う技術
が知られている。
【0003】このような技術の一例として、例えば特開
平11−225998号公報には、指先で押圧した面に
光を照射し、その反射光を撮像素子により撮像して、こ
の撮像素子から出力される画像信号を用いて、予め記憶
されている指紋と一致するか否かを判別し、その判別結
果に基づいて電気機器等のロックを解除するセキュリテ
ィ用の指紋検出装置が記載されている。
【0004】一方、カメラ等の小型機器においては、近
年、機器のより一層の小型軽量化が図られるとともに、
機能についても多様化が望まれており、それに応じて機
器に配置される操作スイッチの数が増加する傾向にあ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、多機能
に対応した多数の操作スイッチを配置しようとしても、
カメラ等の小型機器では、機器のデザインや大きさが制
約を受けるという課題がある。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、機能を減らすことなく操作性や設計の自由度を向
上することが可能な操作装置を提供することを目的とし
ている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第1の発明による操作装置は、指によって操作す
ることが可能な操作部材を有する操作手段と、上記操作
部材を操作する指の指紋を検出する指紋検出手段と、こ
の指紋検出手段の出力に基づいて指の種類を判別する指
種類判別手段と、この指種類判別手段の出力に基づいて
上記操作に応じた動作を行わせるように制御する制御手
段とを備えたものである。
【0008】また、第2の発明による操作装置は、上記
第1の発明による操作装置において、上記指種類判別手
段の出力に基づいて機能を変更する機能変更手段をさら
に備え、上記制御手段は、この機能変更手段の出力に基
づいて、上記操作に応じた動作を行わせるように制御す
るものである。
【0009】さらに、第3の発明による操作装置は、上
記第1の発明による操作装置において、複数の指の種類
を記憶する指種類記憶手段をさらに備え、上記指種類判
別手段は、上記指紋検出手段の出力とともに、この指種
類記憶手段の出力に基づいて、指の種類を判別するもの
である。
【0010】第4の発明による操作装置は、上記第1の
発明による操作装置において、上記制御手段が制御する
動作はカメラに係る動作であって、上記操作部材は、レ
リーズボタンと、撮影モード切換スイッチと、AFモー
ド切換スイッチと、デート設定スイッチと、絞り設定ス
イッチと、シャッタスピード設定スイッチと、の内の何
れか1以上を含むものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1から図15は本発明の第1の
実施形態を示したものである。まず、図1から図3を参
照して、この第1の実施形態における操作装置の基本的
な構成例について説明する。
【0012】図1は操作装置の第1の基本構成を示すブ
ロック図である。
【0013】この操作装置は、操作部材を有し操作可能
な操作手段1と、この操作部材1を操作する指の指紋を
検出する指紋検出手段2と、この指紋検出手段2の出力
に基づいて指の種類を判別する指種類判別手段3と、こ
の指種類判別手段3の出力に基づいて上記操作に応じた
動作を行う制御手段4とを有して構成されている。
【0014】このような第1の基本構成の操作装置の作
用は、次のようになる。
【0015】まず、上記操作手段1が操作されると、指
紋検出手段2が操作手段1の操作部材を操作する指の指
紋を検出する。
【0016】指種類検出手段3は、この指紋検出手段2
の出力に基づいて、指の種類を判別する。
【0017】制御手段4は、上記指種類判別手段3の出
力に基づいて、上記操作に応じた制御を行う。
【0018】次に、図2は操作装置の第2の基本構成を
示すブロック図である。
【0019】この第2の基本構成は、上述した第1の基
本構成に対して、さらに、指種類判別手段3の出力に基
づいて機能を変更する機能変更手段5を付加したもので
ある。
【0020】この第2の基本構成の操作装置の作用は、
上述した第1の基本構成の操作装置の作用に対して、次
の部分が変更される。
【0021】すなわち、上記機能変更手段5は、上記操
作手段1の機能を変更した出力を発生し、制御手段4は
この機能変更手段5の出力に基づいて制御を行う。
【0022】さらに、図3は操作装置の第3の基本構成
を示すブロック図である。
【0023】この第3の基本構成は、上述した第2の基
本構成に対して、さらに、指の種類を記憶するための指
種類記憶手段6を付加したものである。
【0024】この第3の基本構成の操作装置の作用は、
上述した第2の基本構成の操作装置の作用に対して、次
の部分が変更される。
【0025】指種類判別手段3は、上記指紋検出手段2
の出力と、上記指種類記憶手段6の出力とに基づいて、
指の種類を判別する。
【0026】続いて、図4以降を参照してより具体的な
構成について説明する。図4は、操作装置が適用された
カメラの構成を示すブロック図である。
【0027】このカメラには、制御手段、指種類判別手
段、機能変更手段を兼ねたシステムコントローラとして
のマイクロコンピュータ(以下、マイコンと省略する)
11が設けられている。
【0028】このマイコン11は、内部に、各種の演算
や制御を行うためのCPU(中央処理装置)11aと、
このCPU11aを動作させるためのシーケンスプログ
ラム等を格納するROM11bと、上記CPU11aの
作業用メモリとなるRAM11cと、入力されるアナロ
グ信号を内部で処理可能なようにデジタル信号に変換す
るA/Dコンバータ11dと、AF、測光・露出演算等
に関するカメラ毎の補正データや後述する撮影画面内の
主要被写体を検出するための各種パラメータ等を記憶し
ているEEPROM11eと、を有して構成されてい
る。
【0029】このような構成においてCPU11aは、
上記EEPROM11eから読み出した補正データやパ
ラメータ等に基づき、上記ROM11bに格納されたシ
ーケンスプログラムに従って一連の動作を行うようにな
っている。
【0030】上記マイコン11には、測距や主要被写体
検出を行うためのAFエリアセンサ12が接続されてい
る。
【0031】このAFエリアセンサ12は、図示しない
測距光学系により結像される被写体像を撮像して、電気
信号であるセンサデータに変換して出力するものであ
り、水平方向および垂直方向に2次元状に配置されたフ
ォトダイオード等の受光素子群でなる受光領域12a
と、この受光領域12aの受光素子に光が入射して光電
変換されることにより発生する電荷を、画素毎に設けら
れた画素回路により電圧に変換してから増幅し出力する
受光信号処理回路12bと、を有して構成されている。
【0032】上記マイコン11は、このAFエリアセン
サ12の積分動作を制御するとともに、該AFエリアセ
ンサ12からのセンサデータの読み出し制御を行い、さ
らに、読み出したセンサデータを処理して測距演算や主
要被写体検出等の処理を行うようになっている。
【0033】このカメラには、フォーカシングレンズ1
4aとズームレンズ14bを含んでなる撮影レンズ14
が設けられており、さらに、上記ズームレンズ14bを
駆動してズーム動作を行わせるとともに焦点距離情報を
出力するズームレンズ駆動部17と、上記フォーカシン
グレンズ14aを駆動してフォーカス動作を行わせるた
めのフォーカスレンズ駆動部16と、該フォーカシング
レンズ14aの移動量に対応するパルス信号を発生する
フォーカスレンズエンコーダ15と、が上記マイコン1
1に接続されている。
【0034】マイコン11は、上述したような測距演算
の結果に基づき、上記フォーカスレンズ駆動部16に駆
動信号を出力してフォーカシングレンズ14aを移動さ
せ、上記フォーカスレンズエンコーダ15の出力をモニ
タしながら、該フォーカシングレンズ14aの位置を制
御して焦点調節を行うようになっている。
【0035】上記マイコン11には、被写体の輝度を検
出するための測光部13が接続されている。
【0036】この測光部13は、撮影画面に対応して複
数に分割された測光用受光素子13aの発生する光電流
信号を処理して、測光出力を発生するものである。マイ
コン11は、この測光出力をA/Dコンバータ11dに
よりA/D変換して測光・露出演算を行うようになって
いる。
【0037】上記マイコン11には、撮影時の補助光源
としてストロボ20aを発光させるためのストロボ回路
部20が接続されていて、該マイコン11の指令によ
り、このストロボ回路部20の充電制御や発光制御が行
われるようになっている。
【0038】また、上記マイコン11には、例えば撮影
モード、日時、コマ数などのカメラに係る情報を表示す
るためのLCDパネル等の表示素子を備えてなる表示部
19が接続されて制御されるようになっている。
【0039】さらに、上記マイコン11には、フィルム
を駆動してオートロード、1駒巻上げ、巻戻しなどの動
作を行わせるためのフィルム駆動部21と、図示しない
シャッタを駆動してフィルムに対する露出を行うための
シャッタ駆動部24と、が接続されて制御されるように
なっている。
【0040】加えて、上記マイコン11には、操作手段
であり指紋検出手段たる第1指紋検出部18が接続され
ていて、後述するレリーズボタン45(図6、図7等参
照)の第1段階の押し下げに連動してオンする1RSW
(ファーストレリーズスイッチ)18aと、該レリーズ
ボタン45の第2段階の押し下げに連動してオンする2
RSW(セカンドレリーズスイッチ)18bと、を含ん
で構成されている。
【0041】上記マイコン11は、上記1RSW18a
がオンされることによりAF動作および測光動作を行
い、さらに、2RSW18bがオンされることにより露
出動作を行って露光後にフィルム巻上げ動作を行うよう
になっている。
【0042】また、マイコン11には、操作手段であり
指紋検出手段たる第2指紋検出部22が接続されてい
て、この第2指紋検出部22は、カメラのモードを設定
するためのモード設定スイッチ23を有している。この
モード設定スイッチ23は、後述するモード設定ボタン
46(図7参照)に連動するようになっている。
【0043】次に、図5は第1指紋検出部の構成の要部
を示すブロック図である。
【0044】この第1指紋検出部18は、上述したよう
に1RSW18aと2RSW18bを有するとともに、
さらに、照明用の光を発光する投光素子34と、この投
光素子34から発光された光を上記レリーズボタン45
を操作する指36に投射するレンズ35と、このレンズ
35により結像された指の光像を電気信号に変換して画
像データとして出力する指紋検出用エリアセンサ30
と、この指紋検出用エリアセンサ30のアナログ画像デ
ータをデジタル画像データに変換するA/Dコンバータ
31と、そのデジタル化された画像データを所定の画像
データと比較するなどの処理を行う画像処理回路32
と、この画像処理回路32により比較するための所定の
画像データを記憶している指種類記憶手段たる画像メモ
リ33と、を有して構成されている。
【0045】図6は第1指紋検出部における構成要素の
配置を示す斜視図である。
【0046】上記レンズ35は、操作部材たる上記レリ
ーズボタン45の押圧操作面側に配設されており、この
レンズ35を介して光を照射することができ、かつ指紋
検出用エリアセンサ30への指の光像の結像を妨げるこ
とのないような例えば横側やや斜め下となるレリーズボ
タン45内の位置に上記投光素子34が配置され、さら
に、上記レンズ35の光軸上となるレリーズボタン45
内の位置に指紋検出用エリアセンサ30が配置されてい
る。
【0047】また、図示はしないが、上記1RSW18
aと2RSW18bは、このレリーズボタン45の押圧
方向の内部に、一体化されたユニットとして配置されて
いる。
【0048】このような構成の第1指紋検出部18の作
用は次のようになる。
【0049】投光素子34が発光すると、その光はレン
ズ35を介して指36に向けて照射される。この照明光
は、指36により反射されて、上記レンズ35を介して
指紋検出用エリアセンサ30により受光され、光電変換
が行われて画像信号として出力される。このようにし
て、撮影者がレリーズボタン45を押す指の指紋の画像
が入力される。
【0050】上記A/Dコンバータ31は、上記指紋検
出用エリアセンサ30から出力されるアナログの画像信
号をデジタルデータに変換する。
【0051】上記画像処理回路32は、このA/Dコン
バータ31により変換されたデジタルの画像データと、
上記画像メモリ33に記憶されている登録された指紋画
像と、を照合するなどの画像処理を行う。
【0052】この第1指紋検出部18の動作は、上記マ
イコン11により制御されており、指紋照合結果は、該
マイコン11の制御により、表示部19に表示されるよ
うになっている。
【0053】なお、モード設定スイッチ23を有する第
2指紋検出部22も、この第1指紋検出部18とほぼ同
様に構成されており、モード設定ボタン46の内部に、
上記レリーズボタン45の内部と同様の構成が設けられ
ている。
【0054】次に、図7はカメラの外観や操作の様子を
示す斜視図である。
【0055】図7(A)に示すように、カメラ本体41
の正面のほぼ中央部には、上記撮影レンズ14を保持す
るレンズ鏡筒42が配置されており、その上方には、上
記AFエリアセンサ12への光を取り込むための測距窓
43と、上記ストロボ20aにより被写体に向けて発光
される光を通過させるためのストロボ発光部窓44とが
配置されている。
【0056】また、カメラ本体41の上面には、一方の
側に操作部材たる上記レリーズボタン45が、ほぼ中央
部に上記表示部19が、他方の側に操作部材たる上記モ
ード設定ボタン46がそれぞれ配置されている。
【0057】さらに、図7(B)に示すように、カメラ
本体41の背面の上方側には、被写体を確認するための
ファインダ接眼部47が配置されている。
【0058】続いて、図8は、表示部に表示される表示
マークを全て点灯したときの様子を示す図である。
【0059】この表示部19は、電池の残量を表示する
とともに残量が少ないときは点滅してその旨を告知する
バッテリチェックマーク51と、コマ数を示すセグメン
ト52と、セルフタイマーモードやリモコンモードなど
を示す表示マーク53と、低輝度や逆光時にストロボを
自動的に発光するストロボオートモードを示す表示マー
ク54と、瞳径が大きいときにストロボを発光させると
生じることがあるいわゆる赤目現象を軽減するためのス
トロボ赤目軽減モード(「AUTO−S」と表示され
る)を示す表示マーク55と、ストロボ発光禁止モード
を示す表示マーク56と、ストロボ強制発光モードを示
す表示マーク57と、通常撮影モードを示す表示マーク
58と、撮影画面中央エリアでAFやAEを行うスポッ
ト測光モードを示す表示マーク59と、暗い撮影シーン
でも背景を写し込めるようにシャッタ秒時を長くする夜
景モードを示す表示マーク60と、移動する被写体に適
した撮影モードでシャッタ秒時を高速に設定するストッ
プアクションモードを示す表示マーク61と、遠景に対
してピントが合うようにフォーカスレンズ位置を無限に
設定する風景モードを示す表示マーク62と、人物撮影
に適したポートレートモードを示す表示マーク63と、
を必要に応じて点灯させ表示することができるようにな
っている。
【0060】なお、これらの表示マークの内の、表示マ
ーク54〜57はストロボモードを示すもの、表示マー
ク58〜63は撮影モードを示すものとなっている。
【0061】このような表示部19に表示される表示マ
ークは、後述するような登録処理(図15参照)におい
て選択モードの動作を行っているときには、選択対象と
なるモード(例えばストロボモードや撮影モード)に係
る表示マークのみが点灯され、それ以外の表示マークは
消灯して表示されないようになっている。
【0062】そして、選択候補となっているモードマー
クは点滅してその旨を知らせ、所定時間だけ待っても選
択されない場合には、次の選択候補に移動してその選択
候補のモードマークが点滅するようになっている。
【0063】こうして所定時間毎に点滅するマークが順
次移動して行くが、このような動作は、所定のリミット
時間に達するまでは繰り返して行われる。
【0064】まず、ストロボモードの選択を行う場合に
ついて、図9を参照して具体的に説明する。図9は、ス
トロボモードの選択を行っているときに表示部に表示さ
れる表示マークの様子を示す図である。
【0065】ストロボモードの選択を行う場合には、こ
の図9に示すように、ストロボモードに係る表示マー
ク、つまり、ストロボオートモードを示す表示マーク5
4、ストロボ赤目軽減モードを示す表示マーク55、ス
トロボ発光禁止モードを示す表示マーク56、ストロボ
強制発光モードを示す表示マーク57のみが表示部19
内に点灯して表示され、それ以外の表示マークは消灯さ
れる。
【0066】そしてまず、図9(A)に示すように、ス
トロボオートモードが選択候補となって、該ストロボオ
ートモードを示す表示マーク54が点滅(点滅する状態
を斜線部として図示している)している状態になる。
【0067】この図9(A)に示す状態になってから所
定時間が経過すると、次に、ストロボ赤目軽減モードが
選択候補となって、図9(B)に示すような、上記表示
マーク54およびストロボ赤目軽減モードを示す表示マ
ーク55が点滅する状態に切り換わる。なお、ストロボ
赤目軽減モードは、表示マーク54と表示マーク55と
を組み合わせて表示されるようになっている。
【0068】この図9(B)に示す状態になってから所
定時間が経過すると、ストロボ発光禁止モードが選択候
補となって、図9(C)に示すような、ストロボ発光禁
止モードを示す表示マーク56が点滅する状態に切り換
わる。
【0069】このような表示マークが順次切り換わって
点滅する過程において、希望のモードを示すストロボマ
ークが点滅している状態で、所定の操作部材の操作を行
うと、そのモードが設定されるようになっている。
【0070】例えば、図9(C)に示すようなストロボ
発光禁止モードの表示マーク56が点滅しているとき
に、所定の操作部材の操作を行うと、ストロボ発光禁止
モードが設定されて、図9(D)に示すようなストロボ
モードに係る全表示の内でストロボ発光禁止モードの表
示マーク56のみが点灯される状態となる。なお、この
ときには、コマ数を示すセグメント52も点灯される。
【0071】次に、図10は、撮影モードの選択を行っ
ているときに表示部に表示される表示マークの様子を示
す図である。
【0072】撮影モードを選択するときの表示の様子
も、上述したストロボモードを選択するときとほぼ同様
である。
【0073】すなわち、撮影モードの選択を行う場合に
は、この図10に示すように、撮影モードに係る表示マ
ーク、つまり、通常撮影モードを示す表示マーク58、
スポット測光モードを示す表示マーク59、夜景モード
を示す表示マーク60、ストップアクションモードを示
す表示マーク61、風景モードを示す表示マーク62、
ポートレートモードを示す表示マーク63のみが表示部
19内に点灯して表示され、それ以外の表示マークは消
灯される。
【0074】そしてまず、図10(A)に示すように、
通常撮影モードが選択候補となって、該通常撮影モード
を示す表示マーク58が点滅(点滅する状態を斜線部と
して図示している)している状態になる。
【0075】所定時間が経過すると、その他の撮影モー
ドを選択候補とする状態に順次移行し、その選択候補に
係る表示マークが点滅してその旨を知らせる。点滅する
表示マークが順次移動する動作は、上述と同様に、所定
のリミット時間に達するまでは繰り返して行われる。
【0076】例えば、図10(B)は、夜景モードが選
択候補となって、該夜景モードを示す表示マーク60が
点滅している状態の例である。
【0077】この図10(B)に示すような夜景モード
の表示マーク60が点滅しているときに、所定の操作部
材の操作を行うと、夜景モードが設定されて、図10
(C)に示すような撮影モードに係る全表示の内で夜景
モードの表示マーク60のみが点灯される状態となる。
なお、このときには、コマ数を示すセグメント52や、
上述で設定したようなストロボ発光禁止モードの表示マ
ーク56も点灯されている。
【0078】次に、このようなカメラのメインルーチン
の動作について、図11、図12、図13を参照して説
明する。図11はメインルーチンの一部を示すフローチ
ャート、図12はメインルーチンの他の一部を示すフロ
ーチャート、図13はメインルーチンのさらに他の一部
を示すフローチャートである。なお、これらの図11、
図12、図13は、本来は一図とすべきところを、記載
の都合上、3図に分割したものである。
【0079】図示しない電源スイッチがオンされるか、
あるいはカメラに電池が装填されると、マイコン11が
動作を開始して、上記ROM11bに格納されたシーケ
ンスプログラムの実行を開始する。
【0080】処理が始まると、まず、カメラ内部の各ブ
ロックの初期化を行う(ステップS1)。この初期化に
おいては、EEPROM11e内のAF、測光等の調整
・補正データや、指紋照合に関連するデータをRAM1
1cに展開する動作も行われる。
【0081】次に、1RSW18aの状態を検出する
(ステップS2)。ここで1RSW18aがオンである
場合には、後述するような指紋照合処理のサブルーチン
(図14参照)を実行する(ステップS3)。この指紋
照合の結果は、照合フラグに記憶されるようになってい
る。
【0082】そして、この照合フラグを参照して、その
指紋についての登録があるか否かを判別する(ステップ
S4)。
【0083】登録がない場合には、1RSW18aが所
定時間以上オンされているか否かを判断し(ステップS
5)、所定時間に達していない場合には上記ステップS
2に戻り、所定時間に達している場合には、後述するよ
うな登録処理のサブルーチン(図15参照)を行う(ス
テップS6)。この登録処理において、1RSW18a
を操作している指の指紋を検出して、それを登録する処
理を行う。その後は、上記ステップS2に戻る。
【0084】一方、上記ステップS4において、指紋の
登録があると判断された場合には、指紋照合の結果が1
RSWオン信号であるか否かを判別し(ステップS
7)、1RSWオン信号である場合には、AF動作を行
い(ステップS8)、測光、露出演算を行う(ステップ
S9)。
【0085】その後、2RSW18bの状態を検出して
(ステップS10)、オフである場合には上記ステップ
S2に戻り、一方、オンである場合には、シャッタを動
作させてフィルムへの露出を行う(ステップS11)。
【0086】露出が終了したら、フィルムを1駒分だけ
巻き上げてから(ステップS12)、上記ステップS2
に戻る。
【0087】また、上記ステップS7において、1RS
Wオン信号でない場合には、ストロボオートモード信号
であるか否かを判別し(ステップS13)、ストロボオ
ートモードへの設定を要求する信号である場合には、ス
トロボオートモードに設定するとともに上述したように
表示を変更してから(ステップS14)、上記ステップ
S2に戻る。
【0088】上記ステップS13において、ストロボオ
ートモード信号でない場合には、次に、ストロボオフモ
ード(ストロボ発光禁止モード)信号であるか否かを判
別し(ステップS15)、ストロボオフモードへの設定
を要求する信号である場合には、ストロボオフモードに
設定するとともに上述したように表示を変更してから
(ステップS16)、上記ステップS2に戻る。
【0089】上記ステップS15において、ストロボオ
フモード信号でない場合には、ストロボ赤目軽減モード
信号であるか否かを判別し(ステップS17)、ストロ
ボ赤目軽減モードへの設定を要求する信号である場合に
は、ストロボ赤目軽減モードに設定するとともに上述し
たように表示を変更してから(ステップS18)、上記
ステップS2に戻る。
【0090】上記ステップS17において、ストロボ赤
目軽減モード信号でない場合には、ストロボ強制発光モ
ード信号であるか否かを判別し(ステップS19)、ス
トロボ強制発光モードへの設定を要求する信号である場
合には、ストロボ強制発光モードに設定するとともに上
述したように表示を変更してから(ステップS20)、
また、ストロボ強制発光モード信号でない場合にはその
まま、上記ステップS2に戻る。
【0091】一方、上記ステップS2において、1RS
W18aがオフである場合には、上記モード設定ボタン
46の操作に連動するモード設定スイッチ23がオンで
あるか否かを判別し(ステップS21)、オフである場
合には上記ステップS2に戻る。
【0092】また、モード設定スイッチ23がオンであ
る場合には、指紋照合処理サブルーチンを実行する(ス
テップS22)。この指紋照合の結果は、上述したよう
に、照合フラグに記憶されるようになっている。
【0093】そして、この照合フラグを参照して、その
指紋についての登録があるか否かを判別する(ステップ
S23)。
【0094】登録がない場合には、モード設定スイッチ
23が所定時間以上オンされているか否かを判断し(ス
テップS24)、所定時間に達していない場合には上記
ステップS2に戻り、所定時間に達している場合には、
登録処理のサブルーチンを行う(ステップS25)。こ
の登録処理において、モード設定スイッチ23を操作し
ている指の指紋を検出して、それを登録する処理を行
う。その後に、上記ステップS2に戻る。
【0095】また、上記ステップS23において、指紋
の登録があると判断された場合には、指紋照合の結果が
1RSWオン信号であるか否かを判別し(ステップS2
6)、1RSWオン信号でない場合には、指紋照合の結
果がズームアップ要求であるか否かを判別する(ステッ
プS27)。
【0096】ここで、ズームアップ要求である場合に
は、ズームアップ動作、またはズーム動作の停止(すで
にズーム動作中であるとき)、を行って(ステップS2
8)、その後に上記ステップS2に戻る。
【0097】上記ステップS27において、ズームアッ
プ要求でない場合には、指紋照合の結果がズームダウン
要求であるか否かを判別し(ステップS29)、ズーム
ダウン要求である場合には、ズームダウン動作、または
ズーム動作の停止(すでにズーム動作中であるとき)、
を行って(ステップS30)、その後に上記ステップS
2に戻る。
【0098】上記ステップS29において、ズームダウ
ン要求でない場合には、指紋照合の結果が強制巻戻し要
求であるか否かを判別し(ステップS31)、強制巻戻
し要求である場合には、強制巻戻し動作を行って(ステ
ップS32)、その後に上記ステップS2に戻る。
【0099】上記ステップS31において、強制巻戻し
要求でない場合には、指紋照合の結果がセルフリモコン
モード要求であるか否かを判別し(ステップS33)、
セルフリモコンモード要求である場合には、セルフリモ
コンモードに設定して(ステップS34)、その後に上
記ステップS2に戻る。
【0100】上記ステップS33において、セルフリモ
コンモード要求でない場合には、指紋照合の結果がポー
トレートモード要求であるか否かを判別し(ステップS
35)、ポートレートモード要求である場合には、ポー
トレートモードに設定してから(ステップS36)、ポ
ートレートモード要求でない場合にはそのまま、上記ス
テップS2に戻る。
【0101】一方、上記ステップS26において、1R
SW18aがオンされている場合は、指紋照合処理サブ
ルーチンを実行する(ステップS40)。
【0102】そして、その結果得られた照合フラグを参
照して、その指紋についての登録があるか否かを判別し
(ステップS41)、指紋の登録があると判断された場
合には、指紋照合の結果が通常撮影モード要求であるか
否かを判別する(ステップS42)。
【0103】通常撮影モード要求である場合には、通常
撮影モードに設定して(ステップS43)、その後に上
記ステップS2に戻る。
【0104】上記ステップS42において、通常撮影モ
ード要求でない場合には、指紋照合の結果がスポット測
光モード要求であるか否かを判別し(ステップS4
4)、スポット測光モード要求である場合には、スポッ
ト測光モードに設定して(ステップS45)、その後に
上記ステップS2に戻る。
【0105】上記ステップS44において、スポット測
光モード要求でない場合には、指紋照合の結果が夜景モ
ード要求であるか否かを判別し(ステップS46)、夜
景モード要求である場合には、夜景モードに設定して
(ステップS47)、その後に上記ステップS2に戻
る。
【0106】上記ステップS46において、夜景モード
要求でない場合には、指紋照合の結果がストップアクシ
ョンモード(図中、簡単のためにアクションモードと記
載している)要求であるか否かを判別し(ステップS4
8)、ストップアクションモード要求である場合には、
ストップアクションモードに設定して(ステップS4
9)、その後に上記ステップS2に戻る。
【0107】上記ステップS48において、ストップア
クションモード要求でない場合には、指紋照合の結果が
風景モード要求であるか否かを判別し(ステップS5
0)、風景モード要求である場合には、風景モードに設
定してから(ステップS51)、風景モード要求でない
場合にはそのまま、上記ステップS2に戻る。
【0108】また、上記ステップS41において、指紋
が登録されていない場合には、1RSW18aとモード
設定スイッチ23とが両方とも所定時間以上オンされて
いるか否かを判断し(ステップS52)、所定時間に達
している場合には、登録処理のサブルーチンを行ってか
ら(ステップS53)上記ステップS2に戻り、一方、
所定時間に達していない場合にはそのまま上記ステップ
S21に戻る。
【0109】上述したようなステップS40〜S51の
処理は、1RSW18aとモード設定スイッチ23とを
同時にオンさせた場合に行われる処理であり、これらの
処理によって、登録された撮影モードを設定することが
できるようになっている。
【0110】次に、図14は指紋照合処理を示すフロー
チャートである。
【0111】この指紋照合処理が開始されると、まず、
上記投光素子34を発光させて(ステップS61)、照
明された指の光像を光電変換して指紋検出用エリアセン
サ30から画像データを出力し、デジタル画像データに
変換した後に画像処理回路32に入力する(ステップS
62)。
【0112】画像処理回路32は、指の画像を画像処理
して、例えば特徴を抽出したり、指紋方向を検出したり
する(ステップS63)。
【0113】そして、画像処理回路32は、上記画像メ
モリ33に記憶されている登録データを読み込み(ステ
ップS64)、上記入力画像と登録画像データとの照合
を行う(ステップS65)。
【0114】この照合結果が一致するか否かを判断し
(ステップS66)、一致するものがある場合には、照
合フラグをセットするとともに、一致結果に対応する要
求動作データをセットしてから(ステップS67)、リ
ターンする。
【0115】一方、上記ステップS66において、一致
する登録データがない場合には、照合フラグをクリアし
てから(ステップS68)、リターンする。
【0116】続いて、図15は、登録処理を示すフロー
チャートである。
【0117】この登録処理が開始されると、まず、上記
投光素子34を発光させて(ステップS71)、指紋検
出用エリアセンサ30から出力される画像データを画像
処理回路32に入力する(ステップS72)。
【0118】画像処理回路32は、指の画像を画像処理
して、例えば特徴を抽出したり、指紋方向を検出したり
する(ステップS73)。
【0119】そして、画像処理回路32は、処理後の画
像データを、上記画像メモリ33に登録データとして記
憶させる(ステップS74)。
【0120】その後、表示部19により、指紋の登録完
了を示す表示が行われる(ステップS75)。
【0121】次に、操作する指に対応付けるモードや動
作を選択するために、表示部19に、選択可能なモード
マークを上述したように所定時間毎に順次に点滅表示さ
せる(ステップS76)。
【0122】そして、スイッチがオンされたか否か判別
し(ステップS77)、オンされた場合は、さらに登録
指紋と一致するか否かを確認して(ステップS78)、
一致したときには、そのときに点滅している表示マーク
のモードを対応させて、要求動作データとして登録し
(ステップS79)、リターンする。
【0123】また、上記ステップS77において、スイ
ッチがオンされていない場合、または上記ステップS7
8において、登録指紋と一致しない場合には、所定のリ
ミット時間が経過したか否かを判断し(ステップS8
0)、経過した場合には、未登録フラグをセットしてか
ら(ステップS81)、リターンする。
【0124】一方、上記ステップS80において、所定
のリミット時間が経過していない場合には、所定の表示
切換時間が経過したところで次の順番のマーク表示を行
う動作を設定して(ステップS82)、上記ステップS
76に戻る。
【0125】次に、登録時の動作について説明する。な
お、ここでは、操作部材がレリーズボタン45である場
合を例にとって説明する。
【0126】撮影者は、所定時間以上レリーズボタン4
5をオンし続けると(図7(C)参照)、カメラは所定
時間を検出して、登録モードを設定する。
【0127】その後、レリーズボタン45が押し続けら
れている状態で、レリーズボタン45内の投光素子34
を発光させ、指の反射光を指紋検出用エリアセンサ30
で受光する。
【0128】そして上記登録処理が実行されて登録が完
了すると、表示部19に登録完了表示がなされて撮影者
は登録終了を認識することができる。
【0129】次に表示部19において、選択可能なモー
ドを示す表示マークが所定時間毎に切り換えて表示され
ていく。ここで選択したいモードのマーク表示が点滅し
ているタイミングで、上記登録した指によりレリーズボ
タン45をオンすることにより要求動作が選択される。
【0130】なお、上述では、指紋検出を行う操作スイ
ッチとして、レリーズボタンとモード切換ボタン(撮影
モード切換スイッチ)を例に挙げたが、これらに限定さ
れるものではなく、その他にも、例えば、AFモード切
換ボタン(AFモード切換スイッチ)、デート設定ボタ
ン(デート設定スイッチ)、一眼レフカメラに適用され
る絞り設定ボタン(絞り設定スイッチ)、シャッタスピ
ード設定ボタン(シャッタスピード設定スイッチ)等で
指紋検出を行うようにしても良い。さらには、カメラ本
体に限らず、例えば交換レンズ等に配置するようにして
も構わない。
【0131】また、上述では、指紋検出素子として撮像
素子を用いているが、その他にも、サーマルイメージン
グ型指紋センサである公知のフィンガーチップを使用す
るようにしても良い。このフィンガーチップは、CMO
S型ラインセンサであり、指を走査させて指紋検出を行
うものであるために、スペース的に小型化が可能となっ
て、カメラ等の小型機器に適している利点がある。
【0132】このような第1の実施形態によれば、同一
の操作スイッチに対して、指の種類に応じた異なる機能
を設定しているために、少ない操作スイッチで多くの機
能をカメラに備えさせることが可能となる。こうして、
カメラのデザイン的な自由度を高めることができ、使い
勝手の良い操作装置を備えたカメラとすることができ
る。
【0133】図16から図18は本発明の第2の実施形
態を示したものであり、図16は操作装置が適用された
パーソナルコンピュータの構成を示すブロック図であ
る。この第2の実施形態において、上述の第1の実施形
態と同様である部分については説明を省略し、主として
異なる点についてのみ説明する。
【0134】このパーソナルコンピュータ(以下、パソ
コンと省略する)は、図16に示すように、指紋検出手
段74を有してなるキーボード71と、このキーボード
71を入力装置とし、上記指紋検出手段74からの出力
に基づいて指の種類を判別する指種類判別手段76と、
この指種類判別手段76の出力に基づいて制御を行う制
御手段75とを有してなるパソコン本体72と、このパ
ソコン本体72からの出力に基づいて表示を行うCRT
73と、を有して構成されている。
【0135】図17は、キーボードの構成を示す平面図
である。
【0136】上記キーボード71は、文字キーや機能キ
ー等でなるキー部71aを有するとともに、例えばその
側部となる位置に、指紋検出装置が搭載された操作部材
たる指紋検出キー74aを配置している。
【0137】このような構成において、上記指紋検出キ
ー74aを異なる指でキータイプすることにより、異な
る機能が実行されるようになっている。また、指の種類
に応じて、特定のアプリケーションプログラムを起動し
たり、特定のファイルを開いたりするように登録してお
くことができる。
【0138】次に、図18は制御手段によるキー入力処
理を示すフローチャートである。
【0139】キーボードによるキー入力操作があると、
割り込み等が発生してこのキー入力処理が開始され、ま
ず、指紋検出キー74aの入力があるか否かを判別する
(ステップS91)。
【0140】ここで指紋検出キー74aの入力がある場
合には、上記図14に示したような指紋照合処理サブル
ーチンを実行する(ステップS92)。
【0141】そして、その結果得られた照合フラグを参
照して、その指紋についての登録があるか否かを判別し
(ステップS93)、指紋の登録があると判断された場
合には、登録内容に応じたアプリケーションまたはファ
イルの起動処理を行い、あるいは終了処理を行う(ステ
ップS94)。
【0142】一方、上記ステップS91において、指紋
検出キー74aの入力がないと判断された場合には、そ
の他のキー入力があるか否かを判別し(ステップS9
5)、キー入力がある場合はそのキー入力に応じた処理
を行ってから(ステップS96)、キー入力がない場合
にはそのまま、上記ステップS91に戻る。
【0143】また、上記ステップS93において、指紋
についての登録がないと判断された場合は、指紋検出キ
ー74aが所定時間以上オンされ続けているかを判別し
(ステップS97)、所定時間以上押され続けている場
合には上記図15に示したような登録処理を行ってから
(ステップS98)、押され続けた時間が所定時間に満
たない場合にはそのまま、上記ステップS91に戻る。
【0144】このような第2の実施形態によれば、上述
した第1の実施形態とほぼ同様の効果を奏するととも
に、指を変えて指紋検出キーをタイプするだけで所望の
アプリケーションやファイルを起動することができるた
めに、従来のパソコンのような、モニタ上のアイコンを
マウスでクリックするような面倒な作業を省略すること
ができる。さらに、指の種類に対応してどのアプリケー
ションを起動するかを登録することができるために、頻
繁に使用するアプリケーションを登録することで、パソ
コンの使い勝手を大幅に向上することができる。
【0145】また、複数の使用者が、それぞれ異なる機
能を登録して使用することもできるというメリットがあ
る。
【0146】さらに、登録していない使用者は、パソコ
ンを使用することができないために、セキュリティの面
でも効果的なものとなっている。
【0147】なお、例えば左右10本の指に対して1〜
10の数字を対応させておき、指紋検出キーをオンした
指の種類に応じて、数字の信号をパソコン本体に出力す
ることも可能である。
【0148】また、本発明の操作装置を、第1の実施形
態ではカメラに、第2の実施形態ではパソコンに適用し
た例を示したが、これらに限らず、例えばPDA(パー
ソナルデジタルアシスタンス)やゲーム機器等の、キー
操作を伴う種々の装置に広く適用することが可能であ
る。このような装置に適用することで、使い勝手を改善
することができるとともに、入力キー等の操作部材の数
を減らすことが可能となってデザイン的な自由度を向上
することができるという利点がある。
【0149】なお、本発明は上述した実施形態に限定さ
れるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲内にお
いて種々の変形や応用が可能であることは勿論である。
【0150】[付記]以上詳述したような本発明の上記
実施形態によれば、以下のごとき構成を得ることができ
る。
【0151】(1) 操作部材を有し操作可能な操作手
段と、上記操作部材を操作する指の指紋を検出する指紋
検出手段と、上記指紋検出手段の出力に基づいて、指の
種類を判別する指種類判別手段と、上記指種類判別手段
の出力に基づいて、上記操作に応じた動作を行う制御手
段と、を具備したことを特徴とする操作装置。
【0152】(2) 上記指種類判別手段の出力に基づ
いて機能を変更する機能変更手段をさらに具備し、上記
制御手段は、上記機能変更手段の出力に基づいて、上記
操作に応じた動作を行うものであることを特徴とする付
記(1)に記載の操作装置。
【0153】(3) 操作部材を有し操作可能な操作手
段と、上記操作部材を操作する指の指紋を検出する指紋
検出手段と、複数の指の種類を記憶する指種類記憶手段
と、上記指紋検出手段および上記指種類記憶手段の出力
に基づいて、指の種類を判別する指種類判別手段と、上
記指種類判別手段の出力に基づいて機能を変更する機能
変更手段と、上記機能変更手段の出力に応じてカメラ動
作を行う制御手段と、を具備したことを特徴とするカメ
ラ。
【0154】(4) 上記操作部材は、レリーズボタ
ン、撮影モード切換スイッチ、AFモード切換スイッ
チ、デート設定スイッチ、絞り設定スイッチ、シャッタ
スピード設定スイッチの少なくとも1つを含むものであ
ることを特徴とする付記(3)に記載のカメラ。
【0155】
【発明の効果】以上説明したように本発明の操作装置に
よれば、機能を減らすことなく操作性や設計の自由度を
向上することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における操作装置の第
1の基本構成を示すブロック図。
【図2】上記第1の実施形態における操作装置の第2の
基本構成を示すブロック図。
【図3】上記第1の実施形態における操作装置の第3の
基本構成を示すブロック図。
【図4】上記第1の実施形態における操作装置が適用さ
れたカメラの構成を示すブロック図。
【図5】上記第1の実施形態における第1指紋検出部の
構成の要部を示すブロック図。
【図6】上記第1の実施形態の第1指紋検出部における
構成要素の配置を示す斜視図。
【図7】上記第1の実施形態のカメラの外観や操作の様
子を示す斜視図。
【図8】上記第1の実施形態の表示部に表示される表示
マークを全て点灯したときの様子を示す図。
【図9】上記第1の実施形態において、ストロボモード
の選択を行っているときに表示部に表示される表示マー
クの様子を示す図。
【図10】上記第1の実施形態において、撮影モードの
選択を行っているときに表示部に表示される表示マーク
の様子を示す図。
【図11】上記第1の実施形態におけるメインルーチン
の一部を示すフローチャート。
【図12】上記第1の実施形態におけるメインルーチン
の他の一部を示すフローチャート。
【図13】上記第1の実施形態におけるメインルーチン
のさらに他の一部を示すフローチャート。
【図14】上記第1の実施形態における指紋照合処理を
示すフローチャート。
【図15】上記第1の実施形態における登録処理を示す
フローチャート。
【図16】本発明の第2の実施形態における操作装置が
適用されたパーソナルコンピュータの構成を示すブロッ
ク図。
【図17】上記第2の実施形態のキーボードの構成を示
す平面図。
【図18】上記第2の実施形態において、制御手段によ
るキー入力処理を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…操作手段 2…指紋検出手段 3…指種類判別手段 4…制御手段 5…機能変更手段 6…指種類記憶手段 11…マイコン(制御手段、指種類判別手段、機能変更
手段) 11a…CPU 11e…EEPROM 18…第1指紋検出部(操作手段、指紋検出手段) 18a…1RSW 18b…2RSW 19…表示部 22…第2指紋検出部(操作手段、指紋検出手段) 23…モード設定スイッチ 30…指紋検出用エリアセンサ 31…A/Dコンバータ 32…画像処理回路 33…画像メモリ(指種類記憶手段) 34…投光素子 35…レンズ 45…レリーズボタン(操作部材) 46…モード設定ボタン(操作部材) 71…キーボード 72…パソコン本体 73…CRT 74…指紋検出手段 74a…指紋検出キー(操作部材) 75…制御手段 76…指種類判別手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 1/00 370 G03B 7/16 101 // G03B 7/16 101 G02B 7/11 N Fターム(参考) 2H002 AB01 FB02 FB03 FB23 FB24 FB28 FB29 FB40 GA00 2H020 FC01 FC12 2H051 EA25 EA28 EA30 GB15 2H100 AA11 CC01 3J070 AA07 BA33 BA36 BA44 BA71 CA05 CA44 CA47 CE10 DA34

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 指によって操作することが可能な操作部
    材を有する操作手段と、 上記操作部材を操作する指の指紋を検出する指紋検出手
    段と、 この指紋検出手段の出力に基づいて、指の種類を判別す
    る指種類判別手段と、 この指種類判別手段の出力に基づいて、上記操作に応じ
    た動作を行わせるように制御する制御手段と、 を具備したことを特徴とする操作装置。
  2. 【請求項2】 上記指種類判別手段の出力に基づいて、
    機能を変更する機能変更手段をさらに具備し、 上記制御手段は、この機能変更手段の出力に基づいて、
    上記操作に応じた動作を行わせるように制御するもので
    あることを特徴とする請求項1に記載の操作装置。
  3. 【請求項3】 複数の指の種類を記憶する指種類記憶手
    段をさらに具備し、 上記指種類判別手段は、上記指紋検出手段の出力ととも
    に、この指種類記憶手段の出力に基づいて、指の種類を
    判別するものであることを特徴とする請求項1に記載の
    操作装置。
  4. 【請求項4】 上記制御手段が制御する動作は、カメラ
    に係る動作であって、 上記操作部材は、レリーズボタンと、撮影モード切換ス
    イッチと、AFモード切換スイッチと、デート設定スイ
    ッチと、絞り設定スイッチと、シャッタスピード設定ス
    イッチと、の内の何れか1以上を含むものであることを
    特徴とする請求項1に記載の操作装置。
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