JP2000002833A - カメラ - Google Patents
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- JP2000002833A JP2000002833A JP10168280A JP16828098A JP2000002833A JP 2000002833 A JP2000002833 A JP 2000002833A JP 10168280 A JP10168280 A JP 10168280A JP 16828098 A JP16828098 A JP 16828098A JP 2000002833 A JP2000002833 A JP 2000002833A
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B15/00—Special procedures for taking photographs; Apparatus therefor
- G03B15/16—Special procedures for taking photographs; Apparatus therefor for photographing the track of moving objects
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Focusing (AREA)
- Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)
- Automatic Focus Adjustment (AREA)
- Studio Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 主被写体が移動しても、主被写体の移動に追
従するカメラを提供する。 【解決手段】 撮影視野内の画像を取り込み、特徴抽出
を行う画像検出手段と、特徴抽出結果に基づいて主被写
体となる可能性のある候補領域を認識する画像認識手段
と、候補領域を表示する表示手段と、表示された候補領
域の中から、主被写体が存在する主被写体領域として少
なくとも１つを選択する主被写体領域選択手段と、選択
された主被写体領域の画像について上記画像検出手段が
抽出した特徴を特徴基準として記憶する主被写体領域記
憶手段とを備える。
従するカメラを提供する。 【解決手段】 撮影視野内の画像を取り込み、特徴抽出
を行う画像検出手段と、特徴抽出結果に基づいて主被写
体となる可能性のある候補領域を認識する画像認識手段
と、候補領域を表示する表示手段と、表示された候補領
域の中から、主被写体が存在する主被写体領域として少
なくとも１つを選択する主被写体領域選択手段と、選択
された主被写体領域の画像について上記画像検出手段が
抽出した特徴を特徴基準として記憶する主被写体領域記
憶手段とを備える。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、合焦エリアを切り替えることがで
きるタイプのオートフォーカスカメラが提案されてい
る。このタイプのカメラは、たとえば図１（１）に示す
ように、３つの合焦エリア２ａ，２ｂ，２ｃのうち右側
の合焦エリア２ｃを選択し、被写体Ｍにフォーカスを合
わせても、図１（２）のように、被写体Ｍが左に移動す
ると、図１（３）のように、撮影者が合焦エリアを右側
２ｃから左側２ａに切り替えなければ、被写体Ｍにフォ
ーカスを合わせることができなかった。被写体の移動を
コントラストの変化等から予測して合焦エリアを自動判
定し、フォーカスを合わせるようにしたカメラも提案さ
れているが、たとえば図２のように複数の被写体Ｍ１〜
Ｍ８が移動するような場合に、撮影者が主要な撮影対象
とする被写体、すなわち主被写体を任意に選択すること
ができないため、どの被写体Ｍ１〜Ｍ８の移動に追従し
てフォーカスを合わせるかはカメラまかせであった。
きるタイプのオートフォーカスカメラが提案されてい
る。このタイプのカメラは、たとえば図１（１）に示す
ように、３つの合焦エリア２ａ，２ｂ，２ｃのうち右側
の合焦エリア２ｃを選択し、被写体Ｍにフォーカスを合
わせても、図１（２）のように、被写体Ｍが左に移動す
ると、図１（３）のように、撮影者が合焦エリアを右側
２ｃから左側２ａに切り替えなければ、被写体Ｍにフォ
ーカスを合わせることができなかった。被写体の移動を
コントラストの変化等から予測して合焦エリアを自動判
定し、フォーカスを合わせるようにしたカメラも提案さ
れているが、たとえば図２のように複数の被写体Ｍ１〜
Ｍ８が移動するような場合に、撮影者が主要な撮影対象
とする被写体、すなわち主被写体を任意に選択すること
ができないため、どの被写体Ｍ１〜Ｍ８の移動に追従し
てフォーカスを合わせるかはカメラまかせであった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明が
解決すべき技術的課題は、主被写体が移動しても、主被
写体の移動に追従することができるカメラを提供するこ
とである。
解決すべき技術的課題は、主被写体が移動しても、主被
写体の移動に追従することができるカメラを提供するこ
とである。
【０００４】
【課題を解決するための手段および作用・効果】上記技
術的課題を解決するために、本発明は以下の構成のカメ
ラを提供する。
術的課題を解決するために、本発明は以下の構成のカメ
ラを提供する。
【０００５】カメラは、撮影視野内の画像を取り込み、
その画像の特徴抽出を行う画像検出手段と、この画像検
出手段の特徴抽出結果に基づいて、撮影視野内において
主被写体となる可能性のある候補領域を認識する画像認
識手段と、この画像認識手段が認識した候補領域を表示
する表示手段と、この表示手段により表示された候補領
域の中から、主被写体が存在する主被写体領域として少
なくとも１つを選択する主被写体領域選択手段と、この
主被写体領域手段により選択された主被写体領域の画像
について上記画像検出手段が抽出した特徴を特徴基準と
して記憶する主被写体領域記憶手段とを備える。
その画像の特徴抽出を行う画像検出手段と、この画像検
出手段の特徴抽出結果に基づいて、撮影視野内において
主被写体となる可能性のある候補領域を認識する画像認
識手段と、この画像認識手段が認識した候補領域を表示
する表示手段と、この表示手段により表示された候補領
域の中から、主被写体が存在する主被写体領域として少
なくとも１つを選択する主被写体領域選択手段と、この
主被写体領域手段により選択された主被写体領域の画像
について上記画像検出手段が抽出した特徴を特徴基準と
して記憶する主被写体領域記憶手段とを備える。
【０００６】上記構成において、画像検出手段は、撮影
視野内の画像の特徴抽出を行う。たとえば、エッジ検出
により、輪郭を抽出する。この特徴抽出結果に基づい
て、画像認識手段は、撮影視野内において被写体となる
可能性のある領域、たとえば、輪郭で囲まれた領域のう
ち所定以上の大きさの面積を有する領域を、候補領域と
して認識する。候補領域は、表示手段によって表示され
る。表示手段は、種々の態様で候補領域を表示すること
ができる。たとえば、候補領域の輪郭だけを表示しても
よい。撮影視野内の全画像に、候補領域の輪郭や候補領
域を示すマークを重ねて表示してもよい。あるいは、撮
影視野内の画像のうち候補領域だけを明るく表示し、他
を暗く表示してもよい。操作者は、表示手段によって表
示された候補領域の中から少なくとも１つを、主被写体
選択領域手段により、主被写体領域として選択する。主
被写体領域の画像の特徴は、主被写体領域記憶手段に特
徴基準として記憶される。
視野内の画像の特徴抽出を行う。たとえば、エッジ検出
により、輪郭を抽出する。この特徴抽出結果に基づい
て、画像認識手段は、撮影視野内において被写体となる
可能性のある領域、たとえば、輪郭で囲まれた領域のう
ち所定以上の大きさの面積を有する領域を、候補領域と
して認識する。候補領域は、表示手段によって表示され
る。表示手段は、種々の態様で候補領域を表示すること
ができる。たとえば、候補領域の輪郭だけを表示しても
よい。撮影視野内の全画像に、候補領域の輪郭や候補領
域を示すマークを重ねて表示してもよい。あるいは、撮
影視野内の画像のうち候補領域だけを明るく表示し、他
を暗く表示してもよい。操作者は、表示手段によって表
示された候補領域の中から少なくとも１つを、主被写体
選択領域手段により、主被写体領域として選択する。主
被写体領域の画像の特徴は、主被写体領域記憶手段に特
徴基準として記憶される。
【０００７】したがって、記憶した特徴基準を用いれ
ば、主被写体が移動しても、主被写体の移動に追従する
ことができる。
ば、主被写体が移動しても、主被写体の移動に追従する
ことができる。
【０００８】上記構成において、主被写体領域は、カメ
ラが選定した候補領域の中から操作者が選択するが、以
下のように、操作者が主被写体領域を直接選択するよう
に構成してもよい。
ラが選定した候補領域の中から操作者が選択するが、以
下のように、操作者が主被写体領域を直接選択するよう
に構成してもよい。
【０００９】すなわち、カメラは、撮影視野内の画像を
取り込み、その画像の特徴抽出を行う画像検出手段と、
撮影視野内において主被写体が存在する主被写体領域を
選択する主被写体領域選択手段と、この主被写体領域手
段により選択された主被写体領域の画像について上記画
像検出手段が抽出した特徴を特徴基準として記憶する主
被写体領域記憶手段とを備える。なお、上記主被写体領
域選択手段は、一定の面積・形状の主被写体領域の位置
を選択するように構成しても、位置のみならず面積・形
状も選択するように構成してもよい。
取り込み、その画像の特徴抽出を行う画像検出手段と、
撮影視野内において主被写体が存在する主被写体領域を
選択する主被写体領域選択手段と、この主被写体領域手
段により選択された主被写体領域の画像について上記画
像検出手段が抽出した特徴を特徴基準として記憶する主
被写体領域記憶手段とを備える。なお、上記主被写体領
域選択手段は、一定の面積・形状の主被写体領域の位置
を選択するように構成しても、位置のみならず面積・形
状も選択するように構成してもよい。
【００１０】上記各構成のカメラは、主被写体の移動に
追従するために、具体的には、以下のように構成する。
追従するために、具体的には、以下のように構成する。
【００１１】すなわち、カメラは、上記主被写体領域選
択手段により主被写体領域が選択された後に、上記画像
検出手段により撮影視野内の第２の画像を取り込ませて
その画像の特徴抽出を行わせて得た特徴を、上記主被写
体領域記憶手段が記憶している上記特徴基準と比較し
て、特徴が大略一致する領域を主被写体領域として更新
する主被写体追従手段をさらに備える。
択手段により主被写体領域が選択された後に、上記画像
検出手段により撮影視野内の第２の画像を取り込ませて
その画像の特徴抽出を行わせて得た特徴を、上記主被写
体領域記憶手段が記憶している上記特徴基準と比較し
て、特徴が大略一致する領域を主被写体領域として更新
する主被写体追従手段をさらに備える。
【００１２】上記構成によれば、主被写体領域は、視野
領域内の画像中においてその特徴が特徴基準と一致する
部分に更新されるので、主被写体の移動に追従すること
ができる。
領域内の画像中においてその特徴が特徴基準と一致する
部分に更新されるので、主被写体の移動に追従すること
ができる。
【００１３】好ましくは、主被写体領域を表示する主被
写体領域表示手段であって、上記主被写体追従手段によ
る主被写体領域の更新に応じて、主被写体領域の表示を
更新する主被写体領域表示手段を、さらに備える。
写体領域表示手段であって、上記主被写体追従手段によ
る主被写体領域の更新に応じて、主被写体領域の表示を
更新する主被写体領域表示手段を、さらに備える。
【００１４】上記構成によれば、主被写体の移動に追従
して、主被写体領域の表示が移動するので、主被写体が
移動してもそれが視野領域のどこに位置するが直ぐに分
かり、便利である。たとえば、主被写体を追いかけて、
カメラの向きを変えたり、ズーミングするなどの操作を
容易に行うことができる。特に、よく似た被写体が多数
ある中で主被写体を追跡するような場合に便利である。
して、主被写体領域の表示が移動するので、主被写体が
移動してもそれが視野領域のどこに位置するが直ぐに分
かり、便利である。たとえば、主被写体を追いかけて、
カメラの向きを変えたり、ズーミングするなどの操作を
容易に行うことができる。特に、よく似た被写体が多数
ある中で主被写体を追跡するような場合に便利である。
【００１５】好ましくは、主被写体領域に存在する被写
体を基準に撮影条件を決定する撮影条件決定手段であっ
て、上記主被写体追従手段による主被写体領域の更新に
応じて、撮影条件を更新する撮影条件決定手段を、さら
に備える。
体を基準に撮影条件を決定する撮影条件決定手段であっ
て、上記主被写体追従手段による主被写体領域の更新に
応じて、撮影条件を更新する撮影条件決定手段を、さら
に備える。
【００１６】上記構成によれば、主被写体の移動に追従
して更新される主被写体領域を基準に撮影条件（たとえ
ば、フォーカス、露出など）を決定するので、簡単に主
被写体を撮影することができる。たとえば、主被写体が
移動して背景の輝度が変化するような場合でも、主被写
体に対して適切な露出条件で撮影することが可能であ
る。
して更新される主被写体領域を基準に撮影条件（たとえ
ば、フォーカス、露出など）を決定するので、簡単に主
被写体を撮影することができる。たとえば、主被写体が
移動して背景の輝度が変化するような場合でも、主被写
体に対して適切な露出条件で撮影することが可能であ
る。
【００１７】好ましくは、上記主被写体領域記憶手段が
記憶する上記特徴基準を、上記主被写体追従手段による
主被写体領域の更新に応じて、上記第２の画像の主被写
体領域として更新された部分について上記画像検出手段
が抽出した特徴に更新する特徴基準更新手段を、さらに
備える。
記憶する上記特徴基準を、上記主被写体追従手段による
主被写体領域の更新に応じて、上記第２の画像の主被写
体領域として更新された部分について上記画像検出手段
が抽出した特徴に更新する特徴基準更新手段を、さらに
備える。
【００１８】上記構成によれば、特徴基準を常に最新の
ものに更新するので、主被写体の特徴が当初のものから
次第に変化しても、それに追従して主被写体領域を見つ
けることができる。
ものに更新するので、主被写体の特徴が当初のものから
次第に変化しても、それに追従して主被写体領域を見つ
けることができる。
【００１９】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の各実施形態に係るカメラについて説明する。
明の各実施形態に係るカメラについて説明する。
【００２０】まず、第１実施形態のカメラについて説明
する。
する。
【００２１】このカメラは、図３（Ｉ）の正面図および
（II）の背面図に示すように、カメラ本体１０と交換レ
ンズ５０とからなる一眼レフカメラである。本実施形態
のカメラは、外観上は従来のものと大略同様に構成され
ているが、ファインダー窓１２内の表示と、カメラ本体
１０の背面に設けた多方向スイッチ２０および選択ボタ
ン２４とが、従来のものとは異なる。すなわち、図４に
示すように、ファインダー窓１２内にはスコープＳが表
示される。このスコープＳは、多方向スイッチ２０の周
辺部２２を押すと、押した位置に対応する方向ａ〜ｈに
移動するようになっている。選択ボタン２４は、多方向
スイッチ２０の中心に配置され、詳しくは後述するよう
に、これを押すとスコープＳに対応する領域の画像の特
徴が記憶されるようになっている。
（II）の背面図に示すように、カメラ本体１０と交換レ
ンズ５０とからなる一眼レフカメラである。本実施形態
のカメラは、外観上は従来のものと大略同様に構成され
ているが、ファインダー窓１２内の表示と、カメラ本体
１０の背面に設けた多方向スイッチ２０および選択ボタ
ン２４とが、従来のものとは異なる。すなわち、図４に
示すように、ファインダー窓１２内にはスコープＳが表
示される。このスコープＳは、多方向スイッチ２０の周
辺部２２を押すと、押した位置に対応する方向ａ〜ｈに
移動するようになっている。選択ボタン２４は、多方向
スイッチ２０の中心に配置され、詳しくは後述するよう
に、これを押すとスコープＳに対応する領域の画像の特
徴が記憶されるようになっている。
【００２２】次に、このカメラの主要な内部構成につい
て、図５の構成図を参照しながら説明する。
て、図５の構成図を参照しながら説明する。
【００２３】カメラ本体１０は、制御マイコン３０に接
続された、補助光発光部３２、調光モジュール３４、測
光モジュール３６、測距モジュール３８、Ｃ−ＭＯＳセ
ンサ４０、ＡＦエンコーダ４２、およびＡＦアクチュエ
ータ４４を備える。
続された、補助光発光部３２、調光モジュール３４、測
光モジュール３６、測距モジュール３８、Ｃ−ＭＯＳセ
ンサ４０、ＡＦエンコーダ４２、およびＡＦアクチュエ
ータ４４を備える。
【００２４】制御マイコン３０は、ＣＰＵやメモリを含
み、カメラの動作の制御を統括する。補助光発光部３２
は、補助光を発光する。調光モジュール３４は、補助光
発光部３２の発光を制御する。測光モジュール３６は、
被写体の輝度を測定する。測距モジュール３８は、被写
体までの距離を測定する。Ｃ−ＭＯＳセンサ４０は、フ
ァインダー光学系のファインダー像の結像位置を撮像す
るように配置され、カメラの撮影領域の画像を取り込
み、その画像を高速に処理して、画像の形状（輪郭）や
画像の動き（方向と移動量）の画像情報を制御マイコン
３０に出力する。Ｃ−ＭＯＳセンサ４０は、ＣＣＤに比
べて高速に読み出しができるＭＯＳ型の受光セルと、読
み出したデータを高速に処理して特徴抽出を行う処理部
とが１つの素子として形成されたものである。制御マイ
コン３０は、特徴抽出後の少ない情報量のデータを処理
すればよいので、高速に制御を行うことが可能である。
ＡＦエンコーダ４２は、ＡＦアクチュエータ４４の動作
量を検出する。ＡＦアクチュエータ４４は、交換レンズ
５０のレンズ駆動系を介して、交換レンズ５０の光学系
５４のフォーカスレンズを駆動する。
み、カメラの動作の制御を統括する。補助光発光部３２
は、補助光を発光する。調光モジュール３４は、補助光
発光部３２の発光を制御する。測光モジュール３６は、
被写体の輝度を測定する。測距モジュール３８は、被写
体までの距離を測定する。Ｃ−ＭＯＳセンサ４０は、フ
ァインダー光学系のファインダー像の結像位置を撮像す
るように配置され、カメラの撮影領域の画像を取り込
み、その画像を高速に処理して、画像の形状（輪郭）や
画像の動き（方向と移動量）の画像情報を制御マイコン
３０に出力する。Ｃ−ＭＯＳセンサ４０は、ＣＣＤに比
べて高速に読み出しができるＭＯＳ型の受光セルと、読
み出したデータを高速に処理して特徴抽出を行う処理部
とが１つの素子として形成されたものである。制御マイ
コン３０は、特徴抽出後の少ない情報量のデータを処理
すればよいので、高速に制御を行うことが可能である。
ＡＦエンコーダ４２は、ＡＦアクチュエータ４４の動作
量を検出する。ＡＦアクチュエータ４４は、交換レンズ
５０のレンズ駆動系を介して、交換レンズ５０の光学系
５４のフォーカスレンズを駆動する。
【００２５】交換レンズ５０は、光学系５４の他に、レ
ンズマイコン５２を備える。レンズマイコン５２は、カ
メラ本体１０の制御マイコン３０と接続され、交信する
ようになっている。
ンズマイコン５２を備える。レンズマイコン５２は、カ
メラ本体１０の制御マイコン３０と接続され、交信する
ようになっている。
【００２６】次に、このカメラの動作を説明する。
【００２７】図６（１）に示すようにファインダー窓１
２内に表示されるスコープＳを、多方向スイッチ２０の
操作によって移動させ、（２）に示すように、被写体Ｍ
の追従させたい部分にスコープＳを重ね、選択スイッチ
２４を押す。これによって、スコープＳが重なった領域
が主被写体領域として設定される。制御マイコン３０
は、この主被写体領域についてＣ−ＭＯＳセンサ４０が
特徴抽出した画像情報（特徴）を、特徴基準としてメモ
リに記憶する。
２内に表示されるスコープＳを、多方向スイッチ２０の
操作によって移動させ、（２）に示すように、被写体Ｍ
の追従させたい部分にスコープＳを重ね、選択スイッチ
２４を押す。これによって、スコープＳが重なった領域
が主被写体領域として設定される。制御マイコン３０
は、この主被写体領域についてＣ−ＭＯＳセンサ４０が
特徴抽出した画像情報（特徴）を、特徴基準としてメモ
リに記憶する。
【００２８】主被写体領域設定後、制御マイコン３０
は、撮影領域の画像についてＣ−ＭＯＳセンサ４０が特
徴抽出した画像情報（特徴）を、記憶している特徴基準
と比較し、特徴が大略一致する部分を検出し、その部分
を主被写体領域として更新する。そして、制御マイコン
３０は、（３）に示すように、更新した主被写体領域に
スコープＳを移動させる。これにより、スコープＳは、
被写体Ｍの移動に追従して移動する。
は、撮影領域の画像についてＣ−ＭＯＳセンサ４０が特
徴抽出した画像情報（特徴）を、記憶している特徴基準
と比較し、特徴が大略一致する部分を検出し、その部分
を主被写体領域として更新する。そして、制御マイコン
３０は、（３）に示すように、更新した主被写体領域に
スコープＳを移動させる。これにより、スコープＳは、
被写体Ｍの移動に追従して移動する。
【００２９】撮影条件は、主被写体領域を基準に決定す
る。
る。
【００３０】たとえば図７（Ｉ）に示すように、被写体
ＭにスコープＳを重ねて主被写体領域を設定すると、被
写体Ｍの移動に追従して移動するスコープＳが重なる合
焦エリア２ｃ，２ｂ，２ａが順に選択され、選択された
合焦エリア２ｃ，２ｂ，２ａについてフォーカスが合
う。
ＭにスコープＳを重ねて主被写体領域を設定すると、被
写体Ｍの移動に追従して移動するスコープＳが重なる合
焦エリア２ｃ，２ｂ，２ａが順に選択され、選択された
合焦エリア２ｃ，２ｂ，２ａについてフォーカスが合
う。
【００３１】また、図７（II）に示すように、ハニカム
状に配置された測光モジュール３６の測光セル４ａ〜４
ｎうち、スコープＳが重なる測光セル４ｅ，４ｈ，４
ｊ；４ｅ，４ｇ，４ｊ；４ｄ，４ｆ，４ｉが被写体の移
動にしたがって順に選択される。選択された測光セル４
ｅ，４ｈ，４ｊ；４ｅ，４ｇ，４ｊ；４ｄ，４ｆ，４ｉ
を基準に露出が決定される。
状に配置された測光モジュール３６の測光セル４ａ〜４
ｎうち、スコープＳが重なる測光セル４ｅ，４ｈ，４
ｊ；４ｅ，４ｇ，４ｊ；４ｄ，４ｆ，４ｉが被写体の移
動にしたがって順に選択される。選択された測光セル４
ｅ，４ｈ，４ｊ；４ｅ，４ｇ，４ｊ；４ｄ，４ｆ，４ｉ
を基準に露出が決定される。
【００３２】次に、第２実施形態のカメラについて説明
する。
する。
【００３３】このカメラは、大略、第１実施形態のカメ
ラと同様に構成されるが、主被写体領域の設定方法が第
１実施形態と異なる。
ラと同様に構成されるが、主被写体領域の設定方法が第
１実施形態と異なる。
【００３４】すなわち、たとえば図８（１）に示したよ
うに、撮影領域内に複数の被写体が存在する場合、制御
マイコン４０は、（２）に示したように、撮影領域の画
像についてＣ−ＭＯＳセンサ４０が特徴抽出した画像情
報に基づいて被写体の輪郭を認識し、（３）に示したよ
うに６つの合焦エリア３ａ〜３ｆのいずれかに重なる被
写体の輪郭を求める。そして、（４）に示したように、
合焦エリア３ａ〜３ｆのいずれかに重なる被写体の輪郭
の中心位置を求め、その中心位置にそれぞれ配置したス
コープＴ０〜Ｔ４を、ファインダー窓１２内に表示させ
る。スコープＴ０〜Ｔ４のうち１つ、たとえば初期設定
では中央のものＴ０は、（５）に示すように、他のスコ
ープＴ１〜Ｔ３に比べて目立つように表示され、そのス
コープＴ０が重なった被写体が主被写体として選択され
ていることを示す。そして、第１実施形態と同様に、選
択された主被写体の移動に追従してスコープＴ０が移動
し、主被写体領域を基準に撮影条件が設定される。主被
写体領域は、第１実施形態と同様に多方向スイッチ２０
および選択スイッチ２４を操作することによって、他の
スコープＴ１〜Ｔ３が重なっている被写体領域に切り替
えることができる。
うに、撮影領域内に複数の被写体が存在する場合、制御
マイコン４０は、（２）に示したように、撮影領域の画
像についてＣ−ＭＯＳセンサ４０が特徴抽出した画像情
報に基づいて被写体の輪郭を認識し、（３）に示したよ
うに６つの合焦エリア３ａ〜３ｆのいずれかに重なる被
写体の輪郭を求める。そして、（４）に示したように、
合焦エリア３ａ〜３ｆのいずれかに重なる被写体の輪郭
の中心位置を求め、その中心位置にそれぞれ配置したス
コープＴ０〜Ｔ４を、ファインダー窓１２内に表示させ
る。スコープＴ０〜Ｔ４のうち１つ、たとえば初期設定
では中央のものＴ０は、（５）に示すように、他のスコ
ープＴ１〜Ｔ３に比べて目立つように表示され、そのス
コープＴ０が重なった被写体が主被写体として選択され
ていることを示す。そして、第１実施形態と同様に、選
択された主被写体の移動に追従してスコープＴ０が移動
し、主被写体領域を基準に撮影条件が設定される。主被
写体領域は、第１実施形態と同様に多方向スイッチ２０
および選択スイッチ２４を操作することによって、他の
スコープＴ１〜Ｔ３が重なっている被写体領域に切り替
えることができる。
【００３５】以上説明した各実施形態のカメラは、主被
写体が移動しても、それに追従することができる。
写体が移動しても、それに追従することができる。
【００３６】なお、本発明は、上記各実施形態に限定さ
れるものではなく、その他種々の態様で実施可能であ
る。
れるものではなく、その他種々の態様で実施可能であ
る。
【００３７】たとえば、図９に示すように、交換レンズ
５０ａの駆動制御機構、すなわち、光学系５４のフォー
カスレンズを駆動するＡＦアクチュエータ５６、ＡＦア
クチュエータ５６の駆動量を検出するＡＦエンコーダ５
７、フォーカスレンズの位置を検出するＰＦエンコーダ
５８、フォーカスレンズの移動限界を検出する終端スイ
ッチ５９が交換レンズ５０ａ内に備えられ、交換レンズ
５０ａのレンズマイコン５２とカメラ本体１０の制御マ
イコン３０との交信によって、光学系のフォーカスレン
ズが駆動されるようにしてもよい。また、図５および図
９の構成に代え、図１０および図１１に示すように、Ｃ
−ＭＯＳセンサ４０ａが測光モジュール３６の機能を兼
ねるようにしてもよい。
５０ａの駆動制御機構、すなわち、光学系５４のフォー
カスレンズを駆動するＡＦアクチュエータ５６、ＡＦア
クチュエータ５６の駆動量を検出するＡＦエンコーダ５
７、フォーカスレンズの位置を検出するＰＦエンコーダ
５８、フォーカスレンズの移動限界を検出する終端スイ
ッチ５９が交換レンズ５０ａ内に備えられ、交換レンズ
５０ａのレンズマイコン５２とカメラ本体１０の制御マ
イコン３０との交信によって、光学系のフォーカスレン
ズが駆動されるようにしてもよい。また、図５および図
９の構成に代え、図１０および図１１に示すように、Ｃ
−ＭＯＳセンサ４０ａが測光モジュール３６の機能を兼
ねるようにしてもよい。
【図１】 従来例のカメラの説明図である。被写体が移
動する場合を示す。
動する場合を示す。
【図２】 従来例のカメラの説明図である。多数の被写
体が存在する場合を示す。
体が存在する場合を示す。
【図３】 本発明の第１実施形態のカメラの正面図およ
び背面図である。
び背面図である。
【図４】 図３のカメラの要部説明図である。
【図５】 図３のカメラの構成図である。
【図６】 スコープの説明図である。
【図７】 撮影条件決定の説明図である。
【図８】 本発明の第２実施形態のカメラの説明図であ
る。
る。
【図９】 変形例のカメラの構成図である。
【図１０】 他の変形例のカメラの構成図である。
【図１１】 さらに他の変形例のカメラの構成図であ
る。
る。
２ａ〜２ｃ，３ａ〜３ｆ 合焦エリア ４ａ〜４ｎ 測光セル １０ カメラ本体 １２ ファインダー窓 ２０ 多方向スイッチ（主被写体領域選択手段） ２２ 周辺部 ２４ 選択ボタン（主被写体領域選択手段） ３０ 制御マイコン（画像認識手段、主被写体領域記憶
手段） ３２ 補助光発光部 ３４ 調光モジュール ３６ 測光モジュール ３８ 測距モジュール ４０，４０ａ Ｃ−ＭＯＳセンサ（画像検出手段） ４２ ＡＦエンコーダ ４４ ＡＦアクチュエータ ５０,５０ａ 交換レンズ ５２ レンズマイコン ５４ 光学系 ５６ ＡＦアクチュエータ ５７ ＡＦエンコーダ ５８ ＰＦエンコーダ ５９ 終端スイッチ Ｍ 被写体 Ｓ，Ｔ０〜Ｔ３ スコープ（主被写体表示手段）
手段） ３２ 補助光発光部 ３４ 調光モジュール ３６ 測光モジュール ３８ 測距モジュール ４０，４０ａ Ｃ−ＭＯＳセンサ（画像検出手段） ４２ ＡＦエンコーダ ４４ ＡＦアクチュエータ ５０,５０ａ 交換レンズ ５２ レンズマイコン ５４ 光学系 ５６ ＡＦアクチュエータ ５７ ＡＦエンコーダ ５８ ＰＦエンコーダ ５９ 終端スイッチ Ｍ 被写体 Ｓ，Ｔ０〜Ｔ３ スコープ（主被写体表示手段）
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横田 聡 大阪府大阪市中央区安土町二丁目３番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 中村 公彦 大阪府大阪市中央区安土町二丁目３番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 Ｆターム(参考） 2H011 AA01 BA21 CA21 DA00 DA05 2H051 AA06 DA03 DA07 DA15 DA21 DA25 DA31 DB01 GA17 GB12 2H102 AA44 BB26 CA12
Claims (6)
- 【請求項１】 撮影視野内の画像を取り込み、該画像の
特徴抽出を行う画像検出手段と、 該画像検出手段の特徴抽出結果に基づいて、撮影視野内
において主被写体となる可能性のある候補領域を認識す
る画像認識手段と、 該画像認識手段が認識した候補領域を表示する表示手段
と、 該表示手段により表示された候補領域の中から、主被写
体が存在する主被写体領域として少なくとも１つを選択
する主被写体領域選択手段と、 該主被写体領域手段により選択された主被写体領域の画
像について上記画像検出手段が抽出した特徴を特徴基準
として記憶する主被写体領域記憶手段とを備えたことを
特徴とする、カメラ。 - 【請求項２】 撮影視野内の画像を取り込み、該画像の
特徴抽出を行う画像検出手段と、 撮影視野内において主被写体が存在する主被写体領域を
選択する主被写体領域選択手段と、 該主被写体領域手段により選択された主被写体領域の画
像について上記画像検出手段が抽出した特徴を特徴基準
として記憶する主被写体領域記憶手段とを備えたことを
特徴とする、カメラ。 - 【請求項３】 上記主被写体領域選択手段により主被写
体領域が選択された後に、上記画像検出手段により撮影
視野内の第２の画像を取り込ませて該画像の特徴抽出を
行わせて得た特徴を、上記主被写体領域記憶手段が記憶
している上記特徴基準と比較して、特徴が大略一致する
領域を主被写体領域として更新する主被写体追従手段を
さらに備えたことを特徴とする、請求項１又は２記載の
カメラ。 - 【請求項４】 主被写体領域を表示する主被写体領域表
示手段であって、上記主被写体追従手段による主被写体
領域の更新に応じて、主被写体領域の表示を更新する主
被写体領域表示手段をさらに備えたことを特徴とする、
請求項３記載のカメラ。 - 【請求項５】 主被写体領域に存在する被写体を基準に
撮影条件を決定する撮影条件決定手段であって、上記主
被写体追従手段による主被写体領域の更新に応じて、撮
影条件を更新する撮影条件決定手段をさらに備えたこと
を特徴とする、請求項３記載のカメラ。 - 【請求項６】 上記主被写体領域記憶手段が記憶する上
記特徴基準を、上記主被写体追従手段による主被写体領
域の更新に応じて、上記第２の画像の主被写体領域とし
て更新された部分について上記画像検出手段が抽出した
特徴に更新する特徴基準更新手段をさらに備えたことを
特徴とする、請求項３記載のカメラ。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10168280A JP2000002833A (ja) | 1998-06-16 | 1998-06-16 | カメラ |
| US09/333,676 US6327436B2 (en) | 1998-06-16 | 1999-06-16 | Camera and object tracing mechanism of camera |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10168280A JP2000002833A (ja) | 1998-06-16 | 1998-06-16 | カメラ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000002833A true JP2000002833A (ja) | 2000-01-07 |
Family
ID=15865098
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10168280A Pending JP2000002833A (ja) | 1998-06-16 | 1998-06-16 | カメラ |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6327436B2 (ja) |
| JP (1) | JP2000002833A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006058431A (ja) * | 2004-08-18 | 2006-03-02 | Fujinon Corp | オートフォーカスシステム |
| JP2010072659A (ja) * | 2009-11-06 | 2010-04-02 | Olympus Corp | カメラ |
| JP2010256642A (ja) * | 2009-04-27 | 2010-11-11 | Daiichikosho Co Ltd | 歌唱者画像撮影機能を有するカラオケシステム |
| JP2011075804A (ja) * | 2009-09-30 | 2011-04-14 | Daiichikosho Co Ltd | カラオケパーティに集う人々の顔を識別するシステム |
| JP2012133172A (ja) * | 2010-12-22 | 2012-07-12 | Nikon Corp | カメラ |
| US8300112B2 (en) | 2006-07-03 | 2012-10-30 | Canon Kabushiki Kaisha | Image processing apparatus and control method therefor |
| KR101445606B1 (ko) | 2008-02-05 | 2014-09-29 | 삼성전자주식회사 | 디지털 촬영장치, 그 제어방법 및 제어방법을 실행시키기위한 프로그램을 저장한 기록매체 |
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|---|---|---|---|---|
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| JP2003224767A (ja) * | 2002-01-29 | 2003-08-08 | Fuji Photo Film Co Ltd | 撮像装置、主要被写体位置決定方法、及びプログラム |
| GB2419488B (en) * | 2004-10-23 | 2010-10-27 | Hewlett Packard Development Co | Image processing |
| JP4873729B2 (ja) * | 2007-04-06 | 2012-02-08 | キヤノン株式会社 | 光学機器 |
| US8497928B2 (en) | 2007-07-31 | 2013-07-30 | Palm, Inc. | Techniques to automatically focus a digital camera |
| JP5144451B2 (ja) * | 2008-09-30 | 2013-02-13 | 富士フイルム株式会社 | 撮像装置およびフラッシュの制御方法 |
| JP2010096977A (ja) * | 2008-10-16 | 2010-04-30 | Canon Inc | 撮像装置 |
| KR101597823B1 (ko) * | 2009-03-19 | 2016-02-26 | 삼성전자주식회사 | 움직임 보상 장치 |
| WO2015191543A1 (en) * | 2014-06-10 | 2015-12-17 | Applied Materials Israel, Ltd. | Scanning an object using multiple mechanical stages |
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|---|---|---|---|---|
| KR950003569B1 (ko) * | 1990-04-19 | 1995-04-14 | 미쯔비시덴끼 가부시끼가이샤 | 촬상장치 및 이를 이용한 자동 초점맞춤 장치 |
| US5392091A (en) * | 1991-08-27 | 1995-02-21 | Nikon Corporation | Exposure calculating apparatus |
| JP3097250B2 (ja) | 1991-12-20 | 2000-10-10 | 株式会社ニコン | カメラの表示装置 |
| US5392088A (en) * | 1992-09-04 | 1995-02-21 | Nikon Corporation | Target follow-up device and camera comprising the same |
| JPH0738796A (ja) | 1993-07-21 | 1995-02-07 | Mitsubishi Electric Corp | 自動合焦装置 |
-
1998
- 1998-06-16 JP JP10168280A patent/JP2000002833A/ja active Pending
-
1999
- 1999-06-16 US US09/333,676 patent/US6327436B2/en not_active Expired - Lifetime
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| JP2011075804A (ja) * | 2009-09-30 | 2011-04-14 | Daiichikosho Co Ltd | カラオケパーティに集う人々の顔を識別するシステム |
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| JP2012133172A (ja) * | 2010-12-22 | 2012-07-12 | Nikon Corp | カメラ |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US20010012449A1 (en) | 2001-08-09 |
| US6327436B2 (en) | 2001-12-04 |
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