JP2001296198A - 圧力センサ - Google Patents

圧力センサ

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JP2001296198A JP2000113084A JP2000113084A JP2001296198A JP 2001296198 A JP2001296198 A JP 2001296198A JP 2000113084 A JP2000113084 A JP 2000113084A JP 2000113084 A JP2000113084 A JP 2000113084A JP 2001296198 A JP2001296198 A JP 2001296198A
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幸造 山岸
Masatsugu Sato
正継 佐藤
Akira Shoji
昭 東海林
Katsumi Ose
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 超高圧流体用の圧力センサを提供する。 【解決手段】 圧力センサを流体の流路壁(5)に固定
する継手部(6)と、この継手部(6)に保持されるこ
の継手部(6)とは別体に形成された圧力検出素子部
(7)とを有した圧力センサにおいて、圧力検出素子部
(7)に、圧力シール面(10)が設けられ、継手部
(6)に、圧力シール面(10)と流路壁(5)との間
にシール力を与えるシール力付与手段(13,14)が
設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両における燃料
噴射装置の燃料圧等のように例えば200MPa以上の
超高圧を検出するのに適した構造を有する圧力センサに
関する。
【0002】
【従来の技術】特開平1−96523号公報、特開平1
−296130号公報が開示するように、流体の圧力の
測定には被検知圧力と大気圧の圧力差を検出して電気信
号に変換する圧力センサが用いられる。図9又は図10
に示すように、圧力センサは、センサ本体を流体の流路
壁1に取り付けるためのネジ,フランジ等からなる取付
手段やセンサ本体と流路との気密を形成するためのOリ
ング溝,テーパ面,シール面等からなる気密手段を有す
る継手部2と、受圧ダイアフラム3aやその受圧ダイア
フラム3a上に形成された歪みゲージ3bを有する圧力
検出素子部3とを備えている。また、図示しないが、圧
力検出素子部3の上方には歪みゲージ3bに電気的に接
続される出力手段部を備えている。継手部2の圧力導入
孔2a内に導かれた流体の圧力は受圧ダイアフラム3a
の歪みに変換され、この歪みがダイアフラム3a上の歪
みゲージ3bで検出され、この歪みゲージ3bの低抗値
に応じた電気信号が出力手段部から出力される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】検出圧力レンジを例え
ば200MPa以上に高めようとする場合、圧力センサ
の受圧部の機械的強度も高めなければならない。
【0004】例えば図9に示した圧力センサは継手部2
と圧力検出素子部3を溶接によって接合しているが、こ
の溶接部4の機械的強度を高めるためには例えば接合面
積を広くしなければならない。しかしながら、十分な接
合面積を得るために溶接の溶け込み深さを深くすると、
溶接による入熱が大きくなり、この入熱が大きくなると
薄膜歪みゲージ3bにダメージを与えることになる。従
って、この接合面積を広げる方法は採用することができ
ない。また、溶接の溶着金属部とその近傍の熱影響部
は、溶接の熱影響を受けていない部分と比較して粒界腐
食や応力腐食が発生しやすいし、流体と接触することに
より引き起こされる腐食の危険性が高くなり、性能劣化
が懸念される。
【0005】溶接による薄膜歪みゲージ3bのダメージ
を回避するため薄膜歪みゲージ3bの替りに歪みゲージ
である半導体チップを金属ダイアフラム3aの上面に接
着することも考えられる。しかし、その場合接着層の厚
さの均一化が困難でありセンサの性能にバラツキを生じ
る要因となる。また、接着層のすべりや経時変化による
出力ドリフトも懸念される。さらにダイアフラム3aと
歪みゲージ3bである半導体チップとの間に接着層を介
しているため、歪みの伝達の遅れが生じ、出力応答速度
の遅れの要因となる場合もある。さらに、半導体チップ
を金属ダイアフラム3aの最適な位置に配置することは
困難で、特性(例えば出力スパン)のバラツキの要因と
なったり、後工程の出力手段部への電気的接続(例えば
ワイヤボンディング)に不具合を生じる要因となる。
【0006】また、図10に示した圧力センサは、継手
部2と圧力検出素子部3が一体構造になっているので、
上記溶接による機械的強度の低下等の問題は生じない
が、圧力導入孔2aとして小径の深孔を形成しなければ
ならないという問題がある。圧力検出素子部3に使用さ
れる材質は機械的強度及びバネ性に優れた金属(例えば
析出硬化系ステンレス鋼SUS630)であり、このよ
うな鋼種は総じて切削加工性が悪いため、形状を精度良
く高効率で加工することは困難である。特に、圧力導入
孔2aの終端部はダイアフラム3aであり、ダイアフラ
ム3aの形状精度は圧力センサの精度特性や耐久性等に
影響を及ぼすにもかかわらず、刃具の摩耗等による形状
精度の劣化が最も顕著に現れる。
【0007】また、ダイアフラム3a上に薄膜を形成す
る装置はチャンバ内を真空にする工程を要するので、内
容積はできる限り小さいようが良く、また、一回の薄膜
形成工程で数多くの圧力センサを生産するために、でき
る限り多くのワークを投入したほうが効率が良い。とこ
ろが、継手部2が圧力検出素子部3と一体である場合、
内容積の低減にも限度があり、投入数も限られてしまう
ため、薄膜歪みゲージ3bの形成工程における生産能力
が低下する。
【0008】さらに、継手部2については用途・ユーザ
により要求が異なりその全てに対応するためには数多く
のバリエーションが出来てしまうが、製造設備等による
制約を受け対応が困難となる。
【0009】本発明は、別個に作られた継手部と圧力検
出素子部との接合部に流体が触れることがないように
し、また継手部と圧力検出素子部との間を溶接する場合
にあっても溶接熱が圧力検出素子部の薄膜歪みゲージに
影響しないようにするとともにその溶接部と流体との接
触を回避することができ、又は用途やユーザの要求に応
じた継手部を簡易に装着することができる、超高圧流体
の圧力検出に適した圧力センサを提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、圧力センサを流体の流路壁
(5)に固定する継手部(6)と、この継手部(6)に
保持されるこの継手部(6)とは別体に形成された圧力
検出素子部(7)とを有した圧力センサにおいて、上記
圧力検出素子部(7)に、圧力シール面(10)が設け
られ、上記継手部(6)に、上記圧力シール面(10)
と上記流路壁(5)との間にシール力を与えるシール力
付与手段(13,14)が設けられた圧力センサを採用
する。
【0011】また、請求項2の発明は、請求項1に記載
された圧力センサにおいて、圧力検出素子部(7)の圧
力感知部は、圧力検出素子部(7)の金属製のダイアフ
ラム(7a)上に絶縁膜を介して形成された薄膜歪みゲ
ージ(7e)である圧力センサを採用する。
【0012】また、請求項3の発明は、請求項1に記載
された圧力センサにおいて、継手部(6)と圧力検出素
子部(7)とが相互の相対的移動を許容するように結合
されている圧力センサを採用する。
【0013】また、請求項4の発明は、請求項1に記載
された圧力センサにおいて、継手部(6)と圧力検出素
子部(7)とが固着された圧力センサを採用する。
【0014】また、請求項5の発明は、請求項1に記載
された圧力センサにおいて、圧力検出素子部(7)は少
なくとも一部が鍛造加工によって形成された圧力センサ
を採用する。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0016】<実施の形態1>この圧力センサは、例え
ば車両用エンジンの燃料噴射装置における燃料等のよう
な超高圧(例えば200MPa以上)の流体の圧力を測
定するためのものであって、図1に示すように、この圧
力センサを流体の流路壁5に固定する継手部6と、この
継手部6に保持されるこの継手部6とは別体に形成され
た圧力検出素子部7とを具備している。
【0017】流体の流路壁5は例えば燃料噴射装置のチ
ャンバであり、圧力センサは継手部6を介しチャンバ壁
等の流路壁5に固定される。流路壁5には圧力センサが
連結される凹部5aが設けられ、凹部5aの底には連結
面5bが形成され、この連結面5bに流体の流路の開口
5cが臨んでいる。
【0018】圧力検出素子部7は継手部6と別体の別部
品とされることにより、その形状の統一が可能になる。
これにより、単独の製造設備による効率の良い生産が可
能となるとともに、圧力センサの用途、ユーザの要求等
による継手部6に対する多種多様なアプリケーションに
も対応が可能となる。また、継手部6の材質の選択肢が
多くなり、強度を確保したうえで安価な材質、加工性の
よい材質の選択が可能となる。
【0019】圧力検出素子部7は、ダイアフラム7a
と、ダイアフラム7aを支持する筒状の支持台7bと、
支持台7bのダイアフラム7aとは反対側の端に設けら
れたフランジ状の座板7cと、座板7cの下面からダイ
アフラム7aの内面へと伸びる圧力導入孔7dとを有し
ている。これらの部分は特開平10−46239号公報
に例示される鍛造加工により形成される。この方法によ
り圧力検出素子部7を作るには、例えば析出硬化型ステ
ンレス鋼を素材として圧力導入孔7dとダイアフラム7
aの内面とを鍛造により形成し、次にダイアフラム7a
の外面と支持台7bの外面と座板7cとを旋削等により
切り出す。超高圧(例えば200MPa以上)で使用す
る場合、圧力検出素子部7のダイアフラム7a及び支持
台7bの受圧部内面は応力集中をさけるため段差の少な
い形状で面粗度が高いほうが好ましい。上記析出硬化型
ステンレス鋼の鍛造加工によれば、切削加工と比較し
て、同等以上の面粗度の内面が効率良く加工出来る。ま
た、ダイアフラム7aと支持台7bの境界部8のR形状
も切削加工と比較してより高い精度で効率良く加工する
ことが出来る。より超高圧使用での信頼性を高める場
合、研磨仕上げ等によりダイアフラム7aの受圧面の面
粗度を上げることも可能である。ダイアフラム7aと支
持台7bの境界部8のR形状は、ダイアフラム7a上の
薄膜歪ゲージ7eで歪を検出することができる範囲で大
きい方が好ましい。
【0020】ダイアフラム7aはこの圧力センサの起歪
部となるもので圧力導入孔7dの一端を閉塞する。ダイ
アフラム7aは上述したように析出硬化系ステンレス鋼
(SUS630)等で構成されることにより機械的強度
及びバネ性が与えられる。圧力検出素子部7の圧力導入
孔7dに流入した流体の圧力がダイアフラム7aの内側
の受圧面に作用することで、ダイアフラム7aが弾性変
形する。
【0021】ダイアフラム7aの受圧面とは反対側の外
面には図示しない絶縁膜を介し薄膜歪みゲージ7eが設
けられている。絶縁膜は酸化珪素(SiO2)の薄膜で
形成される。薄膜歪みゲージ7eはシリコン薄膜で構成
され、特公平6−70969号公報に例示されるシリコ
ン薄膜ピエゾ抵抗素子の製造法によって上記絶縁膜の上
に形成される。酸化珪素及びシリコン薄膜はプラズマC
VD法により、析出形成することができ、薄膜歪ゲージ
7eは上記シリコン簿膜に対してフォトエッチングを施
すことにより形成することができる。流体の圧力を受け
てダイアフラム7aが撓むと薄膜歪みゲージ7eも同様
に撓みその変形量に応じて電気信号を発生する。この歪
みゲージ7eとダイアフラム7aの金属面との間には接
着剤等が介在しないので、歪みの伝達に遅れを生ぜず、
出力応答速度が速い。また、歪みゲージ7eはダイアフ
ラム7a上適正位置に配置され、特性(例えば出力スパ
ン)にバラツキを生じないし、出力手段部(図7又は図
8参照)へも適正な電気的接続を行うことができる。
【0022】座板7cのダイアフラム7a側に位置する
上面は継手部6が接する座面9とされ、反ダイアフラム
7a側の下面は平滑な圧力シール面10とされる。圧力
シール面10と流路壁5の平滑な連結面5bとの間には
シール材である金属製の平パッキン11が介在し、圧力
検出素子部7と流路壁5との間からの流体の漏れを防止
している。平パッキン11には流体を流路壁5側から圧
力導入孔7dへ通すための貫通穴11aが形成されてい
る。
【0023】継手部6は圧力検出素子部7を覆う筒体で
あり、その上記座板7cに対向する底部には座板7cの
座面9に当たる平滑な当接面12が形成されている。上
記圧力検出素子部7はそのダイアフラム7a及び支持台
7bが継手部6の中心の貫通孔6aへ挿入され、座板7
cの座面9が継手部6の当接面12に当てられる。継手
部6の上部にはスパナ等の工具を係止するための六角部
6bが形成されている。継手部6における六角部6bと
当接面12との中間個所には上記圧力シール面10にシ
ール力を与えるためのシール力付与手段が設けられてい
る。シール力付与手段は具体的にはネジであり、その雄
ネジ13がこの継手部6側に形成され、雌ネジ14が流
路壁5側に形成されている。継手部6はその六角部6b
に工具が掛けられ流路壁5上で回されることによりネジ
締めされる。継手部6を流路へ取付ける際のネジによる
軸方向推力により、継手部6の下端の当接面12は圧力
検出素子部7の座面9と密着し、さらに座面9の反対側
の圧力シール面10がシール材であるパッキン11を流
路壁5の連結面5bとの間で加圧する。パッキン11は
圧力シール面10と連結面5bとの間で圧縮され両面に
密着する。パッキン11等のシール材の材料としては、
例えば200MPa以上の圧力の場合、軟鋼又はステン
レス鋼を用いるのが望ましい。このような構成により、
圧力検出素子部7と流路壁5の開口5cとの接続部の気
密性が確保され、高圧の流体は継手部6と圧力検出素子
部7との接合部に向かうことなく圧力導入孔7d内に流
入する。
【0024】その他、継手部6の六角部6bの上部には
電気信号を出力するための出力手段部(図7又は図8参
照)を固定するための構造が設けられる。
【0025】なお、シール力付与手段はネジ13,14
及び六角部6bに代えてフランジとこのフランジが嵌り
込む凹溝とすることができる。
【0026】また、上記圧力検出素子部7の座面9と継
手部6の当接面12は溶接等により固定してもよい。こ
の圧力センサの構造によれば、座面9と当接面12の溶
接部が流体圧力による引張荷重を受けることはなく、ま
た流体と直接接触することもないため、溶接部の機械的
強度に対する配慮は不要となり腐食による性能劣化の懸
念も解消される。
【0027】また、上記圧力シール面10のシール方法
としては、超高圧を想定した場合、金属同士のメタルシ
ールが望ましい。このシール方式としては図1に示した
メタル平パッキン11のほか、図2のメタルコーンパッ
キン15、図3のメタルレンズパッキン16(レンズ型
部分の上下でシールするもの)、図4のメタルレンズパ
ッキン17(レンズ型部分のテーパー面でシールするも
の)、図5のメタルOリング18又はメタルCリングを
用いることができる。また、図6に示すように、座板7
cの圧力シール面10に環状突起19を形成しこの環状
突起19を流路壁5の連結面5bに押し付けることによ
りシールする直接シール方式を採用することもできる。
【0028】<実施の形態2>図7に示す圧力センサの
継手部6と圧力検出素子部7は相互の相対移動が許容さ
れるように結合しており、そのため継手部6は圧力検出
素子部7の筒状支持台7bの回りを回転可能であり且つ
支持台7bに沿ってスライド可能である。
【0029】圧力検出素子部7の支持台7bの外周に
は、例えばSUS430からなる金属をプレスや切り起
こし等により加工してなる円筒ケース20が被せられ溶
接により固定されている。円筒ケース20は圧力検出素
子部7のダイアフラム7aよりも上方に立ち上がってい
る。
【0030】円筒ケース20の外周には、メッキ処理
(例えば無電解ニッケルメッキ、亜鉛メッキ)を施した
一般鋼材で構成された継手部6が被せられている。継手
部6は円筒ケース20の形状に応じ円筒ケース20より
も先又は後に圧力検出素子部7の支持台7bに被せられ
る。円筒ケース20の外周と継手部6の貫通穴6aの内
周との間には微小なクリアランスが設けられ、そのため
上述のごとく継手部6は支持台7bに対し回転可能且つ
スライド可能である。
【0031】円筒ケース20のダイアフラム7aよりも
上方には流体圧力を電気信号として出力するための出力
手段部が設けられている。すなわち、円筒ケース20内
のダイアフラム7aよりもやや上方には増幅回路等を含
んだ回路基板21が固定され、回路基板21よりも上方
にはコネクタ22が固定され、回路基板21とコネクタ
22との間はフレキシブル基板23で電気的に接続され
ている。
【0032】回路基板21は例えば積層セラミック基
板、ガラエポ基板等で構成され、接着剤等により円筒ケ
ース20に固定される。回路基板21及びフレキシブル
基板23はダイアフラム7a上の薄膜歪みゲージ7eに
ボンディングワイヤ24により電気的に接続される。
【0033】コネクタ22はPBT,ABS,PPS等
の樹脂材料にて構成され、カシメ等により円筒ケース2
0に固定される。カシメ部分には円筒ケース20内を密
封するためのOリング25が設けられている。回路基板
21はこのコネクタ22にフレキシブル基板23により
電気的に接続される。
【0034】この圧力センサによれば、圧力検出素子部
7の座板7cの圧力シール面10を流路壁5の連結面5
bに押し付けるようにして圧力検出素子部7を流路壁5
に固定した状態で、継手部6を回転させることで流路壁
5に取り付けることが出来る。継手部6を回転させると
雌雄ネジ14,13が螺合することによる軸方向推力に
より、継手部6の下端の当接面12が圧力検出素子部7
の座面9と密着し、さらに座面9の反対側の圧力シール
面10がパッキン11などのシール材を流路壁5の連結
面5bとの間で加圧する。パッキン11は圧力シール面
10と連結面5bとの間で圧縮されて両面に密着する。
また、継手部6を回転させる間、圧力検出素子部7から
コネクタ22に至る部分は流路壁5に対して静止可能で
あるから、コネクタ22の姿勢及び位置を正確に流路壁
5上に定めることが可能である。
【0035】<実施の形態3>図8に示すように、この
圧力センサは実施の形態2の圧力センサと異なり、継手
部6が圧力検出素子部7に固着されている。すなわち、
圧力検出素子部7の座板7cの座面9に例えばSUS3
04,SUS430からなる溶接が可能な金属で出来た
継手部7の当接面12が突き当てられ、溶接(例えばレ
ーザー溶接)により接合されている。
【0036】しかし、圧力シール面10は圧力検出素子
部7の座板7cの下面に形成され、この圧力シール面1
0が流路壁5の連結面5bにパッキン11を介し押し付
けられるので、上記溶接部26が流体圧力による引張荷
重を受けることはなく、また流体と直接接触することも
ない。従って、溶接部26はその締め付け時の機械的強
度のみ考慮すればよく、気密接合である必要はない。
【0037】なお、この圧力センサのコネクタ22は、
実施の形態2の場合と異なり、継手部6の上部の薄肉部
にて気密用Oリング25を含めて加締め固定されてい
る。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、圧力センサの継手部と
圧力検出素子部との接合部に流体が触れることがないよ
うにし、また継手部と圧力検出素子部との間に溶接部を
設ける場合にあっても溶接熱が圧力検出素子部の薄膜歪
みゲージに影響しないようにすることができるとともに
その溶接部と流体との接触を回避することができる。従
って、例えば200MPa以上の超高圧を検出すること
が可能となる。また、用途やユーザの要求に応じた継手
部を簡易に装着することができるので、継手部の多種多
様なアプリケーションに対応しながら製作することが可
能となる。また、継手部と圧力検出素子部とが別体であ
るから、薄膜歪みゲージの形成工程において圧力検出素
子部のみを薄膜形成装置の真空チャンバ内に投入するこ
とができ、一回の薄膜形成工程で数多くの圧力センサを
生産することができる。従って、圧力センサの生産能率
が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る圧力センサの要部を示す縦断面図
である。
【図2】メタルコーンパッキンにより圧力センサをシー
ルした状態を示す縦断面図である。
【図3】メタルレンズパッキンにより圧力センサをシー
ルした状態を示す縦断面図である。
【図4】他の形状のメタルレンズパッキンにより圧力セ
ンサをシールした状態を示す縦断面図である。
【図5】メタルOリング又はメタルCリングにより圧力
センサをシールした状態を示す縦断面図である。
【図6】圧力検出素子部と一体の環状突起により圧力セ
ンサをシールした状態を示す縦断面図である。
【図7】本発明に係る圧力センサの第二の実施の形態を
示す縦断面図である。
【図8】本発明に係る圧力センサの第三の実施の形態を
示す縦断面図である。
【図9】従来の圧力センサの一例を示す縦断面図であ
る。
【図10】従来の圧力センサの他の例を示す縦断面図で
ある。
【符号の説明】
5…流路壁 6…継手部 7…圧力検出素子部 7a…ダイアフラム 7e…薄膜歪みゲージ 10…圧力シール面 13…雄ネジ 14…雌ネジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 正継 東京都大田区東馬込1−30−4 長野計器 株式会社内 (72)発明者 東海林 昭 茨城県ひたちなか市津田1895−18 株式会 社青山製作所茨城工場内 (72)発明者 小瀬 勝美 茨城県ひたちなか市津田1895−18 株式会 社青山製作所茨城工場内 Fターム(参考) 2F055 BB16 CC02 DD01 EE11 FF43 GG11 HH03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧力センサを流体の流路壁に固定する継
    手部と、この継手部に保持されるこの継手部とは別体に
    形成された圧力検出素子部とを有した圧力センサにおい
    て、上記圧力検出素子部に、圧力シール面が設けられ、
    上記継手部に、上記圧力シール面と上記流路壁との間に
    シール力を与えるシール力付与手段が設けられたことを
    特徴とする圧力センサ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された圧力センサにおい
    て、圧力検出素子部の圧力感知部は、圧力検出素子部の
    金属製のダイアフラム上に絶縁膜を介して形成された薄
    膜歪みゲージであることを特徴とする圧力センサ。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載された圧力センサにおい
    て、継手部と圧力検出素子部とが相互の相対移動を許容
    するように結合されていることを特徴とする圧力セン
    サ。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載された圧力センサにおい
    て、継手部と圧力検出素子部とが固着されたことを特徴
    とする圧力センサ。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載された圧力センサにおい
    て、圧力検出素子部は少なくとも一部が鍛造加工によっ
    て形成されたことを特徴とする圧力センサ。
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