JP2001295851A - 軸継手 - Google Patents

軸継手

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JP2001295851A JP2000110320A JP2000110320A JP2001295851A JP 2001295851 A JP2001295851 A JP 2001295851A JP 2000110320 A JP2000110320 A JP 2000110320A JP 2000110320 A JP2000110320 A JP 2000110320A JP 2001295851 A JP2001295851 A JP 2001295851A
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    • F16D1/06Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements for attachment of a member on a shaft or on a shaft-end
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 継手本体に対するスリットの切り込み量を
浅くして強度を維持しつつ、軸締結力を十分に確保可能
な軸継手を容易に製造し得ることにある。 【解決手段】 軸継手は、軸を嵌挿するための軸穴3が
貫通形成されて筒状をなす継手本体2に対し、同本体2
の端面側から前記軸穴3の軸線方向に沿って該軸穴3を
二分するように第1のスリット4が切り込み形成される
と共に、前記本体2の外周面側からは前記軸穴3の軸線
と交差する方向に前記軸穴3及び第1のスリット4まで
達する第2のスリット5が切り込み形成され、前記第1
のスリット4の間隔を外的な締付力により狭めることで
前記軸穴3の径が縮径されるように構成されている。更
に、前記継手本体2に対する第2のスリット5の切り込
み形成領域は、前記軸穴3の軸線と交差する平面内で、
前記第1のスリット4を境として両側に不等分に分割さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は二つの機械的要素を
一体化してトルクや回転角の伝達をするための軸継手に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、軸継手としては、図6、図7
に示すようなものが提案されている。即ち、これら従来
の軸継手21,31では、軸穴22,32が貫通形成さ
れて筒状をなす継手本体23,33に対して、軸穴2
2,32の軸線方向に沿う第1のスリット24,34が
前記軸穴22,32を二分するように切り込み形成され
ている。また、継手本体23,33の外周面側からは第
2のスリット25,35が前記軸穴22,32の軸線と
直交する方向へ切り込み形成され、それら第2のスリッ
ト25,35の切り込み形成領域は第1のスリット2
4,34によって左右各領域が等分に二分されている。
【0003】なお、図6に示す軸継手21では、第2の
スリット25が継手本体23の一方(図6では下方)の
外周面からのみ深く切り込み形成されており、その切り
込み形状は、継手本体23における残留部26との境界
線が直線状をなすように形成されている。また、図7に
示す軸継手31では、第2のスリット35が軸穴32の
軸線を中心にして点対称となる位置で互いに対をなすよ
うに、図6に示す軸継手21の場合よりも浅く切り込み
形成され、各スリット35の切り込み形状は、継手本体
33における残留部36との境界線が円弧状をなすよう
に形成されている。
【0004】そして、これら各軸継手21,31におい
ては、第1のスリット24,34を横断するようにして
継手本体23,33に設けられた締付けねじ(図示しな
い)が締め付けられることにより、前記軸穴22,32
の径が縮径するように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図6に示し
た軸継手21では、第2のスリット25が一つだけの構
成であるため、軸穴22に嵌挿した軸に対する締結力を
増大させるべく、第2のスリット25の切り込み量を比
較的深く切り込むことが可能である反面、該第2のスリ
ット25の切り込み量を深くすると、継手本体23の強
度が十分に確保できないという問題があった。また、第
2のスリット25の切り込み形状は残留部26との境界
線が直線状をなしているため、切り込み工程ではスリッ
ト加工用の円形カッターを複数方向へ移動させなければ
ならず、製造作業が煩雑化するという問題もあった。
【0006】一方、図7に示した軸継手31では、第2
のスリット35が軸穴32の軸線を中心にして点対称と
なるように2つ形成される構成のため、各第2のスリッ
ト35の切り込み量を軸穴32の中心(軸線)を越える
ような深さまで切り込めず、その結果、軸穴32に嵌挿
した軸に対する摩擦係止部位(即ち、締付時における軸
との接触部分)を十分に確保できないという問題があっ
た。
【0007】本発明は前記各問題を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、継手本体に対するスリ
ットの切り込み量を浅くして強度を維持しつつ、軸締結
力を十分に確保可能な軸継手を容易に製造し得ることに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、軸を嵌挿するための軸穴
が貫通形成されて筒状をなす継手本体に対し、同本体の
端面側から前記軸穴の軸線方向に沿って該軸穴を二分す
るように第1のスリットが切り込み形成されると共に、
前記本体の外周面側からは前記軸穴の軸線と交差する方
向に前記軸穴及び第1のスリットまで達する第2のスリ
ットが切り込み形成され、前記第1のスリットの間隔を
外的な締付力により狭めることで前記軸穴の径が縮径さ
れるようにした軸継手において、前記継手本体に対する
第2のスリットの切り込み形成領域を、前記軸穴の軸線
と交差する平面内で、前記第1のスリットを境として両
側に不等分に分割されるようにしたことを要旨としてい
る。
【0009】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の発明において、前記第2のスリットの切り込み
形状は、継手本体における残留部との境界線が円弧状を
なすように形成されていることを要旨としている。
【0010】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
又は請求項2に記載の発意において、 前記第2のスリ
ットは、前記軸穴の軸線を中心にして点対称となる位置
に形成された一対のスリットからなることを要旨として
いる。
【0011】
【発明の実施形態】以下、本発明をクランピングタイプ
の軸継手に具体化した一実施形態を、図1〜図5に基づ
き説明する。
【0012】図1に示すように、本実施形態に係る軸継
手1は、アルミニウム合金からなり表面にアルマイト処
理が施された継手本体2を有している。この継手本体2
は、後述する軸X及びモータ軸Y(図3参照)を嵌挿す
るための軸穴3が貫通形成された筒状をなしている。継
手本体2の一方の端面側(図1(b)では右側)からは
第1のスリット4が前記軸穴3の軸線方向に沿って該軸
穴3を二分するように(即ち、継手本体2の直径方向
に)切り込み形成されている。
【0013】また、前記継手本体2の外周面側からは前
記軸穴3の軸線Oを中心にして点対称となる位置で対を
なすように第2のスリット5が一つずつ前記軸穴3の軸
線Oと直交する方向に切り込み形成されている。これら
両第2のスリット5は、図1(b)に示すように、継手
本体2の他方の端面側(図1(b)では左側)寄りの位
置に切り込まれており、この第2のスリット5により継
手本体2は肉厚の変形部6と肉薄の固定部7に区画され
ている。そして、これら変形部6と固定部7とを貫通す
るように前記継手本体2にはリベット孔8が前記第1の
スリット4の切り込み位置と90度位相が異なる位置に
形成されている。
【0014】また、継手本体2における変形部6には、
各第1のスリット4を横断して締め付けねじ9をワッシ
ャ10を介して挿入するための凹部11とねじ孔12と
が対向して形成されている。そして、前記ねじ9を締め
付けることにより各第1のスリット4の間隔が狭められ
て軸穴3の径が縮径し、軸穴3の内周面が軸X等の外周
面に圧接されて軸継手1が軸X等に強固に取り付け固定
されるようになっている。尚、軸継手1の回転バランス
を考慮して、前記ねじ9は各々反対方向から挿入される
構造となっている。
【0015】ここで、前記第2のスリット5について、
さらに詳しく説明すると、前記各第2のスリット5は、
その切り込み形状が、図1(c)に示すように、継手本
体2における残留部13との境界線が円弧状となるよう
に切り込み形成されている。そして、切り込み加工がな
されていない前記残留部13にて、継手本体2は前記変
形部6と固定部7が連結される構成とされている。尚、
この残留部13は十分な剛性を備えており、例えば前記
モータ軸Yから伝達されるトルクや回転角を軸X側へ速
やかに且つ確実に伝達可能な一体構造を継手本体2に付
与している。
【0016】また、図1(c)に示すように、前記各第
2のスリット5の切り込み形成領域は、前記第1のスリ
ット4を境界としてその両側で異形状となっている。即
ち、前記軸穴2の軸線Oと直交する平面内において、各
第2のスリット5の切り込み形成領域は、第1のスリッ
ト4により不等分に分割されている。このように、第2
のスリット5の切り込み形成領域が第1のスリット4に
より不等分に分割される構成は、第2のスリット5を切
り込み加工する際における加工用の円形カッター14の
切り込み角度(スリット加工のためのカッター移動停止
位置でカッターの中心Pと軸穴3の中心Oとを結ぶ線分
が第1のスリット4の延長線に対してなす角度のことで
あり、カッター挿入角度ともいう。)θを第1のスリッ
ト4を基準線として所定角度だけ継手本体2の周方向へ
変位させることにより得られる。
【0017】そこで、次に、前記継手本体2に対する第
2のスリット5の切り込み形成方法について、図2に基
づき説明する。さて、図2に示すように、前記第1のス
リット4が予め切り込み形成されてなる継手本体2を図
示しない固定装置により位置決め保持した状態で、先
ず、円形カッター14(厚さ0.8mm)の回転中心P
を第1のスリット4の延長線上から側方(図2では左
側)に位置させる。本実施形態では、前記切り込み角度
θが45度となる位置に配置される。そして、その位置
から前記円形カッター14を継手本体2における軸穴3
の中心(軸線O)に向けて前進させる。
【0018】すると、前記円形カッター14は継手本体
2の一方の外周面に対して水平方向に切り込んで第2の
スリット5を切り込み形成する。このとき前記カッター
14の先端は、切り込み加工が進むに従い、先ず軸穴3
に到達し、さらに二点鎖線で示すように軸穴3の中心
(軸線O)に到達する直前位置まで前進する。そして、
同位置にて片方の第2のスリット5の切り込み加工を終
了し、その後、同様にして、継手本体2における反対側
の外周面に対して残る片方の第2のスリット5を切り込
み形成する。すると、継手本体2には前述したとおりの
第2のスリット5が軸穴3の軸線を中心にして点対称と
なる位置で対をなすように形成される。
【0019】次に、上記のように構成された軸継手1の
使用状態を図3に従って説明する。先ず、2個の軸継手
1を互いに内側が固定部7となるよう配設する。このと
き、両軸継手1は一対のディスク15及びスペーサ16
を介してピン17をリベット孔8に挿入することにより
両固定部7間が連結される。そして、一方の軸継手1に
おける変形部6をモータ軸Yに取り付け、他方の軸継手
1における変形部6を回転トルクを伝達すべき軸Xに取
り付け、その状態においてトルクレンチ等により締付け
ねじ9を締め付けると、軸穴3の径が縮径される。
【0020】ここで、このような軸継手1では、第1の
スリット4により第2のスリット5の切り込み形成領域
が不等分に分割されていることから、継手本体2の変形
部6においては残留部13を基端側として継手本体2の
周方向へ片持ち支持状態とされる両変形アーム6a,6
bの各アーム長が異なることになる。そのため、軸穴3
の中心(軸線O)方向に対する切り込み深さが浅い場合
でも、前記両変形アーム6a,6bのうち一方の変形ア
ーム6aに関しては、そのアーム長を第2のスリット5
が深く切り込まれた場合と同様に確保できる。従って、
締付けねじ9の締付力により前記変形アーム6aが撓ん
だ際、軸穴3に嵌挿された軸Xやモータ軸Yの外周面と
前記変形アーム6aの内周面とは互いに接触し合う部位
の面積が広く確保されることになる。摩擦係止部位が広
く確保されることになり、軸X及びモータ軸Yは各軸継
手1により確実にクランプされることになる。
【0021】そこで次に、前記軸継手1に関して、継手
本体2の外周面に対する前記円形カッター14の切り込
み角度θを、第1のスリット4の延長線に対して、15
度、30度、45度、60度にそれぞれ設定して第2の
スリット5を切り込み形成した場合の軸継手1の締結力
(スリップトルク)を測定した。尚、各試験に用いた各
軸継手1については、同一サイズの外径及び軸穴径のも
のを用い、その試験方法については、各軸継手1を軸X
に取り付け(各締付けねじ9の締め付けトルクは2.5
Nmにて統一した。)、該軸継手1に対して軸Xが滑り
出すときのスリップトルクを各タイプ毎にそれぞれ5回
測定している。
【0022】この結果を、図4に示す。尚、図4におい
ては、前記第2のスリット5が軸穴3の軸線Oを中心に
して点対称となるように一対形成した場合の各試験例を
上方のグラフ線Aで示し、前記第2のスリット5が一つ
だけ形成した場合の各試験例を下方のグラフ線Bにより
示した。又、図4において前述した角度θが0度の軸継
手は、図6,図7に示す従来の軸継手21,31に相当
するものである。
【0023】ここで、スリップトルクは摩擦によるもの
であるから、各タイプの測定値のうち最小値に基づき締
結力を判断するのが適していると判断される。従って、
図4の結果から明らかなように、第1のスリット4の延
長線に対し第2のスリット5の切り込み角度θが30〜
60度の範囲のタイプでは、従来の軸継手21,31と
同様の切り込み角度θが0度のものに比較して1.5〜
2.0倍の締結力を得ることができた。さらに、前記角
度θが45〜60度の範囲のタイプでは、従来の切り込
み角度θが0度のものに比較して1.7〜2.0倍の好
ましい締結力を得ることができた。
【0024】従って、上記した本実施形態の軸継手1に
よれば次のような効果を奏する。 (1)第2のスリット5の切り込み量が浅い場合でも、
変形部6における片方の変形アーム6aがアーム長を第
2のスリット5が深く切り込まれた場合とほぼ同様に長
く確保できる。従って、継手本体2の強度を維持しつつ
軸Xやモータ軸Yに対する締付力(スリップトルク)を
十分に確保することができる。
【0025】(2)また、第2のスリット5の切り込み
形状において残留部13との境界線が円弧状をなす構成
であるため、円形カッター14を軸穴3の中心(軸線
O)に向けて前進させるだけでよいため、製造工程での
カッター移動操作をシンプルにすることができ、製造コ
ストを低減できる。
【0026】(3)さらに、第2のスリット5が軸穴3
の軸線を中心にして点対称となる位置に二つ形成されて
いるため、締付けねじ9を二本使用して締め付けること
になり、第2のスリット5が一つだけの場合に比して前
記締付力(スリップトルク)を略倍加することができ
る。
【0027】(4)しかも、本実施形態の軸継手1の場
合は、第2のスリット5の切り込み角度θが45度に設
定されているため、継手本体2の強度を維持しつつ変形
部6における変形アーム6aの長さを十分に確保して最
適な締付力(スリップトルク)を発揮させることができ
る。ちなみに、図4に示した各試験例の結果からも明ら
かなように、従来の切り込み角度θが0度の軸継手との
比較においては、前記切り込み角度θは15度以上あれ
ば締付力(スリップトルク)を顕著に向上し得る。
【0028】なお、前記実施形態は次のような別例に変
更して具体化することもできる。 ・ 前記実施形態では、第2のスリット5を軸穴3の軸
線Oを中心にして点対称となる位置に一対形成したが、
第2のスリット5が継手本体2の外周面に対して1つの
み形成されたものとしてもよい。
【0029】・ また、前記実施形態では、第2のスリ
ット5を切り込む際に円形カッター14の回転中心Pを
切り込み角度θが45度となる位置まで第1のスリット
4の延長線から側方へ大きく移動させ、その位置から軸
穴3の中心(軸線O)に向かって直線的に移動させる構
成としたが、次のような切り込み加工方法でもよい。即
ち、図5に示すように、円形カッター14の回転中心P
を切り込み移動停止時における前記切り込み角度θが4
5度となる位置を通る線上であって、第1のスリット4
の延長線と平行をなす線上に位置させ、該位置から継手
本体2の方向に向けて第1のスリット4の延長線と平行
に移動させてもよい。このようにすれば、より一層、製
造工程を省スペースにて短時間に行える。
【0030】・ 前記実施形態では、第2のスリット5
の切り込み形状を、残留部13との境界線が円弧状をな
すように構成したが、該境界線が直線状をなすように構
成してもよい。
【0031】・ また、第2のスリット5の切り込み形
成領域が第1のスリット4によって不等分に分割される
ならば、前記切り込み角度θは45度に限定されず、該
角度θが0度を越える値を適宜に採用可能である。但
し、継手本体2の強度を維持しつつ軸継手1による締付
力(スリップトルク)を顕著に向上させるためには、1
5度〜60度の範囲が採用可能範囲であり、30度〜6
0度が好適範囲であり、45度〜60度が最適範囲であ
る。
【0032】・ また、継手本体2は、アルミニウム合
金に代えて、ステンレスのほか、ベリリウム銅、ばね鋼
などの金属材料が適用可能である。 ・ さらに、第1のスリット4又は第2のスリット5の
幅、及び切り込み深さは継手本体2の全体形状・大きさ
を考慮して適宜に変更可能である。
【0033】次に、前記実施形態から把握される請求項
以外の技術的思想について、その効果とともに以下に記
載する。 (1)請求項1〜3のいずれかに記載の軸継手におい
て、前記第1のスリットを軸穴の軸線に対して斜め方向
から切り込むことを特徴とする軸継手のスリットの加工
方法。このようにすれば、従来タイプに比較して軸穴の
真円度が維持されるため、軸と軸穴とが面接触となり、
締結力がより向上する。
【0034】(2)請求項1〜3のいずれかに記載の軸
継手において、第2のスリット加工のためのカッター移
動停止位置で円形カッターの中心と軸穴の中心とを結ぶ
線分が第1のスリットの延長線に対してなす角度が15
度〜60度の範囲内にある軸継手。このようにすれば、
従来タイプに比較して締結力がより向上する。
【0035】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
継手本体に対するスリットの切り込み量を浅くして強度
を維持しつつ、軸締結力を十分に確保可能な軸継手を容
易に製造し得るという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本実施形態の軸継手の平面図、(b)
は同側面図、(c)は(b)のA−A線の断面図。
【図2】 同じく軸継手への円形カッターによる第2の
スリットの加工方法を示す概略図。
【図3】 同じく軸継手を軸に取り付けた側面図。
【図4】 本実施形態の軸継手のスリップトルクを示す
グラフ。
【図5】 第2のスリットの別加工方法を示す概略図。
【図6】 従来の軸継手における平面図及び側面図。
【図7】 従来の他の軸継手における平面図及び側面
図。
【符号の説明】
1…軸継手、2…継手本体、3…軸穴、4…第1のスリ
ット、5…第2のスリット、9…締付けねじ、13…残
留部、14…円形カッター、O…軸穴の中心、P…円形
カッターの回転中心、X…軸、Y…モータ軸。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸を嵌挿するための軸穴が貫通形成され
    て筒状をなす継手本体に対し、同本体の端面側から前記
    軸穴の軸線方向に沿って該軸穴を二分するように第1の
    スリットが切り込み形成されると共に、前記本体の外周
    面側からは前記軸穴の軸線と交差する方向に前記軸穴及
    び第1のスリットまで達する第2のスリットが切り込み
    形成され、前記第1のスリットの間隔を外的な締付力に
    より狭めることで前記軸穴の径が縮径されるようにした
    軸継手において、 前記継手本体に対する第2のスリットの切り込み形成領
    域を、前記軸穴の軸線と交差する平面内で、前記第1の
    スリットを境として両側に不等分に分割されるようにし
    たことを特徴とする軸継手。
  2. 【請求項2】 前記第2のスリットの切り込み形状は、
    継手本体における残留部との境界線が円弧状をなすよう
    に形成されている請求項1に記載の軸継手。
  3. 【請求項3】 前記第2のスリットは、前記軸穴の軸線
    を中心にして点対称となる位置に形成された一対のスリ
    ットからなる請求項1又は請求項2に記載の軸継手。
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