JP2001295720A - 電磁弁およびそれを用いた燃料供給装置 - Google Patents

電磁弁およびそれを用いた燃料供給装置

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JP2001295720A
JP2001295720A JP2000116608A JP2000116608A JP2001295720A JP 2001295720 A JP2001295720 A JP 2001295720A JP 2000116608 A JP2000116608 A JP 2000116608A JP 2000116608 A JP2000116608 A JP 2000116608A JP 2001295720 A JP2001295720 A JP 2001295720A
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豊 丹羽
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料流量を増大できると共に、閉弁応答性を
向上できる電磁弁およびそれを用いた燃料供給装置を提
供する。 【解決手段】 付勢スプリング60の付勢力に抗して弁
体40を開弁方向へ移動する距離を規制するストッパプ
レート70の外周側に設けた円環状の一部をなす切欠部
70aを、このプレート70に環状に配置すれば、燃料
吸入時に燃料入口孔52から吸い込む燃料を増大して下
流に導出できる。また、このプレート70と大径部43
の当接面SSを円環の形状にして、当接面SSを不連続
にする径方向のスリット70sを設けるので、当接面S
Sの内部燃料に外部の燃料加圧力の変化を瞬時に伝播さ
せることができ、電磁駆動部1Sの吸引力と共に、大径
部43の下部底面に燃料加圧力を作用させるので、閉弁
応答性が向上できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁弁およびそれ
を用いた燃料供給装置に関するもので、特に高圧燃料制
御用に好適である。
【0002】
【従来の技術】電磁弁を燃料供給装置に固定するのに、
リテーニングナットを用いてねじ締結するものが知られ
ている(特開平10−252603号公報)。特開平1
0−252603号公報によれば、図10に示すよう
に、電磁弁520を閉弁することで燃料圧送を開始する
燃料供給装置であって、この電磁弁520をリテーニン
グナット530を用いて燃料供給装置にねじ締め締結す
る。このねじ締めにより生じる軸力が、燃料加圧室51
6をプランジャ553が往復動することで加圧される燃
料加圧力に抗するとともに気密にする構造としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来構造では、上述の
軸力による気密は、具体的には、燃料加圧室516の高
圧燃料が、燃料タンクから吸い上げられ溜められる燃料
溜室514に漏れないように、電磁弁520の端部であ
るバルブボディ524と燃料供給装置のシリンダ511
とがストッパプレート526を介して、上述の軸力が加
えられて面接触することで気密が保持されている。
【0004】また、このストッパプレート526は、電
磁弁520の弁体525の開弁時のリフト量を規制する
ことで、弁体525に所定の付勢力を与えている。これ
により、プランジャ553の上昇によって燃料加圧室5
16に動圧が発生したとき、動圧により開弁している弁
体525が弁座524aに着座して閉塞してしまう現象
(以下、自閉と呼ぶ)が防止される。
【0005】さらに、このストッパプレート526は、
吸入工程では、燃料溜室514の燃料をプランジャ55
3の下方移動により吸入するため、このストッパプレー
ト526を貫通する複数の貫通孔526aを有する。
【0006】このため、上述のような機能を有するスト
ッパプレート526の回りは構造が複雑となるので、燃
料供給装置の燃料流量を大流量化したい場合は、ストッ
パプレート526の貫通孔526aを大きくすることは
困難であり、より多くの貫通孔526aを開けて吸入燃
料の通路面積を大きくする必要がある。これにより、貫
通孔526aの加工コストが上昇してしまう。また、例
え貫通孔526aを増やしたとしても、ストッパプレー
ト526の強度を確保するために、ストッパプレート5
26にある程度の肉厚と、貫通孔526a同士の間隔が
必要とされるので、ストッパプレート526の体格が大
きくなってしまう。これに伴い、確保した貫通孔526
aを塞がぬように、例えばバルブボディ524を径方向
に拡大する必要が生じるので、ストッパプレート524
の回りを形成する電磁弁、および燃料供給装置の体格が
大きくなる可能性がある。
【0007】さらに、燃料流量を大流量化すると、プラ
ンジャ553の上昇によって生じる動圧も上昇するの
で、動圧により開弁している弁体525が自閉しないよ
うにしつつ、閉弁時の応答性を確保することが必要とな
る。
【0008】また、近年、車両居住性向上の観点からエ
ンジンルーム内を高密度化して、車両居住空間拡大の要
求が高まっており、電磁弁を用いた燃料供給装置は従来
に増して、小型化が可能な構造が望まれている。
【0009】本発明は、このような事情を考慮してなさ
れたものであり、その第1の目的は、体格を大きくする
ことなく燃料流量を増大できるとともに、安価な構造の
電磁弁およびそれを用いた燃料供給装置を提供すること
にある。
【0010】第2の目的は、燃料流量を増大できるとと
もに、非通電時の自閉を防止しつつ、閉弁応答性能を向
上できる電磁弁およびそれを用いた燃料供給装置を提供
することにある。
【0011】第3の目的は、簡素な構成で、小型化に適
した構成の電磁弁およびそれを用いた燃料供給装置を提
供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1による
と、付勢スプリングの付勢力に抗して弁体を開弁方向へ
移動する距離を規制するストッパプレートの外周側に切
欠部を設けることで、燃料吸入時に、燃料入口孔から吸
い込む燃料を導出する燃料通路として機能させることが
可能である。例えば、プランジャの下方移動により燃料
を吸入する場合、燃料入口孔から吸い込んだ燃料は、切
欠部を流れてプランジャ側へ導出できる。このため、ス
トッパプレートは、開弁時に弁体と当接する範囲より外
周側にある外周部に、燃料通路を形成する切欠部を設け
ることができるので、燃料流量の大流量化に対応可能で
ある。
【0013】なお、ストッパプレートに多数の貫通孔等
を設けて吸入燃料量を拡大する従来構成に比べて、外周
に単に切欠部を設けるという簡素な形状を採用するの
で、ストッパプレートを例えばプレス加工で形成する場
合、安価に製造できる。
【0014】本発明の請求項2によると、ストッパプレ
ートの外周に設ける切欠部は、円環の一部となる形状と
するので、ストッパプレートが開弁時に弁体と当接する
範囲より外周側にある外周部に対して、円環の一部とな
る切欠部を環状に配置できる。このため、複数の切欠部
を設けて吸入通路面積を確保したい場合、切欠部間の幅
をストッパプレートの強度を確保する程度に設定すれ
ば、吸入燃料通路面積がより拡大できる本発明の請求項
3によると、弁体とストッパプレートとが当接する当接
面を円環状の形状とするので、円状に比べて、弁体とス
トッパプレートとの密着面積を小さくできる。このた
め、弁体がストッパプレートに密着してしまうことで生
じる、閉弁応答性の低下、或いは応答時間のばらつきを
防止できる。
【0015】さらに、弁体がストッパプレートと当接し
ている非通電状態の後、通電を開始して弁体が閉弁方向
に移動を開始するとき、連続した当接面を採用した構成
においては当接面の内部空間にある燃料が閉塞されるの
で、当接面の外部空間(例えば、燃料加圧室)にある燃
料がプランジャ等により加圧される場合、外部空間の燃
料圧力の上昇が、内部空間にある燃料に瞬時に伝播され
ない。この対策として、請求項3および請求項4によれ
ば、ストッパプレートまたは弁体には径方向に凹状のス
リットを設けるので、当接面の一部を不連続とすること
ができる。このため、凹状のスリットは、当接面の内部
の燃料が外部の燃料から閉塞されるのを防止する。この
ため、電磁コイルに通電して弁体が閉弁方向に移動を開
始すると、瞬時に当接面の内部の燃料にも燃料加圧力が
伝播するので、ストッパプレートに対向する弁体の端部
の全面積に、瞬時に燃料加圧力を加えることが可能とな
る。このため、電磁コイルの吸引力と共に、燃料加圧力
が閉弁方向に加わり、閉弁応答性を向上させることがで
きる。
【0016】なお、ストッパプレートの切欠部が周方向
に開口する範囲内に、凹状のスリットの位置を配置すれ
ば、燃料通路である切欠部の近傍から素早く当接面の内
部に燃料圧力を伝播できる。
【0017】しかも、燃料供給装置に対向するストッパ
プレートの面とは反対面にスリットを径方向に設けるの
で、プランジャが軸方向に上昇することで発生する動圧
の影響を直接受けることはない。これにより、非通電時
に開弁している弁体の自閉が防止される。
【0018】本発明の請求項5によると、当接面を形成
する弁体の端部、または弁体に対向するストッパプレー
トの端面部の中央に凹部を設けることで、当接面は円環
状に形成されることができる。
【0019】本発明の請求項6によると、固定子鉄心
は、電磁弁を用いる装置にボルト等で螺合する案内孔を
有する第1の支持部材を備えるので、燃料加圧力に抗し
て燃料気密にする場合、従来のような電磁弁の外周部に
設けたねじ或いはリテーニングナット等により生じた軸
力を電磁弁の下部底面部に加えて面接触により油密をす
る手段を用いなくとも、燃料加圧力に抗して燃料気密に
できる。
【0020】本発明の請求項7によると、第1の支持部
材を固定する前記第2の支持部材の側壁が、第1の軸線
を形成する案内孔間と異なる案内孔間で形成される第2
の軸線に配置されることで、側壁は、変形を防止するリ
ブとして、第1の支持部材の剛性を補強できる。
【0021】本発明の請求項8によると、第2の支持部
材は略円筒状であって、周面の一部を径方向に切欠いた
開口部を有するので、電磁弁を小型化したい場合、電磁
コイルに通電するためのコネクタを開口部から径方向に
突き出すように配置すれば、車両上の作業性に係るコネ
クタの大きさ、形状を制限することなく設定可能とな
る。このため、車両上での作業性と電磁弁の小型化とが
両立可能な構成が提供できる。
【0022】本発明の請求項9によると、固定子鉄心に
挟み込まれて収容される電磁コイルには、第1の支持部
材または第2の支持部材に当接する端部に突起を設ける
ようにすることで、電磁コイルに加わる圧縮力等の外力
に対して突起が先に変形して吸収するので、突起以外の
電磁コイルに直接外力が加わらないようにできる。この
ため、電磁弁を小型化したい場合、電磁コイルの機能に
影響がない程度に第1の支持部材または第2の支持部材
の剛性を設定すれば、第1の支持部材と第2の支持部材
から形成される固定子鉄心の体格を小さくすることが可
能である。
【0023】燃料供給装置と電磁弁を固定する構造にお
いて、従来のような電磁弁の外周に設けたねじ部、或い
はリテーニングナットにより電磁弁を固定する構成で
は、燃料供給装置の吸入通路を電磁弁の燃料入口孔より
上方に配置したい場合、吸入通路と燃料入口孔とを連絡
する燃料通路が複雑となるので、電磁弁およびそれを用
いた燃料供給装置の体格、特にねじ部またはリテーニン
グナットを避けるために電磁弁の高さが高くなり、軸方
向の体格が大きくなってしまう。
【0024】これに対して請求項10に記載の本構成に
よれば、螺合する複数の案内孔を有する第1の支持部材
と第2の支持部材とで形成される固定子鉄心の組立構造
において、第1の支持部材に固定する第2の支持部材の
壁面を所定の案内孔間を結ぶ軸線に配置する等の手段を
用いて、燃料加圧力等の外力に対して第1の支持部材が
変形を低減できるように剛性を向上できる。さらに、電
磁弁を小型化したい場合、第2の支持部材に電磁コイル
に通電するためのコネクタを径方向に配置すれば、車両
上の作業性に係るコネクタの大きさ、形状が制約されな
いので、燃料加圧力に抗して燃料気密ができつつ、車両
上の作業性と小型化が両立可能とすることもできる。
【0025】しかも、螺合するねじ締結部材は案内孔の
近傍周りにあるだけで、従来のように、リテーニングナ
ット等が電磁弁の外周を覆おうようなことはない。この
ため、体格が軸方向に大型化することなく、燃料供給装
置の吸入通路が電磁弁の燃料入口孔より軸方向上方に配
置する位置関係が達成できる。これにより、燃料、例え
ばガソリンがベーパ状態の場合、電磁弁の燃料入口孔が
吸入通路より低い位置にあるので、燃料入口孔の下流に
ある高圧燃料発生筒部にベーパ状態の気泡等が流入する
ことを防止できる。
【0026】また、電磁弁の燃料入口孔から吸い込んだ
低圧燃料を下流側の高圧燃料発生筒部に導出する電磁弁
の導出通路として、ストッパプレートの切欠部を機能さ
せるので、燃料供給装置の燃料流量の大流量化が可能で
あり、しかもストッパプレートは簡素な形状で、製造コ
ストを低減できる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の電磁弁及びそれを
用いた燃料供給装置に具体化した実施形態を図面に従っ
て説明する。
【0028】(電磁弁の第1の実施形態)図1は、本発
明の第1の実施形態の電磁弁の構造を示す軸方向断面図
である。図1に示すように、電磁弁1は、電磁コイル1
0、固定子鉄心20、可動子30、弁体40、弁座部材
(以下、バルブボディと呼ぶ)50等を含んで構成され
ている。
【0029】電磁コイル10は、スプール11と、巻線
12と、コイルカバー13とを備えている。樹脂製のス
プール11は巻線12を巻装され、さらにこれらスプー
ル11および巻線12を樹脂製のコイルカバー13によ
り2次成形する。このとき、樹脂製のコネクタ14は、
コイルカバー13に一体的に成形される。このコネクタ
14には、電磁コイル10に通電するため、巻線12の
端部と電気的に接続するターミナル15が設けられてい
る。
【0030】なお、スプール11は、巻線12を収容す
るよう、断面が凹状の形状であり、外周側に図1に示す
ような円環状の突起11pを備えていることが望まし
い。円環状突起11pは、上述の2次成形をするとき、
円環状突起11pが融けることで樹脂同士の密着性を増
すことができるので、巻線を収容するスプールの気密性
を向上できる。また、後述の固定子鉄心20を形成する
第1の支持部材21と第2の支持部材25との間に挟み
込まれて固定されるとき、挟み込まれることで生じる圧
縮力等が直接作用して電磁コイル10の機能を損傷しな
いように、図1に示すような複数の突起13aが電磁コ
イル10に設けられていることが望ましい。これによ
り、電磁コイル10に加わる圧縮力等の外力に対して突
起13aが先に変形して吸収するので、突起13a以外
の電磁コイル10の部分に直接外力が加わらないように
できる。
【0031】また、固定子鉄心20は、第1の支持部材
21と、第2の支持部材25とを備え、通電により吸引
力を発生する電磁コイル10を収容して、後述の可動子
30と共に磁束が流れる磁気回路を形成している。
【0032】第1の支持部材(以下、フランジ部と呼
ぶ)21は、磁性材のフランジ22と、非磁性材の中間
部材23と、磁性材の吸引部材24とで構成されてい
る。フランジ22は、中央が中空の略平板状であって、
本発明の電磁弁1を例えば燃料供給装置に収容して固定
できるように、固定用ボルト等を螺合する案内孔29が
複数設けられいる。
【0033】中間部材23は、円環状であって、略円筒
状の吸引部材24とフランジ22の中空端部22aと共
に、溶接等により一体的に形成される。これにより、こ
の吸引部材24と中間部部材23とフランジ22との一
体部(以下、収容部と呼ぶ)28は、可動子30を燃料
気密に収容できる。
【0034】なお、非磁性材の中間部材23は、可動子
30に対向する径方向位置に配置されているので、通電
して磁気コイル10に磁気を発生させると、磁束がフラ
ンジ22、第2の支持部材25、吸引部材24の順で、
可動子30に流れる磁気回路が形成できる。このため、
中間部材23に磁束が流れにくくすることで、磁束が吸
引部材24から可動子30へより多く流れるようにで
き、可動子40を吸引する吸引力を増大することができ
る。
【0035】第2の支持部材(以下、弁ハウジングと呼
ぶ)25は、有底の円筒の周面の一部を切欠いた形状で
あって、一端25aは、フランジ部21に溶接等により
固定される。なお、弁ハウジング25の中央部には、嵌
合孔25bが設けられ、この嵌合孔25bは、フランジ
部21の吸引部材24を嵌合する。なお、上述の切欠く
ことで形成される開口部25cには、電磁コイル10に
一体成形されたコネクタ部14を径方向に突き出すよう
にすれば、コネクタ14とハーネス(図示せず)との結
線作業がし易いコネクタ14の大きさ、形状を設定する
ことが可能となる。
【0036】なお、この固定子鉄心20を形成する第1
の支持部材(フランジ部)21と第2の支持部材(弁ハ
ウジング)25との固定は、コネクタ等の車両作業性を
確保しつつ、燃料加圧力等の外力に対して変形を低減で
き燃料気密性が向上するように、以下のようにするのが
望ましい。以下、図1および図2に従って説明する。図
2は、電磁弁1を上方からみた外観図である。まず、弁
ハウジング25は、前述した円筒の周面の一部を切欠い
た形状であって、図2に示すように切欠いた開口部25
cが径方向に貫通した形状のようになっている。第1の
開口部25C1は、前述の通り、電磁コイル10に一体
成形されたコネクタ部14を径方向に突き出すように配
置するので、コネクタ14とハーネス(図示せず)との
結線作業がし易いコネクタの大きさ、形状を設定するこ
とが可能となる。このため、電磁弁1を小型化したい場
合に、車両上でのコネクタ14の脱着作業性を考慮した
コネクタ14の大きさ、形状を確保しつつ、電磁弁1の
小型化が可能である。また、第2の開口部25C2は、
案内孔29を螺合する固定用ボルト等の螺合部材(図示
せず)と弁ハウジング25との干渉が回避できるので、
電磁弁1の径方向の小形化ができる。
【0037】次に、上述の弁ハウジング25をフランジ
部21に溶接等で固定する場合、図2に示す案内孔29
中心同士の離間距離L(L1、L2、L3)で形成され
る軸線Zのうちで、一番大きい離間距離をL1有する軸
線Z1に略並行となるように弁ハウジング25を配置す
る。弁ハウジング25とフランジ部21とが一体的構造
となってフランジ部21の断面2次モーメントを増加す
るので、フランジ部21の変形、特にフランジ22の変
形を低減できる。さらに、弁ハウジング25の側壁25
rが、図2に示す軸線Z2の近傍に配置され、一端25
aがフランジ22に溶接等で固定される。これにより、
側壁25rは、変形を防止するリブとして、フランジ2
2の剛性を補強できる。
【0038】可動子30は、略円筒であって、収容部2
8内を軸方向に摺動自在に移動することができる。この
可動子30と吸引部材24との間には、軸方向に、後述
の弁体40を開弁方向に付勢する付勢スプリング60が
配置され、可動子30と吸引部材24には、それぞれ付
勢スプリング60を保持する有底孔30a、24aが設
けられている。この付勢スプリング60は、吸引方向と
は反対の開弁方向(吸引部材24から遠ざかる方向)に
可動子30を付勢している。これにより、非通電時に
は、付勢スプリング60の付勢力により可動子30と係
合する弁体40を開弁方向に移動させることができる。
【0039】なお、この電磁コイル10と固定子鉄心2
0と可動子30は、所謂、電磁駆動部1Sを形成してい
る。
【0040】次に、弁体40は、前述の可動子30に溶
接等により固定され、バルブボディ50の弁孔51に軸
方向摺動自在に保持されている。なお、弁体40の下端
には、大径部43を備えている。
【0041】また、バルブボディ50は、フランジ部2
1の略円環状の凸設部22bに溶接等により固定される
とともに、収容部28の内周壁と同軸に配置されて、貫
通された弁孔51が設けられている。これにより、弁体
40は、可動子30と一体的に移動ができる。
【0042】さらに、バルブボディ50は、その外周と
弁孔51とを径方向に連通する複数の燃料入口孔52
と、弁孔51の下端側に開口の外周を囲んで形成された
弁座53とが設けられている。この弁座53の弁座面5
3aは、弁体40の下端に形成された大径部43の弁座
当接面43aに当接、離間可能に対面している。この部
座53と弁体40に囲まれた燃料空間は、弁孔燃料溜室
BGを形成する。なお、弁体40とバルブボディ50
は、所謂、ON−OFF制御のポペット弁部1Bを形成
している。
【0043】また、バルブボディ50には、非通電時、
付勢スプリング60により弁体40を開弁方向に移動す
るリフト量を規制するストッパプレート70がバルブボ
ディ50内に保持されている。なお、ストッパプレート
70には外周に切欠部70aを設けて、燃料入口孔52
から導入した燃料を弁孔51(詳しくは、後述の燃料溜
室BG)を経由して、燃料通路を形成する切欠部70a
から燃料を導出することが可能である。具体的にはスト
ッパプレート70は、図1に示すバルブボディ50を形
成する弁座保持部50aとガイド部50bに挟み込まれ
ることによりバルブボディ50に保持される。この弁座
保持部50aとガイド部50bは、溶接等で固定され
る。なお、ストッパプレート70周りの弁部1Bの構造
の詳細については、後述する。
【0044】また、バルブボディ50周りには、図1に
示す燃料入口孔52より下部側の、バルブボディ50の
ガイド部50bに周方向の凹状の溝50pを設けてOリ
ング151とバックアップリング152を配置して、高
圧燃料の気密性を確保することが望ましい。
【0045】本発明の弁部1B、特にストッパプレート
70周りの構造について、以下図1および図3に従って
説明する。図3は、電磁弁1の要部を示す軸方向断面図
である。ストッパプレート70は、前述のバルブボディ
50を構成する弁座保持部50aとガイド部50bに挟
まれ、弁座保持部50aとガイド部50bを溶接等で固
定することで、バルブボディ50の収容部55に油密に
収容されている。また、ストッパプレート70の外周に
は、図3に示す複数の切欠部70aが設けられている。
このため、ストッパプレート70の外周側に設けた切欠
部70a(詳しくは収容部55の壁面55aと切欠部7
0aの壁面で形成される部分)は、燃料入口孔52から
弁孔51の弁孔燃料溜室BGを経由して導入した吸入燃
料を、下流側に導出することができる。
【0046】切欠部70aは、図3に示す円環状の一部
をなす形状に形成されている。このため、非通電時弁体
40が開弁して、ストッパプレート70に当接する弁体
40の大径部43の外周S2、つまり弁体40の大径部
43が当接する範囲より外側の外周部70gであれば、
円環状の一部をなす切欠部70aが設定できることにな
る。例えば、図3に示す切欠部の内径r1を、弁体外周
S2の外径r2までに縮小すれば、切欠部70aを通過
する燃料の燃料通路断面積(以下、燃料導出断面積と呼
ぶ)Aを拡大できる。また、ストッパプレート70は、
外周に単に切欠部70aを設けるだけなので、例えばプ
レス加工で形成する場合、従来のストッパプレートに多
数の貫通孔を明ける加工に比べて、安価に製造できる。
【0047】次に、電磁弁1の動作について、以下説明
する。まず、電磁駆動部1Sの動作について説明する。
電磁コイル10に通電するために、コネクタ14のター
ミナル15に電流を供給すると、電磁コイル10に磁束
が発生し、固定子鉄心20を形成するフランジ部21と
弁ハウジング25、および可動子とで構成された磁気回
路に磁束が流れ、フランジ部21に形成された吸引部材
24と可動子30との間に可動子10を吸引する磁気吸
引力が発生する。なお、このとき、フランジ部21に形
成された収容部28の一部に、非磁性材で形成され、可
動子に対向する径方向位置に中間部材23を設けるの
で、収容部28には磁束が流れにくくなり、吸引部材2
4に磁束を集中できるため、可動子10を吸引する磁気
吸引力が増大できる。
【0048】次に、ON−OFF制御弁部1Bの動作に
ついて電磁駆動部1Sへの非通電時と通電時とに分け
て、説明する。
【0049】(1)非通電時可動子30を付勢する付勢
スプリング60は、弁体40を開弁方向に移動させ、開
弁時の弁体40のリフト量を規制するストッパプレート
70に弁体40を押圧する。これにより、弁体40の弁
座当接面43aがバルブボディ50の弁座面53aとが
離間するので、燃料入口孔53から導入した燃料は、弁
孔51を経由してストッパプレート70の切欠部70a
から導出される。
【0050】本発明の実施形態では、切欠部70aをス
トッパプレート70の外周に設けるというもので、例え
ば円環状の一部をなす切欠部70aを弁体40に当接す
る範囲の外側の近傍の外周部70gに設ければ、燃料導
出断面積Aを拡大できるので、燃料流量の大流量化に適
している。
【0051】(2)通電時電磁コイル10に通電する
と、電磁コイル10に吸引力を発生する磁束が発生し、
固定子鉄心20と可動子30との間に磁束が流れる磁気
回路が形成され、可動子30が、付勢スプリング60の
付勢力に抗して、磁気吸引力により吸引部材24とのギ
ャップを詰める方向に移動する。これにより、弁体40
の弁座当接面43aとバルブボディ50の弁座面53a
とが当接するので、弁孔51は閉塞されて、閉弁する
(詳しくは、燃料溜室BGと燃料加圧室Pとを連通する
経路は閉塞される)。
【0052】なお、電磁弁1の開閉により燃料流量を調
整する燃料供給装置に用いられる場合、電磁弁1、特に
制御弁部1Sに面する加圧燃料が電磁弁1、特に電磁駆
動部1Bのフランジ部21に背圧荷重として加わる。こ
のため、この加圧燃料の背圧荷重によりフランジ部21
が変形する。これに対して本実施形態では、弁ハウジン
グ25とフランジ部21とを溶接等で固定するとき、フ
ランジ部21の案内孔29と弁部ハウジング21との位
置関係を前述の位置関係とするので、フランジ部21の
剛性が向上できる。このため、フランジ部21が変形し
にくい構造となるので、燃料供給装置等の燃料加圧力の
抗して燃料気密性が向上できる。
【0053】(第2の実施形態)第2の実施形態の構造
について、図4および図5を参照して説明する。図4
は、本発明の実施形態の電磁弁を示す軸方向断面図であ
る。図5は、図4中のストッパプレート70を上方から
みた平面図である。第1の実施形態の構造とは、弁体4
0の大径部43とストッパプレート70との当接面の形
状と、この当接面を形成する部位に径方向の凹状のスリ
ットを備えていることが異なる。
【0054】まず、弁体40の大径部43とストッパプ
レート70との当接面SSは、大径部43の底面に図4
に示す凹部43kが設けられているので、図3に示すよ
うに円環状に形成される。なお、当接面SSは、外周S
1が前述の大径部43の外周、内周S2が凹部43kの
外周で形成されている。これにより、第1の実施形態の
円状に比べて、弁体40とストッパプレート70の密着
面積を低減できるので、弁体40の開閉による繰返し作
動による摩耗量を低減するため当接面SSの面粗さを小
さく場合等において、弁体40がストッパプレート70
に密着してしまことで生じる閉弁応答性の低下、或いは
応答性時間のばらつきを防止できる。
【0055】また、非通電時開弁状態において、単に円
環状の当接面を採用した構成では、円環で連続した当接
面の内部つまり凹部43kの内部空間にある燃料は、当
接面の外部空間(例えば、後述の燃料供給装置の燃料加
圧室P)の燃料と遮断され、閉塞される。このため、通
電を開始して弁体40が閉弁方向に移動を開始する場
合、外部空間の燃料圧が上昇しても、内部空間にある燃
料に瞬時に燃料圧が伝播されない。この対策として、本
実施形態では、当接面SSは径方向に不連続となって、
内部空間の燃料と外部空間の燃料と繋ぐ凹状のスリット
70sを設ける。なお、スリット70sの断面積は、絞
り程度の面積とする。凹状の形状は、三角溝等、絞り程
度の断面積を形成できるものであれば、多角形状でもよ
い。これにより、当接面SSの内部の燃料が外部の燃料
から閉塞される状態が防止できる。このため、電磁コイ
ル10に通電して弁体40が閉弁方向に移動を開始する
と、瞬時に当接面SSの内部の燃料にも燃料加圧力が伝
播するので、ストッパプレート70に対向する弁体40
の大径部43の下部底面の全面積に、瞬時に燃料加圧力
を加えることが可能となる。したがって、電磁駆動部1
Sの吸引力と共に、燃料加圧力が開弁方向に加わり、閉
弁応答性を向上させることができる。
【0056】なお、スリット70sを設ける位置を、ス
トッパプレート70の切欠部70aが周方向に開口する
位置に配置すれば、燃料通路である切欠部70aの近傍
から燃料加圧力の変化を素早く当接面SSの内部の燃料
に伝播できる。しかも、燃料加圧力を発生させる、例え
ば燃料供給装置に対向するストッパプレート70の面と
は反対面にスリット70sを径方向に設けるので、プラ
ンジャが軸方向に上昇する等で発生する動圧の影響を直
接受けることはない。
【0057】以上をまとめると、本実施形態は、第1の
実施形態と同様の効果を得ることができ、しかも、非通
電時の弁体40の自閉を防止しつつ、閉弁応答性の向上
ができる。
【0058】(変形例)ストッパプレートと弁体との当
接面を円環状にして、当接面を不連続にする径方向の凹
状のスリットを配置する構造として、図6から図8を参
照して変形例を説明する。図6は第2の実施形態の第1
の変形例、図7は第2の変形例、および図8は第3の変
形例であって、夫々、電磁弁の要部を示す軸方向断面図
である。
【0059】第1の変形例の構造において、第2の実施
形態の構造とは径方向のスリットを設けている部材のみ
が異なり、図6に示すように弁体40の大径部43の下
部底面にスリット43sを設けている。
【0060】第2の変形例の構造において、第2の実施
形態の構造とは円環状の当接面SSをのみ形成する凹部
を設ける部材のみが異なり、図7に示すようにストッパ
プレート70に凹部70kを設けている。
【0061】第3の変形例の構造において、第2の実施
形態の構造とは径方向のスリットを設けている部材およ
び円環状の当接面SSを形成する凹部を設ける部材のみ
が異なり、図8に示すように弁体40の大径部43の下
部底面にスリット43sを設けて、ストッパプレート7
0に凹部70kを設けている。
【0062】変形例1から変形3のいずれも、第2の実
施形態と同様な効果を得ることができる。
【0063】なお、本実施形態では、ストッパプレート
70を電磁弁1のバルブボディ50の収容部55に収容
する構成として説明したが、ストッパプレート70とバ
ルブボディ50の端面と面接触させることで油密にする
構成でも、非通電時の弁体40の自閉を防止しつつ、閉
弁応答性を向上させたいのであれば、本発明の実施形態
であるストッパプレートと弁体との当接面を円環状にし
て、当接面を不連続にする径方向の凹状のスリットを用
いることができる。
【0064】(電磁弁を用いた燃料供給装置の実施形
態)本発明の電磁駆動装置を用いた電磁弁を以下、図9
を参照して説明する。図9は、本発明の実施形態の電磁
弁を用いた燃料供給装置の構造を示す断面図である。
【0065】燃料供給装置2は、高圧燃料の供給量を電
磁弁の開閉により制御する燃料装置であって、例えば、
車両等の燃料をインジェクタに供給する高圧サプライポ
ンプであり、図9の紙面上下方向が略天地方向となるよ
うに、車両上に装着されている。燃料供給装置2は、電
磁弁1と、電磁弁1の開閉により燃料圧送する開始タイ
ミングを可変に制御された燃料を高圧化する高圧ポンプ
3等を含んで構成されている。なお、電磁弁1は、図1
に示す本発明の電磁弁の実施形態であって、その電磁弁
の構成、符号は同じに図9に示す。したがって、電磁弁
1の構造、および作動は、前述した通りである。
【0066】まず、本発明の電磁弁1を用いた燃料供給
装置2の構造を説明する。電磁弁1と高圧ポンプ3は、
前述のとおり、電磁弁1を構成するフランジ部21に設
けられた案内孔29を螺合する固定用ボルト等により高
圧ポンプ3に締結されることにより一体化して燃料供給
装置2をなす。
【0067】次に、高圧ポンプ3について、以下説明す
る。高圧ポンプ3は、低圧燃料導入筒部200と、高圧
燃料発生筒部300とを備えている。
【0068】まず、低圧燃料導入筒部200は、上端部
200aに凹状溝201aが環状に設けられ、凹状溝2
01aにはOリング202を配置されている。また、上
端部200aの中央には、電磁弁1を収容する周壁20
3が設けられている。この周壁203は、小径周壁20
3aと、その下部に設けられた大径周壁203bとから
なり、大径周壁203b は、燃料溜室(以下、燃料ギ
ャラリと呼ぶ)Gを形成する。なお、この燃料ギャラリ
Gは、具体的には、電磁弁1の周りに環状に配置され、
この大径周壁203bと後述する高圧燃料発生筒部30
0の凸設端部311と電磁弁1の外周とで形成された燃
料空間である。さらに大径周壁203bには、径方向に
穿設され、低圧燃料導入筒部200の外周200bと貫
通する吸入通路210が設けられている。この吸入通路
210は、外周200b側に、燃料タンク600内から
フューエルポンプ610により数100kpa程度に加
圧された低圧燃料が燃料パイプ(図示せず)を介して吸
入通路220に導入するためのインレットスクリュ(図
示せず)を取り付けるねじ部210aを有している。な
お、吸入通路210には、ねじ部210aの下流に燃料
タンク600から送油される燃料中に含まれる異物を捕
集するフィルタ211が設けらていることが望ましい。
また、低圧燃料導入筒部200の下端部200cに凹状
溝201cが環状に設けられ、凹状溝201cにはOリ
ング202を配置されている。
【0069】なお、従来のような電磁弁の外周に設けた
ねじ、或いはリテーニングナット等により電磁弁1を固
定する構成では、吸入通路と燃料入口孔とを連通する燃
料通路が複雑となるので電磁弁および燃料供給装置の体
格、特にリテーニングナット等が電磁弁の周りを覆うた
めに軸方向の体格が大型化してしまう。これに対して、
本発明の構成では、螺合するねじ締結部材は案内孔29
の近傍周りにあるだけで、従来のように、リテーニング
ナット等が電磁弁の外周を覆おうようなことはない。こ
のため、体格が軸方向に大型化することなく、上述の吸
入通路210と燃料入口孔52の位置関係を容易に達成
できる。これにより、燃料、例えばガソリンがベーパと
なって吸入通路から導入されても、燃料入口孔52が吸
入通路210より下方にあるので、ベーパ状態の気泡を
燃料入口52から吸い込むことを防止できる。
【0070】なお、周壁203は、後述の大径孔312
と共に、電磁弁1を収容する収容部Hを形成している。
次に、高圧燃料発生筒部300は、シリンダ部310
と、プランジャ330と、駆動力伝達部340と、吐出
弁380とを含んで構成されている。まず、シリンダ部
310の中央には、凸設端部311の下方に向かって大
径孔312、小径孔313および、摺動孔314が貫通
して設けられている。大径孔312の周壁312aは、
電磁弁1のバルブボディ50に設けられたOリング15
1と密着する。また、摺動孔314は、プランジャ33
0が摺動自在に往復移動可能に保持する。小径孔313
の壁面313aには、径方向に穿設された吐出通路31
5が設けられている。吐出通路315の下流には、吐出
弁(以下、デリバリバルブと呼ぶ)380が設けられお
り、筒部300とねじ結合で固定されている。
【0071】次に、プランジャ330は、略円筒状に形
成され、シリンダ部310の摺動孔314に摺動自在に
保持され、往復移動可能に後述の駆動力伝達部材340
に係合されている。プランジャ330は、駆動力伝達部
340により往復動移動され、燃料加圧室Pに流入した
低圧燃料を加圧する。
【0072】駆動力伝達部340は、タペット350
と、タペットガイド360と、プランジャスプリング部
370とを含んで構成されている。
【0073】タペット350は、有底円筒状に形成さ
れ、エンジン800のバルブカムシャフト810に取り
付けられたポンプカム811に底面350aに当接して
いる。またタペット350は、タペットガイド360の
内周壁360aに摺動可能に支持されている。なお、タ
ペット350には、連絡孔351が設けられており、こ
の連絡孔351からエンジンのエンジンオイルを導入す
ることが可能である。
【0074】タペットガイド360は、略円筒状に形成
され、上部には外周に円環部361を設け、下部には内
周に環状の凸設部362を設けている。円環部361
は、本発明の燃料供給装置2をエンジン800に螺合す
るためのステー390とOリング368を介して当接し
ている。凸設部362は、内周壁360aにより摺動自
在に支持されたタペット350が下方に脱落することを
防止する。なお、タペットガイド360の上部に設けら
れた連通口363は、連絡孔351と同様に、タペット
350がポンプカムによる上下動して、プランジャスプ
リング室400の容積変化する空間に対してエンジンオ
イルを導入する。また、連通口363は、空気を導入、
排出し、プランジャスプリング室400の空気圧縮によ
る不具合を防止している。
【0075】プランジャスプリング部370は、プラン
ジャスプリング371と、ロアシート372と、プラン
ジャ収容座部373と含んで構成されている。プランジ
ャスプリング371は、下部底面をロアシート372と
当接し、上部表面をプランジャ収容座部373と当節し
ている。具体的には、ロアシート372は、略円盤状で
あって、中央部372bがプランジャ側上方へ凸設する
ように形成され、タペット350の底面に当している。
なお、ロアシート372は、外周面372aがプランジ
ャスプリング371と当接し、中央部372bがプラン
ジャ330の下部と係合している。プランジャ収容座部
373は、略円筒状に形成され、上部には外周に円環部
373aを設け、下部には内周に環状の凸設部373b
を設けている。プランジャ収容部373は、タペットガ
イド360の内周壁360aに収容され、下部底面37
3cは、プランジャスプリング371と当接している。
なお、環状凸設部373bには、プランジャ330と摺
動孔314の隙間から漏れる燃料とエンジンオイルと分
離するオイルシール379が設けられていることが望ま
しい。
【0076】さらに、両円環部361、373aには、
上部表面にOリング369、379、およびそれを収容
する凹状溝365、375を設ける。このため、低圧燃
料導入部200と高圧燃料発生部とを図9のような複数
の固定用ボルトにより螺合する構造とすれば、電磁弁1
と、低圧燃料導入部200と、高圧燃料発生部300、
特に駆動力伝達部340とが軸方向に連結するように組
付けできるので、自動組立し易い構成となり、製造コス
トを低減できる。
【0077】次に、吐出弁(以下、デリバリバルブと呼
ぶ)380は、吐出弁体381と圧縮コイルスプリング
382と弁座383とを含んで構成されている。吐出弁
体381は、圧縮コイルスプリング382により弁座3
83に付勢されている。燃料加圧室Pの圧力が所定圧力
以上になると、圧縮コイルスプリング382の付勢力に
抗して吐出弁体381がリフトし、吐出通路315が吐
出口384と連通する。
【0078】なお、デリバリバルブ320は、燃料鋼管
(図示せず)によりコモンレール700に接続されてい
る。コモンレール700に蓄圧された高圧燃料は、分岐
通路(図示せず)を介してエンジン800各気筒に設け
られたインジェクタ750に供給される。コモンレール
700には、その内部の燃料の圧力を検出する圧力セン
サ710が配置されている。圧力センサ710により検
出された圧力信号は、エンジンの回転数信号等ととも
に、電子制御ユニット(以下、ECUと呼ぶ)900に
入力される。ECU900は、圧力センサ710により
検出された圧力信号、およびエンジンの回転数や負荷等
のエンジン運転状態に応じて燃料噴射圧が最適値になる
ように、電磁弁1の通電時期(詳しくは、閉弁時期)を
制御するために電磁弁1に電磁弁制御信号を出力する。
これにより、ECU900は、燃料供給装置2からコモ
ンレール700へ吐出される高圧燃料量を制御する。ま
た、ECU900はエンジンの回転数や負荷等のエンジ
ン運転状態に応じて燃料噴射時期および噴射期間を制御
するためにインジェクタ750にインジェクタ制御信号
を出力する。
【0079】本発明の構成では、燃料供給装置2の吸入
通路210が、電磁弁1の燃料入口孔52より軸方向上
方に配置できるので、燃料、例えばガソリンがベーパと
なって吸入通路から導入されても、燃料入口孔52が吸
入通路210より下方にあるので、ベーパ状態の気泡を
燃料入口52から吸い込むことを防止できる。
【0080】次に、燃料供給装置2の作動を、燃料の吸
入行程と、燃料の加圧圧送行程に分けて、以下説明す
る。
【0081】(1)燃料の吸入行程 バルブカムシャフト810の回転に伴いポンプカム81
1が回転し、駆動力伝達部340とともにプランジャ3
00が往復動する。電磁弁1の電磁駆動部1Sの通電が
遮断され、かつプランジャ330が上死点から下死点側
へ移動すると、付勢スプリング60の付勢力により弁体
40の弁座当接面43aが弁座面53aから離間し電磁
弁1は開弁状態となる。このとき、プランジャ43が軸
方向下方に移動することにより、フューエルポンプ61
0から送油された低圧燃料が、吸入通路210、燃料ギ
ャラリG、燃料入口孔52、およびストッパプレート7
0の切欠部70aを介して燃料加圧室Pに流入される。
そしてプランジャ330が下死点に位置するとき、燃料
加圧室P内には最大量の低圧燃料が流入する。
【0082】(2)燃料の加圧圧送行程 プランジャ330が下死点から上死点へ移動する行程に
おいて、所望の燃料吐出量に対応した位置にプランジャ
330が到達したとき、ECU900により電磁弁1の
電磁駆動部1Sに通電される。通電により発生した電磁
駆動部1Sの吸引力により可動子30に固定された弁体
40は、弁座当接面43aと弁座面53aとの離間距離
を縮める方向に移動して弁座53に着座する。すなわ
ち、電磁弁1は閉弁状態となる。その後、プランジャ3
30がさらに軸方向上方に移動すると、燃料加圧室P内
の燃料は高圧となり、吐出通路315、弁座383と吐
出弁体381との隙間、吐出口384を介して高圧燃料
がデリバリバルブ380からコモンレール700に吐出
される。なお、この時電磁弁1の電磁駆動部1Sへの通
電を遮断しても、燃料加圧室P内の燃料圧力によって電
磁弁1の弁体40は保持され、着座状態を維持する。
【0083】本実施形態では、プランジャを往復動させ
て燃料を高圧化する燃料供給装置に本発明の電磁弁を用
いたが、これ以外にも、高圧燃料の吐出量を制御し、高
圧燃料が電磁弁に背圧として加わるものであって、燃料
加圧力に抗して燃料気密ができつつ、電磁弁及びそれを
用いた燃料供給装置を車両上の作業性を向上させ、或い
は小型化しようとするものであれば、どのような燃料供
給装置に対しても、本発明の電磁弁を用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の電磁弁の構造を示す
軸方向断面図である。
【図2】図1中の電磁弁を上方からみた外観図である。
【図3】図1中のストッパプレートを上方からみた平面
図である。
【図4】第2の実施形態の電磁弁を示す軸方向断面図で
ある。
【図5】図4中のストッパプレートを上方からみた平面
図である。
【図6】第2の実施形態の変形例1である電磁弁の要部
を示す軸方向断面図である。
【図7】第2の実施形態の変形例2である電磁弁の要部
を示す軸方向断面図である。
【図8】第2の実施形態の変形例3である電磁弁の要部
を示す軸方向断面図である。
【図9】第2の実施形態の電磁弁を用いた燃料供給装置
の構造を示す断面図である。
【図10】従来構造の電磁弁を用いた燃料供給装置の構
造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 電磁弁 1S 電磁駆動部 1B 弁部 2 燃料供給装置 3 高圧ポンプ 10 電磁コイル 13 コイルカバー 13a 突起 14 コネクタ 20 固定鉄心 21 第1の支持部材(フランジ部) 22 フランジ 23 非磁性材で形成される中間部材 24 吸引部材 25 第2の支持部材(弁ハウジング) 25c 開口部 25r 側壁 28 収容部(第1の支持部材で形成され、可動子30
を収容する収容部) 29 案内孔 30 可動子 40 弁体 43 大径部 43k、70k 凹部(当接面SSを円環状とする凹
部) 50 バルブボディ 52 燃料入口孔 60 付勢スプリング 70 ストッパプレート 70a 切欠部 70s、43s 凹状のスリット(当接面SSを径方向
に不連続にするスリット) 200 低圧燃料導入部 210 吸入通路 300 高圧燃料発生部 310 シリンダ部 330 プランジャ 340 駆動力伝達部 380 吐出弁 L 、L1、L2、L3 案内孔の中心同士の離間距離 Z、Z1、Z2、Z3 案内孔の中心同士の離間距離を
形成する軸線 G 燃料溜室(燃料ギャラリ) P 燃料加圧室 SS 当接面(非通電時に弁体が開弁して、弁体40の
大径部43とストッパプレート70とが当接する面)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16K 31/06 385 F16K 31/06 385A (72)発明者 丹羽 豊 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 浅山 和博 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 3G066 AA01 AB02 AD02 BA51 BA61 BA67 CA05U CA18 CD03 CD04 CE23 3H106 DA23 DB02 DB12 DB23 DB32 DC02 DD03 EE04 EE48 GA02 GC02 KK18

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸引力を発生させる電磁コイルを収容す
    る固定子鉄心と、 該固定子鉄心内に収容され、摺動自在な可動子と、 前記固定子鉄心に固定され、弁孔と該弁孔に燃料を導入
    する燃料入口孔とを備えたバルブボディと、 前記弁孔に摺動自在に保持され、前記可動子とともに往
    復移動することで前記弁孔の開閉をする弁体と、 前記弁体が開弁する方向へ前記可動子を付勢する付勢ス
    プリングと,前記付勢スプリングの付勢力に抗して前記
    弁体が開弁方向に移動する距離を規制するストッパプレ
    ートとを備えた電磁弁において、 該ストッパプレートは、前記バルブボディの収容部に収
    容され、前記弁体が開弁時に前記燃料入口孔から吸入し
    た燃料を下流に導出する切欠部が外周側に形成されてい
    ることを特徴とする電磁弁。
  2. 【請求項2】 前記切欠部は、円環の一部からなる形状
    であることを特徴とする請求項1に記載の電磁弁。
  3. 【請求項3】 前記ストッパプレートと前記弁体とが当
    接する当接面が円環であって、 前記当接面の一部が不連続となるように、前記ストッパ
    プレートまたは前記弁体には、径方向に凹状のスリット
    が設けられていることを特徴とする請求項1または請求
    項2に記載の電磁弁。
  4. 【請求項4】 前記スリットの周方向位置は、前記切欠
    部が周方向に開口する範囲内に設けられていることを特
    徴とする請求項3に記載の電磁弁。
  5. 【請求項5】 前記当接面は、前記弁体の端部または前
    記弁体に対向する前記ストッパプレートの端面部の中央
    に、凹部を設けることで形成されることを特徴とする請
    求項3または請求項4に記載の電磁弁。
  6. 【請求項6】 前記固定子鉄心は、前記電磁コイルを挟
    み込むとともに、磁気回路を構成する第1の支持部材お
    よび第2の支持部材を備え、 第1の支持部材は、前記可動子を軸方向に移動自在に収
    容する収容部と、前記電磁弁を収容する収容孔を有する
    燃料供給装置に螺合する複数の案内孔を有し、前記収容
    部の一部は、非磁性材料からなることをを特徴とする請
    求項1から請求項5のいずれか一項に記載の電磁弁。
  7. 【請求項7】 前記第1の支持部材と前記第2の支持部
    材とは、所定の前記案内孔間を結ぶ軸線に前記第2の支
    持部材の側壁が配置されて固定されていることを特徴と
    する請求項6に記載の電磁弁。
  8. 【請求項8】 前記第2の支持部材は、略有底の円筒で
    あって、周面の一部を径方向に切欠いた開口部を有する
    ことを特徴とする請求項6または請求項7に記載の電磁
    弁。
  9. 【請求項9】 前記第1の支持部材および前記第2の支
    持部材の少なくとも一方と前記電磁コイルとは、前記電
    磁コイルの端部に形成された複数の突起を介して当接さ
    れていることを特徴とする請求項6から請求項8のいず
    れか一項に記載の電磁弁。
  10. 【請求項10】 請求項1から請求項9のいずれか一項
    に記載の電磁弁を収容する燃料供給装置であって、前記
    電磁弁を収容する収容部と、前記収容部の周壁に径方向
    に穿接された吸入通路と、前記収容部の周壁により囲ま
    れ前記電磁弁の外周に略円環状に形成された燃料溜室と
    を備えた低圧燃料導入筒部と、前記低圧燃料導入筒部と
    連結され、前記電磁弁の下流側より燃料を導入する摺動
    孔を備えたシリンダ部と、前記摺動孔に摺動自在に保持
    され往復移動可能なプランジャとを有する高圧燃料発生
    筒部とを備え、前記吸入通路は、前記電磁弁の燃料入口
    孔より軸方向上側に配置されていることを特徴とする燃
    料供給装置。
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