JP2001292966A - 眼屈折測定装置 - Google Patents

眼屈折測定装置

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JP2001292966A
JP2001292966A JP2000114899A JP2000114899A JP2001292966A JP 2001292966 A JP2001292966 A JP 2001292966A JP 2000114899 A JP2000114899 A JP 2000114899A JP 2000114899 A JP2000114899 A JP 2000114899A JP 2001292966 A JP2001292966 A JP 2001292966A
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Toshibumi Masaki
俊文 正木
Koji Uchida
浩治 内田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 信頼性の高い測定値を迅速に得る。 【解決手段】 測定部2の中心軸O上には、ダイクロイ
ックミラー31を配置し、その透過方向には測定用光源
37を有する眼屈折測定光学系を配置する。ダイクロイ
ックミラー31の反射方向にはレンズ42とダイクロイ
ックミラー43を配置し、ダイクロイックミラー43の
反射方向には前眼部観察とアライメント検出を共用する
アライメント受光光学系を構成し、ダイクロイックミラ
ー43の入射方向には固視投影光学系を構成する。中心
軸Oの上方にはアライメント用光源56を配置し、中心
軸Oの上下には前眼部照明用光源57a、57bを配置
する。前眼部と眼底を同時に撮像し、アライメントのず
れ量が所定値よりも少ないときのみ眼屈折力を演算す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、測定部を被検眼に
アライメントして眼屈折力を測定する眼屈折測定装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の装置として、測定部を被
検眼に手動でアライメントする手動タイプの装置と、測
定部を被検眼に自動的にアライメントする自動タイプの
装置とが知られており、何れのタイプの装置もアライメ
ントした後に測定を行うようになっている。手動タイプ
の装置は測定部を載置した可動台を固定台に対して移動
自在に支持し、操作桿を手動操作することにより測定部
を被検眼にアライメントする。
【0003】自動タイプの装置は被検眼の位置を検出す
るための位置検出手段と、測定部を三次元方向に駆動す
るための駆動手段と、駆動手段を制御するための制御手
段とを有し、制御手段は位置検出手段からの位置情報を
駆動手段に入力して測定部を被検眼にアライメントす
る。
【0004】例えば、特開平10−43136号公報に
開示されている自動タイプの装置は、アライメントの状
態が適正であると判定したときに測定を実施すると共
に、測定中又は測定終了後にもアライメントの状態が適
正であるか否かを判定するようになっている。そして、
アライメントのずれ量が所定値以下でないと判定した場
合に、測定結果を不採用とするか補正するようになって
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の眼
屈折測定装置では、被検眼の固視が安定しない状態でア
ライメントが偶然的に完了している場合でも、被検眼の
固視が安定するまではアライメントが完了したとは判定
しないので、アライメントを完了するまでに多くの時間
が必要となっている。また、アライメントが完了して自
動的に測定を実施するまでに多少の時間が存在するの
で、その間に被検眼が固視微動したり瞬いたりすること
がある。
【0006】従って、被検眼が固視微動した場合にはア
ライメントのずれ量が存在した状態で測定することにな
り、測定値の信頼性が低下するという問題がある。ま
た、被検眼が瞬いた場合には測定することが不可能にな
るという問題がある。更には、測定結果を不採用とした
場合には測定が無駄になり、測定結果を補正した場合に
はアライメントが完全であるときよりも測定結果の信頼
性が低下するという問題がある。アライメントが完了す
るまでに多くの時間が必要となっているので、消費電力
も無視できないという問題もある。
【0007】本発明の目的は、上述の問題点を解消し、
前眼部と眼底を同時に撮像すると共に、アライメントの
ずれ量が所定値よりも少ないときに眼屈折力を演算する
ことにより、信頼性の高い測定値を迅速に得ることがで
きる眼屈折測定装置を提供することにある。
【0008】本発明の他の目的は、アライメントのずれ
量が所定値よりも少ないときのみに前眼部と眼底を撮像
することにより、消費電力を低減し得る眼屈折測定装置
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る眼屈折測定装置は、前眼部を撮像する第
1の撮像手段と、該第1の撮像手段により撮像した画像
を記憶する第1の記憶手段と、眼底に光束を投影する測
定用光源と、眼底を撮像する第2の撮像手段と、該第2
の撮像手段により撮像した画像を記憶する第2の記憶手
段と、前記第1の撮像手段と前記測定用光源と前記第2
の撮像手段とを備えた測定手段と、該測定手段を被検眼
にアライメントするアライメント手段と、前記各手段に
対する処理手段とから成り、該処理手段は、前記第1の
記憶手段により記憶した画像に基づいてアライメントの
ずれ量を判定する手段と、前記第2の記憶手段により記
憶した画像に基づいて眼屈折力を演算する手段とに加え
て、前眼部と眼底を同時に撮像する手段と、前記アライ
メントのずれ量が所定の第1の値よりも少ないときに眼
屈折力を演算する手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明を図示の実施例に基づいて
詳細に説明する。図1は実施例の外観斜視図であり、本
体カバー1の上部には測定部2が三次元方向に移動自在
に設けられ、本体カバー1の内部には測定部2を駆動す
るための後述する駆動機構が設置されている。本体カバ
ー1の検者が面する側壁1aには、液晶モニタ又はCR
Tモニタから成る表示装置3が配置されている。本体カ
バー1の側壁1aの反対側には、子供から大人までの被
検者の顔を受ける図示しない顔受け部が設けられてい
る。測定の際には、被検者の顔を顔受け台により支持し
て被検眼を所定位置に固定し、測定部2を被検眼に電動
によりアライメントして被検眼を測定するようになって
いる。
【0011】また、本体カバー1の側壁1aには、測定
部2を左右及び前後方向に粗く駆動するためのトラック
ボール4と、測定部2を上下方向に粗く駆動するための
ローラ5と、測定開始スイッチ、プリンタ始動スイッ
チ、選択設定スイッチ等から成るスイッチパネル6と、
測定結果を印字するプリンタ7とが配置されている。な
お、表示装置3では測定モード、被検眼像、測定値等が
表示されると共に、各種の設定が選択されるようになっ
ている。
【0012】図2は駆動機構の斜視図であり、駆動機構
は破線で示す測定部2を被検眼Eにアライメントつまり
位置合わせし得るように構成されている。基台11には
測定部2を被検眼Eの幅方向、即ち左右方向に駆動する
ための左右動ステージ12と、測定部2を被検眼Eに対
して接近又は離間させる方向、即ち前後方向に駆動する
ための前後動ステージ13と、測定部2を被検眼Eの上
下方向に駆動するための上下動ステージ14とが移動自
在に設けられている。
【0013】左右動ステージ12は、基台11に固定さ
れた直動ガイドレール15、16の間に摺動自在に配置
され、直動ガイドレール15、16の外面は基台11に
固着され、それらの内面は左右動ステージ12に摺接さ
れている。左右動ステージ12の下面に設けられた図示
しないナット部は、基台11に回転自在に支持された送
りねじ17に螺合されている。送りねじ17は駆動モー
タ18にベルト19を介して連結され、左右動ステージ
12は駆動モータ18の出力軸の正逆回転によって左右
方向に駆動されるようになっている。
【0014】左右動ステージ12の移動方向の両側には
図示しないリミットスイッチが配置され、左右動ステー
ジ12のストロークは約90mmに規制されている。そ
して、駆動モータ18の出力軸にはエンコーダが同軸に
配置されていると共に、基台11にはフォトカップラが
配置され、これらのエンコーダとフォトカプラにより駆
動モータ18の回転角度や回転数が検出されるようにな
っている。
【0015】前後動ステージ13は左右動ステージ12
に固定された直動ガイドレール20、21の間に摺動自
在に配置され、直動ガイドレール20、21の内面は前
後動ステージ13に固着され、それらの外面は左右動ス
テージ12に摺接されている。前後動ステージ13の下
面に設けられたナット部22は、左右動ステージ12に
回転自在に支持された送りねじ23に螺合され、この送
りねじ23は駆動モータ24に図示しないカップリング
を介して連結されている。従って、前後動ステージ13
は駆動モータ24の出力軸の正逆回転によって前後方向
に駆動されるようになっている。また、前後動ステージ
13のストロークは上述と同様な手段により約40mm
に規制され、駆動モータ24の回転角度と回転数は上述
と同様な手段により検出されるようになっている。
【0016】上下動ステージ14には測定部2が支持さ
れており、上下動ステージ14の下面には送りねじ25
が回転自在に垂設されている。送りねじ25は前後動ス
テージ13の上面に立設された支持筒26に図示しない
直動型のボールベアリングを介して螺合され、前後動ス
テージ13の上面に配置された駆動モータ27に図示し
ないベルトを介して連結されている。前後動ステージ1
3の上面に立設された規制筒28には測定部2に垂設さ
れたピン29が嵌合され、測定部2の回転が規制されて
いる。従って、上下動ステージ14は駆動モータ27の
出力軸の正逆回転によって上下方向に駆動されるように
なっている。また、上下動ステージ14のストロークは
上述と同様な手段により約30mmに規制され、駆動モ
ータ27の回転角度と回転数は上述と同様な手段により
検出されるようになっている。
【0017】図3は測定部2の光学的な構成図であり、
被検眼Eの視軸にアライメントされる中心軸O上には、
可視光束を全反射すると共に波長880nmの光束を一
部反射するダイクロイックミラー31が配置されてい
る。ダイクロイックミラー31の透過方向には眼屈折測
定光学系が構成され、ダイクロイックミラー31の反射
方向にはアライメント受光光学系と固視投影光学系が構
成されており、アライメント受光光学系は前眼部観察と
アライメント受光が共用されている。
【0018】ダイクロイックミラー31の透過方向には
対物レンズ32、孔あきミラー33、絞り34、投影レ
ンズ35、投影絞り36、測定用光源37が順次に配置
されており、測定用光源37から波長880nmの光束
が発せられる。孔あきミラー33の反射方向には6分割
絞り38、6分割プリズム39、受光レンズ40、二次
元撮像素予41が順次に配置されている。6分割絞り3
8と6分割プリズム39は図4に示すような形状とされ
ており、これらは密着された状態で光軸上に配置されて
いる。
【0019】一方、ダイクロイックミラー31の反射方
向には、レンズ42とダイクロイックミラー43が配置
されており、ダイクロイックミラー43の反射方向には
アライメントプリズム絞り44、結像レンズ45、ケラ
ト絞り46、二次元撮像素予47が順次に配置されてい
る。アライメントプリズム絞り44は光路上に挿脱可能
とされ、図5に示すように3つの開口48a、48b、
48cを有する円板状の絞り板48と、外側の2つの開
口48b、48cにそれぞれ設けられたアライメントプ
リズム49、50とから成り、アライメントプリズム4
9、50により波長880nm近傍のみの光束が透過す
るようになっている。
【0020】ダイクロイックミラー43の背後には、全
反射ミラー51、固視誘導レンズ52、固視チャート5
3、固視投影光源54が順次に配置されている。固視誘
導レンズ52は後述する駆動モータ55により矢印で示
す光軸方向に駆動されるようになっている。そして、中
心軸Oの側方にはアライメント検出のための880nm
の波長の拡散光束を発するアライメント用光源56が配
置され、中心軸Oの上下には1対の前眼部照明用光源5
7a、57bが配置されている。
【0021】測定用光源37から発した光束は投影絞り
36により絞られ、投影レンズ35により対物レンズ3
2の手前で1次結像し、対物レンズ32とダイクロイッ
クミラー31を透過し、被検眼Eの瞳中心を通って眼底
に結像する。また、眼底からの反射光束は瞳周辺を通っ
て対物レンズ32に入射し、太い光束となって孔あきミ
ラー33で全反射し、6分割絞り38により6分割さ
れ、6分割プリズム39により二次元撮像素子41の受
光面領域の適正範囲に受光されるように屈折され、被検
眼Eが正視であるときに6点のスポット像を投影する。
【0022】固視投影光源54の光束は固視チャート5
3の裏側を照明し、固視誘導レンズ52、全反射ミラー
51、ダイクロイックミラー43、レンズ42、及びダ
イクロイックミラー31を介して被検眼Eの眼底に投影
される。この際に、固視誘導レンズ52は駆動モータ5
5により光軸方向に駆動され、被検眼Eの視度の変化に
対応可能とされている。
【0023】ここで、測定部2の被検眼Eに対するアラ
イメントのずれ量が多い場合には、アライメントプリズ
ム絞り44は光路外に位置付けられ、前眼部照明用光源
57a、57bの照明による前眼部像は結像レンズ45
を介して二次元撮像素子47に撮像される。また、測定
部2を角膜反射像によって精密にアライメントする場合
には、アライメントプリズム絞り44は光路内に挿入さ
れ、アライメントプリズム絞り44を透過した光束は結
像レンズ45を介して二次元標像素子47に撮像され
る。そして、角膜を測定する際には、アライメント用光
源56による角膜反射光束が結像レンズ45を介しケラ
ト絞り46により制限されて二次元撮像素子47に撮像
される。
【0024】図6は上述の各デバイスとCPU60との
接続状態を示すブロック図であり、CPU60にはトラ
ックボール4、ローラ5、スイッチパネル6、及びプリ
ンタ7が接続されている。駆動モータ18、24、27
はドライバ61、62、63を介してそれぞれ接続され
ている。光源37、54、56、57は図示しないドラ
イバとD/Aコンバータ64を介してCPU60に接続
され、光源37、54、56、57の光量が制御される
ようになっている。固視誘導レンズ52の駆動モータ5
5はドライバ65を介してCPU60に接続されてい
る。二次元撮像素子41、47の出力はA/Dコンバー
タ66、67とメモリ68、69を介してCPU60に
それぞれ接続されている。二次元撮像素子47は表示装
置3に接続されていると共に、表示装置3はキャラクタ
発生装置70を介してCPU60に接続されている。
【0025】二次元撮像素子41からの眼底像の信号
は、A/Dコンバータ66によりデジタル化されて画像
メモリ68に格納され、眼屈折力は画像メモリ68に格
納された画像に基づいて演算される。二次元撮像素子4
7からの前眼部像の信号は、A/Dコンバータ67によ
りデジタル化されて画像メモリ69に格納され、アライ
メント輝点の抽出や角膜曲率半径が画像メモリ69に格
納された画像に基づいて演算される。また、二次元撮像
素子47からの前眼部像の信号はキャラクタ発生装置7
0からの信号と合成され、表示装置3上に前眼部像、測
定値等として表示される。
【0026】測定部2の中心軸Oを被検眼Eにアライメ
ントする際には、被検者の顔を顔受け台により支持し
て、検者はトラックボール4とローラ5を操作する。こ
のとき、トラックボール4とローラ5に内蔵されている
パルスカウンタやロータリエンコーダからトラックボー
ル4とローラ5の操作量と速度に基づいた信号がCPU
60に入力し、CPU60はドライバ61、62、63
を介して駆動モータ18、24、27をそれぞれ制御
し、これらの駆動モータ18、24、27は測定部2を
トラックボール4による左右及び前後方向と、ローラ5
による上下方向に駆動する。
【0027】アライメント用光源56から被検眼Eに投
影された拡散光束は被検眼Eの角膜で反射し、ダイクロ
イックミラー31、レンズ42、ダイクロイックミラー
43、アライメントプリズム絞り44、結像レンズ4
5、ケラト絞り46を介して二次元撮像素子47に結像
する。この際に、アライメントプリズム絞り44の中心
の開口48aには、前眼部照明用光源57a、57bか
らの波長780nm付近の光束が通過し、アライメント
プリズム絞り44の一方のアライメントプリズム49を
透過したアライメント光源56からの波長880nm付
近の光束は右方向に屈折し、他方のアライメントプリズ
ム50を透過した同様の光束は左方向に屈折する。
【0028】測定部2が被検眼Eに対して前後方向に適
正にアライメントしているときは、アライメントプリズ
ム44を介して二次元撮像素子47に結像した被検眼像
E'は図7に示すように表示装置3に表示される。この
とき、被検眼像E' はアライメントプリズム絞り44の
中心の開口48aを通過した光束によって表示され、ア
ライメント用光源56の角膜反射像は画面の中央上部に
水平な2つの輝点Jとして表示される。また、アライメ
ントプリズム絞り44のアライメントプリズム49、5
0を通過した光束は、画面の中心から左右方向に屈折し
て2つの横1列の輝点Kとして表示される。
【0029】これに対し、測定部2が被検眼Eに対して
接近し過ぎている場合には図8に示すように表示され、
左側の角膜反射像の輝点Jが上方へ変位される。また、
測定部2が被検眼Eに対して遠過ぎている場合には図9
に示すように表示され、右側の角膜反射像の輝点Jが上
方へ変位される。従って、測定部2の被検眼Eに対する
前後方向のずれ量は、2つの角膜反射像の輝点Jの位置
関係から求める。そして、測定部2の上下方向と左右方
向のずれ量は、被検眼Eの瞳孔の中心を前眼部像から算
出することにより求める。
【0030】そして、被検眼像E' が表示装置3の画面
に出現し、虹彩が明瞭に見えると共に、瞳孔が表示装置
3のほぼ中心に位置した後に、スイッチパネル6の測定
開始スイッチを押す。これにより、測定部2を被検眼E
に自動的にアライメントする所謂オートアライメントが
開始する。
【0031】図10は測定部2をオートアライメントし
て屈折力を算出するまでの一連の動作を説明するフロー
チャート図であり、オートアライメントが開始した際の
初回のアライメント検出ルーチンと2回目以降のアライ
メント検出ルーチンが実行される。
【0032】初回のアライメント検出ルーチンにおい
て、測定部2が被検眼Eに完全にアライメントする可能
性は少ないので、ステップ1では前回のアライメントの
ずれ量Elastを1mmに仮設定する。ステップ2で
はずれ量Elastが1mmよりも少ないか否かを判断
する。ずれ量Elastが1mmよりも少ないときはス
テップ3に移行する。ここではずれ量Elastを1m
mに仮設定しているので、ずれ量Errが1mm以上で
あると判断してステップ6に移行する。ステップ6では
二次元撮像素子47により前眼部像のみを撮像し、A/
Dコンバータ67によりデジタル化し、画像メモリ69
に取り込んでステップ7に移行する。この際に、屈折力
を測定する機会は少ないので、測定用光源37を点灯せ
ずに消費電力を抑制する。
【0033】ステップ7では画像メモリ69に取り込ん
だ画像から角膜反射像を検出し、ステップ8ではZ方向
(前後方向)のアライメントのずれ量Ezを演算し、ス
テップ9では前眼部像から瞳孔中心を検出し、ステップ
10ではX方向(上下方向)のアライメントのずれ量E
xとY方向(左右方向)のアライメントのずれ量Eyと
を演算し、ステップ11では合計のアライメントのずれ
量Errを演算してステップ12に移行する。
【0034】ステップ12では、ずれ量Errが1.0
mmよりも少ないか否かを判断し、ずれ量Errが1.
0mmよりも少ないときはステップ13に移行し、ずれ
量Errが1.0mm以上である場合にはステップ14
に移行する。ここでは、前回のずれ量Elastを1m
mとしているのでステップ14に移行し、ずれ量Err
に応じて駆動モータ27、18、24をそれぞれ制御
し、測定部2をX、Y、Z方向へ駆動してアライメント
する。そして、ステップ15では前回のずれ量Elas
tに今回のずれ量Errを代入し、ステップ2に移行し
て初回のアライメント検出ルーチンを完了する。
【0035】2回目以降のアライメント検出ルーチンに
おいて、ステップ2では前回のずれ量Elastに今回
のずれ量Errを代入しており、ずれ量Elsatが1
mmよりも少なくなっていることが多いのでステップ3
に移行する。なお、ずれ量Elastが未だ1mm以上
となっている場合には、初回のアライメント検出ルーチ
ンと同様なステップ6〜12を繰り返す。
【0036】ステップ3では測定用光源37を点灯し、
ステップ4では前眼部像と眼底像を二次元撮像素子47
と二次元撮像素子41により同時にそれぞれ撮像する。
また、二次元撮像素子47、41からの画像をA/Dコ
ンバータ67、66によりそれぞれデジタル化し、画像
メモリ69、68にそれぞれ取り込む。そして、ステッ
プ5では測定用光源37を消灯し、初回のルーチンと同
様にステップ7に移行し、ステップ11においてずれ量
Errを算出する。
【0037】今回はずれ量Errが1.0mmよりも少
なくなっているので、ステップ12ではずれ量Errが
1.0mmよりも少ないと判断してステップ13に移行
する。ステップ13ではずれ量Errが0.1mmより
も少ないか否かを判断し、ずれ量Errが0.1mmよ
りも少なくない、即ち0.1mm以上であると判断した
場合はステップ14に移行し、ずれ量Errが0.1m
mよりも少なくなるまでステップ2〜13を繰り返す。
そして、ステップ13でずれ量Errが0.1mmより
も少ないと判断したときにステップ16に移行し、ステ
ップ4において取り込んだ眼底像から眼屈折力を演算す
る。
【0038】このように、実施例ではアライメント判定
用の前眼部像と屈折力算出用の眼底像とを同時に撮像す
るので、眼底像を撮像したときにアライメントのずれ量
Errが所定値1mm以上であることはない。また、被
検眼Eの固視が安定していない状態で偶然的にアライメ
ントしている場合でも、既に撮像した眼底像から眼屈折
力を演算できるので、測定部2を迅速にアライメントし
て信頼性の高い測定値を得ることができる。
【0039】また、アライメントのずれ量Errが1m
mよりも少ないときのみに測定用光源37を点灯するの
で、アライメント中の測定用光源37の消費電力を節減
することができる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る眼屈折
測定装置は、第1の記憶手段により記憶した画像に基づ
いてアライメントのずれ量を判定する手段と、第2の記
憶手段により記憶した画像に基づいて眼屈折力を演算す
る手段とに加えて、前眼部と眼底を同時に撮像する手段
と、アライメントのずれ量が第1の値よりも少ないとき
に眼屈折力を演算する手段とを処理手段に備えているの
で、被検眼の固視が安定しない状態で偶然的にアライメ
ントした場合でも、既に撮像した眼底像から眼屈折力を
演算でき、測定部を迅速にアライメントして信頼性の高
い測定値を得ることができる。
【0041】また、アライメントのずれ量が第1の値よ
りも少ないときのみに前眼部と眼底を同時に撮像する手
段を備えれば、アライメントのずれ量が第1の値以上で
あるときに前眼部と眼底を撮像しないので、無駄な消費
電力を省くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の外観斜視図である。
【図2】駆動部の構成図である。
【図3】測定部の光学的な構成図である。
【図4】6分割絞りと6分割プリズムの分解斜視図であ
る。
【図5】アライメントプリズム絞りの斜視図である。
【図6】CPUと各デバイスの接続関係のブロック図で
ある。
【図7】測定部が被検眼に適正にアライメントしている
ときの説明図である。
【図8】測定部が被検眼に近過ぎているときの説明図で
ある。
【図9】測定部が被検眼に遠過ぎているときの説明図で
ある。
【図10】アライメント開始から測定終了までのフロー
チャート図である。
【符号の説明】
2 測定部 18、24、27 駆動モータ 41、47 二次元撮像素子 37 測定用光源 54 固視投影光源 56 アライメント用光源 57a、57b 前眼部照明用光源 60 CPU 66、67 A/Dコンバータ 68、69 画像メモリ E 被検眼

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前眼部を撮像する第1の撮像手段と、該
    第1の撮像手段により撮像した画像を記憶する第1の記
    憶手段と、眼底に光束を投影する測定用光源と、眼底を
    撮像する第2の撮像手段と、該第2の撮像手段により撮
    像した画像を記憶する第2の記憶手段と、前記第1の撮
    像手段と前記測定用光源と前記第2の撮像手段とを備え
    た測定手段と、該測定手段を被検眼にアライメントする
    アライメント手段と、前記各手段に対する処理手段とか
    ら成り、該処理手段は、前記第1の記憶手段により記憶
    した画像に基づいてアライメントのずれ量を判定する手
    段と、前記第2の記憶手段により記憶した画像に基づい
    て眼屈折力を演算する手段とに加えて、前眼部と眼底を
    同時に撮像する手段と、前記アライメントのずれ量が所
    定の第1の値よりも少ないときに眼屈折力を演算する手
    段とを備えたことを特徴とする眼屈折測定装置。
  2. 【請求項2】 前記処理手段には前記アライメントのず
    れ量が前記第1の値よりも少ないときのみに前眼部と眼
    底を同時に撮像する手段を与えた請求項1に記載の眼屈
    折測定装置。
  3. 【請求項3】 前記処理手段は前記アライメントのずれ
    量が前記第1の値以上であるときに前記測定用光源を消
    灯する機能を備えた請求項1に記載の眼屈折測定装置。
  4. 【請求項4】 前記処理手段は前記アライメントのずれ
    量が前記第1の値よりも少ない所定の第2の値よりも少
    ないときに眼屈折力を演算する手段を備えた請求項1に
    記載の眼屈折測定装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の値は1mmとした請求項1又
    は4に記載の眼屈折測定装置。
  6. 【請求項6】 前記第2の値は0.1mmとした請求項
    4に記載の眼屈折測定装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2023176714A1 (ja) * 2022-03-18 2023-09-21 株式会社トプコン 眼科装置及びその制御方法

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