JP2002238852A - 検眼装置 - Google Patents

検眼装置

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JP2002238852A
JP2002238852A JP2001047292A JP2001047292A JP2002238852A JP 2002238852 A JP2002238852 A JP 2002238852A JP 2001047292 A JP2001047292 A JP 2001047292A JP 2001047292 A JP2001047292 A JP 2001047292A JP 2002238852 A JP2002238852 A JP 2002238852A
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eye
kerato
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control pattern
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JP2001047292A
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Koji Uchida
浩治 内田
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 眼屈折力以外の付加測定機能においても自動
的にアライメントし、付加測定をより正確に測定し、操
作性が良くかつ測定時間を短縮する。 【解決手段】 許容範囲内に被検眼Eが位置合わせでき
れば、ステップS6に進入する。屈折測定では、被検眼
Eからの反射光束を受光し、受光像から上述したように
屈折値を求める。次に、固視標をその屈折値に応じて移
動させ被検眼Eに呈示しては、+ディオプタ側に固視標
を移動させることを繰り返す。固視標の移動及び呈示の
所定動作が終了すると、再び被検眼Eからの反射光束を
受光し複数回の測定により屈折値を求める。複数回の屈
折測定が行われ、屈折値が所定屈折値の変動幅に納まっ
ているとステップS10で判断されると、アライメント
プリズム絞りとケラト絞りとを入れ換え、ステップS1
6で更にケラト測定モードに移る。ケラト測定モードで
は、ケラトリング光源の光源が点灯され、二次元撮像素
子により角膜反射のケラトリング像が撮影され、このリ
ング像から角膜の曲率半径が求められる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の項目につい
て被検眼の撮影又は測定を行う検眼装置の技術分野に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】被測定者(患者)の被検眼を撮影又は測
定する検眼装置の例として、検眼を行うユニット(検眼
部)が可動台の上に搭載され、オペレータが可動台上に
設けられた操作桿を操作することで、検眼部を被検眼に
位置合わせする手動タイプの眼科装置がある。また被検
眼の位置を検出する検出器と、この検出によって装置の
一部を上下、左右、前後方向のいずれかの方向に自動的
に移動させる機構を有する自動タイプの眼科装置もあ
る。このうち自動タイプは、特開平11−19040号
公報のように、被検眼に対して測定部を自動又は手動で
アライメントし、アライメントの完了後に、測定ボタン
の操作による測定開始トリガを発生させるか、自動的に
測定開始する自動測定制御によって測定が実行されるよ
うになっている。
【0003】また、眼屈折力を測定する眼科装置の付加
測定においては、特開平7−178051号公報のよう
に前眼部観察画像を取り込んだ後に、静止画像を装置の
可動台の移動によってディスプレイ内の画像を移動する
技術が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述の従
来例において、従来のアライメント動作から測定動作に
移行するオートアライメント動作は、眼屈折測定や眼圧
測定の主な測定に用いられ、徹照観察や角膜径測定など
の付加測定でのアライメントは手動で行っている。付加
測定は主な測定のアライメント条件や状態が異なり、た
とえ主な測定のオートアライメント機能を使用しようと
しても使えない場合がある。例えば、周辺ケラト(角膜
曲率半径)測定の場合に、通常のオートアライメントで
は被検眼の中心に位置合わせを行ってしまい、角膜周辺
部のケラト測定ができなくなってしまう。
【0005】また、コンタクトレンズのベースカーブの
曲率半径を計測する場合に、コンタクトレンズを保持す
るホルダを通常では被検者の顎を乗せる顎台に配置する
ため、ラフアライメントは測定部を所定距離のみ移動す
ることで行える。その後に、オートアライメントによる
精密な位置合わせを行うことで、迅速かつ正確に位置合
わせができる。また、角膜径を測定する場合や徹照像の
観察像を撮影する場合は、測定や撮影前に自動で位置合
わせを行うことで、オペレータの操作が簡略でき操作性
の良い装置となる。
【0006】本発明の主目的は従来の検眼装置の改良で
ある。具体的な目的のひとつは、検眼装置の付加測定機
能において自動的にアライメントし、付加測定をより正
確に測定することを可能にすること。またオペレータの
熟練に頼らず、操作性が良くかつ測定時間の短縮を行う
ことができる検眼装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の請求項1に係る本発明は、複数の項目について被検眼
の撮影又は測定を行うユニットと、該ユニットと被検眼
との位置関係を検出する検出系と、前記ユニットを被検
眼に対して移動させる駆動機構と、前記検出系の検出に
基づいて前記駆動機構を制御する制御装置と、前記複数
の項目のうちの少なくとも1つを選択する選択部とを有
し、前記制御装置は、前記該選択部の選択に応じて制御
パターンを変更することを特徴とする検眼装置である。
【0008】請求項2に係る本発明は、前記変更される
制御パターンは、前記駆動機構の所定の移動方向又は移
動量であることを特徴とする請求項1に記載の検眼装置
である。
【0009】請求項3に係る本発明は、前記変更される
制御パターンは、前記検出系の検出の待機時間であるこ
とを特徴とする請求項1に記載の検眼装置である。
【0010】請求項4に係る本発明は、前記駆動機構を
オペレータが操作するための操作デバイスを有し、前記
変更される制御パターンは前記検出系の出力の利用/非
利用の切換えであり、非利用が選択された場合に前記操
作デバイスの操作量に応じて前記ユニットを移動する制
御パターンであることを特徴とする請求項1に記載の検
眼装置である。
【0011】請求項5に係る本発明は、前記変更される
制御パターンは、被検眼へ位置合わせする前記駆動機構
の駆動制御終了の判断基準であることを特徴とする請求
項1に記載の検眼装置である。
【0012】請求項6に係る本発明は、前記制御装置
は、前記検出系の出力に基づいて自動的に前記ユニット
による撮影又は測定を行うことを特徴とする請求項1〜
5の何れか1つの請求項に記載の検眼装置である。
【0013】請求項7に係る本発明は、前記選択部によ
り複数の項目が選択された場合、先の項目の撮影又は測
定が終了すると自動的に前記制御パターンを変更するこ
とを特徴とする請求項1に記載の検眼装置である。
【0014】請求項8に係る本発明は、前記変更される
制御パターンは、複数の制御パターンの組み合わせによ
るものであることを特徴とする請求項1に記載の検眼装
置である。
【0015】請求項9に係る本発明は、前記複数の項目
は被検眼の屈折度と角膜形状を含み、前記変更される制
御パターンは、被検眼との位置の許容範囲であり、該許
容範囲は前記角膜形状の測定時において前記屈折度の測
定に比べて狭いことを特徴とする請求項1記載の検眼装
置である。
【0016】請求項10に係る本発明は、前記複数の項
目は被検眼の角膜形状の中心曲率と周辺曲率を含み、前
記変更される制御パターンは、被検体との位置の許容範
囲であり、該許容範囲は前記周辺曲率の測定時において
前記中心曲率の測定に対して広いことを特徴とする請求
項1に記載の検眼装置である。
【0017】請求項11に係る本発明は、前記複数の項
目は被検眼の屈折度とコンタクトレンズベースカーブを
含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の検眼装置
である。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明を図示の実施の形態に基づ
いて詳細に説明する。なお、本発明は眼科分野で用いら
れる検眼装置全般に渡って適用できるが、ここでは眼屈
折力測定装置を例として説明する。
【0019】図1は眼屈折測定装置の外観図である。オ
ペレータが操作する面には測定値や被検眼像等の表示や
各標装置の設定を選択する液晶ディスプレイやCRTデ
ィスプレイ等の表示装置1を備え、その表示画面の操作
や、上部の測定部2をラフにその前方に位置する被検眼
に対して位置合わせするための入力機構であるトラック
ボール3およびローラ4を備える。さらにプリンタ印字
スイッチや測定開始スイッチや選択設定スイッチ等が配
置されたスイッチパネル5とプリンタ6が配置されてい
る。被検者(患者)はオペレータ(測定者)が操作する
側と反対側にある図示しない顔受け部に顔を載せ、測定
部2の対物部の前に被検眼を置くことで測定が可能とな
る。
【0020】図2は本装置の測定部2を被検眼Eにアラ
イメントするための駆動機構を示している。測定部2は
上下方向に移動させるための上下駆動機構7と接合され
ており、測定光学系ユニットである測定部2を約30m
m上下方向に移動できるようになっている。測定部2は
上下支柱8に支えられており、直動型のボールベアリン
グと昇降用の送りねじが内蔵された上下駆動支柱9に接
合され、その上下駆動支柱9は上下駆動基台10に固定
されている。測定部2の上下支柱8の中心軸回りの回転
規制のため、回り止め支柱11が測定部2から下方に突
起されており、上下駆動基台10に固定され直動軸受け
12に嵌合されている。
【0021】上下駆動支柱9と直動軸受け12の間に
は、上下方向駆動用のモータ13が配置されており、上
下駆動基台10の裏面にベルトを介して、上下駆動支柱
9の送りねじを回転できるようになっており、モータ1
3の正逆回転によって測定部2を昇降させることができ
る。図示は省略しているが、上下方向30mmのストロ
ークの両端は、リミットスイッチの検知で移動限界位置
が検知できるようになっている。また、モータ13の軸
上には、パルスカウントができるエンコーダが同軸状に
配置され、上下駆動基台10の裏面にはそれを検知する
フォトカプラが設けられている。
【0022】上下駆動基台10は前後駆動機構14によ
って駆動される上下駆動基台10の裏面には雌ねじナッ
ト15が固定され、その雌ねじ部には前後駆動基台16
に支持されている送りねじ17と螺合されている。送り
ねじは前後モータ18とカップリングを介して結合され
ている。また、上下駆動基台10の左右両側面には、直
動ガイドレール19a、19bが配置され、可動側が上
下駆動基台10に固定側が前後駆動基台16に接合され
ている。
【0023】従って、前後モータ18の正逆駆動によっ
て、上下駆動機構7を合む測定部2を前後方向に移動さ
せることができる。前後方向40mmのストロークの両
端は、図示を省略しているが、上下駆動機構と同様にリ
ミットスイッチの検知により移動限界位置を検知できる
ようになっている。また、前後モータ18の軸上には、
パルスカウントができるエンコーダが同軸状に配置さ
れ、前後駆動基台16の上面には、それを検知するフォ
トカプラが配置されている。
【0024】前後駆動基台16を左右方向に駆動させる
左右駆動機構20は、前後駆動機構14と同様に前後駆
動基台14の裏面には図示していないが雌ねじナットが
固定され、その雌ねじ部には左右駆動基台21に支持さ
れている送りねじ22と螺合されている。送りねじは左
右モータ23とベルト24を介して結合されている。ま
た、前後駆動基台14の前後両側面には、直動ガイドレ
ール25a、25bが配置され、可動側が前後駆動基台
14に固定側が左右駆動基台21に接合されている。
【0025】従って、左右モータ23の正逆回転駆動に
よって、上下駆動機構7及び前後駆動機構14を含む測
定部2を左右方向に移動させることができる。図示して
いないが、前後駆動機構14と同様に左右方向90mm
のストロークの両端は、リミットスイッチの検知で移動
限界位置が検知できるようになっている。また、左右モ
ータ23の軸上には、パルスカウントができるエンコー
ダが同軸状に配置され、左右駆動基台21の上面には、
それを検知するフォトカプラが配置されている。
【0026】このようにして、測定部2は上下駆動機構
7、前後駆動機構14、左右駆動機構20によって、被
検眼Eに対して三次元方向に移動でき、子供から大人ま
での被検者を顔受け部に顔を載せただけで、電動駆動に
より位置合わせすることができる。
【0027】図3は測定部2のユニット内部の光学的構
成図である。被検眼Eの視軸に位置合わせする測定部2
の中心軸O上には、被検眼E側からケラトリング光源3
0、可視光を全反射し波長880nmの光束を一部反射
するダイクロイックミラー31、対物レンズ32、孔あ
きミラー33、絞り34、投影レンズ35、投影絞り3
6、880nmの光を出射する測定光源37が順次に配
列されている。孔あきミラー33の反射方向には、6分
割絞り38、6分割プリズム39、受光レンズ40、二
次元撮像素子41が順次に配置されている。6分割絞り
38と6分割プリズム39は図4に示す形状になってお
り、実際にはこれらは密着されている。
【0028】上述した光学系は眼屈折測定用であり、測
定光源37から発せられた光束は、投影絞り36で光束
が絞られ、投影レンズ35により対物レンズ32の手前
で1次結像するようにされ、対物レンズ32、ダイクロ
イックミラー31を透過して被検眼Eの瞳中心に投光さ
れる。その光束は眼底で結像され、その反射光は瞳周辺
を通って再び対物レンズ32に入射される。入射された
光束は太くなり、孔あきミラー33で全反射される。反
射された光束は6分割絞り38で6分割され、6分割プ
リズム39で二次元撮像素子41の受光面鎖域の適正範
囲に受光されるように屈折され、6点のスポット像が投
影される。被検眼Eが正視眼であれば、この6点のスポ
ット像の重心を結ぶ近似曲線は所定の円になり、近視眼
や遠視眼では近似曲線の円の曲率が大きくなったり小さ
くなったりする。乱視がある場合は近似曲線は楕円にな
り、水平軸と楕円の長軸でなす角度が乱視軸角度とな
る。この楕円の近似曲線の係数より屈折値を求める。
【0029】一方、ダイクロイックミラー31の反射方
向には、固視標投影光学系と、前眼部観察とケラト測定
とアライメント検出が共用されるアライメント受光光学
系が配置されている。アライメント受光光学系として、
ダイクロイックミラー31側から、レンズ42、ダイク
ロイックミラー43、アライメントプリズム絞り44、
結像レンズ45、ケラト絞り46、二次元撮像素子47
が配置されている。アライメントプリズム絞り44とケ
ラト絞り46は光路上に挿脱自在になっており、屈折測
定時にはアライメントプリズム絞り44のみが光路内に
挿入され、ケラト測定時にはケラト絞り46のみが挿入
される。アライメントプリズム絞り44は図5に示す形
状になっており、円盤状の絞り板に3つの開口部44
a、44b、44cが設けられていて、両側の開口部4
4a、44b、44cのダイクロイックミラー43側に
波長880nm付近のみの光束を透過するアライメント
プリズム48a、48bが接着されている。また、被検
眼Eの前眼部の斜め前方には、前眼部照明光源50a、
50bが配置されている。
【0030】ダイクロイックミラー43の透過側には固
視投影光学系が配置されており、全反射ミラー51、固
視誘導レンズ52、固視チャート53、固視投影光源5
4が順次に配列されている。固視誘導時に、点灯された
固視投影光源54の投影光束は固視チャート53を裏側
より照明され、固視誘導レンズ52、レンズ42を介し
て被検眼Eの眼底に投影される。なお、固視誘導レンズ
52は被検眼Eの視度の変化に対応できるように、固視
誘導モータ55により光軸方向に移動できるようになっ
ている。
【0031】アライメント検出のための光源は、眼屈折
測定用の測定光源37と兼用され、測定部2から投影さ
れた光束は、被検眼Eの角膜Cで反射される。その反射
光束は再び測定部2に戻ってダイクロイックミラー31
で反射され、レンズ42で平行光束になり、ダイクロイ
ックミラー43で反射され二次元撮像素子47等の受光
光学系に導かれる。
【0032】この際に、アライメントプリズム48aを
透過した光束は下方向に屈折され、アライメントプリズ
ム48bを透過した光束は上方向に屈折される。中心の
開口部44cは、前眼部照明50a、50bの波長78
0nm以上の光束が通るようになっているので、前眼部
照明光源50a、50bにより照明された前眼部像の反
射光束は、アライメントプリズム絞り44の開口部44
cを通り、結像レンズ45で二次元撮像素子47に結像
される。被検眼Eを測定部2の光軸Oにほぼ位置合わせ
する場合には、二次元撮像素子47に受光された映像を
表示装置1で見ながら概略の位置合わせできる。
【0033】角膜反射像でアライメントするオートアラ
イメントでは、アライメントプリズム絞り44が光路に
挿入され、絞り44を透過した光束は結像レンズ45で
二次元撮像素子47に結像される。ケラト測定時には、
ケラト光源リング30の角膜反射光束が、結像レンズ4
5を介してケラト絞り46で光束が制限され、二次元撮
像素子47に結像される。
【0034】図6はアライメントプリズム絞り44を介
して観察される被検眼像E’である。図6(a)は被検
眼Eが適正に位置合わせされた場合を示し、被検眼像
E’はアライメントプリズム絞り44の中心の開口部4
4cを透過した光束によって結像され、アライメント兼
用の測定光源37の角膜反射像も画面中心に輝点として
結像する。アライメントプリズム絞り44の左右両側の
開口部44a、44bを透過した光束は、アライメント
プリズム48a、48bにより画面上中心から上下方向
に屈折され、3つの縦1列の輝点として観察される。
【0035】図6(b)は被検眼Eに対し測定部2がオ
ペレータ側から見て右上方向にずれた状態での観察像を
示している。また、図6(c)は左右上下方向の位置は
合っているが、前後方向である作動距離方向がずれてい
る場合を示す。方向は縦1列の3つの輝点の内、上下2
つの輝点の左右方向の位置が反対になるので、どの方向
にずれているかが検出できる。
【0036】図7は制御装置のブロック回路の構成図で
ある。測定スイッチ、プリント開始スイッチ等が配置さ
れたスイッチパネル5、測定部をラフに被検眼Eに位置
合わせするためのトラックボール3、ローターリエンコ
ーダに接続されたローラ4及び測定結果を印字するため
のプリンタ6がCPU60のポートに接続されている。
【0037】二次元撮像素子41で撮影された眼底像の
映像信号は、A/D変換器61によりデジタルデータに
変換され、画像メモリ62に格納される。CPU60は
画像メモリ62に格納された画像を基に、眼屈折力の演
算を行う。また、二次元撮像素子47で撮影された前眼
部像の映像信号は、A/D変換器63によりデジタルデ
ータに変換され画像メモリ64に格納される。CPU6
0は画像メモリ64に格納された画像を基に、アライメ
ント輝点の抽出や角膜曲率半径の演算を行う。
【0038】また、二次元撮像素子47で撮影された前
眼部像の映像信号は、キャラクタ発生装置65からの信
号と合成され、表示装置1上に前眼部像や測定値等が表
示される。上下モータ13、前後モータ18、左右モー
タ23、固視誘導レンズ用モータ55は、それぞれのモ
ータドライバ67、68、69、70に接続され、CP
U60からの指令により駆動される。固視標光源54、
ケラトリング光源30、前眼部照明光源50a、50
b、測定光源37は図示しないドライバを介してD/A
変換器71に接続されており、CPU60からの指令に
より光量を変化させることができる。また、顎用台上下
モータ72がモータドライバ73を介してCPU60に
接続されている。
【0039】このように構成された眼屈折装置におい
て、被検者の顔を図示しない顔受け台に載せ、被検眼E
に対して測定部2を光軸Oを合わせるため、操作者はト
ラックボール3とローラ4を操作する。トラックボール
3の操作は測定部2を被検眼Eに対し左右及び前後方向
に移動させ、ローラ4は測定部2を上下方向に移動させ
て位置合わせができる。
【0040】この操作において、装置側ではトラックボ
ール3及びローラ4に接続されているそれぞれのパルス
カウンタやロータリエンコーダからの出力信号をCPU
60で受けて、操作量及び速度が検知できるようになっ
ている。更に、その操作量及び速度から各モータドライ
バ67、68、69を介して、上下モータ13、前後モ
ータ18、左右モータ23を駆動させる。
【0041】操作者は上述した操作により測定部2を移
動し、被検眼Eの観察画像を表示装置1で確認できるよ
うにして、被検眼Eの虹彩が明確に見え、瞳孔がほぼ中
心に合わさられると、スイッチパネル5に配置された測
定開始スイッチを押す。図8(a)、(b)はその観察
像のイメージを示している。測定開始スイッチを押す
と、装置は先ず被検眼Eに対して測定部2を自動的に位
置合わせするオートアライメントを開始する。以下の測
定フローチャートでは、オペレータが予めスイッチパネ
ル5のモードスイッチ81においてレフ測定からケラト
測定へ自動的に切り換わるモードを選択しているもので
ある。
【0042】図9はオートアライメントからレフ(屈折
率)測定が行われる一連の動作のフローチャート図を示
している。オートアライメントが開始されると、先ずス
テップS1でアライメント光源が兼用されている測定光
源37の光量をアライメント光源の適正光量へ設定を変
える。これは、眼底反射光束を受光するレフ測定に比べ
て、アライメント時の光束は角膜反射光束を受光し受光
光量が極端に大きくなるため、二次元撮像素子が全領域
に渡って飽和することを避けるためである。
【0043】ステップS2では各初期設定が行われる。
オートアライメントで被検眼Eと測定部2の位置合わせ
を適正位置に対して許容できる範囲を所定値に決める
(ここでは半径0.3mmの球内を示す)。また、オー
トアライメントが完了したか否かを示すフラグを0と設
定する(AA Flg=0)。
【0044】ステップS3で前眼部像を取り込む。測定
部2内においてアライメントプリズム絞り44が挿入さ
れた状態で、ケラト絞り46は光路から退出されてお
り、二次元撮像素子47に取り込まれた画像はA/D変
換器63を介して画像メモリ64に送られる。ステップ
S4では、取り込まれた画像を基にアライメント状態の
判断が行われる。この判断において、許容範囲が0.3
mmの球状のエリア内に被検眼Eが位置合わせできなけ
れば、X(上下)、Y(左右)、Z方向(前後)のモー
タをアライメント検知のずれ量に基づいて駆動して測定
部2を動かし、アライメント検知を実行することを繰り
返し行われることになる。
【0045】一方、許容範囲の0.3mmの球状のエリ
ア内に被検眼Eが位置合わせできれば、オートアライメ
ント完了の判断ステップS5に進入する。屈折測定の動
作工程は、最初に被検眼Eからの反射光束を受光し、受
光像から上述したように屈折値を求める。次に、固視誘
導レンズ52を移動することにより固視標をその屈折値
に応じて移動させ、約数100m秒の間、被検眼Eに呈
示しては、+ディオプタ側に固視標を移動させることを
繰り返す。固視標の移動及び呈示の所定動作が終了する
と、再び被検眼Eからの反射光束を受光し屈折値を求め
る。
【0046】ステップS6では、測定光源37の光量が
屈折測定を行う光量レベルに設定され、屈折値取込回数
を示すカウンタの設定を1にする(Rcnt=1)処理が行わ
れる。次のステップS8では屈折測定が行われる。ここ
での屈折測定は、先に説明したように、被検眼Eの眼底
反射光束を受光し、6点のスポット像の楕円近似曲線よ
り屈折値Rを求める処理がなされる。次の判断ステップ
S9では、この屈折測定が1回目であるかどうかの判断
がなされ、「いいえ」であれば、判断ステップ10に移
り、「はい」であれば、ステップS11に移る。
【0047】ここでは、1回目の屈折測定なので、引き
続きステップS12以降のフローを説明する。ステップ
S11では、測定光源37の光量は、屈折測定が終った
のでオートアライメントにおけるアライメント検出レベ
ルまで減光する。ステップS12では、幾つかの設定処
理がなされる。その内容は、繰り返し屈折測定が行わ
れ、判断ステップS11の後に、1つ前の屈折値のデー
タを残す設定処理(Rlast=R)と、屈折測定の回数をカ
ウントアップする処理(Rcnt=Rcnt+1)が行われる。
【0048】次に、ステップS13の固視標動作設定の
処理に移り、ここでの処理は屈折測定の屈折値及び屈折
値取込回数によって、固視標の移動位置や被検眼Eへの
呈示時間が予め設定されている。その内容はステップS
8で得られた屈折値Rから、被検眼Eが見ることができ
る最も高いディオプタの固視標位置を算出し(L1=F
(R))、0.5秒間、固視標を停止させて被検眼Eに
呈示する(T1=0.5秒)。更に、その固視標位置か
ら1.0ディオプタ遠い位置に固視標を移動させ、呈示
時間を0.5秒与え(L2=F(R+1.0D)、T2
=0.5 秒)、更にL1よりも0.75ディオプタ遠
い位置(即ち0.25ディオプタ戻す;L3=F(R+
0.75D))に移動させ、0.3秒間、被検眼Eに呈
示(T3=0.3 秒)した後に停止する設定が行われ
る。
【0049】このように、固視標の動作を制御する設定
がなされ、ステップS14でその動作を開始する固視標
移動開始処理が行われる。ここで屈折測定が2回目であ
れば、被検眼Eが見ることができる最も高いディオプタ
の固視標位置から1.0ディオプタだけ遠い位置へ固視
標を移動させ、呈示時間を0.5秒与え(L2=F(R
+1.0D)、T2=0.5秒)、更にL1よりも0.
75ディオプタ遠い位置(即ち0.25ディオプタ戻
す;L3=F(R+0.75D))に移動させ、0.3
秒間、被検眼Eに呈示(T3=0.3秒)した後に停止
する設定が行われる。
【0050】更に、屈折測定回数が3回目であれば、被
検眼Eが見ることができる最も高いディオプタの固視標
位置から0.75ディオプタ遠い位置(L3=F(R+
0.75D))に移動させ、0.3秒間、被検眼Eに呈
示(T3=0.3秒)した後に停止する設定が行われ
る。
【0051】このように、屈折測定の画像取り込み及び
屈折値算出以外は、固視標は移動又は被検眼Eへの呈示
を繰り返す。ステップS7で固視標の移動開始処理がな
されると、再びステップS6に戻り測定光源の光量を測
定レベルまで増量し(Rcnt=1の設定は初進入のみ)、ス
テップS8で屈折測定が行われる。
【0052】このようにして複数回の屈折測定が行わ
れ、屈折値Rが所定屈折値の変動幅に納まっているとス
テップS10で判断されると、ステップS15でアライ
メントプリズム絞り44とケラト絞り46とを入れ換
え、ステップS16で更にケラト測定モードに移る。ケ
ラト測定モードでは、ケラトリング光源30の光源が点
灯され、二次元撮像素子47により角膜反射のケラトリ
ング像が撮影され、このリング像から角膜の曲率半径が
求められる。
【0053】第9図のフローチャート図では記載を省略
したが、ステップS10で屈折値が決定されケラト測定
に移る際に、再度前眼部像取り込むステップS3の動作
を行い、アライメント検出動作を行ってアライメントず
れがないか再確認を行ってもよい。この場合に、ケラト
測定は被検眼と検眼部の距離精度が厳しいためステップ
S2で設定された許容範囲を更に狭くして(許容範囲=
0.1)測定を行うと、アライメントずれのよる測定値
のばらつきが抑えられる。
【0054】このように、眼屈折力値と角膜曲率半径が
求められるが、眼屈折装置では付加機能として角膜の周
辺ケラト測定モード、コンタクトベースカーブの曲率半
径測定モード、角膜径測定モード、水晶体の混濁度を観
察する徹照観察及び撮影モードがある。
【0055】周辺ケラト測定モードについて説明する
と、図10は周辺ケラト測定と中心ケラト測定の被検眼
Eとケラトリング光源30の位置関係を示したものであ
る。中心ケラト測定では、図10(a)に示すように被
検眼Eの視軸E0とケラトリング光源30の中心軸K0
が一致するようにX、Y、Zの3方向の位置合わせを行
う。周辺ケラト測定の場合は、ケラトリング光源30の
内側に、上下左右と斜め方向の合計8方向の円周状に並
べられた小さな固視目標の周辺ケラト光源75が配置さ
れる。
【0056】通常の眼屈折測定や中心ケラト測定の場合
には周辺ケラト光源75を消灯させているが、周辺ケラ
ト測定のモードでは、測定する部位とは視軸に対して対
称の位置にある固視目標の光源75を点灯する。被検眼
Eが点灯された光源75を認識すると、図10(b)に
示すように視軸E0が点灯した光源75の方に傾く。こ
のとき、ケラトリング光源30とケラト測定部を有する
光学系を被検眼Eの角膜の測定部位Pの中心部に位置合
わせすることで、X、Y、Zの3方向のアライメントが
完了し、ケラトリング光源30を点灯させて中心ケラト
測定と同様に行う。
【0057】周辺ケラト測定モードヘの進入は、図9の
測定フローチャート図において、ステップS16のケラ
ト測定の後に自動的に進入するモードを設定するか、又
は図11に示すスイッチパネル5のModeスイッチ8
1の入力によって行える。スイッチパネル5には、Mo
deスイッチ81の他に、角膜径を測定するためのSi
zeスイッチ82、徹照観察や撮影を行うためのRet
roスイッチ83、全ての測定値の結果表示が見られる
DISPスイッチ84、印字するためのPrintスイ
ッチ85、顎台の調整を行うCHIN UPスイッチ8
6、CHIN DOWNスイッチ87、STARTスイ
ッチ88が設けられている。
【0058】周辺ケラト測定の一連の動作は、図12の
フローチャート図に示される。周辺ケラト測定モードに
進入すると、先ず表示装置1に周辺ケラト測定用の視標
が表示される。ステップS20で表示装置1の表示画面
には、図13(a)に示すように、進入したモードの表
示D1、中心ケラト測定が測定済かどうかの表示D2
(●は測定済、○は未測定、点滅は測定中又はチェック
中を示す。)、周辺ケラト測定がオートアライメントで
行われる場合の表示D3、周辺ケラト測定用の視標D
4、右眼か左眼かの表示D5、測定結果D6等が表示さ
れる。
【0059】周辺ケラト測定は中心ケラト測定の測定値
が記憶されないと、中心ケラト測定値との比較を示す離
心率が計測できない。従って、ステップS21では中心
ケラト測定が行われたか否かのチェックが行われる。仮
に、図9の測定フローチャート図から自動的にこのモー
ドに進入した場合には、このステップS21の判断は
「はい」に進む。次のステップS22では、屈折測定の
ための内部固視標は消灯され、周辺ケラト光源75が点
灯される。ここでは、最上位置の光源が点灯されること
とする。
【0060】次に、判断ステップS23、S24、S2
5はスタートキー即ちSTARTスイッチ88の入力、
ローラ4、トラックボール3の操作があったかどうかの
検出判断のステップである。STARTスイッチ88が
操作されると、直ちに先に点灯された光源75での測定
のための位置合わせ動作に入る。
【0061】ステップS21の判断において、中心ケラ
ト測定が行われない「いいえ」に進むと、図9のステッ
プS16のケラト測定が自動で行われる。測定フローチ
ャート図は省略するが、屈折測定と同様に被検眼Eへの
アライメントを行って、アライメントが許容範囲内に入
ると、自動的に中心ケラト測定が行われる。
【0062】ステップS24でローラ4の操作が行われ
ると、ステップS26に進む。ここでは、オペレータが
被検眼Eの測定すべき部位を選択するため、被検眼Eの
固視目標位置を、先に述べた8方向の光源が選択できる
ようになっている。ローラ4を回すことで、表示装置1
の周辺ケラト測定用の視標D4の8個の○が選択される
と、図13(b)に示すように○が点滅する。選択と同
時に、ケラトリング光源30に内蔵されている周辺ケラ
ト光源75の選択された対応位置の光源75が点灯す
る。ステップS27では、選択された位置を確定するか
否かの判断ステップであり、STARTスイッチ88が
オン入力されると選択確定となる。また、入力されない
とステップS28へ移り待機状態となる。
【0063】ステップS25でトラックボール3の操作
が行われるとステップS29へ移り、被検眼Eと測定部
の位置合わせはオートアライメントから手動操作に切換
わり、図13の画面の右上にあるAUTO表示がMAN
UAL表示に切換わる。それ以降、選択された測定位置
での測定終了するまでアライメントは手動のみになる。
トラックボール3の操作に応じて、駆動機構によって測
定部2が移動され、更にローラ4の操作も周辺ケラト測
定用の光源選択の操作から、前後駆動機構14の移動操
作に切換わる。
【0064】ステップS30でローラ4の操作が行われ
ると、ステップS31でその操作量に応じて測定部2を
前後方向に移動する。トラックボール3が操作されない
とステップS28の待機状態となる。このステップS2
8の待機状態とは、それぞれの進入経路に応じて進入す
る前の状態を維持し、予め節電機能が設定されていれ
ば、そのタイムアウト時間までは直前の動作を受けられ
る準備ができている。例えば、トラックボール3の操作
がないままの待機状態では、節電機能のタイムアウト時
間までにトラックボール3の操作があれば、それが受け
付けられるようになっている。STARTスイッチ88
の入力判断ステップからの進入でも同様である。
【0065】ステップS27のSTARTスイッチ88
のオン入力前に、被検眼Eは周辺ケラト測定の固視等を
見るようにオペレータに指示されており、図13(c)
に示すように、被検眼Eは最上位置の固視目標を注視し
ているので、被検眼Eの観察像は表示装置1の画面に対
して稍々上方にずれている。このとき、被検眼Eの角膜
頂点から下部の角膜曲率半径を計測するため、そこへの
アライメントが必要となる。それは被検眼Eの測定部位
Pと測定部2の光軸上と一致するところであり、図13
(d)に示すように表示装置1の画面中心にアライメン
ト光源の角膜反射像が位置合わせされたときである。上
述したようなローラ4とトラックボール3の操作におい
ては、図13の(a)と(d)に示すように被検眼像の
ごく一部を移動させる操作なので、操作量に応じて測定
部2を移動する量を小さくし、合わせ易いように制御パ
ターンを変更している。
【0066】ステップS27のSTARTスイッチ88
のオン入力からステップS32に移り、測定部2は測定
光軸K0から周辺ケラト測定用の光源75の点灯してい
る光源への方向と同じ方向に所定距離だけ移動する。こ
の所定距離は被検眼Eの回旋中心から角膜頂点までの距
離と回旋角と角膜曲率半径とから求められる。被検眼E
によってこれらのパラメータは変動するが、粗調整のた
めの距離なので被検眼Eによらずに、約3.5mm程度
の所定距離移動させればよい。
【0067】また、この移動により固視目標も移動する
が、これも粗調整のため影響がない。所定距離移動させ
た後に、ステップS33でアライメント光源37の角膜
反射像を検出する。次のステップで輝点の有無を輝点検
出プログラムで判断され、あればステップS34に進
む。なければ判断ステップS24に戻り、ローラ4とト
ラックボール3の操作を待つ。この角膜反射像の検出
は、前述した屈折測定と同様に検出できる。測定部2内
のアライメントプリズム絞り44によって、分離された
輝点像が二次元撮像素子47に受光され、AD変換され
画像メモリ64に取り込まれる。取り込まれた3つの輝
点の位置関係により、X、Y、Z方向のずれ量が検出で
きる。図13(d)はケラトリング光源30の角膜反射
像D7も描かれているが、輝点検出のときはケラトリン
グ光源30は消灯され、ケラト測定時のみ点灯する。
【0068】ステップS34では、検出された測定部2
の位置ずれ量に応じて、CPU60は各方向のモータド
ライバ67、68、69を介して、X、Y、Z方向のモ
ータ13、18、23を駆動させて自動的に位置合わせ
する。
【0069】ステップS35において位置合わせが許容
範囲内に入ったかどうかの判断がなされ、入っていれば
ステップS36に、入っていなければ判断ステップS3
7へ進む。ステップS36は判断ステップS38とステ
ップS39でできるループの進入回数を計数しており、
ステップS39で0.5秒の待機時間があるので、判断
ステップS38では1.5秒以上アライメント許容範囲
に入り続けていると、次のステップに進むことになる。
即ち、被検眼Eが周辺ケラト光源75を注視し続けてい
るかの確認工程である。
【0070】ここでのアライメント確認工程では、図9
のステップS4のアライメント判断ステップやケラト測
定ステップS16のアライメント確認工程とは少し異な
り、周辺ケラト測定の場合はアライメントの許容範囲は
少し広め(許容範囲=0.5)であるが、固視状態を確
認する待機時間は1.5秒と長めに設定する。このこと
で多少固視が安定しなくても或る程度長く固視していれ
ば、周辺ケラト測定が行えようにしている。通常のレフ
測定では許容範囲は0.3mm以内に設定しており、待
機時間は0.5秒である。また、中心ケラト測定の場合
は,許容範囲は0.1mm以内で待機時間は0.5秒であ
る。このようにアライメント確認工程の許容範囲と待機
時間を変更できる制御パターンを持っている。
【0071】また判断ステップS37で、アライメント
許容範囲に入っていない状態でSTARTスイッチ88
が入力されたかどうかが判断される。入力がなければ再
びステップS33に戻り、被検眼Eの輝点検出を行うこ
とになる。判断ステップS38で1.5秒以上、アライ
メント許容範囲に入り続けている状態か、ステップS3
7でSTARTスイッチ88がオン入力された、又はス
テップS31からの手動操作から判断ステップS40で
STARTスイッチ88がオン入力された場合に、ステ
ップS41で選択された測定部位での周辺ケラト測定が
行われる。
【0072】このとき、ケラトリング光源30が点灯さ
れ、図13(d)に示すように角膜にケラトリングの角
膜反射像D7が映される。その場合に、リング認識工程
でアライメント光源を除去する処理が行われれば問題な
いが、アライメント光源を消灯されることが望ましい。
【0073】判断ステップS42では、全ての部位が測
定終了したかどうかの判断がなされる。全て終了されて
いない場合はステップS43へ移り、次の測定すべき部
位が選択される。自動測定の場合は、予め測定部位の順
番が設定されている。しかも、角膜中心部のケラト測定
値に応じてその測定部2を変えることができる。中心部
の測定結果が、直乱視、倒乱視の場合は、図13(e)
で示すD11→D12→D13→D14の順に順次に測
定ポイントを変え、斜乱視の場合は図13(e)で示す
D15→D16→D17→D18の順に順次に測定ポイ
ントを代えるように自動選択される。
【0074】このように、周辺ケラト測定のモードで
も、測定部2がオートアライメントで位置合わせされ、
自動的に注視固視目標を順次に変え、自動でケラト測定
が行われる。オペレータはSTARTスイッチ88の操
作だけで周辺ケラト測定が行え、操作が簡単でかつ迅速
に測定できる。また、手動操作への切換えも設定切換え
のModeスイッチ81を入力するのではなく、本来で
は手動操作に使用するトラックボール3の操作を行うこ
とで、手動モードに切換わり煩わしさなく操作できる。
【0075】また、図12のフローチャート図において
輝点がなかなか見付けられない状態では、或る程度時間
が経つと検出をあきらめるタイムアウト時間が1.5秒
と設定され、これは、図9のフローチャート図における
通常のレフ測定の輝点検出ができない状態の5秒と比べ
短い時間に設定されている。これは被検眼によっては固
視微動が大きくなかなか合わせずらい場合に、何時まで
も自動測定に頼るとかえって時間がかかるからである。
アライメントの精度はそれほど正確でなくとも、或る程
度の測定値が手動操作でできる方が良い考えるオペレー
タにとっては使い易い。このようなタイムアウト時間
も、制御終了の判断基準としてモードの変更による制御
パターンの変更として扱われる。
【0076】測定ステップS42で全て測定が終了する
と、ステップS44に移り自動的に結果が表示装置1に
表示される。この表示は測定されたデータと中心ケラト
測定との離心率や全体の平均値も表示されるようになっ
ている。
【0077】図12のフローチャート図では省略されて
いるが、或る測定ポイントがエラーであった場合は、ス
テップS44に移る前に、エラーがあったことを表示装
置1に表示し、ステップS43で次の測定ポイントにエ
ラーポイントを選択させ測定準備を行うようになってお
り、更に操作性は向上する。以上のステップが周辺ケラ
ト測定の一連の動作となる。
【0078】次に、コンタクトレンズのベースカーブを
測定するCLBCモードについて説明すると、図14に
おいて、測定部2の対物レンズ側に対向してコンタクト
レンズ91が顔受け部の顎台92上に設置されている。
コンタクトレンズホルダ91の測定部2側には、水の表
面張力で保持された被測定物のコンタクトレンズCLが
配置されている。顎台92は図7のブロック回路構成図
に示されているように、モータドライバ73と顎台用上
下モータ72の回転駆動によって、上下方向に制御移動
できるようになっている。
【0079】また、コンタクトレンズホルダ91はコン
タクトレンズCLを保持する高さHに予め寸法が決めら
れているので、測定部2及び顎台92を所定距離だけ移
動することで、測定部2がコンタクトレンズCLに概略
位置合わせできる。
【0080】図15はCLBCモードの位置合わせフロ
ーチャート図である。CLBCモードヘの進入は、スイ
ッチパネル5のModeスイッチ81を押すことで行わ
れる。Modeスイッチ81の機能は、屈折測定のみ、
ケラト測定のみ、屈折測定からケラト測定への連続測
定、周辺ケラト測定、CLBCモードの5種類のモード
が入力ごとに順次に選択できるようになっている。ステ
ップS50ではコンタクトレンズホルダ91の保持高さ
Hを考慮し、コンタクトレンズCLの中心が測定部2の
上下駆動の中心位置の高さになるように、顎台92を駆
動制御する工程が行われる。
【0081】ステップS51では、測定部2を上下、左
右、前後の3方向で所定距離移動させ、コンタクトレン
ズCLの中心に測定部2の光軸を合わせる工程が行われ
る。測定部2の位置は上下駆動範囲の中心位置の高さ
で、かつ顎台92は左右移動方向の中心位置にあるの
で、左右移動範囲の中心位置に前後方向もコンタクトレ
ンズホルダ91の前後方向の寸法と顎台92の前後方向
位置に対応し、コンタクトレンズCLの凹面側から測定
部2の作動距離を考慮した位置として設定されている。
【0082】ステップS52では、コンタクトレンズC
Lの凹面で反射されて形成された輝点像を検出する。被
検眼Eの角膜反射像と同様に二次元撮像素子47で受光
された画像データをメモリに記憶し、ステップ53で輝
点が認識できるかどうか、図16に示す観察画像により
確認する。3つの輝点が所定位置に認識されると輝点が
検出されたことになる。
【0083】もし、輝点を検出できなければ、トラック
ボール3の操作が行われたかどうかの判断ステップS5
4へ移行し、操作がなければステップS55の待機状態
となる。ステップS53で輝点が認識されると、ステッ
プS56で更に前後方向の位置合わせが行われる。これ
はコンタクトレンズCLの凹面側で測定するため、反射
像はコンタクトレンズCLの表面から測定部2側にずれ
た図14の点Qの位置で位置合わせされるからである。
従って、そのずれ量を補正するために測定部2を前方に
移動する工程である。判断ステップS57は輝点の位置
を再度確認する処理が行われ、許容範囲に位置合わせで
きたかどうかが判断される。
【0084】一方、ステップS54でトラックボール3
の操作が行われると、ステップS58ではその操作量に
伴って測定部2が移動し、移動毎に輝点の検出が行われ
る。この場合のトラックボール3の操作では、操作量に
応じた測定部2の移動量を大きめして早く合わせられる
ようにすると操作性が良い。判断ステップS57に移っ
て輝点が検出されると、許容範囲がチェックされ、許容
範囲内であればステップS59に、許容範囲外であれば
ステップS52に戻る。CLBCモードでは、検出物が
被検眼ではないので対象物は微動しない。従って、許容
範囲を被検眼より厳しい0.05mm以内に設定を変え
ることができる。
【0085】ステップ59では中心ケラト測定と同様の
測定が行われ、ケラトリング光源30が点灯し、コンタ
クトレンズCLの凹面の反射像が二次元撮像素子47で
取り込まれ、測定値を算出する。ステップS60では、
測定終了後に自動的に結果を表示装置1に表示する。
【0086】この場合に、被測定物が顎台92にコンタ
クトレンズホルダ91を介して静止している状態なの
で、CLBCモードに進入するだけでほぼ位置合わせが
でき、測定時間も短縮でき操作性も良い。
【0087】次に、角膜径測定モードについて説明する
と、角膜径測定は被検眼Eの前眼部を正面から見た角膜
の径の大きさであり、スイッチパネル5のSizeスイ
ッチ82のオン入力でそのモードに入る。図17は測定
までの手順を説明したフローチャート図である。Siz
eスイッチ82のオン入力でステップS71に進み、図
18(a)に示す角膜測定モードの表示画面を表示す
る。ステップS72に移り、STARTスイッチ88の
入力があると判断されると、オートアライメントで前眼
部画像の取り込みまで行われる。
【0088】STARTスイッチ88の入力がなく、ス
テップS73、S74のローラ4又はトラックボール3
の操作が行われると、被検眼Eの位置合わせは手動の操
作となり、ステップS75で操作量に応じて測定部2を
X、Y、Zの3方向に移動できる。STARTスイッチ
88、ローラ4、トラックボール3の何れも操作がなけ
れば待機状態となり、10分間操作がなければ節電機能
が作動し、ディスプレイ等の表示装置1の電源がオフに
なる。
【0089】ステップS72でSTARTスイッチ88
のオン入力されると、ステップS76に移り被検眼Eの
輝点の検出が行われる。輝点の有無を判断するステップ
に移り、あればステップS77に移り、なければステッ
プS73に戻る。輝点の検出は前述したように、アライ
メント光源30の角膜反射像を二次元撮像素子47で受
光し、AD変換して画像データとして取り込み、輝点の
位置関係を検出する。ステップS77では検出結果に基
づいて、被検眼Eと測定部2の位置ずれ量に応じて測定
部2を移動させる。
【0090】判断ステップS78では再度、輝点検出を
行って、ずれ量が許容範囲に入っているかの確認を行
う。もし、許容範囲内であればステップS79に移り、
許容範囲外であればステップS77に戻って再度アライ
メントし直す。ステップS79では、前眼部の撮影即ち
撮像素子47で前眼部の画像データが画像メモリ64に
取り込まれる。ステップS80では、画像データである
前眼部の静止画像を表示装置1に表示する。
【0091】次に、判断ステップS81でローラ4の操
作があると判断されると、ステップS82で角膜径の計
測のためのカーソルが表示される。このローラ4の操作
は測定部2の移動ではないので、操作量に対するカーソ
ル表示の移動量は適正値に合わせられている。これは角
膜径測定モード進入とステップS80の進入が確認さ
れ、制御パターンが変更されている。図18(b)に示
すように画面の両側に2本の垂直線B1、B2が表示さ
れ、これらの2本の直線状のカーソルの間隔の距離を例
えば11.8と表示する。この距離は予め被検眼像が映
される作動距離方向の位置での左右方向の実距離が記憶
され、観察倍率が考慮された距離とされている。従っ
て、ローラ4の操作で移動される画面上の垂直線B1、
B2と被検眼Eの位置での距離が対応して表示される。
【0092】判断ステップS83で、トラックボール3
の操作があるとステップS84に移り、静止画像の前眼
部が表示装置1の画面に対し上下、左右に操作量に応じ
て移動する。トラックボール3の操作の有無に拘わら
ず、ステップS85でSTARTスイッチ88のオン入
力があると、ステップS86で表示されている2本の垂
直線B1、B2の間隔の距離を記憶する処理が行われ
る。オペレータが取り込まれた静止画の角膜径相当部に
垂直線B1、B2を合わせて、STARTスイッチ88
をオン入力すると、角膜径が計測されることになる。
【0093】このように、オートアライメントで位置合
わせされた後に、画像を取り込む角膜径測定では、被検
眼Eが画面の中心に合わされているので、殆どの被検眼
Eに対してオペレータがトラックボール3の操作即ち静
止画像を移動させなくとも、角膜径を測定でき、操作性
が良く操作時間も短い。
【0094】ステップS75で測定部2の移動がなされ
た後に、ステップS87でSTARTスイッチ88のオ
ン入力されるとステップS79に入り、先に述べた画像
の取込みが行われる。また、このステップS87、S8
1、S85でローラ4又はSTARTスイッチ88がオ
ン入力がなければ待機状態となり、10分間、操作がな
ければ節電状態になる。
【0095】徹照観察及び撮影モードつまり徹照モード
での徹照観察においては、被検眼Eの正面から細くかつ
強い光束を瞳に入射させると、眼底上で散乱反射した光
束が水晶体を眼底側から照明することになり、水晶体の
混濁状態が観察できる。
【0096】この観察及び撮影手順について、図19に
示すフローチャート図に従って説明する。徹照モードの
進入はスイッチパネル5のRetroスイッチ83のオ
ン入力によって行われる。徹照モード進入の直後は、先
ず被検眼Eのオートアライメントが行われる。ステップ
S90で被検眼Eの輝点検出が行われる。これは図12
のステップS33、図15のステップS52、図17の
ステップS76と同様の検出方法である。
【0097】判断ステップS91で輝点検出ができたか
の判断が行われ、検出されればステップS92に移り、
測定部2を輝点のずれ量の応じて移動させる。判断ステ
ップS91で輝点が検出できなければ、トラックボール
3の操作がなされたかどうかの判断ステップS93へ移
る。操作がなければ、ステップS94で待機状態にな
る。ステップS92でずれ量に対して測定部2を移動さ
せると、判断ステップS95に移り、アライメントが許
容範囲に入ったかどうかの確認が行われる。
【0098】許容範囲内であればステップS96に移
り、許容範囲外であればステップS90の輝点の検出に
戻る。また、ステップS93でトラックボール3の操作
が行われると、ステップS97ではその操作量に応じて
測定部2を移動させる。被検眼Eがほぼ画面中心に位置
合わせされたところで、ステップS96ではアライメン
ト光源と共用のレフ光源の光量を増量させる。
【0099】またステップS98では、徹照モードの中
でも、静止画撮影のみのフリーズモードと、静止画撮影
と共にレフ測定を行うフリーズ・レフモードの2つのモ
ードが選択できるようになっており、その選択より次に
進むステップが変わる。
【0100】モードの選択は、モスイッチパネル5のM
odeスイッチ81の入力で選択できる。初期設定では
フリーズモードに設定されているので、フリーズモード
を選択した場合にはオペレータは何も操作しなくてよ
く、フリーズ・レフモードを選択する場合のみMode
スイッチ81のオン入力が必要となっている。フリーズ
モードとして次のステップS99に進むと、START
スイッチ88のオン入力があるかの判断が行われ、入力
がないとステップS100でローラ4、更にステップS
101でトラックボール3の操作があると判断される
と、ステップS102に移り操作量に応じて測定部2を
移動する。
【0101】この状態は徹照の観察状態で、測定部2を
被検眼Eに対して、移動して観察すると被検眼Eの瞳へ
の入射位置が変わり、水晶体の混濁状態によって、より
明確にその状態が観察できたりできなかったりする。
【0102】判断ステップS99でSTARTスイッチ
88によるオン入力があるとステップ103へ移る。判
断ステップS104でもSTARTスイッチ88のオン
入力があるとステップ103へ移る。入力がなければ待
機状態になり、10分間操作がなければ節電状態にな
る。また、ステップS101でトラックボール3の操作
がないと同様に待機状態となる。ステップS103で
は、測定光源の光量が増量された状態での撮影が行われ
る。
【0103】フリーズ・レフモードを選択した場合は、
ステップS105からのフローチャート図に従って、ス
テップS105からステップS110は、フリーズモー
ドと同様に手動による位置合わせを行うかどうか、選択
と手動操作の過程が説明されている。ステップS105
でSTARTスイッチ88のオン入力があると、ステッ
プS109に移り画像の取り込みとなる。フリーズ・レ
フモードはステップS109の画像取込みの直後にステ
ップS111でレフ測定が行われる。
【0104】これは、固視誘導の雲霧動作はなく、その
時点で眼底からの反射光束を二次元撮像素子41で受光
し、AD変換され画像データとして画像メモリ62に記
憶される、このデータを基にレフ測定値を算出する。従
って、白内障等の水晶体の混濁のある被検眼Eでは、通
常の測定ではエラー測定になるが、徹照観察をしながら
眼底への光束の入射し易い部位へ測定部2を位置合わせ
して、レフ測定値を得ることができる。
【0105】レフ測定が終わると、自動的にステップS
112で結果表示が行われる。フリーズモードでは徹照
観察の静止画面が表示され、フリーズ・レフモードでは
徹照観察の静止画面の他に測定された屈折値も表示され
る。ステップS113では、取り込まれた静止画をオペ
レータが確認し記憶する場合に、STARTスイッチ8
8のオン入力することで、ステップS114で完全に記
録される。ステップS115では、完全に記憶された後
に再度結果が表示される。図19に示すフローチャート
図では省略したが、トラックボール3、ローラ4、スイ
ッチパネル5の各種スイッチを用いて、表示された静止
画の部分的な拡大表示つまり電子ズームや、静止画の画
面上の上下左右方向の移動や同一被検眼の過去の静止画
の再生表示等ができる。
【0106】一方、ステップS113でSTARTスイ
ッチ88の入力がなされず、ステップS116でRet
roスイッチ83がオン入力された場合に、ステップS
117で取り込まれた静止画及び屈折値が不良であった
と判断され、画像メモリ62から消去され、再びステッ
プS90に戻り徹照観察のためのオートアライメントが
始まる。
【0107】ステップS116でも、オン入力されない
場合は待機状態となり、STARTスイッチ88とRe
troスイッチ83の入力待ち状態となる。ステップS
115での結果、再表示で入力がなければ待機状態とな
り、Modeスイッチ81の入力で徹照観察モードから
抜け出る。
【0108】以上説明したように、徹照観察モードに入
ると直ちにオートアライメントで被検眼Eを観察画面の
中心に位置合わせされるので、位置合わせが簡単になり
便利である。また、その後も手動操作もトラックボール
3やローラ4を操作することで自動的に手動モードにな
るので、オペレータは違和感なく操作に慣れることがで
きる。
【0109】また、上述の実施例では眼屈折力測定装置
について説明したが、本発明は眼底カメラにも応用する
ことができる。眼底カメラは被検眼と撮影部の位置合わ
せを投影した角膜の反射像を上下左右前後の3方向に位
置合わせして、眼底部にフォーカスを合わせて撮影を行
う。この通常撮影の他にステレオ撮影を行う場合もあ
る。これは被検眼瞳上に中心より左右方向に1.25m
mずらした位置で眼底部にフォーカスを合わせて撮影す
る。このような位置合わせの制御パターンを変更するこ
とで実施できる。
【0110】更に非接触眼圧計では、角膜に空気を吹き
付け被検眼の眼圧値を測定する他に、その原理を応用し
角膜に刺激を与えて感知できるかの角膜知覚の測定も行
える。この場合に、角膜中心に合わせる他に角膜周辺部
に位置合わせする場合もあるが、これらの位置合わせ制
御も制御パターンを変更することで可能である。
【0111】
【発明の効果】以上説明したように本発明の検眼装置
は、眼屈折測定以外を計測する場合においても、それぞ
れの計測に応じた位置合わせ状態を把握して、自動的に
位置合わせするので、オペレータの操作は容易となり使
い易い。また、自動位置合わせで正確かつ測定時間を短
縮でき、更には手動操作においても異和感なく操作する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】眼屈折測定装置の外観図である。
【図2】機械的構成図である。
【図3】光学的構成図である。
【図4】6分割絞り、6分割プリズムの斜視図である。
【図5】アライメントプリズム絞りの斜視図である。
【図6】観察画面の説明図である。
【図7】ブロック回路構成図である。
【図8】観察画面の説明図である。
【図9】屈折測定のフローチャート図である。
【図10】周辺ケラト測定状態の説明図である。
【図11】スイッチパネルの正面図である。
【図12】周辺ケラト測定のフローチャート図である。
【図13】周辺ケラト測定の表示画面の説明図である。
【図14】コンタクトレンズを測定する場合の構成図で
ある。
【図15】CLBCモードのフローチャート図である。
【図16】CLBCモードの表示画面の説明図である。
【図17】角膜径測定モードのフローチャート図であ
る。
【図18】角膜径測定モードの表示画面の説明図であ
る。
【図19】徹照観察モードのフローチャート図である。
【符号の説明】
1 表示装置 2 測定部 3 トラックボール 4 ローラ 30 ケラトリング光源 37 測定光源 41、47 二次元撮像素子 50a、50b 前眼部光源 52 固視誘導レンズ 54 固視標光源 60 CPU 75 周辺ケラト光源 81 Modeスイッチ 88 STARTスイッチ 91 コンタクトレンズホルダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61B 3/10 M H P L

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の項目について被検眼の撮影又は測
    定を行うユニットと、該ユニットと被検眼との位置関係
    を検出する検出系と、前記ユニットを被検眼に対して移
    動させる駆動機構と、前記検出系の検出に基づいて前記
    駆動機構を制御する制御装置と、前記複数の項目のうち
    の少なくとも1つを選択する選択部とを有し、前記制御
    装置は、前記該選択部の選択に応じて制御パターンを変
    更することを特徴とする検眼装置。
  2. 【請求項2】 前記変更される制御パターンは、前記駆
    動機構の所定の移動方向又は移動量であることを特徴と
    する請求項1に記載の検眼装置。
  3. 【請求項3】 前記変更される制御パターンは、前記検
    出系の検出の待機時間であることを特徴とする請求項1
    に記載の検眼装置。
  4. 【請求項4】 前記駆動機構をオペレータが操作するた
    めの操作デバイスを有し、前記変更される制御パターン
    は前記検出系の出力の利用/非利用の切換えであり、非
    利用が選択された場合に前記操作デバイスの操作量に応
    じて前記ユニットを移動する制御パターンであることを
    特徴とする請求項1に記載の検眼装置。
  5. 【請求項5】 前記変更される制御パターンは、被検眼
    へ位置合わせする前記駆動機構の駆動制御終了の判断基
    準であることを特徴とする請求項1に記載の検眼装置。
  6. 【請求項6】 前記制御装置は、前記検出系の出力に基
    づいて自動的に前記ユニットによる撮影又は測定を行う
    ことを特徴とする請求項1〜5の何れか1つの請求項に
    記載の検眼装置。
  7. 【請求項7】 前記選択部により複数の項目が選択され
    た場合、先の項目の撮影又は測定が終了すると自動的に
    前記制御パターンを変更することを特徴とする請求項1
    に記載の検眼装置。
  8. 【請求項8】 前記変更される制御パターンは、複数の
    制御パターンの組み合わせによるものであることを特徴
    とする請求項1に記載の検眼装置
  9. 【請求項9】 前記複数の項目は被検眼の屈折度と角膜
    形状を含み、前記変更される制御パターンは、被検眼と
    の位置の許容範囲であり、該許容範囲は前記角膜形状の
    測定時において前記屈折度の測定に比べて狭いことを特
    徴とする請求項1記載の検眼装置。
  10. 【請求項10】 前記複数の項目は被検眼の角膜形状の
    中心曲率と周辺曲率を含み、前記変更される制御パター
    ンは、被検体との位置の許容範囲であり、該許容範囲は
    前記周辺曲率の測定時において前記中心曲率の測定に対
    して広いことを特徴とする請求項1に記載の検眼装置。
  11. 【請求項11】 前記複数の項目は被検眼の屈折度とコ
    ンタクトレンズベースカーブを含むことを特徴とする請
    求項1又は2に記載の検眼装置。
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