JP2001291379A - 録音再生装置 - Google Patents

録音再生装置

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JP2001291379A
JP2001291379A JP2000104055A JP2000104055A JP2001291379A JP 2001291379 A JP2001291379 A JP 2001291379A JP 2000104055 A JP2000104055 A JP 2000104055A JP 2000104055 A JP2000104055 A JP 2000104055A JP 2001291379 A JP2001291379 A JP 2001291379A
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JP2000104055A
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Yoshiaki Miyazaki
良朗 宮崎
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Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非圧縮データを圧縮して録音する場合にも、
ユーザに対して録音可能時間を通知することができる録
音再生装置を提供する。 【解決手段】 CD21におけるオーディオ・データの
転送レートをR、圧縮DSP41の圧縮率をP、ハード
・ディスク31における録音可能記憶容量をCとする
と、録音可能時間TをT=C/(R×P)により求め
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非圧縮状態の音楽
データを圧縮して記憶媒体、例えばハード・ディスクに
記憶するシステムにおいて、すでに録音された時間、録
音することのできる時間を表示することのできる録音再
生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンピュータの記憶装置として用いられ
ているハード・ディスク・ドライブは、その記憶容量の
増大、これに伴う低価格化により、民生品への応用が検
討、実用化が進んでいる。具体的な用途としては、音楽
コンテンツ、映像コンテンツといったオーディオ・ビジ
ュアル・データの記憶装置としての実用化が注目されて
いる。ハード・ディスク・ドライブの中のディスク状記
憶媒体であるハード・ディスクの面記録密度は、40G
ビット/(インチ)2くらいまで向上可能との予測があ
る。したがって、3.5インチサイズのハード・ディス
クを2枚内蔵したハード・ディスク・ドライブの記憶容
量は100Gバイトにも達する。この記憶容量は、例え
ばMPEG1オーディオ・レイヤIIIといった圧縮技術
を用いれば、現行のコンパクトディスク(以下、CD)
1000枚を有に越える容量に相当する。個人が所有す
るCDの枚数を考慮すれば、10Gバイト程度の記憶容
量で足りる。
【0003】特開平5−159548号公報には、ハー
ド・ディスクにオーディオ・データを録音する技術が開
示されている。特開平5−159548号公報は、多数
の録音データの中から瞬時に目的部分の頭出しができ、
さらに編集時においてもオリジナル・データの中から必
要な箇所だけを簡単にピックアップすることのできるデ
ィジタル・オーディオ・ワークステーションに関するも
ので、オーディオ・データの記憶媒体としてハード・デ
ィスクを用いている。特開平5−159548号公報
は、オーディオ・データをハード・ディスクに録音する
にあたり、やみくもに録音するとハード・ディスクの記
憶容量が不足して録音すべき必要な部分を録音できない
ことがある、との課題を解決するためになされたもので
ある。この課題を解決するために、録音に先立ってあと
どのくらい録音が可能であるかをユーザに知らせる機能
を付与した録音再生装置を提案している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ハード・ディスク・ド
ライブへのオーディオ・データの録音の利用態様の1つ
として、CDに録音されたデータをハード・ディスクへ
録音することが掲げられる。そして、ハード・ディスク
の記憶容量が不足して録音すべき必要な部分を録音でき
ないことがある、という問題はCDに録音されたオーデ
ィオ・データをハード・ディスクへ録音する場合にも当
てはまる。したがって、特開平5−159548号公報
のように、ユーザに対して録音可能時間を知らせる機能
を備えることが望ましい。
【0005】前述のように、CDに録音されたデータを
ハード・ディスクへ録音する場合には、当該オーディオ
・データを圧縮することが前提となる。ところが、特開
平5−159548号公報に開示された技術は、データ
圧縮を考慮していないから、特開平5−159548号
公報に開示された技術を、CDからハード・ディスクへ
の録音について、単純に転用することはできない。ま
た、特開平5−159548号公報による録音可能時間
のユーザへの通知は、「1092.2Sec」という直接
的な時間情報のみによっている。ところが、CDは、時
間という単位よりも、1枚、2枚という単位で認識され
ることが多い。したがって、CDのオーディオ・データ
を録音することを前提とすると、直接的な時間情報によ
る録音可能時間の通知のみでは利便性があるとはいえな
い。そこで本発明は、非圧縮データを圧縮して録音する
場合にも、ユーザに対して録音可能時間を通知すること
ができる録音再生装置の提供を課題とする。また本発明
は、CDを録音する際に、ユーザに対してより利便性の
ある録音可能時間の表示をすることのできる録音再生装
置の提供を課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】ハード・ディスクにすで
に録音されたオーディオ・データが占有する記憶容量
(以下、録音済み記憶容量)は、ハード・ディスクが有
する管理領域を検索することにより容易に知ることがで
きる。また、ハード・ディスクの全記憶容量は既知であ
るから、全記憶容量から録音済み記憶容量を引けば、録
音可能な記憶容量(以下、録音可能記憶容量)が求ま
る。また、CDのデータ転送レートは現行の規格により
求めることができる。ここで、CDに録音されているオ
ーディオ・データは非圧縮データであり、この非圧縮デ
ータは所定の圧縮率で圧縮された後にハード・ディスク
に録音される。この圧縮率を用いれば圧縮後のオーディ
オ・データのデータ転送レートを求めることができる。
そして、この圧縮後のデータ転送レートで録音可能記憶
容量を除すれば、録音可能記憶容量を録音可能時間に換
算することができる。以上は、ハード・ディスクとCD
とを例にして説明したが、非圧縮オーディオ・データを
圧縮した後にこの圧縮データを記憶媒体に記憶する場合
に普遍的に適用することができる。つまり本発明は、非
圧縮オーディオ・データを圧縮する際の圧縮率を用いて
録音可能記憶容量を録音可能時間に換算する点を特徴と
している。
【0007】したがって本発明は、非圧縮オーディオ・
データを記憶した非圧縮データ記憶媒体からオーディオ
・データを読み出すオーディオ・データ読み出し手段
と、前記オーディオ・データ読み出し手段から読み出し
た非圧縮オーディオ・データを所定の圧縮率で圧縮する
オーディオ・データ圧縮手段と、前記オーディオ・デー
タ圧縮手段により圧縮されたオーディオ・データを録音
する圧縮データ記憶媒体と、前記圧縮データ記憶媒体へ
圧縮データを録音し、および前記圧縮データ記憶媒体に
録音されたオーディオ・データを再生するオーディオ・
データ録音再生手段と、前記圧縮データ記憶媒体におけ
る録音可能記憶容量を、前記所定の圧縮率を用いて録音
可能時間に換算する録音可能時間換算手段と、前記録音
可能時間換算手段により換算された前記録音可能時間を
表示する表示手段と、を備えたことを特徴とする録音再
生装置である。
【0008】本発明の録音再生装置において、前記非圧
縮データ記憶媒体におけるオーディオ・データの転送レ
ートをR、前記所定の圧縮率をP、前記圧縮データ記憶
媒体における録音可能記憶容量をCとすると、前記録音
可能時間換算手段は、前記録音可能時間TをT=C/
(R×P)により求めることができる。また、本発明の
録音再生装置は、前記圧縮データ記憶媒体における録音
済み記憶容量を、前記所定の圧縮率を用いて録音済み時
間に換算する録音済み時間換算手段をさらに備え、前記
表示手段は、前記録音済み時間換算手段により換算され
た前記録音済み時間を表示することもできる。録音可能
時間の他に、すでに録音された積算時間をユーザが知り
たいという要望に応える機能を付加したものである。
【0009】さらに本発明の録音再生装置において、前
記表示手段は、前記録音可能時間または前記録音済み時
間の表示を、文字情報およびイメージ情報のいずれか一
方または両方として表示することができる。録音可能時
間を、例えば「500分」と文字情報として表示しただ
けでは、CDという記憶媒体の単位としてどの程度録音
が可能であるのか、ユーザは直感的に認識することがで
きない。したがって、録音可能時間として記憶媒体の数
が表示されることが望ましい。CDを例にすると、「1
0枚のCDを録音することができます」、といった情報
を表示することがユーザの使い勝手がよい。また、録音
可能時間または録音済み時間は、イメージ情報として表
示することがユーザの直感的な認識に寄与する。例え
ば、全記憶時間に対する録音可能時間、録音済み時間を
円グラフ状にして表示することができる。また、CDを
例にすると、CDをイメージした絵を録音可能なCDの
枚数に対応する数だけ表示することもできる。このCD
の枚数ような表示は、「500分」という直接的な時間
の表示に対して、間接的な時間表示ということができ
る。本発明の録音可能時間または録音済み時間の表示
は、直接的な時間表示および間接的な時間表示の両者を
含む概念を有している。
【0010】本発明の表示手段において、表示の形態は
1種類に限らない。例えば、「500分」という表示
と、「10枚のCDを録音することができます」という
表示を併記してもよいし、切り替え可能にしてもよい。
また、録音可能時間に応じて表示の種類を切り替えるこ
ともできる。例えば、録音可能時間がある閾値に達する
までは、「500分」という表示を行い、当該閾値を越
えた場合には、「5枚のCDを録音することができま
す」といった表示に切り替えることもできる。録音可能
時間が多く残っている場合には、CDとしての録音可能
枚数を表示することに大きな意味はない。しかし、録音
可能時間が少なくなった場合にはCDとしての録音可能
枚数を表示することがユーザにとって便利である。
【0011】本発明による録音可能時間の表示は、非圧
縮オーディオ・データを圧縮して録音する場合に限らず
に有効である。したがって、本発明は、ディスク状記憶
媒体から転送されたオーディオ・データを録音する固定
データ記憶媒体を備えた録音再生装置において、前記デ
ィスク状記憶媒体から転送されるオーディオ・データが
前記固定データ記憶媒体において録音可能な記憶容量を
録音可能時間に換算する録音可能時間換算手段と、前記
録音可能時間換算手段により換算された前記録音可能時
間を、前記ディスク状記憶媒体の枚数として表示する表
示手段と、を備えたことを特徴とする録音再生装置も提
供される。この再生装置においても、録音済み時間を表
示させることができることはいうまでもない。また、デ
ィスク状記憶媒体の枚数としての表示は、文字情報に限
らず、イメージ情報として表示することもできる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明を実施の形態に基づき
説明する。図1は本実施の形態に係る録音再生装置10
のシステム構成を示している。本実施の形態は、非圧縮
データ記憶媒体としてCDを、圧縮データ記憶媒体とし
てハード・ディスクを用いた例について示している。図
1に示すように、本実施の形態に係る録音再生装置10
は、ゲートアレイ(G/A)1、CD(コンパクトディ
スク)ブロック2、HDD(ハード・ディスク・ドライ
ブ)ブロック3、DSP(デジタルシグナルプロセッ
サ)4、メモリ5、表示部6、制御部7を備えている。
ゲートアレイ(G/A)1は、CDブロック2、HDD
ブロック3等の各モジュール間のインターフェースとし
て機能する。また、DMA(Direct Memory Access)コ
ントローラ11を内蔵している。このDMAコントロー
ラ11は、CPU71を介することなく、直接データ転
送を制御するものである。
【0013】CDブロック2は、オーディオ・データが
非圧縮状態で録音されたCD21から非圧縮オーディオ
・データを読み出すオーディオ・データ読み出し手段で
ある。CD21を回転駆動するためのスピンドルモー
タ、光ピックアップ等を備えた公知のCDプレーヤを採
用することができる。HDDブロック3は、オーディオ
・データ録音再生手段であり、圧縮データの記憶媒体で
あるハード・ディスク31、ハード・ディスク31を回
転駆動する図示しないスピンドルモータ、ハード・ディ
スク31に対してデータの読み出し、書き込みを行う磁
気ヘッド、磁気ヘッドをハード・ディスク31に対して
ロードまたはアンロードするためのロード・アンロード
機構を備えている。HDDブロック3も公知の構成を採
用することができる。DSP4は、圧縮DSP41およ
び伸長DSP42から構成される。圧縮DSP41、録
音時にCD21から読み出された非圧縮オーディオ・デ
ータを所定の圧縮率で圧縮を行うオーディオ・データ圧
縮手段である。また、伸長DSP42は、再生時にハー
ド・ディスク31から読み出された圧縮オーディオ・デ
ータの伸長を行うオーディオ・データ伸長手段である。
メモリ5は、データ転送におけるバッファとして機能す
る。表示部6は、録音可能時間、録音済み時間に加え、
ハード・ディスク31の管理領域に記憶されている管理
情報、CDブロック2で再生されるCD21のTOC
(Table Of Contents)に関する情報等を表示すること
のできる表示手段である。
【0014】制御部7は、G/A1を含めた本録音再生
システム装置の制御を行う。制御部7は、CPU71、
ROM72およびRAM73を備え、これらはCPUバ
ス74により接続されている。ROM72には、本シス
テムの制御に関するファームウェアが格納されており、
CPU71がこのファームウェアを解釈、実行する。こ
のファームウェアは、ハード・ディスク31の管理領域
に記憶されている管理情報に基づき、ハード・ディスク
31における録音可能記憶容量を圧縮DSP41の圧縮
率を用いて録音可能時間に換算するものを含んでいる。
また、同時にハード・ディスク31における録音済み記
憶容量を圧縮DSP41の圧縮率を用いて録音済み時間
に換算するものを含んでいる。したがって、この制御部
7は、録音可能時間換算手段および録音済み時間換算手
段を構成している。
【0015】以上の録音再生装置において、オーディオ
・データは、G/A1に内蔵されたDMA11によりC
PU71を介することなく各モジュール間を転送され
る。ハード・ディスク31への録音の際には、CDブロ
ック2において読み出されたオーディオ・データはメモ
リ5に一旦格納された後にDSP4へ転送される。転送
されたオーディオ・データは圧縮DSP41において圧
縮処理される。本実施の形態ではこの圧縮率を1/10
とする。圧縮されたオーディオ・データはメモリ5に一
旦格納された後に、HDDブロック3に転送され、HD
Dブロック3内のハード・ディスク31に記憶、つまり
録音される。HDDブロック3内のハード・ディスク3
1に録音されたオーディオ・データを再生する際には、
ハード・ディスク31から読み出したオーディオ・デー
タをメモリ5に転送する。このオーディオ・データは圧
縮状態にある。メモリ5に一旦格納された圧縮オーディ
オ・データは伸長DSP42に転送され、ここで伸長処
理が施される。伸長されて非圧縮状態となったオーディ
オ・データは、出力、つまり再生される。
【0016】ハード・ディスク31は、記憶内容その他
を管理するための管理領域を有する。図2は管理領域に
格納されている本実施の形態による管理テーブルを示
す。この管理テーブル内の情報にアクセスすることによ
りハード・ディスク31の残記憶容量を知ることができ
る。この際の管理データの流れは以下の通りである。つ
まり、ハード・ディスク31内の管理データはメモリ5
に転送された後に、制御部7のRAM73に格納する。
CPU71はRAM73内の管理データを検索、演算処
理することにより録音可能時間、録音済み時間等を算出
する。その結果はRAM73から表示部6に転送され、
所定の表示を構成する。
【0017】図2に示す管理テーブルにおいて、「HD
DディスクNo.」の欄は、録音されたまたは録音する
ことのできるCDの枚数を示している。この例の場合に
は、HDDディスクNo.が1〜100まであり、10
0枚のCDを録音することができることを示している。
HDDディスクNo.が0(ゼロ)となっているのは、
次に録音されることを示すフラグである。つまりこの例
は、ハード・ディスク31がすでに60枚のCDを録音
しており、次に61枚目のCDを録音することを示して
いる。
【0018】「CDのTrack数」の欄は、録音されたC
Dのトラック数、つまり曲数を示している。この例の場
合、ディスクNo.1のCDは10曲、ディスクNo.2
のCDは8曲からなっていることを示している。次に、
「Track1」、「Track2」…の欄は、録音された各CD
の各曲のハード・ディスク31上における録音開始位
置、および録音長さを示している。具体的には各欄の
「スタートLBA」が録音開始位置を示している。LB
A(LogicalBlock Address)は、固定長のデータブロッ
クが連続して配置されているものとして決めた論理的な
アドレスである。ディスクNo.1のCDのTrack1、
つまり1曲目が録音開始されたLBAが200である。
また、「Trackの長さ(セクタ数)」は、ハード・ディ
スク31における録音長さを示している。ディスクN
o.1のCDのTrack1、つまり1曲目の曲は、12903セ
クタのデータ長を有していることを示している。
【0019】ハード・ディスク31の全記憶容量は6.
4Gバイトであり、これに基づきハード・ディスク31
を例にして、録音可能時間、録音済み時間を算出するプ
ロセスを説明する。ハード・ディスク31はデータを記
憶するための区画として同心円状にトラックを形成し、
このトラックをさらに放射状に分割してセクタを形成し
ている。このセクタがハード・ディスク31の記憶単位
であり、通常、1セクタは512バイトの長さを有して
いる。したがって、6.4Gバイトのハード・ディスク
31の総セクタ数は、6.4Gバイト/512バイトよ
り、12685680セクタとなる。全てのセクタのう
ちのいくつかは管理領域に用いられる。つまり、録音可
能なセクタは、総セクタから管理領域用のセクタを除い
た数となる。図2に示す管理テーブルに用いられるセク
タは200セクタである。
【0020】ここで、HDDディスクNo.60のTrack
10のスタートLBAが8123456、Trackの長さ
(セクタ数)が23520であるから、このハード・デ
ィスク31には、8123456+23520=814
6976セクタまで音楽データが録音されていることに
なる。つまり、録音された音楽データのENDセクタは
8146976である。したがって、このハード・ディ
スク31の総セクタ数12685680から、管理領域
で使われている200セクタ及びすでに録音された81
46976セクタを引いた、12685680−(81
46976+200)=4538504セクタが録音可
能なセクタ数となる。1セクタが512バイトであるか
ら、ハード・ディスク31の録音可能な記憶容量は、4
538504×512=約2.3Gバイトとなる。ま
た、録音済みのセクタ数は8146976であるから、
ハード・ディスク31の録音済み記憶容量は、8146
976×512=約4.1Gバイトとなる。
【0021】パーソナルコンピュータに搭載されている
ハード・ディスクの場合には、この記憶容量を表示する
のが一般的である。しかし、本実施の形態が対象とする
CD21を録音するハード・ディスク31の場合には、
録音可能な記憶容量を2.3Gバイトと表示することは
有益ではない。そこで本実施の形態では、この録音可能
記憶容量を以下に示す手法により録音が可能時間に換算
する。CD21に録音されているオーディオ・データは
圧縮されていない非圧縮データである。この非圧縮デー
タは圧縮DSP41で圧縮された後にハード・ディスク
31に録音される。この圧縮率は固定であり、その圧縮
率は1/10である。CD21のオーディオ・データ
は、現行規格によると、サンプリング周波数44.1k
Hz、量子化ビット数16のステレオPCM(Pulse Co
de Modulation)データである。したがって、CD21
によるオーディオ・データの転送レートは、44.1k
×16×2=1.4Mbps(=175000Bps)
である。1/10に圧縮後には、17500Bpsとな
る。ハード・ディスク31の録音可能記憶容量が2.3
Gバイトであるから、2.3GB/17500Bpsよ
り、131428秒、つまり2190分の録音が可能で
あることが求められる。これを録音可能なCD21の枚
数として求めると、CD1枚あたりの録音可能時間が7
4分であるから、2190/74=29.6となりおよ
そ30枚となる。CD21によっては録音されている音
楽データが74分未満の場合もあるから、この30枚と
いう値は最小録音可能枚数を意味している。また、録音
済みのハード・ディスク31の容量は4.1Gバイトで
あるから、4.1GB/17500Bpsより、234
285秒、つまり、すでに3904分の録音がハード・
ディスク31になされていることが求められる。また、
録音済みのCD21の枚数は、ハード・ディスク31内
の前記管理テーブルを検索すればわかる。
【0022】以上のプロセスを図3に示すフローチャー
トに基づき整理すると以下の通りである。なお、図3は
理解を容易にするために、録音可能時間についてのみ記
載してある。はじめに、ハード・ディスク31の管理領
域検索処理を行う(S10)。管理領域検索処理は、H
DDディスクNo.検索(S11)、録音済みデータの
ENDセクタ検索(S12)、録音可能セクタ数算出
(S13)および録音可能記憶容量算出(S14)とい
う4つのステップから構成される。HDDディスクN
o.検索ステップS11では、前記管理テーブル中で
「HDDディスクNo.」が付与された最大の番号を検
索する。図2の例でいうとHDDディスクNo.60で
ある。この値がすでに録音されたCD21の枚数を示
す。次に、録音済みデータのENDセクタ検索ステップ
S12では、HDDディスクNo.検索ステップS10
で検索されたHDDディスクNo.のENDセクタを検
索する。ENDセクタは、前述のように、HDDディス
クNo.60の最終トラックのスタートLBAおよびTra
ck長から求めることができる。
【0023】ENDセクタが判明したならば、ハード・
ディスク31の全セクタ数から(ENDセクタ+管理領
域セクタ数)を減ずる、録音可能セクタ数算出ステップ
S13を実行する。残セクタ数が算出されたならば、残
セクタ数×512バイトを算出する録音可能記憶容量算
出ステップS14を実行する。
【0024】録音可能記憶容量算出ステップS14の後
は、録音可能時間換算ステップS20に進む。このステ
ップS20では、CD21のオーディオ・データ転送レ
ートをR、圧縮DSP41による圧縮率をP、前記録音
可能記憶容量をCとすると、録音可能時間TをT=C/
(R×P)として算出する。ここで、オーディオ・デー
タ転送レートR、圧縮率Pは既知である。この録音可能
時間をCD21の枚数Mとする場合には、CD1枚あた
りの録音時間TCDとすると、M=T/TCDなる演算を実
行すればよい。表示処理ステップS30では、録音可能
時間換算ステップS20で得られた結果に基づき表示部
6に所定の表示を行う。
【0025】図4は、表示部6における表示の1例を示
している。この表示は、録音可能時間を文字情報として
「2190分」として示している。したがって、この表
示を見たユーザは、このハード・ディスク31には相当
数のCD21の録音が可能であることを認識することが
できる。また、表示中央部の楕円がハード・ディスク3
1を示しており、楕円を録音可能時間「2190分」に
相当するように区画することにより、録音可能時間をイ
メージ情報として表示している。この表示を見たユーザ
は、ハード・ディスク31における録音可能な量を視覚
的に認識することができる。また、付加的な情報とし
て、すでに録音されているCD21の枚数を「60枚」
と表示している。この「60枚」は、表示中央の楕円の
うち、「2190分」が表示されていない区画に相当す
ることになる。そして、「2190分」が表示されてい
ない区画は楕円の約60%程度の面積を占めていること
が直感的に判るから、録音可能時間である「2190
分」はCD21の枚数とすれば約30枚程度であろうこ
とをユーザは認識することができる。なお、本実施の形
態において、図5に示すように、録音可能時間「219
0分」をハード・ディスク31の記憶容量としてどの程
度の量に相当するかを表示させることもできる。
【0026】図6は、表示部6における表示の他の例を
示している。この表示はハード・ディスク31にすでに
録音された録音済み時間を文字情報として「3904
分」と表示している。また、表示中央の楕円を区画する
ことにより、ハード・ディスク31における録音済みの
記憶容量を視覚的に認識できるようにしている。図7は
表示部6における表示の他の例を示している。この例
は、1枚のCDを1つの楕円で示し、録音可能な枚数
(この例では8枚)に相当する数、つまり8つの楕円を
表示したものである。つまりこの例は、録音可能時間を
CD21の枚数というイメージ情報、換言すれば間接的
な時間情報として表示している。この表示は、ユーザに
対して録音可能時間をCD21の枚数という単位で直感
的に認識させることができる利点がある。CD21は枚
数を単位として取り引きされるからである。
【0027】本発明は以上説明した表示のうちの1つの
みを表示部6に対して表示させることもできるし、組み
合わせて表示させることもできる。その例を図8に示
す。図8の例は、録音可能時間がある閾値に達するまで
は、図8上部の図のように「2190分」という直接的
な時間表示を行う。しかし、録音可能時間が前記閾値に
達した後には、図8下部に示すように録音可能なCD2
1の枚数という間接的な時間情報の表示に切り替える。
録音可能時間が相当ある場合には、録音可能なCD21
の枚数が例えば「50枚」と表示されてもユーザにとっ
てあまり有益ではない。つまり、「まだかなり録音でき
る」という認識を持つに過ぎないからである。これに対
して、録音可能時間が短くなった場合には、直接的な録
音可能時間を表示するよりも、録音可能なCD21の枚
数という間接的な録音可能時間を表示した方が、CD2
1を録音するユーザにとって有益な情報となる。
【0028】以上の実施の形態では、非圧縮データ記憶
媒体としてCD21を、圧縮データ記憶媒体としてハー
ド・ディスク31を用いた例について説明したが、本発
明はこれに限定されない。例えば、DVD(Digital Ve
rsatile Disc)を非圧縮データ記憶媒体、あるいは圧縮
データ記憶媒体として用いることもできる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、非圧縮データを圧
縮して録音する場合にも、ユーザに対して録音可能時間
を通知することができる録音再生装置が提供される。ま
た、ユーザに対してより利便性のある録音可能時間の表
示をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態に係る録音再生装置のシステム
構成を示す図である。
【図2】 ハード・ディスク31の管理領域に格納され
ている管理テーブルを示す図である。
【図3】 本実施の形態による録音可能時間の表示プロ
セスを示すフローチャートである。
【図4】 本実施の形態による録音可能時間の表示の1
例を示す図である。
【図5】 本実施の形態による録音可能時間の他の表示
例を示す図である。
【図6】 本実施の形態による録音可能時間の他の表示
他を示す図である。
【図7】 本実施の形態による録音可能時間の他の表示
例を示す図である。
【図8】 本実施の形態による録音可能時間の他の表示
他を示す図である。
【符号の説明】
1…ゲートアレイ(G/A)、2…CD(コンパクトデ
ィスク)ブロック、3…HDD(ハード・ディスク・ド
ライブ)ブロック、4…デジタルシグナルプロセッサ
(DSP)、5…メモリ、6…表示部、7…制御部、1
1…DMA、10…録音再生装置、21…CD、31…
ハード・ディスク、41…圧縮DSP、42…伸長DS
P、71…CPU、72…ROM、73…RAM、74
…CPUバス

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非圧縮オーディオ・データを記憶した非
    圧縮データ記憶媒体からオーディオ・データを読み出す
    オーディオ・データ読み出し手段と、 前記オーディオ・データ読み出し手段から読み出した非
    圧縮オーディオ・データを所定の圧縮率で圧縮するオー
    ディオ・データ圧縮手段と、 前記オーディオ・データ圧縮手段により圧縮されたオー
    ディオ・データを録音する圧縮データ記憶媒体と、 前記圧縮データ記憶媒体へ圧縮データを録音し、および
    前記圧縮データ記憶媒体に録音されたオーディオ・デー
    タを再生するオーディオ・データ録音再生手段と、 前記圧縮データ記憶媒体における録音可能記憶容量を、
    前記所定の圧縮率を用いて録音可能時間に換算する録音
    可能時間換算手段と、 前記録音可能時間換算手段により換算された前記録音可
    能時間を表示する表示手段と、を備えたことを特徴とす
    る録音再生装置。
  2. 【請求項2】 前記非圧縮データ記憶媒体におけるオー
    ディオ・データの転送レートをR、前記所定の圧縮率を
    P、前記圧縮データ記憶媒体における録音可能記憶容量
    をCとすると、前記録音可能時間換算手段は、前記録音
    可能時間TをT=C/(R×P)により求めるものであ
    ることを特徴とする請求項1に記載の録音再生装置。
  3. 【請求項3】 前記録音再生装置は、 前記圧縮データ記憶媒体における録音済み記憶容量を、
    前記所定の圧縮率を用いて録音済み時間に換算する録音
    済み時間換算手段をさらに備え、 前記表示手段は、前記録音済み時間換算手段により換算
    された前記録音済み時間を表示することを特徴とする請
    求項1または2のいずれかに記載の録音再生装置。
  4. 【請求項4】 前記表示手段は、前記録音可能時間また
    は前記録音済み時間の表示を、文字情報およびイメージ
    情報のいずれか一方または両方として表示することを特
    徴とする請求項1〜3に記載の録音再生装置。
  5. 【請求項5】 ディスク状記憶媒体から転送されたオー
    ディオ・データを録音する固定データ記憶媒体を備えた
    録音再生装置において、 前記ディスク状記憶媒体から転送されるオーディオ・デ
    ータが前記固定データ記憶媒体において録音可能な記憶
    容量を録音可能時間に換算する録音可能時間換算手段
    と、 前記録音可能時間換算手段により換算された前記録音可
    能時間を、前記ディスク状記憶媒体の枚数として表示す
    る表示手段と、を備えたことを特徴とする録音再生装
    置。
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