JP2001289741A - 供試自走車の走行テスト装置 - Google Patents

供試自走車の走行テスト装置

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JP2001289741A
JP2001289741A JP2000107662A JP2000107662A JP2001289741A JP 2001289741 A JP2001289741 A JP 2001289741A JP 2000107662 A JP2000107662 A JP 2000107662A JP 2000107662 A JP2000107662 A JP 2000107662A JP 2001289741 A JP2001289741 A JP 2001289741A
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JP
Japan
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self
vehicle
test
propelled vehicle
roller
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JP2000107662A
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English (en)
Inventor
Teruaki Suzuki
輝明 鈴木
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Toyo Seisakusho KK
Original Assignee
Toyo Seisakusho KK
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  • Aerodynamic Tests, Hydrodynamic Tests, Wind Tunnels, And Water Tanks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】供試車のタイヤの幅及びタイヤの位置に応じて
冷却空気の吹出口の寸法及び位置を調節できるようにす
ることにより、吹出冷却空気の無駄及び送風機の動力の
無駄を省けるようにする。 【解決手段】シャーシーダイナモメータ用のローラを自
走車の駆動輪によって回転させる自走車の走行テスト装
置であって、駆動輪とローラとの接触部エリアに摩擦熱
除去用の冷却空気を吹き付ける噴出管を備えるその噴出
管10内に、供試自走車のタイヤの幅及び左右のタイヤ
間のトレッド幅に対応できるよう冷却空気の吹出口を調
節できる可動ベーン12、12を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車等の自走車の
各種走行テスト時の冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自走車、例えば自動車の各種走行テスト
は、シャーシーダイナモメータ用ローラを自動車の駆動
輪で回転駆動せしめて行なう。自動車の駆動によりロー
ラと駆動輪との摩擦によって熱が発生するので、駆動輪
とローラとの接触部に冷却空気を吹き付けてタイヤを保
護するようにしており、冷却空気は送風機に接続された
断面矩形状の噴出管から吹き出される。
【0003】自動車の駆動輪は大型トラックから小型軽
自動車に至るまで幅が各種サイズのタイヤがあり、ため
に従来の噴出管は、その吹出口を大型自動車から小型自
動車のタイヤに吹き付け対応できるように横幅の大きい
大口径のものとしてある。
【0004】したがって、供試車が小型自動車の場合も
大型自動車の場合の風量で冷却空気をタイヤに吹き付け
ており、冷却空気は余分、無駄に吹き付けられ、また送
風機の動力も無駄に費やされている。
【0005】
【発明の目的】本発明は供試車のタイヤの幅及びタイヤ
の位置に応じて冷却空気の吹出口の寸法及び位置を調節
できるようにすることにより、吹出冷却空気の無駄及び
送風機の動力の無駄を省けるようにした。
【0006】
【発明の手段】本発明はシャーシーダイナモメータ用の
ローラを自走車の駆動輪によって回転させる自走車の走
行テスト装置であって、駆動輪とローラとの接触部エリ
アに摩擦熱除去用の冷却空気を吹き付ける噴出管を備え
るその噴出管内に、供試自走車のタイヤの幅に対応でき
るよう冷却空気の吹出口を調節できる可動ベーンを設け
たものとしてあり、さらにはタイヤの幅のみならず、左
右のタイヤ間のトレッド幅にも対応できるようにしてあ
る。
【0007】より詳しくは、シャーシーダイナモメータ
用のローラを自走車の駆動輪によって回転させる自走車
の走行テスト装置であって、駆動輪とローラとの接触部
エリアに摩擦熱除去用の冷却空気を吹き付ける噴出管を
備えるその噴出管内に、供試自走車のタイヤの幅及び左
右のタイヤ間のトレッド幅に対応できるよう冷却空気の
吹出口を調節できる可動ベーンを設けてなる供試自走車
の走行テスト装置としてある。
【0008】さらに本発明は、試験室の床に、上部開成
部がカバーで塞がれるピットが設けられ、前記カバーの
下に、自走車の駆動輪を載せるシャーシーダイナモメー
タ用ローラが設けられ、また、ピットには供試自走車の
駆動輪とローラとの接触部エリアに空気を吹きつける断
面形状が横長矩形をなす空気噴出管を設けた供試自走車
の走行テスト装置において、前記噴出管内には左右2枚
の可動ベーンを設けて、両ベーンにより吹出口の口径を
所要に設定・調節できるようにしてあり、ピット内には
サブ空気調和機を設けたものとしてある。
【0009】
【実施例】以下本発明を添付図面に示す具体例によって
説明する。図において符号1は自走車の性能テスト用環
境試験室を示し、空気調和機2からの温度、湿度が所要
に設定された調整空気が送気ダクト3より送り込まれ、
試験室内の空気は送風機4により還気ダクト5に吸い込
まれ、空気調和機に吸入されて、再び調整されて試験室
に送り込まれる循環をする。なお、符号3aは分岐送気
ダクト、Mは送風機用のモータを示す。
【0010】試験室の床にはピット6を掘って形成して
あり、ピットの上部開成部は鉄製のカバー7で塞いであ
る。
【0011】カバー7の下には、自動車19の駆動輪2
0を載せるシャーシーダイナモメータ用ローラ9を設け
てあり、また、ピット6には自動車の駆動輪とローラと
の接触部エリアに空気を吹きつける断面形状が横長矩形
をなす空気噴出管10を設けてある。なお、符号8はシ
ャーシーダイナモ、11は空気噴出管用の送風機を示
す。
【0012】しかして本発明においては、噴出管の吹出
口口径を大型自動車における駆動輪タイヤの幅に対応で
きるように設定してあるだけでなく、小型自動車の駆動
輪タイヤの幅にも対応せしめるように調節できるように
してある。すなわち、噴出管内には左右2枚のベーン1
2、12を設けて、両ベーンにより吹出口の口径を適宜
設定・調節できるようにしてある。
【0013】例えば図示のように、ベーン12、12の
基部をヒンジ13、13で回動可能に噴出管の左右側板
の内側に取り付け、また、噴出管の上板には前記ヒンジ
の軸心を中心とする弧状のガイドスロット14、14を
形成し、ベーンの遊端部の上縁には雌ねじ15、15を
設けて、各雌ねじ15、15へガイドスロット14、1
4からボルト、例えば蝶ボルト16、16を螺入させる
ことによりベーンを噴出管内、すなわち噴出管上板の内
側に固定できるようにしてある。
【0014】なお、ベーンの遊端部には雄ねじを立設し
て、この雄ねじをガイドスロットより突出させ、この突
出している雄ねじに蝶ナットを螺合させる場合もあり、
要は雄雌の螺合締結具でベーンを噴出管に固定する。
【0015】また、ガイドスロット14は噴出管の下板
に形成し、これと対応して螺合締結手段をベーンの下
部、噴出管の下部にそれぞれ設ける場合もある。
【0016】さらに、上記実施例では噴出管用の空気は
カバーの空気取入口17から地下ピット内に入った試験
室内の空気を利用しているが、ピット内にはサブ空気調
和機18を設けて、地下ピット内に設けた各種計器や電
装品等の機器が作動に支障を来さない温度に地下ピット
内の温度を調節できるようにしてある。
【0017】
【発明の効果】本発明においては噴出管における空気吹
出口の実質的横幅は左右のベーン12、12の遊端部ど
うしの間隔で決定される。
【0018】しかして本発明においては左右のベーンは
ヒンジよって回動可能であるので、左右のベーンを回動
せしめてベーン遊端部どうしの間隔、すなわち空気吹出
口の実質的横幅を所要に設定し、蝶ナットで固定して、
自動車19の駆動輪タイヤ20の横幅に合わせて空気吹
出口を設定できる。
【0019】したがって、タイヤへの送風量を適切に設
定でき、これに応じて送風機の駆動を手動もしくは自動
的に制御することにより送風機の動力の無駄を省くこと
ができる。また、タイヤ間のトレッド幅にも対応するよ
うに吹出口を設定できる。
【0020】さらに、サブ空気調和機によるピット内の
調温は、試験室内が高温から低温までの幅の広い可変温
度域での試験用に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るテスト装置の実施例を示す縦断正
面図。
【図2】ピットの縦断正面図。
【図3】空気噴出管の一部を破断して示す平面図。
【図4】空気噴出管の正面図。
【図5】ベーンの固定部を拡大して示す縦断正面図。
【図6】タイヤの横幅及びタイヤのトレッド幅と噴出管
の空気吹出口の横幅との関係の一例を示す平面図。
【図7】タイヤの横幅及びタイヤのトレッド幅と噴出管
の空気吹出口の横幅との関係の他の例を示す平面図。
【符号の説明】
1 試験室 2 空気調和機 3 送気ダクト 4 送風機 5 還気ダクト 6 ピット 7 カバー 8 シャーシーダイナ
モ 9 ローラ 10 空気噴出管 11 送風機 12 ベーン 13 ヒンジ 14 ガイドスロット 15 雌ねじ 16 蝶ボルト 17 空気取入口 18 空気調和機 19 自動車 20 駆動輪

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シャーシーダイナモメータ用のローラを自
    走車の駆動輪によって回転させる自走車の走行テスト装
    置であって、駆動輪とローラとの接触部エリアに摩擦熱
    除去用の冷却空気を吹き付ける噴出管を備えるその噴出
    管内に、供試自走車のタイヤの幅に対応できるよう冷却
    空気の吹出口を調節できる可動ベーンを設けてなる供試
    自走車の走行テスト装置。
  2. 【請求項2】シャーシーダイナモメータ用のローラを自
    走車の駆動輪によって回転させる自走車の走行テスト装
    置であって、駆動輪とローラとの接触部エリアに摩擦熱
    除去用の冷却空気を吹き付ける噴出管を備えるその噴出
    管内に、供試自走車のタイヤの幅及び左右のタイヤ間の
    トレッド幅に対応できるよう冷却空気の吹出口を調節で
    きる可動ベーンを設けてなる供試自走車の走行テスト装
    置。
  3. 【請求項3】試験室の床に、上部開成部がカバーで塞が
    れるピットが設けられ、前記カバーの下に、自走車の駆
    動輪を載せるシャーシーダイナモメータ用ローラが設け
    られ、また、ピットには供試自走車の駆動輪とローラと
    の接触部エリアに空気を吹きつける断面形状が横長矩形
    をなす空気噴出管を設けた供試自走車の走行テスト装置
    において、前記噴出管内には左右2枚の可動ベーンを設
    けて、両ベーンにより吹出口の口径を所要に設定・調節
    できるようにした供試自走車の走行テスト装置。
  4. 【請求項4】請求項3に記載のピット内にサブ空気調和
    機を設けてなる供試自走車の走行テスト装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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