JPH0645873Y2 - シャシダイナモメータ装置 - Google Patents

シャシダイナモメータ装置

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JPH0645873Y2
JPH0645873Y2 JP13624689U JP13624689U JPH0645873Y2 JP H0645873 Y2 JPH0645873 Y2 JP H0645873Y2 JP 13624689 U JP13624689 U JP 13624689U JP 13624689 U JP13624689 U JP 13624689U JP H0645873 Y2 JPH0645873 Y2 JP H0645873Y2
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JP
Japan
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nozzle
roller
hole
chassis dynamometer
blower
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JP13624689U
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JPH0374341U (ja
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三郎 小沢
定男 藤森
義一 小沢
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Meidensha Corp
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Meidensha Corp
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  • Aerodynamic Tests, Hydrodynamic Tests, Wind Tunnels, And Water Tanks (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本考案は、駆動輪を強制的に冷却するように構成したシ
ャシダイナモメータ装置に関する。
B.考案の概要 本考案は、自動車の駆動輪を載せるローラをベースに具
え、ローラの前方に設けた放出孔をベース内に設けた送
風機に接続したシャシダイナモメータ装置において、 放出孔に自動車の左右方向へ移動自在に筒状のノズルを
設け、可撓性を有するダクトを介してノズルの下端を送
風機に接続することにより、 冷却風を放出する開口面積を必要最小限に抑えるととも
にトレッドの異なる自動車に対してはダクトを自動車の
左右方向へ移動させて対応し、よって送風機を小形化し
たものである。
C.従来の技術 屋内で自動車の走行試験を行うのにシャシダイナモメー
タ装置が用いられる。
シャシダイナモメータ装置はローラ上に駆動輪を載せ、
ローラが回転することにより自動車が移動することなく
走行試験を行えるようにしたものである。
シャシダイナモメータ装置の構造を第4図(a)〜
(c)に基づいて簡単に説明する。図は四輪駆動用のも
のである。ベース1の上面板2に一対のローラ用孔3が
形成され、夫々のローラ用孔3の真下に前輪を載せるた
めのローラ4が回転自在に設けられる。夫々のローラ用
孔3の図中の左側には図中の左右方向へ長い移動用孔5
が形成され、移動用孔5には左右方向へ移動自在に移動
枠6が設けられる。移動枠6の上移動板7にはローラ用
孔8が形成され、その下には後輪を載せるためのローラ
9が回転自在に移動枠6に支持される。移動用孔5のう
ち上移動板7のない空間部分を塞ぐため、上移動板7の
左右にはキャタピラ式のカバー18の基端部が連結され
る。ローラ4,9上に載せた自動車を固定するために上面
板2には固定装置用の取付孔10が4つ設けられ、危険防
止のため車輪の外側を覆う差込式の安全柵11が4つ設け
られる。
このほか、駆動輪のタイヤを冷却するための手段が設け
られる。ローラ用孔3,8に対して自動車の前方にはタイ
ヤへ向かって冷却風を吹きつけるための放出孔20が形成
される。この放出孔20は、車輪の回転方向を考慮し、吹
きつけようとする車輪に対して自動車の前方に設けられ
る。冷却手段の構成は前輪,後輪について同一なので、
後輪に関する第5図(a),(b)に基づいて説明す
る。自動車のトレッド(左右の車輪の間隔)が異なって
も走行試験を行えるように、ローラ9の幅Wは車輪21の
幅W1の数倍の大きさに設定されており、車輪の位置に拘
わらずタイヤを冷却できるように放出孔20の幅もWに設
定される。そして、上移動板7の下に取り付けられた送
風機22の吐出口23が放出孔20に接続される。
第4図中12はベース1内へ空気を取り入れる空気取入
口、13は吸排気ダクト用スペース、14はサイドーラ、15
は風誘導板、16は取外し蓋、17はホイルベースを設定す
るためのスケールである。
D.考案が解決しようとする課題 ところが車輪の幅W1に比べて放出孔の幅Wが大きすぎる
ため、大きな出力の送風機、即ち大形の送風機が使われ
る。
送風機が大きいと、前後のローラ4,9間で送風機が大き
なスペースを占めるためにホスールベースの小さい自動
車の走行試験に制約を受けるという問題がある。
そこで本考案は、斯かる課題を解決したシャシダイナモ
メータ装置を提供することを目的とする。
E.課題を解決するための手段 斯かる目的を達成するための本考案の構成は、ベースの
内部に回転自在にローラを具え、自動車の駆動輪をロー
ラ上に載せるためのローラ用孔を、ベースの上部に設け
た上面板に形成し、ローラ用孔に対して自動車の前方の
位置で、上面板に放出孔を形成するとともに上面板の下
に具えた送風機の吐出口を放出孔に接続したシャシダイ
ナモメータ装置において、 駆動輪の幅寸法と略同じ幅寸法を有する筒状のノズル
を、自動車の左右方向へ移動自在に設け、可撓性を有す
るダクトを介して当該ノズルの下端を送風機の吐出口に
接続したことを特徴とする。
F.作用 自動車のトレッドに応じてローラ上に載る駆動輪の位置
が異なるため、ローラの軸心に沿ってノズルを移動さ
せ、駆動輪の位置と対応させる。
駆動輪の幅と対応する大きさの開口面積をノズルに形成
したことから、送風容量は必要最小限となり効率が良
い。このため、送風機を小形化することが可能となり、
四輪駆動用のシャシダイナモメータ装置では前後のロー
ラどうしを従来よりも接近させることが可能であり、ホ
イールベースの小さい自動車への対応が可能である G.実施例 以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明
する。なお、本実施例は従来のシャシダイナモメータ装
置の一部を改良したものなので、従来と同一部分には同
一符号を付して説明を省略し、異なる部分のみを説明す
る。
(a)実施例の構成 本考案によるシャシダイナモメータ装置の構成を、第1
図(a),(b)に基づいて説明する。
図のように、放出孔20内に自動車の左右方向へ移動自在
にノズル24が設けられる。即ち、以下のようになってい
る。放出孔20の下に傾斜した筒状の枠体25が取り付けら
れ、枠体25の下部には自動車の左右方向へ伸びる一対の
ガイド溝26が形成される。そして、車輪21の幅W1と略同
じ幅を有する傾斜した筒状のノズル24が枠体25内に収容
され、ノズル24の下部に設けられたガイドフランジ27が
摺動自在にガイド溝26に嵌め込まれる。枠体25の長さ方
向での略中央にステー28を介して送風機29が取り付けら
れ、送風機29の吐出口30とノズル24の下部とが可撓性の
ある蛇腹状のガクト31を介して接続される。放出孔20と
ノズル24との間の空間を埋めるため、ノズル24の左右に
は長方形の盲板32a,32bの一端が結合される。盲板32a,3
2bは枠体25の上部に形成した図示しない長孔に挿通さ
れ、その一部が上移動板7の下に位置する。
次に、ノズル24を左右方向へ移動させるための構成を説
明する。ノズル24の側面中央に操作棒33の一端が結合さ
れ、操作棒33の他端は枠体25に形成した図示しない孔を
介して水平方向へ伸びる。そして、放出孔20とは離れた
位置に形成した調整孔34の真下に操作棒33の他端が位置
し、操作棒33の他端の下に固定板35が設けられる。操作
棒33の他端側には長孔36が形成され、長孔36に挿通され
た止めねじ37が固定板35にねじ込まれる。
なお、本実施例は後輪冷却用として上移動板に放出孔を
設けた場合について示したが、前輪冷却用として上面板
に設けることもできる。
(b)実施例の作用 次にシャシダイナモメータ装置の作用を説明する。
車輪21がドラム9のAの位置に載る場合は、第1図
(a)に示すように放出孔20の上部にノズル24を位置さ
せた状態で走行試験を行う。送風機29からダクト31へ送
られノズル24から放出される冷却風は車輪21にのみ当た
り、他の部分へは放出されないので無駄がない。放出孔
20とノズル24との間の空間は盲板32bで閉じられるので
上移動板7の下へ物が落下するようなことはない。
車輪21がドラム9のBの位置にある場合は、止めねじ37
をゆるめて操作棒33を第1図(a)中の下方へ引き、ノ
ズル24を放出孔20の下部に位置させる。ダクト31は可撓
性を有することから破れることはなく、ノズル24はガイ
ド溝26に沿ってスムーズに移動する。ノズル24の固定は
止めねじ37を締めつけることによって行う。このときは
盲板32aが放出孔20とノズル24との間の空間を塞ぐ。
前記のように車輪21がローラ9のA,B位置に載るときは
放出孔20の図中の上下にノズル24を配置するが、A,Bの
間であっても車輪21と対応する位置へノズル24を移動さ
せればよい。
(c)その他の実施例 第1図(a),(b)はノズル24を個別に移動させる構
成であるが、第2図,第3図に示すように左右一対のノ
ズル24を同時に移動させるように構成してもよい。
第2図に示すのは、上移動板7の下面に取り付けた一対
の軸受38に、左右に右ねじ部39a,左ねじ39bを形成した
ねじ棒39を回転自在に支持し、一方のノズル24と一体の
ナット部40を右ねじ部39aに螺合するとともに他方のノ
ズル24と一体のナット部40を左ねじ部39bに螺合し、ね
じ棒39の端部にハンドル41を取り付けたものである。
ハンドル41を実線矢印の方向へ回転させると一対のノズ
ル24は相互に離れ、破線矢印の方向へ回転させると相互
に接近する。
第3図(a),(b)に示すのは、一対の回転自在なス
プロケット42間に巻き掛けたチェーン42aの一方側には
一方のノズル24の腕45を結合し、他方側には他方のノズ
ル24の腕45と移動棒43の一端を結合したものである。移
動棒43には長孔44が形成され、第1図(a)の操作棒33
と同様にして固定される。
移動棒43を実線矢印の方向へ移動させると一対のノズル
24は相互に離れ、破線矢印の方向へ移動させると相互に
接近する。
H.考案の効果 以上の説明からわかるように、本考案によるシャシダイ
ナモメータ装置によれば以下の効果がある。
駆動輪の幅寸法と略同じ幅寸法を有する筒状のノズル
を、放出孔に自動車の左右方向へ移動自在に設け、可撓
性を有するダクトを介して当該ノズルの下端を送風機に
接続したので、ローラの軸心方向に沿って駆動輪の位置
に合うようにノズルを移動させることができることとな
る。従って、ローラの全長と略同じ長さのノズルを用い
た従来のシャシダイナモメータ装置に比べて送風の無駄
がなく従来よりも小さな送風機で十分となる。このた
め、四輪駆動用のシャシダイナモメータ装置においては
前後のローラどうしを従来よりも接近させることが可能
となり、ホイルベースの小さい自動車でも制約を受ける
ことなく走行試験が行える。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案によるシャシダイナモメータ装
置の実施例に係り、第1図(a)は第1図(b)のI-I
矢視図、第1図(b)は要部断面図、第2図は他の駆動
手段を示す説明図、第3図(a)は他の駆動手段を示す
説明図、第3図(b)は第3図(a)のII-II矢視図、
第4図〜第5図は従来のシャシダイナモメータ装置に係
り、第4図(a),(b),(c)は順にシャシダイナ
モメータ装置の平面図,正面図,右側面図、第5図
(a)は第5図(b)III-III矢視図、第5図(b)は
要部断面図である。 1……ベース、7……上移動板、8……ローラ用孔、9
……ローラ、20……放出孔、21……車輪、24……ノズ
ル、25……枠体、29……送風機、30……吐出口、31……
ダクト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベースの内部に回転自在にローラを具え、
    自動車の駆動輪をローラ上に載せるためのローラ用孔
    を、ベースの上部に設けた上面板に形成し、ローラ用孔
    に対して自動車の前方の位置で、上面板に放出孔を形成
    するとともに上面板の下に具えた送風機の吐出口を放出
    孔に接続したシャシダイナモメータ装置において、 駆動輪の幅寸法と略同じ幅寸法を有する筒状のノズル
    を、自動車の左右方向へ移動自在に設け、可撓性を有す
    るダクトを介して当該ノズルの下端を送風機の吐出口に
    接続したことを特徴とするシャシダイナモメータ装置。
JP13624689U 1989-11-24 1989-11-24 シャシダイナモメータ装置 Expired - Lifetime JPH0645873Y2 (ja)

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JPH0374341U JPH0374341U (ja) 1991-07-25
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JP5038287B2 (ja) * 2008-11-27 2012-10-03 森永乳業株式会社 包装容器及び包装体
US20200140577A1 (en) 2017-05-10 2020-05-07 Toho Titanium Co., Ltd. CATALYST FOR POLYMERIZATION OF AN OLEFIN, METHOD FOR PRODUCING POLYMER OF OLEFIN AND PROPYLENE-alpha-OLEFIN COPOLYMER

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JPH0374341U (ja) 1991-07-25

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