JPH0344577Y2 - - Google Patents

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JPH0344577Y2
JPH0344577Y2 JP1984162559U JP16255984U JPH0344577Y2 JP H0344577 Y2 JPH0344577 Y2 JP H0344577Y2 JP 1984162559 U JP1984162559 U JP 1984162559U JP 16255984 U JP16255984 U JP 16255984U JP H0344577 Y2 JPH0344577 Y2 JP H0344577Y2
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JP
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grill
radiator
lamp
exhaust air
guide plate
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JP1984162559U
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、トラクタ等の車両におけるボンネツ
ト内部構造に関する。
(従来の技術) 従来、冷却後の排風を前方に吐出するラジエー
タが設けられ、該ラジエータ前方に位置してフロ
ントグリル支柱が立設され、該フロントグリル支
柱にフロントグリルを取付けた構造のトラクタ、
例えば、実願昭58−192281号に示されたものがあ
り、フロントグリルにはヘツドランプ等を取付け
るランプグリル部やラジエータからの排風を外部
に排出するための通気用開口部が備えられてい
る。
(考案が解決しようとする問題点) 上記構造によれば、ランプグリル部方向に吐出
されたラジエータからの排風はランプグリル部が
抵抗となつて円滑にボンネツト外部に排出され
ず、うずをまき、排風の流れを乱す欠点があつ
た。従つてフロントグリル内部の冷却効率の低下
を招き、フロントグリル内部が高温化されフロン
トグリルやヘツドランプ等の耐久性劣化を招く欠
点があつた。そこで、本考案は上記問題点に鑑
み、ラジエータから吐出された排風を円滑に外部
に排出することによつて、フロントグリル内部の
冷却効率の向上を図り、フロントグリルやヘツド
ランプ等の耐久性を向上させることを目的とす
る。
(問題点を解決するための手段) その技術的手段は、ボンネツト7内部に、冷却
後の排風を前方に吐出するラジエータ4が設けら
れ、該ラジエータ4前方にフロントグリル支柱8
が立設され、該フロントグリル支柱8にランプグ
リル部46及び通気用開口部36,41を備えた
フロントグリル11が取付けられ、このランプグ
リル部46にヘツドランプ33が取付けられ、ラ
ジエータ4からの排風をヘツドランプ33及びラ
ンプグリル部46を回避して通気用開口部36,
41方向に案内する排風案内板48がヘツドラン
プ33よりラジエータ4側に配置された車両にお
けるボンネツト内部構造において、前記排風案内
板48は、後部から前部へ末広がり状に拡大さ
れ、その後部がフロントグリル支柱8に取付けら
れて片持ち支持され、前部がヘツドランプ33及
びその取付部を後方から覆うべく離されて配置さ
れている点にある。
(作用) 本考案によれば、ラジエータ4から前方に吐出
された冷却後の排風は、排風案内板48の案内に
よつて通気用開口部36,41方向に案内され、
通気用開口部36,41より円滑に外部に排出さ
れる。従つて排風の流れが円滑になり、フロント
グリル11内部の冷却効率が向上でき、フロント
グリル11内部の高温化が防止でき、フロントグ
リル11等の耐久性が向上できると共にラジエー
タ4の冷却性能も向上できる。
また排風案内板によつて、ランプグリル部46
に直接、排風が吹付けられず、ランプグリル部4
6のヘツドランプ33や配線等の耐久性も向上で
きる。
更に、排風案内板48はヘツドランプ33と関
係なく、その後部がフロントグリル支柱8に取付
けられ、且つヘツドランプ33の取付部も覆い、
排風案内板48を取付けたままで、フロントグリ
ル11及びヘツドランプ33の着脱が行なわれ、
ヘツドランプ33の後部の補修点検を可能にす
る。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
ると、第1図乃至第3図において、1はトラクタ
の前部を示し、2はトラクタ機体を構成するエン
ジン3から前方へ突設された前車軸フレームで、
その前上部にはラジエータ4が載置され、エンジ
ン3のクランク軸からの動力によつて駆動される
フアン5によつて冷却される。該フアン5は冷却
風前方吐出型とされており、冷却風をラジエータ
4へその後方から前方へ通過させて、冷却後の排
風を前方に吐出しラジエータ4を冷却するよう構
成されている。6はフアンカバーである。
7はエンジン3及びラジエータ4等を覆つてい
るボンネツトで、前車軸フレーム2に立設された
フロントグリル支柱8や支持枠9によつて支持さ
れており、ラジエータ4から後方の天板10及び
左右一対の側板を有し、その前方にフロントグリ
ル11を設けている。
前記支持枠9は前車軸フレーム2にブラケツト
12を介して左右一対の支柱13を立設し、左右
支柱13を横梁14で連結しており、各支柱13
の上端にブラケツト15を設け、天板10の内側
面に固定の横架材16と前記ブラケツト15とを
取付金具17を介して連結し、ここに天板10を
支持固定している。
前記フロントグリル支柱8は前車軸フレーム2
にブラケツト18を介して下横部材19が架設さ
れ、この下横部材19に左右一対の支柱20を立
設し、この支柱20の上端間に上横部材21を架
設しており、前記上横部材21はボルト22を介
して天板10の前部を支持固定している。
前記ブラケツト18にはクツシヨン材23を介
してラジエータ4の取付台24が固定されてい
る。ラジエータ4の周囲には四角枠状の取付部材
25がボルト固定されており、この取付部材25
にボンネツト7の側板と当接する左右側遮蔽部材
26と、天板と当接する上遮蔽部材27と、前車
軸フレーム2内まで垂れ下がつた下遮蔽部材28
とがボタンクリツプ等の止め具29を介して取付
けられており、上遮蔽部材27の後上部には止め
具29を介して後取付部材30が取付けられ、こ
の後取付部材30は前記横架材16にボルト31
を介して固定されている。
前記4つの遮蔽部材26,27,28によつ
て、ラジエータ4から前方へ吹出される熱風が再
びラジエータ4に吸込まれないようにしている。
尚、図示していないが、側板は上縁が天板10
の側縁に掛止され、下部がハンドル付き係止具で
前車軸フレーム2に対して係脱自在に係止されて
いる。
フロントグリル11は合成樹脂又は金属で形成
されており、上下2分割状とされている。そして
上部グリル32の下半分はランプグリル部46と
して構成され、その内部には左右一対のヘツドラ
ンプ33が取付けられており、このヘツドランプ
33は調整ネジ34を廻すことにより、光軸の角
度を上下方向に調整自在とされている。また上部
グリル32の上半分には断面略コ字状の横桟35
が上下方向に適宜間隔を有して複数設けられ、各
横桟35間の間隔を通気孔36として構成してい
る。上部グリル32の上部にはネジ37を介して
取付金具38が取付けられ、この取付金具38は
フロントグリル支柱8の上横部材21にボルト締
結されている。また上部グリル32の下部は、両
側で、各支柱20に適宜設けられた取付部材(図
示省略)に取付け固定されている。下部グリル3
9には略全体に亘つて、断面略コ字状の横桟40
が上下方向に適宜間隔を有して複数設けられ、各
横桟40間の間隔を通気孔41として構成してい
る。また下部グリル39の上部は上部グリル32
の下部に着脱自在に連結される構成とされ、下部
グリル39の下部にはネジ42を介して取付金具
43が設けられ、この取付金具43は下横部材1
9から前方に突設された取付部44にボルト45
を介して取付けられている。
そして上部グリル32の各通気孔36と下部グ
リル39の各通気孔41とで通気用開口部を構成
している。また各横桟35,40の凹部には発泡
樹脂材やゴム等の詰め物53が充填されている。
前記ランプグリル部46の後方に位置したフロ
ントグリル支柱8の両支柱20対応位置には、取
付板47が夫々溶接等により設けられ、両取付板
47に排風案内板48がボルト締結されている。
該排風案内板48は、各取付板47に取付けられ
る取付部49と、取付部49上縁より前方斜め上
方に延設された上案内部50と、取付部49下縁
より前方斜め下方に延設された下案内部51とを
備え、ラジエータ4からの排風を上部グリル32
の通気孔36及び下部グリル39の通気孔41方
向に案内するよう構成している。また上案内部5
0から取付部49及び下案内部51に至る補強リ
ブ部52が適宜折曲形成されている。
即ち、前記排風案内板48は、後部の取付部4
9から前部の上下案内部50,51の先端まで末
広がり状に拡大されており、取付部49のみが頑
丈なフロントグリル支柱8に取付けられ、片持ち
支持であり、前部は自由端でヘツドランプ33及
びその取付部(調整ネジ34を含む)を後方から
離れて覆つている。
本考案の実施例は以上のように構成されてお
り、ランプグリル部46方向に吐出されたラジエ
ータ4からの排風は、排風案内板48の上案内部
50及び下案内部51の案内によつて、上下の各
通気孔36,41方向に案内され、各通気孔3
6,41より円滑に外部に排出される。そして排
風の流れが円滑になることから、フロントグリル
11内部の冷却効率が向上できフロントグリル1
1内部の高温化が防止でき、フロントグリル11
やフロントグリル11内部の配線等の耐久性が向
上できる。また排風案内板48によつて、ランプ
グリル部46に直接、排風が吹付けられず、従つ
てランプグリル部46に設けられたヘツドランプ
33等の高温化が防止でき、耐久性が向上でき
る。さらに各横桟35,40の凹部に詰め物53
が充填されているため、各横桟35,40内部で
の排風によるうずまき現象も防止でき、排風の流
れがより円滑に行なわれることになる。また排風
案内板48を取付ける部材としてフロントグリル
支柱8を兼用した構成であり、構造の簡素化が図
れる。
尚、上記実施例において、フロントグリル支柱
8の支柱20が左右にあるものを示しているが、
支柱20が単一のものであつてもよい。また第4
図に示す如く、各横桟35,40に案内板54を
取付け、排風のまきこみを防止する構造としても
よい。
(考案の効果) 本考案によれば、ラジエータから前方に吐出さ
れた冷却後の排風は、排風案内板の案内によつて
通気用開口部方向に案内され、通気用開口部より
円滑に外部に排出される。従つて排風の流れが円
滑になり、フロントグリル内部の冷却効率が向上
でき、フロントグリル内部の高温化が防止でき、
フロントグリル等の耐久性が向上できると共にラ
ジエータの冷却性能も向上できる。また排風案内
板によつて、ランプグリル部に直接、排風が吹付
けられず、ランプグリル部のヘツドランプや配線
等の耐久性も向上できるという利点を奏する。更
に、排風案内板は、後部から前部へ末広がり状に
拡大されて、その後部が頑丈なフロントグリル支
柱に取付けられて片持ち支持されているので、取
付けが簡単且つ強固になると共に、前部が自由端
となつて、ヘツドランプ及びその取付部を後方か
ら離れて覆うので、排風案内板を取付けたまま
で、フロントグリル及びヘツドランプの着脱がで
き、ヘツドランプの後部の補修点検が排風案内板
に妨害されることなくでき、しかも、ヘツドラン
プの取付部で排風が乱されるのも回避できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す断面側面図、第
2図は同要部分解斜視図、第3図は第1図の部分
拡大図、第4図は他の実施例を示す部分断面図で
ある。 1……トラクタ、4……ラジエータ、7……ボ
ンネツト、8……フロントグリル支柱、11……
フロントグリル、36……通気孔、41……通気
孔、46……ランプグリル部、48……排風案内
板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ボンネツト7内部に、冷却後の排風を前方に吐
    出するラジエータ4が設けられ、該ラジエータ4
    前方にフロントグリル支柱8が立設され、該フロ
    ントグリル支柱8にランプグリル部46及び通気
    用開口部36,41を備えたフロントグリル11
    が取付けられ、このランプグリル部46にヘツド
    ランプ33が取付けられ、ラジエータ4からの排
    風をヘツドランプ33及びランプグリル部46を
    回避して通気用開口部36,41方向に案内する
    排風案内板48がヘツドランプ33よりラジエー
    タ4側に配置された車両におけるボンネツト内部
    構造において、 前記排風案内板48は、後部から前部へ末広が
    り状に拡大され、その後部がフロントグリル支柱
    8に取付けられて片持ち支持され、前部がヘツド
    ランプ33及びその取付部を後方から覆うべく離
    されて配置されていることを特徴とする車両にお
    けるボンネツト内部構造。
JP1984162559U 1984-10-26 1984-10-26 Expired JPH0344577Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984162559U JPH0344577Y2 (ja) 1984-10-26 1984-10-26

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JP1984162559U JPH0344577Y2 (ja) 1984-10-26 1984-10-26

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JPS6176720U JPS6176720U (ja) 1986-05-23
JPH0344577Y2 true JPH0344577Y2 (ja) 1991-09-19

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JP1984162559U Expired JPH0344577Y2 (ja) 1984-10-26 1984-10-26

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4691905B2 (ja) * 2004-05-31 2011-06-01 井関農機株式会社 作業車両

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5977976A (ja) * 1982-10-27 1984-05-04 Iseki & Co Ltd 移動農機のボンネツトフロントグリル

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JPS5977976A (ja) * 1982-10-27 1984-05-04 Iseki & Co Ltd 移動農機のボンネツトフロントグリル

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JPS6176720U (ja) 1986-05-23

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