JP2540144Y2 - 作業車両のボンネット内のエンジンの強制空冷装置 - Google Patents

作業車両のボンネット内のエンジンの強制空冷装置

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JP2540144Y2
JP2540144Y2 JP9571391U JP9571391U JP2540144Y2 JP 2540144 Y2 JP2540144 Y2 JP 2540144Y2 JP 9571391 U JP9571391 U JP 9571391U JP 9571391 U JP9571391 U JP 9571391U JP 2540144 Y2 JP2540144 Y2 JP 2540144Y2
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JP
Japan
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cooling
engine
hood
air
fan
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JP9571391U
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JPH0538323U (ja
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康憲 橋垣
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、作業車両のボンネッ
ト内のエンジンの強制空冷装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の装置としては従来より、例えば
図3で示すものが知られている。それは、作業車両1の
ボンネット9内で、エンジンEの前側に冷却ファン15
とファンケース17を設け、この冷却ファン15で起こ
した冷却風Aを、ボンネット9内からファンケース17
・シリンダ11とシリンダヘッド12及び排風ガイド1
9を介して車台4の下方へ排出するように構成されてい
る。 なお、図3中の符号5は操作ハンドル、8はボン
ネット9の両横外側に作業用の機器や材料(苗等)を搭載
するための搭載用具、10はエンジンのクランクケー
ス、14はフライホイルである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来例では、冷却
排風Aを車台4の下方へ排出するように構成している
が、なお以下のような難点がある。 イ.シリンダ11及びシリンダヘッド12を冷却し高温
となった冷却排風Aの一部が、ボンネット9内にこもり
やすく、そのボンネット9内にこもった冷却排風Aが再
び冷却ファン15に吸い込まれるため、エンジンE及び
ボンネット9内の冷却性能を十分に高めることができな
い。 ロ.車台4の下方へ排出された高温の冷却排風Aは、風
向きによっては上昇する途中で、操縦座席の運転者に多
量にかかることがある。 ハ.冷却排風Aの一部分は、ボンネット9の左右のルー
バーから横外側に吹き出て、この横外側に作業用の機器
や材料(苗等)が装備されている場合には、それらが冷却
排風Aで加熱されることがある。本考案はこのような事
情を考慮してなされたもので、エンジン及びボンネット
内の冷却性能を十分に高め、冷却排風が操縦座席や作業
用機器・材料にかかることのないようにすることを技術
課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は上記課題を解決
するものとして、例えば図1のように構成される。即
ち、作業車両1のボンネット9内で、エンジンEの一側
に冷却ファン15とファンケース17を設け、この冷却
ファン15で起こした冷却風Aでシリンダ11及びシリ
ンダヘッド12を冷却するように構成した作業車両1の
ボンネット内のエンジンの強制空冷装置において、前記
エンジンEの一側面に吸風ケース16を介して前記ファ
ンケース17を固定し、このファンケース17の吸入口
17aを吸風ケース16に連通させるとともに、その吐
出口17bから排風筒18を導出し、前記ボンネット9
の前面に排風用開口9aをあけ、この排風用開口9aか
ら上記ファンケース17の排風筒18をボンネット9の
前方に向けて開口し、前記冷却ファン15で起こした冷
却風Aを、ボンネット9内からシリンダ11とシリンダ
ヘッド12・吸風ケース16・ファンケース17及び排
風筒18に順に通して、ボンネット9の前面外へと排出
させるように構成したことを特徴とするものである。
【0005】
【考案の作用・効果】本考案は、以下の作用・効果を奏
する。冷却ファン15で起こした冷却風Aは、シリンダ
11とシリンダヘッド12を強力に冷却した後、全ての
冷却排風Aはボンネットの前面に開口した前記排風筒か
ら前方へ勢い良く排出される。これにより、 イ.冷却排風Aがボンネット内にこもらないので、エン
ジン及びボンネット内の冷却性能を十分に高めることが
できる。 ロ.冷却排風はボンネット前方へ勢い良く排出されるか
ら、風向きに拘わらず操縦座席の運転者に多量にかかる
ことはない。 ハ.冷却排風Aが、ボンネットの左右のルーバーから横
外側に吹き出すこともないので、この横外側に作業用の
機器や材料(苗等)が装備されている場合でも、それらが
冷却排風Aで加熱されるおそれはない。
【0006】
【実施例】以下本考案の実施例を図面に基づいてさらに
詳しく説明する。図1は本考案の実施例に係る要部取り
出し縦断側面図、図2は本考案に係る強制空冷装置を搭
載した作業車両(田植え機)の側面図である。上記田植え
機1は、前輪2と後輪3とに亙り車台4を架設し、車台
4の前部にエンジンEと操縦ハンドル5を、中央部に操
縦席6を、後部に植付装置7をそれぞれ搭載し、エンジ
ンEをボンネット9で覆って構成されている。
【0007】上記エンジンの強制冷却装置は、図1に示
すように、ボンネット9内のエンジンEの前側に設けら
れた冷却ファン15と、吸風ケース16と、吸風ケース
16を介してエンジンEの前側に固定されたファンケー
ス17と、ボンネット9の前面にあけた排風用開口9a
から前方に向けて突出させた排風筒18とから成る。
【0008】上記エンジンEはボンネット9内で、車台
4上に固設され、冷却ファン15はそのエンジンのクラ
ンク軸13の先端部に固設され、吸引式の遠心ファンと
して構成されている。なお、フライホイル14はクラン
ク軸13の前半部に固設され、上記吸風ケース16内に
配置されている。そして上記ファンケース17は、その
吸入口17aを吸風ケース16に連通され、上記排風筒
18はファンケース17の下部にあけた吐出口17bに
連通され、ボンネット9の前面にあけた排風用開口9a
から前方に向けて突出されている。
【0009】従って、冷却ファン15で起こした冷却風
Aは、ボンネット9内からシリンダ11とシリンダヘッ
ド12、吸風ケース16、ファンケース17及び排風筒
18に順に通って、ボンネット9の前面外へと勢い良く
排出される。これにより、冷却排風Aがボンネット9内
にこもらないので、エンジン及びボンネット内の冷却性
能は十分に高まる。また、冷却排風Aが風向きに拘わら
ず上昇して操縦座席の運転者に多量にかかることもな
い。しかも、冷却排風Aがボンネットの左右のルーバー
から横外側に吹き出すこともなく、この横外側に装備さ
れている作業用機器や材料が冷却排風Aで加熱されるお
それもない。
【0010】なお、上記実施例では作業車両として田植
え機を例示して説明したが、これに限るものではなく、
本考案はトラクターやその他の作業車両に適用し得るこ
とは多言を要しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の強制空冷装置を搭載した作業車両の要
部取り出し縦断側面図である。
【図2】本考案に係る強制空冷装置を搭載した作業車両
の側面図である。
【図3】従来例の強制空冷装置を搭載した作業車両の要
部取り出し縦断側面図である。
【符号の説明】
E …エンジン、 1 …作業車両、
9 …ボンネット、 11…シリンダ、
12…シリンダヘッド、 15…冷却ファ
ン、16…吸風ケース、 17…ファン
ケース、17a…ファンケースの吸入口、 17b…
ファンケースの吐出口、18…排風筒。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業車両(1)のボンネット(9)内で、エ
    ンジン(E)の一側に冷却ファン(15)とファンケース
    (17)を設け、この冷却ファン(15)で起こした冷却風
    (A)でシリンダ(11)及びシリンダヘッド(12)を冷却
    するように構成した作業車両のボンネット内のエンジン
    の強制空冷装置において、 前記エンジン(E)の一側面に吸風ケース(16)を介して
    前記ファンケース(17)を固定し、このファンケース
    (17)の吸入口(17a)を吸風ケース(16)に連通さ
    せるとともに、その吐出口(17b)から排風筒(18)を
    導出し、 前記ボンネット(9)の前面に排風用開口(9a)をあけ、
    この排風用開口(9a)から上記ファンケース(17)の排
    風筒(18)をボンネット(9)の前方に向けて開口し、 前記冷却ファン(15)で起こした冷却風(A)を、ボンネ
    ット(9)内からシリンダ(11)とシリンダヘッド(12)
    ・吸風ケース(16)・ファンケース(17)及び排風筒
    (18)に順に通して、ボンネット(9)の前面外へと排出
    させるように構成したことを特徴とする作業車両のボン
    ネット内のエンジンの強制空冷装置。
JP9571391U 1991-10-25 1991-10-25 作業車両のボンネット内のエンジンの強制空冷装置 Expired - Lifetime JP2540144Y2 (ja)

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JPH0538323U JPH0538323U (ja) 1993-05-25
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