JPH0724593Y2 - 走行式作業機械用ターボ過給機付エンジン - Google Patents

走行式作業機械用ターボ過給機付エンジン

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Publication number
JPH0724593Y2
JPH0724593Y2 JP1988087495U JP8749588U JPH0724593Y2 JP H0724593 Y2 JPH0724593 Y2 JP H0724593Y2 JP 1988087495 U JP1988087495 U JP 1988087495U JP 8749588 U JP8749588 U JP 8749588U JP H0724593 Y2 JPH0724593 Y2 JP H0724593Y2
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JP
Japan
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engine
exhaust
heat insulating
cover
turbocharger
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JP1988087495U
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JPH0213142U (ja
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司 稲葉
真澄 渕向
邦彦 永山
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Kyoritsu Co Ltd
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Kyoritsu Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はターボ過給機付エンジンに関する。
従来の技術 従来、薬剤散布車等の作業機械では、それに用いられる
エンジンは小型高出力が要求されるので、ターボ過給機
付エンジンが使用されることがあるが、ターボ過給機付
エンジンは、特にその排気ターボ部が高温になり且つ発
熱量が多く、このため、ただでさえ高温になりがちな狭
いエンジンルームは、ターボ部から発する熱によつて更
に高温度になり、種々の悪影響を及ぼすという不都合が
あつた。
考案が解決しようとする課題 そこで、本考案はこのような従来の技術の不都合を取除
くと共に簡単で便利な形のターボ過給機付エンジンを提
供することを目的とする。
課題を解決するための手段 即ち、本考案に係る走行式作業機械用ターボ過給機付エ
ンジンは、ターボ過給機の排気ターボ部をエンジンカバ
ーと別体のエンジンに取付けられた断熱カバーで囲み、
該断熱カバーの下方部分に形成された穴を通して前記エ
ンジンの排気管を配置するとともに、前記断熱カバーの
上方部分に開口を形成し、該開口を前記エンジンカバー
から外部へ突出して車体の後方へ向けて開口するように
配置した構成を特徴とする。
作用 従つて、排気ターボ部付近の加熱された空気は、断熱カ
バーの開口から外部へ直接に排出され、またエンジンカ
バー内のエンジンルームは断熱カバーによつて高温の排
気ターボ部から隔絶され、それによりエンジンルーム内
の温度上昇は抑制される。
実施例 次に、本考案を図面の実施例に基づいて説明する。
図示した実施例は、本考案を薬剤散布車用エンジンに適
用した例であり、この薬剤散布車は、第1図に示すよう
に車体1を前輪2及び後輪3によつて走行可能に支持す
ると共に、前記車体1の前部4に後述するエンジン5を
配置し、後部6には送風機7を含む薬剤散布装置8を配
置し、運転者が運転席9で操縦しながら前記エンジン5
の動力によつて散布車を走行させ、薬剤散布装置8によ
つて薬剤を周囲の樹木等へ散布するようになつている。
前記エンジン5は、第2図及び第3図に示すように、産
業用車両に一般的に用いられているターボ過給機付エン
ジンであり、その動力を、図示しない変速装置等を介し
て前記車輪2及び/又は3へ且つ送風機7へ伝達するよ
うになつている。前記エンジン5は、その前部に冷却フ
アン9を取付けており、該冷却フアン9は、その前方に
設けられた放熱器10を通して空気を吸引して放熱器10を
冷却する。更に、前記エンジン5は、その排気口11にタ
ーボ過給器T.C.の排気ターボ部12を接続しており、該過
給器12は、その内部に排気タービン13を回転可能に配置
している。また、前記排気ターボ部12は、排気管14を介
して排気マフラー15へ連結されている。したがつて、前
記排気タービン13は、前記エンジン5から排出される排
気ガスの圧力によつて高速回転駆動され、前記排気ター
ビン13を通つた排気ガスは、前記排気管14を通り排気マ
フラー15で消音されて外部へ排出される。
第4図及び第5図に示すように、前記排気ターボ部12に
近接して吸気ターボ部16が設けられ、該吸気ターボ部16
は、その内部に吸気タービン17を回転可能に配置してい
る。該吸気タービン17は前記排気タービン13へ直結され
ており、該排気タービン13の回転によつて回転駆動され
て外部空気を吸引し、この吸引した空気を前記エンジン
5へ強制的に供給するようになつている。
前記エンジン5、冷却フアン9及び放熱器10を収容する
エンジンルーム18は、エンジンカバー19によつて囲まれ
ており、前記排気ターボ部12は、更に前記エンジンカバ
ー19と別体の断熱カバー20によつて囲まれている。該断
熱カバー20は、金属板又は耐熱プラスチツク板等の適当
な材料で箱形の形状を有するように形成されて前記エン
ジン5に取付けられており、該エンジン5と一体に動く
ために振動等による不具合を最小限にする。前記断熱カ
バー20は、その下方部分22に形成された穴23を通して前
記排気管14を配置し、その上方部分24は前記エンジンカ
バー19の上方部分に形成された穴25を通して上方外部へ
突出している。更に、前記断熱カバー20の後方部分26
は、前記エンジンカバー19から上方外部へ突出したその
上方部分に、外部後方へ開く開口27を形成している。こ
のようにして、前記断熱カバー20は、前記排気ターボ部
12を収容した排気ターボ部ルーム28を、前記エンジンル
ーム18から隔絶して画成するので、前記排気ターボ部12
からの放熱によつて加熱された前記排気ターボ部ルーム
28中の空気は、前記断熱カバー20の前記開口27から、前
記後方部分26に案内されて外部へ直接に排出される。ま
た、前記排出ターボ部12からの放射熱は、前記断熱カバ
ー20によつて遮断されるので、冷却フアン9によつてエ
ンジンルーム18内を流れる冷却風は異常に加熱されるこ
となく、エンジン5を支障なく冷却することができる。
また、前記エンジンカバー19は、前記断熱カバー20から
分離して別体に形成されており、エンジンカバー19の温
度上昇は少なく、その分だけエンジンカバー19をエンジ
ン5に近づけて低くでき、運転者の前方視界を広げるこ
とができる。
考案の効果 以上説明した本考案の構成により、本考案は、エンジン
ルーム内は排気ターボ部の熱から遮断されており、エン
ジンルーム内の部品が排気ターボ部からの放射熱によつ
て悪影響を受けることを防止、エンジンカバーを可能な
限りエンジンに近づけて配置して構造の小型軽量化を図
ることができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を薬剤散布車に適用した実施例の全体外
観斜視図、第2図は第1図の要部破断側面図、第3図は
第1図の要部破断正面図、第4図は第1図のターボ部の
側面図、そして第5図は第1図のターボ部の上面図であ
る。 T.C.……ターボ過給機、12……排気ターボ部、19……エ
ンジンカバー、20……断熱カバー、27……開口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ターボ過給機(T.C.)の排気ターボ部(1
    2)をエンジンカバー(19)と別体のエンジン(5)に
    取付けられた断熱カバー(20)で囲み、該断熱カバーの
    下方部分(22)に形成された穴(23)を通して前記エン
    ジンの排気管(14)を配置するとともに、前記断熱カバ
    ーの上方部分(24)に開口(27)を形成し、該開口を前
    記エンジンカバーから外部へ突出して車体(1)の後方
    へ向けて開口するように配置したことを特徴とする走行
    式作業機械用ターボ過給機付エンジン。
JP1988087495U 1988-07-01 1988-07-01 走行式作業機械用ターボ過給機付エンジン Expired - Lifetime JPH0724593Y2 (ja)

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JPH0213142U JPH0213142U (ja) 1990-01-26
JPH0724593Y2 true JPH0724593Y2 (ja) 1995-06-05

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5172545B2 (ja) * 2008-09-01 2013-03-27 ヤンマー株式会社 過給機の冷却構造
JP5737271B2 (ja) * 2012-11-08 2015-06-17 トヨタ自動車株式会社 燃料ポンプの遮熱構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5653053Y2 (ja) * 1974-02-02 1981-12-10
JPS5196108U (ja) * 1975-01-31 1976-08-02
JPS6014895Y2 (ja) * 1981-11-24 1985-05-11 川崎重工業株式会社 タ−ボチヤ−ジヤ用熱遮断装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0213142U (ja) 1990-01-26

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