JP2001289659A - 情報入力装置、目的地案内システム、目的地案内表示装置及び目的地設定方法 - Google Patents

情報入力装置、目的地案内システム、目的地案内表示装置及び目的地設定方法

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JP2001289659A JP2000102567A JP2000102567A JP2001289659A JP 2001289659 A JP2001289659 A JP 2001289659A JP 2000102567 A JP2000102567 A JP 2000102567A JP 2000102567 A JP2000102567 A JP 2000102567A JP 2001289659 A JP2001289659 A JP 2001289659A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長い桁数の位置コードを用いて目的地を設定
する必要がある目的地案内表示装置において、センター
から知らされた目的地位置コードを簡単に入力できるよ
うにする。 【解決手段】 目的地案内表示装置1において、固定局
Bから移動体電話5によって受けた目的地の位置コード
を入力する際に、車両の現在地の位置コードを割り出
し、さらに現在地を含み、広さが異なる複数段階の周辺
区域それぞれを表す周辺区域コードであって、現在地の
位置コードの上位何桁かで表わされるコードを表示す
る。そして固定局から受けた目的地の位置コードと上位
何桁かが共通する周辺区域コードを選択し、その続きに
所定桁になるまで位置コードの残りを入力する。そして
固定局から受けた目的地位置コードが正しく入力できれ
ば、これを目的地として地図表示させ、またルート探索
を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報入力装置、目
的地案内システム、目的地案内表示装置及び目的地設定
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両のような移動局から情報セン
ターのような固定局に自動車電話あるいは携帯電話のよ
うな移動体電話を利用して目的地を特定する情報を問い
合わせ、固定局で問合せを受けた目的地を特定する情報
に基づいて地図データを検索し、目的地を示す緯度、経
度のような地図位置情報を割り出し、これを移動局に送
信し、移動局のナビゲーション装置により自局の現在位
置と目的地とを示すマークをし、かつ現在位置から目的
地までの推奨ルートを明示する地図を表示させる目的地
案内システムとして、特開平3−291522号公報に
記載されたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の目的
地案内システムでは、固定局から移動局へ位置情報をデ
ィジタルデータ信号として送信し、移動局のナビゲーシ
ョン装置ではこれを解析して目的地として自動的に設定
することができる。
【0004】しかしながらこのような従来の目的地案内
システムは、固定局のオペレータが目的地を音声で移動
局の利用者に伝えるようにする場合には、利用者が音声
によって聞いた位置情報をナビゲーション装置に自ら入
力し、設定操作する必要がある。そのため、特に位置情
報が複雑で長い番号やコードであれば正しくメモしてお
かなければ忘れてしまい、再度問合せをしなければなら
ない煩わしさがあり、また誤入力も起こりやすい問題点
があった。
【0005】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、目的地案内サービスの利用をしやす
くする目的地案内技術を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、地図
上に目的地を設定するために当該地図上の目的地を表す
所定桁数の位置コードを入力することにより、当該目的
地を含む周辺区域の地図情報を地図情報記憶装置から取
り出してモニタに表示させる情報入力装置において、地
図上の基準地を表す所定桁数の位置コードを設定する基
準地位置コード設定手段と、前記地図上の基準地を含
み、広さが異なる複数段階の周辺区域それぞれを表す周
辺区域コードであって、当該基準地を表す位置コードの
上位何桁かで表わされるコードを表示する周辺区域コー
ド表示手段と、前記周辺区域コード表示手段が表示して
いる周辺区域コードのうちの1つを選択する周辺区域コ
ード選択手段と、任意桁数のコードを入力するコード入
力手段と、前記周辺区域コード選択手段により選択され
た周辺区域コードの下位に前記コード入力手段により入
力されたコードを付加して所定桁数の位置コードとし、
これを目的地を表す位置コードとして設定する目的地設
定手段とを備えたものである。
【0007】請求項2の発明は、移動局と、固定局と、
前記移動局に設けられた移動体電話、目的地案内表示装
置及び入力装置と、前記固定局に設けられた地図位置情
報検索装置とを備え、前記移動局の移動体電話から前記
固定局を発呼して位置コード以外の目的地を特定するた
めの情報を送信し、前記固定局において、前記移動局か
ら送られてきた前記目的地を特定するための情報に基づ
き、前記地図位置情報検索装置によって地図データを検
索して該当する目的地の位置コードを割り出して当該移
動局に音声信号で送信し、前記移動局において、前記固
定局から送られてくる前記目的地の位置コードを前記目
的地案内表示装置に入力することにより、当該目的地案
内表示装置に目的地として示す地図表示を行わせる目的
地案内システムにおいて、前記移動局の目的地案内表示
装置は、移動局の現在地を検出する測位手段と、前記測
位手段の検出した現在地情報から所定桁数の現在地の位
置コードを割り出す現在地位置コード割出手段と、前記
地図上の現在地を含み、広さが異なる複数段階の周辺区
域それぞれを表す周辺区域コードであって、当該現在地
を表す位置コードの上位何桁かで表わされるコードを表
示する周辺区域コード表示手段と、前記周辺区域コード
表示手段が表示している周辺区域コードのうちの1つを
選択する周辺区域コード選択手段と、任意桁数のコード
を入力するコード入力手段と、前記周辺区域コード選択
手段により選択された周辺区域コードの下位に前記コー
ド入力手段により入力されたコードを付加して所定桁数
の位置コードとし、これを目的地を表す位置コードとし
て設定する目的地設定手段とを有するものである。
【0008】請求項3の発明の目的地案内表示装置は、
自装置の現在地を検出する測位手段と、前記測位手段の
検出した現在地情報から所定桁数の現在地の位置コード
を割り出す現在地位置コード割出手段と、地図上の現在
地を含み、広さが異なる複数段階の周辺区域それぞれを
表す周辺区域コードであって、当該現在地を表す位置コ
ードの上位何桁かで表わされるコードを表示する周辺区
域コード表示手段と、前記周辺区域コード表示手段が表
示している周辺区域コードのうちの1つを選択する周辺
区域コード選択手段と、任意桁数のコードを入力するコ
ード入力手段と、前記周辺区域コード選択手段により選
択された周辺区域コードの下位に前記コード入力手段に
より入力されたコードを付加して所定桁数の位置コード
とし、これを目的地を表す位置コードとして設定し、当
該目的地を含む周辺区域の地図を表示させる目的地設定
手段とを備えたものである。
【0009】請求項4の発明の目的地設定方法は、現在
地を表す位置コードを取得する段階と、地図上の現在地
を含み、広さが異なる複数段階の周辺区域それぞれを表
す周辺区域コードであって、当該現在地を表す位置コー
ドの上位何桁かで表わされる周辺区域コードとを表示す
る段階と、前段階で表示されている周辺区域コードのう
ちの1つを選択させ、選択された周辺区域コードを表示
する段階と、前段階で表示されている周辺区域コードの
下位に所定桁数になるまでコードを入力させて目的地の
位置コードとする段階と、前段階で決定された目的地の
位置コードが表す目的地を含む周辺区域の地図を表示さ
せる段階とから成るものである。
【0010】請求項5の発明は、請求項1の情報入力装
置、請求項2の目的地案内システム、請求項3の目的地
案内表示装置又は請求項4の目的地設定方法において、
前記所定桁数の位置コード及び周辺区域コードとして、
市外局番からの電話番号、緯度・経度、郵便番号又は全
国地図を所定の面積のメッシュに区切り、各メッシュに
所定桁数の番号を割り付けた地図区域番号を用いるもの
である。
【0011】
【発明の効果】請求項1の発明の情報入力装置では、基
準地位置コード設定手段により地図上の基準地を表す所
定桁数の位置コードを設定すると、周辺区域コード表示
手段が上記基準地を表す位置コードの上位何桁かで表わ
される、それぞれ広さの異なる複数段階の周辺区域に対
応した周辺区域コードを1あるいは複数個表示する。そ
こで、表示されている周辺区域コードのうちの1つを周
辺区域コード選択手段によって選択し、さらにコード入
力手段によって任意桁数のコードを入力すると、目的地
設定手段が、選択された周辺区域コードの下位桁に入力
されたコードを付加して所定桁数の位置コードとし、こ
れを目的地を表す位置コードとして設定する。これによ
り、設定された目的地の位置コードに基づき、当該目的
地を含む周辺区域の地図情報を地図情報記憶装置から取
り出してモニタに表示させることができる。
【0012】こうして、請求項1の発明の情報入力装置
によれば、情報センターのような固定局に目的地の位置
コードを問い合わせるとその回答を音声信号で受けるよ
うな目的地案内システムと共に使用するとき、目的地が
現在地から比較的近距離にある場合、現在地を基準地と
して当該装置を使用することにより、桁数の多い位置コ
ードを入力しなければならない場合でも利用者が実際に
入力するコード桁数を少なくすることができ、それだけ
誤入力を少なくし、目的地案内システムに対して目的地
を設定する操作がしやすくなり、その利用を促進するこ
とができる。
【0013】請求項2の発明の目的地案内システムで
は、移動局の移動体電話から固定局を発呼して位置コー
ド以外の目的地を特定するための情報を送信し、固定局
において、移動局から送られてきた目的地を特定するた
めの情報に基づき、地図位置情報検索装置によって地図
データを検索して該当する目的地の位置コードを割り出
して当該移動局に音声信号で送信し、移動局において、
固定局から送られてくる目的地の位置コードを目的地案
内表示装置に入力することにより、当該目的地案内表示
装置に目的地として示す地図表示を行わせる。
【0014】そして移動局において、目的地案内表示装
置に対して固定局から移動体電話によって受けた目的地
の位置コードを入力する際には、移動局の現在地を測位
手段によって検出し、現在地位置コード割出手段によっ
て所定桁数の現在地の位置コードを割り出し、さらに周
辺区域コード表示手段によって地図上の現在地を含み、
広さが異なる複数段階の周辺区域それぞれを表す周辺区
域コードであって、現在地を表す位置コードの上位何桁
かで表わされるコードを表示する。そして固定局から受
けた目的地の位置コードと上位何桁かが共通する周辺区
域コードがあれば、そのうちの適当なもの(通常は一致
する桁数がいちばん多いもの)を周辺区域コード選択手
段によって選択し、さらに、コード入力手段によって任
意桁数のコードを入力し、目的地設定手段によって選択
された周辺区域コードの下位桁に入力されたコードを付
加して目的地を表す位置コードとして設定する。
【0015】これにより移動局の目的地案内表示装置
は、設定された目的地の位置コードに基づき、当該目的
地を含む周辺区域の地図情報を地図情報記憶装置から取
り出してモニタに表示させる。
【0016】こうして、請求項2の発明の目的地案内シ
ステムによれば、固定局に目的地の位置コードを問い合
わせるとその回答を音声信号で受けるとき、目的地が現
在地から比較的近距離にある場合、現在地を基準地とし
て当該装置を使用することにより、桁数の多い位置コー
ドを入力しなければならない場合でも利用者が実際に入
力するコード桁数を少なくすることができ、それだけ誤
入力を少なくし、当該システムの利用を促進することが
できる。
【0017】請求項3の発明の目的地案内表示装置で
は、固定局から得た目的地の位置コードを入力する際に
は、移動局の現在地を測位手段によって検出し、現在地
位置コード割出手段によって所定桁数の現在地の位置コ
ードを割り出し、さらに周辺区域コード表示手段によっ
て地図上の現在地を含み、広さが異なる複数段階の周辺
区域それぞれを表す周辺区域コードであって、現在地を
表す位置コードの上位何桁かで表わされるコードを表示
する。そして固定局から得た目的地の位置コードと上位
何桁かが共通する周辺区域コードがあれば、そのうちの
適当なものを周辺区域コード選択手段によって選択し、
さらに、コード入力手段によって任意桁数のコードを入
力する。これにより、目的地設定手段が選択された周辺
区域コードの下位桁に入力されたコードを付加して目的
地を表す位置コードとして設定し、この目的地の位置コ
ードに基づき、当該目的地を含む周辺区域の地図情報を
地図情報記憶装置から取り出して表示させる。
【0018】こうして、請求項3の発明の目的地案内表
示装置によれば、情報センターのような固定局に目的地
の位置コードを問い合わせるとその回答を音声信号で受
けるような目的地案内システムに使用するとき、目的地
が現在地から比較的近距離にある場合、現在地を基準地
として当該装置を使用することにより、桁数の多い位置
コードを入力しなければならない場合でも利用者が実際
に入力するコード桁数を少なくすることができ、それだ
け誤入力を少なくして目的地の設定が行え、当該システ
ムの利用を促進することができる。
【0019】請求項4の発明の目的地設定方法では、目
的地案内表示装置によって現在地を表す位置コードを取
得し、地図上の現在地を含み、広さが異なる複数段階の
周辺区域それぞれを表すコードであって、現在地を表す
位置コードの上位何桁かで表わされる周辺区域コードを
表示させる。そして目的地案内表示装置は、表示してい
る周辺区域コードのうちの1つを利用者が選択したとき
にその選択された周辺区域コードを表示する。さらに目
的地案内表示装置は、利用者がコードを入力すると、表
示している周辺区域コードの下位桁に所定桁数になるま
で入力されるコードを付加してゆくことによって目的地
の位置コードとする。そして利用者がこの目的地の位置
コードを指定すれば、指定された位置コードに対応する
目的地を含む周辺区域の地図を地図情報から検索して表
示する。
【0020】これにより、目的地案内サービスを利用し
て移動局の利用者が固定局に目的地の位置コードを問い
合わせ、固定局のオペレータからその回答を音声信号で
受け取り、目的地案内表示装置に目的地の位置コードと
して入力するとき、目的地が現在地から比較的近距離に
ある場合には下位何桁かを入力すれば済み、桁数の多い
位置コードを入力しなければならない場合でも利用者が
実際に入力するコード桁数を少なくすることができ、そ
れだけ誤入力を少なくし、当該サービスの利用を促進す
ることができる。
【0021】請求項5の発明では、請求項1の情報入力
装置、請求項2の目的地案内システム、請求項3の目的
地案内表示装置又は請求項4の目的地設定方法におい
て、所定桁数の位置コード及び周辺区域コードとして、
市外局番からの電話番号、緯度・経度、郵便番号又は全
国地図を所定の面積のメッシュに区切り、各メッシュに
所定桁数の番号を割り付けた地図番号を用いるので、桁
数の多い位置コードを入力しなければならない場合でも
利用者が実際に入力するコード桁数を少なくすることが
でき、それだけ誤入力を少なくして目的地の設定が行
え、固定局に目的地の位置コードを問い合わせるとその
回答を音声信号で受ける目的地案内システムの利用を促
進することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて詳説する。図1は本発明の一つの実施の形態の
目的地案内システムの構成を示している。移動局として
の車両Aには、目的地案内表示装置としてのナビゲーシ
ョン装置1、操作画面、説明画面、地図データその他の
種々の情報を表示するモニタ2、GPS衛星3からの信
号を受信するGPSアンテナ4、ナビゲーション装置1
に接続し、ハンズフリーで無線電話がかけられるハンズ
フリー移動体電話5、そしてナビゲーション装置1に対
して種々の入力操作を行うナビゲーション操作スイッチ
6が搭載されている。
【0023】ナビゲーション装置1は、ナビゲーション
操作スイッチ6により地図表示、ルート探索、ルートガ
イドその他、種々のナビゲーション機能を設定操作し、
GPSアンテナ4や車両に搭載されているジャイロセン
サからの信号によって現在位置を検出し、モニタ2に関
連する区域の地図を表示すると共にその上に現在地、目
的地を示すマークを表示し、またメニュー画面や操作画
面、その他の情報を表示させることができる。
【0024】ナビゲーション装置1はまた、本実施の形
態の特徴である現在地の位置コードに対してその周辺区
域を示す周辺区域コードを1つあるいは複数個割り出
し、モニタ2に表示する機能を備えている。
【0025】このナビゲーション装置1に対してハンズ
フリー電話5が接続され、電話番号の発信、着信応答の
操作をナビゲーション装置1から行うことができる。
尚、ナビゲーション装置1とハンズフリー電話5との接
続には、従来から一般的な技術が採用されている。
【0026】一方、固定局である情報センターBには、
目的地位置情報を検索するために必要な機器としてデー
タサーバ11が備えられ、これにアクセスするための情
報検索端末12、そして多数の車両Aその他の移動局か
らの問合せに対応するための電話端末13が備えられて
いる。
【0027】次に、上記の構成の目的地案内システムに
よる目的地位置情報の問合せから、目的地地図表示まで
の一連の流れを、図2〜図5に示すフローチャート及び
図6に示すフローチャートを用いて説明する。
【0028】サービス利用者が車両のACCをONする
と、モニタ2は地図表示画面になる(画面A)。
【0029】サービス利用者がナビゲーション操作スイ
ッチ6のメニュースイッチを押すと、画面上にメニュー
が現れ、その中から「行先の設定」ボタンを選択する
と、プルダウンメニューが現れる(画面B)。
【0030】この画面Bにおけるタイトルバー上の各ボ
タンは、次の通りである。
【0031】「行き先の設定」ボタンは、ルートガイド
を行うための目的地や経由地を設定する際にタッチする
ボタンである。
【0032】「ルートの確認」ボタンは、設定したルー
トの確認や修正の際にタッチするボタンである。
【0033】「登録する」ボタンは、登録されている地
点、軌跡、ルートの確認や修正の際にタッチするボタン
である。
【0034】「情報を見る」ボタンは、各種情報(案内
情報、高速道路情報)を見る際にタッチするボタンであ
る。
【0035】「各種設定」ボタンは、各種情報の表示や
設定をする際にタッチするボタンである。
【0036】また画面Bにおけるプルダウンメニューの
内容は、次の通りである。
【0037】「お気に入り」項目を選択すると、すでに
登録してあるいくつかの場所から選択する画面が展開表
示される。
【0038】「最近の目的地から」項目を選択すると、
最近目的地として設定したいくつかの場所から選択する
画面が展開表示される。
【0039】「位置コードから」項目を選択した場合、
後述する手順によって情報センターBに電話して目的地
の位置コード(例えば、電話番号コード、緯度・経度コ
ード、郵便番号コード、地図区域番号コード等のうち、
本システムで採用しているもの)を教えてもらい、その
コードを入力することによって目的地を設定することが
できる。
【0040】「50音から」項目を選択すると、目的地
の名称を文字選択によって入力するための文字画面が展
開表示される。
【0041】「施設から」項目を選択すると、「駅」、
「美術館」などのジャンル別の目的地から選択するため
の画面が展開表示される。
【0042】「電話番号から」項目を選択した場合、電
話番号から目的地を設定するための画面が展開表示され
る。
【0043】そこで、画面Bのプルダウンニューから
「位置コードから」を選択すると、ナビゲーション装置
1は位置コード入力画面Cを表示すると共に、予め組み
込まれている演算を実行して現在地の位置コードと周辺
区域の位置コードを生成してこの入力画面Cにそれぞ
れ、「現在地位置コード」と「周辺区域コード」として
表示する。
【0044】周辺位置コードの生成ロジックは、図6の
フローチャートに示すものである。ナビゲーション装置
1はGPSアンテナ4や内蔵するジャイロのような測位
装置によって地図上の現在地を検出し、これに対して割
りふられている位置コード、あるいはこれを含む最も狭
い区域の位置コードを読み込み(ステップS1)、これ
に隣接する区域の位置コードも読み込み、現在地位置コ
ードと隣接区域の位置コードとを含む何段階かのより広
い区域の位置コードを周辺区域コードとして生成し(ス
テップS2)、入力画面Cに表示させるのである(ステ
ップS3)。
【0045】例えば、図7に示すように現在地の位置コ
ード若しくは現在地を含む最も狭い周辺区域コードが所
定桁数である9桁のコード番号で「23636526
5」であったとする。なお、本実施の形態で使用されて
いる位置コードは、位置指定のために大区域(上から3
桁までの「236」の区域コード)、中区域(上から6
桁までの「236365」の区域コード)、小区域(上
から8桁までの「23636526」の区域コード)、
そしてピンポイント(すなわち、現在地点を表す9桁の
「236365265」等の位置コード)の4段階で設
定されているものとする。
【0046】この場合、地図上で現在地に対して上下左
右、斜め上下にそれぞれ隣接する区域コードは9桁のコ
ードで、最下位桁の数字だけが異なり、上から8桁目ま
では共通するコード番号で「236365261」、
「236365262」、「236365263」、
「236365264」、「236365266」、
「236365267」、「236365268」、
「236365269」である。
【0047】そこで画面Cには、ナビゲーション装置1
が割り出す現在地に対応した位置コードよりも広い区域
を指定する区域コードを段階的に選択できるように表示
するのであり、ここでは上から3桁までの大区域のコー
ド「236」、上から6桁までの中区域のコード「23
6365」、そして上から8桁までの小区域のコード
「23636526」という、広さが広狭異なる3種類
の区域を表すコードを周辺区域コードとして表示してい
る。
【0048】このようにして、目的地入力画面Cを表示
させておいて、ハンズフリー電話5によって情報センタ
ーBを発呼し、オペレータと電話がつながれば、目的地
の位置コードを特定するのに必要な情報、例えば、「×
××病院」、「半径5km以内にあるホームセンタ
ー」、「○○市××町△△番地」等の情報を伝える。
【0049】情報センターBのオペレータは、利用者か
ら受け取った目的地を特定する情報を情報検索端末12
に入力してデータサーバ11を検索する。そして目的地
の位置コードが得られると、この位置コードをサービス
利用者に音声信号で伝える。尚、目的地位置コードの検
索結果が出た後は、オペレータは電話番号案内のように
音声合成装置を通して目的地位置コードをサービス利用
者に伝達するようにしてもよい。サービス利用者は、オ
ペレータから伝達される目的地の位置コード番号を記録
しておく。そして電話を切る。
【0050】こうして目的地位置コードを取得すると、
利用者は画面Cに対してその位置コードを入力して目的
地を設定する。そのためには、利用者が取得した目的地
位置コードを入力画面Cに表示されている複数の周辺位
置コードと照らしてみて、上位から下位へ最大限一致す
る桁数の周辺位置コードを選択する。例えば、オペレー
タから得た目的地位置コードが「236365264」
であったとすると、入力画面Cに表示されている複数の
周辺区域コードの内、小区域である上位から8桁目まで
の区域コード「23636526」がこれに相当するの
で、この周辺区域コード「23636526」を選択す
ることになる(画面D)。そして決定スイッチを操作す
ると、画面Eに示すように目的地位置コードの入力ウィ
ンドウにこの周辺区域コード「23636526」が表
示される。
【0051】そこで、画面Fに示すように、残りの下1
桁の数字「4」をテンキーからタッチ入力し、決定スイ
ッチを操作すると、画面Gに示すように目的地位置コー
ドの入力ウィンドウにオペレータから聞いた目的地位置
コードの全桁「236365264」が表示される。
【0052】この画面Gにおいて、オペレータから聞い
てメモした(あるいは記憶している)目的地位置コード
と入力ウィンドウに表示されている位置コードとが一致
していることを確認すると、利用者は地図表示ボタンを
タッチして地図上での目的地の設定と、ルート探索処理
に入ることになる。
【0053】これにより、ナビゲーション装置1側では
搭載している地図データを検索し、該当する位置コード
を含む地図データが見つかればモニタ2に目的地周辺の
地図と共に該当する地図上の位置に目的地を示すマーク
MKを表示する(画面H)。そこで、サービス利用者が
地図画面で目的地の位置を確認し、ナビゲーション操作
スイッチ6の決定スイッチを押すと、目的地がナビゲー
ション装置1の地図データ上に設定されることになる
(画面I)。そしてナビゲーション装置1はルート検索
を開始する(画面J)。
【0054】ナビゲーション装置1によるルート検索は
従来同様の機能であり、ルート検索中にナビゲーション
操作スイッチ6の決定スイッチを押すとルート検索を中
止するが、押さなければ現在位置から目的地に到達する
までのルート検索を継続する(画面K)。
【0055】画面Kのルート検索終了画面で、利用者が
決定スイッチを押すと、案内ルートが決定される。そし
て、ナビゲーション装置1はルート案内を開始すること
になる(画面L)。
【0056】このようにして、上記の実施の形態によれ
ば、情報センターBに目的地の位置コードを問い合わせ
るとその回答を音声信号で受ける目的地案内システムに
おいて、目的地が現在地から比較的近距離にある場合、
桁数の多い位置コードを入力しなければならない場合で
も利用者が実際に入力するコード桁数を少なくすること
ができ、それだけ誤入力を少なくして目的地の設定が行
え、当該システムの利用を促進することができる。
【0057】なお、上記の実施の形態では位置コードと
して、全国地図を所定の面積のメッシュに区切り、各メ
ッシュに所定桁数の番号を割り付けた地図番号を用いた
が、これに限らず、広域の位置コードからコードで桁数
が増えるほどその地域に含まれるより狭域の区域を表す
ようになる位置コードであれば、例えば、市外局番から
の電話番号、緯度・経度又は郵便番号等を採用すること
ができる。
【0058】例えば、電話番号であれば、市外局番を周
辺位置コードとして利用することができ、緯度・経度で
あれば、経度データを固定して緯度側だけを「度」ま
で、「分」まで、「秒」までそれぞれによって広狭の周
辺位置コードを設定することができる。また、その逆、
あるいは緯度・経度両方を用いることも可能である。さ
らに、郵便番号であれば、上位1桁だけ、上位2桁ま
で、上位3桁まで、さらに上位5桁までをそれぞれ周辺
位置コードとして採用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1つの実施の形態のブロック図。
【図2】上記の実施の形態による目的地設定処理の第1
段のフローチャート。
【図3】上記の実施の形態による目的地設定処理の第2
段のフローチャート。
【図4】上記の実施の形態による目的地設定処理の第3
段のフローチャート。
【図5】上記の実施の形態による目的地設定処理の第4
段のフローチャート。
【図6】上記の実施の形態におけるナビゲーション装置
の周辺位置コードの生成処理のフローチャート。
【図7】上記の実施の形態における地図上の現在地とそ
の周辺区域との位置コードの関係を示す説明図。
【符号の説明】
A 車両 B 情報センター 1 ナビゲーション装置 2 モニタ 4 GPSアンテナ 5 ハンズフリー電話 6 ナビゲーション操作スイッチ 11 データサーバ 12 情報検索端末 13 電話端末
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04B 7/26 H04B 7/26 K (72)発明者 宮田 幸生 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 野口 隆利 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 Fターム(参考) 2C032 HB08 HB15 HB22 HB25 HC08 HC14 HC16 HC31 HD03 HD16 2F029 AA02 AB07 AC02 AC14 AC18 5H180 AA01 BB05 FF05 FF13 FF22 FF25 FF32 5K067 AA34 BB04 BB36 DD51 EE02 EE10 FF03 FF23 JJ52 9A001 JJ11 JJ77 JZ78

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地図上に目的地を設定するために当該地
    図上の目的地を表す所定桁数の位置コードを入力するこ
    とにより、当該目的地を含む周辺区域の地図情報を地図
    情報記憶装置から取り出してモニタに表示させる情報入
    力装置において、 地図上の基準地を表す所定桁数の位置コードを設定する
    基準地位置コード設定手段と、 前記地図上の基準地を含み、広さが異なる複数段階の周
    辺区域それぞれを表す周辺区域コードであって、当該基
    準地を表す位置コードの上位何桁かで表わされるコード
    を表示する周辺区域コード表示手段と、 前記周辺区域コード表示手段が表示している周辺区域コ
    ードのうちの1つを選択する周辺区域コード選択手段
    と、 任意桁数のコードを入力するコード入力手段と、 前記周辺区域コード選択手段により選択された周辺区域
    コードの下位桁に前記コード入力手段により入力された
    コードを付加して所定桁数の位置コードとし、これを目
    的地を表す位置コードとして設定する目的地設定手段と
    を備えて成る情報入力装置。
  2. 【請求項2】 移動局と、固定局と、前記移動局に設け
    られた移動体電話、目的地案内表示装置及び入力装置
    と、前記固定局に設けられた地図位置情報検索装置とを
    備え、前記移動局の移動体電話から前記固定局を発呼し
    て位置コード以外の目的地を特定するための情報を送信
    し、前記固定局において、前記移動局から送られてきた
    前記目的地を特定するための情報に基づき、前記地図位
    置情報検索装置によって地図データを検索して該当する
    目的地の位置コードを割り出して当該移動局に音声信号
    で送信し、前記移動局において、前記固定局から送られ
    てくる前記目的地の位置コードを前記目的地案内表示装
    置に入力することにより、当該目的地案内表示装置に目
    的地として示す地図表示を行わせる目的地案内システム
    において、 前記移動局の目的地案内表示装置は、移動局の現在地を
    検出する測位手段と、前記測位手段の検出した現在地情
    報から所定桁数の現在地の位置コードを割り出す現在地
    位置コード割出手段と、前記地図上の現在地を含み、広
    さが異なる複数段階の周辺区域それぞれを表す周辺区域
    コードであって、当該現在地を表す位置コードの上位何
    桁かで表わされるコードを表示する周辺区域コード表示
    手段と、前記周辺区域コード表示手段が表示している周
    辺区域コードのうちの1つを選択する周辺区域コード選
    択手段と、任意桁数のコードを入力するコード入力手段
    と、前記周辺区域コード選択手段により選択された周辺
    区域コードの下位桁に前記コード入力手段により入力さ
    れたコードを付加して所定桁数の位置コードとし、これ
    を目的地を表す位置コードとして設定する目的地設定手
    段とを有することを特徴とする目的地案内システム。
  3. 【請求項3】 自装置の現在地を検出する測位手段と、
    前記測位手段の検出した現在地情報から所定桁数の現在
    地の位置コードを割り出す現在地位置コード割出手段
    と、地図上の現在地を含み、広さが異なる複数段階の周
    辺区域それぞれを表す周辺区域コードであって、当該現
    在地を表す位置コードの上位何桁かで表わされるコード
    を表示する周辺区域コード表示手段と、前記周辺区域コ
    ード表示手段が表示している周辺区域コードのうちの1
    つを選択する周辺区域コード選択手段と、任意桁数のコ
    ードを入力するコード入力手段と、前記周辺区域コード
    選択手段により選択された周辺区域コードの下位に前記
    コード入力手段により入力されたコードを付加して所定
    桁数の位置コードとし、これを目的地を表す位置コード
    として設定し、当該目的地を含む周辺区域の地図を表示
    させる目的地設定手段とを備えて成る目的地案内表示装
    置。
  4. 【請求項4】 現在地を表す位置コードを取得する段階
    と、 地図上の現在地を含み、広さが異なる複数段階の周辺区
    域それぞれを表す周辺区域コードであって、当該現在地
    を表す位置コードの上位何桁かで表わされる周辺区域コ
    ードとを表示する段階と、 前段階で表示されている周辺区域コードのうちの1つを
    選択させ、選択された周辺区域コードを表示する段階
    と、 前段階で表示されている周辺区域コードの下位に所定桁
    数になるまでコードを入力させて目的地の位置コードと
    する段階と、 前段階で決定された目的地の位置コードが表す目的地を
    含む周辺区域の地図を表示させる段階とから成る目的地
    設定方法。
  5. 【請求項5】 前記所定桁数の位置コード及び周辺区域
    コードとして、市外局番からの電話番号、緯度・経度、
    郵便番号又は全国地図を所定の面積のメッシュに区切
    り、各メッシュに所定桁数の番号を割り付けた地図区域
    番号を用いることを特徴とする請求項1に記載の情報入
    力装置、請求項2に記載の目的地案内システム、請求項
    3に記載の目的地案内表示装置又は請求項4に記載の目
    的地設定方法。
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