JPH07181054A - 車両用ナビゲーション装置 - Google Patents
車両用ナビゲーション装置Info
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- JPH07181054A JPH07181054A JP5327893A JP32789393A JPH07181054A JP H07181054 A JPH07181054 A JP H07181054A JP 5327893 A JP5327893 A JP 5327893A JP 32789393 A JP32789393 A JP 32789393A JP H07181054 A JPH07181054 A JP H07181054A
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- JP
- Japan
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- destination
- name
- spot
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 車両用ナビゲーション装置において、目的地
入力を簡便かつ正確に行う。 【構成】 運転者が最終目的地の地名を正確に把握して
いない場合、目安となる地名を操作スイッチ１０から入
力する。システムコントローラ１２は入力された地点及
びその位置情報をＣＤＲＯＭ１４から読み出し、その地
点近傍の所定範囲内の地点群を検索し、ディスプレイコ
ントローラ１６に出力する。ディスプレイコントローラ
１６はこれら地点をディスプレイ１８に一覧表示する。
運転者はディスプレイ１８上に一覧表示されたこれら地
点名から所望の目的地名を選択し、最終目的地として入
力する。
入力を簡便かつ正確に行う。 【構成】 運転者が最終目的地の地名を正確に把握して
いない場合、目安となる地名を操作スイッチ１０から入
力する。システムコントローラ１２は入力された地点及
びその位置情報をＣＤＲＯＭ１４から読み出し、その地
点近傍の所定範囲内の地点群を検索し、ディスプレイコ
ントローラ１６に出力する。ディスプレイコントローラ
１６はこれら地点をディスプレイ１８に一覧表示する。
運転者はディスプレイ１８上に一覧表示されたこれら地
点名から所望の目的地名を選択し、最終目的地として入
力する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は車両用ナビゲーション装
置、特に目的地の入力方式に関する。
置、特に目的地の入力方式に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来より、車両に搭載されるナビゲーシ
ョン装置として種々のものが開発されている。一般的な
ナビゲーション装置は、自車の位置をＧＰＳ（グローバ
ルポジショニングシステム）で検出し、検出した自車位
置近傍の地図情報をＣＤＲＯＭ等の大容量記憶装置から
読み出してＣＲＴ等の表示装置に表示する。そして、運
転者が所望する目的地を設定する場合には、目的地近傍
の地図情報を読み出してカーソル等で位置を指定する、
あるいは、目的地の地名を直接入力する等により行って
いる。
ョン装置として種々のものが開発されている。一般的な
ナビゲーション装置は、自車の位置をＧＰＳ（グローバ
ルポジショニングシステム）で検出し、検出した自車位
置近傍の地図情報をＣＤＲＯＭ等の大容量記憶装置から
読み出してＣＲＴ等の表示装置に表示する。そして、運
転者が所望する目的地を設定する場合には、目的地近傍
の地図情報を読み出してカーソル等で位置を指定する、
あるいは、目的地の地名を直接入力する等により行って
いる。
【０００３】例えば、特開平１−１７３８２０号公報に
開示されたナビゲーション装置では、ＣＲＴ等に目的地
名のリストを表示し、その中から所望の目的地名を選択
することにより目的地を入力している。
開示されたナビゲーション装置では、ＣＲＴ等に目的地
名のリストを表示し、その中から所望の目的地名を選択
することにより目的地を入力している。
【０００４】なお、目的地を入力する方式として、地名
ではなく、音声等により電話番号を入力することにより
目的地を設定することも提案されている。
ではなく、音声等により電話番号を入力することにより
目的地を設定することも提案されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
従来のナビゲーション装置は、運転者が目的地名を明瞭
に把握していることを前提としており、運転者が目的地
名を忘れている場合には対応できない問題があった。こ
のような場合、運転者は目的地名自体は忘れているもの
の、その位置関係、すなわち「＊＊＊＊公園の近くの何
々寺院」や「＊＊＊＊タワーの近くの何々町」という相
対的位置関係は把握している場合が多い。従来のナビゲ
ーション装置では、このような場合は、目安となる施設
や地名を目的地として入力せざるを得ず、ナビゲーショ
ン装置を有効に活用できない問題があった。
従来のナビゲーション装置は、運転者が目的地名を明瞭
に把握していることを前提としており、運転者が目的地
名を忘れている場合には対応できない問題があった。こ
のような場合、運転者は目的地名自体は忘れているもの
の、その位置関係、すなわち「＊＊＊＊公園の近くの何
々寺院」や「＊＊＊＊タワーの近くの何々町」という相
対的位置関係は把握している場合が多い。従来のナビゲ
ーション装置では、このような場合は、目安となる施設
や地名を目的地として入力せざるを得ず、ナビゲーショ
ン装置を有効に活用できない問題があった。
【０００６】また、音声等により電話番号を入力する場
合においても、音声認識装置の認識率が十分でないため
に、１０桁におよぶ電話番号の認識が困難で、所望の目
的地の電話番号を設定できない問題があった。
合においても、音声認識装置の認識率が十分でないため
に、１０桁におよぶ電話番号の認識が困難で、所望の目
的地の電話番号を設定できない問題があった。
【０００７】本発明は上記従来技術の有する課題に鑑み
なされたものであり、その目的は、運転者が目的地の地
名を明瞭に把握していない場合でも、所望の目的地を入
力することができる車両用ナビゲーション装置を提供す
ることにある。
なされたものであり、その目的は、運転者が目的地の地
名を明瞭に把握していない場合でも、所望の目的地を入
力することができる車両用ナビゲーション装置を提供す
ることにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項１記載の車両用ナビゲーション装置は、目的
地を入力する入力手段と、予め地図情報を記憶する記憶
手段と、入力された目的地に至るまでの案内情報を前記
記憶手段から読み出して出力する制御手段とを備え、前
記入力手段は、入力された地点名近傍の所定範囲内の地
図情報を前記記憶手段から読み出し、地点名を一覧出力
する検索手段と、一覧出力された地点名の中から所望の
地点名を目的地として選択する選択手段とを有すること
を特徴とする。
に、請求項１記載の車両用ナビゲーション装置は、目的
地を入力する入力手段と、予め地図情報を記憶する記憶
手段と、入力された目的地に至るまでの案内情報を前記
記憶手段から読み出して出力する制御手段とを備え、前
記入力手段は、入力された地点名近傍の所定範囲内の地
図情報を前記記憶手段から読み出し、地点名を一覧出力
する検索手段と、一覧出力された地点名の中から所望の
地点名を目的地として選択する選択手段とを有すること
を特徴とする。
【０００９】また、上記目的を達成するために、請求項
２記載の車両用ナビゲーション装置は、少なくとも電話
番号の一部を入力することにより目的地を入力する入力
手段と、予め地図情報及び電話番号を記憶する記憶手段
と、入力された目的地に至るまでの案内情報を前記記憶
手段から読み出して出力する制御手段とを備え、前記入
力手段は、入力された電話番号の一部を共通に有する電
話番号の内、所定範囲内にある地点の電話番号を前記記
憶手段から読み出して一覧出力する検索手段と、一覧出
力された電話番号の中から所望の電話番号を目的地とし
て選択する選択手段とを有することを特徴とする。
２記載の車両用ナビゲーション装置は、少なくとも電話
番号の一部を入力することにより目的地を入力する入力
手段と、予め地図情報及び電話番号を記憶する記憶手段
と、入力された目的地に至るまでの案内情報を前記記憶
手段から読み出して出力する制御手段とを備え、前記入
力手段は、入力された電話番号の一部を共通に有する電
話番号の内、所定範囲内にある地点の電話番号を前記記
憶手段から読み出して一覧出力する検索手段と、一覧出
力された電話番号の中から所望の電話番号を目的地とし
て選択する選択手段とを有することを特徴とする。
【００１０】さらに、上記目的を達成するために、請求
項３記載の車両用ナビゲーション装置は、請求項１また
は請求項２記載の車両用ナビゲーション装置において、
前記入力手段は、さらに、前記所定範囲内のレベルを入
力するレベル入力手段とを有し、前記検索手段は入力さ
れたレベルに該当するものを一覧出力することを特徴と
する。
項３記載の車両用ナビゲーション装置は、請求項１また
は請求項２記載の車両用ナビゲーション装置において、
前記入力手段は、さらに、前記所定範囲内のレベルを入
力するレベル入力手段とを有し、前記検索手段は入力さ
れたレベルに該当するものを一覧出力することを特徴と
する。
【００１１】
【作用】請求項１記載の車両用ナビゲーション装置で
は、入力手段が、入力地点名近傍の所定範囲内の地点名
を一覧出力する。前述したように、従来装置において
は、「＊＊＊タワーの近くの何々公園」程度の認識しか
ない場合には、運転者はやむなく＊＊＊タワーを目的地
として仮入力せざるを得なかったが、請求項１記載の車
両用ナビゲーション装置においては、入力地点名近傍の
所定範囲内の地点名が一覧出力されるため、前述の場合
には＊＊＊タワー近傍の何々公園を含む所定範囲内の地
点名が出力される。従って、運転者は一覧出力されたこ
れら地点名を見て本来の目的地名を思い出し、選択する
ことにより、所望の目的地を正確に入力することが可能
となる。
は、入力手段が、入力地点名近傍の所定範囲内の地点名
を一覧出力する。前述したように、従来装置において
は、「＊＊＊タワーの近くの何々公園」程度の認識しか
ない場合には、運転者はやむなく＊＊＊タワーを目的地
として仮入力せざるを得なかったが、請求項１記載の車
両用ナビゲーション装置においては、入力地点名近傍の
所定範囲内の地点名が一覧出力されるため、前述の場合
には＊＊＊タワー近傍の何々公園を含む所定範囲内の地
点名が出力される。従って、運転者は一覧出力されたこ
れら地点名を見て本来の目的地名を思い出し、選択する
ことにより、所望の目的地を正確に入力することが可能
となる。
【００１２】請求項２記載の車両用ナビゲーション装置
では、目的地を入力する場合に地点名ではなく電話番号
により入力する場合でも、電話番号の一部を共通に有す
る電話番号の内、所定範囲内にある地点の電話番号を一
覧出力する。前述したように、従来装置においては、例
えば電話番号を音声により入力する際、音声認識率が不
十分なために入力された電話番号の一部のみしか認識さ
れない場合がある。このような場合においても、請求項
２記載の車両用ナビゲーション装置においては、認識さ
れた電話番号の一部を共通に有する電話番号が一覧出力
されているため、運転者は入力したい電話番号を選択す
ることができるので、音声認識率が不十分な場合でも目
的地を正確に入力することができる。また、電話番号を
音声認識ではなく、例えばスイッチなどにより入力する
場合において、電話番号の全てを入力するのは煩雑と感
じる場合においても、その一部のみを入力すれば、入力
された電話番号の一部を共通に有する電話番号が一覧出
力されるため、運転者は簡便に目的とする電話番号を入
力することができる。
では、目的地を入力する場合に地点名ではなく電話番号
により入力する場合でも、電話番号の一部を共通に有す
る電話番号の内、所定範囲内にある地点の電話番号を一
覧出力する。前述したように、従来装置においては、例
えば電話番号を音声により入力する際、音声認識率が不
十分なために入力された電話番号の一部のみしか認識さ
れない場合がある。このような場合においても、請求項
２記載の車両用ナビゲーション装置においては、認識さ
れた電話番号の一部を共通に有する電話番号が一覧出力
されているため、運転者は入力したい電話番号を選択す
ることができるので、音声認識率が不十分な場合でも目
的地を正確に入力することができる。また、電話番号を
音声認識ではなく、例えばスイッチなどにより入力する
場合において、電話番号の全てを入力するのは煩雑と感
じる場合においても、その一部のみを入力すれば、入力
された電話番号の一部を共通に有する電話番号が一覧出
力されるため、運転者は簡便に目的とする電話番号を入
力することができる。
【００１３】請求項３記載の車両用ナビゲーション装置
では、請求項１または請求項２記載の車両用ナビゲーシ
ョン装置において、所定範囲内のレベルを適宜運転者が
入力することができる。前述したように、入力された地
点名の近傍の所定範囲、または入力された電話番号を共
通に持つ電話番号の内、所定範囲内にある電話番号のみ
が一覧出力されるが、所定範囲のレベル、すなわち市町
村、施設、距離、方位などのレベルを適宜設定すること
により、一覧出力される地点名乃至電話番号の候補を運
転者の所望の範囲に絞り込むことができ、これにより後
の選択を容易に行うことができる。
では、請求項１または請求項２記載の車両用ナビゲーシ
ョン装置において、所定範囲内のレベルを適宜運転者が
入力することができる。前述したように、入力された地
点名の近傍の所定範囲、または入力された電話番号を共
通に持つ電話番号の内、所定範囲内にある電話番号のみ
が一覧出力されるが、所定範囲のレベル、すなわち市町
村、施設、距離、方位などのレベルを適宜設定すること
により、一覧出力される地点名乃至電話番号の候補を運
転者の所望の範囲に絞り込むことができ、これにより後
の選択を容易に行うことができる。
【００１４】
【実施例】以下、図面を用いながら本発明の車両用ナビ
ゲーション装置の好適な実施例について説明する。
ゲーション装置の好適な実施例について説明する。
【００１５】第１実施例 図１には本実施例の車両用ナビゲーション装置の構成ブ
ロック図が示されている。運転席近傍には操作スイッチ
１０が設けられており、操作スイッチ１０からの各種信
号はシステムコントローラ１２に出力される。システム
コントローラ１２には予め地図情報が格納されたＣＤＲ
ＯＭ１４が接続されており、操作スイッチ１０からの信
号によりシステムコントローラ１２は所望の地図情報を
ＣＤＲＯＭ１４から読み出し、検索する。なお、本実施
例においては、ＣＤＲＯＭ１４には地図情報として地点
名とその位置情報が１対１で記憶されており、システム
コントローラ１２は操作スイッチ１０により、目的地と
してある特定の地点名が入力された場合、その地点名及
びその位置情報を抽出する。システムコントローラ１２
にはディスプレイコントローラ１６が接続されており、
システムコントローラ１２にて抽出された地点名及びそ
の位置情報がディスプレイコントローラ１６に出力さ
れ、ディスプレイ１８上に地点名が一覧出力される構成
である。
ロック図が示されている。運転席近傍には操作スイッチ
１０が設けられており、操作スイッチ１０からの各種信
号はシステムコントローラ１２に出力される。システム
コントローラ１２には予め地図情報が格納されたＣＤＲ
ＯＭ１４が接続されており、操作スイッチ１０からの信
号によりシステムコントローラ１２は所望の地図情報を
ＣＤＲＯＭ１４から読み出し、検索する。なお、本実施
例においては、ＣＤＲＯＭ１４には地図情報として地点
名とその位置情報が１対１で記憶されており、システム
コントローラ１２は操作スイッチ１０により、目的地と
してある特定の地点名が入力された場合、その地点名及
びその位置情報を抽出する。システムコントローラ１２
にはディスプレイコントローラ１６が接続されており、
システムコントローラ１２にて抽出された地点名及びそ
の位置情報がディスプレイコントローラ１６に出力さ
れ、ディスプレイ１８上に地点名が一覧出力される構成
である。
【００１６】図２には本実施例の処理フローチャートが
示されている。操作スイッチ１０の所定のスイッチを操
作することにより、目的地入力モードに移行する（Ｓ１
０１）。運転者が操作スイッチを操作することにより、
特定の地点名を入力すると、システムコントローラ１２
は入力された地点名を判定し（Ｓ１０２）、ＣＤＲＯＭ
１４にアクセスして該当する地点名を検索する（Ｓ１０
３）。ここで、前述したように、ＣＤＲＯＭ１４に記憶
されている地図情報は、地点名とその位置情報（座標）
が組となって格納されており、従って、その位置情報に
基づき、ある地点名と他の地点名との相対的位置関係を
算出することができる。システムコントローラ１２は、
入力された地点名近傍の所定範囲内（例えば、入力地点
名の半径５０ｋｍ以内）に位置する地点名のみをその位
置情報から検索し（Ｓ１０４）、ディスプレイコントロ
ーラ１６に出力する。ディスプレイコントローラ１６は
入力した複数の地点名（すなわち、操作スイッチ１０に
より入力された地点名及びその近傍の所定範囲内の地点
名）をディスプレイ１８上に一覧出力する（Ｓ１０
５）。図３にはこのようにしてディプレイ１８上に一覧
表示された地点名の一例が示されている。なお、図３は
入力された地点名が「トヨタチョウ」と入力した場合の
出力例である。運転者の所望の目的地名が「鞍ヶ池公
園」である場合、当初は忘れていたにもかかわらず、ま
ず、「トヨタチョウ」と入力することにより、このよう
に目的地名が一覧表示されるため、運転者は所望の目的
地名を思い出し、これを選択することにより、本来の目
的地名を正確に入力することができる。
示されている。操作スイッチ１０の所定のスイッチを操
作することにより、目的地入力モードに移行する（Ｓ１
０１）。運転者が操作スイッチを操作することにより、
特定の地点名を入力すると、システムコントローラ１２
は入力された地点名を判定し（Ｓ１０２）、ＣＤＲＯＭ
１４にアクセスして該当する地点名を検索する（Ｓ１０
３）。ここで、前述したように、ＣＤＲＯＭ１４に記憶
されている地図情報は、地点名とその位置情報（座標）
が組となって格納されており、従って、その位置情報に
基づき、ある地点名と他の地点名との相対的位置関係を
算出することができる。システムコントローラ１２は、
入力された地点名近傍の所定範囲内（例えば、入力地点
名の半径５０ｋｍ以内）に位置する地点名のみをその位
置情報から検索し（Ｓ１０４）、ディスプレイコントロ
ーラ１６に出力する。ディスプレイコントローラ１６は
入力した複数の地点名（すなわち、操作スイッチ１０に
より入力された地点名及びその近傍の所定範囲内の地点
名）をディスプレイ１８上に一覧出力する（Ｓ１０
５）。図３にはこのようにしてディプレイ１８上に一覧
表示された地点名の一例が示されている。なお、図３は
入力された地点名が「トヨタチョウ」と入力した場合の
出力例である。運転者の所望の目的地名が「鞍ヶ池公
園」である場合、当初は忘れていたにもかかわらず、ま
ず、「トヨタチョウ」と入力することにより、このよう
に目的地名が一覧表示されるため、運転者は所望の目的
地名を思い出し、これを選択することにより、本来の目
的地名を正確に入力することができる。
【００１７】なお、上述した実施例においては、入力地
点名の近傍の所定範囲内として半径５０ｋｍの場合を示
したが、近傍の範囲を運転者が適宜入力可能とすること
もできる。図４にはこのように近傍の範囲を設定する場
合の処理フローチャートが示されている。まず、操作ス
イッチ１０に設けられたスイッチにより近傍の範囲を設
定する（Ｓ２０１）。近傍の範囲を設定した後は、図２
と同様の処理が行われ、所望の近傍の範囲における地点
名が一覧出力される（Ｓ２０２〜２０６）。図５には近
傍の範囲を設定するための操作スイッチ１０の一例が示
されている。目的地を入力する場合の選択スイッチとし
て、住所、公園、駅、役所、ＩＣ（インターチェン
ジ）、ＰＡ（パーキングエリア）、ゴルフ場などの種類
の他に、半径５ｋｍ、半径１０ｋｍ、半径５０ｋｍの選
択スイッチが設けられている。近傍の範囲を設定する場
合には、これら半径５ｋｍ、半径１０ｋｍ、半径５０ｋ
ｍの選択スイッチの中からいずれかを選択することによ
り、入力された地点名近傍の選択範囲内に位置する地点
名のみがシステムコントローラ１２により検索され、デ
ィスプレイ１８上に表示される。通常、半径５０ｋｍと
すると、かなりの地点名が一覧出力され、これら出力さ
れた地点名の中から所望の地点名を探すのは困難となる
場合があるが、このように近傍の範囲を所望の範囲に設
定することにより、選択すべき地点名を絞り込み、所望
の目的地名の選択を容易とすることができる。 さら
に、このように近傍の範囲を設定するだけでなく、一覧
出力される地点名のレベルを変えることも可能である。
図６にはこのように一覧出力される地点名のレベルを選
択する場合のフローチャートが示されている。また、図
７にはその時の操作スイッチ１０の一例が示されてい
る。図５においては半径を選択するスイッチが設けられ
ていたが、図７においては「県名から」、「市町村名か
ら」、「町字名から」という選択スイッチが設けられて
おり、これらの選択スイッチを操作することにより一覧
出力される地点名のレベルを選択できるようになってい
る。すなわち、図６において、県名レベル、市町村名レ
ベル、町字名レベルのいずれかを選択し（Ｓ３０１）、
県名レベルを選択した場合には、ディスプレイ１８上に
図７に示されるような県名が一覧表示され、これらの中
から運転者が所望する目的地の存在する県名を選択する
（Ｓ３０２）。県名が選択されると、システムコントロ
ーラ１２はＣＤＲＯＭ１４にアクセスして選択された県
下の市町村名を検索し（Ｓ３０３）、検索して得られた
市町村名をディスプレイコントローラ１６に出力する。
ディスプレイコントローラ１６はこれら選択された県下
の市町村名をディスプレイ１８上に一覧表示する。
点名の近傍の所定範囲内として半径５０ｋｍの場合を示
したが、近傍の範囲を運転者が適宜入力可能とすること
もできる。図４にはこのように近傍の範囲を設定する場
合の処理フローチャートが示されている。まず、操作ス
イッチ１０に設けられたスイッチにより近傍の範囲を設
定する（Ｓ２０１）。近傍の範囲を設定した後は、図２
と同様の処理が行われ、所望の近傍の範囲における地点
名が一覧出力される（Ｓ２０２〜２０６）。図５には近
傍の範囲を設定するための操作スイッチ１０の一例が示
されている。目的地を入力する場合の選択スイッチとし
て、住所、公園、駅、役所、ＩＣ（インターチェン
ジ）、ＰＡ（パーキングエリア）、ゴルフ場などの種類
の他に、半径５ｋｍ、半径１０ｋｍ、半径５０ｋｍの選
択スイッチが設けられている。近傍の範囲を設定する場
合には、これら半径５ｋｍ、半径１０ｋｍ、半径５０ｋ
ｍの選択スイッチの中からいずれかを選択することによ
り、入力された地点名近傍の選択範囲内に位置する地点
名のみがシステムコントローラ１２により検索され、デ
ィスプレイ１８上に表示される。通常、半径５０ｋｍと
すると、かなりの地点名が一覧出力され、これら出力さ
れた地点名の中から所望の地点名を探すのは困難となる
場合があるが、このように近傍の範囲を所望の範囲に設
定することにより、選択すべき地点名を絞り込み、所望
の目的地名の選択を容易とすることができる。 さら
に、このように近傍の範囲を設定するだけでなく、一覧
出力される地点名のレベルを変えることも可能である。
図６にはこのように一覧出力される地点名のレベルを選
択する場合のフローチャートが示されている。また、図
７にはその時の操作スイッチ１０の一例が示されてい
る。図５においては半径を選択するスイッチが設けられ
ていたが、図７においては「県名から」、「市町村名か
ら」、「町字名から」という選択スイッチが設けられて
おり、これらの選択スイッチを操作することにより一覧
出力される地点名のレベルを選択できるようになってい
る。すなわち、図６において、県名レベル、市町村名レ
ベル、町字名レベルのいずれかを選択し（Ｓ３０１）、
県名レベルを選択した場合には、ディスプレイ１８上に
図７に示されるような県名が一覧表示され、これらの中
から運転者が所望する目的地の存在する県名を選択する
（Ｓ３０２）。県名が選択されると、システムコントロ
ーラ１２はＣＤＲＯＭ１４にアクセスして選択された県
下の市町村名を検索し（Ｓ３０３）、検索して得られた
市町村名をディスプレイコントローラ１６に出力する。
ディスプレイコントローラ１６はこれら選択された県下
の市町村名をディスプレイ１８上に一覧表示する。
【００１８】一方、レベル選択において市町村名のレベ
ルを選択した場合には、図７に示されるように市町村名
がディスプレイ１８上に一覧表示され、運転者はこれら
市町村名の中から所望の市町村名を選択し入力する（Ｓ
３０５）。選択された市町村名はシステムコントローラ
１２に入れ、システムコントローラ１２では選択された
市町村下の町字名をＣＤＲＯＭ１４から検索し、ディス
プレイコントローラ１６に出力する。ディスプレイコン
トローラ１６はこれら町字名をディスプレイ１８上に一
覧表示する（Ｓ３０７）。
ルを選択した場合には、図７に示されるように市町村名
がディスプレイ１８上に一覧表示され、運転者はこれら
市町村名の中から所望の市町村名を選択し入力する（Ｓ
３０５）。選択された市町村名はシステムコントローラ
１２に入れ、システムコントローラ１２では選択された
市町村下の町字名をＣＤＲＯＭ１４から検索し、ディス
プレイコントローラ１６に出力する。ディスプレイコン
トローラ１６はこれら町字名をディスプレイ１８上に一
覧表示する（Ｓ３０７）。
【００１９】一方、当初から町字名レベルを選択した場
合には、図７に示されるように町字名のみが一覧表示さ
れ、運転者はこれらの中から所望の町字名を選択し入力
する（Ｓ３０８）。
合には、図７に示されるように町字名のみが一覧表示さ
れ、運転者はこれらの中から所望の町字名を選択し入力
する（Ｓ３０８）。
【００２０】このように、入力された目的地名近傍の地
名を一覧表示する場合に、入力地名近傍の所定範囲内の
レベル、すなわち半径や県名、市町村名、町字名などを
適宜設定し、一覧表示される地点名のリストの数を低減
することにより、本来の目的地名を容易に選択入力する
ことができる。
名を一覧表示する場合に、入力地名近傍の所定範囲内の
レベル、すなわち半径や県名、市町村名、町字名などを
適宜設定し、一覧表示される地点名のリストの数を低減
することにより、本来の目的地名を容易に選択入力する
ことができる。
【００２１】なお、このように所定範囲内として半径や
県名、市町村名、町字名だけでなく、例えば方位などを
適宜選択し、所定範囲内を絞り込むことも可能である。
県名、市町村名、町字名だけでなく、例えば方位などを
適宜選択し、所定範囲内を絞り込むことも可能である。
【００２２】第２実施例 図８には本発明の第２実施例における構成ブロック図が
示されている。図１に示された第１実施例と異なる点
は、運転席近傍にマイクロフォン１が設けられ、このマ
イクロフォン１から入力された音声を解析し、特徴部分
を抽出して予め定られたパターンと照合することにより
入力音声を認識する音声認識部１１が設けられている点
である。運転者は所望の目的地の電話番号をマイクロフ
ォン１から入力するが、音声認識部１１での音声認識率
が不十分な場合があり、入力された電話番号の一部の桁
しか認識できない場合がある。あるいは、目的地の電話
番号の全てをマイクロフォン１から音声入力するのは面
倒であり、電話番号のうちの一部のみをマイクロフォン
１から入力する場合がある。このような場合において
も、本実施例におけるナビゲーション装置においては、
目的地の電話番号を簡単にかつ正確に入力できることを
目的としている。音声認識部１１にて認識された電話番
号はシステムコントローラ１２に出力される。システム
コントローラ１２では入力された電話番号を共通に有す
る電話番号をＣＤＲＯＭ１４にアクセスして検索する。
一方、ＧＰＳ衛星からの電波を受信するアンテナ及び受
信機を含んで構成されるＧＰＳ１３からの現在位置情報
がシステムコントローラ１２に出力される。システムコ
ントローラ１２はＣＤＲＯＭ１４にアクセスし、検索し
て得られた一連の電話番号群の中からＧＰＳによって得
られた現在地近傍の所定範囲内の地点に該当する電話番
号のみを抽出し、ディスプレイコントローラ１６に出力
する。すなわち、ＣＤＲＯＭ１４には地図情報の他に電
話番号が記憶されており、地点名、位置情報、電話番号
が組となって記憶されており、入力された電話番号を共
通に有する電話番号群それぞれの位置情報を抽出し、Ｇ
ＰＳ１３から得られた現在位置情報と照合して所定範囲
内にある位置情報に対応する電話番号のみを抽出する。
ディスプレイコントローラ１６ではこれら電話番号群を
ディスプレイ１８上に一覧表示する。図９にはこのよう
にして表示された電話番号群の一例が示されている。な
お、図９においては、電話番号の下４桁中の頭２桁であ
る“３４”だけまで入力乃至音声認識された場合の例で
あり、頭２桁に０４を共通に有する電話番号群のうち、
現在位置（市外局番が０１２３、市内局番が１２である
とする）から所定範囲内にある電話番号のみが表示され
ている。運転者はこの電話番号リストを見て所望の電話
番号を選択することにより、最終的な目的地に対応する
電話番号を入力することができる。
示されている。図１に示された第１実施例と異なる点
は、運転席近傍にマイクロフォン１が設けられ、このマ
イクロフォン１から入力された音声を解析し、特徴部分
を抽出して予め定られたパターンと照合することにより
入力音声を認識する音声認識部１１が設けられている点
である。運転者は所望の目的地の電話番号をマイクロフ
ォン１から入力するが、音声認識部１１での音声認識率
が不十分な場合があり、入力された電話番号の一部の桁
しか認識できない場合がある。あるいは、目的地の電話
番号の全てをマイクロフォン１から音声入力するのは面
倒であり、電話番号のうちの一部のみをマイクロフォン
１から入力する場合がある。このような場合において
も、本実施例におけるナビゲーション装置においては、
目的地の電話番号を簡単にかつ正確に入力できることを
目的としている。音声認識部１１にて認識された電話番
号はシステムコントローラ１２に出力される。システム
コントローラ１２では入力された電話番号を共通に有す
る電話番号をＣＤＲＯＭ１４にアクセスして検索する。
一方、ＧＰＳ衛星からの電波を受信するアンテナ及び受
信機を含んで構成されるＧＰＳ１３からの現在位置情報
がシステムコントローラ１２に出力される。システムコ
ントローラ１２はＣＤＲＯＭ１４にアクセスし、検索し
て得られた一連の電話番号群の中からＧＰＳによって得
られた現在地近傍の所定範囲内の地点に該当する電話番
号のみを抽出し、ディスプレイコントローラ１６に出力
する。すなわち、ＣＤＲＯＭ１４には地図情報の他に電
話番号が記憶されており、地点名、位置情報、電話番号
が組となって記憶されており、入力された電話番号を共
通に有する電話番号群それぞれの位置情報を抽出し、Ｇ
ＰＳ１３から得られた現在位置情報と照合して所定範囲
内にある位置情報に対応する電話番号のみを抽出する。
ディスプレイコントローラ１６ではこれら電話番号群を
ディスプレイ１８上に一覧表示する。図９にはこのよう
にして表示された電話番号群の一例が示されている。な
お、図９においては、電話番号の下４桁中の頭２桁であ
る“３４”だけまで入力乃至音声認識された場合の例で
あり、頭２桁に０４を共通に有する電話番号群のうち、
現在位置（市外局番が０１２３、市内局番が１２である
とする）から所定範囲内にある電話番号のみが表示され
ている。運転者はこの電話番号リストを見て所望の電話
番号を選択することにより、最終的な目的地に対応する
電話番号を入力することができる。
【００２３】なお、本実施例においては、入力された、
あるいは音声認識された電話番号を共通に有する電話番
号の内、現在位置から所定範囲内の地点に対応する電話
番号のみを一覧表示したが、共通に有する電話番号のう
ち、所定のレベル、すなわち市町村名や町字名などでリ
ストを絞り込むことも可能である。
あるいは音声認識された電話番号を共通に有する電話番
号の内、現在位置から所定範囲内の地点に対応する電話
番号のみを一覧表示したが、共通に有する電話番号のう
ち、所定のレベル、すなわち市町村名や町字名などでリ
ストを絞り込むことも可能である。
【００２４】
【発明の効果】以上説明したように、請求項１乃至請求
項３記載の車両用ナビゲーション装置によれば、運転者
が所望の目的地の地名や電話番号を正確に認識していな
い場合、あるいは音声認識率が不十分な場合において
も、簡単にかつ正確に最終目的地を設定することがで
き、これによりナビゲーションシステムの効率を高める
ことができる。
項３記載の車両用ナビゲーション装置によれば、運転者
が所望の目的地の地名や電話番号を正確に認識していな
い場合、あるいは音声認識率が不十分な場合において
も、簡単にかつ正確に最終目的地を設定することがで
き、これによりナビゲーションシステムの効率を高める
ことができる。
【図１】本発明の実施例の構成ブロック図である。
【図２】同実施例の処理フローチャートである。
【図３】同実施例における画面表示の一例を示す説明図
である。
である。
【図４】同実施例における他の処理フローチャートであ
る。
る。
【図５】同実施例における近傍の範囲を設定する際の画
面表示の一例を示す説明図である。
面表示の一例を示す説明図である。
【図６】同実施例における他の処理フローチャートであ
る。
る。
【図７】同実施例におけるレベル選択の様子を示す説明
図である。
図である。
【図８】本発明の他の実施例の構成ブロック図である。
【図９】同実施例における電話番号の一覧表示例を示す
説明図である。
説明図である。
１ マイクロフォン １０ 操作スイッチ １２ システムコントローラ １３ ＧＰＳ １４ ＣＤＲＯＭ １６ ディスプレイコントローラ １８ ディスプレイ
Claims (3)
- 【請求項１】 入力された目的地に至る案内情報を出力
する車両用ナビゲーション装置において、 目的地を入力する入力手段と、 予め地図情報を記憶する記憶手段と、 入力された目的地に至るまでの案内情報を前記記憶手段
から読み出して出力する制御手段と、 を備え、前記入力手段は、 入力された地点名近傍の所定範囲内の地図情報を前記記
憶手段から読み出し、地点名を一覧出力する検索手段
と、 一覧出力された地点名の中から所望の地点名を目的地と
して選択する選択手段と、 を有することを特徴とする車両用ナビゲーション装置。 - 【請求項２】 入力された目的地に至る案内情報を出力
する車両用ナビゲーション装置において、 少なくとも電話番号の一部を入力することにより目的地
を入力する入力手段と、 予め地図情報及び電話番号を記憶する記憶手段と、 入力された目的地に至るまでの案内情報を前記記憶手段
から読み出して出力する制御手段と、 を備え、前記入力手段は、 入力された電話番号の一部を共通に有する電話番号の
内、所定範囲内にある地点の電話番号を前記記憶手段か
ら読み出して一覧出力する検索手段と、 一覧出力された電話番号の中から所望の電話番号を目的
地として選択する選択手段と、 を有することを特徴とする車両用ナビゲーション装置。 - 【請求項３】 請求項１または請求項２記載の車両用ナ
ビゲーション装置において、 前記入力手段は、さらに、前記所定範囲内のレベルを入
力するレベル入力手段と、 を有し、前記検索手段は入力されたレベルに該当するも
のを一覧出力することを特徴とする車両用ナビゲーショ
ン装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32789393A JP3168798B2 (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 車両用ナビゲーション装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32789393A JP3168798B2 (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 車両用ナビゲーション装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07181054A true JPH07181054A (ja) | 1995-07-18 |
| JP3168798B2 JP3168798B2 (ja) | 2001-05-21 |
Family
ID=18204167
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32789393A Expired - Fee Related JP3168798B2 (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 車両用ナビゲーション装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3168798B2 (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP2001108473A (ja) * | 1999-10-07 | 2001-04-20 | Aisin Aw Co Ltd | 電話番号による地点検索出力装置及び記録媒体 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JPH02310423A (ja) * | 1989-05-25 | 1990-12-26 | Nissan Motor Co Ltd | 車載用ナビゲーション装置 |
| JPH05181915A (ja) * | 1991-12-27 | 1993-07-23 | Toshiba Corp | 地図検索システム |
-
1993
- 1993-12-24 JP JP32789393A patent/JP3168798B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3168798B2 (ja) | 2001-05-21 |
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