JP2001289614A - 変位センサ - Google Patents

変位センサ

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JP2001289614A
JP2001289614A JP2000382665A JP2000382665A JP2001289614A JP 2001289614 A JP2001289614 A JP 2001289614A JP 2000382665 A JP2000382665 A JP 2000382665A JP 2000382665 A JP2000382665 A JP 2000382665A JP 2001289614 A JP2001289614 A JP 2001289614A
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Tatsuya Matsunaga
達也 松永
Masahiro Kawachi
雅弘 河内
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Omron Corp
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Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B11/00Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques
    • G01B11/02Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring length, width or thickness
    • G01B11/024Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring length, width or thickness by means of diode-array scanning

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像取得から変位量算出に至る過程で使用さ
れたデータを容易に確認可能とした変位センサを提供す
る。 【解決手段】 撮像素子から取得した画像から、所定の
計測アルゴリズムを用いて測定点座標を自動抽出し、該
自動抽出された測定点座標から目的とする変位量を算出
する変位センサであって、前記画像取得から変位量算出
に至る過程で使用されたデータを画像モニタ用の表示デ
ータに編集する表示データ編集手段を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、光切断
画像に基づいて物品の寸法等の変位を測定する変位セン
サに関する。
【0002】
【従来の技術】光切断画像(光切断法で得られる画像)
に基づいて物品の寸法等の変位を測定する変位センサは
公知である。この種の変位センサにあっては、センサヘ
ッド内蔵の撮像素子から取得した画像から、所定の測定
点抽出アルゴリズムを用いて測定点座標を自動抽出し、
この自動抽出された測定点座標から目的とする変位量を
算出する。
【0003】センサヘッドには、切断光となるスポット
ビーム(断面微小円形ビーム)やラインビーム(断面直
線状ビーム)を出力するレーザダイオードと、それらの
ビーム照射点を含む領域を別の角度から撮影して、検出
対象変位に相当する変動分を含む画像を生成出力する撮
像素子(一次元CCD、二次元CCD等)とが内蔵され
る。
【0004】本体装置の側では、1若しくは2台以上の
センサヘッドのそれぞれから取得する画像から、ユーザ
指定の計測アルゴリズムを用いて測定点座標を自動的に
抽出する。その後、この自動的に抽出された測定点座標
から、例えば三角測量演算によって実際の変位量が算出
される。変位量の変動許容値(しきい値)が設定されて
いる場合には、さらに、許容値判定処理が行われ、対象
製品の良否判定結果である二値信号が出力される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の変位
センサは、予め測定点抽出アルゴリズム等を指定してお
けば、取得された画像から自動的に測定点が抽出され
て、最終的に対応する変位量が算出されるから、ユーザ
にとっては手間が掛からない。
【0006】しかし、画像取得から変位量算出に至る過
程で使用されたデータ(撮像素子からの生画像、自動抽
出された測定点座標、自動設定された各種のしきい値
等)については一切確認するすべがない。
【0007】そのため、測定された変位量が異常値を示
したり、判定値が不良とされた場合、計測対象物に真に
異常があるのか、それとも外乱光等を原因としてセンサ
が誤作動した結果なのか判別することができない。
【0008】加えて、従来の変位センサにあっては、撮
像素子の視野を任意に限定して測定点の抽出等を行うこ
とができない。この問題は、特に、二次元撮像素子(二
次元CCD等)を使用した変位センサでは顕著である。
すなわち、二次元撮像素子を使用する変位センサでは、
変位方向に延びるピクセル列が平行に多数列(数十列以
上)存在するのが普通であるから、常にその全てのピク
セル列の中から、ピーク点やボトム点を抽出せねばなら
ないとすれば、著しく使い勝手が悪い製品となってしま
う。
【0009】この発明は、上述の従来問題に着目してな
されたものであり、その目的とするところは、この種の
変位センサの使い勝手を向上させることにある。
【0010】この発明のより具体的な目的とするところ
は、画像取得から変位量算出に至る過程で使用されたデ
ータを容易に確認可能とした変位センサを提供すること
にある。
【0011】この発明のより具体的な他の目的とすると
ころは、撮像素子の視野を任意に限定して測定点の抽出
等を行うことが可能な変位センサを提供することにあ
る。
【0012】この発明のさらに他の目的乃至効果につい
ては、明細書の以下の記述を参照することにより、当業
者であれば容易に理解される筈である。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の変位センサは、
撮像素子から取得した画像から、所定の測定点抽出アル
ゴリズムを用いて測定点座標を自動抽出し、該自動抽出
された測定点座標から目的とする変位量を算出する変位
センサである。
【0014】ここで、『撮像素子』とは、変位測定方向
へと複数のピクセルを配列することにより、変位に対応
する受光位置のアドレスを特定可能な撮像素子を意図し
ている。そのため、PSDのような受光位置のアドレス
を特定できない撮像素子は除外される。ここで言う撮像
素子には、少なくとも、一次元CCD並びに二次元CC
Dが含まれる。
【0015】『測定点抽出アルゴリズム』には、従来公
知の種々のアルゴリズムが含まれる。例えば、ピーク値
サーチアルゴリズム、ボトム値サーチアルゴリズム、平
均値サーチアルゴリズム、センサからの最接近値サーチ
アルゴリズム等は少なくともこれに含まれるであろう。
【0016】『測定点座標』とは、変位量算出の基礎と
なる座標データである。この座標データの精度は、ピク
セル単位やサブピクセル単位で規定することができる。
撮像素子として、二次元撮像素子が使用される場合に
は、測定点座標は二次元の値を持つことができるであろ
う。もっとも、その内で変位算出の基礎とされるのは、
一般的には、変位方向の座標値とされるであろう。
【0017】『自動抽出』とは、人手を介さずにの意味
である。もっとも、測定点座標の抽出過程でユーザに対
して、モードの選択を問い合わせる等の対話処理までを
も排除する意図ではない。
【0018】『測定点座標からの算出式』は、センサヘ
ッドの光学的な配置により様々であろう。一般には、三
角測量の原理で、測定点座標から対応する変位量を求め
ることができるであろう。
【0019】なお、変位センサから出力されるデータ
は、算出された変位量データだけではないことは言うま
でもない。例えば、ユーザの指定した許容範囲しきい値
に変位量データをあてはめて、良品又は不良品に相当す
る判定結果を出力したりすることができる。
【0020】以上の構成に加えて、本発明の変位センサ
にあっては、画像取得から変位量算出に至る過程で使用
されたデータを画像モニタ用の表示データに編集する表
示情報編集手段を有する。
【0021】ここで、『画像取得から変位量算出に至る
過程で使用されたデータ』には、撮像素子から取得され
る生画像、自動抽出される測定点座標、自動設定される
各種のしきい値等のほか、その自動設定アルゴリズムの
性質から、外乱光等により誤って自動設定される虞のあ
るあらゆるデータが含まれる。
【0022】また、『表示データ編集手段』とあること
から、本発明の変位センサにおける画像モニタは、必須
の要件ではない。すなわち、本発明の変位センサにあっ
ては、少なくとも、表示データ編集手段を具備していれ
ば足り、画像モニタについては当初から一体に具備して
もよく、また、必要により市販の画像モニタを備え付け
てもよい。
【0023】そして、このような本発明の構成によれ
ば、画像取得から変位量算出に至る過程で使用されたデ
ータを画像モニタ上の表示を介して容易に確認可能とな
り、これにより、測定された変位量が異常値を示す場
合、計測対象物に真に異常があるのか、それとも外乱光
等を原因としてセンサが誤作動した結果なのか判別する
ことが可能となる。
【0024】好ましい実施の形態では、画像モニタ用の
表示データが、撮像素子から取得される生画像に相当す
るようにしてもよい。
【0025】尚、ここで『生画像』とは、撮像素子から
得られる計測対象物の映像のことを意味している。
【0026】このような構成によれば、計測対象物の表
面のどこに計測光(切断光)が照射されているか、計測
対象物の表面に外乱光が照射されているか、計測光の照
射光像の輝度がどれくらいであるか等を容易に確認でき
る。
【0027】好ましい実施の形態では、画像モニタ用の
表示データが、撮像素子から取得される生画像の上に測
定点座標を示す図形を重ねた画像に相当するようにして
もよい。
【0028】このような構成によれば、自動抽出された
測定点を示すマーク等の図形と計測対象物表面の映像と
を重ねて照らし合わせることにより、測定点が計測光照
射位置に正しく設定されたか、あるいは外乱光照射位置
に誤って設定されたか等を容易に確認できる。
【0029】好ましい実施の形態では、画像モニタ用の
表示データが、撮像素子から取得される生画像の上に変
位測定方向の測定値許容範囲を示す図形を重ねた画像に
相当するようにしてもよい。
【0030】このような構成によれば、計測値許容範囲
を示す境界線等の図形と計測対象物表面の映像とを重ね
て照らし合わせることにより、計測光の照射光像の位置
と測定値許容範囲との関係を容易に確認できる。
【0031】好ましい実施の形態では、画像モニタ用の
表示データが、撮像素子から取得される生画像の上に、
測定点座標を示す図形及び変位測定方向の測定値許容範
囲を示す図形を重ねて示す画像に相当するようにしても
よい。
【0032】このような構成によれば、自動抽出された
測定点を示すマーク等の図形と、測定値許容範囲を示す
境界線等の図形と、計測対象物表面の映像とを照らし合
わせることにより、自動抽出された測定点座標と計測光
の照射光像の位置と測定値許容範囲との関係を容易に確
認できる。
【0033】好ましい実施の形態では、表示データに基
づいて画像モニタ上に表示される画像が、変位測定方向
へと拡大可能とされようにしてもよい。
【0034】このような構成によれば、自動抽出された
測定点座標や測定値許容範囲と計測対象物表面の映像と
の位置関係をより詳細に確認できる。
【0035】好ましい実施の形態では、画像モニタ用の
表示データが、ラインブライト波形の画像に相当するよ
うにしてもよい。
【0036】尚、ここで『ラインブライト波形』とは、
ピクセル列方向における受光輝度分布を示す曲線を意味
している。例えば、横軸には変位方向をとり、縦軸には
受光輝度(階調)をとることで、ラインブライト波形を
構成することができる。
【0037】このような構成によれば、計測対象物表面
の変位測定方向に沿った輝度分布を明確に把握すること
ができる。
【0038】好ましい実施の形態では、画像モニタ用の
表示データが、ラインブライト波形上に測定点座標を示
す図形を重ねた画像に相当するようにしてもよい。
【0039】このような構成によれば、ラインブライト
波形と測定点座標とを照らし合わせることで、測定点が
計測光照射位置に正しく設定されたか、あるいは外乱光
照射位置に誤って設定されたか等を容易に確認できる。
【0040】好ましい実施の形態では、画像モニタ用の
表示データが、ラインブライト波形上に測定点座標抽出
用しきい値を示す図形を重ねた画像に相当するようにし
てもよい。
【0041】このような構成によれば、ラインブライト
波形のピーク部分としきい値を示す直線等の図形とを重
ねて照らし合わせることにより、測定点自動抽出の経過
を検証できる。尚、このとき、自動抽出した測定点座標
を同時に表示すれば、測定点抽出アルゴリズムが正常に
動作したか否かを検証できる。
【0042】好ましい実施の形態では、画像モニタ用の
表示データが、ラインブライト波形上に変位測定方向の
測定値許容範囲を示す図形を重ねた画像に相当するよう
にしてもよい。
【0043】このような構成によれば、ラインブライト
波形のピーク部分と測定値許容範囲を示す境界線等の図
形とを照らし合わせることにより、製品良否判定の経過
を検証できる。
【0044】好ましい実施の形態では、画像モニタ用の
表示データが、ラインブライト波形の上に、測定点座標
を示す図形及び変位測定方向の測定値許容範囲を示す図
形を重ねて示す画像に相当するようにしてもよい。
【0045】このような構成によれば、自動抽出された
測定点を示すマーク等の図形と、測定値許容範囲を示す
境界線等の図形と、ラインブライト波形とを照らし合わ
せることにより、ラインブライト波形のピーク部分と自
動抽出された測定点座標と測定値許容範囲との関係を容
易に確認できる。
【0046】好ましい実施の形態では、表示データに基
づいて画像モニタ上に表示される画像が、変位測定方向
へと拡大可能としてもよい。
【0047】このような構成によれば、自動抽出された
測定点座標や測定値許容範囲と計測対象物表面のライン
ブライトとの位置関係をより詳細に確認できる。
【0048】好ましい実施の形態では、画像モニタ用の
表示データが、撮像素子から取得される生画像とライン
ブライト波形とを並べて又は重ねて示す画像に相当する
ようにしてもよい。
【0049】このような構成によれば、映像的に見た計
測対象物表面の輝度分布とラインブライト波形上のピー
ク部分として見た計測対象物表面の輝度分布との関係を
容易に確認することができる。
【0050】好ましい実施の形態では、画像モニタ用の
表示データが、撮像素子から取得される生画像とライン
ブライト波形とを並べて又は重ねて示し、かつ生画像及
び/又はラインブライト波形の上に測定点座標を示す図
形を重ねた画像に相当するようにしてもよい。
【0051】このような構成によれば、計測対象物表面
の映像並びにラインブライト波形の双方を使用しつつ、
測定点自動抽出処理の経過を検証できる。
【0052】好ましい実施の形態では、画像モニタ用の
表示データが、撮像素子から取得される生画像とライン
ブライト波形とを並べて又は重ねて示し、かつ生画像及
び/又はラインブライト波形の上に変位測定方向の測定
値許容範囲を示す図形を重ねた画像に相当するようにし
てもよい。
【0053】このような構成によれば、計測対象物表面
の映像並びにラインブライト波形の双方を使用しつつ、
製品良否判定処理の経過を検証できる。
【0054】好ましい実施の形態では、画像モニタ用の
表示データが、撮像素子から取得される生画像とライン
ブライト波形とを並べて又は重ねて示し、かつ生画像及
び/又はラインブライト波形の上に、測定点座標及び変
位測定方向の測定値許容範囲を示す図形を重ねた画像に
相当するようにしてもよい。
【0055】このような構成によれば、計測対象物表面
の映像並びにラインブライト波形の双方を使用しつつ、
測定点自動抽出処理の経過及び製品良否判定処理の経過
を検証できる。
【0056】好ましい実施の形態では、表示データに基
づいて画像モニタ上に表示される画像が変位測定方向へ
と拡大可能としてもよい。
【0057】このような構成によれば、計測対象物表面
の映像並びにラインブライト波形の双方を使用しつつ、
測定点自動抽出処理の経過や製品良否判定処理の経過を
より詳細に検証できる。
【0058】好ましい実施の形態では、画像モニタ用の
表示データが、撮像素子から取得される生画像の上に変
位測定方向と直交する方向における測定点抽出範囲を示
す図形を重ねた画像に相当するようにしてもよい。
【0059】このような構成によれば、計測対象物表面
の映像とその上に重ねられた測定点抽出範囲の境界線等
の図形とを照らし合わせることにより、測定点自動抽出
アルゴリズムの内容を確認できる。
【0060】好ましい実施の形態では、画像モニタ用の
表示データが、撮像素子から取得される生画像の上に変
位測定方向と直交する方向における測定点抽出範囲を示
す図形並びに自動抽出された測定点座標を示す図形を重
ねたものに相当するようにしてもよい。
【0061】このような構成によれば、計測対象物表面
の映像とその上に重ねられた測定点抽出範囲の境界線等
の図形並びに自動抽出された測定点座標とを照らし合わ
せることにより、測定点抽出アルゴリズムが正常に動作
したかを検証できる。
【0062】好ましい実施の形態では、画像モニタ用の
表示データが、算出された変位量を時系列的に並べて示
すトレンドグラフの画像に相当するようにしてもよい。
【0063】このような構成によれば、トレンドグラフ
に含まれる過去一連の測定値と比較しつつ、現在の測定
変化量の増減傾向を確認することができる。
【0064】別の一面から見た本発明の変位センサは、
撮像素子から取得した画像から、所定の測定点抽出アル
ゴリズムを用いて測定点座標を自動抽出し、該自動抽出
された測定点座標から目的とする変位量を算出する変位
センサであって、前記撮像素子から取得した画像上に測
定点抽出範囲を設定する手段と、前記測定点抽出範囲内
における画像上から所定の測定点抽出アルゴリズムを用
いて測定点座標を自動抽出する手段と、とを具備するも
のである。
【0065】好ましい実施の形態においては、測定点抽
出範囲が変位測定方向へ設定されるようにしてもよい。
【0066】好ましい実施の形態においては、撮像素子
が二次元撮像素子であり、かつ測定点抽出範囲が変位測
定方向と直交する方向へ設定するようにしてもよい。
【0067】上述の構成によれば、撮像素子から取得さ
れる画像上に測定点抽出範囲を設定できるので、外乱光
による誤抽出を防止できる。加えて、2次元撮像素子が
使用される場合には、測定に使用されるピクセル列帯を
必要最小限に狭めることで、測定点抽出処理の所要時間
を短縮できる。
【0068】このような構成によれば、この種の二次元
撮像素子を使用する変位センサの使い勝手を著しく向上
できる。すなわち、二次元撮像素子を使用する変位セン
サでは、変位方向に延びるピクセル列が平行に多数列
(数十列以上)存在するのが普通であるから、常にその
全てのピクセル列の中から、ピーク点やボトム点を抽出
せねばならないとすれば、著しく使い勝手が悪い製品と
なってしまう。
【0069】別の一面から見た本発明の変位センサは、
光切断用ビームを生成する光源と、光切断用ビームが照
射された測定対象物を撮影する撮像素子とを内蔵する1
もしくは2以上のセンサヘッドと、1又は2以上のセン
サヘッドが接続可能な本体装置と、本体装置と一体又は
別体に設けられ、本体装置に対して各種の指令を与える
ための操作器と、本体装置からの表示データに対応した
画像を表示する画像モニタと、を有し、本体装置にあっ
ては、センサヘッドを介して取得した画像から、所定の
測定点抽出アルゴリズムを用いて測定点座標を自動抽出
し、該自動抽出された測定点座標に基づいて目的とする
変位量を算出する、変位センサであって、
【0070】本体装置には、画像取得から変位量算出に
至る過程で使用されたデータを画像モニタ用の表示デー
タに編集する表示データ編集手段が設けられていること
を特徴とするものである。
【0071】好ましい実施の形態では、光切断用ビーム
がラインビームであり、かつ撮像素子が二次元撮像素子
であるようにしてもよい。
【0072】好ましい実施の形態では、本体装置には、
操作量の所定操作に応じて、センサヘッドから取得され
た画像上に測定領域を設定する手段と、測定領域内にお
ける画像上から所定の測定点抽出アルゴリズムを用いて
測定点座標を自動抽出する手段とが設けられるようにし
てもよい。
【0073】上述の構成によれば、外乱光の影響や各種
設定不良による誤動作を防止して、使い勝手のよい変位
センサを実現することができる。
【0074】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の好適な実施の
一形態を添付図面に従って説明する。
【0075】先に説明したように、本発明の変位センサ
は、撮像素子から取得した画像から、所定の計測アルゴ
リズムを用いて測定点座標を自動抽出し、該自動抽出さ
れた測定点座標から目的とする変位量を算出する変位セ
ンサであって、前記画像取得から変位量算出に至る過程
で使用されたデータを画像モニタ用の表示データに編集
する表示データ編集手段を有するものである。
【0076】かかる本発明が適用された変位センサのシ
ステム構成の一例を示すブロック図が図1に示されてい
る。
【0077】同図に示されるように、この変位センサ1
は、本体装置10と、2台のセンサヘッド20A,20
Bと、画像モニタ30と、操作器40とを含んでいる。
尚、符号50で示されるのは、PLC等の外部機器であ
る。本体装置10は、本変位センサの中枢をなすもので
あり、マイクロプロセッサを主体として構成されてい
る。この本体装置10の内部には、後に図3を参照して
説明するように、各種の処理機能がソフトウエア的に実
現されている。
【0078】センサヘッド20A,20Bは、対象とな
る変位量を受光画面上の位置情報に変換して検出する装
置である。センサヘッド20A,20Bの一例が図2に
示されている。同図に示されるように、センサヘッド2
0A,20Bは、レーザ光を発するレーザダイオード2
01と、レーザダイオード201の前面側に配置された
スリット板202と、スリット板202を通ったレーザ
光を検出物体60上に集束して照射するレンズ系203
と、検出物体60からの光を集束するレンズ系204
と、レンズ系204を介して得られた光像が受光面に結
ばれるように配置した撮像素子205とを含んでいる。
【0079】スリット板202のスリットは、直線状と
なっているため、検出物体60上に照射される光線は、
ラインビーム(断面が直線状のビーム)とされている。
この例では、ラインビームの軸方向(ラインビームの断
面の長手方向)は紙面と直交する方向とされている。
【0080】一方、撮像素子205は、この例では二次
元CCD素子が採用されている。特にこの二次元CCD
素子は、細長い長方形状の視野を有する。一例として
は、このCCD素子の受光面上には、長辺方向1077
個及びそれに直交する短辺方向68個のピクセルが配列
されている。又、受光面上に結像されるラインビームの
方向はCCD素子の受光面の長手方向と直交する方向と
なっている。
【0081】図1に戻って、操作器40はハンディタイ
プのもので、その表面にはテンキー、各種ファンクショ
ンキーの他に、カーソル移動用のアップキーやダウンキ
ー(図示せず)が配置されている。この操作器40は、
所定の電気コードを介して本体装置10に接続される。
【0082】画像モニタ30は、本体装置10から出力
されるモニタ出力(表示データ)を受けて、対応する画
像を画面上に表示するものである。この画像モニタ30
としては、CRT表示器、液晶表示器等の任意の市販の
表示器が採用可能となっている。
【0083】外部機器50は、本体装置10から出力さ
れる変位量データ出力D1や判定出力D2を受け取るも
のであり、例えばプログラマブルコントローラ(PL
C)等がこれに相当する。本体装置10は、本発明の要
部をなすものであり、2台のセンサヘッド20A,20
Bから取得した画像に対して、ユーザ指定の測定点抽出
アルゴリズムを用いて測定点座標を自動的に抽出し、こ
の自動的に抽出された測定点座標から、例えば三角測量
演算によって実際の変位量を算出し、また変位量の変動
許容値(しきい値)が設定されている場合には、更に、
許容値判定処理を行い、対象製品の良否判定結果である
二値信号を生成する。そして、これら生成された変位量
データ出力D1並びに二値信号である判定出力D2を外
部機器50に送出する。
【0084】本体装置の内部機能構成を示すブロック図
が図3に示されている。同図に示されるように、この本
体装置は、計測部110と制御部120とから概略構成
されている。計測部110内には、センサヘッド用のイ
ンタフェース部111と、インタフェース部111を介
してセンサヘッド20A,20Bから取り込まれた画像
データを処理する画像演算部112とが含まれている。
【0085】一方、制御部120内には、画像モニタ3
0並びに操作器40とのインタフェースとして機能する
GUI部121と、計測部110から送られてくる画像
データに対して適当な処理を加えてGUI部121へと
送り出す画像処理部122と、先ほど説明した変位量デ
ータ出力D1並びに判定出力D2を外部機器へと送り出
すための外部出力インタフェース部124と、装置全体
を統括制御するための制御処理部123とを含んでい
る。
【0086】次に、同装置におけるデータの流れについ
て説明する。インタフェース部111に含まれるセンサ
ヘッド制御部111Bは、センサヘッド20A,20B
に内蔵されたCCDの受光量が適切となるようにレーザ
ダイオード201(図2参照)の光量制御を行う。この
状態で、センサヘッド20A,20B内のCCDが撮影
した画像データD3は、画像取込部111Aの作用で、
計測部110内に取り込まれる。
【0087】こうして計測部110に取り込まれた画像
データは、画像演算部112内の画像転送部112A並
びに計測処理部112Bへと送られる。画像転送部11
2Aは、画像取込部111Aから到来する画像データD
3を、制御部120内の画像処理部122へと送出す
る。又、計測処理部112Bでは、画像データD3に基
づいて計測処理を行い、変位量データD1や判定出力D
2を求め、これらのデータD7を制御部120内の制御
処理部123へと送出する。
【0088】本発明の要部である測定点座標の自動抽出
処理や変位量測定処理は、主として、この計測処理部1
12Bにて実現される。
【0089】制御部120内の制御処理部123は、計
測処理部112Bから送られてきたデータD7に基づ
き、ラインビーム方向測定点座標データD8を求め、こ
れを画像処理部122へと送出する。画像処理部122
は、画像データ並びにラインブライトを含むデータD4
をGUI部121へ送出する。GUI部121は操作器
40からの各種指令を受け付けると共に、表示用データ
を編集し、これをモニタ出力D5として画像モニタ30
へと送出する。
【0090】本発明の要部である表示データ編集処理
は、主として、これら画像処理部122及びGUI(グ
ラフィック・ユーザ・インタフェース)部121にて実
現される。
【0091】次に、以上説明した変位センサの変位量測
定動作を図4のフローチャートを参照しながら詳細に説
明する。同図において、まず最初のステップでは、セン
サヘッド内のCCDで撮影された画像を装置本体へと取
り込む(ステップ401)。
【0092】センサヘッド内のCCDで撮像された画像
の説明図が図5に示されている。同図に示されるよう
に、センサヘッドに内蔵されたCCDは、細長い長方形
状の視野71を有する。この視野の長辺に沿うX方向は
変位方向とされており、また短辺に沿うY方向はライン
ビーム方向(以下、単にライン方向とも言う)とされて
いる。又、センサの視野71内には、この例ではジグザ
グ状の直線としてラインビームの像(照射光像)72が
描かれている。又、変位方向において、図中左側がセン
サヘッドに近い方向、逆に右側がセンサヘッドに遠い方
向とされている。
【0093】図4に戻って、次のステップとして、測定
範囲内の特徴点抽出処理を実行する(ステップ40
2)。測定範囲内における測定点抽出処理の説明図が図
6に示されている。同図に示されるように、センサの視
野71内には、図中左右方向へ延びる2本の互いに平行
な点線74,75によって測定範囲73が示されてい
る。そしてこの測定点抽出処理では、この測定範囲(測
定点抽出範囲)73内において、所定の特徴点抽出アル
ゴリズムを使用することにより、ピーク位置(Px,P
y)並びにボトム位置(Bx,By)が抽出される。
尚、後述するように、測定範囲(測定点抽出範囲)73
を特定する始点直線74及び終点直線75は予めユーザ
により設定されたものである。
【0094】図4に戻って、次のステップでは特徴点を
含むラインのラインブライトを抽出する(ステップ40
3)。CCDによる撮像画像とラインブライト波形との
関係を示す説明図が図7に示されている。同図に示され
るように、このラインブライト抽出処理では、図中一点
鎖線で示されるピーク位置を含むライン上において、各
ピクセルの受光輝度が抽出され、これが変位方向に配列
されることによって、図に示されるラインブライト波形
76が生成される。図7に示されるように、このライン
ブライト波形76は、横軸を変位方向及び縦軸を階調と
する直交座標上において描かれている。
【0095】図4に戻って、次のステップでは、所定の
抽出アルゴリズムに従って、ラインブライト上の測定点
座標が抽出される(ステップ404)。この測定点座標
の抽出は、しきい値決定処理と測定点座標抽出処理を経
て行われる。しきい値決定方法の一例を示す説明図が図
8に示されている。同図に示されるように、しきい値T
Hの決定はピーク値を示すピクセルPPの輝度Vpに対
してa%として決定される。すなわち、TH=Vp×a
%として自動的に決定される。又、測定点座標抽出処理
の説明図が図9に示されている。測定点座標抽出方法に
は、この例では重心モードとエッジ中心モードと片側エ
ッジモードとの3種類のモードが用意されている。重心
モードにおいては、図9(a)に示されるように、図中
ハッチングで示されるしきい値THを越える部分の濃淡
重心として測定点が求められる。又、エッジ中心モード
においては、ラインブライト波形としきい値THとの交
点である2つのエッジの中心として測定点が求められ
る。更に、片側エッジモードにおいては、ラインブライ
ト波形としきい値THとの片側エッジとして測定点が求
められる。
【0096】図4に戻って、次のステップでは、測定点
座標から変位量が算出される(ステップ405)。この
変位量算出処理は例えば光学系が三角測距である場合、
変位量Z=A×B/(C×X)として求められる。ここ
で、Xは変位方向座標、A,B,Cはそれぞれ光学系に
より決定される定数である。
【0097】図4に戻って、次のステップでは、得られ
た変位量(必要であれば判定出力)を画像モニタ30並
びに外部機器50へと出力する(ステップ406)。
尚、ユーザの指定する判定値に基づく判定結果の算出は
例えば次のようにして行う。 判定結果HIGH:HIGH判定値より変位量が大であ
る場合 判定結果PASS:LOW判定値≦変位量≦HIGH判
定値の場合(良品) 判定結果LOW:LOW判定より変位量が小である場合 判定結果ERROR:センサが計測不能となった場合
【0098】モニタ画面上に画像を生成する方法の説明
図が図10に示されている。同図に示されるように、こ
の実施の形態においては、4枚(層)の画像メモリ
(0)〜(3)が使用される。それらのうちで、画像メ
モリ(0)はセンサヘッドから取り込まれた生画像が、
画像メモリ(1)には画面枠判定値や固定描画部品など
が、画像メモリ(2)にはラインブライト並びに測定点
が、画像メモリ(3)には変位量並びに判定基準などが
それぞれ格納される。そして、これらの画面メモリ
(0)〜(3)上のデータは、GUI部121及び画像
処理部122の作用により、互いに重ねて読み出され、
モニタ出力(表示データ)D5として画像モニタ30へ
と送られる。
【0099】次に、画像モニタ30における具体的ない
くつかの表示例について図11〜図15を参照しながら
説明する。
【0100】正常な計測値が得られた状態におけるモニ
タ画面の一例を示す図が図11に示されている。尚、同
図(b)に示されるように、この例にあっては、センサ
ヘッドと測定対象物との基準距離を100mmと設定
し、その前後20mmの範囲内において変位量を測定す
るものと想定する。同図(a)に示されるように、画像
モニタの画面は上下方向4段に分割されている。それら
の領域は上から順に画像表示領域77、グラフ表示領域
78、数値表示領域79、ガイド表示領域80とされて
いる。
【0101】画像表示領域77には、撮像素子である二
次元CCDから取得された生画像(階調画像)が表示さ
れる。図において符号81で示されるのはラインビーム
の像であり、符号82で示されるのは生画像上における
測定点座標を示す十字記号である。
【0102】グラフ表示領域78には、ラインブライト
波形が縦横の罫線と共に表示される。符号83で示され
るのがラインブライト波形であり、符号84で示される
のが縦横の罫線である。又、符号85で示されるのがラ
インブライト波形上における測定点座標を示す十字記号
である。さらに、図中上下方向に延びる2本の点線8
6,87は、LOWならびにHIGHの判定基準値であ
る。
【0103】数値表示領域79には変位量を表す数値並
びに判定結果を表す記号が表示される。図中符号88で
示されるものが測定値を示す数値(+101.534
5)であり、符号89で示されるのが判定結果を示す記
号(PASS)である。
【0104】画像及びラインブライト波形を変位軸方向
に拡大した状態におけるモニタ画面の一例を示す説明図
が図12に示されている。尚、同図において、図11と
同一構成部分には同符号を付して説明を省略する。同図
に示されるように、この例にあっては、画像表示領域7
7上の生画像並びにグラフ表示領域78上のラインブラ
イト波形83はいずれも変位測定方向へと大きく拡大さ
れている。尚、符号81で示されるラインビームの像が
線状ではなく円形状に太って描かれているのはそのため
である。このように生画像並びにラインブライト波形を
拡大して表示すれば、測定点座標と生画像並びにライン
ブライト波形との関係をより明確なものとすることがで
き、両者の関係を精密に確認することができる。
【0105】外乱による誤計測が発生した状態における
モニタ画面の一例を示す説明図が図13に示されてい
る。尚、同図において図11と同一構成部分については
同符号を付して説明を省略する。この例では、正常なラ
インビームに基づく光像81は許容範囲内に収まってい
るにもかかわらず、符号89で示されるように、判定結
果は不良品であるLOWとされている。一方、画像表示
領域77の生画像を見ると、符号90で示されるように
下限値よりも下方へはずれた位置に外乱光に基づく光像
が現れており、符号82に示されるように測定点座標を
示す十字記号82はこの誤った光像90に位置している
ことがわかる。同様にして、グラフ表示領域78を見る
と、ラインブライト曲線83上の真のピークは許容範囲
内に収まっているにもかかわらず、外乱に基づくピーク
は下限値よりも下方へ位置している。符号85に示され
る測定点座標を示す十字記号は、この外乱光によるピー
ク値に位置していることがわかる。これらの表示によっ
て、ユーザは、実際の製品の変位量が異常なのではなく
て、外乱光による誤った光像90によって誤作動したこ
とが理解される。
【0106】2つのセンサヘッドを同時に使用して段差
計測を行なう状態におけるモニタ画面の一例を示す説明
図が図14に示されている。尚、同図において、図11
と同一構成部分については同符号を付して説明を省略す
る。図14(b)に示されるように、この例にあって
は、2個のセンサヘッド(0),(1)をそれぞれ測定
対象物と対向配置し、それぞれからの距離を測定すると
共に、それらの距離の偏差(段差)を自動的に演算出力
するようにしたものである。すなわち、同図(a)に示
されるように、この例にあっては、数値表示領域79に
は符号88で示されるように、段差を示す数値(+4.
5345)が表示される。又、画像表示領域77は上下
2列に分割されており、そのうち上段にはセンサヘッド
(0)に関する生画像が、下段にはセンサヘッド(1)
に関する生画像が表示される。又、それぞれの生画像上
にはラインビームに相当する光像81a,82aと測定
点座標を示す十字記号81b,82bが表示される。
又、グラフ表示領域78には、センサヘッド(0),
(1)にそれぞれ対応するラインブライト波形83a,
83bと測定点座標を示す十字記号85a,85bが表
示される。従って、以上の画像表示によれば、何らかの
異常が発生した場合、センサヘッド(0),(1)のい
ずれに異常が生じたかを確認することができる。尚、こ
の場合、符号89で示される判定結果を示す記号(PA
SS)は段差に対する許容幅に対応している。
【0107】変位量データを時系列的に表示する状態に
おけるモニタ画面の一例を示す図が図15に示されてい
る。尚、図11と同一構成部分については同符号を付し
て説明を省略する。図15(a)に示されるように、こ
の例にあっては、ベルトコンベア上を順次搬送されてく
る部品A,Bとセンサヘッドとの距離を順次測定し、そ
の結果を図15(a)に示されるように、グラフ表示領
域78上に時系列波形(トレンドグラフ)91として表
示させるものである。尚、このとき、画像表示領域77
には、その時点におけるラインビームの光像81並びに
測定点を示す十字記号82が表示される。このような表
示内容によれば、順次送られてくる部品A,Bの公差乃
至ばらつきを明確に把握しつつ、計測処理を円滑に行う
ことができる。
【0108】次に、先の測定において説明した測定範囲
73の設定処理などについて説明する。先に説明したよ
うに、この実施形態の変位センサにあっては、2個のセ
ンサヘッド20A,20Bを接続可能とされている。
又、図14に示されるように、それらセンサヘッドを同
時に作動させつつ段差測定などを可能としている。当然
に、これら2台のセンサヘッドに対しては別々に選択設
定操作が可能とされている。
【0109】センサヘッド選択操作時のモニタ画面を示
す説明図が図16に示されている。尚、同図において図
11と同一構成部分には同一符号を付して説明を省略す
る。装置本体に接続された操作器40で所定操作を行う
ことによりダイアログボックス92を開き、その状態で
所定の選択操作によりセンサヘッド20A,20Bのい
ずれかを指定することができる。
【0110】ビームライン方向の測定領域の始点決定操
作中のモニタ画面を示す説明図が図17に示されてい
る。尚、図11と同一構成部分には同符号を付して説明
を省略する。測定領域選択中にあっては、画像表示領域
77には、図中左右方向へ延びる点線で示されるように
始点ライン92と終点ライン93とが描かれる。これら
のライン92,93は所定操作により画面上において上
下方向へ平行移動可能となされている。始点ライン92
を決定する場合、所定操作によってカーソル94を始点
ライン(A)92側に設定する。この状態において始点
ライン92を所望の画素位置(pixel)に合わせ、
所定の確定操作を行うことによって始点ライン92を希
望の位置に合わせることができる。図では、始点ライン
92は16pixel目に位置合わせされている。
【0111】ビームライン方向の測定領域の終点決定操
作中のモニタ画面を示す説明図が図18に示されてい
る。尚、図11と同一構成部分には同符号を付して説明
を省略する。終点ライン93を所望の位置に設定する場
合、まずカーソル94を終点ライン(B)93側へと合
わせ、その状態で終点ライン93を上下方向へ移動して
希望の位置に移動したのち、所定の確定操作を行うこと
によって終点ライン93の決定を完了する。この例で
は、終点ライン93は40pixel目に設定されてい
る。尚、以上の設定操作中、始点ライン92並びに終点
ライン93の移動位置は、数値表示領域79に表示され
る。これにより、測定領域(測定点抽出範囲)95を1
6pixelと40pixelの間に特定できる。
【0112】次に、測定領域を決定したのち、その測定
領域内において3つのモード(ノーマルモード、ピーク
モード、ボトムモード)にて特徴点(測定点)を抽出す
る処理について説明する。
【0113】測定領域内におけるライン方向測定点抽出
操作中のモニタ画面を示す説明図(ノーマルモード)が
図19に示されている。尚、図11と同一構成部分には
同符号を付して説明を省略する。同図に示されるよう
に、画像表示領域77には、それぞれ平坦なピークとボ
トムとを有するラインビームの像96が表示されてい
る。そしてノーマルモードの場合、測定点はこれらピー
ク位置とボトム位置との中間に自動設定される。符号9
7で示される十字記号(カーソル)が測定点の位置を示
している。このようにノーマルモードにおいては、16
pixelと40pixelとで挟まれる測定範囲内に
おいて、ピーク位置とボトム位置との中間に測定点が自
動設定される。
【0114】測定領域内におけるライン方向測定点抽出
操作中のモニタ画面を示す説明図(ピークモード)が図
20に示されている。尚、図11と同一構成部分には同
符号を付して説明を省略する。同図に示されるように、
画像表示領域77には、それぞれ平坦なピークとボトム
とを有するラインビームの像96が表示されている。そ
してピークモードの場合、測定点はこれらピーク位置に
設定される。符号97で示される十字記号(カーソル)
が測定点の位置を示している。このようにピークモード
においては、16pixelと40pixelとで挟ま
れる測定範囲内において、ピーク位置に測定点が自動設
定される。
【0115】測定領域内におけるライン方向測定点抽出
操作中のモニタ画面を示す説明図(ボトムモード)が図
21に示されている。尚、図11と同一構成部分には同
符号を付して説明を省略する。同図に示されるように、
画像表示領域77には、それぞれ平坦なピークとボトム
とを有するラインビームの像96が表示されている。そ
してボトムモードの場合、測定点はこれらピーク位置に
設定される。符号97で示される十字記号(カーソル)
が測定点の位置を示している。このようにボトムモード
においては、16pixelと40pixelとで挟ま
れる測定範囲内において、ボトム位置に測定点が自動設
定される。
【0116】ラインブライト上の測定点抽出操作中のモ
ニタ画面を示す説明図が図22に示されている。尚、図
11と同一構成部分には同符号を付して説明を省略す
る。同図に示されるように、グラフ表示領域78にはラ
インブライト波形が描かれ、そのピーク位置近傍には測
定点座標を示すカーソル98が表示される。尚、カーソ
ル97とカーソル98とは上下方向へ延びる直線状に整
合させてもよい。そうすれば、画像表示領域77とグラ
フ表示領域78とを照らし合わせることにより測定点座
標をより精密に確認することができる。
【0117】ラインブライト上の測定点抽出中のモニタ
画面を示す説明図が図23に示されている。尚、図11
と同一構成部分には同符号を付して説明を省略する。グ
ラフ表示領域(通常サイズ)78とグラフ表示領域(拡
大サイズ)78′とを比較して明らかなように、この例
にあっては、ラインブライト波形が変位測定方向へと拡
大されている。その結果、グラフ表示領域(拡大サイ
ズ)78′に示されたラインブライト波形によれば、測
定点座標とラインブライト波形との関係をより一層精度
よく確認することができる。この操作は、例えばグラフ
表示領域(通常サイズ)78にて測定点座標を確認した
のち、所定の操作で拡大モードを選択することによって
行うことができる。
【0118】以上、各実施形態の説明でも明らかなよう
に、この変位センサによれば、単に変位測定結果を確認
するのみならず、生画像取得から変位量測定に至る過程
で用いられた種々のデータ(生画像、ラインブライト波
形、各種しきい値)をモニタ画面上に表示させることが
できるため、測定結果に異常が現れたような場合その原
因が測定対象そのものの異常なのか外乱光による誤動作
なのかを容易に判別することができ、例えば生産ライン
に適用した場合トラブル発生時の対策を迅速にとること
が可能となる。
【0119】特にモニタ画面上には生画像とラインブラ
イト波形とを平行に並べて表示させるため、計測結果に
異常が生じたような場合、その原因が外乱光にあるよう
な場合には生画像とラインブライト波形とを照らし合わ
せつつその原因を精密に把握することができる。
【0120】又、測定範囲については変位測定方向のみ
ならず、これと直交する方向についても設定可能とした
ため、二次元CCDの視野内にラインビームの像が片寄
って位置していたり、あるいは測定対象物上の測定点が
CCDの視野内において同様に片寄って位置しているよ
うな場合、それらの偏りを考慮して測定点を絞り込むこ
とにより、より精密な計測が可能となる。
【0121】さらに、モニタ画面上には同時に作動する
2台のセンサヘッドからの情報を並列にあるいは重ねて
表示させることもできるため、2台のセンサヘッドを用
いて段差計測を行うような場合、何らかのエラーが発生
した場合いずれのセンサヘッドに原因があるかを迅速か
つ的確に把握することができる。
【0122】加えて、コンベア上を次々と物品が搬送さ
れてくるような場合、逐次検出される変位量をモニタ画
面上に時系列的に表示させることもできるため、生産ラ
インにおける検査工程などにおいてはより使い勝手の良
いものとなる。
【0123】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、画像取得から変位量算出に至る過程で使用され
たデータを容易に確認可能となり、これにより、測定さ
れた変位量が異常値を示す場合、計測対象物に真に異常
があるのか、それとも外乱光等を原因としてセンサが誤
作動した結果なのか判別することが可能となる。また、
本発明によれば、画像素子の視野を任意に限定して測定
点の抽出等を行うことが可能となる。その結果、本発明
によれば、この種の変位センサの使い勝手を著しく向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された変位センサのシステム構成
の一例を示すブロック図である。
【図2】センサヘッドの内部構成を概略的に示す説明図
である。
【図3】本体装置の内部機能構成を示すブロック図であ
る。
【図4】変位センサの変位量測定動作を概略的に示すゼ
ネラルフローチャートである。
【図5】センサヘッド内のCCDで撮像された画像の説
明図である。
【図6】測定範囲内における測定点抽出処理の説明図で
ある。
【図7】CCDによる撮像画像とラインブライト波形と
の関係を示す説明図である。
【図8】しきい値決定方法の説明図である。
【図9】測定点座標抽出処理の説明図である。
【図10】モニタ画面生成方法の説明図である。
【図11】正常な計測値が得られた状態におけるモニタ
画面の一例を示す図である。
【図12】画像及びラインブライト波形を変位軸方向に
拡大した状態におけるモニタ画面の一例を示す説明図で
ある。
【図13】外乱による誤計測が発生した状態におけるモ
ニタ画面の一例を示す説明図である。
【図14】2つのセンサヘッドを同時に使用して段差計
測を行なう状態におけるモニタ画面の一例を示す説明図
である。
【図15】変位量データを時系列的に表示する状態にお
けるモニタ画面の一例を示す図である。
【図16】センサヘッド選択操作時のモニタ画面を示す
説明図である。
【図17】ビームライン方向の測定領域の始点決定操作
中のモニタ画面を示す説明図である。
【図18】ビームライン方向の測定領域の終点決定操作
中のモニタ画面を示す説明図である。
【図19】測定領域内におけるライン方向測定点抽出操
作中のモニタ画面を示す説明図(ノーマルモード)であ
る。
【図20】測定領域内におけるライン方向測定点抽出操
作中のモニタ画面を示す説明図(ピークモード)であ
る。
【図21】測定領域内におけるライン方向測定点抽出操
作中のモニタ画面を示す説明図(ボトムモード)であ
る。
【図22】ラインブライト上の測定点抽出操作中のモニ
タ画面を示す説明図である。
【図23】ラインブライト上の測定点抽出操作中のモニ
タ画面を示す説明図である。
【符号の説明】
1 変位センサ 10 本体装置 20A,20B センサヘッド 30 画像モニタ 40 操作器 50 外部機器 60 検出対象物体 71 センサの視野 72 ラインビームの像 73 測定範囲 74 測定範囲の始点 75 測定範囲の終点 76 ラインブライト波形 77 画像表示領域 78 グラフ表示領域 79 数値表示領域 80 ガイド表示領域 81 ラインビームの光像 82 測定点座標を示す十字記号 83 ラインブライト波形 84 罫線 85 測定点座標を示す十字記号 86 許容範囲の下限値 87 許容範囲の上限値 88 測定結果を示す数値 89 判定結果を示す記号 90 外乱に基づく光像 92 始点ライン 93 終点ライン 94 選択ラインを示すカーソル 96 ラインビームの像 97 測定点座標を示すカーソル 98 測定点座標を示すカーソル 110 計測部 111 センサヘッド用インタフェース 111A 画像取込部 111B センサヘッド制御部 112 画像演算処理部 112A 画像転送部 112B 計測処理部 120 制御部 121 GUI部 122 画像処理部 123 制御処理部 124 外部出力インタフェース部 201 レーザダイオード 202 スリット板 203 投光レンズ系 204 受光レンズ系 205 撮像素子(二次元CCD) D1 変位量データ出力 D2 判定出力
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06T 7/60 150 G01B 11/24 E Fターム(参考) 2F065 AA07 AA09 AA18 AA25 AA52 AA65 BB05 BB15 DD00 FF01 FF04 FF09 GG06 HH05 HH12 JJ02 JJ03 JJ05 JJ08 JJ25 JJ26 MM03 QQ24 QQ25 QQ35 QQ40 QQ45 SS04 SS13 UU05 UU07 5B057 AA01 BA02 BA11 BA30 CA12 CA16 CB12 CB16 CC03 CE08 CE18 CH11 DA01 DA08 DA16 DC16 5L096 BA03 CA14 EA27 FA06 FA44 FA64 GA51 LA05

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像素子から取得した画像から、所定の
    測定点抽出アルゴリズムを用いて測定点座標を自動抽出
    し、該自動抽出された測定点座標に基づいて目的とする
    変位量を算出する変位センサであって、 前記画像取得から変位量算出に至る過程で使用されたデ
    ータを画像モニタ用の表示データに編集する表示データ
    編集手段を有する変位センサ。
  2. 【請求項2】 撮像素子が二次元撮像素子である請求項
    1に記載の変位センサ。
  3. 【請求項3】 画像モニタ用の表示データが、撮像素子
    から取得される生画像に相当する請求項1又は2に記載
    の変位センサ。
  4. 【請求項4】 画像モニタ用の表示データが、撮像素子
    から取得される生画像の上に測定点座標を示す図形を重
    ねた画像に相当する請求項1又は2に記載の変位セン
    サ。
  5. 【請求項5】 画像モニタ用の表示データが、撮像素子
    から取得される生画像の上に変位測定方向の測定値許容
    範囲を示す図形を重ねた画像に相当する請求項1又は2
    に記載の変位センサ。
  6. 【請求項6】 画像モニタ用の表示データが、撮像素子
    から取得される生画像の上に、測定点座標を示す図形及
    び変位測定方向の測定値許容範囲を示す図形を重ねて示
    す画像に相当する請求項1又は2に記載の変位センサ。
  7. 【請求項7】 表示データに基づいて画像モニタ上に表
    示される画像が、変位測定方向へと拡大可能とされてい
    る請求項3〜6のいずれかに記載の変位センサ。
  8. 【請求項8】 画像モニタ用の表示データが、ラインブ
    ライト波形の画像に相当する請求項1又は2に記載の変
    位センサ。
  9. 【請求項9】 画像モニタ用の表示データが、ラインブ
    ライト波形上に測定点座標を示す図形を重ねた画像に相
    当する請求項1又は2に記載の変位センサ。
  10. 【請求項10】 画像モニタ用の表示データが、ライン
    ブライト波形上に測定点座標抽出用しきい値を示す図形
    を重ねた画像に相当する請求項1又は2に記載の変位セ
    ンサ。
  11. 【請求項11】 画像モニタ用の表示データが、ライン
    ブライト波形上に変位測定方向の測定値許容範囲を示す
    図形を重ねた画像に相当する請求項1又は2に記載の変
    位センサ。
  12. 【請求項12】 画像モニタ用の表示データが、ライン
    ブライト波形の上に、測定点座標を示す図形及び変位測
    定方向の測定値許容範囲を示す図形を重ねて示す画像に
    相当する請求項1又は2に記載の変位センサ。
  13. 【請求項13】 表示データに基づいて画像モニタ上に
    表示される画像が、変位測定方向へと拡大可能とされて
    いる請求項8〜12のいずれかに記載の変位センサ。
  14. 【請求項14】 画像モニタ用の表示データが、撮像素
    子から取得される生画像とラインブライト波形とを並べ
    て又は重ねて示す画像に相当する請求項1又は2に記載
    の変位センサ。
  15. 【請求項15】 画像モニタ用の表示データが、撮像素
    子から取得される生画像とラインブライト波形とを並べ
    て又は重ねて示し、かつ生画像及び/又はラインブライ
    ト波形の上に測定点座標を示す図形を重ねた画像に相当
    する請求項1又は2に記載の変位センサ。
  16. 【請求項16】 画像モニタ用の表示データが、撮像素
    子から取得される生画像とラインブライト波形とを並べ
    て又は重ねて示し、かつ生画像及び/又はラインブライ
    ト波形の上に変位測定方向の測定値許容範囲を示す図形
    を重ねた画像に相当する請求項1又は2に記載の変位セ
    ンサ。
  17. 【請求項17】 画像モニタ用の表示データが、撮像素
    子から取得される生画像とラインブライト波形とを並べ
    て又は重ねて示し、かつ生画像及び/又はラインブライ
    ト波形の上に、測定点座標及び変位測定方向の測定値許
    容範囲を示す図形を重ねた画像に相当する請求項1又は
    2に記載の変位センサ。
  18. 【請求項18】 表示データに基づいて画像モニタ上に
    表示される画像が変位測定方向へと拡大可能とされてい
    る請求項14〜17のいずれかに記載の変位センサ。
  19. 【請求項19】 画像モニタ用の表示データが、撮像素
    子から取得される生画像の上に変位測定方向と直交する
    方向における測定点抽出範囲を示す図形を重ねた画像に
    相当する請求項2に記載の変位センサ。
  20. 【請求項20】 画像モニタ用の表示データが、撮像素
    子から取得される生画像の上に変位測定方向と直交する
    方向における測定点抽出範囲を示す図形並びに自動抽出
    された測定点座標を示す図形を重ねたものに相当する請
    求項2に記載の変位センサ。
  21. 【請求項21】 画像モニタ用の表示データが、算出さ
    れた変位量を時系列的に並べて示すトレンドグラフの画
    像に相当する請求項1又は2に記載の変位センサ。
  22. 【請求項22】 撮像素子から取得した画像から、所定
    の測定点抽出アルゴリズムを用いて測定点座標を自動抽
    出し、該自動抽出された測定点座標から目的とする変位
    量を算出する変位センサであって、 前記撮像素子から取得した画像上に測定点抽出範囲を設
    定する手段と、 前記測定点抽出範囲内における画像上から所定の測定点
    抽出アルゴリズムを用いて測定点座標を自動抽出する手
    段と、 を具備する変位センサ。
  23. 【請求項23】 測定点抽出範囲が変位測定方向へ設定
    される請求項22に記載の変位センサ。
  24. 【請求項24】 撮像素子が二次元撮像素子であり、か
    つ測定点抽出範囲が変位測定方向と直交する方向に設定
    される、請求項22に記載の変位センサ。
  25. 【請求項25】 光切断用ビームを生成する光源と、光
    切断用ビームが照射された測定対象物を撮影する撮像素
    子とを内蔵する1もしくは2以上のセンサヘッドと、 1又は2以上のセンサヘッドが接続可能な本体装置と、 本体装置と一体又は別体に設けられ、本体装置に対して
    各種の指令を与えるための操作器と、 本体装置からの表示データに対応した画像を表示する画
    像モニタと、を有し、 本体装置にあっては、センサヘッドを介して取得した画
    像から、所定の測定点抽出アルゴリズムを用いて測定点
    座標を自動抽出し、該自動抽出された測定点座標に基づ
    いて目的とする変位量を算出する、変位センサであっ
    て、 本体装置には、画像取得から変位量算出に至る過程で使
    用されたデータを画像モニタ用の表示データに編集する
    表示データ編集手段が設けられていることを特徴とする
    変位センサ。
  26. 【請求項26】 光切断用ビームがラインビームであ
    り、かつ撮像素子が二次元撮像素子である請求項25に
    記載の変位センサ。
  27. 【請求項27】 本体装置には、操作量の所定操作に応
    じて、センサヘッドから取得された画像上に測定領域を
    設定する手段と、測定領域内における画像上から所定の
    測定点抽出アルゴリズムを用いて測定点座標を自動抽出
    する手段とが設けられている請求項25又は26に記載
    の変位センサ。
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