JPH0777419A - 車両の偏倚量測定装置 - Google Patents

車両の偏倚量測定装置

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JPH0777419A
JPH0777419A JP22351293A JP22351293A JPH0777419A JP H0777419 A JPH0777419 A JP H0777419A JP 22351293 A JP22351293 A JP 22351293A JP 22351293 A JP22351293 A JP 22351293A JP H0777419 A JPH0777419 A JP H0777419A
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JP
Japan
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vehicle
rail
vehicle body
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deviation
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JP22351293A
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Setsu Kusa
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】車両の偏倚量を車両の実際の走行状態で動的
に、しかも各種の車両、線路条件に於いて地上側に対し
正確でかつ容易に測定できる車両の偏倚量測定装置を提
供することにある。 【構成】車体1に取付られたレーザ投光器3よりレール
2に向かってレーザ光をに投光し、このレーザ光のレー
ル2からの反射光を車体1側に取付られたセンサ4でと
らえ、この反射光の基準位置からの、前後、左右方向の
ズレ量及び左右レール2間距離を測定することにより、
車体1のレール2に対する左右、上下方向変位及びロー
リング角を求めて車両の偏倚量を演算によって求め、セ
ンサ4の生データ、反射光の位置データ、演算された偏
倚量を記憶装置7に記憶し結果をリアルタイムでディス
プレー8に表示するばかりでなく、測定後の解析、位置
検出、演算処理を測定後に行えるようにしたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄道車両が走行中に線
路の曲線、走行振動によって生じる車両の線路に対する
はみ出し量:偏倚量を測定する車両の偏倚量測定装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両の偏倚量は車両の寸法(車体
幅、車体長、台車中心間距離)と軌道の幾何学的関係に
より近似的に計算しており、これに振動要素を加える場
合は、車両の振動方程式を解くことにより計算によって
求めるのが通例である。
【0003】また、実測する方法としては、例えば特開
平5−5301号公報に示す方法があり、振動を考慮す
る方法としては、静的には車両に外力を与え、車両の変
位量を測定することにより偏倚量を算出する手法がとら
れており、走行中の偏倚量を動的に測定する場合は、地
上側に車両を検出する超音波または光学式のセンサを設
置することにより測定している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】振動を考慮した車両の
偏倚量を計算で求める場合、振動方程式を解いて求める
ことができるが、車両の構造は複雑であり、かつまた車
両の振動は車両の振動特性と線路条件が密接に関係して
おり、振動方程式も複雑になるため適当なモデル化等の
近似が必要である。
【0005】また、車両の振動特性を正確に求めること
は困難である。これらのことから、計算に依って求めら
れた偏倚量と実際の値の間には当然のことながら差が存
在する。車両の偏倚量を知る目的は地上側の設置物等と
の干渉を避ける目的が主であるが、場所の制約条件から
地上側構造物と車両との隙間が十分にとれない場合や車
両が予測に反して大きな振動をする場合は偏倚量を精密
に知る必要が生じる。
【0006】そこで、偏倚量を実測する必要があるが、
特開平5−5301号公報では車両の寸法と軌道の幾何
学的関係を利用して実測する方法を提供しているが、振
動に対する考慮はされておらず、かつ具体的に変位を測
定し偏倚量を求める方法についてはふれられていない。
【0007】一方、振動を考慮した偏倚を静的に実測す
る場合は、与える外力を正確に見積る必要があるが、実
際の走行時の振動は複雑であり、走行時に合わせた外力
を与えることは困難である。
【0008】また、地上側にセンサを設置して偏倚量を
測定する場合、センサを設置した特定の場所でしか測定
できず、各種の車両、各種の線路条件で測定を行うには
膨大な手間がかかり、非現実的である。
【0009】本発明は、車両の偏倚量を車両の実際の走
行状態で動的に、しかも各種の車両、線路条件に於いて
地上側に対し正確でかつ容易に測定できる車両の偏倚量
測定装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に対応する発明では、レール上を走行する
車体に取り付けられ、測定基準位置を求め、この測定基
準位置に対して前記車体の前後方向および左右方向のず
れ量と、前記レール間の距離を検出する非接触形の検出
手段と、この検出手段からの前後方向および左右方向の
ずれ量ならびにレール間の距離に基づき前記車体のレー
ルに対する左右方向および上下方向の変位量ならびにロ
ーリング角を演算し、この演算結果に基づき車両の偏倚
量を演算する演算手段と、を具備した車両の偏倚量測定
装置である。
【0011】前記目的を達成するため、請求項2に対応
する発明では、レール上を走行する車体に、該レールに
向かって所定の傾斜角をなすように取付られ、前記レー
ルに向かってレーザ光を帯状に投光するレーザ投光器
と、前記車体に取り付けられ、前記レールからの前記レ
ーザ光による反射光を検出して反射光の基準位置を求
め、この基準位置に対して前後方向および左右方向のず
れ量を検出し、かつ前記レール間距離を測定する検出器
と、この検出器からの検出値に基づき、車体のレールに
対する左右方向変位量および上下方向変位量ならびにロ
ーリング角を求める処理器と、この処理器からの出力と
前記車体の寸法に基づき車両の偏倚量を演算する演算器
と、この演算器によって求められた偏倚量を出力するた
めのものであって、記憶手段または報知手段の少なくと
も一方からなる出力手段と、を具備した車両の偏倚量測
定装置である。
【0012】前記目的を達成するため、請求項3に対応
する発明では、請求項2記載の測定装置において、左右
方向、前後方向それぞれ独立した検出器を設け、この検
出器の前に高精度が必要な方向には視野を狭くし、精度
が必要でない他の方向には視野を拡大する光学レンズを
設けた車両の偏倚量測定装置である。
【0013】
【作用】請求項1に対応する発明によれば、車両の偏倚
量を車両の実際の走行状態で動的に、しかも各種の車
両、線路条件に於いて地上側に対し正確でかつ容易に測
定できる。
【0014】請求項2に対応する発明によれば、請求項
1に対応する発明の作用に加えて、演算器の出力である
生データ、反射光の位置データ、これらから演算される
変位量、偏倚量は記憶手段に蓄えることにより、測定後
にデータの詳細な解析が行え、かつ生データは処理速度
に関係なく記録できるのでこれを測定後にバッチ処理す
ることにより緻密な偏倚量データが得られ、また、処理
前の生データをこの記憶手段にそのまま記憶させておく
ことにより、処理、演算時間が省かれサンプリング間隔
をより短くすることができる。請求項3に対応する発明
によれば、精度および処理速度が向上し、また検出器の
数を最小限に抑えることができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例について図を用いて説
明する。図1は本発明の第1実施例の概略構成を示す斜
視図であり、これは以下のように構成されている。車体
1に左右のレール2の位置に対応させ、かつ進行方向に
所定角度θだけ傾斜させて配設したレーザ投光器3と、
車体1に左右のレール2の位置に対応させて配設され、
かつレーザ投光器3からのレーザ光の反射光を反射位置
の上部でとらえる撮像器またはセンサ(以下センサと称
する)4と、センサ4からの検出信号を入力して所定の
処理を行う処理器5と、車体1の寸法データ等を蓄えか
つタイムデータの発生を行い、変位量、偏倚量の演算、
システムの統括を実行する演算器6と、演算結果、生デ
ータ等を記憶する記憶装置7と、演算結果、測定生デー
タを表示するディスプレー(表示器)8と、車体1のヨ
ー軸回りの加速度ωを検出するジャイロ9と、車体1の
走行速度Vを検出する速度計10とから構成されてい
る。
【0016】レーザ投光器3からレール2の進行方向対
して所定角度θで、左右方向(Y方向)に走査しながら
投光されたレーザ光の反射光の一部はセンサ4でとらえ
られる。このセンサ4からの検出信号は処理器5に送ら
れ、検出信号の強弱からレール2からの反射光を抽出
し、レール2からの反射光の位置データを演算器6に送
る。演算器6ではこのデータから変位量が演算されあら
かじめ入力されている車体1の寸法データ(例えば図5
の車体寸法B,H等)と合わせ、ジャイロ9で計測され
た車体ヨー軸回りの加速度から曲線通過か否かの判定を
し、速度計10によって計測された車体1の走行速度V
と加速度ωから求まる曲線半径から偏倚量が演算され、
発生したタイムデータとともに記憶装置7に送られると
ともに演算結果はディスプレー8で表示される。一方記
憶装置7には測定された生データも記憶されるので、演
算結果を測定後表示、出力するばかりでなく生データを
バッチ処理できる。
【0017】このようにし、地上側の設備は一切使用せ
ず車体の偏倚量を動的に測定することができ、このシス
テムは各種の車両に容易に搭載できることから車両に運
用状態での測定が可能で実態にあった状態の偏倚量が測
定でき、かつ同一車両の経年変化も測定できる。
【0018】また、データ処理を測定後としバッチ処理
を実行することにより、データのサンプリング間隔はよ
り短くすることができ、データを精密に取得することが
できる。
【0019】図2は以上述べたレーザ反射光位置を示す
イメージ図であり、車体1がレール2に対して基準位置
にある時、すなわち偏倚が無い時の反射光の位置を基準
位置11とする。車体1がローリングすると車体1の一
方はレール2に近づき、他方は離れる。レーザ光はレー
ル2に対して角度θをもって投光されているため、レー
ルに近づいた場合は反射位置は後方(図1のX方向のレ
ーザ光入射側)にずれ、レールから離れた場合は反射位
置は前方(図1のX方向のレーザ光反射側)にずれる。
従って、車体1がローリングした時は、反射光は図2の
12の位置にずれる。図2ではローリングにより左側が
レールから離れ、右側がレールに近づいた例を示してい
る。
【0020】そこで、この左右のずれ量の差ΔX1 およ
び左右レール2,2間の距離Lを反射光の位置データに
より求めれば、次のようにローリング角φが求まる。ず
れ量:ΔX1 と車体1の上下変位量ΔZ1 の間には次の
関係がある。図3に示すように、 ΔZ1 =ΔX1 ・tan(θ) よって、 φ=tan-1(ΔZ1 /L) から求めることができる。図3において、16はレーザ
光、17は基準位置での反射光位置、18はローリング
または上下変位時の反射光位置を示している。
【0021】また、車体1がレール2に対して左右方向
に変位した場合(左右動の場合)は反射光位置は左右方
向(図1Y方向)にずれ、図2の13の位置になる。こ
の反射光位置の基準位置からのずれ量ΔY1 が位置デー
タから求まり、このずれ量ΔY1 が車体1のレール2に
対する左右方向の変位量となる。
【0022】また、車体1がレール2に対して上下方向
に変位した場合(上下動の場合)は、ローリングの場合
と同様にレーザ反射光位置は前後方向にずれる、ただし
この場合左右は同一方向にずれ、かつずれ量ΔX2 も左
右で等しくなり、図2の14の位置となる。このずれ量
ΔX2 から次のように上下変位量:ΔZ2 が求まる。
【0023】ΔZ2 =ΔX2 ・tan(θ) 車体1のレール2に対する変位は、上下、左右、ローリ
ングが複合された状態(複合動揺)で起こっている。従
って、通常はレーザの反射光位置は、図2の15に示す
位置となる。この場合各変位量は次のように求められ
る。左右の前後方向ずれ量はΔX3 ,ΔX4 を求め、上
下変位量はΔZ3 は、 ΔZ3 =((ΔX3 +ΔX4 )/2−ΔX3 )・tan
(θ) また、ローリング角はφは、 φ=atan((ΔX3 +ΔX4 )/L) また、左右変位量はΔY2 がそのまま変位量となる。
【0024】このようにして、車体1のレール2に対す
る上下、左右変位量、ローリング角が求められれば、車
体1の寸法データをあらかじめ演算器8に入力しておけ
ば図4,図5に示すよう幾何学的な演算により車両の偏
倚量ΔHが求められる。
【0025】ΔH=B/2・cos(φ)+H・sin
(φ)+ΔY−B/2 ここに示したのは、車両の上下、左右、ローリング動揺
(振動)による偏倚のみであるが、偏倚に関して考慮す
べき車両の運動にはヨーイングがある。これに対しては
変位量の測定を、図6に示すように車体1の前後2箇所
19で行い、それぞれの左右変位の差からヨーイング角
φを知ることができ、これによる車両の偏倚量ΔHy
演算することが可能である。(図6参照) φ=atan((ΔY21+ΔY22)/Lx)/2 ΔHy =Lo /2・tan(φ) さらに、車両の偏倚は図7に示すよう車両が曲線通過に
よっても生じる、この場合は左右方向の変位量として観
測されるが、左右動による変位と区別するため車体に取
り付けられたジャイロ9によって車両のヨー軸回りの加
速度ωを測定し車体の速度Vを速度計10で測定すれ
ば、曲線半径rが求まりこれとあらかじめ演算器に入力
されている車体1の寸法データにより、この偏倚量:Δ
r1,ΔHr2を演算することができる。
【0026】r=V/ω ΔHr1=(r2 −(L/2)21/2 −(r2 −(l+
L/2)21/2 ΔHr2=r−(r2 −(L/2)21/2 このようにして求められた偏倚量はディスプレー8で確
認でき、同時に記憶装置7にも記憶されるため、測定後
再表示、プリンタ等で出力することができる。
【0027】以上述べた第1実施例によれば、以下のよ
うな効果が得られる。車両の偏倚量は車体1側に搭載し
た機器のみでしかも動的に測定できる。搭載機器が全て
車体1側に容易に搭載できるため、各種の車両の各種の
線路条件に対して実運用状態で偏倚量が正確に測定でき
る。
【0028】また、各種の車両に搭載できるため車両の
経年変化も把握することができる。さらに、センサ4信
号の生データ、反射光の位置データ、これらから演算さ
れる変位量、偏倚量は記憶装置7に蓄えられるので、測
定後にデータの詳細な解析が行え、かつ生データは処理
速度に関係なく記録できるのでこれを測定後にバッチ処
理することにより緻密な偏倚量データが得られる。
【0029】また、処理前の生データをこの記憶装置7
にそのまま記憶させておくことにより、処理、演算時間
が省かれサンプリング間隔をより短くすることができ
る。図7は第2実施例の要部のみを示す図であり、図1
の実施例でセンサ4の前に左右方向(図1及び図8のY
方向)の視野のみ拡大する光学レンズ22を設置した例
である。
【0030】図9は第3実施例の要部のみを示す図であ
り、図1の実施例でセンサ4を1次元CCD等のセンサ
23としセンサ23の前面に前後方向(図1および図9
のX方向)の視野のみ拡大する光学レンズ24を設置し
た例である。。
【0031】本発明の効果を出すためには、図1に示す
ように左右それぞれ一対のレーザ投光器3とセンサ4が
あれば図2に示すような反射光位置のイメージが得られ
る。しかし、反射光位置の変動幅をカバーするためには
視野を大きくとっておく必要があるが位置精度は撮像器
またはセンサの画素数に制約をうける。この制約から逃
れるための一つの方法として反射光の変動幅をカバーし
つつ精度を向上されるべく撮像器またはセンサの数を増
やすことが考えられる。しかし、この方法ではセンサの
数が増え本発明の一つの特徴である各種の車両に容易に
搭載することが難しくなるばかりか多数の撮像器または
センサのデータを合成する必要があることから処理速度
が遅くなってしまう。反射光位置の変動幅はY方向に大
きく、X方向には比較的小さいので、図8のように反射
光が視野から外れないよう光学レンズ22で視野をY方
向に拡大しつつX方向には精度を確保するようにして、
X方向の反射光位置を検出する。しかも、図8のように
Y方向に対しては広い視野の1次元CCD等のセンサを
用い、その前方に反射光が視野から外れないようにX方
向のみ視野を拡大する光学レンズ24を取付けY方向の
反射光位置を検出する。このように、X方向とY方向で
独立した撮像器またはセンサを用いることにより精度を
向上させつつセンサの数が最小限で済み、かつ画像の合
成も不要になり位置検出は各センサで独立して行うため
位置検出処理が高速で行える。
【0032】また、図8のセンサ4は精度をカバーしな
ければならない視野から判断し選定されるもので、それ
に応じて2次元CCDカメラ等、1次元CCDセンサ等
が選定され得る。また、図9のセンサも精度と視野の関
係で2次元CCDカメラとすることは可能である。2次
元CCDカメラを用いる場合でもX方向をY方向のうち
いずれか一方についてのみ位置検出を行い、他方向に対
してはこの検出を損なわないよう視野に入れるだけとし
処理時間の高速化を行う。
【0033】以上述べた第2、第3実施例によれば、以
下のような効果が得られる。車両の偏倚量の計算に必要
な車体1のレール2に対する変位量を、X方向、Y方向
に分けそれぞれ各方向の視野を確保しつつ精度を向上さ
せるよう光学レンズ22,24で選択的に視野の拡大、
縮小を行うので、センサ4の数を必要最小限にすること
ができ、かつまたX,Y方向に独立して位置測定を行う
ので処理が容易になり処理時間の短縮がはかられる。
【0034】前述の実施例では、撮像器またはセンサ4
はレーザ投光器3からのレーザ光の反射光を入力するよ
うにしたものをあげたが、レーザ光の代りに電磁波、磁
界、超音波等を利用した非接触形の計測手段なら何でも
よい。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、車両の偏倚量を車両の
実際の走行状態で動的に、しかも各種の車両、線路条件
に於いて地上側に対し正確でかつ容易に測定できる車両
の偏倚量測定装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例を示す概略構成図。
【図2】レーザ反射光位置を示すイメージ図。
【図3】レーザ反射光位置と車体変位の関係を示すイメ
ージ図。
【図4】車体のレールに対する変位量と車両の偏倚量の
関係を示すイメージ図。
【図5】車体のレールに対する変位量と車両の偏倚量の
関係を示すイメージ図。
【図6】車両のヨーイングを示すイメージ図。
【図7】車両の曲線通過による偏倚を示すイメージ図。
【図8】図1の実施例で撮像器またはセンサの前にY方
向の視野を拡大する光学レンズを取付た実施例を示すレ
ーザ投光器と撮像器またはセンサの部分の拡大図。
【図9】図1の実施例で撮像器またはセンサの代わりに
1次元CCD等のセンサとしその前面にX方向の視野を
拡大する光学レンズを取付た実施例を示すレーザ投光器
とセンサの部分の拡大図。
【符号の説明】
1…車体、2…レール、3…レーザ投光器、4…撮像器
またはセンサ、5…処理器、6…演算器、7…記憶装
置、8…ディスプレー、9…ジャイロ、10…速度計、
11…基準位置にあるレーザ反射光、12…ローリング
時のレーザ反射光、13…左右動時のレーザ反射光、1
4…上下動時のレーザ反射光、15…複合動揺時のレー
ザ反射光、16…レーザ光、17…基準位置での反射光
位置、18…ローリング時または上下変位時の反射光位
置、19…測定位置、20…車体中心線、21…レール
中心線、22…光学レンズ、23…センサ、24…光学
レンズ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レール上を走行する車体に取り付けら
    れ、測定基準位置を求め、この測定基準位置に対して前
    記車体の前後方向および左右方向のずれ量と、前記レー
    ル間の距離を検出する非接触形の検出手段と、 この検出手段からの前後方向および左右方向のずれ量な
    らびにレール間の距離に基づき前記車体のレールに対す
    る左右方向および上下方向の変位量ならびにローリング
    角を演算し、この演算結果に基づき車両の偏倚量を演算
    する演算手段と、 を具備した車両の偏倚量測定装置。
  2. 【請求項2】 レール上を走行する車体に、該レールに
    向かって所定の傾斜角をなすように取付られ、前記レー
    ルに向かってレーザ光を帯状に投光するレーザ投光器
    と、 前記車体に取り付けられ、前記レールからの前記レーザ
    光による反射光を検出して反射光の基準位置を求め、こ
    の基準位置に対して前後方向および左右方向のずれ量を
    検出し、かつ前記レール間距離を測定する検出器と、 この検出器からの検出値に基づき、車体のレールに対す
    る左右方向変位量および上下方向変位量ならびにローリ
    ング角を求める処理器と、 この処理器からの出力と前記車体の寸法に基づき車両の
    偏倚量を演算する演算器と、 この演算器によって求められた偏倚量を出力するための
    ものであって、記憶手段または報知手段の少なくとも一
    方からなる出力手段と、 を具備した車両の偏倚量測定装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の測定装置において、左右
    方向、前後方向それぞれ独立した検出器を設け、この検
    出器の前に高精度が必要な方向には視野を狭くし、精度
    が必要でない他の方向には視野を拡大する光学レンズを
    設けた車両の偏倚量測定装置。
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