JP3354447B2 - 車両用距離測定装置 - Google Patents

車両用距離測定装置

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JP3354447B2 JP21074897A JP21074897A JP3354447B2 JP 3354447 B2 JP3354447 B2 JP 3354447B2 JP 21074897 A JP21074897 A JP 21074897A JP 21074897 A JP21074897 A JP 21074897A JP 3354447 B2 JP3354447 B2 JP 3354447B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用距離測定装
置に関し、特に、一対の光学系によりイメージセンサ上
に結像した一対の画像のうちウインド内の画像信号を比
較して両画像の光軸からのずれ量を電気的に検出し、三
角測量の原理に基づく演算を前記ずれ量を用いて実行し
て対象物までの距離を測定する車両用距離測定装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる距離測定装置では、一対の
イメージセンサ上に結像した画像の一致度(ずれ量)
を、両画像信号のウインド内での比較によって求めるよ
うにしており、ウインドの設定にあたって、たとえば特
公平3−67203号公報では測定すべき対象物の方向
に応じてウインドの基準位置が複数設定され、たとえば
特開平3−246412号公報では画像領域全体が複数
に分割され、たとえば特開平4−12218号公報では
画像領域全体が複数に分割されて成る分割撮像領域がさ
らに複数の細分割撮像領域に分割されている。また特開
平3−269211号公報では、前回得られた画像情報
に基づいて新たなウインドが設定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記特公平
3−67203号公報、特開平3−246412号公報
および特開平4−12218号公報で開示されたもの
は、対象物との相対距離および相対位置にかかわらず定
まった複数のウインドで相関を求め、求めた相関に基づ
いて距離を演算するようにしているので、複数の距離出
力から対象物までの距離を定める処理が複雑となり、処
理時間も大となる。また特開平3−269211号公報
で開示されたものでは、或る時刻で得られた画像情報
と、それから短時間が経過した後の画像情報とを比較
し、先の時刻の画像に最も近似した画像を捜し出して仮
のウインドを設定し、そのウインド内の画像の対称性を
判定して新たなウインドを設定するようにしているの
で、相関演算を行なうまでの処理が複雑であり、時間を
要することになる。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、距離測定を行なうにあたってウインドを簡単
に設定し得るようにし、処理速度を高速化した車両用距
離測定装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、一対の光学系によりイメージセンサ上に
結像した一対の画像のうちウインド内の画像信号を比較
して両画像の光軸からのずれ量を電気的に検出し、三角
測量の原理に基づく演算を前記ずれ量を用いて実行して
対象物までの距離を測定する車両用距離測定装置におい
て、予め設定された上下および左右の視野パラメータ、
前記両光学系の取付位置および姿勢、ならびに前回測定
された距離データに基づいて前記両イメージセンサ上に
それぞれ結像した画像信号のウインドの大きさまたは位
置を決定するウインド決定手段を備えることを特徴とす
る。
【0006】このような構成によれば、予め設定された
上下および左右の視野パラメータ、両光学系の取付位置
および姿勢、ならびに前回測定された距離データに基づ
いてウインドの大きさまたは位置がウインド決定手段で
定められるので、ウインドが容易にかつ速やかに定めら
れることになり、距離測定処理速度を高速化することが
可能となる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0008】図1ないし図7は本発明の第1実施例を示
すものであり、図1は距離測定装置の構成を示すブロッ
ク図、図2は距離測定原理を説明するための図、図3は
上下方向の設定視野パラメータを説明するための図、図
4は光学系の上下方向取付位置および姿勢を説明するた
めの図、図5は左右方向の設定視野パラメータを説明す
るための図、図6は光学系の左右方向取付位置および姿
勢を説明するための図、図7は距離に応じたウインドの
変化を示す図である。
【0009】先ず図1において、上下一対の撮像手段1
1 ,1B1 が、車両の車室内でたとえばフロントガラ
スの後方側に配置されており、これらの撮像手段1
1 ,1B1 で得られた先行車両等の対象物4の画像信
号は、個別のA/D変換器5A,5Bでデジタル信号に
変換され、さらに個別の画像記憶手段6A,6Bにそれ
ぞれ記憶される。
【0010】画像記憶手段6A,6Bにストアされた画
像信号のうち、ウインド決定手段7で決定されたウイン
ドの画像信号だけが切出され、相関演算手段8において
相関演算が実行され、その相関演算結果に基づいて距離
演算手段9で対象物4までの距離Dが演算される。
【0011】図2において、両撮像手段1A1 ,1B1
は、レンズを含む光学系2A,2Bと、それらの光学系
2A,2Bの焦点距離fだけ後方に配置されるイメージ
センサ3A1 ,3B1 とでそれぞれ構成されるものであ
り、両光学系2A,2Bは、基線長BLだけ上下に間隔
をあけて配置される。
【0012】このような撮像手段1A1 ,1B1 によれ
ば、自車の前方に存在する先行車両等の対象物4が光学
系2A,2Bによりイメージセンサ3A1 ,3B1 上に
結像されることになるが、イメージセンサ3A1 ,3B
1 は、たとえば多数の画素が二次元平面に分散された二
次元のCCDやPDである。
【0013】ウインド決定手段7では、距離演算手段9
で前回得られた距離D、予め設定された上下および左右
の視野パラメータ、ならびに両光学系2A,2Bの取付
位置および姿勢に基づいて次のようにウインドの位置お
よび大きさが定められる。
【0014】先ず距離演算手段9で前回得られた距離D
に基づいて設定距離D1が定められるものであり、距離
Dの前回値をD0 とし、一定の処理時間内に対象物4が
自車に対して相対移動し得る距離をαとしたときに、設
定距離D1は、たとえば(D1=D0 −α)として定め
られる。
【0015】また設定距離D1だけ自車の前方で上下方
向の設定視野hを確保するための光学系2A,2Bの上
下視野角θh1,θh2が求められるのであるが、図3
において、上下方向の設定視野hは、光学系2A,2B
の路面からの取付高さhsに、設定距離D1だけ前方に
おいて路面よりも下方側に確保すべき視野h1と、設定
距離D1だけ前方において取付高さhsよりも上方側に
確保すべき視野h2とを加算したもの(h=h1+hs
+h2)である。また光学系2A,2Bの光軸の水平方
向からの傾き角度をθhとしたときに、上下視野角θh
1,θh2は、次の演算式によりそれぞれ求められる。
【0016】 θh1=tan-1{(hs+h1)/D1}−θh θh2=tan-1(h2/D1)+θh 図4において、上下視野角θh1,θh2が求められる
と、イメージセンサ3A1 ,3B1 上での上下視野Py
1,Py2が、次の演算式によりそれぞれ求められる。
【0017】 Py1=f×tanθh1 Py2=f×tanθh2 図5において、設定距離D1だけ自車の前方で左右方向
の設定視野wを確保するための光学系2A,2Bの左右
視野角θw1,θw2が求められるのであるが、自車の
前後方向に対する光学系2A,2Bの光軸の横方向での
傾き角度をθwとしたときに、左右視野角θw1,θw
2は、次の演算式によりそれぞれ求められる。
【0018】 θw1=tan-1(W/2D1)−θw θw2=tan-1(w/2D1)+θw 図6において、左右視野角θw1,θw2が求められる
と、イメージセンサ3A1 ,3B1 上での左右視野Px
1,Px2が、次の演算式によりそれぞれ求められる。
【0019】 Px1=f×tanθw1 Px2=f×tanθw2 このようにして、光軸からの上下視野Py1,Py2お
よび左右視野Px1,Px2が定められることにより、
ウインドの位置および大きさが定められることになり、
そのウインドの位置および大きさが、距離演算手段9で
前回得られた距離Dに基づくものであることにより、図
7で示すように、イメージセンサ3A1,3B1 で得ら
れる画像領域のうち斜線で示すウインドの領域が、自車
および対象物4間の距離に応じて変化することになり、
近距離であるほどウインドが大きく、遠距離であるほど
ウインドが小さく設定されることになる。
【0020】ウインド決定手段7で設定されたウインド
分だけの画像信号は画像記憶手段6A,6Bから相関演
算手段8に入力されることになり、該相関演算手段8に
おいては、図2で示すように、両イメージセンサ3
1 ,3B1 から得られた輝度データの相関が最も一致
する点でのシフト量nを得るための演算が実行される。
すなわち両イメージセンサ3A1 ,3B1 の画像の一方
をシフトさせるか、両イメージセンサ3A1 ,3B1
画像の両方を交互にシフトさせるようにして、両画像信
号の引き算を実行し、両画像データが最も一致したと
き、すなわち相関値が最小となったときのシフト量nを
得る演算が相関演算手段8で行なわれる。而して、前記
シフト量nは、下方のイメージセンサ3A1 から得られ
た画像信号の光学系2Aの光軸からのずれ量nAと、上
方のイメージセンサ3B1 から得られた画像信号の光学
系2Bの光軸からのずれ量nBとの和として得られるこ
とになる。また上記シフト量nの算出にあたって、イメ
ージセンサ3A1 ,3B1 での画素間の間隔により分解
能が定まってしまうので、分解能を向上するために前記
間隔間の補間を行なってシフト量nを補正するようにし
てもよい。
【0021】距離演算手段9では、三角測量法の原理に
基づく距離演算が実行されるものであり、対象物4まで
の距離Dは、 D=(BL×f)/n として距離演算手段9で得られることになる。この際、
イメージセンサ3A1 ,3B1 の近傍に感温素子を配置
しておき、その感温素子で得た温度情報に基づいて距離
Dの補正を行なうようにしてもよい。
【0022】このような第1実施例によれば、予め設定
された上下および左右の視野パラメータとしての設定視
野h,W、両光学系2A,2Bの取付位置および姿勢、
ならびに前回測定された距離データD0 に基づいてウイ
ンドの大きさまたは位置がウインド決定手段7で定めら
れるので、相関演算手段8での相関演算を行なうための
ウインドが容易にかつ速やかに定められることになり、
距離測定処理速度を高速化することが可能となる。
【0023】図8ないし図13は本発明の第2実施例を
示すものであり、図8は距離測定装置の構成を示すブロ
ック図、図9は距離に応じたウインドの変化を示す図、
図10は微分波形成形を説明するための図、図11は相
関演算を説明するための図、図12は補間演算を説明す
るための図、図13は信頼度評価を説明するための図で
ある。
【0024】先ず図8において、上下一対の撮像手段1
2 ,1B2 で得られた先行車両等の対象物4の画像信
号は、個別のA/D変換器5A,5Bでデジタル信号に
変換され、さらに個別の画像記憶手段6A,6Bにそれ
ぞれ記憶される。
【0025】撮像手段1A2 ,1B2 は、図9で示すよ
うなイメージセンサ3A2 ,3B2を備えるものであ
り、これらのイメージセンサ3A2 ,3B2 は、複数の
上下に延びるラインCCDが横方向に間隔をあけて配置
されて成る一次元のイメージセンサである。
【0026】ウインド決定手段7では、上述の第1実施
例と同様にウインドが定められるのであるが、イメージ
センサ3A2 ,3B2 が上下に延びる複数のラインCC
Dから成るものであることにより、ウインド決定手段7
で定められたウインド内に在るラインCCD(図9にお
いて斜線で示す部分)の画像信号が画像記憶手段6A,
6Bから切出される。この際、上下方向視野Pyに相当
する領域が各ラインのウインドとなるが、左右方向視野
Pxが比較的大きいものであって該視野Pxに含まれる
ライン数が所定数を超える場合には図9において白抜き
で示すように処理時間短縮のためにラインを間引くこと
も可能である。
【0027】画像記憶手段6A,6Bから切出された各
ラインの画像信号は、相関演算手段81 ,82 …8n
それぞれ入力され、それらの相関演算手段81 〜8n
おいて、相互に対応するラインの組み合わせ毎の画像信
号の相関演算が実行されることになる。
【0028】相関演算を行なうにあたって、夕暮れ時や
日影等で画像のコントラストが劣ることに起因して相関
一致度が低下し、ひいては距離測定精度が低下すること
を回避するために、各相関演算手段81 〜8n では、図
10で示すように、ラインからの画像信号の輝度を読み
込んで輝度波形を成形し、次いで、上下に複数画素たと
えば9画素おきの輝度を引き算して微分波形を成形す
る。
【0029】各相関演算手段81 〜8n での相関演算
は、たとえば両イメージセンサ3A2,3B2 での相互
に対応するラインの微分された輝度データの一方を固定
しておき他方を1つずつシフトしながら引き算を行なう
ようにして実行される。すなわち図11(A)で示すよ
うに、イメージセンサ3B2 側の輝度データを固定して
おき、イメージセンサ3A2 側の輝度データを上下に1
つずつシフトしながらイメージセンサ3B2 側の輝度デ
ータから引き算することにより、図11(B)で示すよ
うに相関値に対応したシフト量が得られることになり、
相関値が最も小さいときのシフト量が画像信号の光軸か
らのずれ量に対応した値として求められる。
【0030】さらに各相関演算手段81 〜8n では、各
イメージセンサ3A2 ,3B2 でのラインCCDの画素
間に間隔が在るものであることにより、画素相互間の補
間を行なってイメージセンサ3A2 ,3B2 での分解能
力を向上するための補間演算が実行される。この補間演
算にあたっては、図12で示すように、最小相関値であ
る第1点P1と、最小相関値に近い相関値である第2お
よび第3点P2,P3との3点が用いられ、第1点P1
と第2および第3点P2,P3の一方P3とを通る直線
L1と、該直線L1と同一の傾きで第2および第3点P
2,P3の他方P2を通る直線L2との交点が補間値と
して得られることになり、この補間値がシフト量n′と
して用いられる。尚、鎖線で示すように、第1点P1お
よび第2点P2を通る直線と、第3点P3を通る直線と
の交点も得られるが、この交点は最小相関値よりも大き
な相関値となるので補間値としては採用されない。
【0031】このようにして、補間後のシフト量n′が
得られた後に、各相関演算手段81〜8n にそれぞれ対
応した距離演算手段91 〜9n において、三角測量法の
原理に基づく距離演算がそれぞれ実行される。すなわ
ち、対象物4までの距離Dが、 D=(BL×f)/n′ として得られることになる。
【0032】距離演算手段91 〜9n での距離演算にあ
たって、イメージセンサ3A2 ,3B2 の近傍に配置さ
れる感温素子で得られる温度情報に基づいて距離Dが補
正されるようにしてもよい。
【0033】このようにして各ライン毎に距離演算手段
1 〜9n で得られた距離Dの信頼度は信頼度評価手段
111 〜11n でそれぞれ評価される。而して各信頼度
評価手段111 〜11n では、次のようにして信頼度評
価が行なわれる。すなわち図13で示すように、最も小
さな相関値から所定値だけ大きなしきい値が設定され、
相関値の極小値が1つであり、しかも最小相関値のシフ
ト量から所定シフト量ΔSだけずれた位置で相関値がし
きい値よりも大きいとき、すなわち図13(A)で示す
状態のときが信頼度が高いと評価される。それに対し、
相関値の極小値が1つであっても最小相関値のシフト量
から所定シフト量ΔSだけずれた位置で相関値がしきい
値よりも小さいとき、すなわち図13(B)で示す状態
のときには信頼度が低いと評価され、また相関値の極小
値が複数あるとき、すなわち図13(C)で示す状態の
ときには信頼度が低いと評価される。而して図13
(B)で示す状態は、両イメージセンサ3A,3Bの画
像信号の輝度ずれやノイズ等に基づいて最小相関値付近
で相関値の傾きがシャープでなくなることにより生じる
ものであり、相関一致度が低下して距離測定精度が低下
するので信頼度評価を低くするものであり、また図13
(C)で示す状態は、遠近混在や縞模様に代表されるパ
ターン画像により生じるものであり、場合によっては対
象物4以外の距離を測定してしまう可能性があるので信
頼度評価を低くするものである。
【0034】各信頼度評価手段111 〜11n で高い信
頼度評価が得られたラインの距離は車間距離演算手段1
2に入力され、この車間距離演算手段12において、信
頼度評価が高かったラインの距離Dのうち、前回得られ
た距離から一定距離以上離れた距離のものが除かれ、最
後に残ったラインの距離Dが平均化され、その平均化さ
れた距離Dが対象物4までの距離として車間距離演算手
段12から出力され、この車間距離演算手段12で得ら
れた距離が、ウインド決定のためのパラメータとしてウ
インド決定手段7に入力される。
【0035】この第2実施例によっても上記第1実施例
と同様の効果を奏することができ、特にイメージセンサ
3A2 ,3B2 として、上下に延びる複数のラインCC
Dが配置されて成る比較的安価な一次元のイメージセン
サを用いることが可能であるので、コスト低減を図るこ
とが可能となる。
【0036】図14は本発明の第3実施例を示すもので
あり、この第3実施例で用いられるイメージセンサ3A
3 ,3B3 は、複数の横方向に延びるラインCCDが上
下に間隔をあけて配置されて成る一次元のイメージセン
サである。
【0037】而してウインド内に在るラインCCD(図
14において斜線で示す部分)の画像信号のみが相関演
算および距離演算に用いられる。この際、左右方向視野
Pxに相当する領域が各ラインのウインドとなるが、上
下方向視野Pyが比較的大きいものであって該視野Py
に含まれるライン数が所定数を超える場合には図14に
おいて白抜きで示すように処理時間短縮のためにライン
を間引くことも可能である。
【0038】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行なうことが可能である。
【0039】たとえば上記実施例では、一対の撮像手段
が上下に間隔をあけて配置される距離測定装置について
説明したが、本発明は、一対の撮像手段が左右に間隔を
あけて配置される距離測定装置に関連して実施すること
も可能である。またウインド決定手段7において、ウイ
ンドの位置および大きさのいずれか一方が定められるよ
うにしてもよい。
【0040】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、予め設定
された上下および左右の視野パラメータ、両光学系の取
付位置および姿勢、ならびに前回測定された距離データ
に基づいてウインドの大きさまたは位置がウインド決定
手段で定められることにより、ウインドが容易にかつ速
やかに定められることになり、距離測定処理速度を高速
化することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の距離測定装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】距離測定原理を説明するための図である。
【図3】上下方向の設定視野パラメータを説明するため
の図である。
【図4】光学系の上下方向取付位置および姿勢を説明す
るための図である。
【図5】左右方向の設定視野パラメータを説明するため
の図である。
【図6】光学系の左右方向取付位置および姿勢を説明す
るための図である。
【図7】距離に応じたウインドの変化を示す図である。
【図8】第2実施例の距離測定装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図9】距離に応じたウインドの変化を示す図である。
【図10】微分波形成形を説明するための図である。
【図11】相関演算を説明するための図である。
【図12】補間演算を説明するための図である。
【図13】信頼度評価を説明するための図である。
【図14】第3実施例の図9に対応した図である。
【符号の説明】
2A,2B・・・光学系 3A1 ,3A2 ,3A3 ,3B1 ,3B2 ,3B3 ・・
・イメージセンサ 7・・・ウインド決定手段
フロントページの続き (72)発明者 千坂 和人 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (56)参考文献 特開 平9−42957(JP,A) 特開 平9−107540(JP,A) 特開 平10−138851(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01C 3/06 G01B 11/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の光学系(2A,2B)によりイメ
    ージセンサ(3A1,3B1 ;3A2 ,3B2 ;3
    3 ,3B3 )上に結像した一対の画像のうちウインド
    内の画像信号を比較して両画像の光軸からのずれ量を電
    気的に検出し、三角測量の原理に基づく演算を前記ずれ
    量を用いて実行して対象物(4)までの距離を測定する
    車両用距離測定装置において、予め設定された上下およ
    び左右の視野パラメータ、前記両光学系(2A,2B)
    の取付位置および姿勢、ならびに前回測定された距離デ
    ータに基づいて前記両イメージセンサ(3A1 ,3
    1 ;3A2 ,3B2 ;3A3 ,3B3 )上にそれぞれ
    結像した画像信号のウインドの大きさまたは位置を決定
    するウインド決定手段(7)を備えることを特徴とする
    車両用距離測定装置。
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