JP2008076118A - 変位センサ及びセンサシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】変位センサから取得した受光量により受光波形を表示可能な変位センサを提供すること。
【解決手段】コントローラ10にコンソール30が外部接続可能であり、該コンソール30は、検出条件設定の際に検出条件を表示する表示画面を有し、コンソール30の表示画面上に受光信号から各画素の受光量をグラフ表示した受光波形を表示させるCPUを備える。
【選択図】図1
【解決手段】コントローラ10にコンソール30が外部接続可能であり、該コンソール30は、検出条件設定の際に検出条件を表示する表示画面を有し、コンソール30の表示画面上に受光信号から各画素の受光量をグラフ表示した受光波形を表示させるCPUを備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、変位センサ及びセンサシステムに関するものである。
光を用いた変位センサは、コントローラと、発光素子とラインセンサ又は二次元センサとを有するヘッドとを備える。ヘッドはセンサの各画素における受光量を出力し、コントローラは各画素の受光量に基づき測定対象物の反射面の変位などを検出する。コントローラには、設定及びヘッドのセンサ出力を確認するために、パーソナルコンピュータが接続される。パーソナルコンピュータでは、コントローラからヘッドのセンサにおける受光量を受信し波形表示する。従って、検出物の表面状態などを、表示画面を見て確認することができる(例えば、特許文献1参照)。
特許第3797422号公報
しかしながら、変位センサは受光波形確認のためのパーソナルコンピュータを持ち込むことができない場所にも設置される。また、コントローラに直接接続するパーソナルコンピュータを用意できない場合がある。従って、設置場所において受光量を容易に確認することができないという問題があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、変位センサから取得した受光量により受光波形を表示可能な変位センサ及びセンサシステムを提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、被検出物へ向けて光を照射する投光手段と、複数の画素から構成され、前記被検出物からの反射光を受光し、各画素の受光量に応じた受光信号を順次出力するイメージセンサと、前記イメージセンサより出力される受光信号から各画素の受光量に基づいて被検出物の変位を検出する検出手段と、を備える変位センサにおいて、前記検出手段の検出条件を設定可能なコンソールが外部接続可能であり、該コンソールは、検出条件設定の際に前記検出条件を表示する表示画面を有し、前記コンソールの表示画面上に前記受光信号から各画素の受光量をグラフ表示した受光波形を表示させる表示制御手段より構成される。この構成により、コンソールの表示画面上に受光波形の表示を可能としたため、コンソールで設定を行なう場合においても、作業者の手元で受光波形を表示し、設定を行なうことができる。従って、変位センサから取得した受光量により受光波形を表示可能な変位センサが提供される。
請求項2によれば、請求項1に記載の変位センサにおいて、前記表示制御手段は、全画素のうち所定範囲の画素の受光波形を前記表示画面上に表示させるよう構成され、前記所定範囲を選択的に切替可能な表示範囲切替手段を備える。この構成により、全画素のうち所定範囲の画素の受光波形のみを表示するため、表示画面を大型化する必要が無い。さらに、表示範囲切替手段を備えることで、全画素の受光波形を所定範囲ごとに切替表示可能となり、小型なコンソールにより全画素の受光波形を確認することができる。
請求項3によれば、請求項2に記載の多光軸光電センサにおいて、前記表示制御手段は、前記表示範囲切替手段にて切り替えられた範囲が全画素のうちのいずれの範囲かを示す範囲情報を前記表示画面上に前記受光波形とともに表示させる。これにより、選択された範囲に対応する情報が表示され、全画素においてどの範囲の受光波形が表示されているかを容易に確認することができる。
請求項4によれば、請求項2又は3のいずれか一項に記載の変位センサにおいて、前記表示画面はタッチパネルであり、前記表示範囲切替手段は、前記表示画面上で選択された範囲を前記所定範囲として切替可能とされる。これにより、表示画面上から表示範囲を切替えることができるため、作業者にとって切替作業が容易になる。
請求項5によれば、請求項1〜4の何れか一項に記載の変位センサにおいて、コンソールの表示画面上に前記検出手段の設定条件を表示する設定表示モードと、前記受光波形を表示する受光波形表示モードとを切り替えるモード切替手段を備え、前記表示制御手段は、前記モード切替手段によって、前記設定表示モードとされた場合、前記設定条件をコンソールの表示画面上に表示させ、さらに前記受光波形表示モードとされた場合、前記受光波形をコンソールの表示画面上に表示させる構成を備える。この構成により、モードに応じて表示を受光波形と設定条件とに切り替えて表示することができるため、コンソールの表示サイズを変更することなく受光波形の表示を行なうことができる。
請求項6によれば、請求項5記載の変位センサにおいて、前記受光波形表示モードにおいて、前記表示制御手段は、前記表示範囲切替手段にて切替可能な範囲を、前記受光波形とともに前記表示画面上に表示させる。このため、表示範囲を切り替える際、設定表示モードへとモード切替を行なわなくても良いため、作業者の手間を省くことができる。
請求項7によれば、請求項1〜6の何れか一項に記載の変位センサにおいて、前記変位センサは、前記投光手段及び前記イメージセンサを備えるヘッド部と、前記検出手段及び前記表示制御手段を備え、且つ前記コンソールが接続されるコントロール部と、を備え、1つのコントロール部に対して複数のヘッド部を接続可能とされ、前記表示画面上に、前記複数のヘッド部のうち何れか1つのヘッド部の受光波形を表示させるかを選択することが可能な選択手段を備えることを特徴とする。この構成により、複数のセンサヘッドのうち、1つのセンサヘッドの受光波形を選択的に表示させるため、表示画面を大型化せず複数のセンサヘッドの受光波形を表示画面上に表示し、作業者は受光波形を確認し設定することができる。
請求項8によれば、請求項1〜7のうちの何れか一項に記載の変位センサと、前記変位センサに接続され、受光波形が表示され表示画面を有するコンソールより構成される。この構成により、コンソールの表示画面上に受光波形の表示を可能としたため、コンソールで設定を行なう場合においても、作業者の手元で受光波形を表示し、設定を行なうことができる。従って、変位センサから取得した受光量により受光波形を表示可能なセンサシステムが提供される。
請求項9によれば、請求項8に記載のセンサシステムにおいて、前記コンソールの表示画面はタッチパネルであり、該タッチパネルへの入力により前記表示画面に表示される受光波形を表示する範囲が切り替えられる。このため作業者はパソコンを用いなくても容易に受光波形を確認することができる。前記変位センサは、前記投光手段及び前記イメージセンサを有するヘッド部と、前記検出手段及び前記表示制御手段を有するコントロール部とを備え、1つのコントロール部に対して複数のヘッド部を接続可能とされ、前記表示画面上に、複数のヘッド部のうち何れか1つのヘッド部の受光波形を表示させるかを選択することが可能な選択手段を備える。この構成により、複数のヘッド部のうち、1つのヘッド部の受光波形を選択的に表示させるため、表示画面を大型化せず複数のヘッド部の受光波形を表示画面上に表示し、確認することができる。
従って、上記記載の発明によれば、変位センサから取得した受光量により受光波形を表示可能な変位センサ及びセンサシステムを提供することが出来る。
以下、本発明を具体化した一実施の形態を図面に従って説明する。
図1は、本実施形態の変位センサを示す概略構成図である。
変位センサのコントローラ10には複数のケーブル接続端子10a〜10dが設けられ、そのケーブル接続端子10aにはヘッド部としてのセンサヘッド20aのケーブルC1aが接続されている。センサヘッド20aは、測定台Tの上方に図示しない固定具により配置され、コントローラ10の制御により測定台T上に載置された被検出物としてのワークWに対してレーザ光を照射し、受光した反射光に応じた信号を出力する。
図1は、本実施形態の変位センサを示す概略構成図である。
変位センサのコントローラ10には複数のケーブル接続端子10a〜10dが設けられ、そのケーブル接続端子10aにはヘッド部としてのセンサヘッド20aのケーブルC1aが接続されている。センサヘッド20aは、測定台Tの上方に図示しない固定具により配置され、コントローラ10の制御により測定台T上に載置された被検出物としてのワークWに対してレーザ光を照射し、受光した反射光に応じた信号を出力する。
コントローラ10のケーブル接続端子10cには表示画面としてのコンソール30がケーブルC2を介して接続されている。コンソール30は、入力部と、LCD等のドットマトリクスにて表示可能な表示画面とを有し、文字及び線画を表示することができる。また、コンソール30はパーソナルコンピュータよりも小型であり、パーソナルコンピュータが持ち込めない場所にも持ち込むことが可能である。コントローラ10は、センサヘッド20aから入力された信号に基づいて表示データをコンソール30に出力し、コンソール30には、表示データに基づいて受光量の数値や、受光量の波形が表示される。
次に、コントローラ10及びセンサヘッド20aの電気的構成を説明する。
図2に示すようにコントローラ10には、表示制御手段、検出手段及びボタン操作に対応する設定、選択又は切替の制御を行うCPU11が内蔵され、該CPU11にはヘッド通信部12が接続されている。そのヘッド通信部12はケーブル接続端子10a,10bと接続されている。ケーブル接続端子10aにはセンサヘッド20aが接続されている。また、ケーブル接続端子10bには破線で示すセンサヘッド20bを、ケーブルC1bを介して接続することができる。即ち、コントローラ10には2つのセンサヘッド20a,20bを接続することができ、CPU11は、ヘッド通信部12を介して各センサヘッド20a,20bと通信することができる。CPU11は、ヘッド通信部12に制御信号を出力し、そのヘッド通信部12は各センサヘッド20a,20bに制御信号を送信する。CPU11は、ヘッド通信部12にて各センサヘッド20a,20bから受信した受光量データを入力する。
図2に示すようにコントローラ10には、表示制御手段、検出手段及びボタン操作に対応する設定、選択又は切替の制御を行うCPU11が内蔵され、該CPU11にはヘッド通信部12が接続されている。そのヘッド通信部12はケーブル接続端子10a,10bと接続されている。ケーブル接続端子10aにはセンサヘッド20aが接続されている。また、ケーブル接続端子10bには破線で示すセンサヘッド20bを、ケーブルC1bを介して接続することができる。即ち、コントローラ10には2つのセンサヘッド20a,20bを接続することができ、CPU11は、ヘッド通信部12を介して各センサヘッド20a,20bと通信することができる。CPU11は、ヘッド通信部12に制御信号を出力し、そのヘッド通信部12は各センサヘッド20a,20bに制御信号を送信する。CPU11は、ヘッド通信部12にて各センサヘッド20a,20bから受信した受光量データを入力する。
CPU11には、第1の記憶部13(メモリ1と表示)と第2の記憶部14(メモリ2と表示)が接続されている。CPU11は、ヘッド通信部12を介してセンサヘッド20aから受信した受光量データ、センサヘッド20aに係わる設定値、などを第1の記憶部13に記憶する。また、CPU11は、ヘッド通信部12を介してセンサヘッド20bから受信した受光量データ、センサヘッド20bに係わる設定値、などを第2の記憶部14に記憶する。
更に、CPU11には、コンソール通信部15とパソコン通信部16が接続されている。コンソール通信部15はケーブル接続端子10cに接続され、そのケーブル接続端子10cには、コンソール(CS)30が接続されている。CPU11は、コンソール通信部15を介してコンソール30と通信する。パソコン通信部16は、ケーブル接続端子10dと接続されており、そのケーブル接続端子10dには破線で示すパーソナルコンピュータ(PC)40がケーブルC3を介して接続される。
センサヘッド20aは、コントローラ10と通信するための通信部21を備え、該通信部21はCPU22に接続されている。CPU22は、通信部21にて受信した制御信号を入力し、該制御信号に基づいてセンサヘッド20aを制御する。CPU22は、表示部23及び投光手段としてのレーザダイオード(LD)24が接続されている。表示部23はセンサヘッド20aの外部から視認可能に設けられたLEDなどからなり、CPU22は、表示部23に信号を出力し、動作状態を表示部23に表示させる。CPU22は、レーザダイオード24を制御し、ワークWにレーザ光を照射させる。
ワークWなどによる反射光はイメージセンサ(IS)25に入射される。イメージセンサ25は例えば二次元CCDであり、各画素における受光量に応じた電圧の受光信号をアナログ/デジタル(A/D)変換器26に出力する。A/D変換機26は、受光信号を受光量データにアナログ−デジタル変換し、その受光量データをCPU22に出力する。CPU22は、受光量データを通信部21に出力し、通信部21は受光量データをコントローラ10に送信する。
上記したように、コントローラ10のCPU11は、センサヘッド20aからヘッド通信部12を介して受信した受光量データを第1の記憶部13に記憶する。そして、CPU11は、第1の記憶部13に記憶した受光量データに基づいて、反射面の変位などを測定する。
詳述すると、センサヘッド20aから出射されるレーザ光は反射面(例えばワークWの表面)にて反射し、その反射光がイメージセンサ25に入射され、その入射位置はセンサヘッド20aから反射面までの距離に応じて変化する。コントローラ10のCPU11は、第1の記憶部13に記憶した受光量データにおけるピーク値を検出し、そのピーク値の受光量データを出力する画素の位置(ピーク位置)の変化により、反射面の変位を測定する。また、ガラスなどの透明体の場合、複数の反射面(ガラスのおもて面と裏面)からの反射光による複数のピーク位置に基づいて、反射面間の距離(ガラスの厚み)を測定する。
コントローラ10は、コンソール30からの要求信号に応答して、検出したピーク値、反射面の変動量や記憶部13,14に記憶した受光量データ、検出条件などをコンソール30に送信する。また、コントローラ10は、コンソール30から出力される設定データに基づいて、各種設定を行なう。
次に、コンソール30を説明する。
コンソール30は液晶表示装置と、その液晶表示装置の表面に配置されたタッチパネルとを備え、画面操作と表示とを同時に行なうことができる。コンソール30は液晶表示装置に文字を表示させ、その文字が表示された範囲に対する接触をタッチパネルにて検出することで、操作ボタンを構成している。以下、液晶表示装置に表示される画面と、その画面上にタッチパネルにて構成される操作ボタンを説明する。
コンソール30は液晶表示装置と、その液晶表示装置の表面に配置されたタッチパネルとを備え、画面操作と表示とを同時に行なうことができる。コンソール30は液晶表示装置に文字を表示させ、その文字が表示された範囲に対する接触をタッチパネルにて検出することで、操作ボタンを構成している。以下、液晶表示装置に表示される画面と、その画面上にタッチパネルにて構成される操作ボタンを説明する。
コンソール30は、起動されると図3(a)に示すトップ画面31を表示する。このトップ画面31には、設定表示モードを選択するために複数の操作ボタン31a〜31eが表示されている。
例えば、測定値表示ボタン31aは、測定値を数値として表示画面に表示するためのボタンである。受光波形ボタン31bは、受光量のデータを波形として表示画面に表示する受光波形表示モードへ表示画面を切り替えるためのボタンである。ピーク受光量ボタン31cは受光波形のピーク値を表示するためのボタンである。メモリ切替ボタン31dはCPU11に接続された第2の記憶部14に記憶された別の受光量データへ切り替えるためのボタンである。設定ボタン31eは投光量の設定及びサンプリング周期の設定など変位センサの検出条件設定を行なう別画面へと表示を検出条件に切り替えるためのボタンである。
コンソール30は、作業者が触れた操作ボタン31a〜31eに応じた画面を表示する。受光波形ボタン31bに対する接触をタッチパネルにて検出すると、コンソール30は、図3(b)に示す波形表示画面32を表示する。この波形表示画面32の左上に設けられた選択ヘッド表示範囲33には、表示する波形を測定したセンサヘッドを区別するための文字「ヘッドA」と、表示する波形の範囲を示す文字「1」を表示する。
コンソール30には、センサヘッド20aから出力される受光量データの一部が表示される。これは、センサヘッド20aに備えたイメージセンサ25の画素数と、コンソール30の表示能力(表示画素数)との違いに基づく。イメージセンサ25は、反射面の変位を精度良く測定するために、反射面の変位によって反射光が入射する位置が変化する方向に沿った画素数が多い(例えば、1024画素)。一方、コンソール30の表示画素はイメージセンサ25の画素数よりも少ない(例えば100画素)。従って、イメージセンサ25から出力される受光量データの全てを一度にコンソール30に表示することができない。このため、受光量データを所定画素数(例えば100画素)毎の範囲に分割し、コンソール30は選択された1つの範囲のデータを表示する。
さらに、波形表示画面32には、表示範囲切替手段としての切替ボタン32a〜32kが下部に表示される。コンソール30は波形表示画面32に表示を切り替えるとき、所定範囲(例えば一番目の範囲)の受光量データをコントローラ10から取得し、対応する情報である範囲の波形を波形表示画面32に表示する。従って、切替ボタンは現在表示されている範囲以外が選択可能であれば良く、それぞれの切替ボタン32a〜32kには、2番目から11番目の範囲を示す文字「2」〜「11」が表示される。この構成により、表示能力が低いコンソール30において受光量データの波形表示を行い、波形の確認を行なうことができる。また、任意の範囲の波形を容易に表示することができる。従って、作業者はパーソナルコンピュータが無くても受光波形の確認を行なうことができる。このように、コンソール30にはモード切替手段となる操作ボタン31a〜31e及び切替ボタン32a〜32kが設けられている。
また、図3(b)において、波形表示画面32の右下には、選択されたセンサヘッドへと表示を切り替える選択手段としてのヘッド選択ボタン34と、表示された受光波形のピーク値を表示するメッセージボタン35とが表示され、右上にはトップ画面31に表示を切り替えるためのTopボタン36が表示されている。図2に示すように、コントローラ10には2つのセンサヘッド20a,20bを接続することができ、それぞれの受光量データが第1の記憶部13と第2の記憶部14に記憶される。このため、作業者が図3(b)に示すヘッド選択ボタン34に触れると、コンソール30は波形が表示されているセンサヘッドと異なるセンサヘッドの受光量データを要求する。例えば、センサヘッド20aの波形を表示している場合、コンソール30はセンサヘッド20bの1番目の範囲の受光量データを要求する。その受光量データを受信したコンソール30は、図4に示すように、選択ヘッド表示範囲33に文字「B−1」を表示するとともに、受信した受光量データを波形表示する。
尚、図2に示すように、コントローラ10にはパーソナルコンピュータ40を接続することができ、そのパーソナルコンピュータ40の画面上でも受光波形を表示することができる。パーソナルコンピュータ40は表示能力が高い(表示画素数が多い)ため、図5(a)に示すように、センサヘッド20aから出力される受光量データの全てを波形表示することができる。尚、図5(b)はコンソール30の波形表示画面32を示し、この波形表示画面32には、図5(a)に示す表示画面41の範囲60における受光量データの波形が表示されている。このように、センサヘッド20aのイメージセンサ25における受光状態を容易に確認することができる。
また、図2に示すパーソナルコンピュータ40からコントローラ10の各種設定を行なうことができる。そして、コンソール30からもコントローラ10の各種設定を行なうことができる。コントローラ10のCPU11は、パーソナルコンピュータ40による設定と、コンソール30による設定とを、交互に反映させる。例えば、コントローラ10は、各種設定値を第2の記憶部14に記憶している。コントローラ10のCPU11は、パーソナルコンピュータ40からパソコン通信部16を介して入力した設定値を第2の記憶部14に記憶する。更に、CPU11は、コンソール通信部15を介して入力した設定値により、第2の記憶部14に記憶した設定値に変更する。そして、CPU11は、変更した設定値をパーソナルコンピュータ40に送信する。この結果、パーソナルコンピュータ40の設定値に、コンソール30の設定値が反映される。パーソナルコンピュータ40の設定値にて第2の記憶部14に記憶した設定値を変更した場合も同様である。
次に、本実施の形態の特徴的な作用効果を記載する。
(1)コントローラ10にコンソール30が外部接続可能であり、該コンソール30は、検出条件設定の際に検出条件を表示する表示画面を有し、コンソール30の表示画面上に受光信号から各画素の受光量をグラフ表示した受光波形を表示させるCPU11を備える。この構成により、コンソールの表示画面上に受光波形の表示を可能としたため、コンソールで設定を行なう場合においても、作業者の手元で受光波形を表示することができる。即ち、作業者は受光波形を確認しながら設定を行なうことができる。従って、変位センサから取得した受光量により受光波形を表示可能な変位センサが提供される。
(1)コントローラ10にコンソール30が外部接続可能であり、該コンソール30は、検出条件設定の際に検出条件を表示する表示画面を有し、コンソール30の表示画面上に受光信号から各画素の受光量をグラフ表示した受光波形を表示させるCPU11を備える。この構成により、コンソールの表示画面上に受光波形の表示を可能としたため、コンソールで設定を行なう場合においても、作業者の手元で受光波形を表示することができる。即ち、作業者は受光波形を確認しながら設定を行なうことができる。従って、変位センサから取得した受光量により受光波形を表示可能な変位センサが提供される。
(2)CPU11は、全画素のうち所定範囲の画素の受光波形をコンソール30の表示画面上に表示させる。そして、コンソール30は所定範囲を選択的に切替可能な切替ボタン32a〜32kを備える。この構成により、全画素のうち所定範囲の画素の受光波形のみを表示するため、表示画面を大型化する必要が無い。さらに、表示範囲を切り替える切替ボタン32a〜32kを備えることで、全画素の受光波形を所定範囲ごとに切替表示可能となり、小型なコンソールにより全画素の受光波形を確認することができる。
(3)コンソール30の表示画面はタッチパネルであり、CPU11は、切替ボタン32a〜32kは、前記表示画面上で選択された範囲を所定範囲として切替可能とされる。これにより、表示画面上から表示範囲を切替えることができるため、作業者にとって切替作業が容易になる。
(4)コンソール30の表示画面上にセンサヘッド20a,20bの設定条件を表示する設定表示モードと、受光波形を表示する受光波形表示モードとを切り替える操作ボタン31b,31eを備え、CPU11は、操作ボタン31eによって、設定表示モードとされた場合、設定条件をコンソールの表示画面上に表示させる。さらに受光波形表示モードが操作ボタン31bにより切り替えられた場合、受光波形をコンソール30の表示画面上に表示させる構成を備える。この構成により、モードに応じて表示を受光波形と設定条件とに切り替えて表示することができるため、コンソールの表示サイズを変更することなく受光波形の表示を行なうことができる。
(5)前記受光波形表示モードにおいて、前記表示制御手段は、前記表示範囲切替手段にて切替可能な範囲を、前記受光波形とともに前記表示画面上に表示させる。このため、表示範囲を切り替える際、設定表示モードへとモード切替を行なわなくても良いため、作業者の手間を省くことができる。
(6)変位センサは、レーザダイオード24及びイメージセンサ25を有するセンサヘッドと、CPU11を有するコントロール部とを備え、且つ前記コンソールが接続されるコントロール部に対して複数のセンサヘッド20a,20bを接続可能である。そして、コンソール30の表示画面上に、複数のセンサヘッド20a,20bのうち何れか1つのセンサヘッドの受光波形を表示させるかを選択することが可能なヘッド選択ボタン34を備える。この構成により、複数のセンサヘッド20a,20bのうち、1つのセンサヘッドの受光波形を選択的に表示させるため、表示画面を大型化せず複数のセンサヘッド20a,20bの受光波形を表示画面上に表示し、作業者は受光波形を確認し設定することができる。
尚、本発明の実施の形態は、以下のように変更してもよい。
・切替ボタン32a〜32kのいずれか1つを選択することより切り替えられた受光波形の表示範囲は、例えば切替ボタン32aを選択した場合に1〜100画素、切替ボタン32bを選択した場合に101〜200画素と連続した受光量データの表示として変化する。このため、表示箇所を選択する切替ボタン32b〜32kを図6のようにスクロールバー37として連続表示できるようにしてもよい。
・切替ボタン32a〜32kのいずれか1つを選択することより切り替えられた受光波形の表示範囲は、例えば切替ボタン32aを選択した場合に1〜100画素、切替ボタン32bを選択した場合に101〜200画素と連続した受光量データの表示として変化する。このため、表示箇所を選択する切替ボタン32b〜32kを図6のようにスクロールバー37として連続表示できるようにしてもよい。
・センサヘッド20a,20bは2個だけではなく、3個以上設けてもよい。
・第1の記憶部13と、第2の記憶部14とで記憶するデータ(受光量データ及びセンサヘッド20a,20bに係わる設定値など)を分けて説明を行なったが、データはどちらの記憶部に記憶されてもよい。
・第1の記憶部13と、第2の記憶部14とで記憶するデータ(受光量データ及びセンサヘッド20a,20bに係わる設定値など)を分けて説明を行なったが、データはどちらの記憶部に記憶されてもよい。
・センサヘッド20a,20bのヘッド通信部12は、図2において1つのブロックで表されているが、接続されるセンサヘッド毎に通信部を設けてもよい。
・コンソール30は外部接続された例を示したが、これはコントローラ10と一体型となってもよい。
・コンソール30は外部接続された例を示したが、これはコントローラ10と一体型となってもよい。
・本実施形態における変位センサを用いて、センサシステムを構築しても良い。
このシステムは、変位センサに接続され、受光波形が表示され表示画面を有するコンソール30より構成される。この構成により、コンソール30の表示画面上に受光波形の表示を可能としたため、コンソール30で設定を行なう場合においても、作業者の手元で受光波形を表示し、設定を行なうことができる。従って、変位センサから取得した受光量により受光波形を表示可能なセンサシステムが提供される。
このシステムは、変位センサに接続され、受光波形が表示され表示画面を有するコンソール30より構成される。この構成により、コンソール30の表示画面上に受光波形の表示を可能としたため、コンソール30で設定を行なう場合においても、作業者の手元で受光波形を表示し、設定を行なうことができる。従って、変位センサから取得した受光量により受光波形を表示可能なセンサシステムが提供される。
このセンサシステムにおけるコンソール30の表示画面はタッチパネルであり、該タッチパネルへの入力により表示画面に表示される受光波形を表示する範囲が切り替えられる。このため作業者はパソコンを用いなくても容易に受光波形を確認することができる。
10…コントローラ、11…コントローラのCPU、13…第1の記憶部、14…第2の記憶部、20a,20b…センサヘッド、22…センサヘッドのCPU、24…レーザダイオード、25…イメージセンサ、30…コンソール、W…ワーク。
Claims (9)
- 被検出物へ向けて光を照射する投光手段と、
複数の画素から構成され、前記被検出物からの反射光を受光し、各画素の受光量に応じた受光信号を順次出力するイメージセンサと、
前記イメージセンサより出力される受光信号から各画素の受光量に基づいて被検出物の変位を検出する検出手段と、
を備える変位センサにおいて、
前記検出手段の検出条件を設定可能なコンソールが外部接続可能であり、該コンソールは、検出条件設定の際に前記検出条件を表示する表示画面を有し、
前記コンソールの表示画面上に前記受光信号から各画素の受光量をグラフ表示した受光波形を表示させる表示制御手段を備えることを特徴とする変位センサ。 - 前記表示制御手段は、全画素のうち所定範囲の画素の受光波形を前記表示画面上に表示させるよう構成され、
前記所定範囲を選択的に切替可能な表示範囲切替手段を備えることを特徴とする請求項1記載の変位センサ。 - 前記表示制御手段は、前記表示範囲切替手段にて切り替えられた範囲が全画素のうちのいずれの範囲かを示す範囲情報を前記表示画面上に前記受光波形とともに表示させることを特徴とする請求項2記載の変位センサ。
- 前記表示画面はタッチパネルであり、
前記表示範囲切替手段は、前記表示画面上で選択された範囲を前記所定範囲として切替可能とされる
ことを特徴とする請求項2又は3に記載の変位センサ。 - コンソールの表示画面上に前記検出手段の設定条件を表示する設定表示モードと、前記受光波形を表示する受光波形表示モードとを切り替えるモード切替手段を備え、
前記表示制御手段は、前記モード切替手段によって、前記設定表示モードとされた場合、前記設定条件をコンソールの表示画面上に表示させ、さらに前記受光波形表示モードとされた場合、前記受光波形をコンソールの表示画面上に表示させることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の変位センサ。 - 前記受光波形表示モードにおいて、
前記表示制御手段は、前記表示範囲切替手段にて切替可能な範囲を、前記受光波形とともに前記表示画面上に表示させる
ことを特徴とする請求項5記載の変位センサ。 - 前記変位センサは、前記投光手段及び前記イメージセンサを備えるヘッド部と、
前記検出手段及び前記表示制御手段を備え、且つ前記コンソールが接続されるコントロール部と、
を備え、
1つのコントロール部に対して複数のヘッド部を接続可能とされ、
前記表示画面上に、前記複数のヘッド部のうち何れか1つのヘッド部の受光波形を表示させるかを選択することが可能な選択手段を備えることを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の変位センサ。 - 請求項1〜7のうちの何れか一項に記載の変位センサと、
前記変位センサに接続され、受光波形が表示され表示画面を有するコンソールと、
を備えたことを特徴とするセンサシステム。 - 前記コンソールの表示画面はタッチパネルであり、該タッチパネルへの入力により前記表示画面に表示される受光波形を表示する範囲が切り替えられる、
ことを特徴とする請求項8記載のセンサシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006253582A JP2008076118A (ja) | 2006-09-19 | 2006-09-19 | 変位センサ及びセンサシステム |
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JP2006253582A JP2008076118A (ja) | 2006-09-19 | 2006-09-19 | 変位センサ及びセンサシステム |
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ID=39348362
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010122127A (ja) * | 2008-11-21 | 2010-06-03 | Sunx Ltd | 光学式変位センサシステム、コンソール、コントローラ、およびプログラム |
CN102803896A (zh) * | 2010-09-10 | 2012-11-28 | 欧姆龙株式会社 | 位移传感器 |
Citations (2)
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2006
- 2006-09-19 JP JP2006253582A patent/JP2008076118A/ja active Pending
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