JP2001289541A - 製氷機 - Google Patents

製氷機

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JP2001289541A
JP2001289541A JP2000103573A JP2000103573A JP2001289541A JP 2001289541 A JP2001289541 A JP 2001289541A JP 2000103573 A JP2000103573 A JP 2000103573A JP 2000103573 A JP2000103573 A JP 2000103573A JP 2001289541 A JP2001289541 A JP 2001289541A
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Japan
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drain
ice
drainage
ice making
tray
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JP2000103573A
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English (en)
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Tsutomu Taga
勉 多賀
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Hoshizaki Electric Co Ltd
Original Assignee
Hoshizaki Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製氷機において、排水皿の底面から滴下する
結露水及び排水皿の上縁から溢れ出した排水を確実に排
水パイプに導いて、貯氷庫内の氷が排水及び結露水によ
って融けたりまた隣り合う氷が互いにくっついたりする
ことを防止して所定形状の氷を提供する。 【解決手段】 製氷機Aは、製氷機構と、この製氷機構
の下方に設けられ製氷機構からの排水を受ける排水皿3
0と、この排水皿30にはめ込み固定され排水皿30が
受けた排水を外部に排出させる排水パイプ40から構成
されている。排水皿30は底面31及び上縁にそれぞれ
底排水口32及び上縁排水部34を備え、底面31はそ
の外縁から底排水口32に向かって所定以上の角度にて
下方に傾斜するように形成され、排水パイプ40は底排
水口32を隙間をおいて下方から覆う底排水用受け部4
1及び上縁排水部34を下方から覆う上縁排水用受け部
42を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は製氷機に関し、特に
その排水構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の製氷機は、例えば図1及び図4
に示すように、製氷用水から氷を生成する製氷機構10
と、この製氷機構10の下方に設けられ前記生成された
氷Sを蓄える貯氷庫20と、これら製氷機構10と貯氷
庫20の間に形成され製氷機構10からの排水を受ける
排水皿30と、この排水皿30に固定されて同排水皿3
0が受けた排水を外部に排出させる排水パイプ40から
なっている。このような製氷機においては、製氷機構1
0にて所定の氷が形成される度に、製氷されないで残っ
た製氷用水が排水として排水皿30に流出されこの排水
は排水パイプ40を介して製氷機の外部に排出されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のよ
うな製氷機においては、排水皿30の排水口又は排水パ
イプ40が詰まった場合、上記排水が排水皿30に流入
すると排水皿30に貯まり始め、さらに排水が流入する
と排水は排水皿30の上縁から溢れ出し貯氷庫20に流
れ落ちるという問題があった。また除氷運転時に、製氷
機構10に流し込んだ除氷用水から発生した水蒸気が排
水皿30の底面に結露し、また製氷機の氷取り出し用扉
50を開いた際に、水蒸気を含んだ外気が貯氷庫20に
流入して排水皿30の底面に結露して、これら結露水が
貯氷庫20に滴下するという問題もあった。本発明はこ
れら問題を解決することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の構成上の特徴は、製氷用水から氷を生成す
る製氷機構と、この製氷機構の下方に設けられ前記生成
された氷を蓄える貯氷庫と、これら製氷機構と貯氷庫の
間に設けられ製氷機構からの排水を受ける排水皿と、こ
の排水皿に接して設けられて同排水皿が受けた排水を外
部に排出させる排水パイプからなる製氷機において、排
水皿は底面に底排水部を備え、排水皿の底面はその外縁
から底排水部に向かって所定以上の角度にて下方に傾斜
するように形成され、排水パイプは底排水部を隙間をお
いて下方から覆う底排水用受け部を備えたことにある。
【0005】また、本発明の排水皿は上縁に上縁排水部
を備え、排水パイプは上縁排水部を下方から覆う上縁排
水用受け部を備えることが好ましい。
【0006】
【発明の効果】本発明によれば、排水皿の底面に生じた
結露水は、この底面が底排水部に向かって所定以上の角
度にて下方に傾斜しているので、底面を伝って底排水部
に到達する途中で滴下することなく全て底排水部に到達
して、排水パイプの底排水用受け部に滴下する。また、
排水皿の底排水部が詰まった場合でも、製氷機構から排
水皿に流入した排水が排水皿の上縁排水部から流出さ
れ、排水パイプの上縁排水用受け部に流れ落ちる。した
がって、排水皿の底面から滴下する結露水及び排水皿の
上縁から溢れ出した排水は確実に排水パイプに導かれる
ので、これら排水及び結露水が貯氷庫内の氷に直接かか
ることはなく、貯氷庫内の氷が排水及び結露水によって
融けたりまた隣り合う氷が互いにくっついたりすること
を防止することができるので、製氷されたままの所定形
状の氷を提供することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて説
明すると、図1は本発明に係る製氷機を前方斜め上方か
ら見た全体斜視図である。なお、図1は、上部及び前面
上部からカバーを取り外して内部構造がわかるようにし
た製氷機を示している。この製氷機Aは、製氷機構10
と貯氷庫20と排水皿30と排水パイプ40を備えてい
る。製氷機構10は、製氷用水から氷を生成する周知の
ものであり、図1に示すように、製氷器11と蒸発管1
2と水皿13と水タンク14と循環用ポンプモータ15
から構成されている。
【0008】製氷器11は取付板90を介して製氷機本
体A1の内部上方に略水平に配置固定されていて、下向
きに開口した複数の直方体形セル(図示しない)が形成
されている。製氷器11の上面には、冷凍装置に接続さ
れた蒸発管12が密着して蛇行配置されていて、製氷運
転時に上記各セルを冷却し、後述の機構により噴射供給
される製氷用水を各セル内で氷結させるようになってい
る。
【0009】製氷器11の直下には、水皿13が取付板
90に上下方向へ傾動可能に組付けられており、製氷運
転時には略水平となり上記各セルを閉塞し除氷運転時に
は下方に傾動して各セルを開放するようになっている。
また、水皿13には各セルに対応して複数の噴射孔と戻
り孔が設けられている。
【0010】水皿13の下方には、水タンク14が水皿
13に一体的に上下方向へ傾動するように組み付けら
れ、水タンク14は、水平状態にある時に(製氷運転時
に)外部から供給された製氷用水を貯水し、傾斜状態に
ある時に(除氷運転時に)水タンク14内の残水をすべ
て排水皿30に排水するようになっている。なお、水タ
ンク14からの排水は、水タンク14の傾動端に組み付
けた排水案内板14aによって確実に排水皿30に案内
されるようになっている。また水皿13の下方には、循
環用ポンプモータ15が水皿13に一体的に組み付けら
れ、循環用ポンプモータ15は水タンク14内の製氷用
水を吸入して水皿13に圧送しその噴射孔を通して製氷
器11の各セル内に噴射供給するようになっている。
【0011】排水皿30は、製氷機構10からの排水を
受けるためのもので、製氷機構10の水タンク14の直
下に配置されて製氷機本体A1の前面取付板(図示しな
い)に組み付け固定されている。この排水皿30の側面
には、図2及び図3に示すように、上下方向に沿った凹
部33が形成されている。この凹部33は後述する排水
パイプ40を嵌合して固定するように形成されている。
例えば、排水パイプ40が四角柱の筒であれば凹部33
が断面コ字状に形成される。排水皿30は、凹部33の
下部付近の底面31に底排水口32を備え、底面31は
その外縁から底排水口32に向かって所定以上の角度
(例えば、3度以上)にて下方に傾斜するように形成さ
れている。排水皿30はその凹部33上縁に切り欠いて
形成した上縁排水口34aを備え、この上縁排水口34
aには外側に延ばしたフランジ34bが一体的に形成さ
れている。すなわち上縁排水口34a及びフランジ34
bが上縁排水部34を形成する。なお排水皿30は、図
1に示すように、貯氷庫20の内側面との間であって水
皿13の傾動端の下に水皿13から落ちる氷が通過する
隙間を設けるように配置されている。また排水皿30
は、水タンク14が傾斜状態にある時に水タンク14及
びこの傾動端に組み付けた排水案内板14aの下部が収
容できる大きさになっている。
【0012】図2及び図3に示すように、排水パイプ4
0は筒状に形成され、排水皿30の凹部33に嵌合密着
して固定されて同排水皿30が受けた排水を外部に流出
させるためのものである。排水パイプ40は排水皿30
の底排水口32を隙間をおいて下方から覆う底排水用受
け部41を備えるとともに、上縁排水部34を下方から
覆う上縁排水用受け部42を備えている。底排水用受け
部41は、排水パイプ40の側部から突出して設けられ
斜め上方に開放した底排水用受け口41aを有してい
る。なお、この底排水用受け部41は、排水皿30の底
面31とも隙間をおいて形成されている。上縁排水用受
け部42は、切欠き42aを形成した排水パイプ40の
上縁部のことである。
【0013】製氷機構10及び排水皿30の下には、製
氷機構10で生成された氷Sを受けて蓄える貯氷庫20
が設けられている。貯氷庫20の底面には、貯氷庫排水
口21が形成され、この貯氷庫排水口21と同軸的に貯
氷庫用排水パイプ22が固定されている。貯氷庫用排水
パイプ22には、上方から排水パイプ40の下端部が挿
入されている。貯氷庫用排水パイプ22の下端には、一
端が製氷機Aの外部に到達する排水ホース23が接続さ
れている。なお、製氷機Aの前面には、貯氷庫20の氷
Sを取り出すため前後方向に開閉する氷取り出し扉50
が設けられている。
【0014】上記のように構成した製氷機においては、
製氷運転時に、給水管から水タンク14に所要量(1回
の製氷に必要かつ十分な水量)の製氷用水が供給され、
この製氷用水が循環用ポンプモータ15により各噴射孔
を通して各セル内に噴射供給され、冷却されている製氷
器11のセルの内面に順次氷結される。また、氷結しな
かった製氷用水は、水皿13の各戻り孔を通って水タン
ク14内に回収され、循環用ポンプモータ15によって
再循環される。
【0015】氷結が進行して各セル内に所定の氷が形成
されると、製氷運転が終了する。次いで除氷運転が開始
され、冷凍装置の切換弁作動により蒸発管12にホット
ガスが供給されて製氷器11が加温され、製氷器11の
セルと氷との間の結氷が融解される。そして、所要のタ
イミングで水皿13が下方へ傾動され、各セルが開放さ
れる。したがって、各セル内の氷は自重で落下して水皿
13上面を斜め下方に滑落し、水皿13の傾動端から貯
氷庫20に落ち蓄えられる。また、水タンク14内の残
水は、排水案内板14aによって案内されて排水皿30
に流れ落ち、排水皿30の底排水口32から排水パイプ
40、貯氷庫用排水パイプ22及び排水ホース23を通
して製氷機Aの外部へ導かれる。
【0016】このとき、排水皿30の底排水口32が詰
まった場合、製氷機構10から流入した排水(氷結しな
かった製氷用水)が排水皿30に溜まり、さらに排水が
流入すると排水皿30の上縁排水部34から流れ出し、
排水パイプ40の上縁排水用受け部42に流れ落ちる。
したがって、排水皿30の上縁から溢れ出した排水を確
実に排水パイプ40に導くことができる。
【0017】また除氷運転時に、製氷機構10に流し込
んだ除氷用水から発生した水蒸気が排水皿30の底面3
1に結露し、また製氷機Aの氷取り出し用扉50を開い
た際に、水蒸気を含んだ外気が貯氷庫20に流入して排
水皿30の底面31に結露して、これら結露水が底面3
1を伝って底排水部32に到達して、排水パイプ40の
底排水用受け部41に滴下する。したがって、排水皿3
0の底面31から滴下する結露水を確実に排水パイプ4
0に導くことができる。
【0018】したがって、製氷機構10から流入した排
水及び排水皿30の底面31に付着した結露水が貯氷庫
20内の氷Sに直接かかることはなく、貯氷庫20内の
氷Sが排水及び結露水によって融けたりまた隣り合う氷
Sが互いにくっついたりすることを防止することができ
るので、所定形状の氷Sを提供することができる。
【0019】なお、上記実施の形態では、底排水用受け
部41を排水パイプ40の側部に突出して設けるように
したが、底排水用受け部41を、側面に底排水用受け口
を形成した排水パイプ40の中央部としてもよい。この
とき、排水皿30は、その底排水口32が底排水用受け
口より小径で、かつ排水パイプ40内に配置されるよう
に形成されている。これによっても、上記と同様な作用
及び効果を得ることを期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る製氷機を前方斜め
上方から見た全体斜視図である。
【図2】 図1に示す排水皿及び排水パイプを前方斜め
上方から見た斜視図である。
【図3】 図1に示す製氷機の排水皿及び排水パイプを
含む一部断面図である。
【図4】 従来技術に係る製氷機の排水皿及び排水パイ
プを含む一部断面図である。
【符号の説明】
A…製氷機、A1…製氷機本体、S…氷、10…製氷機
構、20…貯氷庫、30…排水皿、40…排水パイプ、
50…氷取り出し扉、90…取付板、11…製氷器、1
2…蒸発管、13…水皿、14…水タンク、14a…排
水案内板、15…循環用ポンプモータ、21…貯氷庫排
水口、22…貯氷庫用排水パイプ、23…排水ホース、
31…底面、32…底排水口、33…凹部、34a…上
縁排水口、34b…フランジ、34…上縁排水部、41
…底排水用受け部、42…上縁排水用受け部、41a…
底排水用受け口、42a…切欠き。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】製氷用水から氷を生成する製氷機構と、こ
    の製氷機構の下方に設けられ前記生成された氷を蓄える
    貯氷庫と、これら製氷機構と貯氷庫の間に設けられ前記
    製氷機構からの排水を受ける排水皿と、この排水皿に接
    して設けられて同排水皿が受けた排水を外部に排出させ
    る排水パイプからなる製氷機において、 前記排水皿は底面に底排水部を備え、前記排水皿の底面
    はその外縁から前記底排水部に向かって所定以上の角度
    にて下方に傾斜するように形成され、前記排水パイプは
    前記底排水部を隙間をおいて下方から覆う底排水用受け
    部を備えたことを特徴とする製氷機。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の製氷機において、 前記排水皿は上縁に上縁排水部を備え、前記排水パイプ
    は前記上縁排水部を下方から覆う上縁排水用受け部を備
    えたことを特徴とする製氷機。
JP2000103573A 2000-04-05 2000-04-05 製氷機 Pending JP2001289541A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013234788A (ja) * 2012-05-08 2013-11-21 Hoshizaki Electric Co Ltd 製氷機の排水皿
KR101541769B1 (ko) * 2014-11-19 2015-08-05 대영이앤비 주식회사 제빙기

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