JP2001289483A - 空調能力供給・請求システム - Google Patents

空調能力供給・請求システム

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JP2001289483A
JP2001289483A JP2000103457A JP2000103457A JP2001289483A JP 2001289483 A JP2001289483 A JP 2001289483A JP 2000103457 A JP2000103457 A JP 2000103457A JP 2000103457 A JP2000103457 A JP 2000103457A JP 2001289483 A JP2001289483 A JP 2001289483A
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air
conditioning capacity
function
amount
air conditioner
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Hai Sato
菩 佐藤
Kazuko Sato
和子 佐藤
Takashi Sato
剛史 佐藤
Ryozo Sato
良三 佐藤
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SHII I SHII KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 購入予定機種が非省エネ性能で、貸与する機
種が高省エネ性能機種であれば、顧客及び空調機貸与事
業者に消費電力量の節約と言うメリットが得られるが、
これを公平に分配するには省エネ性能差による節約金額
を計測、算出できる方法が必要となる。この節約金額を
計測、算出する方法の実現。 【解決手段】 納入予定機及び納入機の「外気温度−
C.O.P特性」と送信されてきた建物の単位時間当た
りの外気温度から、それぞのC.O.Pを特定する。一
方、送信されてきた空調機電力量と納入機のC.O.P
値を乗ずることで使用空調能力量を算出する。これらを
使って、節約電力量W(kwh)を使用空調能力量/
(C.O.P差)にて算出し、これに、電力料金の単価
Aを乗じることによって、節約金額を算出することによ
って実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空調使用者が空調機器
を購入して利用するのではなく、貸与された空調機で使
用した空調能力を遠隔で計測し、その使用量に関して使
用者が料金を支払うシステムに関するものである。この
システムに関しては、出願済みの特許(出願番号平成1
1−250099)にも記述している分野に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来の空調料金管理方法は、特許出願公
告平4−80298や特開平2−306046に示すよ
うに、空調機の総使用電力量を使用者毎に按分する方式
や、特開平8−226693に示されるように、ガスや
電力等異種エネルギーを使用する空調機においてもガ
ス、電力等の総動力計測値を個別の室内機及びテナント
に按分し、個別の動力量を算出する方式であるが、これ
を一歩進めて空調機を使用者に貸与し使用した空調能力
に対して料金を課すると言う技術が特許(出願番号平成
11−250099)で出願されている。この従来技術
は空調機使用料金を徴収するために空調機自身が使用さ
れた空調能力を計測する方法である。この様な方法が従
来技術として存在する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
している課題には下記の項目がある。
【0004】
【課題1】出願されている特許(出願番号 平成11−
250099)においては、空調能力使用量を遠隔で計
測するためには空調機本体に上記特許で示すような空調
能力計測機能が内蔵されている場合に限定される。従っ
て、この様な機能を有さない空調機を使用した場合、空
調能力使用量による空調能力使用料金の請求ができない
のでビジネス化する場合大きな制約事項となる。これを
解決することが課題1である。
【0005】
【課題2】出願されている特許(出願番号平成11−2
50099)においては、顧客が購入しようと考えてい
る機種(以下購入予定機種と言う)が高省エネ性能でな
いものの場合、貸与する機種が高省エネ性能機種(以下
納入機種と言う)であれば顧客及び空調機貸与事業者に
電力量の節約と言うメリットが得られるが、このとき使
っていない購入予定機種に対してより省エネ(電気代の
節約金額)であったことが使用者に理解される方法がな
いと電力量の節約というメリット金額について納得され
得ない。
【0006】この数値で示される節約料金表示機能が無
いと事業者である貸与者のメリットも少なくなるのでビ
ジネス化が難しくなる。よって、この納得が得られるた
めに顧客が予定していた機種と貸与する高省エネ機種の
電力料金の得した金額を算出できる方法が必要となる。
この方法を実現することが課題の2である。
【0007】
【課題3】出願されている特許(出願番号平成11−2
50099)においては、本システムを使うことによる
事業者と顧客とのメリットの公平なる分配方法が明確で
ない。このことにより顧客の信頼が得にくくなり、ビジ
ネスとして世の中に普及していくことが妨げられる可能
性が高い。これを信頼が得られるような分配方法とこれ
を実現するコンピューターシステムが必要になる。これ
を実現することが課題3である。
【0008】
【課題4】特許(出願番号平成11−250099)に
おいては、空調能力使用量のみの計測機能であるので納
入予定機との節約電力量の算出ができない。これを解決
することが課題4である。
【0009】
【問題を解決するための手段】請求項1に対する問題解
決手段について記述する。予め客先に納入された空調機
の「外気変化に対する空調機の冷房、暖房に関するC.
O.P特性」を本システムに入力し記憶せしめておき、
納入先の外気温度を単位時間(例えば、20分毎)毎に
計測し、本システムに送信してくる。この外気温度と記
憶されているC.O.P特性表からその運転期間のC.
O.Pを特定することができる。また、空調機の単位時
間当たりの電力使用量をパルス発信式電力計等にて本シ
ステムに送信されてくるので、この電力量とC.O.P
を乗じることによって、単位時間当たりの空調能力が下
記の式(1)によって算出できる。 単位時間当りの空調能力使用量(Q2)=C.O.P2(納入機C.O.P値 ) ×消費電力 ・・・(1)
【0010】尚、単位時間毎に本システムにデータを送
信するのでなく、日単位又は月単位で納入先の送信装置
にデータを蓄積し、一括して本システムに送信すること
もできる。
【0011】この計算結果を本システムの記憶装置に蓄
積し、請求日等に集計して使用量を算出し、空調能力使
用量単価を乗じて請求金額を計算し、請求書を作成する
方法である。
【0012】請求項2に対する問題解決手段について記
述する。請求項1の納入機に関する解決手段と同じよう
に、納入予定機の「外気温度−C.O.P特性」を本シ
ステムに入力し、記憶させる。空調負荷は一つなので、
使用された空調能力は空調機のC.O.P特性に関係な
く同一である。送信されてきた建物の単位時間当たりの
外気温度から納入予定機のC.O.P1を特定すること
ができる。
【0013】一方、納入機による空調能力使用量Q2
は、式(1)で計算されているので、節約電力量は式
(2)にて計算できる。 節約電力量W(kwh)=Q2/(C.O.P1−C.O.P2)・・・(2 )
【0014】この節約電力量Wに電力料金の単価A(A
円/kwh)を乗じると節約金額が式(3)により計算
できる。 節約金額(G0円)=W×A ・・・(3)
【0015】上記の計算方式を本システムのコンピュー
ターにて計算し、請求書のお得金額欄に節約金額を表示
する手段が実現する。
【0016】また、基本料金制度を実施する場合は、本
ビジネス実施部門が空調機を購入した金額B0(円)を
貸与する契約書に基づく契約期間(N年×12ヶ月)で
割ったものを、基本料金(B円/月)として請求する。
この様にすると契約期間の差による顧客に対する基本料
金の公平さと納得性が確立できる。この方法は、空調機
を購入した金額B0円及び契約期間N年を入力する機能
を有する本システムのコンピューターを使って演算し、
請求書に表示することで実現できる。基本料金Bは式
(4)で計算できる。 B=B0/12×N ・・・(4)
【0017】節約金額を顧客にのみ分配するのでなく、
空調能力供給事業者にも還元する場合は、使用者側の配
分量と空調能力供給側の配分量の比率(K)を入力でき
る機能を本システムのコンピューターに持たせる。この
場合、K=0・1とし、使用者へのお得金額(G)の分
配金額は式(5)にて計算する。 G=G0×K 円/月 ・・・(5)
【0018】上記の計算式を本システムのコンピュータ
ーにて計算し、請求書のお得金額欄に節約金額を表示す
る方法で実現できる。
【0019】請求項3に対する問題解決手段について記
述する。出願されている特許(出願番号平成11−25
0099)においては、空調機自身で使用空調能力のみ
を送信する機能しか持っていないが、本考案では、空調
機自身で使用空調能力、空調能力効率及び空調外気温度
計測が可能であり、これらのデータを本システムに送信
する機能を持たせてあるので、このデータを使って、式
(2)(3)(4)にて請求項2の解決手段と同様に、
必要な計算を実施することによって請求項2と同様の機
能を実現させるものである。
【0020】
【実施例1】請求項1に関する実施例について記述す
る。図1において、空調機の電源に設けられたパルス発
信機能付き電力量計1によって消費される電力量を測定
し、同時に空調機が設定されている建物の外気温度を外
気温度計測装置2で計測し、それらのデータを電話回線
4で送信するデーター送信装置3を使って、本考案であ
る空調能力測定システム100の受信装置5で計測され
たデータを受信する。
【0021】外気温度データは、外気温度処理機能7に
よって単位時間(例えば20分)毎に外気温度値(平均
値)を計算し、C.O.P特定機能11に送られる。
C.O.P特定機能には、空調機使用者に据え付けられ
ている空調機の図5に示すような「外気温度−C.O.
P特性」を納入機空調機の外気−C.O.P特性入力機
能9から入力し、特性記憶機能10に記憶させておく。
図5の冷房時で説明すると外気温度が30℃の場合は、
C.O.P=4.0と決定する。一方送信されてきた空
調機の使用電力量は、空調機電力量処理機能8によって
単位時間毎の使用電力量値を納入機使用空調能力計算機
能12に送る。ここで、C.O.P×電力量(kwh)
=Q (空調能力KW) が計算される。これを使用空
調能力計算結果記憶装置13に記憶させる。送信データ
は単位時間毎に送ることもあるが、1ヶ月分をまとめて
送信する方が電話回線使用料が少なくできるので、まと
めて送信することができるようにしておく。毎月の請求
日に請求書作成オペレーション機能15で月単位の空調
使用能力集計機能14で請求書作成を実施し、プリンタ
ー16にて請求書17を作成する。
【0022】
【実施例2】請求項2に関する実施例について記述す
る。本システムを導入する場合は、顧客が購入しようと
予定していた機種(以下納入予定機と呼ぶ)より高性能
省エネ機を使用するが、使用者がより安い空調能力使用
料金で空調機が使えたことを納得させるために、その節
約された電力料金を遠隔で計測する必要がある、この方
法について図2にて説明する。実施例1の納入機の「外
気温度−C.O.P特性」を外気−C.O.P特性入力
機能9に入力すると同じように、納入予定機の「外気温
度−C.O.P特性」を外気−C.O.P特性入力機能
9’を設け、その特性を入力する。使用者が使用する建
物の空調負荷は同じなので、その負荷に対する使用空調
能力はC.O.P特性に関係なく同一であるから建物の
外気温度から図5のように納入予定機のC.O.P1
(=2.7)が納入予定機C.O.P特定機能11’で
算出できる。これをC.O.P1とする。同様にして、
納入機のC.O.Pを納入機C.O.P特定機能11で
特定し、これをC.O.P2とする。
【0023】一方、納入機による空調能力使用量Q2
は、空調機の電源回路に付けられたパルス発信式電力計
1で計測し、本システムに送信されてきているので、そ
れを納入空調機電力量処理機能8にて処理し、その使用
電力量(W2とする)を納入空調機の使用空調能力計算
機能12に送り、特定された納入機のC.O.P2とに
より式(1)にて納入機使用空調能力を計算する。 Q2=C.O.P2×W2 ・・・(1)
【0024】このQ2とC.O.P2と納入予定機の
C.O.P1の値とを節約電力量計算機能18に送り式
(2)にて節約電力量(△W)が計算される。 節約電力量△W(Kwh)=Q2/(C.O.P1−C.O.P2)・・・(2 )
【0025】一方、電力量単価入力機能24から電力量
単価を入力すると節約電力料金が式(3)により節約電
力料金計算機能13にて計算できる。(Aは電力量単
価) 節約金額(G0円)=△w×A ・・・(3)
【0026】この数値を使用電力料金差記憶装置に記憶
させ、毎月の締め日に請求書作成オペレーション機能で
請求書作成作業を実施し、月単位の電力料金差集計機能
にて集計し、プリンター16により請求書17を作成す
る。
【0027】空調使用者は空調機を購入するのではな
く、高性能省エネ機を貸与されているので空調能力使用
料金制度が必要になる。この料金制度は空調機本体償却
部分を基本料金とし、空調能力使用料金は、納入予定機
の電気料金から、節電金額を使用者と事業者で分配した
金額を差し引いた金額と基本料金の合計とする。このこ
とにより使用者と、高省エネ空調機提供者である事業主
に公平なメリットが与えられることになる。基本料金の
決定は、貸与する空調機の貸与期間(契約書により交わ
された契約期間)によって、本ビジネス実施部門が空調
機を購入した相当金額B0(円)を貸与する契約書に基
づく契約期間(N年×12ヶ月)で割ったものを、基本
料金(B円/月)として請求する。この様にすると契約
期間の差による顧客に対する基本料金の公平さと納得性
が確立できる。この方法は、空調機を購入した金額B0
円及び計画期間N年を入力する機能を有する本システム
のコンピューターを使って演算し、請求書に表示するこ
とで実現できる。基本料金Bは式(4)で計算できる。 B=B0/12×N ・・・(4)
【0028】節約金額を顧客にのみ分配するのでなく、
空調能力供給事業者にも還元する場合は、使用者側の配
分量と空調能力供給側の配分量の比率(K)を入力でき
る機能を本システムのコンピューターに持たせる。この
場合、K=0・1とし、使用者へのお得金額(G)の分
配金額は式(5)にて計算する。 G=G0×K 円/月 ・・・(5)
【0029】上記の計算式を本システムのコンピュータ
ーにて計算し、請求書のお得金額欄に節約金額を表示す
る方法で実現できる。
【0030】図4にてこの詳細を説明すると、仕入れ金
額相当金額入力機能35から仕入れ金額を入力し、契約
期間入力機能36から契約期間を入力し、基本料金計算
機能38にて基本料金を計算し、データ記憶手段46に
記憶させておく。
【0031】一方、節約金額配分係数入力機能37から
節約金額配分係数を入力し、節約金額の配分計算機能4
1で月単位の電力料金差集計機能21からの電力料金差
に係数を乗じ、その計算結果をデータ記憶手段46に記
憶させる。更に、空調使用能力単価入力機能39より、
夏料金とその他期間に対する単価を入力し、空調使用料
金計算機能40で料金を計算し、データ記憶手段46に
記憶させる。
【0032】請求書作成手段を介して、各々の金額等を
請求書17の基本料金のセル42、空調能力使用料金の
セル43、今月のお得金額のセル23に表示せしめ、請
求書としてプリントアウトさせる。以上のような処理に
よって、毎月の請求書が作成されることになる。
【0033】
【実施例3】請求項3に関する実施例について記述す
る。特許(出願番号平成11−250099)において
は、使用空調能力のみが送信される方式であるが、この
方式では、納入予定機種との節電量が計測できない。こ
れを解決するために図3に示すような使用電力量差計算
システムが必要になる。この実施例を図3で説明する。
【0034】空調機本体に、図3に示すような空調能力
測定手段を設ける。これは、従来からある特許出願公告
平4−80298や特開平2−306046のような、
個別の空調の動力按分手段29から空調機室内ユニット
個別の空調に費やした電力量を計測し、この値と特許
(出願番号平成11−250099)に示すような運転
状態検出手段25と使用冷媒のモリエル線図記憶手段2
6と運転状態でのエンタルピー差算出手段27と、冷房
・暖房運転判定手段30からの信号を使って、効率
(C.O.P)算出手段にて、効率(C.O.P)を計
算し、この二つの値を個別空調能力使用量計算手段9に
送り、ここで空調能力使用量を式(1)にて計算し、空
調能力使用量蓄積手段31’に蓄積する。また、空調機
の内部に外気温度測定機能を設け、単位時間毎の測定し
た外気温度値を外気温度測定機能に蓄積する。これらの
外気温度、効率(C.O.P)、個別空調能力使用量を
データ送信装置3にて送信できるようにせしめた空調機
本体を作る。この空調機からの上記データを本システム
にて受信し、前述の実施例2と同様の処理をする。その
詳細を説明すると、納入予定空調機の外気−C.O.P
特性入力機能9’にてその空調機の特性を入力する。こ
の特性を特性記憶機能10’に蓄積し、納入予定機C.
O.P特定機能34にて、外気温度処理機能7の外気温
度にてC.O.Pを決定する。この決定されたC.O.
P1は節約電力量計算機能18に送られる。一方、納入
空調機からの空調能力使用量のデータは、使用量処理機
能8によって処理され、納入機の使用空調能力記憶機能
12に蓄積される。また、納入機のC.O.P値は受信
装置5から納入機C.O.P処理機能33によって処理
され節電電力量計算機能18に送られる。電力量単価入
力機能24で入力された単価は、節電料金計算機能13
に送られ、ここで式(3)にて節電電力料金に計算させ
る。以下は、実施例2で記述したと同じ方法で請求書1
7の今月のお得金額の欄23に表示され、本システムの
請求書が作成される。
【0035】
【発明の効果】空調機器を貸与し、空調設備投資のため
の資金調達が不要にする方法には空調機のリース扱い方
法があるが、この場合購入予定機の価格が安い方が負担
が少なくなるので価格の安い非省エネ機種が選択され
る。本システムでは、納入された空調機の空調使用能力
を徴収するので、本システム採用時には、高省エネ機種
を貸与し、その節約電力量を還元するので、高省エネ機
種をリース的な方法で使用者は使用することができる。
従って、空調設備投資のための資金調達が不要になると
同時に、高省エネ機種を使用者が使用できる。それによ
って電気代も少なくて済む。このことは、高省エネ機の
普及が進み地球環境にも大きく寄与することができる。
また、空調機貸与をビジネスとする事業者にとっては、
従来のリース業より高収益が実現でき、事業化魅力が増
大する。使用者もリースより低金利で空調機が使用でき
るのと同じことになるので、メリットが得られる。空調
機器メーカーも高省エネ機種を従来のルート販売方法よ
り、本事業者に直接販売することができるので安定した
収益が実現できる。以上のことから今まで世の中に無か
った、空調能力使用料金制度が普及しやすくなる。
【0036】特に、出願されている特許(出願番号平成
11−250099)においては、納入予定空調機との
節電金額が計測できなかったが、本システムではそれが
可能になるので、公平なメリットの配分が可能になり使
用者が納得しやすく、本システムの普及がより容易にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】空調能力測定システムの処理フロー図
【図2】使用電力料金差計算システムー1の処理フロー
【図3】使用電力料金差計算システムー2の処理フロー
【図4】料金請求制度システムの処理フロー図
【図5】空調機の「外気温度−COP特性図」
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 122 G06F 17/60 122C Fターム(参考) 3L060 AA03 AA08 CC03 CC10 DD06 DD08 EE01 EE21 3L061 BA01 BA05 BC07 BD03 5B049 CC34 CC45 FF07

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用者に空調機を貸与し、使用した空調
    能力に対して使用料金を請求するシステムにおいて、既
    存の空調機とその使用電気消費量を計測する空調使用電
    力量計測機器からの空調機消費電力量データを電話回線
    等の信号線を通じて本考案の空調能力供給・請求システ
    ムのコンピューターに送信し、この送信されてきたデー
    タを本空調能力供給・請求システムの受信装置を介して
    取り込むようにせしめ、一方使用者側の建物の外気温度
    を計測する「外気温度計測装置」を使用者側に設置し、
    これから単位時間毎の外気温度データを送信させ「外気
    温度処理機能」に取り込むように構成されているシステ
    ムにおいて、使用者に貸与されている空調機の「外気温
    度と空調能力効率(以下C.O.Pと言い、C.O.P
    =空調能力/消費電力量で表される)特性」を「空調機
    C.O.P特性入力機能」から入力し、「記憶機能」に
    記憶せしめ、受信された使用者の建物外気温度により単
    位時間毎のC.O.Pを特定する「C.O.P特定機
    能」と特定されたC.O.Pと単位時間当たりの空調機
    消費電力とを乗ずる「消費空調能力計算機能」とを有
    し、この空調機毎の空調能力使用量を使用者毎のデータ
    ファイルに蓄積し、決められた請求締め日毎に月単位の
    空調能力使用総量を集計する機能で集計し、使用空調能
    力単価を乗ずることで月ごとの請求金額を計算し請求書
    に表示することで請求書を作成することができる空調能
    力供給・請求システム。空調機がマルチ式空調機の場合
    は、室内機毎の空調消費電力を上記の空調機消費電力の
    変わりに使用するようにせしめるマルチ型空調機対応可
    能な空調能力供給・請求システム。
  2. 【請求項2】 使用者が購入しようとしていた購入予定
    機種の「外気温度−C.O.P特性入力機能」と貸与す
    る高省エネ機種の「外気温度−C.O.P特性入力機
    能」を有し、使用者の建物の「外気温度処理機能」から
    の時間単位毎の外気温度に対応する「購入予定機種用の
    C.O.P特定機能(この値をC.O.P1とする)」
    および「納入機種のC.O.P特定機能(この値をC.
    O.P2とする)」を有し、送信されてくる空調機の使
    用量データを「納入機空調電力量処理機能」で処理され
    た「単位時間当たりの消費電力」にC.O.P2を乗じ
    る「使用空調能力計算機能」にて使用空調能力値を計算
    し、この使用空調能力値をC.O.P差(C.O.P1
    −C.O.P2)で除する「節約電力量計算機能」を有
    し、この節約電力量に「電力量単価入力機能」から入力
    された電力単価を乗ずる「節約電力料金計算機能」を有
    し、この節約金額を請求書の今月のお得金額欄に書き込
    む機能を有する空調能力供給・請求システム。また、具
    体的な請求方法については、貸与する空調機の仕入れ金
    額相当金額を契約期間で除した金額を基本料金とするた
    めの「仕入れ金額相当金額入力機能」と「契約期間等入
    力機能」を有し、前述の節約金額算出機能で算出された
    金額に対して使用者側の配分量と空調能力供給者側の配
    分量を配分するための「節約金額配分係数入力機能」と
    空調使用料金を計算するための空調能力使用単価を入力
    するための「空調使用能力単価入力機能」を有し、毎月
    の請求書の基本料金表示部に基本料金を表示する機能と
    使用者の空調能力使用料金を空調能力料金表示部に表示
    する機能と使用者と供給者の節約金額の内、使用者分の
    毎月の請求書のお得金額表示部に使用者のお得金額を表
    示する機能を有し、これらの数値を表示をした請求書を
    プリントアウトすることができる空調能力供給・請求シ
    ステム。空調機がマルチ式空調機の場合は、室内機毎の
    空調消費電力を上記の空調機消費電力の変わりに使用す
    るようにせしめるマルチ型空調機対応可能な空調能力供
    給・請求システム。
  3. 【請求項3】 請求項2において、請求項1のような空
    調能力計測方法ではなく、空調機自身がC.O.P算出
    手段、個別の動力按分手段および個別空調能力使用量を
    計算する機能および外気温度を計測する機能を有し、通
    信手段で遠隔にそのデータを送信できる空調機。および
    この空調機を空調能力使用料金を徴収するシステムに使
    用する場合、空調能力使用量蓄積手段と効率(C.O.
    P)算出手段と外気温度測定機能とを有する空調能力測
    定手段からデータ送信装置により電話回線等で本システ
    ムに送信された各データを、本システムの受信装置で受
    信し、外気温度処理機能と、「納入予定空調機の外気−
    C.O.P特性入力機能」を介して特性記憶機能に特性
    を記憶させ、納入予定空調機のC.O.P特定機能によ
    り納入予定空調機のC.O.P1を決定し、納入空調能
    力使用量処理機能により使用空調能力を空調能力記憶機
    能に記憶させ、納入空調機C.O.P処理機能による納
    入機のC.O.P2を特定し、これらC.O.P1、
    C.O.P2、納入機空調能力使用量とを使って節約電
    力量計算機能にて節約電力量を算出し、電力量単価入力
    機能から単価を入力し、節約電力料金計算機能にて節約
    電力料金を算出し、これを請求書に表示しプリントアウ
    トすることにより請求書を作成することができる請求項
    2と同様の空調能力供給・請求システム。また、「空調
    能力効率C.O.P2」の代わりに「使用空調機の消費
    電力量」を送信させ、これに「空調能力効率C.O.P
    2」を乗じて「単位時間当たりの使用空調能力値」を算
    出する請求項2と同様の空調能力供給・請求システム。
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