JP2001288641A - エアバッグ用の織布とその製造方法 - Google Patents

エアバッグ用の織布とその製造方法

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秀仁 曽木
Yoshihiro Arima
良広 有馬
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製織後の精錬工程を省略して、エアバッグ用
織布を安価に提供する。 【解決手段】 サイジングしない糸を用いてウォータジ
ェット織機により製織した生機に、精錬工程を施すこと
なく、樹脂を塗布してエアバッグ用の織布を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はエアバッグ用の織
布に関する。
【0002】
【従来の技術】エアバッグ用の織布においては通気性を
できるだけ低減させる必要がある。このため、従来よ
り、エアバッグ用織布の素材である織地の密度を大きく
したり、織地に樹脂を塗布している。前者の方法により
織布の通気性を減少させることには限界があるので、近
時は後者の方法が主流をなしている。特に、織地にシリ
コーンなどの樹脂を被服したエアバッグ用織布は耐熱性
に優れていて好ましい。
【0003】このようなエアバッグ用織布を製造するに
は、製織された織地にキスコート法によりシリコーン樹
脂を塗布したあと、樹脂を高温で反応固化させている。
【0004】ところで、エアバッグ用織布の材料である
織地は、通常、有ひ織機(シャットル織機)やレピア織
機を用いて製織した生機に、精錬、ヒートセットなどの
仕上げ工程を施して得られる。
【0005】すなわち、一般に、織物に用いられる糸の
うち紡績糸は紡糸の際に油剤を用いる。また、製織前の
たて糸にはサイジング(のりつけ)が施される。したが
って、織り上げたままの織地すなわち生機には、紡糸油
剤とのり材料とが付着しているので、製錬工程において
これを洗浄などにより除去する。そして、ヒートセット
により、織地を所定の織り密度に調整し、織り組織を安
定化させる。
【0006】製錬工程およびヒートセットがこのような
ものであるので、これらの工程は一般の織地についても
重要であるが、エアバッグ用の織布のための織地につい
ては特に重要である。これは、つぎのような理由によ
る。
【0007】シリコーンなどの樹脂を塗布したエアバッ
グ用の織布においては、基布である織布と樹脂の塗布層
との密着強度が充分でなければならない。なぜなら、密
着強度が充分でない場合には、バッグ展開時にバッグの
部分同士が擦れることにより、剪断力により樹脂層が剥
離して、織地が露呈することがあり、このように露呈し
た箇所からガスが漏れたり、この箇所が焼損したりし
て、エアバッグとしての機能を喪失することがあるが、
このような樹脂の剥離が生じないようにするためには、
織地に付着した紡糸油剤やのり材料を精錬工程により充
分に除去して、織地と塗布層との密着強度を一定以上に
確保する必要があるからである。
【0008】また、ヒートセットに関しては、エアバッ
グの基布である織地の織り密度や織り組織が安定しなけ
れば、たとえシリコーンなどの樹脂を塗布しても、エア
バッグ作動時に高圧のガスを受けて、織地の目が開きガ
スが漏れることもある。
【0009】このように、エアーバッグ用の織布を製造
する際には、生機に精錬工程とヒートセットを施すこと
はきわめて重要であり、特に、精錬工程により紡糸油剤
とのり材料とを除去することは不可欠である、というの
が当業者の技術的常識であると考える。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように生機に精錬
工程とヒートセットを施す必要があるので、エアバッグ
用織布の製造コストはきわめて大きい。
【0011】この発明は、精錬工程とヒートセットのう
ち少なくとも精錬工程を省略して、エアバッグ用の織布
を安価に提供することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記の課題
を解決するために種々研究した結果、ウォータジェット
織機を用いて織地を製織することにより、精錬工程を、
また場合によってはヒートセットをも省略できることを
見いだした。
【0013】請求項1に記載のエアバッグ用の織布は、
サイジングしない糸を用いてウォータジェット織機によ
り製織した生機に、精錬工程を施すことなく、樹脂を塗
布してなるものである。このようなエアバッグ用の織布
は、(1)サイジングしない糸を用いていること、(2)ウォ
ータジェット織機により製織される際に噴射される水に
より紡糸油剤もほぼ完全に除去されること、の2つの理
由により、精錬工程を省略しても織地とそれに塗布され
た樹脂との密着性が得られる。したがって、エアバッグ
用の織布を低コスト、省エネルギで製造することが可能
であり、また、廃水処理の問題も発生することなく環境
に優しい。
【0014】請求項2に記載のエアバッグ用の織布は、
請求項1に記載のエアバッグ用の織布において、前記の
糸が、ナイロン66、ナイロン6、ナイロン46、ポリ
エステルおよびアラミドよりなる群から選択された少な
くとも一種の繊維を用いて紡糸したものである。これら
の繊維はいずれもエアバッグ用の織布を形成するために
好適である。
【0015】請求項3に記載のエアバッグ用の織布は、
請求項1に記載のエアバッグ用の織布において、前記の
生機の織り構造が平織、あや織りおよびバスケット織り
よりなる群から選択された一種である。これらの織り構
造はいずれもエアバッグ用の織布として好適である。
【0016】請求項4に記載のエアバッグ用の織布は、
請求項1に記載のエアバッグ用の織布において、塗布す
る樹脂がシリコーン樹脂またはウレタン樹脂である。特
にシリコーン樹脂は少目付け量で耐熱性も大きい。
【0017】請求項5に記載のエアバッグ用の織布は、
請求項1に記載のエアバッグ用の織布において、樹脂が
キスコート法またはナイフコート法により塗布される。
これらの塗布方法は、簡便且つ正確な厚みに塗布できる
ものであり、また、塗布量を多くすることもできる。
【0018】請求項6に記載のエアバッグ用の織布は、
請求項1に記載のエアバッグ用の織布において、塗布さ
れた樹脂が織布を構成する糸の内部にまで含浸してい
る。このように樹脂が糸の内部にまで含浸するので、織
布の表面に樹脂層が存在しない。したがって、エアバッ
グの膨張展開時にエアバッグの部分同士が擦れることが
あっても、樹脂層が剥離することがない。また、かりに
樹脂が糸の内部にまで含浸するとともに、これと併せて
織布の表面に樹脂層が存在するとしても、このような表
面の樹脂層が剥離する場合でも、含浸している樹脂によ
り、織布からのガス漏れや織布の焼損が防止される。
【0019】請求項7に記載のエアバッグ用の織布は、
請求項6に記載のエアバッグ用の織布において、前記樹
脂の25℃での粘度が10,000〜50,000cs
である。このような低粘度の樹脂であるので、樹脂が糸
内部へ円滑に含浸される。
【0020】請求項8に記載のエアバッグ用の織布は、
請求項1に記載のエアバッグ用の織布において、前記の
生機にまずヒートセットをしたあと、前記のとおり樹脂
を塗布する。この場合には、ヒートセットを施すことに
より織布を所定の織り密度に調整することができるの
で、織り密度が安定化する。
【0021】請求項9に記載のエアバッグ用の織布は、
請求項1に記載のエアバッグ用の織布において、生機に
樹脂を塗布したあと、樹脂の乾燥のための加熱処理が行
われる。この場合、加熱処理により織地の密度を大とす
るとともに、所定の密度にもたらすことができる、すな
わち、寸法安定性を確保することができる。このように
樹脂の加熱処理を行う場合には、生機に対するヒートセ
ットの工程を省略することができる。
【0022】請求項10に記載のエアバッグ用の織布
は、請求項9に記載のエアバッグ用の織布において、前
記の加熱処理は130℃以上の温度で行われる。これに
より、織布の密度を大となしまた所定の密度にもたらす
ことができるという効果をいっそう確実に達成すること
ができる。したがって、生機において打ち込み密度を小
さく設定して、生産性を向上させることができる。ま
た、130℃以上に加熱するため、エアバッグの通常使
用環境温度では、経時変化によっても織地密度の変化が
なく、その結果、熱に対して安定した織布が得られる。
【0023】また、この場合において、請求項11に記
載のように、加熱処理を3分以上行うことが、上記の効
果を達成する上で最適である。
【0024】請求項12に記載のエアバッグ用の織布の
製造方法は、(1)サイジングしない糸を用いてウォータ
ジェット織機により織地を製織する工程と、(2)得られ
た織地に精錬工程を施すことなく、生機のまま樹脂を塗
布して、糸の内部まで樹脂を含浸させる工程と、(3)織
地を所定温度に加熱して樹脂を乾燥する工程とからな
る。この製造方法によれば、含浸層形成により通気性が
低減し、また、そのあとの加熱により、織地を所定の打
ち込み密度に調整することができるので、物性の安定し
た織布を得ることができる。そして、このような織布を
ウォータジェット織機を用いて製織し、製織後に精錬工
程を行わないので、織布を安価に提供することができ
る。
【0025】
【発明の実施の形態】この発明のエアバッグ用の織布
は、よこ糸はもちろん、たて糸にもサイジングしない糸
を用いる。製織にはウォータジェット織機を用いる。こ
の織機はシャットルに代えて水の噴流を用いてよこ入れ
するので、糸に付着した紡糸油剤はこの噴流により洗い
流される。そのため、製織された生機はのり材料も紡糸
油剤もほとんど付着していない。したがって、従来のよ
うな生機に対する精錬工程は不要である。
【0026】これに対して、織地の織り密度や織り組織
を安定させるためのヒートセットは原則として行われ
る。
【0027】上記のように、精錬工程を省略しても、織
地には紡糸油剤がほとんど付着していないので、後工程
で織地に樹脂を塗布しても、織布とこれに塗布された樹
脂との密着性が得られる。
【0028】この織地に用いる糸としては、ナイロン6
6、ナイロン6、ナイロン46、ポリエステル、アラミ
ドなどの繊維のいずれか一つまたは複数からなる紡績糸
が好ましい。
【0029】また、織り構造としては、平織、あや織
り、バスケット織りなどが好ましい。
【0030】前記のような生機に通気性を低減させるた
めに樹脂が塗布される。樹脂としては、シリコーン樹脂
またはウレタン樹脂が好ましいが、少目付け量で耐熱性
も大きい点でシリコーン樹脂が特に好ましい。
【0031】樹脂はたとえばキスコート法またはナイフ
コート法により塗布する。これらの方法によれば、簡便
且つ正確な厚みに塗布できる。また、これらの方法で
は、多量の樹脂を織地に押しつけるように塗布するの
で、織地の表面に樹脂の塗布層が形成されるだけではな
く、樹脂が織地を構成する糸の内部にまで含浸される。
このことは、720本のフィラメントからなる470dt
exの糸にシリコーン樹脂を含浸させて顕微鏡で見たとこ
ろ、各フイラメントの周りにシリコーン樹脂が付着して
いるのを確認できたことからも明らかである。
【0032】このように樹脂が糸の内部にまで含浸して
いるので、織地同士が擦れることがあっても、この含浸
樹脂層は摩擦により剥がれることはない。
【0033】前記のように精錬工程を省略しても紡糸油
剤は織地にほとんど付着しないが、それでも紡糸油剤が
わずかに残っていることもある。しかし、シリコーン樹
脂が含浸していれば、紡糸油剤の存在にも係わらず、シ
リコーン樹脂が剥がれることはない。
【0034】シリコーン樹脂を円滑に含浸させるために
は、低粘度である必要があり、25℃での粘度が好まし
くは10,000〜50,000csである。この後者
の数値範囲であれば、織り密度の大きい織地すなわち目
が充分に詰まった織地に対してもシリコーン樹脂は円滑
に含浸される。
【0035】樹脂の塗布が終了したあと加熱処理を行
う。これはシリコーン樹脂を乾燥固化させるためである
が、シリコーン樹脂は加熱により収縮して、織地の密度
を大とする。また、シリコーン樹脂の収縮特性を把握し
ていれば、織地を所望の密度にもたらすことができて、
これにより、寸法安定性を確保することができる。した
がって、生機において打ち込み密度を小さく設定して、
生産性を向上させることもできる。
【0036】加熱処理を130℃以上の温度で分以上行
うことにより上記の効果は確実に達成される。また、1
30℃以上に加熱することにより、エアバッグの通常使
用環境温度では、経時変化によっても織地密度の変化が
なく、その結果、熱に対して安定した織布が得られる。
【0037】(実施例)ナイロン66の繊度470dtex
の糸であってサイジングしないものを用いて、ウォータ
ジェット織機により、密度45本/インチで製織した。
【0038】このように製織した生機に、低粘度のシリ
コーン樹脂をナイフコータで塗布し、生機を構成する糸
の内部まで含浸させた。この状態で、130℃以上且つ
3分以上加熱して、樹脂の固化と織布の密度調整を行っ
たところ、打ち込み密度が45本/インチとなった。
【0039】
【発明の効果】請求項1に記載のエアバッグ用の織布
は、精錬工程を省略しているにも係わらず、のり材料も
紡糸油剤も除去されているので、低コスト、省エネルギ
での製造が可能であり、廃水処理問題もなく環境に優し
い。
【0040】請求項2に記載のエアバッグ用の織布は、
エアバッグ用に好適な繊維を用いている。
【0041】請求項3に記載のエアバッグ用織布は、エ
アバッグ用に好適な織り構造を有している。
【0042】請求項4に記載のエアバッグ用の織布のう
ち特にシリコーン樹脂を塗布したものは、少目付け量で
耐熱性もある。
【0043】請求項5に記載のエアバッグ用の織布は、
樹脂を簡便且つ正確な厚みでしかも量を多く塗布したも
のである。
【0044】請求項6に記載のエアバッグ用の織布は、
エアバッグの膨張展開時にエアバッグの部分同士が擦れ
ることがあっても、樹脂含浸層により、織布からのガス
漏れや織布の焼損が防止される。
【0045】請求項7に記載のエアバッグ用の織布は、
樹脂の25℃での粘度が10,000〜50,000c
sであり低粘度であるので、樹脂が糸内部へ円滑に含浸
される。
【0046】請求項8に記載のエアバッグ用の織布は、
ヒートセットを施すことにより織布を所定の織り密度に
調整することができるので、織り密度が安定化する。
【0047】請求項9に記載のエアバッグ用の織布は、
織地の密度を大とするとともに、所定の密度にもたらす
ことができる。
【0048】請求項10に記載のエアバッグ用の織布
は、織地密度を大となし、また所定の密度にもたらすこ
とができる。したがって、生機において打ち込み密度を
小さく設定して、生産性を向上させることができる。ま
た、130℃以上に加熱するため、エアバッグの通常使
用環境温度では、経時変化によっても織地密度の変化が
なく、その結果、熱に対して安定した織布が得られる。
【0049】特に、請求項11に記載のように、加熱処
理を130℃の近傍において3分以上行うことが、織地
の密度を大となし所定の密度にもたらす上で最適であ
る。
【0050】請求項12に記載のエアバッグ用の織布の
製造方法によれば、通気性が低減し物性の安定した織布
を安価に得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) D06M 15/564 D06M 15/564 15/643 15/643 Fターム(参考) 3D054 CC27 CC30 CC45 FF17 4D075 AC27 AC53 BB24Z DB20 DB53 DC13 EB38 EB42 4L033 AA07 AA08 AB05 AC15 CA50 CA59 4L048 AA21 AA24 AA25 DA25 EA01 EA02

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サイジングしない糸を用いてウォータジ
    ェット織機により製織した生機に、精錬工程を施すこと
    なく、樹脂を塗布してなるエアバッグ用の織布。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のエアバッグ用の織布に
    おいて、前記の糸は、ナイロン66、ナイロン6、ナイ
    ロン46、ポリエステルおよびアラミドよりなる群から
    選択された少なくとも一種の繊維を用いて紡糸したもの
    であることを特徴とするエアバッグ用の織布。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のエアバッグ用の織布に
    おいて、前記の生機の織り構造は、平織、あや織りおよ
    びバスケット織りよりなる群から選択された一種である
    ことを特徴とするエアバッグ用の織布。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のエアバッグ用の織布に
    おいて、塗布する樹脂がシリコーン樹脂またはウレタン
    樹脂であることを特徴とするエアバッグ用の織布。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のエアバッグ用の織布に
    おいて、前記の樹脂の塗布がキスコート法またはナイフ
    コート法により行われることを特徴とするエアバッグ用
    の織布。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載のエアバッグ用の織布に
    おいて、前記の樹脂の塗布により、樹脂が織布を構成す
    る糸の内部にまで含浸していることを特徴とするエアバ
    ッグ用の織布。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のエアバッグ用の織布に
    おいて、前記含浸を可能とするため、前記樹脂の25℃
    での粘度が10,000〜50,000csであること
    を特徴とするエアバッグ用の織布。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載のエアバッグ用の織布に
    おいて、前記の生機にまずヒートセットをしたあと、前
    記のとおり樹脂を塗布することを特徴とするエアバッグ
    用の織布。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載のエアバッグ用の織布に
    おいて、生機に樹脂を塗布したあと、樹脂の乾燥のため
    加熱処理することを特徴とするエアバッグ用の織布。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載のエアバッグ用の織布
    において、前記の加熱処理は130℃以上の温度で行わ
    れることを特徴とするエアバッグ用の織布。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載のエアバッグ用の織
    布において、前記の加熱処理は3分以上行われることを
    特徴とするエアバッグ用の織布。
  12. 【請求項12】 エアバッグ用の織布の製造方法であっ
    て、つぎの(1)〜(3)の工程よりなる製造方法。 (1)サイジングしない糸を用いてウォータジェット織機
    により織地を製織する工程。 (2)得られた織地に精錬工程を施すことなく、生機のま
    ま樹脂を塗布して、糸の内部まで樹脂を含浸させる工
    程。 (3)織地を所定温度に加熱して樹脂を乾燥させる工程。
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