JP2001287206A - 木材の乾燥方法及び乾燥装置 - Google Patents

木材の乾燥方法及び乾燥装置

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JP2001287206A
JP2001287206A JP2000145565A JP2000145565A JP2001287206A JP 2001287206 A JP2001287206 A JP 2001287206A JP 2000145565 A JP2000145565 A JP 2000145565A JP 2000145565 A JP2000145565 A JP 2000145565A JP 2001287206 A JP2001287206 A JP 2001287206A
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    • F26B21/00Arrangements or duct systems, e.g. in combination with pallet boxes, for supplying and controlling air or gases for drying solid materials or objects
    • F26B21/06Controlling, e.g. regulating, parameters of gas supply
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    • F26BDRYING SOLID MATERIALS OR OBJECTS BY REMOVING LIQUID THEREFROM
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    • F26DRYING
    • F26BDRYING SOLID MATERIALS OR OBJECTS BY REMOVING LIQUID THEREFROM
    • F26B2210/00Drying processes and machines for solid objects characterised by the specific requirements of the drying good
    • F26B2210/16Wood, e.g. lumber, timber

Abstract

(57)【要約】 【課題】 被乾燥材の材面割れを抑制でき、材色の暗色
化を抑制でき、しかも被乾燥材の内部割れを顕著に抑制
することのできる木材の乾燥方法及び乾燥装置を提供す
ること。 【解決手段】 乾燥室1内の温度及び湿度の制御下に該
乾燥室1内に収容した木材10を乾燥する木材の乾燥方
法において、乾燥中に木材内部の温度及び含水率を連続
的又は断続的に測定し、測定して得られる木材内部の温
度及び含水率の情報に基づいて、前記乾燥室1内の温度
及び湿度を制御する。木材の乾燥装置は、乾燥中におけ
る木材内部の温度を測定可能な温度測定手段6及び乾燥
中における木材内部の含水率を測定可能な含水率測定手
段7を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、木材の乾燥方法及
び乾燥装置に関し、特に住宅の柱などに用いられる針葉
樹の芯持角材の乾燥に適した木材の乾燥方法及び乾燥装
置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】木材
を、柱等の建築用材として用いるには、収縮による変形
や割れ等を防止するために、その含水率が所定値以下と
なるように乾燥させる必要がある。特に、近年において
は、建築用材のプレカット化が進み、より寸法安定性が
高く、材割れ等の少ない乾燥木材が求められている。木
材の乾燥方法として、95℃,8時間の初期蒸煮により
木材を高温熱軟化させた後、該木材を、乾球温度120
℃、湿球温度90℃の条件で72時間乾燥させる方法
が、材面割れが少なく短時間で乾燥を行える方法として
提案されている(第49回日本木材学会大会研究発表要旨
集)。
【0003】しかし、この提案の方法によりスギ芯持角
材(11.5mm×11.5mm×3000mm)の乾
燥を行ったところ、70本の試験材の全数に内部割れが
発生し、また、材色の暗色化(高温乾燥特有の焼け色)
が認められた。即ち、被乾燥材に材面割れを生じさせ
ず、材色の暗色化を抑えることができ、しかも被乾
燥材に内部割れを生じさせないという三つの条件を同時
に満たす乾燥方法及び装置は未だ開発されておらず、こ
れらの三条件を同時に満たす乾燥方法及び装置の開発が
要望されていた。
【0004】従って、本発明の目的は、被乾燥材の材面
割れを抑制でき、材色の暗色化を抑制でき、しかも被乾
燥材の内部割れを抑制できる木材の乾燥方法及び乾燥装
置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、乾燥室内の温
度及び湿度の制御下に該乾燥室内に収容した木材を乾燥
する木材の乾燥方法において、乾燥中における木材内部
の温度及び含水率を連続的又は断続的に測定し、測定し
て得られる木材内部の温度及び含水率の情報に基づい
て、前記乾燥室内の温度及び湿度を制御することを特徴
とする木材の乾燥方法を提供することにより、上記の目
的を達成したものである。
【0006】また、本発明は、温度及び湿度を制御可能
な乾燥室を備え、該乾燥室内で木材を乾燥する木材の乾
燥装置において、乾燥中における木材内部の温度を測定
可能な温度測定手段及び乾燥中における木材内部の含水
率を測定可能な含水率測定手段を具備することを特徴と
する木材の乾燥装置を提供することにより、上記の目的
を達成したものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を好ましい実施形態
に基づいて詳細に説明する。本発明の木材の乾燥方法の
実施には、温度及び湿度を制御可能な乾燥室を備えた乾
燥装置を用いる。
【0008】先ず、本発明の方法の実施に好ましく用い
られる木材の乾燥装置の一例(本発明の木材の乾燥装置
の一実施形態)について図1を参照して説明する。図1
に示す木材の乾燥装置は、温度及び湿度を制御可能な乾
燥室1を備え、該乾燥室1内に収容した木材10を、該
乾燥室内の温度及び湿度の制御下に乾燥可能な装置であ
る。
【0009】より具体的に説明すると、図1の木材の乾
燥装置は、乾燥すべき木材10を収容する乾燥室1と、
乾燥室1内に蒸気を噴射する蒸射機構2と、乾燥室1内
の空気を加熱する加熱機構3と、乾燥室内1に外気を導
入する給気機構4と、乾燥室内1の空気を外部に排気す
る排気機構5とを具備している。
【0010】蒸射機構2は、蒸気発生装置(ボイラー
等)21において発生させた蒸気を、乾燥室1に接続さ
れた蒸気導入管22を介して乾燥室1内に導入するよう
に構成されており、蒸気導入管22に設けた電磁弁、電
動弁等の制御弁23の開閉等により、乾燥室内への蒸射
を制御可能である。
【0011】加熱機構3は、乾燥室1内に配管した加熱
管31内に熱媒(蒸気)を流通させることにより乾燥室
1内の空気を加熱するように構成されており、該熱媒の
流通、流量、温度等の制御により、加熱の制御が可能で
ある。
【0012】給気機構4及び排気機構5は、それぞれ、
乾燥室1の内外を連通するダクト41,51と該ダクト
内に空気流を生じさせるファン(図示せず)とを主体と
して構成されており、それぞれ、ファンの回転やダクト
に設けたダンパー42,52の開閉を制御することによ
り、乾燥室1の吸排気を制御可能である。
【0013】そして、蒸射機構2による蒸射、加熱機構
3による加熱、給気機構4による給気、及び排気機構5
による排気を、適宜に制御することにより、乾燥室1内
の温度及び湿度を所望の温度及び湿度に制御することが
できるようになっている。
【0014】本発明の木材の乾燥装置は、乾燥中におけ
る木材内部の温度を測定可能な温度測定手段6及び乾燥
中における木材内部の含水率を測定可能な含水率測定手
段7を具備している。また、温度測定手段6及び含水率
測定手段7は、それぞれ木材内部の温度又は含水率を、
木材表面からの深さが異なる二箇所以上の部位において
測定可能になされている。
【0015】本実施形態の装置は、図2に示すように、
木材内部の温度を測定可能な温度測定手段として、熱電
対からなる複数の温度センサー6a,6bを備えてい
る。各温度センサー6a,6bは、木材内部の温度を測
定可能なように、木材に穿孔形成した挿入孔に挿入し固
定して用いられる。より具体的には、温度センサーを構
成する熱電対線が丁度入る程度の直径を有し且つ温度の
測定点に達する深さを有する挿入孔をモニター材にドリ
ル等にて穿孔形成し、熱電対線を、その先端(温接点)
が測定点に達するように該挿入孔内に挿入配置した後、
挿入口の周囲を断熱材〔例えば日本化成(株) 製の無石
綿「ネオシール」(商品名)等〕にてシールして使用す
る。
【0016】また、本実施形態の装置は、木材内部の含
水率を測定可能な含水率測定手段として、一対の棒状部
間の抵抗を測定して含水率を求める含水率センサー7
a,7bを複数備えている。各含水率センサー7a,7
bは、一対の棒状部を備えており、一対の棒状部を、両
棒状部同士間に所定の隙間が形成されるように、木材の
中心部に向けて垂直に打ち込み固定されて用いられる。
両棒状部は、それぞれクリップを介してリード線に接続
されており、両棒状部間の抵抗の変化が該リード線を介
して後述する制御演算部8に入力される。一対の棒状部
は、酸化や錆を防止する観点から、それぞれステンレス
からなることが好ましく、例えばステンレス製の釘等か
ら形成することができる。尚、一の温度センサー6aと
他の温度センサー6bとで配置する深さ(木材表面から
深さ)を異ならせることができ、また、一の含水率セン
サー7aと他の含水率センサー7bとで配置する深さ
(木材表面からの深さ)を異ならせることができるよう
になっている。
【0017】各温度センサー6a,6b及び各含水率セ
ンサー7a,7bは、パーソナルコンピューターを主体
として構成される制御演算部8に電気的に接続されてお
り、該制御演算部8において、所定の演算がなされ、木
材内部の温度及び含水率が算出されるようになってい
る。本実施形態の装置においては、算出された前記木材
内部の温度及び含水率が、連続的に表示手段9及び/又
はプリンター11上に出力されるようになっており、表
示された木材内部の温度及び含水率の情報(変化の情
報)を見ながら、入力手段12から所定の指令を入力す
ることにより、乾燥室1内の温度及び湿度を適宜所望の
値に変更できるようになっている。
【0018】次に、上述した構成の木材の乾燥装置を用
いた木材の乾燥方法、即ち本発明の木材の乾燥方法の好
ましい一実施形態について説明する。先ず、乾燥すべき
木材10を、乾燥室1内に収容する。通常、数本から数
百本の木材を収容し、木材同士間には所定の間隙を設け
る。
【0019】そして、一又は二以上の木材(モニター
材)における所定の位置に、上記の温度センサー6a,
6b及び含水率センサー7a,7bを取り付ける。本実
施形態においては、図2に示すように、木材内部の温度
及び含水率を、それぞれ木材表面からの深さが異なる二
箇所の部位、即ち材表面からの深さが材の厚みの略1/
4である中間部と、材表面からの深さが材の厚みの略1
/2である中心部とにおいて測定する。具体的には、図
2に示すように、一組の温度センサー6a及び含水率セ
ンサー7aを、これらのセンサーにより木材の中間部に
おける温度及び含水率が測定できるように、それぞれの
先端部が木材の表面と中心部との間に位置する中間部に
位置するように配置する。また、他の一組の温度センサ
ー6b及び含水率センサー7bを、これらのセンサーに
より木材の中心部における温度及び含水率が測定できる
ように、それぞれの先端部が木材の中心部に達するよう
に配置する。
【0020】このような準備が完了した後、蒸射機構2
より乾燥室1内に蒸気を導入し、乾燥室1内の木材に対
して初期蒸射を行う。この初期蒸射工程は、乾燥させる
木材を軟化させ、これに続く高温乾燥における乾燥効率
の向上を図る工程であり、好ましくは設定温度95℃で
6〜10時間程度行う。
【0021】そして、初期蒸射工程後、木材内部が初期
蒸射により軟化している間に乾燥室内の温度を一気に1
10℃以上に加熱して乾燥を開始する。本実施形態の方
法は、乾球温度110℃以上の条件下に乾燥を行う第1
乾燥工程、及び該第1乾燥工程よりも低い乾球温度の条
件下に乾燥を行う第2乾燥工程を具備している。
【0022】第1乾燥工程は、初期蒸射工程に続いて行
われる乾燥工程であり、該第乾燥工程における乾燥条件
は、乾燥室内の乾球温度が115〜125℃、特に略1
20℃であることが好ましく、乾燥室内の湿球温度が8
0〜95℃、特に略90℃であることが好ましい。
【0023】第1乾燥工程中には、乾燥中における木材
内部の温度及び含水率を、少なくとも木材における前記
中間部において連続的又は断続的に測定する。そして、
当初は、木材の中間部における温度のみを監視し、木材
の中間部における温度が100℃を超えた時点で、該中
間部における含水率の監視を開始する。そして、更に中
間部における含水率の監視を継続し、その含水率が所定
の値(好ましくは、木材の繊維飽和点である略35%)
に達したことを目安に、乾燥室1内の乾球温度、又は該
乾球温度及び湿球温度を低下させる。即ち、木材の中間
部における含水率の変化を目安として、第1乾燥工程か
ら第2乾燥工程への切り替えを行う。
【0024】このように、第1乾燥工程から第2乾燥工
程への切り替えを、木材内部の温度及び含水率を測定
し、測定して得られる温度及び含水率の情報に基づいて
行うことにより、木材の内部に生じる内部割れを効果的
に抑えることができる。特に、中間部における含水率が
木材の繊維飽和点である略35%に達するか又はその直
前となった時点で、乾球温度の低い第2乾燥工程に切り
替えることは、内部割れの防止に特に効果的である。第
2乾燥工程への切り替えを行わず、第1乾燥工程の条件
を継続した場合には、110℃以上の加熱により閉鎖さ
れた木材内部の圧力が高くなり、内部の水分が材の表面
へと移動するが、水分減少と共に中間部が繊維飽和点に
近づき表面がセットによって固定化されているため、急
激な乾燥により収縮で内部割れが発生し易くなる。
【0025】また、木材内部の含水率のみならず温度を
測定し、木材内部の温度及び含水率の両データに基づい
て、含水率が所定の値を下回ったことを判断することに
より、含水率センサーの精度不足の問題を解消すること
ができ、含水率のみを監視した場合に比べて、より好ま
しいタイミングでの切り替えが可能となる。また、芯持
角材を高温乾燥法で乾燥する場合、乾燥時間を短縮する
ために、含水率が繊維飽和点を超えた状態で材内部の温
度をできるだけ高くして沸騰状態にしておくことが好ま
しいが、材温を連続的又は断続的に測定することによ
り、材温を常に把握しておくことができるので好まし
い。
【0026】第2乾燥工程における乾燥条件は、乾燥室
内の乾球温度が105〜115℃、特に略110である
ことが好ましく、乾燥室内の湿球温度は75〜85℃、
特に略80℃であることが好ましい。尚、木材内部の温
度及び含水率を「連続的又は断続的」に測定するとは、
木材内部の温度が所定値(例えば100℃)を超えたこ
と、及びその後に、木材内部の含水率が所定値(例えば
35%)を下回ったことを知ることができるように、温
度及び含水率のデータが得られれば良い。
【0027】本実施形態の方法は、更に第2乾燥工程よ
りも低い乾球温度の条件下に乾燥を行う第3乾燥工程を
具備している。第2乾燥工程中には、乾燥中における木
材内部の温度及び含水率を、少なくとも木材の中心部に
おいて、連続的又は断続的に測定する。そして、当初
は、木材の中心部における温度のみを監視し、木材の中
心部における温度が100℃を超えた時点で、該中心部
における含水率の監視を開始する。そして、更に中心部
における含水率の監視を継続し、中心部における含水率
が所定の値(好ましくは、木材の繊維飽和点である略3
5%)達したことを目安に、乾燥室1内の乾球温度、及
び該乾球温度及び湿球温度の条件を変更する。
【0028】このように、木材の中心部の含水率が所定
の値に達したことを目安に、更に乾球温度を下げること
により、乾燥による内部割れの発生や材色の暗色化を一
層効果的に抑制することができる。しかも、その切り替
えを、木材内部の温度及び含水率を測定し、測定して得
られる温度及び含水率の情報に基づいて行うことによ
り、乾燥時間の短縮、割れの防止等の観点から、最も効
果的な時点で行うことができる。尚、含水率のみを監視
した場合に比べて、より正確に好ましい切り替えが可能
である点等については、第1乾燥工程から第2乾燥工程
への切り替え時と同様である。
【0029】本実施形態の木材の乾燥方法によれば、
被乾燥材の材面割れを抑制できる、材色の暗色化(高
温乾燥特有の焼け色)を抑制できる、被乾燥材の内部
割れを顕著に抑制できる、乾燥時間が短く、乾燥コス
トを低減できる、スケジュールが簡単で乾燥に失敗が
ない、乾燥仕上がり品質が安定している等の効果が同
時に得られる。
【0030】尚、本発明の方法及び装置における乾燥室
1は、内部に木材を収容して、室内の温度及び湿度の制
御下に該木材を乾燥し得るものである限り如何なる構成
のものでも良く、例えば蒸射機構2、加熱機構3、給気
機構4及び排気機構5としては、それぞれ、上述した構
成のものに代えて従来公知の各種構成のものを採用する
ことができる。また、木材内部の温度及び含水率の測定
手段としては、上記実施形態のものに限られず、木材内
部の温度を測定し得る任意の構成の温度測定手段、及び
木材内部の含水率を測定し得る任意の構成の含水率測定
手段を用いることができる。また、本発明の装置は、測
定手段により測定して得られる木材内部の温度及び含水
率の情報に基づいて、前記乾燥室内の温度及び湿度が、
例えば上述した実施形態の方法が自動的に実施されるよ
うに、自動的に制御できる制御演算部を備えていること
が好ましい。具体的には、そのようにパソコンを機能さ
せるプログラムをパソコンに入力すれば良い。
【0031】
【実施例】以下、本発明を実施例等により更に説明す
る。 〔実施例〕図1に示す構成の乾燥装置を用い、杉から製
材した113×113×3000mmの芯持角材50本
(乾燥前含水率;77.9%)について、以下に示す条
件により乾燥を行った。 ・初期蒸射工程;95℃,8時間 ・第1乾燥工程;乾球温度120℃,湿球温度90℃ ・第2乾燥工程;乾球温度110℃,湿球温度80℃ ・第3乾燥工程;乾球温度105℃,湿球温度80℃ 第1乾燥工程においては、当初は被乾燥材の中間部にお
ける温度データを観察し、該温度が100℃を越えた時
点で該中間部の含水率のデータの観察を開始した。そし
て、その含水率のデータが被乾燥材の繊維飽和点である
略35%になった時点P1で、乾燥室内の乾球温度及び
湿球温度の条件を第2乾燥工程の条件に切り替えた。第
2乾燥工程の初期においては、被乾燥材の中心部の温度
データを観察し、該温度が100℃に超えた時点で、該
中心部の含水率のデータの観察を開始した。そして、被
乾燥材の中心部における含水率が35%になった時点P
2で、乾燥室内の乾球温度及び湿球温度の条件を第3乾
燥工程の条件に切り替えた。
【0032】図3は、実施例における被乾燥材の材温及
び含水率の変化並びに工程の制御等を示す乾燥履歴グラ
フである。尚、実施例における第1〜第3の各乾燥工程
の時間は、順に、22時間、60時間、12時間であ
り、初期蒸射から第3乾燥工程終了までの合計の乾燥時
間は102時間であった。
【0033】〔比較例〕実施例と同様の装置を用い、杉
から製材した111×111×3000mmの芯持角材
50本(乾燥前含水率;86.1%)について、以下に
示す条件により乾燥を行った。 ・初期蒸射工程;95℃,8時間 ・乾燥工程;乾球温度120℃,湿球温度90℃ 尚、乾燥工程においては、乾球温度及び湿球温度を一定
に維持し、温度及び湿度の変更は行わなかった。即ち、
木材内部の温度及び含水率の情報に基づく制御を行わな
かった。比較例における初期蒸射から乾燥工程終了まで
の合計の乾燥時間81時間であった。
【0034】〔評価〕実施例及び比較例の方法により乾
燥を行った芯持角材(それぞれ50本)について、含水
率、材面割れ及び内部割れを、それぞれ以下に示す方法
により評価し、結果を表1に示した。
【0035】(含水率)乾燥後の含水率;乾燥後の柱角
の中央部を30mm巾にカットしてサンプルとし、該サ
ンプルの重量W1を測定した。そして、サンプル片を、
JIS Z 2201.木材の試験方法 含水率の測定
方法に準じて、乾燥機中で105℃に放置し、該サンプ
ルが恒量に達した後の重量W2を測定し、下記式により
乾燥後の含水率を求めた。 乾燥後の含水率(%)=(W1−W2)/W2×100 乾燥前の含水率;柱材の乾燥後重量から乾燥後に算出し
た含水率で柱角の全乾重量を算出して乾燥前重量を除し
て換算した。
【0036】(材面割れ) 割れ数;最大巾が0.5mm以上で且つ長さが200m
m以上の割れが生じた木材の本数を数え、表1には、5
0本中、何本の木材にこのような割れが生じたかを示し
た。 割れ面積;各柱材について、最大巾が0.5mm以上で
且つ長さが200mm以上の割れの数を数え、その数に
各割れの面積(100mm2 )を乗じて、各木材毎に割
れ面積を求めた。表1には、50本の割れ面積の平均値
を示した。
【0037】(内部割れ)各柱材の木口面(各柱材につ
いて二面,計100面)を観察し、各木口面の内部割れ
の程度を四段階で判定し、木口面の総数に対する各程度
の木口面の割合を求めた。 なし;割れなし。 小 ;割れ面が最大巾1mm×長さ20mm以内 中 ;小以上で割れ面が最大巾2mm以内×長さ50
mm以内 大 ;中以上
【0038】
【表1】
【0039】表1に示す結果から、本発明の方法によれ
ば、従来の方法(比較例)に比べて、被乾燥材の内部割
れを顕著に低減することができることが判る。また、比
較例の方法で乾燥した木材の色と、実施例の方法で乾燥
した木材の色とを比較したところ、実施例の方が比較例
よりも材色の暗色化の程度が小さかった。尚、本発明の
木材の乾燥方法は、乾燥後の含水率を30%以下、特に
20%以下となるとまで乾燥する場合に特に有効であ
る。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、被乾燥材の材面割れを
抑制でき、材色の暗色化を抑制でき、しかも被乾燥材の
内部割れを顕著に抑制できる木材の乾燥方法及び乾燥装
置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る木材の乾燥装置の一実施
形態を示す模式図である。
【図2】図2は、被乾燥材に対して測定手段を取り付け
た状態を模式的に示す説明図である。
【図3】図3は、実施例の乾燥方法における乾燥条件並
びに木材内部の温度及び含水率の変化を示す乾燥履歴グ
ラフである。
【符号の説明】
1 乾燥室 2 蒸射機構 21 蒸気発生装置(ボイラー等) 22 蒸気導入管 23 制御弁 3 加熱機構 31 加熱管 4 給気機構 41 ダクト 42 ダンパー 5 排気機構 51 ダクト 52 ダンパー 6 温度測定手段 7 含水率測定手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乾燥室内の温度及び湿度の制御下に該乾
    燥室内に収容した木材を乾燥する木材の乾燥方法におい
    て、 乾燥中における木材内部の温度及び含水率を連続的又は
    断続的に測定し、測定して得られる木材内部の温度及び
    含水率の情報に基づいて、前記乾燥室内の温度及び湿度
    を制御することを特徴とする木材の乾燥方法。
  2. 【請求項2】 乾球温度110℃以上の条件下に乾燥を
    行う第1乾燥工程、及び該第1乾燥工程よりも低い乾球
    温度の条件下に乾燥を行う第2乾燥工程を具備し、前記
    木材内部の温度及び含水率の情報に基づいて、該第1乾
    燥工程と該第2乾燥工程との間の切り替えを行う請求項
    1記載の木材の乾燥方法。
  3. 【請求項3】 前記木材内部の温度及び含水率を、それ
    ぞれ木材表面からの深さが異なる二箇所以上の部位にお
    いて測定する請求項1又は2記載の木材の乾燥方法。
  4. 【請求項4】 温度及び湿度を制御可能な乾燥室を備
    え、該乾燥室内で木材を乾燥する木材の乾燥装置におい
    て、 乾燥中における木材内部の温度を測定可能な温度測定手
    段及び乾燥中における木材内部の含水率を測定可能な含
    水率測定手段を具備することを特徴とする木材の乾燥装
    置。
  5. 【請求項5】 前記温度測定手段及び前記含水率測定手
    段は、それぞれ木材内部の温度又は含水率を、木材表面
    からの深さが異なる二箇所以上の部位において測定可能
    である請求項4記載の木材の乾燥装置。
  6. 【請求項6】 前記温度測定手段及び前記含水率測定手
    段により測定して得られる木材内部の温度及び含水率の
    情報に基づいて、前記乾燥室内の温度及び湿度が自動的
    に制御されるようになされている請求項4又は5記載の
    木材の乾燥装置。
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