JP2008531332A - 高温での木材の処理方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、のこ引き木材等の固形木材の熱処理方法に関するものである。該方法によれば、木材の含水率レベルが木材の繊維飽和点に達した後、加熱オーブンの内部温度と対応する木材の内部温度の温度差を最大で10℃に維持する。更に、木材の強度特性が最高の状態となる木材の含水率レベルに達するまで、温度を上昇させるとき、このように小さい温度差を維持する。その解決策を用いることにより、熱処理した木材の内部亀裂を大幅に低減することができる。

Description

本発明は、請求項1の前文に従い、固形木材を含む木材を高温で処理する方法に関するものである。
かかる方法の一の方法によれば、含水率が少なくとも25%、典型的には少なくとも30%の木材をオーブン中に設置し、該木材の内部温度が事前に選択した温度に上昇するまで木材を加熱する。加熱は、水蒸気の存在下で行われる。
熱処理は、木材の寸法安定性を向上させるのに使用できることがよく知られている。既知の技術については、例えばフィンランド特許明細書第68,122号を参照することができ、ここに160〜240℃の温度、3〜15barの圧力で木材を処理する方法が記載されており、この場合、木材が水を吸収して膨潤する能力を大幅に低下させた。
他の熱処理方法は、米国特許明細書第1,366,225号、独国公開特許出願第2,263,758号明細書、並びに「五つの改良木材の耐腐朽性及び寸法安定性(Decay Resistance and Dimensional Stability of Five Modified Woods)」と表題を付けた、スタム,A.H.及びバチュラー(Baechler),R.H.による論文(フォレスト・プロダクツ・ジャーナル(Forest Products Journal)、1960年1月)に記載されている。
これらの解決策はいずれも工業的用途に適していない。その結果、フィンランド特許明細書第68,122号及び独国公開特許出願第2,263,758号明細書に記載された方法は、オートクレーブの使用を必要とする。フィンランド特許明細書第68,122号では、米国特許明細書第1,366,255号に関して、かつての問題となっている解決策は、木材を安定化する手段を何も提供していないと指摘する。スタムらによる刊行物でも、工業的に機能する方法に対する参照が何もなく、彼らが用いた実験的な配置は、2枚の熱青銅板の間で小さい木材を加熱するものであり、木材を発火させる場合がある。
実際には、工業的に適用できる最初の方法が、我々の以前のフィンランド特許明細書第104,285号に示されており、ここに木材の耐微生物分解性や寸法安定性を改良するための二段階法が記載されている。この方法では、まず木材を15%未満の含水率に乾燥し、その後、180〜250℃で木材を熱処理するが、この場合、熱処理は、蒸気が送られる湿気のあるオーブン中、通常の空気圧で行われ、少なくとも5%の重量減少を達成するまで熱処理を続ける。その既知の方法においては、通常の空気圧で熱処理を行うことができ、同時に温度を上昇させ200℃を超えることができ、木材が発火する危険性も全くないことから、特に蒸気が重要である。
上記熱処理の過程において、湿気のある木材から水蒸気を蒸発させる。我々の以前の発明に関して、木材の湿気が木材を保護するのに十分でないことを見出した。その結果、湿気のあるオーブン中に水蒸気を連続して供給することが必要である。
我々の方法は、熱処理された良質な木材を生産することを可能にする。また、その方法は、いくつかの工場で実施されている。本発明によって、曲げ強さを全く低下させることなく、耐腐朽性及び寸法安定性の両方を同時に向上させることができる。我々の試験に基づき、10〜14%の重量減少により木材の寸法安定性を85%程度まで向上させることを可能にしており、この場合、腐朽菌により起こる重量減少はほとんどゼロであり、また、あらゆる曲げ強度の低下を20%以下に保つ。
熱処理オーブンの温度を上昇させる際に、オーブンの内部温度と木材の内部温度の温度差を調整し、制限することは有利である。大き過ぎる温度差は、木材が裂ける場合がある。湿り過ぎた木材を熱処理し始める際にも、同様のことが当てはまる。我々のフィンランド特許明細書第104,286号には、温度が90℃を超える熱処理を受け、木材の内部亀裂の形成を制限する方法が記載されている。該方法の特徴は、木材の内側部分の含水率を10%未満に低減し、その後、木材の内部温度と対応する外側表面の温度の温度差が最大で30℃、典型的には10〜30℃になるように、処理環境の温度を緩徐に上昇させることである。
木材を乾燥するための同傾向の解決策が、我々のフィンランド特許明細書第103,834号に示されている。
本発明の目的は、高温で木材を処理するための新規な代替方法を提供することにある。
我々の発明は、のこ引き木材等の固形木材を加熱する際、木材の含水率が木材の繊維飽和点に達した後、オーブンの内部温度と対応する木材の内部温度の温度差をできる限り小さく保ち続けることにより、効率的な方法で内部亀裂を制限することができる−場合により、それを完全に回避することさえ可能である−という着想に基づいている。温度をさらに上昇させる場合、木材の強度特性が最高の状態となる含水率に達するまで、このように小さい温度差を維持しなければならない。
本発明の好適な実施態様によれば、上記の木材の繊維飽和点を超えて従うべき手順は、オーブンの内部温度と木材の内部温度の温度差を最大で10℃の値に設定し、内部亀裂の形成を抑制するために木材の内部温度が少なくとも108℃に上昇するまで、10℃の最大温度差を維持しながら加熱を行うようなものである。実際には、このことは、通常の空気圧での木材の内部温度が、範囲の下限で約102℃であり、範囲の上限で108℃であることを意味する。
特に、本発明に従う方法は、主として請求項1の特徴部分に記載された内容によって特徴づけられる。
本発明によって大きな利点を得る。従って、本発明は、固形木材を含む木材の内部亀裂を形成することなく、生乾きの木材が室内で乾くまで急速且つ効率的に乾燥させる方法を作るために使用できる。該方法の乾燥段階の最初では、先に示された木材の内部温度と対応する外側温度の温度差を考慮する必要がない。代わりに、木材から、存在する自由水をいずれも迅速に除去することができ、この場合、長期の乾燥に続いて起こりそうな木材の色の変化も回避できる。
上記のように乾燥させる木材は、その寸法安定性及び耐腐朽性を向上させるために設計された熱処理に適している。該熱処理では、本発明に従い、木材の強度が最大になる含水率レベルまで最初に木材を慎重に乾燥させるなら、温度をさらに急速に上昇させることができる。水蒸気が木材の内部から突然に放出されることを抑制するので、木材製品の表面は、無傷のままである。
乾燥段階中での蒸気の使用により、木材に熱を効率的に導入することができる。蒸気の使用についての他の利点は、蒸気が木材の表面を可塑化する(即ち、軟らかくする)ことである。この可塑化の結果として、木材は乾燥段階や熱処理の間無傷のままであり、本発明に従う方法は、そったり裂けたりする危険性が全くなく、標準的な寸法の木材を処理するのに使用できる。
また、通常の空気圧で熱処理を行うことができ、同時に温度を上昇させ200℃を超えることができ、木材が発火する危険性も全くないことを強調すべきである。その理由は、蒸気が遮蔽ガスとして作用し、オーブン中に存在する酸素の量を最小限に抑えるのに使用できるからである。
上記方法は通常の空気圧で機能するため、工業的に用いることができ、加熱するオーブンの構造が耐圧性である必要がないため、のこ引き木材、丸太、棒等の固形木材を処理するのに使用することができる。本発明に用いるオーブンは、標準的な寸法の木材、丸太及び棒や、薄いベニヤはもちろん、上記した参考文献に従いオートクレーブで処理された30cmの長さのものも収容することができる。装置の費用は、オートクレーブによる解決策のものより少なくとも1桁小さい。
以下に、詳細な説明の助けにより本発明を更に詳細に考察する。
本発明の第一の実施態様においては、室内で乾くように乾燥させるため、固形木材を含む木材を高温で処理する(速乾法)。その水分レベルは、最大で10〜15%又は10〜13%の平均含水率に相当する。
本発明の第二の実施態様においては、寸法安定性と耐腐朽性のある製品を生産するため、150℃を超え、最も適切には少なくとも180℃の温度で固形木材を含む木材を処理する(熱処理法)。
両方の方法における開始点は、一般に生乾きの木材である。本方法によれば、含水率が少なくとも30%の固形木材をオーブン中に設置し、オーブンの内部温度を少なくとも約120℃に設定することができる。一般に、熱処理に使用するのに適したオーブン中で乾燥も行うが、この場合、オーブンの内部温度を180〜250℃に上昇させることができる。本発明においては、木材が焼けるのを避けること(即ち、木材表面上に黒焦げの表層が形成するのを避けること)を目的とする。このため、一般にオーブンの温度を250℃より高く上昇させる必要がない。
本発明に従う方法においては、例えば、フィンランド特許公報第104,285号に記載された装置を用いることができる。一般に、上記装置はオーブンを有しており、該オーブンはジャケットで囲まれ、その中に木材を導入することができる。オーブンは、蒸気供給管に接続されており、オーブン中に水蒸気を供給するのに使用できる。オーブンの内部では、ファンにより空気が循環しており、電気抵抗を用いて望ましい所定の温度に加熱する。上記装置を用いて、湿気のある、最も適切には飽和した蒸気により、木材を望ましい温度に加熱することができる。オーブン中の空気は、飽和又はほとんど飽和の蒸気により湿気が維持される。
その結果として、オーブン中の酸素含有量を効果的に低減することができる。
上記木材は、予め特定された水分レベルに達する点に木材の内部温度が上昇するまでオーブンで加熱される。室内で乾いた製品を生産することを目的とする場合、一般に、乾燥段階の間、温度を少なくとも105℃、とりわけ少なくとも108℃に上昇させる。
上記乾燥段階は、蒸気の存在下において行われる。その理由は、この段階の間、できるだけ長く木材の表面を湿気のある状態に保つべきだからである。好適な実施態様によれば、最初から乾燥オーブン中で飽和水蒸気を用いる。オーブンの区画室における蒸気の湿球温度を100℃近くにでき、平均約99.8℃が最も適切である。
上記蒸気は、オーブン中に連続して供給される。我々は、連続的な蒸気の供給の使用によって、最初に予備的な蒸気処理を行い、次いで乾燥の最後に最終蒸気処理を行う二段階法に比べて、蒸気の全量を低減できることを見出した。従来の技術によれば、温度を効率的に上昇させるため、大量の蒸気をオーブンに吹き込み、そして、乾燥の最後では木材の含水率を均一にするため再度吹き込む。本発明によれば、連続的な蒸気処理により、蒸気の量を少ない量のまま保つことができる。乾燥が進んだときに、オーブン中に蒸気を導入することで十分である。
蒸気を使用する量の概算として、本発明の全工程の間で消費する量は、従来の過熱蒸気乾燥の最初の乾燥期間だけで消費される量と同等である。蒸気の連続供給の使用による他の利点は、分離した最終蒸気処理が乾燥の最後で必要ないことである。
上記木材の内部温度は、いわゆる自由水が出るとすぐに100℃から上昇し始める。
内部亀裂を抑制するためには、木材の表面部分と木材の中間部分の温度が、木材の繊維飽和点に達するときに互いに接近していなければならない。木材の寸法が厚くなるにつれ、温度差を小さくしなければならない(下記参照)。木材の繊維飽和点は、自由水がすでに木材繊維の内腔から出ていて、木材中の水分がその細胞壁にだけ吸着されている場合の含水率レベルと定義される。
実際にこれは、木材の種類に応じて約25〜30%の含水率を意味する。
以下に、木材の乾燥に向いている本方法の実施態様を要約して記載する。実験では、この実施態様が、内部亀裂のない製品を50mmの寸法や更には75mmの寸法まで作れることを見出した。厚い寸法の場合、乾燥時間を犠牲にして乾燥力を低減しなければならないことに注意すべきである。オーブンの開始温度は約80〜95℃、例えば約85℃に設定される。木材の温度がこの値に達したら、オーブンの温度を10℃上昇させる。木材の内部温度が100℃に達したら、オーブンの温度を120℃に設定する。木材の内部温度が1〜2℃上昇するまで、オーブンの温度をこの温度で維持する。この場合、本発明の考えによれば、木材は繊維飽和点に達した後、オーブンと木材の温度の温度差が最大で10℃となるようにオーブンの温度を下げる。木材の内部温度を106〜108℃、とりわけ約108℃に上昇させたとき、木材は乾燥したものとみなされる。
その後、本方法の第一段階が木材を乾燥するのに使用されるなら、温度を徐々に下げることができる。
乾燥時間は、木材の寸法に応じて12時間から36時間まで異なる。
第二の好適な実施態様によれば、オーブンの開始温度をすぐに約120℃に設定し、木材の温度が100℃を超えるまで保持する。その後、オーブンと木材の温度差が最大で約10℃となるようにオーブンの温度を下げる。
両方の実施態様においては、オーブンの温度を−木材の繊維飽和点に達するときに−約120℃からまず約110℃に下げて、その後、約115℃まで徐々に上昇させ、木材が望ましい程度の乾燥度を達成するまで、その温度で保たれる。
上記に示した内容に基づき、生乾きののこ引き木材を含む固形木材を所定の平均含水率レベル、一般的には約10〜15%にオーブン乾燥する本発明に従う方法は、
蒸気の存在下、上記のこ引き木材に熱処理を施す工程と、
最も適切には連続的にオーブン中に蒸気を供給する工程と、
上記のこ引き木材に含まれる自由水を100℃を超える温度で木材から沸騰させて除去し、ここで、飽和水蒸気が乾燥時のオーブン中で使用される工程と、
内部亀裂を抑制するために、木材の繊維飽和点に達するとき、木材の表面部分と木材の中間部分の温度差を10℃以下に維持し、そして、所定の平均含水率レベルに達するまでその温度差を維持する工程とを含む。
上記所定の平均含水率レベルは、およそ5〜18%にわたる。一般には、その対象が約10〜15%又は10〜13%である。
上記に示す乾燥方法は、特に室内で乾いた木材を生産するのに使用することができ、該木材は、家具や器具の生産等、通常の使用に適している。熱処理した木材の生産用の出発材料として使用することもできる。後者の場合、少なくとも180℃、最も適切には180〜250℃の温度で行う熱処理を木材に施す。
約10〜15%の含水率に木材を乾燥させるとき、内部亀裂が発生するのを抑制するため、このような熱処理方法を開始する。上記熱処理は、オーブンの内部温度を徐々に上昇させる調整方法で行われる。木材の表面部分と木材の中間部分の温度差は、乾燥時に最大で20℃であることが最も適している。木材の表面部分と木材の内側部分の温度差は、例えば、下記に示す表に従い、木材の最小寸法によって選択される。
Figure 2008531332
熱処理時に、蒸気、例えば飽和蒸気がオーブン中に連続して供給される。原則として、動作条件は通常の空気圧(即ち、「不圧」条件)であるが、実際には、蒸気圧を、その気相中の水分が木材を発火から防ぐレベルで維持することが有利である。この場合において、オーブン内でわずかに過度の圧力を形成し、酸素や空気がオーブン中に移動するのを防ぐ。
フィンランド特許公報第104,285号に記載の通り、木材の重量減少が少なくとも5%、最も適切には少なくとも8%になるまで、約180〜250℃の温度範囲で木材の熱処理を続ける。良好な腐朽抑制効果を達成するため、乾燥したマツののこ引き木材は、最も適切にはおよそ2〜8時間、200〜250℃の温度で保持される(同様に下記参照)。カバノキやカラマツに関しては、同じ条件が当てはまるが、トウヒの場合には、良好な腐朽抑制効果をわずかに低い温度、例えば約175〜210℃の温度で達成する。上記方法は、アスペンを処理するのにも十分に適している。
針葉樹木材の熱処理は、特に約190℃〜約230℃の範囲の温度で行われ、この温度での処理時間は2〜3時間である。
望ましい処理レベルに達した後、オーブンの温度を下げることになるが、過度の温度差から生じ得る木材のいかなる構造変化も避けるため、徐々に下げることが最も適している。
オーブンの温度は、ジェット噴霧した水を用いることにより徐々に下げることができる。温度の低下時に、温度差を40〜50℃とすることができる。のこ引き木材が70℃未満に冷却されるまで、オーブンの扉を開けない。
ヘミセルロースやリグニンの分解により生成される有機酸は、上記装置が耐酸性の材料で構成されることを必要とする。放出を除去するためには、揮発性物質をフィルターに通し、中和しなければならない。
上記の内容を要約すると、本発明の好適な実施態様によれば、寸法安定性があり優れた耐腐朽性を有する木材製品を生産するため、180℃を超える温度で生乾きののこ引き木材を含む固形木材を処理する方法は、
木材に最高の強度特性を付与する木材の繊維飽和点及び平均含水率を木材から決定する段階と、
内部亀裂の形成を抑制するために、木材の繊維飽和点に達するとき、木材の表面部分と木材の中間部分の温度差を10℃以下に維持する段階と、
木材の最高の強度特性に相当する平均含水率に達するまで、上記温度差を維持する段階と、
オーブン中、水蒸気の存在下、少なくとも実質的に通常の空気圧で熱処理を行い、ここで、最も適切には連続的にオーブン中に水蒸気を供給する段階とを含む。
我々の試験結果に基づき、木材の温度を極めて急速に100℃に上昇できることを見出した。木材の含水率が木材の繊維飽和点に達するとき、木材の温度が上昇し始める。この場合、内部亀裂を抑制するために、乾燥力を低減しなければならない。木材を十分に乾燥(約13〜15%)させるとすぐに、例えば、木材の寸法に応じて適切な工程により温度を上昇させることができる。
本発明に従う方法は、のこ引き木材、丸太、棒等の固形木材に適している。加えて、該方法は、ベニヤ、チップ、おがくず、繊維及び、例えば、包装箱等の他のセルロース系製品に使用できる。
数ある中でも、外装板、窓枠、屋外用家具及びサウナ用ベンチの処理に適用できる。
木材製品の水分移動は、本発明に従う処理の後で50〜70%低減される。最高の状態では、製品の耐腐朽性が加圧処理された製品と同等のレベルか、更に高いレベルで改良され、その強度特性は実質的に悪化することがない。同時に、その木材は、良好な塗装基材となる。
心材の強度特性も熱処理により向上させることができる。これは、加圧処理を使用する場合に起こり得ないことである。含浸させ難い木材種を強化することができる。木材の向上した浸透性により、他の着色剤を木材に吸収させることができる。
熱処理の間、木材が保持される温度(所謂、保持時間)を選択することにより、木材の特性に影響を与えることができる。このため、180℃で2〜3時間の保持時間により、トウヒの膨潤を約40%減少させることができ、相応じて、205℃では約65%、そして230℃では約80%減少させることができる。
上記方法は、他の木材種と同等な木材の特性、例えば耐腐朽性を付与するのに使用できる。熱処理の温度が230℃であれば、例えば2〜3時間の熱処理を受けて、マツの白太の特性にチークに相当する特性を付与する。相応じて、220℃で熱処理を行った後では、オークに相当する製品をもたらし、また208℃で熱処理を行った後では、マツやシベリアカラマツの心材に相当する製品をもたらす。
自然分類IIIの耐腐朽性は、190℃±3℃で2〜3時間の保持時間に相当し、同様に分類IIでは、212℃±3℃で2〜3時間の保持時間に相当する。
実施例1
フィンランド特許公報第104,285号に詳細に記載されているデザインのオーブンに50×150mmの寸法を有する木材を充填した。
130℃の蒸気を用いることにより、木材の温度を100℃に上昇させた。その後、オーブンの温度を110℃に設定した。木材の温度が108℃に達したとき、乾燥を止めた。
木材に内部亀裂は現れなかった。
実施例2
この試験では、生乾きののこ引き木材を熱処理した。乾燥段階は、実施例1と同様であった。木材の温度が108℃になったとき、オーブンの温度を5℃ずつ上昇させた。熱処理時の温度は220℃であり、2時間処理を続けた。
木材に内部亀裂は現れなかった。
実施例3
望ましい木材温度を達成するため、一連の全ての試験と同じ方法で、即ち、オーブン中に熱蒸気を供給することにより乾燥段階を行った。木材の内部温度が100℃に達したとき、オーブンの温度を120℃に設定した。木材の内部温度が1〜2℃上昇するまで、この温度でオーブンの温度を維持した。その後、オーブンの温度を110℃に下げた。木材の内部温度を108℃に上昇させたとき、木材が乾燥したとみなした。その後、温度を更に220℃まで徐々に上昇させた。
上記したように作用することにより、内部亀裂を形成させることなく、厚さ50mmののこ引き木材を処理することができた。

Claims (18)

  1. 内部温度を少なくとも約120℃に設定することができるオーブン中に、少なくとも30%の含水率を有する固形木材を設置し、該木材の内部温度が少なくとも108℃に上昇するまでオーブン中で木材を加熱し、該加熱を水蒸気の存在下で行う方法であって、
    前記木材の加熱時に、木材の含水率が木材の繊維飽和点に達するまで前記オーブンの内部温度とのこ引き木材の内部温度の温度差を10℃を超える値で維持することと、
    次いで、前記オーブンの内部温度と前記のこ引き木材の内部温度の温度差を最大で10℃の値に調整することと、
    内部亀裂の形成を抑制するため、木材の内部温度が少なくとも108℃に上昇するまで、最大で10℃の前記温度差を維持することにより加熱を続けることを特徴とする、
    高温での固形木材を含む木材の処理方法。
  2. 前記木材の温度を上昇させるとき、該木材の含水率が15%未満、好ましくは13%未満に減少するまで、最大で10℃の前記温度差を維持することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 木材の繊維飽和点に相当する温度から、最大で15%、好ましくは10%未満の平均含水率に相当する温度まで木材の温度を上昇させるとき、前記オーブンの内部温度と対応する木材の内部温度の間で約2〜8℃の温度差を維持することを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
  4. 出発材料を形成する固形木材の温度が周囲温度と実質的に同一であるとき、該木材を前記オーブンに導入することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の方法。
  5. 木材の含水率レベルが木材の繊維飽和点に達するまで、開始材料として作用する固形木材を加熱し、ここで、前記オーブンに存在する蒸気の湿球温度が約98〜99.9℃であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の方法。
  6. 前記木材の加熱を開始するとき、前記オーブンの内部温度を80〜120℃に設定することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の方法。
  7. 前記オーブンの内部温度と前記木材の内部温度の温度差を最大で20℃に維持することにより、該オーブンの内部温度を80℃から120℃まで徐々に上昇させることを特徴とする請求項6に記載の方法。
  8. 前記木材の内部温度が最大で約102℃に上昇するまで、前記オーブンの内部温度を約115〜120℃に保持し、その後、該オーブンの内部温度を約110℃に低下させることを特徴とする請求項6又は7に記載の方法。
  9. 室内で乾いた木材製品を生産するために前記木材を乾燥させる場合、該木材の平均含水率が15%未満、好ましくは10%未満に減少したときに、前記加熱を停止することを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の方法。
  10. 前記木材の平均含水率を10〜15%又はそれより低く、好ましくは10%以下に低減し、その後、180℃を超える温度で行う熱処理を該木材に施すことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の方法。
  11. 前記熱処理を180〜250℃で行うことを特徴とする請求項10に記載の方法。
  12. 前記木材の表面部分と該木材の内側部分の温度差が加熱時に最大で20℃になるように前記オーブンの内部温度を徐々に上昇させる調整方法で、前記熱処理を行うことを特徴とする請求項10又は11に記載の方法。
  13. 前記木材の表面部分と該木材の内側部分の温度差が、下記に示す表に従い、木材の最小寸法によって選択されることを特徴とする請求項12に記載の方法。
    Figure 2008531332
  14. 前記熱処理時に、オーブン内の蒸気圧は、その気相中の水分により木材が発火するのを防ぐのに十分に高いレベルで保持されることを特徴とする請求項10〜13のいずれかに記載の方法。
  15. 前記木材の重量減少が少なくとも5%、最も適切には少なくとも8%になるまで、180℃を超える温度で該木材の加熱を行うことを特徴とする請求項10〜14のいずれかに記載の方法。
  16. 固形木材がのこ引き木材を含み、該のこ引き木材の最小寸法が最大で75mmであることを特徴とする請求項1〜15のいずれかに記載の方法。
  17. 蒸気の存在下、のこ引き木材に熱処理を施す方法であって、
    前記のこ引き木材に含まれる自由水を100℃を超える温度で木材から沸騰させて除去し、ここで、飽和水蒸気が乾燥時のオーブン中で使用されることと、
    内部亀裂を抑制するために、木材の繊維飽和点に達するとき、木材の表面部分と木材の内側部分の温度差を10℃以下に維持し、そして、所定の平均含水率が達成されるまで前記温度差を維持することを特徴とする、
    生乾きののこ引き木材を含む固形木材を所定の平均含水率レベルに乾燥する方法。
  18. オーブン中、水蒸気の存在下、少なくとも実質的に通常の空気圧で熱処理を行う方法であって、
    木材が最高の強度特性を有する木材の繊維飽和点及び平均含水率を木材から決定することと、
    内部亀裂の形成を抑制するために、木材の繊維飽和点に達するとき、木材の表面部分と木材の内側部分の温度差を10℃以下に維持することと、
    木材の最高の強度特性に相当する平均含水率に達するまで、前記温度差を維持することを特徴とする、
    寸法安定性があり、耐腐朽性を有する木材製品を生産するため、生乾きののこ引き木材を含む固形木材を180℃を超える温度で処理する方法。
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