JP2001286142A - Dc/dcコンバータ - Google Patents

Dc/dcコンバータ

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JP2001286142A
JP2001286142A JP2000096160A JP2000096160A JP2001286142A JP 2001286142 A JP2001286142 A JP 2001286142A JP 2000096160 A JP2000096160 A JP 2000096160A JP 2000096160 A JP2000096160 A JP 2000096160A JP 2001286142 A JP2001286142 A JP 2001286142A
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transformer
output
voltage
converter
inverter
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JP2000096160A
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Takayuki Hidaka
貴幸 日高
Toshio Gounai
敏夫 郷内
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B70/00Technologies for an efficient end-user side electric power management and consumption
    • Y02B70/10Technologies improving the efficiency by using switched-mode power supplies [SMPS], i.e. efficient power electronics conversion e.g. power factor correction or reduction of losses in power supplies or efficient standby modes

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トランスの漏れ磁束に起因する共振ノイズの
低減と共振位相角制御型DC/DCコンバータの小形、
軽量化を目的とする。 【解決手段】 共振位相角制御型DC/DCコンバータ
の2つのトランスを共通化し、基準となる並列共振形イ
ンバータの出力と位相制御された並列共振形インバータ
の出力をそれぞれ接続するトランスの1次側で磁気信号
に変換し、それぞれ発生する磁束をトランス内で合成
し、その合成された磁束をトランスの2次側で電気信号
に変換し出力することで、トランスの磁気結合を改良
し、トランスを小形化、軽量化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は変動する1次電源
から電力を必要とする負荷に安定な直流電圧または電流
を供給するDC/DCコンバータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は特開昭64−64561号公報に
示された、従来の共振位相角制御型DC/DCコンバー
タを示す回路例である。図5において1は1次電源、2
は電流安定化コイル、3は並列共振用キャパシタ、4は
並列共振用コイルを兼ねたトランスで4a及び4bはこ
のトランスの1次巻線、4c及び4dは2次巻線であ
る。5及び6は並列共振を励起するスイッチ素子、17
は電流安定化コイル2、並列共振用キャパシタ3、スイ
ッチ素子5、6とからなる基準の並列共振形インバー
タ、12は電流安定化コイル、13は並列共振用キャパ
シタ、15及び16は並列共振を励起するスイッチ素子
である。18は電流安定化コイル12、並列共振用キャ
パシタ13、スイッチ素子15、16で構成される制御
用の並列共振インバータで、基準の並列共振インバータ
17と全く同じ構成である。14は制御用の並列共振形
インバータ18に接続するトランスで、14a及び14
bはこのトランスの1次巻線、14c及び14dは2次
巻線である。
【0003】このトランス14の2次巻線14cの巻き
終わり側を基準の並列共振形インバータ17の出力と接
続されるトランス4の2次巻線4cの巻き始め側に接続
し、トランス14のもう一方の2次巻線14dの巻き始
め側をトランス4のもう一方の2次巻線4dの巻き終わ
り側に接続し、さらに、トランス14の2次巻線14c
の巻き始め側と、トランス14の2次巻線14dの巻き
終わり側を整流用ダイオード7と8をそれぞれ介して接
続し、トランス4の2次巻線4cの巻き終わり側と4d
の巻き始め側を接続して、これを本DC/DCコンバー
タ2次側回路の基準電位とすることにより、2つの並列
共振形インバータの出力を合成することが出来る。
【0004】9は出力平滑用コイル、10は出力平滑用
キャパシタ、19は出力平滑用コイル9と出力平滑用キ
ャパシタ10とで構成される整流出力フィルタ、11は
安定な電圧を必要とする負荷である。20はエラー検出
部で負荷に印加される電圧を検出して当該検出電圧と基
準電圧との差に相当するエラー電圧を出力する。24は
共振形インバータの位相を制御する位相制御部で基準の
並列共振形インバータ17を駆動する信号と、エラー検
出部20から出力された電圧に応じて位相制御された制
御用の並列共振形インバータ18を駆動する信号を出力
する回路よりなる。
【0005】図6は図5で示した回路の動作を示す動作
波形図である。次に従来の共振位相角制御型DC/DC
コンバータの動作を図5及び図6を用いて詳細に説明す
る。基準電圧を生成する基準の並列共振形インバータ1
7及びトランス4では、以下に示す動作を行う。電源1
よりコイル2を経てトランス4の1次巻線4a、4bに
電源電圧が印加された状態でスイッチ素子5のゲートに
位相制御部24より図6の(s)に示す様なONパルス
信号が印加され、スイッチ素子6に図6の(t)に示す
様なOFFパルス信号が印加されると、スイッチ素子5
はターンオン、スイッチ素子6はターンオフし、スイッ
チ素子5のドレインに接続されているトランス4の1次
巻線4aと並列共振用キャパシタ3のスイッチ素子5側
の電位は電源1の負電位レベルとなり電源1よりコイル
2、トランス4の1次巻線4b及び並列共振用キャパシ
タ3に電流が流れる。
【0006】この時トランス4の印加電圧はトランス4
の1次巻線4a、4bのインダクタンスと並列共振用キ
ャパシタ3の共振によって、図6の(k)に示すような
正弦波状の電圧となる。ここで、トランス4の1次巻線
4bに電流が流れた時に発生する磁束の向きを正、トラ
ンス4の1次巻線4aに電流が流れた時に発生する磁束
の向きを負の向きとすると、この印加電圧によってトラ
ンス4の鎖交磁束は図6の(p)に示すように負から正
へと変化する。この磁束変化をうけて、トランス4の2
次巻線4c、4dには図6の(m)に示す様な電圧が発
生する。
【0007】次にスイッチ素子6のゲートに位相制御部
24より図6の(t)に示す様なONパルスが印加さ
れ、スイッチ素子5に図6の(s)に示す様なOFFパ
ルスが印加されるとスイッチ素子6はターンオン、スイ
ッチ素子5はターンオフし、前記と同様の動作でトラン
ス4の印加電圧は共振によって図6の(k)に示す様な
正弦波状となる。この様にスイッチ素子5及び6のゲー
トに交互にON/OFFパルスを印加することによりト
ランス4の1次巻線4a、4b間には図6の(k)に示
す様な連続する正弦波電圧があらわれトランス4の2次
巻線4c、4d間には1次巻線4a、4bと2次巻線4
c、4dの巻数比に応じた図6の(m)に示す様な電圧
があらわれる。
【0008】制御用電圧を作成する制御用の並列共振形
インバータ18及びトランス14では、前記と同様にス
イッチ素子15及び16のゲートに交互にON/OFF
パルスを印加することによりトランス14の1次巻線1
4a、14b間には図6の(l)に示す様な連続する正
弦波電圧があらわれトランス14の2次巻線14c、1
4d間には1次巻線14a、14bと2次巻線14c、
14dの巻数比に応じた図6の(n)に示す様な電圧が
あらわれる。
【0009】以上の動作によりトランス4の2次巻線4
c、4dとトランス14の2次巻線14c、14dの合
成電圧は図6の(o)に示すような電圧があらわれ、こ
れを整流出力フィルタ19で整流平滑することによって
負荷には図6の(r)に示した直流電圧を供給すること
が出来る。
【0010】負荷に印加される電圧はエラー検出部20
で検出され誤差信号に変換され出力される。このエラー
検出部20から出力された電圧に応じて、共振形インバ
ータの位相を制御する位相制御部24で位相制御するこ
とで、基準の共振形インバータ17を介したトランス4
の出力と、制御用の共振形インバータ18を介したトラ
ンス14の出力とを合成することによって得られる負荷
11に出力する電圧を任意に制御することが出来る。
【0011】この共振位相角制御型DC/DCコンバー
タにおいては、2つの共振インバータ17、18から得
られた電気信号をそれぞれトランス4、14を介して磁
気信号に変換し、2次側で再び電気信号に変換し、さら
に得られたその電圧を合成して出力に供給している。
【0012】今、基準の並列共振形インバータ17、及
び制御用並列共振形インバータ18の出力電圧をそれぞ
れV4i、V14iとおくと、V4iは“数1”で与えられる。こ
こで、E1は並列共振形インバータ17の出力電圧の振
幅である。
【0013】
【数1】
【0014】同様に、V14iは“数2”で与えられる。こ
こでE2は並列共振形インバータ18の出力電圧の振
幅、θはである並列共振形インバータ17と18との位
相差である。
【0015】
【数2】
【0016】“数1”より、トランス4に鎖交する磁束
Φ4は“数3”で与えられる。
【0017】
【数3】
【0018】同様に “数2”より、トランス14に鎖
交する磁束Φ14は“数4”で与えられる。
【0019】
【数4】
【0020】 “数3”より、トランス4の出力電圧
V4oは、トランス4の巻数比をN4とおくと“数5”で与
えられる。ここでAはトランス4の出力電圧の振幅であ
る。
【0021】
【数5】
【0022】同様に、“数4”より、トランス14の出
力電圧V14oは、トランス14の巻数比をN14とおくと
“数6”で与えられる。ここでBはトランス14の出力
電圧の振幅である、
【0023】
【数6】
【0024】よって、トランス4及びトランス14の出
力電圧を合成した値(E0)は、“数7”で与えられ
る。
【0025】
【数7】
【0026】つまり、2つの共振インバータから得られ
た出力電圧はそれぞれトランスを介して電圧変換され、
トランスの2次側で合成される。この合成された出力電
圧は2つの並列共振形インバータの位相差によって任意
に制御することが出来る。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】上記の様に従来の共振
位相角制御型DC/DCコンバータでは2つの共振イン
バータから得られた電気信号をそれぞれトランスを介し
て磁気信号に変換し、2次側で再び電気信号に変換し、
さらにその電気信号を合成して出力に供給していたた
め、非常に電力変換効率が悪かった。また、それぞれト
ランスを別に作成していたため、トランス同士の磁気結
合が悪く漏れインダクタンスが大きくなり、それが並列
共振キャパシタと共振し、ノイズ源となっていた。ま
た、トランスが2つ必要であり、装置が大きくなるとい
う問題もあった。
【0028】この発明はかかる問題点を解決するために
なされたもので、トランス同士の磁気結合を改善し漏れ
インダクタンスによる共振ノイズを低減すること及び装
置の小形化、軽量化を目的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】第1の発明のDC/DC
コンバータは、基準の並列共振形インバータと制御用の
並列共振形インバータを設け、それぞれの共振形インバ
ータの出力を磁気信号のレベルで合成するトランスを設
け、そのトランスの出力を整流平滑する整流出力フィル
タを設け、その整流出力フィルタが出力する電圧を検出
し、基準となる電圧との誤差を増幅して出力するエラー
検出部を設け、そのエラー検出部の出力信号を受け、制
御用の並列共振形インバータのスイッチ素子に位相制御
を施したオン、オフパルス信号を出力するとともに、基
準の並列共振形インバータのスイッチ素子にオン、オフ
パルス信号を出力する位相制御部を設け、負荷に安定な
電圧を供給するものである。
【0030】また第2の発明のDC/DCコンバータ
は、上記トランスとして、トロイダルコアを有するトラ
ンスを用いたものである。
【0031】第3の発明のDC/DCコンバータは、上
記トランスとして、EIコアを有するトランスを用いた
ものである。
【0032】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明の
実施の形態1を示す回路図であり、図2はその等価回路
図である。図1、及び図2において1〜3、5〜13、
15〜20、及び24は従来装置と全く同一のものであ
る。30はトロイダルコアを用いた磁束を合成するトラ
ンス、30a及び30bは基準の並列共振形インバータ
17に接続するトランス30の1次巻線、30c及び3
0dは制御用の並列共振形インバータ18に接続するト
ランス30の1次巻線、30e及び30fはトランス3
0の2次巻線であり、整流ダイオード7及び8を介して
整流出力フィルタ19に接続される。20はエラー検出
部で21の電圧検出回路、22の基準電圧回路、23の
エラーアンプより構成され、負荷に印加する電圧を検出
してエラー電圧を出力する。24は共振形インバータの
位相を制御する位相制御部で25のパルス発生器、26
の鋸波発生器、27のコンパレータ、28の基準用フリ
ップフロップ、および29の制御用フリップフロップよ
り構成され、基準の並列共振形インバータ17のスイッ
チ素子5、及び6を駆動する信号と、エラー検出部20
から出力された電圧に応じて位相制御された制御用の並
列共振形インバータ18のスイッチ素子15、及び16
を駆動する信号を出力する回路よりなる。
【0033】上記トランス30は2つの並列共振形イン
バータ17、18の出力を磁気信号のレベルで合成し、
その合成磁束を電気信号に変換して出力する。今、基準
の並列共振形インバータ17と制御用の並列共振形イン
バータ18の出力電圧をそれぞれ数1、数2に示すとお
りとすると、トランス30発生する磁束Φ30は、トラン
ス30の1次巻線30a、30bに発生する磁束Φabと
1次巻線30c、30dに発生する磁束Φcdの合成磁束
となるので、“数8”で与えられる。
【0034】
【数8】
【0035】“数8”より、トランス30の2次側に発
生する電圧V30は、トランス30の巻数比をN30とおくと
“数9”で与えられる。ここでCはトランス30の出力
電圧における基準用並列共振型インバータ17の出力電
圧成分の振幅、Dはトランス30の出力電圧における制
御用並列共振型インバータ18の出力電圧成分の振幅で
ある。
【0036】
【数9】
【0037】“数9”は“数7”と同等の形で表され、
トランス30の2次側の電圧が2つの共振形インバータ
17、18の出力電圧を合成して変換された形で表され
る。つまり、2つの共振インバータ17、18から得ら
れた出力電圧はそれぞれトランス30で磁気信号に変換
されて磁束を合成され、トランス30の2次側で再び電
気信号に変換され、電圧V30を出力する。“数9”より
この出力電圧V30は2つの並列共振形インバータ17、
18の位相差によって任意に制御することが出来る。
【0038】図3はこの発明の動作図を示したもので、
(a)は基準の並列共振形インバータ17の出力電圧波
形でトランス30の1次側(巻線30a及び30b)に
印加され、(b)は制御用の並列共振形インバータ18
の出力電圧波形でトランス30の1次側(巻線30c及
び30d)に印加され、(c)はトランス30の2次側
(巻線30e及び30f)に表れる出力電圧波形、
(d)はトランス30の1次側巻線30a、30bに発
生する磁束の波形で巻線30bに電流が流れる時に発生
する磁束の向きを正としており、(e)はトランス30
の1次側巻線30c、30dに発生する磁束の波形で巻
線30dに電流が流れる時に発生する磁束の向きを正と
しており、(f)はトランス30の鎖交磁束波形、
(g)は基準の並列共振形インバータのスイッチ素子
5、及び6に印可するON/OFFパルス信号波形で基
準の並列共振形インバータ17に出力するフリップフロ
ップ28の出力、(h)は制御用の並列共振形インバー
タのスイッチ素子15、及び16に印加するON/OF
Fパルス信号波形で制御用の並列共振形インバータ18
に出力するフリップフロップ29の出力、(i)は位相
制御用鋸波発生器の出力でエラーアンプ23の出力とコ
ンパレータ27で比較され、制御用の並列共振形インバ
ータ18のON/OFFパルス信号の基準となる。
(j)は基準パルス発生器の出力で基準の並列共振形イ
ンバータ17のON/OFFパルス信号の基準と鋸波発
生器の基準となる。
【0039】上記の様に構成された共振位相角制御型磁
束合成DC/DCコンバータにおいては、負荷11に印
加される電圧をエラー検出部20で検出し、それを誤差
信号に変換して出力する。このエラー検出部20から出
力された電圧に応じて共振形インバータの位相を制御す
る位相制御部24によって位相制御され制御用の並列共
振形インバータ18を駆動し、基準の並列共振形インバ
ータ17の出力とこの位相制御された制御用の並列共振
形インバータ18の出力をトランス30で磁気信号に変
換して合成し、これを再び電圧に変換することで2つの
共振形インバータの出力を合成した電圧が得られる。こ
のようにして得られた合成電圧は2つの共振形インバー
タの位相角θを変化させることにより任意に制御するこ
とができ、これを整流平滑することによって安定な直流
電圧を負荷に供給することが出来る。
【0040】ところで上記説明では、2つのスイッチン
グ素子から構成される共振形インバータを用いたDC/
DCコンバータについて述べたが、その他4つのスイッ
チング素子から構成されるブリッジ型共振形インバータ
を用いたDC/DCコンバータにも利用できる。また、
上記の共振位相角制御型磁束合成DC/DCコンバータ
に関する説明では、2つの共振形インバータの出力を磁
束合成して出力するトランスを用いたDC/DCコンバ
ータについて述べたが、その他複数の共振形インバータ
の出力を磁束合成して出力するトランスを用いたDC/
DCコンバータにも利用できることは言うまでもない。
【0041】実施の形態2.図4はこの発明の実施の形
態2を示す回路図であり、その等価回路図は実施の形態
1と同様、図2で表される。図4において1〜3、5〜
13、15〜29は図1の実施の形態1と全く同一のも
のである。40はEIコアを用いた磁束を合成するトラ
ンス、40a及び40bは基準の並列共振形インバータ
17に接続するトランス40の1次巻線、40c及び4
0dは制御用の並列共振形インバータ18に接続するト
ランス40の1次巻線、40e及び40fはトランス4
0の2次巻線であり、整流ダイオード7及び8を介して
整流出力フィルタ19に接続される。
【0042】この発明の共振位相角制御型磁束合成DC
/DCコンバータの動作原理は、上記実施の形態1と全
く同一で、基準の並列共振形インバータ17に接続する
トランスの40の1次巻線40a及び40bがそれぞれ
図1の30a及び30bに対応し、制御用の並列共振形
インバータ18に接続するトランス40の1次巻線40
c及び40dがそれぞれ図1の30c及び30dに対応
し、トランス40の2次巻線40e及び40fがそれぞ
れ図1の30e及び30fに対応している。このような
構成となっているため、上記実施の形態1と同様の作用
効果を得ることが出来る。
【0043】ところで上記説明では、2つのスイッチン
グ素子から構成される共振形インバータを用いたDC/
DCコンバータについて述べたが、その他4つのスイッ
チング素子から構成されるブリッジ型共振形インバータ
を用いたDC/DCコンバータにも利用できる。また、
上記の共振位相角制御型磁束合成DC/DCコンバータ
に関する説明では、2つの共振形インバータの出力を磁
束合成して出力するトランスを用いたDC/DCコンバ
ータについて述べたが、その他複数の共振形インバータ
の出力を磁束合成して出力するトランスを用いたDC/
DCコンバータにも利用できることはいうまでもない。
【0044】
【発明の効果】第1及び第2の発明によれば、従来の共
振位相角制御型DC/DCコンバータにおいて、基準の
共振形インバータ及び制御用の共振形インバータそれぞ
れに接続されていた個々のトランスを共通化することに
より、トランスの漏れ磁束を減少させることができ、そ
の漏れ磁束と並列共振キャパシタの結合により発生する
共振ノイズを低減させると共に、装置の小形化、軽量化
が図れるといった効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 トロイダルコアを用いた共振位相角制御型磁
束合成DC/DCコンバータの動作を示す回路図であ
る。
【図2】 共振位相角制御型磁束合成DC/DCコンバ
ータの動作を示す等価回路図である。
【図3】 共振位相角制御型磁束合成DC/DCコンバ
ータの動作を示す動作波形図である。
【図4】 EIコアを用いた共振位相角制御型磁束合成
DC/DCコンバータの動作を示す回路図である。
【図5】 従来の共振位相角制御型DC/DCコンバー
タを示す回路図である。
【図6】 従来の共振位相角制御型DC/DCコンバー
タの動作を示す動作波形図である。
【符号の説明】
1 1次電源、2 電流安定化コイル、3 並列共振用
キャパシタ、4 トランス、4a トランス4の1次巻
線、4b トランス4の1次巻線、4c トランス4の
2次巻線、4d トランス4の2次巻線、5 スイッチ
素子、6 スイッチ素子、7 整流用ダイオード、8
整流用ダイオード、9 出力平滑用コイル、10 出力
平滑用キャパシタ、11 負荷、12 電流安定化コイ
ル、13 並列共振用キャパシタ、14 トランス、1
4a トランス14の1次巻線、14b トランス14
の1次巻線、14c トランス14の2次巻線、14d
トランス14の2次巻線、15 スイッチ素子、16
スイッチ素子、17 基準の並列共振形インバータ、
18 制御用の並列共振形インバータ、19 整流出力
フィルタ、20 エラー検出部、21 電圧検出回路、
22 基準電圧回路、23 エラーアンプ、24 位相
制御部、25 パルス発生器、26 鋸波発生器、27
コンパレータ、28 基準用フリップフロップ、29
制御用フリップフロップ、30 トロイダルコアを用
いたトランス、30a トランス30の1次巻線、30
b トランス30の1次巻線、30c トランス30の
1次巻線、30d トランス30の1次巻線、30e
トランス30の2次巻線、30fトランス30の2次巻
線、40 EIコアを用いたトランス、40a トラン
ス40の1次巻線、40b トランス40の1次巻線、
40c トランス40の1次巻線、40d トランス4
0の1次巻線、40e トランス40の2次巻線、40
f トランス40の2次巻線。
フロントページの続き Fターム(参考) 5H730 AA02 AA15 AA16 AS01 BB25 BB57 BB67 BB82 BB88 BB89 DD04 EE03 EE08 FD01 FF02 FG05 ZZ16

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一次電源と、この一次電源にそれぞれ接
    続された基準の並列共振形インバータ及び制御用の並列
    共振形インバータと、上記それぞれの共振形インバータ
    の出力を磁気信号のレベルで合成するトランスと、上記
    トランスの出力を整流平滑する整流出力フィルタと、上
    記整流出力フィルタが出力する電圧を検出し、基準とな
    る電圧との誤差を増幅して出力するエラー検出部と、上
    記エラー検出部の出力信号を受け、上記制御用の並列共
    振形インバータのスイッチ素子に位相制御を施したオ
    ン、オフパルス信号を出力するとともに上記基準の並列
    共振形インバータのスイッチ素子にオン、オフパルス信
    号を出力する位相制御部とを設けたことを特徴とするD
    C/DCコンバータ。
  2. 【請求項2】 上記トランスは、トロイダルコアを用い
    て構成されているトランスであることを特徴とする請求
    項1記載のDC/DCコンバータ。
  3. 【請求項3】 上記トランスは、EIコアを用いて構成
    されているトランスであることを特徴とする請求項1記
    載のDC/DCコンバータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010246200A (ja) * 2009-04-02 2010-10-28 Nippon Soken Inc 電力変換システム

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