JP2001282606A - アドレス管理システム、状態情報配信サーバ及びアドレス管理クライアント - Google Patents

アドレス管理システム、状態情報配信サーバ及びアドレス管理クライアント

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JP2001282606A
JP2001282606A JP2000095760A JP2000095760A JP2001282606A JP 2001282606 A JP2001282606 A JP 2001282606A JP 2000095760 A JP2000095760 A JP 2000095760A JP 2000095760 A JP2000095760 A JP 2000095760A JP 2001282606 A JP2001282606 A JP 2001282606A
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宇 谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットサーフィンを円滑かつ効率的に行うの
に好適なアドレス管理装置およびアドレス管理サーバを
提供する。 【解決装置】 プロキシサーバPSは、クライアントC
からのアクセス要求に応じてそのアクセス要求に含まれ
るURLにより特定されるHPにアクセスしてそのHP
の状態情報を取得し、取得した状態情報をプロキシサー
バPSに接続しているすべてのクライアントCに配信す
る。クライアントCは、プロキシサーバPSから受信し
た状態情報に係るURLがURL登録テーブル110に
登録されているときは、プロキシサーバPSから受信し
た状態情報に基づいて、URL登録テーブル110のそ
のURLに対応する状態情報を更新し、URL登録テー
ブル110のURLに対応する更新日時がアクセス日時
よりも時間的に新しいときは、HPが更新されたことを
示すメッセージを表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データを蓄積する
複数のWWWサーバと、クライアントとを接続するイン
ターネットに通信可能に接続し、クライアントからの要
求に応じてWWWサーバにおけるデータの格納位置およ
びそのデータを一意に特定するURLを管理するシステ
ム、サーバおよびクライアントに係り、特に、ネットサ
ーフィンを円滑かつ効率的に行うのに好適なアドレス管
理システム、状態情報配信サーバおよびアドレス管理ク
ライアントに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のアドレス管理装置およびアドレス
管理サーバについて、コンピュータネットワークの一つ
であるインターネット上の分散データベースシステムで
あるWWW(World Wide Web)を例にとって説明する。
インターネットには、データを蓄積するWWWサーバを
はじめ多数のネットワーククライアントが接続してい
る。WWWは、ハイパーテキストを用いた全世界的なネ
ットワーク空間を構成するデータベースシステムであ
り、WWW上に公開されているデータは、ネットワーク
を構成しているコンピュータから見ると外部データベー
ス上のデータと考えることができる。この外部データベ
ース上のデータは、インターネット上でWWWサーバに
おけるデータの格納位置およびそのデータを一意に特定
するアドレスであって、例えば、”http://www.aaa.co.
jp/index.html”のような形式をしたURL(Uniform R
esource Locator)と呼ばれる固有のアドレスによって
管理されており、このURLをインデックスとして使用
することができる。
【0003】インターネットに接続可能なクライアント
において、WWWサーバ上のデータを閲覧するには、ユ
ーザがURLをWWWブラウザ等に入力し、WWWブラ
ウザ等が、入力されたURLにより特定されるWWWサ
ーバの格納位置のデータ(以下、単にHP(Home pag
e)という。)にアクセスし、そのHPを読み込んで表
示することにより行う。
【0004】しかし、URLは、WWWサーバにおいて
深い階層にある格納位置を特定するものである場合、ま
たは長い名称が付された格納位置やデータを特定するも
のである場合は、比較的長い文字列で構成されることが
あり、このように長い文字列からなるURLをアクセス
のたびにユーザに入力させるのは、きわめて手間や時間
を要する。
【0005】そこで、従来、ユーザが比較的頻繁にアク
セスするHPについては、あらかじめそうしたURLを
登録しておき、HPにアクセスするときは、登録されて
いるURLをマウス等で選択することにより、WWWブ
ラウザ等が、選択されたURLにより特定されるHPに
アクセスし、そのHPを読み込んで表示する。このよう
な機能を一般にブックマーク機能といい、従来のアドレ
ス管理装置として広く知られている。これにより、ユー
ザは、比較的頻繁にアクセスするURLを登録しておけ
ば、アクセスのたびにURLを一から入力することな
く、登録されているURLを選択するだけで、目的のH
Pにアクセスすることができる。
【0006】一方、インターネット上のWWWサーバに
は、例えば、Yahoo!Japan(http://www.yahoo.co.jp)
や、Infoseek(http://www.infoseek.co.jp)のよう
に、あらかじめ複数のURLを登録しておき、クライア
ントの要求に応じて登録してあるURLのなかから目的
のHPのURLを検索して提供する検索エンジンがあ
る。これにより、ユーザは、目的のHPに関連する検索
語句を与えるだけで、目的のHPにアクセスすることが
できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のブックマーク機能にあっては、URLを登録してお
き、ユーザの選択によりそのURLにより特定されるH
Pに単にアクセスするだけのものであったため、例え
ば、前回アクセスした時点と現在との間にそのHPが変
更または消滅している場合は、登録したURLが使用で
きず無意味なものとなるばかりか、ユーザは、実際にア
クセスしてみるまでそのことを知ることができないの
で、変更または消滅していることを確認するために少な
くとも一度はそのHPにアクセスしなければならず、手
間や時間を要し、ネットサーフィンを円滑に行うことが
できなかった。
【0008】さらに、前回アクセスした時点と現在との
間にそのHPが更新されている場合は、同様に、ユーザ
は、実際にアクセスしてみるまでそのことを知ることが
できないので、更新されたときにのみHPを閲覧したい
場合でも、更新されたか否かを定期的に何度か確認しに
いかなければならず、手間や時間を要し、ネットサーフ
ィンを効率的に行うことができなかった。
【0009】一方、上記従来の検索エンジンにあって
は、URLを登録した後は、それらURLにより特定さ
れるHPの更新、変更または消滅を管理するようになっ
ていないため、例えば、前回アクセスした時点と現在と
の間にそのHPが変更または消滅している場合であって
も、検索結果として表示されることとなり、上記同様
に、ネットサーフィンを円滑に行うことができなかっ
た。さらに、前回アクセスした時点と現在との間にその
HPが更新されている場合についても上記同様であり、
ネットサーフィンを効率的に行うことができなかった。
【0010】そこで、本発明は、このような従来の技術
の有する未解決の課題に着目してなされたものであっ
て、ネットサーフィンを円滑かつ効率的に行うのに好適
なアドレス管理システム、状態情報配信サーバおよびア
ドレス管理クライアントを提供することを目的としてい
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る請求項1記載のアドレス管理システム
は、データを蓄積するデータ蓄積端末に通信可能に接続
する中継サーバと、前記中継サーバに通信可能に接続し
たときに前記データ蓄積端末におけるデータの格納位置
およびそのデータを一意に特定するアドレスを含むアク
セス要求を送信するクライアントとを備え、前記アドレ
スを管理するシステムであって、前記中継サーバは、前
記クライアントからのアクセス要求に応じてそのアクセ
ス要求に含まれるアドレスにより特定される格納位置の
データにアクセスしてその格納位置のデータの更新、変
更または消滅に関する状態情報を取得する状態情報取得
手段と、前記状態情報取得手段で取得した状態情報を当
該中継サーバに接続しているクライアントに配信する状
態情報配信手段とを有し、前記クライアントは、前記ア
ドレスを登録するための記憶手段と、前記中継サーバか
ら受信した状態情報に基づいて前記記憶手段のアドレス
を管理するアドレス管理手段を有する。
【0012】このような構成であれば、クライアントで
は、データ蓄積端末における格納位置のデータにアクセ
スしようとすると、そのアドレスを含むアクセス要求が
中継サーバに送信される。
【0013】中継サーバでは、クライアントからアクセ
ス要求を受信すると、状態情報取得手段により、そのア
クセス要求に応じて、アクセス要求に含まれるアドレス
により特定される格納位置のデータにアクセスして状態
情報が取得され、状態情報配信手段により、取得された
状態情報が中継サーバに接続されているクライアントに
配信される。
【0014】クライアントでは、中継サーバから状態情
報を受信すると、アドレス管理手段により、受信した状
態情報に基づいて記憶手段のアドレスが管理される。
【0015】ここで、状態情報とは、格納位置のデータ
の状態に関する情報をいい、これには、例えば、格納位
置のデータの一部若しくは全部、または格納位置のデー
タのうちそのデータが更新された更新時を示す情報が含
まれる。以下、請求項9および10記載の状態情報配信
サーバ、並びに請求項11記載のアドレス管理クライア
ントにおいて同じである。
【0016】また、記憶手段は、アドレスをあらゆる手
段でかつあらゆる時期に登録するものであり、アドレス
をあらかじめ登録してあるものであってもよいし、アド
レスをあらかじめ記憶することなく、本装置の動作時に
外部からの入力等によってアドレスを登録するようにな
っていてもよい。以下、請求項11記載のアドレス管理
クライアントにおいて同じである。
【0017】さらに、本発明に係る請求項2記載のアド
レス管理システムは、請求項1記載のアドレス管理シス
テムにおいて、前記記憶手段は、前記状態情報を前記ア
ドレスと対応付けて登録可能となっており、前記アドレ
ス管理手段は、前記中継サーバから受信した状態情報に
係るアドレスが前記記憶手段に登録されているときは、
前記中継サーバから受信した状態情報に基づいて、前記
記憶手段のそのアドレスに対応する状態情報を更新する
ようになっている。
【0018】このような構成であれば、クライアントで
は、中継サーバから状態情報を受信すると、受信した状
態情報に係るアドレスが記憶手段に登録されているとき
は、アドレス管理手段により、受信した状態情報に基づ
いて、記憶手段のそのアドレスに対応する状態情報が更
新される。
【0019】さらに、本発明に係る請求項3記載のアド
レス管理システムは、請求項2記載のアドレス管理シス
テムにおいて、前記クライアントは、前記記憶手段の状
態情報に基づいて所定の通知を行う通知手段を有する。
【0020】このような構成であれば、クライアントで
は、通知手段により、記憶手段の状態情報に基づいて所
定の通知が行われる。
【0021】ここで、通知手段は、所定の通知を行うよ
うになっているが、この所定の通知は、例えば、中継サ
ーバから状態情報を受信したときに行ってもよいし、ユ
ーザが記憶手段のアドレスを参照しようとしたときに行
ってもよい。
【0022】さらに、本発明に係る請求項4記載のアド
レス管理システムは、請求項3記載のアドレス管理シス
テムにおいて、前記状態情報のうち更新に関する情報
は、前記格納位置のデータが更新された更新時を示すも
のであり、前記クライアントは、前記記憶手段のアドレ
スにより特定される格納位置のデータにアクセスしたア
クセス時を前記アドレスと対応付けて前記記憶手段に登
録するアクセス時登録手段を有し、前記通知手段は、前
記記憶手段のアドレスに対応する更新時が、前記記憶手
段のそのアドレスに対応するアクセス時よりも時間的に
新しいときは、データが更新されたことを通知するよう
になっている。
【0023】このような構成であれば、クライアントで
は、記憶手段のアドレスにより特定される格納位置のデ
ータにアクセスしようとすると、そのアドレスを含むア
クセス要求が中継サーバに送信されるとともに、アクセ
ス時登録手段により、アクセス時がそのアドレスと対応
付けられて記憶手段に登録される。そして、記憶手段の
アドレスに対応する更新時が、記憶手段のそのアドレス
に対応するアクセス時よりも時間的に新しいときは、通
知手段により、データが更新されたことが通知される。
【0024】ここで、通知手段は、記憶手段のアドレス
に対応する更新時が、記憶手段のそのアドレスに対応す
るアクセス時よりも時間的に新しいときは、データが更
新されたことを通知するようになっているが、アクセス
時登録手段がアクセス時を累積的に登録するようになっ
ている場合は、記憶手段のアドレスに対応する更新時
が、記憶手段のそのアドレスに対応するアクセス時のう
ち前回アクセスしたときのものよりも時間的に新しいと
きは、データが更新されたことを通知するようになって
いる。
【0025】さらに、本発明に係る請求項5記載のアド
レス管理システムは、請求項3および4のいずれかに記
載のアドレス管理システムにおいて、前記状態情報のう
ち変更または消滅に関する情報は、前記格納位置のデー
タが存在するか否かを示すものであり、前記通知手段
は、前記記憶手段の状態情報が、データが存在しないこ
とを示すものであるときは、データが存在しないことを
通知するようになっている。
【0026】このような構成であれば、クライアントで
は、記憶手段の状態情報が、データが存在しないことを
示すものであるときは、通知手段により、データが存在
しないことが通知される。
【0027】さらに、本発明に係る請求項6記載のアド
レス管理システムは、請求項1記載のアドレス管理シス
テムにおいて、前記状態情報のうち変更または消滅に関
する情報は、前記格納位置のデータが存在するか否かを
示すものであり、前記アドレス管理手段は、前記中継サ
ーバから受信した状態情報に係るアドレスが前記記憶手
段に登録されている場合に、前記中継サーバから受信し
た状態情報が、データが存在しないことを示すものであ
るときは、前記記憶手段のそのアドレスを抹消するよう
になっている。
【0028】このような構成であれば、クライアントで
は、中継サーバから状態情報を受信すると、受信した状
態情報に係るアドレスが記憶手段に登録されている場合
に、受信した状態情報が、データが存在しないことを示
すものであるときは、アドレス管理手段により、記憶手
段のそのアドレスが抹消される。
【0029】ここで、アドレス管理手段は、中継サーバ
から受信した状態情報が、データが存在しないことを示
すものであるときは、記憶手段のそのアドレスを抹消す
るようになっているが、利便性を向上する観点からは、
中継サーバから受信した状態情報が、データが存在しな
いことを示すものであるときは、記憶手段のそのアドレ
スを抹消するとともに、記憶手段のそのアドレスにより
特定される格納位置のデータの移転先である新たなアド
レスを検索して登録するようになっているのが好まし
い。以下、請求項13記載のアドレス管理クライアント
において同じである。
【0030】さらに、本発明に係る請求項7記載のアド
レス管理システムは、請求項1ないし6のいずれかに記
載のアドレス管理システムにおいて、前記中継サーバを
複数備え、前記中継サーバは、前記状態情報取得手段で
取得した状態情報を他の中継サーバに配信する第2の状
態情報配信手段を有し、前記状態情報配信手段は、前記
他の中継サーバから受信した状態情報を当該中継サーバ
に接続しているクライアントに配信するようになってい
る。
【0031】このような構成であれば、中継サーバで
は、状態情報取得手段により状態情報が取得されると、
状態情報配信手段により、取得された状態情報が中継サ
ーバに接続されているクライアントに配信されるととも
に、第2の状態情報配信手段により、取得された状態情
報が他の中継サーバに配信される。また、他の中継サー
バから状態情報を受信すると、状態情報配信手段によ
り、取得された状態情報が中継サーバに接続されている
クライアントに配信される。
【0032】さらに、本発明に係る請求項8記載のアド
レス管理システムは、請求項1ないし7のいずれかに記
載のアドレス管理システムにおいて、前記中継サーバ
は、前記クライアントを特定するためのクライアント特
定情報を登録するための第2の記憶手段と、前記クライ
アントが当該中継サーバに通信可能に接続したときにそ
のクライアントのクライアント特定情報を前記第2の記
憶手段に登録するクライアント情報登録手段とを有し、
前記状態情報配信手段は、前記状態情報取得手段で取得
した状態情報を、前記第2の記憶手段のクライアント情
報により特定されるクライアントに配信するようになっ
ている。
【0033】このような構成であれば、中継サーバで
は、クライアントが通信可能に接続すると、クライアン
ト情報登録手段により、そのクライアントのクライアン
ト特定情報が第2の記憶手段に登録される。そして、状
態情報取得手段により状態情報が取得されると、状態情
報配信手段により、取得された状態情報が、第2の記憶
手段のクライアント情報により特定されるクライアント
に配信される。
【0034】ここで、第2の記憶手段は、クライアント
特定情報をあらゆる手段でかつあらゆる時期に登録する
ものであり、クライアント特定情報をあらかじめ登録し
てあるものであってもよいし、クライアント特定情報を
あらかじめ記憶することなく、本装置の動作時に外部か
らの入力等によってクライアント特定情報を登録するよ
うになっていてもよい。
【0035】一方、上記目的を達成するために、本発明
に係る請求項9記載の状態情報配信サーバは、データを
蓄積するデータ蓄積端末と、クライアントとに通信可能
に接続し、前記データ蓄積端末におけるデータの格納位
置の状態に関する状態情報を配信するサーバであって、
前記状態情報を当該サーバに接続しているクライアント
に配信するようになっている。
【0036】このような構成であれば、状態情報が状態
情報配信サーバに接続されているクライアントに配信さ
れる。
【0037】クライアントでは、状態情報配信サーバに
接続すると、このように状態情報が配信されるので、配
信された状態情報に基づいてアドレスを管理するように
すればよい。
【0038】さらに、本発明に係る請求項10記載の状
態情報配信サーバは、データを蓄積するデータ蓄積端末
と、前記データ蓄積端末におけるデータの格納位置およ
びそのデータを一意に特定するアドレスを含むアクセス
要求を送信するクライアントとに通信可能に接続し、前
記データ蓄積端末におけるデータの格納位置の状態に関
する状態情報を配信するサーバであって、前記クライア
ントからのアクセス要求に含まれるアドレスにより特定
される格納位置のデータにアクセスして前記状態情報を
取得する状態情報取得手段と、前記状態情報取得手段で
取得した状態情報を当該サーバに接続しているクライア
ントに配信する状態情報配信手段とを備える。
【0039】このような構成であれば、クライアントか
らアクセス要求を受信すると、状態情報取得手段によ
り、そのアクセス要求に含まれるアドレスにより特定さ
れる格納位置のデータにアクセスして状態情報が取得さ
れ、状態情報配信手段により、取得された状態情報が状
態情報配信サーバに接続されているクライアントに配信
される。
【0040】クライアントでは、状態情報配信サーバに
接続すると、このように状態情報が配信されるので、配
信された状態情報に基づいてアドレスを管理するように
すればよい。
【0041】ここで、さらに具体的な構成としては、例
えば、請求項7または8記載のアドレス管理システムに
おける中継サーバと同等の構成を提案することができ
る。
【0042】一方、上記目的を達成するために、本発明
に係る請求項11記載のアドレス管理クライアントは、
請求項9および10のいずれかに記載の状態情報配信サ
ーバに通信可能に接続し、前記アドレスを管理するクラ
イアントであって、前記アドレスを登録するための記憶
手段と、前記状態情報配信サーバから受信した状態情報
に基づいて前記記憶手段のアドレスを管理するアドレス
管理手段を備える。
【0043】このような構成であれば、状態情報配信サ
ーバから状態情報を受信すると、アドレス管理手段によ
り、受信した状態情報に基づいて記憶手段のアドレスが
管理される。
【0044】さらに、本発明に係る請求項12記載のア
ドレス管理クライアントは、請求項11記載のアドレス
管理クライアントにおいて、前記記憶手段は、前記状態
情報を前記アドレスと対応付けて登録可能となってお
り、前記アドレス管理手段は、前記状態情報配信サーバ
から受信した状態情報に係るアドレスが前記記憶手段に
登録されているときは、前記状態情報配信サーバから受
信した状態情報に基づいて、前記記憶手段のそのアドレ
スに対応する状態情報を更新するようになっている。
【0045】このような構成であれば、状態情報配信サ
ーバから状態情報を受信すると、受信した状態情報に係
るアドレスが記憶手段に登録されているときは、アドレ
ス管理手段により、受信した状態情報に基づいて、記憶
手段のそのアドレスに対応する状態情報が更新される。
【0046】ここで、さらに具体的な構成としては、例
えば、請求項3ないし5記載のアドレス管理システムに
おけるクライアントと同等の構成を提案することができ
る。
【0047】さらに、本発明に係る請求項13記載のア
ドレス管理クライアントは、請求項11記載のアドレス
管理クライアントにおいて、前記状態情報のうち変更ま
たは消滅に関する情報は、前記格納位置のデータが存在
するか否かを示すものであり、前記アドレス管理手段
は、前記状態情報配信サーバから受信した状態情報に係
るアドレスが前記記憶手段に登録されている場合に、前
記状態情報配信サーバから受信した状態情報が、データ
が存在しないことを示すものであるときは、前記記憶手
段のそのアドレスを抹消するようになっている。
【0048】このような構成であれば、状態情報配信サ
ーバから状態情報を受信すると、受信した状態情報に係
るアドレスが記憶手段に登録されている場合に、受信し
た状態情報が、データが存在しないことを示すものであ
るときは、アドレス管理手段により、記憶手段のそのア
ドレスが抹消される。
【0049】以上では、上記目的を達成するためのアド
レス管理システム、状態情報配信サーバおよびアドレス
管理クライアントを提案したが、これに限らず、上記目
的を達成するために、次に掲げる状態情報配信プログラ
ムを記憶した記憶媒体を提案することもできる。
【0050】この状態情報配信プログラムを記憶した記
憶媒体は、データを蓄積するデータ蓄積端末と、前記デ
ータ蓄積端末におけるデータの格納位置およびそのデー
タを一意に特定するアドレスを含むアクセス要求を送信
するクライアントとに通信可能に接続し、前記データ蓄
積端末におけるデータの格納位置の状態に関する状態情
報を配信する状態情報配信サーバに適用する状態情報配
信プログラムを記憶した記憶媒体であって、前記クライ
アントからのアクセス要求に含まれるアドレスにより特
定される格納位置のデータにアクセスして前記状態情報
を取得する状態情報取得手段と、前記状態情報取得手段
で取得した状態情報を前記状態情報配信サーバに接続し
ているクライアントに配信する状態情報配信手段とで実
現される処理を、コンピュータに実行させるためのプロ
グラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
である。
【0051】このような構成であれば、記憶媒体に記憶
されたプログラムがコンピュータによって読み取られ、
読み取られたプログラムに従ってコンピュータが実行し
たときは、請求項10記載の状態情報配信サーバと同等
の作用および効果が得られる。
【0052】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1ないし図10は、本発明
に係るアドレス管理システム、状態情報配信サーバおよ
びアドレス管理クライアントの実施の形態を示す図であ
る。
【0053】本実施の形態は、本発明に係るアドレス管
理システム、状態情報配信サーバおよびアドレス管理ク
ライアントを、図1に示すように、インターネット40
0において、プロキシサーバPSから配信される情報に
基づいて各クライアントCがURLの更新または消滅を
管理する場合について適用したものである。
【0054】まず、本発明に係るアドレス管理システ
ム、状態情報配信サーバおよびアドレス管理クライアン
トを適用するネットワークシステムの構成を図1を参照
しながら説明する。図1は、インターネット400から
なるネットワークシステムの構成を示す図である。
【0055】インターネット400には、図1に示すよ
うに、データを蓄積する複数のWWWサーバDS1〜D
mと、クライアントCからのアクセス要求を受けてク
ライアントCに代わってWWWサーバDS1〜DSmにア
クセスする複数のプロキシサーバPS1〜PSnとが接続
されている。
【0056】各プロキシサーバPS1〜PSnには、複数
のクライアントCが公衆回線等を介して接続されてい
る。なお、以下、プロキシサーバPS1に接続するクラ
イアントをクライアントC1といい、プロキシサーバP
2に接続するクライアントをクライアントC2といい、
同様にプロキシサーバPSnに接続するクライアントを
クライアントCnということがある。
【0057】WWWサーバDS1〜DSmは、WWWブラ
ウザにより表示可能なデータであるHTMLファイルを
蓄積する記憶部と、クライアントCからのリクエストに
応じて記憶部のデータを送信するリクエスト処理部とで
構成されている。なお、WWWサーバDS1〜DSmは、
HTTP(HyperText Transfer Protcol)によりプロキ
シサーバPSとデータ通信を行うようになっている。H
TTPについては後段で詳述する。
【0058】リクエスト処理部は、図示しないCPUが
外部記憶装置等に格納されたプログラムを実行すること
により実現される機能であって、クライアントCからデ
ータ送信リクエストがあったときは、記憶部のHTML
ファイルまたはそのHTMLファイルにリンクされるデ
ータをそのクライアントに対して送信するようになって
いる。なお、記憶部には、HTMLファイルのほか、H
TMLファイルにリンクされるデータとして、テキスト
データ、静止画像データ、サウンドデータ、MPEG等
の動画データ、VRML等の3D画像データ、JAVA
等のプログラムデータその他の各種のファイルが格納さ
れている。
【0059】次に、プロキシサーバPS1〜PSnの構成
を図2を参照しながら説明する。図2は、プロキシサー
バPS1の構成を示すブロック図である。なお、各プロ
キシサーバPS1〜PSnは、いずれも同一機能を有して
構成されているので、以下、プロキシサーバPS1の構
成についてのみ説明し、他のものについては説明を省略
する。
【0060】プロキシサーバPS1は、図2に示すよう
に、制御プログラムに基づいて演算およびシステム全体
を制御するCPU30と、所定領域にあらかじめCPU
30の制御プログラム等を格納しているROM32と、
ROM32等から読み出したデータやCPU30の演算
過程で必要な演算結果を格納するためのRAM34と、
RAM34の特定領域に格納されているデータを画像信
号に変換して出力するCRTC36と、外部装置に対し
てデータの入出力を媒介するI/F38とで構成されて
おり、これらは、データを転送するための信号線である
バス39で相互にかつデータ授受可能に接続されてい
る。
【0061】また、プロキシサーバPS1は、HTTP
およびUDP(User Datagram Protocol)を確立するた
めのソフトウェア上またはハードウェア上のドライバを
有し、WWWサーバDSとHTTPによりデータ通信を
行い、他のプロキシサーバPS2〜PSnとUDPにより
データ通信を行い、クライアントC1とHTTPおよび
UDPによりデータ通信を行うようになっている。
【0062】HTTPは、データを所定長のパケットに
分割して送信先に送信し、送信先がパケットを受信した
か否かの確認を送信先の応答により行う通信規約であ
る。HTTPにおける各HTTPパケットは、図3に示
すように、ヘッダ部80とデータ部82とからなり、ヘ
ッダ部80には、応答パケットである場合はアクセス先
のHPのURLと、そのURLにより特定されるHPの
更新、消滅または変更に関する状態情報とがヘッダ情報
として含まれている。状態情報には、図示しないが、H
Pが消滅していることを示す消滅情報、またはHPが更
新された最新の更新日時を示す更新情報が含まれる。図
3は、HTTPパケットのデータ構造を示す図である。
これに対し、UDPは、データを所定長のパケットに分
割して送信先に送信するだけで、送信先がパケットを受
信したか否かの確認を行わない通信規約である。
【0063】また、プロキシサーバPS1は、クライア
ントC1とUDPによりデータ通信を行うときは、プロ
キシサーバPS1に現在接続しているすべてのクライア
ントC1に対してブロードキャストによりパケットの通
信を行い、他のプロキシサーバPS2〜PSnとUDPに
よりデータ通信を行うときは、所定の順序でパケットを
巡回させるようになっている。すなわち、後者の場合、
例えば、プロキシサーバPS1からのパケットは、プロ
キシサーバPS2に送信され、プロキシサーバPS2から
のパケットは、プロキシサーバPS3に送信されるとい
った要領で、各プロキシサーバPS1〜PSnを巡回させ
る。この要領で、プロキシサーバPSnまで到達したパ
ケットは、プロキシサーバPS1に戻ってきたときに破
棄される。
【0064】I/F38には、外部装置として、ヒュー
マンインターフェースとしてデータの入力が可能なキー
ボードやマウス等からなる入力装置40と、データやテ
ーブル等をファイルとして格納する記憶装置42と、画
像信号に基づいて画面を表示する表示装置44と、イン
ターネット400に接続するための信号線と、クライア
ントC1に接続するための信号線とが接続されている。
【0065】RAM34は、特定領域として、表示装置
44に表示するための表示用データを格納するVRAM
35を有しており、VRAM35は、CPU30とCR
TC36とで独立にアクセスが可能となっている。
【0066】CRTC36は、VRAM35に格納され
ている表示用データを先頭アドレスから所定周期で順次
読み出し、読み出した表示用データを画像信号に変換し
て表示装置44に出力するようになっている。
【0067】記憶装置42には、図示しないが、プロキ
シサーバDS1に現在接続しているクライアントC1を、
インターネット400上でクライアントC1の位置を一
意に特定するクライアント情報と対応付けて登録したク
ライアント情報登録テーブルが格納されている。プロキ
シサーバDS1は、クライアント情報登録テーブルを用
いて現在接続しているクライアントC1を特定する。こ
こで、クライアント情報としては、例えば、クライアン
トC1がプロキシサーバDS1に接続するときに、プロキ
シサーバDS1内にあるDHCP(Dynamic Host Config
uration Protcol)サーバがクライアントC1に対して割
り当てたIPアドレスである。この場合、クライアント
情報登録テーブルは、DHCPサーバがIPアドレスの
管理に用いるIPアドレス登録テーブルとなる。
【0068】また、記憶装置42には、インターネット
400上で他のプロキシサーバPS 2〜PSnの位置を一
意に特定するIPアドレスが格納されている。プロキシ
サーバDS1は、それらIPアドレスを用いて他のプロ
キシサーバPS2〜PSnを特定する。
【0069】CPU30は、マイクロプロセッシングユ
ニットMPU等からなり、ROM32の所定領域に格納
されている所定のプログラムを起動させ、そのプログラ
ムに従って、図4および図5のフローチャートに示す第
1のヘッダ情報配信処理および第2のヘッダ情報配信処
理を並列に実行するようになっている。
【0070】初めに、第1のヘッダ情報配信処理を図4
を参照しながら説明する。図4は、第1のヘッダ情報配
信処理を示すフローチャートである。
【0071】第1のヘッダ情報配信処理は、クライアン
トC1からのアクセス要求に応じて、そのアクセス要求
に含まれるURLにより特定されるHPにアクセスして
HTTPパケットを取得し、取得したHTTPパケット
のヘッダ情報をプロキシサーバPS1に現在接続してい
るすべてのクライアントC1に配信する処理であって、
CPU30において実行されると、図4に示すように、
まず、ステップS100に移行するようになっている。
【0072】ステップS100では、クライアントC1
からアクセス要求を受信したか否かを判定し、アクセス
要求を受信したと判定されたとき(Yes)は、ステップS
102に移行するが、そうでないと判定されたとき(No)
は、アクセス要求を受信するまでステップS100で待
機する。
【0073】ステップS102では、受信したアクセス
要求に含まれるURLにより特定されるHPにアクセス
し、ステップS103に移行して、アクセスしたHPに
係るWWWサーバDSからHTTPによりHTTPパケ
ットを受信し、ステップS104に移行して、受信した
HTTPパケットからヘッダ情報を取得し、ステップS
106に移行する。
【0074】ステップS106では、取得したヘッダ情
報を、記憶装置42のクライアント情報登録テーブルに
登録されているすべてのクライアントC1にUDPによ
り送信し、ステップS108に移行して、取得したヘッ
ダ情報を、次の送信先であるプロキシサーバPS2に送
信し、ステップS110に移行する。ここで、プロキシ
サーバPS2〜PSnへの送信は、記憶装置42のIPア
ドレスを用いて行う。
【0075】ステップS110では、ステップS103
で受信したHTTPパケットを、アクセス要求のあった
クライアントC1(以下、アクセスクライアントとい
う。)にHTTPにより送信し、ステップS112に移
行して、アクセスしたHPに係るWWWサーバDSから
すべてのHTTPパケットを受信したか否かを判定し、
すべてのHTTPパケットを受信したと判定されたとき
(Yes)は、ステップS100に移行するが、そうでない
と判定されたとき(No)は、ステップS110に移行す
る。
【0076】次に、第2のヘッダ情報配信処理を図5を
参照しながら説明する。図5は、第2のヘッダ情報配信
処理を示すフローチャートである。
【0077】第2のヘッダ情報配信処理は、他のプロキ
シサーバPS2〜PSnから受信したヘッダ情報を、プロ
キシサーバPS1に現在接続しているすべてのクライア
ントC1に配信する処理であって、CPU30において
実行されると、図5に示すように、まず、ステップS2
00に移行するようになっている。
【0078】ステップS200では、プロキシサーバP
nからUDPによりヘッダ情報を受信したか否かを判
定し、ヘッダ情報を受信したと判定されたとき(Yes)
は、ステップS202に移行して、受信したヘッダ情報
を、次の送信先であるプロキシサーバPS2に送信する
とともに、記憶装置42のクライアント情報登録テーブ
ルに登録されているすべてのクライアントC1にUDP
により送信し、ステップS200に移行する。
【0079】次に、クライアントCの構成を図6を参照
しながら説明する。図6は、クライアントCの構成を示
すブロック図である。
【0080】クライアントCは、プロキシサーバDSと
同一機能を有して構成されており、図6に示すように、
CPU50と、ROM52と、RAM54と、CRTC
56と、I/F58とで構成されており、これらは、バ
ス59で相互にかつデータ授受可能に接続されている。
I/F58には、入力装置60と、記憶装置62と、表
示装置64と、プロキシサーバDSに接続するための信
号線とが接続されている。
【0081】また、クライアントCは、HTTPおよび
UDPを確立するためのソフトウェア上またはハードウ
ェア上のドライバを有し、接続するプロキシサーバPS
とHTTPおよびUDPによりデータ通信を行うように
なっている。
【0082】また、クライアントCは、WWWブラウザ
を有し、WWWブラウザは、WWWサーバDS1〜DSm
上のデータを閲覧するときは、与えられたURLにより
特定されるHPにアクセスし、そのHPを読み込んで表
示するようになっている。ここで、URLは、クライア
ントCの入力装置60から直接入力したり、クライアン
トCのブックマークに登録したURLを選択したりする
ことによりWWWブラウザに与える。
【0083】記憶装置62には、図7に示すように、U
RLを登録するURL登録テーブル110が格納されて
いる。図7は、URL登録テーブル110の構造を示す
図である。
【0084】URL登録テーブル110は、図7に示す
ように、URLごとに複数のレコードが登録されてい
る。各レコードは、URLを登録するフィールド112
と、フィールド112のURLにより特定されるHPに
アクセスした最新のアクセス日時を登録するフィールド
114と、フィールド112のURLにより特定される
HPが更新された最新の更新日時を登録するフィールド
116と、フィールド112のURLにより特定される
HPが消滅しているか否かを登録するフィールド118
とを含んで構成されている。
【0085】図7の例では、図中1段目のレコードに
は、フィールド112にURLとして“http://www.aa
a.co.jp/index.html”が、フィールド114にアクセス
日時として“2000年2月8日”が、フィールド11
6に更新日時として“2000年2月9日”が、フィー
ルド118に消滅の有無として消滅していないことを示
す“−”が登録されている。また、図中最下段のレコー
ドには、フィールド112にURLとして“http://ww
w.zzz.co.jp/index.html”が、フィールド114にアク
セス日時として“1999年12月24日”が、フィー
ルド116に更新日時として“1999年8月1日”
が、フィールド118に消滅の有無として消滅している
ことを示す“○”が登録されている。
【0086】なお、URL登録テーブル110は、初め
はレコードが一つも登録されておらず、クライアントC
のユーザが必要に応じてURLを登録し、それに応じた
レコードを追加登録していくものである。URLの登録
方法は、従来のブックマークの登録方法の例による。こ
れがクライアントCのブックマークに相当する。
【0087】CPU50は、マイクロプロセッシングユ
ニットMPU等からなり、ROM52の所定領域に格納
されている所定のプログラムを起動させ、そのプログラ
ムに従って、図8ないし図10のフローチャートに示す
アクセス処理、URL登録テーブル更新処理および通知
処理を実行するようになっている。
【0088】初めに、アクセス処理を図8を参照しなが
ら説明する。図8は、アクセス処理を示すフローチャー
トである。
【0089】アクセス処理は、WWWブラウザにより実
現され、HPにアクセスする処理であって、CPU50
において実行されると、図8に示すように、まず、ステ
ップS300に移行するようになっている。
【0090】ステップS300では、URL登録テーブ
ル110に登録されているURLのうちいずれかが選択
されたか否かを判定し、いずれかのURLが選択された
と判定されたとき(Yes)は、ステップS304に移行す
る。
【0091】ステップS304では、URL登録テーブ
ル110のそのURLに対応するアクセス日時を現在日
時に更新し、ステップS306に移行して、そのURL
により特定されるHPにアクセスするために、そのUR
Lを含むアクセス要求を、現在接続しているプロキシサ
ーバPSにHTTPにより送信し、ステップS308に
移行する。
【0092】ステップS308では、アクセスしたHP
に係るWWWサーバDSからHTTPによりHTTPパ
ケットを受信し、ステップS310に移行して、受信し
たHTTPパケットを組み立ててなるデータに基づいて
その内容を表示し、ステップS300に移行する。
【0093】一方、ステップS300で、URL登録テ
ーブル110に登録されているURLのうちいずれかも
選択されないと判定されたとき(No)は、ステップS30
2に移行して、URLを入力装置60から入力したか否
かを判定し、URLを入力したと判定されたとき(Yes)
は、ステップS304に移行するが、そうでないと判定
されたとき(No)は、ステップS300に移行する。
【0094】次に、URL登録テーブル更新処理を図9
を参照しながら説明する。図9は、URL更新処理を示
すフローチャートである。
【0095】URL更新処理は、現在接続しているプロ
キシサーバPSから受信したヘッダ情報に基づいてUR
L登録テーブル110を更新する処理であって、CPU
50において実行されると、図9に示すように、まず、
ステップS400に移行するようになっている。
【0096】ステップS400では、現在接続している
プロキシサーバPSからヘッダ情報をUDPにより受信
したか否かを判定し、ヘッダ情報を受信したと判定され
たとき(Yes)は、ステップS402に移行するが、そう
でないと判定されたとき(No)は、ヘッダ情報を受信する
までステップS400で待機する。
【0097】ステップS402では、ヘッダ情報に含ま
れているURLと同一のURLがURL登録テーブル1
10に登録されているか否かを判定し、ヘッダ情報に含
まれているURLと同一のURLがURL登録テーブル
110に登録されていると判定されたとき(Yes)は、ス
テップS404に移行するが、そうでないと判定された
とき(No)は、ステップS400に移行する。
【0098】ステップS404では、ヘッダ情報に含ま
れている状態情報に基づいて、URL登録テーブル11
0のそのURLに対応する更新日時または消滅の有無を
更新し、ステップS400に移行する。具体的に、ステ
ップS404では、ヘッダ情報に含まれている状態情報
が更新日時を示すものであるときは、URL登録テーブ
ル110のそのURLに対応する更新日時を状態情報に
示される更新日時に更新する。また、ヘッダ情報に含ま
れている状態情報がHPが消滅していることを示すもの
であるときは、URL登録テーブル110のそのURL
に対応する消滅の有無を、消滅していることを示す
“○”に更新する。
【0099】次に、通知処理を図10を参照しながら説
明する。図10は、通知処理を示すフローチャートであ
る。
【0100】通知処理は、WWWブラウザにより実現さ
れ、WWWブラウザにおいて所定の指示が入力(例え
ば、ブックマークを示すアイコンボタンが押下)された
ときは、URL登録テーブル110のURLを表示する
とともに、そのURLにより特定されるHPが更新され
ているか否かまたは消滅しているか否かを通知する処理
であって、CPU50において実行されると、図10に
示すように、まず、ステップS500に移行するように
なっている。
【0101】ステップS500では、URL登録テーブ
ル110から消滅の有無を読み出し、ステップS502
に移行して、読み出した消滅の有無に基づいてHPが消
滅しているか否かを判定し、HPが消滅していないと判
定されたとき(No)は、ステップS504に移行する。
【0102】ステップS504では、URL登録テーブ
ル110からアクセス日時を読み出し、ステップS50
6に移行して、URL登録テーブル110から更新日時
を読み出し、ステップS508に移行して、読み出した
アクセス日時および更新日時を比較してHPが更新され
ているか否かを判定し、HPが更新されていると判定さ
れたとき(Yes)は、ステップS510に移行する。具体
的に、ステップS508では、更新日時がアクセス日時
よりも時間的に新しいときは、HPが更新されていると
判定し、その逆であるときは、HPが更新されていない
と判定する。
【0103】ステップS510では、HPが更新されて
いることを示すメッセージを表示し、ステップS512
に移行して、すべてのURLについてメッセージを表示
したか否かを判定し、すべてのURLについて表示した
と判定されたとき(Yes)は、一連の処理を終了するが、
そうでないと判定されたとき(No)は、ステップS500
に移行する。
【0104】一方、ステップS508で、読み出したア
クセス日時および更新日時を比較してHPが更新されて
いないと判定されたとき(No)は、ステップS512に移
行する。
【0105】一方、ステップS502で、読み出した消
滅の有無に基づいてHPが消滅していると判定されたと
き(Yes)は、ステップS514に移行して、HPが消滅
していることを示すメッセージを表示し、ステップS5
12に移行する。
【0106】次に、上記実施の形態の動作を図11を参
照しながら説明する。図11は、クライアントCにおい
てWWWブラウザにより表示される画面を示す図であ
る。
【0107】まず、URL登録テーブル110を更新す
る場合を説明する。以下、クライアントC1であってク
ライアントC11,C12がそれぞれプロキシサーバPS1
に接続し、クライアントC2であってクライアントC21
がプロキシサーバPS2に接続する場合を例にとって説
明する。このとき、クライアントC11,C12,C21のU
RL登録テーブル110には、URLとして、“http:/
/www.aaa.co.jp/index.html”(以下、URLaとい
う。)、“http://www.bbb.co.jp/index.html”(以
下、URLbという。)、“http://www.ccc.co.jp/ind
ex.html”(以下、URLcという。)および“http://
www.zzz.co.jp/index.html”(以下、URLzとい
う。)がそれぞれ登録されているものとする。
【0108】クライアントC11では、ユーザが、WWW
ブラウザを起動してプロキシサーバPS1に接続し、U
RL登録テーブル110に登録されているURLのうち
例えばURLaをマウスのクリック等により選択する
と、ステップS300〜S306を経て、URL登録テ
ーブル110のURLaに対応するアクセス日時が現在
日時に更新され、URLaを含むアクセス要求がプロキ
シサーバPS1に送信される。またこれとほぼ同時に、
クライアントC12,C21でも、ユーザがWWWブラウザ
を起動してプロキシサーバPS1,PS2に接続するもの
とする。
【0109】プロキシサーバPS1では、クライアント
11からアクセス要求を受信すると、ステップS100
〜S104を経て、受信したアクセス要求に含まれるU
RLaにより特定されるHPにアクセスし、アクセスし
たHPに係るWWWサーバDSからHTTPパケットを
受信し、受信したHTTPパケットからヘッダ情報が取
得される。このとき、ヘッダ情報には、URLaおよび
URLaにより特定されるHPの更新日時を示す状態情
報が含まれているとする。
【0110】次いで、ステップS106,S108を経
て、取得されたヘッダ情報が、UDPにより、記憶装置
42のクライアント情報登録テーブルに登録されている
すべてのクライアントC11,C12に送信されるととも
に、プロキシサーバPS2に送信される。そして、ステ
ップS110,S112を経て、受信したすべてのHT
TPパケットがHTTPによりクライアントC11に送信
される。
【0111】クライアントC11では、プロキシサーバP
1からHTTPパケットを受信すると、ステップS3
08,S310を経て、受信したHTTPパケットを組
み立ててなるデータに基づいてその内容がWWWブラウ
ザ上に表示される。
【0112】一方、クライアントC12では、プロキシサ
ーバPS1からヘッダ情報を受信すると、そのヘッダ情
報にはURLaが含まれておりなおかつ更新日時を示す
状態情報が含まれているので、ステップS400,S4
04を経て、URL登録テーブル110のURLaに対
応する更新日時が状態情報の更新日時に更新される。
【0113】一方、プロキシサーバPS2では、プロキ
シサーバPS1からヘッダ情報を受信すると、ステップ
S200,S202を経て、受信したヘッダ情報が、U
DPにより、記憶装置42のクライアント情報登録テー
ブルに登録されているすべてのクライアントC21に送信
される。
【0114】クライアントC21では、プロキシサーバP
2からヘッダ情報を受信すると、そのヘッダ情報には
URLaが含まれておりなおかつ更新日時を示す状態情
報が含まれているので、ステップS400,S404を
経て、URL登録テーブル110のURLaに対応する
更新日時が状態情報の更新日時に更新される。
【0115】このように、クライアントC12,C21
は、クライアントC11がURLaにより特定されるHP
にアクセスすると、自己がアクセスしなくてもプロキシ
サーバPS1,PS2に接続さえしていれば、URL登録
テーブル110のURLaに対応する更新日時が自動的
に最新のものに更新される。
【0116】なお、クライアントC11がURLaにより
特定されるHPにアクセスした結果そのHPが既に消滅
しているときは、プロキシサーバPS1では、URLa
およびHPが消滅していることを示す状態情報を含むヘ
ッダ情報が、受信したHTTPパケットから取得され
る。そして、取得されたヘッダ情報が、UDPにより、
記憶装置42のクライアント情報登録テーブルに登録さ
れているすべてのクライアントC11,C12に送信される
とともに、プロキシサーバPS2に送信される。
【0117】これに伴って、クライアントC12,C21
は、URL登録テーブル110のURLaに対応する消
滅の有無が、消滅していることを示す“○”に更新され
る。
【0118】次に、URL登録テーブル110のURL
により特定されるHPが更新されているか否かまたは消
滅しているか否かを通知する場合を説明する。
【0119】上記のように、クライアントC12がプロキ
シサーバPS1に接続している状態で、URL登録テー
ブル110のURLaに対応する更新日時が最新のもの
に更新された後に、クライアントC12では、ユーザがW
WWブラウザ上で、図11に示すように、例えば、ブッ
クマークを示すアイコンボタン70をマウスのクリック
等により押下すると、WWWブラウザの表示画面のうち
URLを表示する画面に、URL登録テーブル110に
登録されているURLが表示される。そして、表示され
たURLに対応して、そのURLにより特定されるHP
が最終アクセス日時よりも後に更新されているか否か、
またはそのURLにより特定されるHPが最終アクセス
日時よりも後に消滅しているか否かが表示される。
【0120】例えば、URL登録テーブル110のUR
La,cに対応する更新日時がアクセス日時よりも時間
的に新しいときは、ステップS500〜S510を経
て、HPが更新されていることを示すメッセージ“Ne
w”74が表示される。また、URL登録テーブル11
0のURLzに対応する更新の有無が、消滅しているこ
とを示す“○”であるときは、ステップS500,S5
02,S514を経て、HPが消滅していることを示す
メッセージ“消滅”76が表示される。
【0121】このようにして、本実施の形態では、プロ
キシサーバPSは、クライアントCからのアクセス要求
に応じてそのアクセス要求に含まれるURLにより特定
されるHPにアクセスしてそのHPの状態情報を取得
し、取得した状態情報をプロキシサーバPSに接続して
いるすべてのクライアントCに配信するようにし、クラ
イアントCは、プロキシサーバPSから受信した状態情
報に係るURLがURL登録テーブル110に登録され
ているときは、プロキシサーバPSから受信した状態情
報に基づいて、URL登録テーブル110のそのURL
に対応する状態情報を更新し、URL登録テーブル11
0のURLに対応する更新日時がアクセス日時よりも時
間的に新しいときは、HPが更新されたことを示すメッ
セージを表示するようにした。
【0122】これにより、クライアントCでは、他のク
ライアントCがURLにより特定されるHPにアクセス
すると、自己がアクセスしなくてもプロキシサーバPS
に接続さえしていれば、URL登録テーブル110のそ
のURLに対応する更新日時が自動的に最新のものに更
新されるので、クライアントCのユーザは、そのHPに
アクセスする前に、そのHPの更新の有無を確認するこ
とができる。したがって、HPが更新されたときのみそ
のHPにアクセスするようにすれば、従来に比して、手
間や時間を要することなく、ネットサーフィンを比較的
円滑かつ効率的に行うことができる。
【0123】さらに、本実施の形態では、クライアント
Cは、プロキシサーバPSから受信した状態情報に係る
URLがURL登録テーブル110に登録されていると
きは、プロキシサーバPSから受信した状態情報に基づ
いて、URL登録テーブル110のそのURLに対応す
る状態情報を更新し、URL登録テーブル110のUR
Lに対応する消滅の有無が、消滅していることを示して
いるときは、HPが消滅していることを示すメッセージ
を表示するようにした。
【0124】これにより、クライアントCでは、他のク
ライアントCがURLにより特定されるHPにアクセス
すると、自己がアクセスしなくてもプロキシサーバPS
に接続さえしていれば、URL登録テーブル110のそ
のURLに対応する消滅の有無が自動的に更新されるの
で、クライアントCのユーザは、そのHPにアクセスす
る前に、そのHPの消滅の有無を確認することができ
る。したがって、HPが消滅しているときはそのHPに
アクセスしないようにすれば、従来に比して、手間や時
間を要することなく、ネットサーフィンを比較的円滑か
つ効率的に行うことができる。
【0125】さらに、本実施の形態では、プロキシサー
バPSは、取得した状態情報を他のプロキシサーバPS
に配信するとともに、他のプロキシサーバPSから受信
した状態情報を現在接続しているすべてのクライアント
に配信するようにした。
【0126】これにより、クライアントCでは、異なる
プロキシサーバに接続しているクライアントCがURL
により特定されるHPにアクセスすると、URL登録テ
ーブル110のそのURLに対応する更新または消滅の
有無が自動的に更新されるので、クライアントCのユー
ザは、そのHPにアクセスする前に、そのHPの消滅の
有無を比較的確実に確認することができる。したがっ
て、ネットサーフィンをさらに円滑かつ効率的に行うこ
とができる。
【0127】さらに、本実施の形態では、プロキシサー
バPSは、取得した状態情報を、クライアント情報登録
テーブルのクライアント情報により特定されるクライア
ントCに配信するようにした。
【0128】これにより、クライアントCでは、比較的
確実に状態情報の配信を受けることができるので、クラ
イアントCのユーザは、URL登録テーブル110のU
RLにより特定されるHPにアクセスする前に、そのH
Pの更新または消滅の有無を比較的確実に確認すること
ができる。したがって、ネットサーフィンをさらに円滑
かつ効率的に行うことができる。
【0129】さらに、本実施の形態では、プロキシサー
バPSは、状態情報をUDPによりクライアントCに送
信するようにした。
【0130】これにより、クライアントCは、状態情報
を受信してもその応答を行わなくてすむので、プロキシ
サーバPSに多数のアクセスが集中しても、インターネ
ット400のネットワーク負荷が急激に上昇する状態を
ある程度回避することができる。
【0131】上記実施の形態において、URLは、請求
項1、2、4、または10ないし12記載のアドレスに
対応し、WWWサーバDSは、請求項1、9または10
記載のデータ蓄積端末に対応している。
【0132】また、上記実施の形態において、プロキシ
サーバPSは、請求項1、2、7または8記載の中継サ
ーバに対応し、記憶装置42は、請求項8記載の第2の
記憶手段に対応し、ステップS102〜S104は、請
求項1、7、8または10記載の状態取得手段に対応
し、ステップS106は、請求項1、7、8または10
記載の状態情報配信手段に対応し、ステップS108
は、請求項7記載の第2の状態情報配信手段に対応して
いる。
【0133】また、上記実施の形態において、記憶装置
62は、請求項1ないし5、11または12記載の記憶
手段に対応し、ステップS304は、請求項4記載のア
ドレス時登録手段に対応し、ステップS402,S40
4は、請求項1、2、11または12記載のアドレス管
理手段に対応し、ステップS500〜S514は、請求
項3ないし5記載の通知手段に対応している。
【0134】なお、上記実施の形態において、クライア
ントCは、HPが消滅していると判定したときは、HP
が消滅していることを示すメッセージを表示するように
構成したが、これに限らず、HPが消滅していると判定
したときは、そのHPに係るURLをURL登録テーブ
ル110から抹消するように構成してもよい。
【0135】これにより、消滅しているHPに係るUR
Lは、クライアントCにおいてWWWブラウザにより表
示されないこととなるので、消滅して無意味となったU
RLが蓄積することなく、真に必要のあるURLのみを
登録として残すことができる。
【0136】また、上記実施の形態において、クライア
ントCは、HPが消滅していると判定したときは、HP
が消滅していることを示すメッセージを表示するように
構成したが、これに限らず、HPが変更により消滅して
いると判定したときは、そのHPの移転先の新たなUR
Lを検索し、そのHPに係るURLを移転先の新たなU
RLに置き換えるようにしてもよい。同様にこれをプロ
キシサーバPSが行うようにしてもよい。すなわち、プ
ロキシサーバPSは、そのHPの移転先の新たなURL
を検索し、索出したURLを含むヘッダ情報をクライア
ントCに送信する。
【0137】また、上記実施の形態において、図4およ
び図5のフローチャートに示す処理を実行するにあたっ
てはいずれも、ROM32にあらかじめ格納されている
制御プログラムを実行する場合について説明したが、こ
れに限らず、これらの手順を示したプログラムが記憶さ
れた記憶媒体から、そのプログラムをRAM34に読み
込んで実行するようにしてもよい。
【0138】また、上記実施の形態において、図8ない
し図10のフローチャートに示す処理を実行するにあた
ってはいずれも、ROM52にあらかじめ格納されてい
る制御プログラムを実行する場合について説明したが、
これに限らず、これらの手順を示したプログラムが記憶
された記憶媒体から、そのプログラムをRAM54に読
み込んで実行するようにしてもよい。
【0139】ここで、記憶媒体とは、RAM、ROM等
の半導体記憶媒体、FD、HD等の磁気記憶型記憶媒
体、CD、CDV、LD、DVD等の光学的読取方式記
憶媒体、MO等の磁気記憶型/光学的読取方式記憶媒体
であって、電子的、磁気的、光学的等の読み取り方法の
いかんにかかわらず、コンピュータで読み取り可能な記
憶媒体であれば、あらゆる記憶媒体を含むものである。
【0140】また、上記実施の形態においては、本発明
に係るアドレス管理システム、状態情報配信サーバおよ
びアドレス管理クライアントを、図1に示すように、イ
ンターネット400において、プロキシサーバPSから
配信される情報に基づいて各クライアントCがURLの
更新または消滅を管理する場合について適用したが、こ
れに限らず、本発明の主旨を逸脱しない範囲で他の場合
にも適用可能である。例えば、インターネット400以
外のネットワークにおいても適用が可能である。
【0141】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る請求
項1ないし8記載のアドレス管理システムによれば、ク
ライアントでは、記憶手段のアドレスにより特定される
格納場所のデータにアクセスする前に、アドレスの管理
内容を参照することより、そのデータの状態を確認する
ことができるので、従来に比して、手間や時間を要する
ことなく、ネットサーフィンを比較的円滑かつ効率的に
行うことができるという効果が得られる。
【0142】さらに、本発明に係る請求項2記載のアド
レス管理システムによれば、クライアントでは、記憶手
段のアドレスにより特定される格納場所のデータにアク
セスする前に、記憶手段の状態情報の更新内容を参照す
ることより、そのデータの状態を確認することができる
ので、ネットサーフィンをさらに円滑かつ効率的に行う
ことができるという効果も得られる。
【0143】さらに、本発明に係る請求項3記載のアド
レス管理システムによれば、クライアントでは、記憶手
段のアドレスにより特定される格納場所のデータにアク
セスする前に、記憶手段の状態情報の更新内容に基づい
た通知がなされるので、ネットサーフィンをさらに円滑
かつ効率的に行うことができるという効果も得られる。
【0144】さらに、本発明に係る請求項4記載のアド
レス管理システムによれば、クライアントでは、記憶手
段のアドレスにより特定される格納場所のデータにアク
セスする前に、データの更新の有無が通知されるので、
ネットサーフィンをさらに円滑かつ効率的に行うことが
できるという効果も得られる。
【0145】さらに、本発明に係る請求項5記載のアド
レス管理システムによれば、クライアントでは、記憶手
段のアドレスにより特定される格納場所のデータにアク
セスする前に、データの消滅の有無が通知されるので、
ネットサーフィンをさらに円滑かつ効率的に行うことが
できるという効果も得られる。
【0146】さらに、本発明に係る請求項6記載のアド
レス管理システムによれば、消滅して無意味となったア
ドレスが蓄積することなく、真に必要のあるアドレスの
みを登録として残すことができるという効果も得られ
る。
【0147】さらに、本発明に係る請求項7記載のアド
レス管理システムによれば、クライアントでは、異なる
中継サーバに接続しているクライアントのアクセス結果
がアドレスの管理内容に反映されるので、記憶手段のア
ドレスにより特定される格納場所のデータにアクセスす
る前に、そのデータの状態を比較的確実に確認すること
ができる。したがって、ネットサーフィンをさらに円滑
かつ効率的に行うことができるという効果が得られる。
【0148】さらに、本発明に係る請求項8記載のアド
レス管理システムによれば、クライアントでは、比較的
確実に状態情報の配信を受けることができるので、記憶
手段のアドレスにより特定される格納場所のデータにア
クセスする前に、そのデータの状態を比較的確実に確認
することができる。したがって、ネットサーフィンをさ
らに円滑かつ効率的に行うことができるという効果が得
られる。
【0149】一方、本発明に係る請求項9または11記
載の状態情報配信サーバによれば、請求項1記載のアド
レス管理システムと同等の効果が得られる。
【0150】一方、本発明に係る請求項11ないし13
記載のアドレス管理クライアントによれば、請求項1記
載のアドレス管理システムと同等の効果が得られる。
【0151】さらに、本発明に係る請求項12記載のア
ドレス管理クライアントによれば、請求項2記載のアド
レス管理システムと同等の効果が得られる。
【0152】さらに、本発明に係る請求項13記載のア
ドレス管理クライアントによれば、請求項6記載のアド
レス管理システムと同等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】インターネット400からなるネットワークシ
ステムの構成を示す図である。
【図2】プロキシサーバPS1の構成を示すブロック図
である。
【図3】HTTPパケットのデータ構造を示す図であ
る。
【図4】第1のヘッダ情報配信処理を示すフローチャー
トである。
【図5】第2のヘッダ情報配信処理を示すフローチャー
トである。
【図6】クライアントCの構成を示すブロック図であ
る。
【図7】URL登録テーブル110の構造を示す図であ
る。
【図8】アクセス処理を示すフローチャートである。
【図9】URL更新処理を示すフローチャートである。
【図10】通知処理を示すフローチャートである。
【図11】クライアントCにおいてWWWブラウザによ
り表示される画面を示す図である。
【符号の説明】
C クライアント DS WWWサーバ PS プロキシサーバ 30,50 CPU 32,52 ROM 34,54 RAM 40,60 入力装置 42,62 記憶装置 44,64 表示装置 80 ヘッダ部 82 データ部 110 URL登録テーブル 400 インターネット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/30 240 G06F 17/30 240A

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データを蓄積するデータ蓄積端末に通信
    可能に接続する中継サーバと、前記中継サーバに通信可
    能に接続したときに前記データ蓄積端末におけるデータ
    の格納位置及びそのデータを一意に特定するアドレスを
    含むアクセス要求を送信するクライアントとを備え、前
    記アドレスを管理するシステムであって、 前記中継サーバは、前記クライアントからのアクセス要
    求に応じてそのアクセス要求に含まれるアドレスにより
    特定される格納位置のデータにアクセスしてその格納位
    置のデータの更新、変更又は消滅に関する状態情報を取
    得する状態情報取得手段と、前記状態情報取得手段で取
    得した状態情報を当該中継サーバに接続しているクライ
    アントに配信する状態情報配信手段とを有し、 前記クライアントは、前記アドレスを登録するための記
    憶手段と、前記中継サーバから受信した状態情報に基づ
    いて前記記憶手段のアドレスを管理するアドレス管理手
    段を有することを特徴とするアドレス管理システム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記記憶手段は、前記状態情報を前記アドレスと対応付
    けて登録可能となっており、 前記アドレス管理手段は、前記中継サーバから受信した
    状態情報に係るアドレスが前記記憶手段に登録されてい
    るときは、前記中継サーバから受信した状態情報に基づ
    いて、前記記憶手段のそのアドレスに対応する状態情報
    を更新するようになっていることを特徴とするアドレス
    管理システム。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記クライアントは、前記記憶手段の状態情報に基づい
    て所定の通知を行う通知手段を有することを特徴とする
    アドレス管理システム。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記状態情報のうち更新に関する情報は、前記格納位置
    のデータが更新された更新時を示すものであり、 前記クライアントは、前記記憶手段のアドレスにより特
    定される格納位置のデータにアクセスしたアクセス時を
    前記アドレスと対応付けて前記記憶手段に登録するアク
    セス時登録手段を有し、 前記通知手段は、前記記憶手段のアドレスに対応する更
    新時が、前記記憶手段のそのアドレスに対応するアクセ
    ス時よりも時間的に新しいときは、データが更新された
    ことを通知するようになっていることを特徴とするアド
    レス管理システム。
  5. 【請求項5】 請求項3及び4のいずれかにおいて、 前記状態情報のうち変更又は消滅に関する情報は、前記
    格納位置のデータが存在するか否かを示すものであり、 前記通知手段は、前記記憶手段の状態情報が、データが
    存在しないことを示すものであるときは、データが存在
    しないことを通知するようになっていることを特徴とす
    るアドレス管理システム。
  6. 【請求項6】 請求項1において、 前記状態情報のうち変更又は消滅に関する情報は、前記
    格納位置のデータが存在するか否かを示すものであり、 前記アドレス管理手段は、前記中継サーバから受信した
    状態情報に係るアドレスが前記記憶手段に登録されてい
    る場合に、前記中継サーバから受信した状態情報が、デ
    ータが存在しないことを示すものであるときは、前記記
    憶手段のそのアドレスを抹消するようになっていること
    を特徴とするアドレス管理システム。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれかにおいて、 前記中継サーバを複数備え、 前記中継サーバは、前記状態情報取得手段で取得した状
    態情報を他の中継サーバに配信する第2の状態情報配信
    手段を有し、 前記状態情報配信手段は、前記他の中継サーバから受信
    した状態情報を当該中継サーバに接続しているクライア
    ントに配信するようになっていることを特徴とするアド
    レス管理システム。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれかにおいて、 前記中継サーバは、前記クライアントを特定するための
    クライアント特定情報を登録するための第2の記憶手段
    と、前記クライアントが当該中継サーバに通信可能に接
    続したときにそのクライアントのクライアント特定情報
    を前記第2の記憶手段に登録するクライアント情報登録
    手段とを有し、 前記状態情報配信手段は、前記状態情報取得手段で取得
    した状態情報を、前記第2の記憶手段のクライアント情
    報により特定されるクライアントに配信するようになっ
    ていることを特徴とするアドレス管理システム。
  9. 【請求項9】 データを蓄積するデータ蓄積端末と、ク
    ライアントとに通信可能に接続し、前記データ蓄積端末
    におけるデータの格納位置の状態に関する状態情報を配
    信するサーバであって、 前記状態情報を当該サーバに接続しているクライアント
    に配信するようになっていることを特徴とする状態情報
    配信サーバ。
  10. 【請求項10】 データを蓄積するデータ蓄積端末と、
    前記データ蓄積端末におけるデータの格納位置及びその
    データを一意に特定するアドレスを含むアクセス要求を
    送信するクライアントとに通信可能に接続し、前記デー
    タ蓄積端末におけるデータの格納位置の状態に関する状
    態情報を配信するサーバであって、 前記クライアントからのアクセス要求に含まれるアドレ
    スにより特定される格納位置のデータにアクセスして前
    記状態情報を取得する状態情報取得手段と、前記状態情
    報取得手段で取得した状態情報を当該サーバに接続して
    いるクライアントに配信する状態情報配信手段とを備え
    ることを特徴とする状態情報配信サーバ。
  11. 【請求項11】 請求項9及び10のいずれかに記載の
    状態情報配信サーバに通信可能に接続し、前記アドレス
    を管理するクライアントであって、 前記アドレスを登録するための記憶手段と、前記状態情
    報配信サーバから受信した状態情報に基づいて前記記憶
    手段のアドレスを管理するアドレス管理手段を備えるこ
    とを特徴とするアドレス管理クライアント。
  12. 【請求項12】 請求項11において、 前記記憶手段は、前記状態情報を前記アドレスと対応付
    けて登録可能となっており、 前記アドレス管理手段は、前記状態情報配信サーバから
    受信した状態情報に係るアドレスが前記記憶手段に登録
    されているときは、前記状態情報配信サーバから受信し
    た状態情報に基づいて、前記記憶手段のそのアドレスに
    対応する状態情報を更新するようになっていることを特
    徴とするアドレス管理クライアント。
  13. 【請求項13】 請求項11において、 前記状態情報のうち変更又は消滅に関する情報は、前記
    格納位置のデータが存在するか否かを示すものであり、 前記アドレス管理手段は、前記状態情報配信サーバから
    受信した状態情報に係るアドレスが前記記憶手段に登録
    されている場合に、前記状態情報配信サーバから受信し
    た状態情報が、データが存在しないことを示すものであ
    るときは、前記記憶手段のそのアドレスを抹消するよう
    になっていることを特徴とするアドレス管理クライアン
    ト。
JP2000095760A 2000-03-30 2000-03-30 アドレス管理システム、状態情報配信サーバ及びアドレス管理クライアント Withdrawn JP2001282606A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004021521A (ja) * 2002-06-14 2004-01-22 Sony Corp 情報処理装置および方法、並びにプログラム
JP2007299273A (ja) * 2006-05-01 2007-11-15 Softbank Mobile Corp 移動体通信端末
JP2011180647A (ja) * 2010-02-26 2011-09-15 Yahoo Japan Corp 情報表示装置、方法及びサーバ

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