JP2004038526A - 情報出力システム、電子機器、情報出力装置、及びプログラム - Google Patents
情報出力システム、電子機器、情報出力装置、及びプログラム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】簡単な操作で必要な情報を容易に取得する。
【解決手段】UPnPのDiscoveryにより通信可能な装置を検索し、見つかった装置のデバイス名を一覧表示する(S101、S103)。そして、UPnPのDescriptionによりユーザによって指定されたデバイス名の装置のサービス情報を取得し、それに含まれる概要情報を一覧表示する(S104、S105、S107)。そして、HTTPに基づいて、ユーザによって指定された概要情報を関連付けたURLのWEBページを要求してWEBページの内容を取得し、印刷用紙に出力する(S108、S109,S110)。
【選択図】 図3
【解決手段】UPnPのDiscoveryにより通信可能な装置を検索し、見つかった装置のデバイス名を一覧表示する(S101、S103)。そして、UPnPのDescriptionによりユーザによって指定されたデバイス名の装置のサービス情報を取得し、それに含まれる概要情報を一覧表示する(S104、S105、S107)。そして、HTTPに基づいて、ユーザによって指定された概要情報を関連付けたURLのWEBページを要求してWEBページの内容を取得し、印刷用紙に出力する(S108、S109,S110)。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、リンク情報(URLなど)により出力対象データを取得してその内容を出力する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、情報のネットワーク化に伴い、様々な情報を保持しているWWW(World Wide Web)サーバと、このWWWサーバにアクセスするためのソフトウェアである例えばブラウザを搭載したパーソナルコンピュータとをネットワークを介して接続し、パーソナルコンピュータからWWWサーバ上の情報を参照し、ユーザの所望の情報を表示部に表示することが可能なシステムが提供されている。このシステムでは、参照した情報をパーソナルコンピュータにネットワークを介して通信可能に接続されたプリンタから出力することも可能になっている。
【0003】
また、WWWサーバと、ブラウザを搭載したプリンタとをネットワークを介して接続し、プリンタからWWWサーバ上の情報を参照し、ユーザの所望の情報を印刷することが可能なシステムも提供されている。共に、このWWWサーバ上の情報を参照する際、URL(Uniform Resource Locator)などを利用して行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述したシステムにおいては、WWWサーバ上の所望の情報をパーソナルコンピュータの表示部に表示して閲覧し、或いは、プリンタから出力するためには、ユーザは自らURLを調べて調べたURLを直接入力したり、或いは、WEBページを探索したりなどして所望の情報にたどり着く必要があった。このWWWサーバ上の情報にたどり着くための操作は、ユーザにとって煩わしいものであった。
【0005】
本発明は、簡単な操作で必要な情報を容易に取得することが可能な情報出力システム、電子機器、情報出力装置、及びプログラムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の情報出力システムは、電子機器と、該電子機器と通信可能な情報出力装置とを備えた情報出力システムにおいて、前記電子機器は、出力対象データの格納場所を示すリンク情報を記憶する記憶手段と、前記情報出力装置からの前記リンク情報の送信要求に応答して前記記憶手段に記憶されている前記リンク情報を前記情報出力装置へ送信する応答手段と、を備えており、前記情報出力装置は、前記電子機器に対して前記リンク情報の送信要求を行う要求手段と、前記応答手段からの前記リンク情報を受信する受信手段と、前記受信手段によって受信された前記リンク情報に基づいて前記格納場所から前記出力対象データを取得し、該出力対象データの内容を出力する出力手段と、を備えたことを特徴とする。
【0007】
請求項1によると、情報出力装置は電子機器に対してリンク情報を要求してリンク情報を取得する。そして、情報出力装置は取得したリンク情報に基づいて出力対象データを取得し、取得した出力対象データの内容を出力する。従って、ユーザはユーザ自ら煩雑な操作(リンク情報の入力など)をすることなく必要な情報を容易に取得することが可能になる。
【0008】
請求項2に記載の情報出力システムは、前記情報出力装置は、該情報出力装置と通信可能な前記電子機器に対して検索信号を送出し、該検索信号に対する前記電子機器の応答に基づいて前記電子機器を検索する検索手段をさらに備え、前記要求手段は、前記検索手段により検索された前記電子機器に対して前記送信要求を行うことを特徴とする。請求項2によると、情報出力装置と通信可能な電子機器を検索し、その検索された電子機器に対してリンク情報を要求するため、情報出力装置と通信可能ではない電子機器に対してリンク情報を要求するなどの不具合が生じない。
【0009】
請求項3に記載の情報出力システムは、前記電子機器の状況に応じて前記出力対象データの内容が異なることを特徴とする。請求項3によると、ユーザは電子機器の状況に応じた情報を取得することが可能になる。
【0010】
請求項4に記載の情報出力システムは、複数の前記電子機器が前記格納場所に格納されている前記出力対象データを共有していることを特徴とする。請求項4によると、出力対象データを複数の電子機器で共有しているため、出力対象データの更新や管理が容易になる。
【0011】
請求項5に記載の情報出力システムは、前記出力対象データの格納場所が当該電子機器の内部であることを特徴とする。請求項5によると、出力対象データの格納場所が電子機器内部であるため、例えば情報出力装置によるアクセスが制限されている装置に出力対象データが格納されていることによって生じる出力対象データの取得ができないというようなことがない。
【0012】
請求項6に記載の情報出力システムは、前記情報出力装置は、前記受信手段によって受信された複数の前記リンク情報から、取得する前記出力対象データの前記リンク情報を指定する指定手段をさらに備えたことを特徴とする。請求項6によると、情報出力装置が電子機器から取得した複数のリンク情報から所望のリンク情報を指定することができるため、必要な出力対象データの内容のみを出力することが可能になり、不必要な出力対象データの内容が出力されることによる不具合(用紙の無駄など)がない。
【0013】
請求項7に記載の情報出力システムは、前記記憶手段は、前記リンク情報と該リンク情報に基づいて取得される前記出力対象データの概要を示す概要情報とを関連付けて記憶しており、前記応答手段は、前記記憶手段に記憶されている前記リンク情報と該リンク情報に関連付けられた前記概要情報とを前記情報出力装置へ送信し、前記受信手段は、前記リンク情報とともに該リンク情報に関連付けられた前記概要情報を受信し、前記情報出力装置は、前記受信手段によって受信された前記概要情報を出力する概要情報出力手段をさらに備えたことを特徴とする。請求項7によると、電子機器から情報出力装置へ概要情報が送信されるため、ユーザはその概要情報によってリンク情報に基づいて取得される出力対象データに関する概要を把握することが可能になる。
【0014】
請求項8に記載の情報出力システムは、前記リンク情報の送信要求及び該送信要求に対する応答は、UPnPのディスクリプションによる問い合わせ及び該問い合わせに対する応答によって実現することを特徴とする。請求項8によると、UPnP技術を利用した各種機器を利用することができるので情報出力システムの開発が行いやすくなる。
【0015】
請求項9に記載の電子機器は、情報出力装置と通信可能な電子機器において、出力対象データの格納場所を示すリンク情報を記憶する記憶手段と、前記情報出力装置からの前記リンク情報の送信要求に応答して前記記憶手段に記憶されている前記リンク情報を前記情報出力装置へ送信する応答手段と、を備えたことを特徴とする。
【0016】
請求項9によると、電子機器は情報出力装置からのリンク情報の送信要求に応答して情報出力装置へリンク情報を送信する。このため、例えば、情報出力装置をリンク情報を利用して出力対象データを取得可能に構成すれば、ユーザはユーザ自ら煩雑な操作(リンク情報の入力など)をすることなく必要な情報を容易に取得することが可能になるという利点を有する。
【0017】
請求項10に記載の情報出力装置は、電子機器と通信可能な情報出力装置において、前記電子機器に対して出力対象データの格納場所を示すリンク情報の送信要求を行う要求手段と、前記電子機器が前記要求手段の要求に応答して送信する前記リンク情報を受信する受信手段と、前記受信手段によって受信された前記リンク情報に基づいて前記格納場所から前記出力対象データを取得し、該出力対象データの内容を出力する出力手段と、を備えたことを特徴とする。
【0018】
請求項10によると、情報出力装置は電子機器に対してリンク情報を要求してリンク情報を取得し、取得したリンク情報に基づいて出力対象データを取得し、取得した出力対象データの内容を出力する。従って、ユーザはユーザ自ら煩雑な操作(リンク情報の入力など)をすることなく必要な情報を容易に取得することが可能になる。
【0019】
請求項11に記載のプログラムは、コンピュータを、出力対象データの格納場所を示すリンク情報を記憶する記憶手段と、コンピュータと通信可能な他のコンピュータからの前記リンク情報の送信要求に応答して前記記憶手段に記憶されている前記リンク情報を前記他のコンピュータへ送信する送信手段と、して機能させることを特徴とする。
【0020】
請求項11によると、コンピュータは他のコンピュータからのリンク情報の送信要求に応答して他のコンピュータへリンク情報を送信する。このため、例えば、他のコンピュータをリンク情報を利用して出力対象データを取得可能に構成すれば、ユーザはユーザ自ら煩雑な操作(リンク情報の入力など)をすることなく必要な出力対象データの内容を取得することが可能になるという利点を有する。
【0021】
請求項12に記載のプログラムは、コンピュータを、コンピュータと通信可能な他のコンピュータに対して出力対象データの格納場所を示すリンク情報の送信要求を行う要求手段と、前記他のコンピュータが前記要求手段の要求に応答して送信する前記リンク情報を受信する受信手段と、前記受信手段によって受信された前記リンク情報に基づいて前記格納場所から前記出力対象データを取得し、該出力対象データの内容を出力する出力手段と、して機能させることを特徴とする。
【0022】
請求項12によると、コンピュータは他のコンピュータに対してリンク情報を要求してリンク情報を取得し、取得したリンク情報に基づいて出力対象データを取得し、取得した出力対象データの内容を出力する。従って、ユーザはユーザ自ら煩雑な操作(リンク情報の入力など)をすることなく必要な情報を容易に取得することが可能になる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
【0024】
まず、情報出力システムの一部を構成するネットワークシステムについて図1及び図2を参照しつつ説明する。図1は、ネットワークシステムのシステム構成の一例を示す図である。図2は、図1のネットワークシステムを構成する装置の一部の装置構成の一例を示す図である。
【0025】
図1に一例を示すネットワークシステム1は、プリンタ2と、パーソナルコンピュータ3と、CD(Compact Disk)プレーヤ4と、テレビ5と、電話機6と、ルータ7などとを備えており、夫々LAN(Local Area Network)8に接続されている。このネットワークシステム1の各装置はルータ7及びインターネット9を介してサーバ10とデータの送受信を行うことが可能である。但し、ネットワークシステム1の各装置(プリンタ2、パーソナルコンピュータ3、CDプレーヤ4、テレビ5、電話機6など)間は、Ethernet(登録商標)をネットワークインフラとする通信プロトコルであるUPnP(Universal Plug and Play)方式の通信を利用するものになっている。尚、UPnP方式の通信とは、電子機器をEthernet(登録商標)などのネットワークインフラを通じて接続し、相互に機能を提供しあうための技術仕様であって、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)ベースのホームネットワーク向けのプロトコル仕様である。
【0026】
図1のプリンタ2は、図2に示すように、CPU21と、ROM22と、RAM23と、印字部24と、操作パネル25と、NVRAM26と、インターフェース27とを備えている。
【0027】
CPU(Central Processing Unit)21は、各種演算及び処理を行うものであって、中央演算処理装置として機能する。本実施の形態におけるCPU21は、情報出力処理(図3参照)を実行する。この情報出力処理の概略を説明する。CPU21は、インターフェース27を介してLAN8へ検索信号を送出し、この検索信号に対する応答に基づいて、LAN8に接続されたUPnP対応の装置を検索する処理を行う(検索手段)。そして、CPU21は、見つかったUPnP対応の装置のデバイス名の一覧(図4参照)を操作パネル25の表示画面に表示する処理を行う。
【0028】
続いて、CPU21は、操作パネル25の表示画面に表示されたUPnP対応の装置の一覧からユーザによって指定された装置に対して、その装置が有しているサービス情報(URL、このURLのWEBページ(出力対象データに相当)の概要を示す概要情報など)を送信するように要求し(要求手段)、この要求に対する応答としてサービス情報(URLやこれに関連付けられた概要情報など)を受信する。CPU21は、この受信したサービス情報に基づいて、概要情報の一覧(図5参照)を操作パネル25の表示画面に表示する処理を行う。CPU21は、操作パネル25の表示画面に表示された概要情報の一覧からユーザによって指定された概要情報を関連付けたURLのWEBページをURLに基づいて取得し、CPU21は、取得した出力対象データの内容を印字部24から出力する処理を行う。但し、CPU21は、インターフェース27とにより受信手段を構成し、印字部24とにより出力手段を構成する。
【0029】
ROM(Read Only Memory)22は、読み出し専用の記憶装置であって、プリンタ2の主記憶装置の一部を構成するものである。このROM22には、システムプログラムなど、各種プログラムが格納されている。RAM(Random Access Memory)23は、読み出し・書き込み可能な揮発性記憶装置であって、ROM22と同様にプリンタ2の主記憶装置の一部を構成するものである。RAM23には、データ処理の中間結果を格納するためのワークエリアなどがある。このRAM23には、情報出力処理(図3参照)で取得されるUPnP対応の装置のデバイス名に関する情報や、情報出力処理(図3参照)で取得されるURLとこのURLのWEBページの概要を示す概要情報とを関連付けられてなる情報を記憶する。
【0030】
印字部24は、モノクロあるいはカラーによる文字または画像の印刷機能を提供するものである。例えば、印字部24は、CPU21に制御されて、CDプレーヤ4、テレビ5、電話機6などの電子機器11内やサーバ10内に格納されているWEBページの内容を印刷用紙に出力する。
【0031】
操作パネル25は、ディスプレイなどにより情報を出力して表示する表示装置と、外部からの入力操作を行う入力装置とを備えており、例えば、液晶表示器やプラズマ表示器などにより構成され、表示面に入力装置としての操作部を構成するタッチパネルなどを備えるものである。情報出力処理(図3参照)においては、この操作パネル25の表示画面には、検索して見つかったUPnP対応の装置のデバイス名の一覧(図4参照)や、装置に要求して取得した概要情報の一覧(図5参照)などが表示される。操作パネル25が備えるタッチパネルは、ユーザが表示画面に一覧表示されたUPnP対応の装置から所望の装置のデバイス名を指定する際や一覧表示された概要情報から所望の概要情報を指定する際などに利用される。つまり、操作パネル25は概要情報を指定する、つまりURLを指定する指定手段を構成する。また、操作パネル25は、CPU21とにより概要情報を出力する概要情報出力手段を構成する。
【0032】
NVRAM(Non Volatile Random Access Memory)26は、読み出し・書き込み可能であって、電源オフ時にも記憶したデータが消去されずに記憶し続けることが可能な記憶装置である。このNVRAM26には、情報出力処理(図3参照)をプリンタ2に実行させるためのプログラムなどが格納されている。また、NVRAM26には、操作パネル25や、LAN8を介して接続されたパーソナルコンピュータ3の表示部36に表示する表示情報(WEBページ)などが格納されている。尚、NVRAM26には、製造品のシリアル番号なども記憶されている。
【0033】
インターフェース27は、プリンタ2をLAN8に接続し、プリンタ2とLAN8の先に接続されているパーソナルコンピュータ3などの各装置との間の通信を可能にするものである。
【0034】
図1のパーソナルコンピュータ3は、図2に示すように、CPU31と、ROM32と、RAM33と、HDD34と、操作部35と、表示部36と、インターフェース37とを備えている。
【0035】
CPU31は、各種演算及び処理を行うものであって、中央演算処理装置として機能する。ROM32は、読み出し専用の記憶装置であって、パーソナルコンピュータ3の主記憶装置の一部を構成するものである。このROM32には、システムプログラムなど、各種プログラムが格納されている。RAM33は、読み出し・書き込み可能な揮発性記憶装置であって、ROM32と同様にパーソナルコンピュータ3の主記憶装置の一部を構成するものである。そして、RAM33には、データ処理の中間結果を格納するためのワークエリアなどがある。HDD(Hard Disk Drive)34は、読み出し・書き込み可能な記憶装置(ハードディスク)及びその読取装置である。
【0036】
操作部35は、パーソナルコンピュータ3の入力装置を構成するものである。この操作部35は、所定数の入力キーを並べてなるキーボードやマウスなどのポインティングデバイスなどで構成されている。表示部36は、ディスプレイなどにより情報を出力して表示する表示装置であり、例えば、液晶表示器やプラズマ表示器などにより構成される。尚、液晶表示器には、STN方式やDSTN方式などの単純マトリックス方式のものや、TFTなどのアクティブマトリックス方式のものなどがある。インターフェース37は、パーソナルコンピュータ3をLAN8に接続し、パーソナルコンピュータ3とLAN8の先に接続されているプリンタ2や電子機器11などの各装置との間の通信を可能にするものである。
【0037】
図1のCDプレーヤ4、テレビ5、電話機6などの電子機器11は、図2に示すように、CPU41と、ROM42と、RAM43と、NVRAM44と、エラー検出部45と、インターフェース46とを備えている。尚、CDプレーヤ4、テレビ5、電話機6の各機能は異なっているが、ここではそれらをまとめて説明する。
【0038】
CPU41は、各種演算及び処理を行うものであって、中央演算処理装置として機能する。本実施の形態におけるCPU41は、情報出力処理(図3参照)を実行する。この情報出力処理の概略を説明する。CPU41は、CPU41を搭載する装置がUPnP対応の装置である場合、プリンタ2によるUPnPのDiscoveryに対して応答して装置情報(IPアドレス、デバイス名など)をインターフェース46を介してLAN8に送出する。また、CPU41は、プリンタ2によるUPnPのDescription(Device Description及びService Descriptionの何れであっても良い)の問い合わせに対して応答し、サービス情報(URLや概要情報など)をインターフェース46を介してLAN8に送出する(応答手段)。
【0039】
ROM42は、読み出し専用の記憶装置であって、電子機器11の主記憶装置の一部を構成するものである。このROM42には、システムプログラムなど、各種プログラムが格納されている。RAM43は、読み出し・書き込み可能な揮発性記憶装置であって、ROM42と同様に電子機器11の主記憶装置の一部を構成するものである。RAM43には、データ処理の中間結果を格納するためのワークエリアなどがある。
【0040】
NVRAM44は、読み出し・書き込み可能であって、電源オフ時にも記憶したデータが消去されずに記憶し続けることが可能な記憶装置である。このNVRAM44には、情報出力処理(図3参照)を電子機器11に実行させるためのプログラムなどが格納されている。また、NVRAM44には、URLと、このURLに関連付けられたURLのWEBページの概要を示す概要情報とが記憶されている。つまり、NVRAM44は、URLやURLに関連付けられた概要情報を記憶する記憶手段を構成する。例えば、URLと概要情報とを関連付け、関連付けたURLと概要情報とをXML(eXtensible Markup Language)でまとめて提供するようにする。さらに、NVRAM44には、URLのWEBページが格納されている。尚、NVRAM44には、製造品のシリアル番号なども記憶されている。
【0041】
エラー検出部45は、電子機器11の故障などを検出する。インターフェース46は、電子機器11をLAN8に接続し、電子機器11とLAN8の先に接続されているプリンタ2やパーソナルコンピュータ3などの各装置との間の通信を可能にするものである。
【0042】
図1のサーバ10は、図2に示すように、CPU51と、ROM52と、RAM53と、HDD54と、インターフェース55とを備えている。
【0043】
CPU51は、各種演算及び処理を行うものであって、中央演算処理装置として機能する。ROM52は、読み出し専用の記憶装置であって、サーバ10の主記憶装置の一部を構成するものである。このROM52には、システムプログラムなど、各種プログラムが格納されている。RAM53は、読み出し・書き込み可能な揮発性記憶装置であって、ROM52と同様にサーバ10の主記憶装置の一部を構成するものである。そして、RAM53には、データ処理の中間結果を格納するためのワークエリアなどがある。HDD54は、読み出し・書き込み可能な記憶装置(ハードディスク)及びその読取装置である。インターフェース55は、サーバ10をインターネット9に接続し、サーバ10とインターネット9の先に接続されているプリンタ2などの各装置との間の通信を可能にするものである。
【0044】
次に、ネットワークシステム1による情報出力処理について図3を参照しつつ説明する。図3は、ネットワークシステム1が行う情報出力処理の動作フローを示すフローチャートである。
【0045】
ステップS101において、ユーザが操作パネル25を利用して検索の開始を指示すると、プリンタ2は、CPU21に制御されて、UPnPのDiscoveryにより、プリンタ2に通信可能に接続されたUPnP対応の装置(パーソナルコンピュータ3、CDプレーヤ4などの電子機器11)を検索するための検索信号をインターフェース27を介してLAN8へ送出する。
【0046】
ステップS201において、パーソナルコンピュータ3や電子機器11は、プリンタ2からの検索信号に応答してプリンタ2に対して装置情報(IPアドレスやデバイス名などの情報)を含む応答信号を送出する。ここで、LAN8に接続された機器のうちUPnP対応の装置は応答信号を送出し、UPnP対応でない装置は応答信号を送出しない。
【0047】
ステップS102において、プリンタ2のCPU21は、インターフェース27を介して応答信号を受け取ったか、つまり、UPnP対応の装置が見つかったか否かを判定する。UPnP対応の装置が見つからなかったと判定された場合には(S102:NO)、情報出力処理を終了する。一方、UPnP対応の装置が見つかったと判定された場合には(S102:YES)、ステップS103の処理へ移行する。尚、LAN8に接続されたプリンタ2(検索を行った機器)以外の装置(パーソナルコンピュータ3やCDプレーヤ4などの電子機器11)の少なくとも一つがUPnPに対応していれば、UPnP対応の装置が見つかったと判定され、プリンタ2(検索を行った機器)以外の全ての装置がUPnPに対応していなければ、UPnP対応の装置が見つからなかったと判定される。
【0048】
ステップS103において、プリンタ2のCPU21は、応答信号に基づいて、検索によって見つかった装置のデバイス名を取得し、取得したデバイス名(検索の結果見つかった装置のデバイス名)の一覧を操作パネル25の表示画面に表示する。これによって、図4に一例を示すようなデバイス名の一覧が表示され、この一覧表示されたデバイス名は操作パネル25で選択できるようになっている。尚、図4の例は、LAN8に接続されたパーソナルコンピュータ3や電子機器11(CDプレーヤ4、テレビ5、電話機6)がUPnP対応の装置として検索された場合である。
【0049】
ステップS104において、プリンタ2のCPU21は、操作パネル25に一覧表示されたデバイス名の何れかが操作パネル25を利用してユーザによって指定されたか否かを操作パネル25から送られてくる信号に基づいて判定する。一覧表示されたデバイス名の何れもユーザによって指定されなかったと判定された場合には(S104:NO)、ユーザは一覧表示されたデバイス名に所望の電子機器11が含まれていなかったとして、情報出力処理を終了する。一方、一覧表示されたデバイス名の何れかがユーザによって指定されたと判定された場合には(S104:YES)、ステップS105の処理へ移行する。
【0050】
ステップS105において、プリンタ2は、CPU21に制御されて、UPnPのDescription(Device Description及びService Descriptionの何れであってもよい)により、ユーザによって指定された電子機器11に対してその装置のサービス情報をプリンタ2に送信するように要求する。このサービス情報の送信要求によって、URLと概要情報とを要求したことになる。
【0051】
ステップS202において、ステップS105でプリンタ2からDescriptionの問い合わせがあった電子機器11は、Descriptionの問い合わせに応答してサービス情報をプリンタ2に送出する。
【0052】
ステップS106において、プリンタ2のCPU21は、Descriptionの問い合わせを行った電子機器11からのサービス情報に概要情報が含まれているか否かを判定する。概要情報が含まれていないと判定された場合には(S106:NO)、情報出力処理を終了する。一方、概要情報が含まれていると判定された場合には(S106:YES)、ステップS107の処理へ移行する。
【0053】
ステップS107において、プリンタ2のCPU21は、取得したサービス情報に含まれる概要情報の一覧を操作パネル25の表示画面に表示する。これによって、図5に一例を示すような概要情報の一覧が表示され、この一覧表示された概要情報は操作パネル25で選択できるようになっている。尚、図5の例は、ユーザによってCDプレーヤ4が選択され、CDプレーヤ4からのサービス情報にManual、Config、CD1、CD2、CD3の概要情報が含まれている場合である。
【0054】
ステップS108において、プリンタ2のCPU21は、操作パネル25に一覧表示された概要情報の何れかが操作パネル25を利用してユーザによって指定された否かを操作パネル25から送られてくる信号に基づいて判定する。一覧表示された概要情報の何れもユーザによって指定されなかったと判定された場合には(S108:NO)、ユーザは一覧表示された概要情報に所望のものがなかったとして、情報出力処理を終了する。一方、一覧表示された概要情報の何れかがユーザによって指定されたと判定された場合には(S108:YES)、ステップS109の処理へ移行する。
【0055】
ステップS109において、プリンタ2のCPU21は、ユーザによって指定された概要情報を関連付けたURLに基づいて、そのURLのパス名を電子機器11に対して送信し、そのURLのWEBページのデータを要求する(HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)のリクエスト)。
【0056】
ステップS203において、電子機器11のCPU41は、プリンタ2からHTTPのリクエストがあると、プリンタ2から送られてきたURLのWEBページのデータが電子機器11内にあるか否かを判定する。送られてきたURLのWEBページのデータが電子機器11内にあると判定された場合には(S203:YES)、ステップS204の処理へ移行する。一方、送られてきたURLのWEBページのデータが電子機器11内にないと判定された場合には(S203:NO)、ステップS205の処理へ移行する。
【0057】
ステップS204において、電子機器11のCPU41は、要求されたWEBページのデータをプリンタ2へ送出する(HTTPのレスポンス)。
【0058】
ステップS205において、電子機器11のCPU41は、要求されたWEBページのデータが電子機器11内にないことを示すデータをプリンタ2へ送出する(HTTPのレスポンス)。
【0059】
ステップS110において、プリンタ2のCPU21は、ステップS204で電子機器11が送出したWEBページの内容を印字部24から出力する処理を行い、或いは、ステップS205で電子機器11が送出したデータの内容(要求したURLのWEBページがないこと)を操作パネル25の表示画面に表示する処理を行って、情報出力処理を終了する。
【0060】
上述した情報出力処理では、ユーザはUPnP対応の装置の検索を開始する操作、一覧表示された装置のデバイス名(図4参照)から所望のデバイス名を指定する操作、一覧表示された概要情報(図5参照)から所望の概要情報を指定する操作を行えば、入手したいWEBページの内容を印刷用紙に出力することが可能になる。従って、ユーザはURLを調べて調べたURLを直接入力したり、所望のWEBページを探索したりなどの煩雑な操作をする必要がなく、簡単な操作で所望の情報を入手することが可能になる。
【0061】
また、表示機能や印刷機能のない例えば冷蔵庫などの電子機器に関する情報であっても、プリンタ2において上述した同様の操作をするだけでプリンタ2から情報を取得することができる。
【0062】
また、プリンタ2と通信可能な電子機器11を検索し、検索の結果見つかった電子機器11のデバイス名を一覧表示して(図4参照)、一覧表示された電子機器11の何れかに対してサービス情報(URLや概要情報が含まれている)を要求する。従って、プリンタ2と通信可能でない電子機器などをユーザが指定することがなくなって、プリンタ2と通信可能ではない電子機器11に対してサービス情報を要求するなどの不具合が生じない。
【0063】
さらに、URLのWEBページのデータが各電子機器11内にあるので、電子機器11内にURLのWEBページのデータがないような場合を除いて、URLのWEBページを取得することが可能になる。例えば、プリンタ2がアクセス制限されているような装置内にURLのWEBページのデータがあればプリンタ2はそのデータを取得することができないが、電子機器11内にURLのWEBページがあればそのようなことがない。
【0064】
さらに、操作パネル25の表示画面に一覧表示された概要情報(図5参照)から所望の概要情報を指定し、指定した概要情報を関連付けたURLのWEBページが印刷用紙に出力されるため、不要なWEBページが印刷されることによる用紙の無駄などの不具合がない。
【0065】
さらに、WEBページの内容を指定する際、URLを直接指定する変わりにWEBページの内容の概要を示す概要情報を指定するようになっているため、ユーザはWEBページの内容の概要を把握することによって所望のWEBページを容易に指定することが可能になる。
【0066】
さらに、汎用性の高いUPnP対応の装置を利用してシステムを構成しているので、システムの開発が行いやすい。
【0067】
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な設計変更が可能なものである。例えば、上述の実施の形態においては、UPnPを利用している場合であるが、Jiniなどを利用するようにしてもよい。
【0068】
また、WEBページが電子機器11内に格納されている場合について説明したが、サーバ10のHDD54など各電子機器11がWEBページを共有できるような格納場所にWEBページを格納するようにしてもよい。この場合にはWEBページの更新や管理が容易になる。例えば、WEBページがメーカの管理サーバに格納されており、新たな異常対処方法や新しいサプライ品が出された場合に管理サーバに格納されているWEBページの内容を更新するだけで、プリンタ2からの出力にその内容を反映させることが可能になる。
【0069】
さらに、WEBページの内容をプリンタ2から印刷するような構成にしているが、これに限らず装置の表示部に表示するような構成にしてもよい。例えば、パーソナルコンピュータ3に図3の情報出力処理を実行させ、取得したWEBページの内容を表示部36に表示させるようにしてもよい。
【0070】
さらに、電子機器11の状況に応じてプリンタ2から出力される内容を異なるように構成してもよい。例えば、電子機器11内のNVRAM44に格納されているURLを電子機器11の状況(エラー検出部45の検出結果)に応じて変化させたり、電子機器11の状況に応じてWEBページの内容を変化させたりすることで実現できる。
【0071】
さらに、概要情報の一覧を表示する変わりにURLの一覧を表示するようにしてもよい。
【0072】
【発明の効果】
請求項1によると、情報出力装置は電子機器に対してリンク情報を要求してリンク情報を取得する。そして、情報出力装置は取得したリンク情報に基づいて出力対象データを取得し、取得した出力対象データの内容を出力する。従って、ユーザはユーザ自ら煩雑な操作(リンク情報の入力など)をすることなく必要な情報を容易に取得することが可能になる。
【0073】
請求項2によると、情報出力装置と通信可能な電子機器を検索し、その検索された電子機器に対してリンク情報を要求するため、情報出力装置に通信可能に接続されていない電子機器に対してリンク情報を要求するなどの不具合が生じない。
【0074】
請求項3によると、ユーザは電子機器の状況に応じた情報を取得することが可能になる。
【0075】
請求項4によると、出力対象データを複数の電子機器で共有しているため、出力対象データの更新や管理が容易になる。
【0076】
請求項5によると、出力対象データの格納場所が電子機器内部であるため、例えば情報出力装置によるアクセスが制限されている装置に出力対象データが格納されていることによって生じる出力対象データの取得ができないというようなことがない。
【0077】
請求項6によると、情報出力装置が電子機器から取得した複数のリンク情報から所望のリンク情報を指定することができるため、必要な出力対象データの内容のみを出力することが可能になり、不必要な出力対象データの内容が出力されることによる不具合(用紙の無駄など)がない。
【0078】
請求項7によると、電子機器から情報出力装置へ概要情報が送信されるため、ユーザはその概要情報によってリンク情報に基づいて取得される出力対象データに関する概要を把握することが可能になる。
【0079】
請求項8によると、UPnP技術を利用した各種機器を利用することができるので情報出力システムの開発が行いやすくなる。
【0080】
請求項9によると、電子機器は情報出力装置からのリンク情報の送信要求に応答して情報出力装置へリンク情報を送信する。このため、例えば、情報出力装置をリンク情報を利用して出力対象データを取得可能に構成すれば、ユーザはユーザ自ら煩雑な操作(リンク情報の入力など)をすることなく必要な情報を容易に取得することが可能になるという利点を有する。
【0081】
請求項10によると、情報出力装置は電子機器に対してリンク情報を要求してリンク情報を取得し、取得したリンク情報に基づいて出力対象データを取得し、取得した出力対象データの内容を出力する。従って、ユーザはユーザ自ら煩雑な操作(リンク情報の入力など)をすることなく必要な情報を容易に取得することが可能になる。
【0082】
請求項11によると、コンピュータは他のコンピュータからのリンク情報の送信要求に応答して他のコンピュータへリンク情報を送信する。このため、例えば、他のコンピュータをリンク情報を利用して出力対象データを取得可能に構成すれば、ユーザはユーザ自ら煩雑な操作(リンク情報の入力など)をすることなく必要な出力対象データの内容を取得することが可能になるという利点を有する。
【0083】
請求項12によると、コンピュータは他のコンピュータに対してリンク情報を要求してリンク情報を取得し、取得したリンク情報に基づいて出力対象データを取得し、取得した出力対象データの内容を出力する。従って、ユーザはユーザ自ら煩雑な操作(リンク情報の入力など)をすることなく必要な情報を容易に取得することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるネットワークシステムのシステム構成の一例を示す図である。
【図2】図1の装置の一部の装置構成の一例を示す図である。
【図3】実施の形態における情報出力処理の動作フローを示すフローチャートである。
【図4】UPnPのDiscoeryにより取得された装置のデバイス名の一覧表示の一例を示す図である。
【図5】UPnPのDescriptionにより取得された概要情報の一覧表示の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 ネットワークシステム
2 プリンタ
3 パーソナルコンピュータ
4 CDプレーヤ
5 テレビ
6 電話機
7 ルータ
8 LAN
9 インターネット
10 サーバ
21、31、41、51 CPU
22、32、42、52 ROM
23、33、43、53 RAM
24 印字部
25 操作パネル
26、44 NVRAM
27、37、46、55 インターフェース
34、54 HDD
35 操作部
36 表示部
45 エラー検出部
【発明の属する技術分野】
本発明は、リンク情報(URLなど)により出力対象データを取得してその内容を出力する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、情報のネットワーク化に伴い、様々な情報を保持しているWWW(World Wide Web)サーバと、このWWWサーバにアクセスするためのソフトウェアである例えばブラウザを搭載したパーソナルコンピュータとをネットワークを介して接続し、パーソナルコンピュータからWWWサーバ上の情報を参照し、ユーザの所望の情報を表示部に表示することが可能なシステムが提供されている。このシステムでは、参照した情報をパーソナルコンピュータにネットワークを介して通信可能に接続されたプリンタから出力することも可能になっている。
【0003】
また、WWWサーバと、ブラウザを搭載したプリンタとをネットワークを介して接続し、プリンタからWWWサーバ上の情報を参照し、ユーザの所望の情報を印刷することが可能なシステムも提供されている。共に、このWWWサーバ上の情報を参照する際、URL(Uniform Resource Locator)などを利用して行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述したシステムにおいては、WWWサーバ上の所望の情報をパーソナルコンピュータの表示部に表示して閲覧し、或いは、プリンタから出力するためには、ユーザは自らURLを調べて調べたURLを直接入力したり、或いは、WEBページを探索したりなどして所望の情報にたどり着く必要があった。このWWWサーバ上の情報にたどり着くための操作は、ユーザにとって煩わしいものであった。
【0005】
本発明は、簡単な操作で必要な情報を容易に取得することが可能な情報出力システム、電子機器、情報出力装置、及びプログラムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の情報出力システムは、電子機器と、該電子機器と通信可能な情報出力装置とを備えた情報出力システムにおいて、前記電子機器は、出力対象データの格納場所を示すリンク情報を記憶する記憶手段と、前記情報出力装置からの前記リンク情報の送信要求に応答して前記記憶手段に記憶されている前記リンク情報を前記情報出力装置へ送信する応答手段と、を備えており、前記情報出力装置は、前記電子機器に対して前記リンク情報の送信要求を行う要求手段と、前記応答手段からの前記リンク情報を受信する受信手段と、前記受信手段によって受信された前記リンク情報に基づいて前記格納場所から前記出力対象データを取得し、該出力対象データの内容を出力する出力手段と、を備えたことを特徴とする。
【0007】
請求項1によると、情報出力装置は電子機器に対してリンク情報を要求してリンク情報を取得する。そして、情報出力装置は取得したリンク情報に基づいて出力対象データを取得し、取得した出力対象データの内容を出力する。従って、ユーザはユーザ自ら煩雑な操作(リンク情報の入力など)をすることなく必要な情報を容易に取得することが可能になる。
【0008】
請求項2に記載の情報出力システムは、前記情報出力装置は、該情報出力装置と通信可能な前記電子機器に対して検索信号を送出し、該検索信号に対する前記電子機器の応答に基づいて前記電子機器を検索する検索手段をさらに備え、前記要求手段は、前記検索手段により検索された前記電子機器に対して前記送信要求を行うことを特徴とする。請求項2によると、情報出力装置と通信可能な電子機器を検索し、その検索された電子機器に対してリンク情報を要求するため、情報出力装置と通信可能ではない電子機器に対してリンク情報を要求するなどの不具合が生じない。
【0009】
請求項3に記載の情報出力システムは、前記電子機器の状況に応じて前記出力対象データの内容が異なることを特徴とする。請求項3によると、ユーザは電子機器の状況に応じた情報を取得することが可能になる。
【0010】
請求項4に記載の情報出力システムは、複数の前記電子機器が前記格納場所に格納されている前記出力対象データを共有していることを特徴とする。請求項4によると、出力対象データを複数の電子機器で共有しているため、出力対象データの更新や管理が容易になる。
【0011】
請求項5に記載の情報出力システムは、前記出力対象データの格納場所が当該電子機器の内部であることを特徴とする。請求項5によると、出力対象データの格納場所が電子機器内部であるため、例えば情報出力装置によるアクセスが制限されている装置に出力対象データが格納されていることによって生じる出力対象データの取得ができないというようなことがない。
【0012】
請求項6に記載の情報出力システムは、前記情報出力装置は、前記受信手段によって受信された複数の前記リンク情報から、取得する前記出力対象データの前記リンク情報を指定する指定手段をさらに備えたことを特徴とする。請求項6によると、情報出力装置が電子機器から取得した複数のリンク情報から所望のリンク情報を指定することができるため、必要な出力対象データの内容のみを出力することが可能になり、不必要な出力対象データの内容が出力されることによる不具合(用紙の無駄など)がない。
【0013】
請求項7に記載の情報出力システムは、前記記憶手段は、前記リンク情報と該リンク情報に基づいて取得される前記出力対象データの概要を示す概要情報とを関連付けて記憶しており、前記応答手段は、前記記憶手段に記憶されている前記リンク情報と該リンク情報に関連付けられた前記概要情報とを前記情報出力装置へ送信し、前記受信手段は、前記リンク情報とともに該リンク情報に関連付けられた前記概要情報を受信し、前記情報出力装置は、前記受信手段によって受信された前記概要情報を出力する概要情報出力手段をさらに備えたことを特徴とする。請求項7によると、電子機器から情報出力装置へ概要情報が送信されるため、ユーザはその概要情報によってリンク情報に基づいて取得される出力対象データに関する概要を把握することが可能になる。
【0014】
請求項8に記載の情報出力システムは、前記リンク情報の送信要求及び該送信要求に対する応答は、UPnPのディスクリプションによる問い合わせ及び該問い合わせに対する応答によって実現することを特徴とする。請求項8によると、UPnP技術を利用した各種機器を利用することができるので情報出力システムの開発が行いやすくなる。
【0015】
請求項9に記載の電子機器は、情報出力装置と通信可能な電子機器において、出力対象データの格納場所を示すリンク情報を記憶する記憶手段と、前記情報出力装置からの前記リンク情報の送信要求に応答して前記記憶手段に記憶されている前記リンク情報を前記情報出力装置へ送信する応答手段と、を備えたことを特徴とする。
【0016】
請求項9によると、電子機器は情報出力装置からのリンク情報の送信要求に応答して情報出力装置へリンク情報を送信する。このため、例えば、情報出力装置をリンク情報を利用して出力対象データを取得可能に構成すれば、ユーザはユーザ自ら煩雑な操作(リンク情報の入力など)をすることなく必要な情報を容易に取得することが可能になるという利点を有する。
【0017】
請求項10に記載の情報出力装置は、電子機器と通信可能な情報出力装置において、前記電子機器に対して出力対象データの格納場所を示すリンク情報の送信要求を行う要求手段と、前記電子機器が前記要求手段の要求に応答して送信する前記リンク情報を受信する受信手段と、前記受信手段によって受信された前記リンク情報に基づいて前記格納場所から前記出力対象データを取得し、該出力対象データの内容を出力する出力手段と、を備えたことを特徴とする。
【0018】
請求項10によると、情報出力装置は電子機器に対してリンク情報を要求してリンク情報を取得し、取得したリンク情報に基づいて出力対象データを取得し、取得した出力対象データの内容を出力する。従って、ユーザはユーザ自ら煩雑な操作(リンク情報の入力など)をすることなく必要な情報を容易に取得することが可能になる。
【0019】
請求項11に記載のプログラムは、コンピュータを、出力対象データの格納場所を示すリンク情報を記憶する記憶手段と、コンピュータと通信可能な他のコンピュータからの前記リンク情報の送信要求に応答して前記記憶手段に記憶されている前記リンク情報を前記他のコンピュータへ送信する送信手段と、して機能させることを特徴とする。
【0020】
請求項11によると、コンピュータは他のコンピュータからのリンク情報の送信要求に応答して他のコンピュータへリンク情報を送信する。このため、例えば、他のコンピュータをリンク情報を利用して出力対象データを取得可能に構成すれば、ユーザはユーザ自ら煩雑な操作(リンク情報の入力など)をすることなく必要な出力対象データの内容を取得することが可能になるという利点を有する。
【0021】
請求項12に記載のプログラムは、コンピュータを、コンピュータと通信可能な他のコンピュータに対して出力対象データの格納場所を示すリンク情報の送信要求を行う要求手段と、前記他のコンピュータが前記要求手段の要求に応答して送信する前記リンク情報を受信する受信手段と、前記受信手段によって受信された前記リンク情報に基づいて前記格納場所から前記出力対象データを取得し、該出力対象データの内容を出力する出力手段と、して機能させることを特徴とする。
【0022】
請求項12によると、コンピュータは他のコンピュータに対してリンク情報を要求してリンク情報を取得し、取得したリンク情報に基づいて出力対象データを取得し、取得した出力対象データの内容を出力する。従って、ユーザはユーザ自ら煩雑な操作(リンク情報の入力など)をすることなく必要な情報を容易に取得することが可能になる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
【0024】
まず、情報出力システムの一部を構成するネットワークシステムについて図1及び図2を参照しつつ説明する。図1は、ネットワークシステムのシステム構成の一例を示す図である。図2は、図1のネットワークシステムを構成する装置の一部の装置構成の一例を示す図である。
【0025】
図1に一例を示すネットワークシステム1は、プリンタ2と、パーソナルコンピュータ3と、CD(Compact Disk)プレーヤ4と、テレビ5と、電話機6と、ルータ7などとを備えており、夫々LAN(Local Area Network)8に接続されている。このネットワークシステム1の各装置はルータ7及びインターネット9を介してサーバ10とデータの送受信を行うことが可能である。但し、ネットワークシステム1の各装置(プリンタ2、パーソナルコンピュータ3、CDプレーヤ4、テレビ5、電話機6など)間は、Ethernet(登録商標)をネットワークインフラとする通信プロトコルであるUPnP(Universal Plug and Play)方式の通信を利用するものになっている。尚、UPnP方式の通信とは、電子機器をEthernet(登録商標)などのネットワークインフラを通じて接続し、相互に機能を提供しあうための技術仕様であって、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)ベースのホームネットワーク向けのプロトコル仕様である。
【0026】
図1のプリンタ2は、図2に示すように、CPU21と、ROM22と、RAM23と、印字部24と、操作パネル25と、NVRAM26と、インターフェース27とを備えている。
【0027】
CPU(Central Processing Unit)21は、各種演算及び処理を行うものであって、中央演算処理装置として機能する。本実施の形態におけるCPU21は、情報出力処理(図3参照)を実行する。この情報出力処理の概略を説明する。CPU21は、インターフェース27を介してLAN8へ検索信号を送出し、この検索信号に対する応答に基づいて、LAN8に接続されたUPnP対応の装置を検索する処理を行う(検索手段)。そして、CPU21は、見つかったUPnP対応の装置のデバイス名の一覧(図4参照)を操作パネル25の表示画面に表示する処理を行う。
【0028】
続いて、CPU21は、操作パネル25の表示画面に表示されたUPnP対応の装置の一覧からユーザによって指定された装置に対して、その装置が有しているサービス情報(URL、このURLのWEBページ(出力対象データに相当)の概要を示す概要情報など)を送信するように要求し(要求手段)、この要求に対する応答としてサービス情報(URLやこれに関連付けられた概要情報など)を受信する。CPU21は、この受信したサービス情報に基づいて、概要情報の一覧(図5参照)を操作パネル25の表示画面に表示する処理を行う。CPU21は、操作パネル25の表示画面に表示された概要情報の一覧からユーザによって指定された概要情報を関連付けたURLのWEBページをURLに基づいて取得し、CPU21は、取得した出力対象データの内容を印字部24から出力する処理を行う。但し、CPU21は、インターフェース27とにより受信手段を構成し、印字部24とにより出力手段を構成する。
【0029】
ROM(Read Only Memory)22は、読み出し専用の記憶装置であって、プリンタ2の主記憶装置の一部を構成するものである。このROM22には、システムプログラムなど、各種プログラムが格納されている。RAM(Random Access Memory)23は、読み出し・書き込み可能な揮発性記憶装置であって、ROM22と同様にプリンタ2の主記憶装置の一部を構成するものである。RAM23には、データ処理の中間結果を格納するためのワークエリアなどがある。このRAM23には、情報出力処理(図3参照)で取得されるUPnP対応の装置のデバイス名に関する情報や、情報出力処理(図3参照)で取得されるURLとこのURLのWEBページの概要を示す概要情報とを関連付けられてなる情報を記憶する。
【0030】
印字部24は、モノクロあるいはカラーによる文字または画像の印刷機能を提供するものである。例えば、印字部24は、CPU21に制御されて、CDプレーヤ4、テレビ5、電話機6などの電子機器11内やサーバ10内に格納されているWEBページの内容を印刷用紙に出力する。
【0031】
操作パネル25は、ディスプレイなどにより情報を出力して表示する表示装置と、外部からの入力操作を行う入力装置とを備えており、例えば、液晶表示器やプラズマ表示器などにより構成され、表示面に入力装置としての操作部を構成するタッチパネルなどを備えるものである。情報出力処理(図3参照)においては、この操作パネル25の表示画面には、検索して見つかったUPnP対応の装置のデバイス名の一覧(図4参照)や、装置に要求して取得した概要情報の一覧(図5参照)などが表示される。操作パネル25が備えるタッチパネルは、ユーザが表示画面に一覧表示されたUPnP対応の装置から所望の装置のデバイス名を指定する際や一覧表示された概要情報から所望の概要情報を指定する際などに利用される。つまり、操作パネル25は概要情報を指定する、つまりURLを指定する指定手段を構成する。また、操作パネル25は、CPU21とにより概要情報を出力する概要情報出力手段を構成する。
【0032】
NVRAM(Non Volatile Random Access Memory)26は、読み出し・書き込み可能であって、電源オフ時にも記憶したデータが消去されずに記憶し続けることが可能な記憶装置である。このNVRAM26には、情報出力処理(図3参照)をプリンタ2に実行させるためのプログラムなどが格納されている。また、NVRAM26には、操作パネル25や、LAN8を介して接続されたパーソナルコンピュータ3の表示部36に表示する表示情報(WEBページ)などが格納されている。尚、NVRAM26には、製造品のシリアル番号なども記憶されている。
【0033】
インターフェース27は、プリンタ2をLAN8に接続し、プリンタ2とLAN8の先に接続されているパーソナルコンピュータ3などの各装置との間の通信を可能にするものである。
【0034】
図1のパーソナルコンピュータ3は、図2に示すように、CPU31と、ROM32と、RAM33と、HDD34と、操作部35と、表示部36と、インターフェース37とを備えている。
【0035】
CPU31は、各種演算及び処理を行うものであって、中央演算処理装置として機能する。ROM32は、読み出し専用の記憶装置であって、パーソナルコンピュータ3の主記憶装置の一部を構成するものである。このROM32には、システムプログラムなど、各種プログラムが格納されている。RAM33は、読み出し・書き込み可能な揮発性記憶装置であって、ROM32と同様にパーソナルコンピュータ3の主記憶装置の一部を構成するものである。そして、RAM33には、データ処理の中間結果を格納するためのワークエリアなどがある。HDD(Hard Disk Drive)34は、読み出し・書き込み可能な記憶装置(ハードディスク)及びその読取装置である。
【0036】
操作部35は、パーソナルコンピュータ3の入力装置を構成するものである。この操作部35は、所定数の入力キーを並べてなるキーボードやマウスなどのポインティングデバイスなどで構成されている。表示部36は、ディスプレイなどにより情報を出力して表示する表示装置であり、例えば、液晶表示器やプラズマ表示器などにより構成される。尚、液晶表示器には、STN方式やDSTN方式などの単純マトリックス方式のものや、TFTなどのアクティブマトリックス方式のものなどがある。インターフェース37は、パーソナルコンピュータ3をLAN8に接続し、パーソナルコンピュータ3とLAN8の先に接続されているプリンタ2や電子機器11などの各装置との間の通信を可能にするものである。
【0037】
図1のCDプレーヤ4、テレビ5、電話機6などの電子機器11は、図2に示すように、CPU41と、ROM42と、RAM43と、NVRAM44と、エラー検出部45と、インターフェース46とを備えている。尚、CDプレーヤ4、テレビ5、電話機6の各機能は異なっているが、ここではそれらをまとめて説明する。
【0038】
CPU41は、各種演算及び処理を行うものであって、中央演算処理装置として機能する。本実施の形態におけるCPU41は、情報出力処理(図3参照)を実行する。この情報出力処理の概略を説明する。CPU41は、CPU41を搭載する装置がUPnP対応の装置である場合、プリンタ2によるUPnPのDiscoveryに対して応答して装置情報(IPアドレス、デバイス名など)をインターフェース46を介してLAN8に送出する。また、CPU41は、プリンタ2によるUPnPのDescription(Device Description及びService Descriptionの何れであっても良い)の問い合わせに対して応答し、サービス情報(URLや概要情報など)をインターフェース46を介してLAN8に送出する(応答手段)。
【0039】
ROM42は、読み出し専用の記憶装置であって、電子機器11の主記憶装置の一部を構成するものである。このROM42には、システムプログラムなど、各種プログラムが格納されている。RAM43は、読み出し・書き込み可能な揮発性記憶装置であって、ROM42と同様に電子機器11の主記憶装置の一部を構成するものである。RAM43には、データ処理の中間結果を格納するためのワークエリアなどがある。
【0040】
NVRAM44は、読み出し・書き込み可能であって、電源オフ時にも記憶したデータが消去されずに記憶し続けることが可能な記憶装置である。このNVRAM44には、情報出力処理(図3参照)を電子機器11に実行させるためのプログラムなどが格納されている。また、NVRAM44には、URLと、このURLに関連付けられたURLのWEBページの概要を示す概要情報とが記憶されている。つまり、NVRAM44は、URLやURLに関連付けられた概要情報を記憶する記憶手段を構成する。例えば、URLと概要情報とを関連付け、関連付けたURLと概要情報とをXML(eXtensible Markup Language)でまとめて提供するようにする。さらに、NVRAM44には、URLのWEBページが格納されている。尚、NVRAM44には、製造品のシリアル番号なども記憶されている。
【0041】
エラー検出部45は、電子機器11の故障などを検出する。インターフェース46は、電子機器11をLAN8に接続し、電子機器11とLAN8の先に接続されているプリンタ2やパーソナルコンピュータ3などの各装置との間の通信を可能にするものである。
【0042】
図1のサーバ10は、図2に示すように、CPU51と、ROM52と、RAM53と、HDD54と、インターフェース55とを備えている。
【0043】
CPU51は、各種演算及び処理を行うものであって、中央演算処理装置として機能する。ROM52は、読み出し専用の記憶装置であって、サーバ10の主記憶装置の一部を構成するものである。このROM52には、システムプログラムなど、各種プログラムが格納されている。RAM53は、読み出し・書き込み可能な揮発性記憶装置であって、ROM52と同様にサーバ10の主記憶装置の一部を構成するものである。そして、RAM53には、データ処理の中間結果を格納するためのワークエリアなどがある。HDD54は、読み出し・書き込み可能な記憶装置(ハードディスク)及びその読取装置である。インターフェース55は、サーバ10をインターネット9に接続し、サーバ10とインターネット9の先に接続されているプリンタ2などの各装置との間の通信を可能にするものである。
【0044】
次に、ネットワークシステム1による情報出力処理について図3を参照しつつ説明する。図3は、ネットワークシステム1が行う情報出力処理の動作フローを示すフローチャートである。
【0045】
ステップS101において、ユーザが操作パネル25を利用して検索の開始を指示すると、プリンタ2は、CPU21に制御されて、UPnPのDiscoveryにより、プリンタ2に通信可能に接続されたUPnP対応の装置(パーソナルコンピュータ3、CDプレーヤ4などの電子機器11)を検索するための検索信号をインターフェース27を介してLAN8へ送出する。
【0046】
ステップS201において、パーソナルコンピュータ3や電子機器11は、プリンタ2からの検索信号に応答してプリンタ2に対して装置情報(IPアドレスやデバイス名などの情報)を含む応答信号を送出する。ここで、LAN8に接続された機器のうちUPnP対応の装置は応答信号を送出し、UPnP対応でない装置は応答信号を送出しない。
【0047】
ステップS102において、プリンタ2のCPU21は、インターフェース27を介して応答信号を受け取ったか、つまり、UPnP対応の装置が見つかったか否かを判定する。UPnP対応の装置が見つからなかったと判定された場合には(S102:NO)、情報出力処理を終了する。一方、UPnP対応の装置が見つかったと判定された場合には(S102:YES)、ステップS103の処理へ移行する。尚、LAN8に接続されたプリンタ2(検索を行った機器)以外の装置(パーソナルコンピュータ3やCDプレーヤ4などの電子機器11)の少なくとも一つがUPnPに対応していれば、UPnP対応の装置が見つかったと判定され、プリンタ2(検索を行った機器)以外の全ての装置がUPnPに対応していなければ、UPnP対応の装置が見つからなかったと判定される。
【0048】
ステップS103において、プリンタ2のCPU21は、応答信号に基づいて、検索によって見つかった装置のデバイス名を取得し、取得したデバイス名(検索の結果見つかった装置のデバイス名)の一覧を操作パネル25の表示画面に表示する。これによって、図4に一例を示すようなデバイス名の一覧が表示され、この一覧表示されたデバイス名は操作パネル25で選択できるようになっている。尚、図4の例は、LAN8に接続されたパーソナルコンピュータ3や電子機器11(CDプレーヤ4、テレビ5、電話機6)がUPnP対応の装置として検索された場合である。
【0049】
ステップS104において、プリンタ2のCPU21は、操作パネル25に一覧表示されたデバイス名の何れかが操作パネル25を利用してユーザによって指定されたか否かを操作パネル25から送られてくる信号に基づいて判定する。一覧表示されたデバイス名の何れもユーザによって指定されなかったと判定された場合には(S104:NO)、ユーザは一覧表示されたデバイス名に所望の電子機器11が含まれていなかったとして、情報出力処理を終了する。一方、一覧表示されたデバイス名の何れかがユーザによって指定されたと判定された場合には(S104:YES)、ステップS105の処理へ移行する。
【0050】
ステップS105において、プリンタ2は、CPU21に制御されて、UPnPのDescription(Device Description及びService Descriptionの何れであってもよい)により、ユーザによって指定された電子機器11に対してその装置のサービス情報をプリンタ2に送信するように要求する。このサービス情報の送信要求によって、URLと概要情報とを要求したことになる。
【0051】
ステップS202において、ステップS105でプリンタ2からDescriptionの問い合わせがあった電子機器11は、Descriptionの問い合わせに応答してサービス情報をプリンタ2に送出する。
【0052】
ステップS106において、プリンタ2のCPU21は、Descriptionの問い合わせを行った電子機器11からのサービス情報に概要情報が含まれているか否かを判定する。概要情報が含まれていないと判定された場合には(S106:NO)、情報出力処理を終了する。一方、概要情報が含まれていると判定された場合には(S106:YES)、ステップS107の処理へ移行する。
【0053】
ステップS107において、プリンタ2のCPU21は、取得したサービス情報に含まれる概要情報の一覧を操作パネル25の表示画面に表示する。これによって、図5に一例を示すような概要情報の一覧が表示され、この一覧表示された概要情報は操作パネル25で選択できるようになっている。尚、図5の例は、ユーザによってCDプレーヤ4が選択され、CDプレーヤ4からのサービス情報にManual、Config、CD1、CD2、CD3の概要情報が含まれている場合である。
【0054】
ステップS108において、プリンタ2のCPU21は、操作パネル25に一覧表示された概要情報の何れかが操作パネル25を利用してユーザによって指定された否かを操作パネル25から送られてくる信号に基づいて判定する。一覧表示された概要情報の何れもユーザによって指定されなかったと判定された場合には(S108:NO)、ユーザは一覧表示された概要情報に所望のものがなかったとして、情報出力処理を終了する。一方、一覧表示された概要情報の何れかがユーザによって指定されたと判定された場合には(S108:YES)、ステップS109の処理へ移行する。
【0055】
ステップS109において、プリンタ2のCPU21は、ユーザによって指定された概要情報を関連付けたURLに基づいて、そのURLのパス名を電子機器11に対して送信し、そのURLのWEBページのデータを要求する(HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)のリクエスト)。
【0056】
ステップS203において、電子機器11のCPU41は、プリンタ2からHTTPのリクエストがあると、プリンタ2から送られてきたURLのWEBページのデータが電子機器11内にあるか否かを判定する。送られてきたURLのWEBページのデータが電子機器11内にあると判定された場合には(S203:YES)、ステップS204の処理へ移行する。一方、送られてきたURLのWEBページのデータが電子機器11内にないと判定された場合には(S203:NO)、ステップS205の処理へ移行する。
【0057】
ステップS204において、電子機器11のCPU41は、要求されたWEBページのデータをプリンタ2へ送出する(HTTPのレスポンス)。
【0058】
ステップS205において、電子機器11のCPU41は、要求されたWEBページのデータが電子機器11内にないことを示すデータをプリンタ2へ送出する(HTTPのレスポンス)。
【0059】
ステップS110において、プリンタ2のCPU21は、ステップS204で電子機器11が送出したWEBページの内容を印字部24から出力する処理を行い、或いは、ステップS205で電子機器11が送出したデータの内容(要求したURLのWEBページがないこと)を操作パネル25の表示画面に表示する処理を行って、情報出力処理を終了する。
【0060】
上述した情報出力処理では、ユーザはUPnP対応の装置の検索を開始する操作、一覧表示された装置のデバイス名(図4参照)から所望のデバイス名を指定する操作、一覧表示された概要情報(図5参照)から所望の概要情報を指定する操作を行えば、入手したいWEBページの内容を印刷用紙に出力することが可能になる。従って、ユーザはURLを調べて調べたURLを直接入力したり、所望のWEBページを探索したりなどの煩雑な操作をする必要がなく、簡単な操作で所望の情報を入手することが可能になる。
【0061】
また、表示機能や印刷機能のない例えば冷蔵庫などの電子機器に関する情報であっても、プリンタ2において上述した同様の操作をするだけでプリンタ2から情報を取得することができる。
【0062】
また、プリンタ2と通信可能な電子機器11を検索し、検索の結果見つかった電子機器11のデバイス名を一覧表示して(図4参照)、一覧表示された電子機器11の何れかに対してサービス情報(URLや概要情報が含まれている)を要求する。従って、プリンタ2と通信可能でない電子機器などをユーザが指定することがなくなって、プリンタ2と通信可能ではない電子機器11に対してサービス情報を要求するなどの不具合が生じない。
【0063】
さらに、URLのWEBページのデータが各電子機器11内にあるので、電子機器11内にURLのWEBページのデータがないような場合を除いて、URLのWEBページを取得することが可能になる。例えば、プリンタ2がアクセス制限されているような装置内にURLのWEBページのデータがあればプリンタ2はそのデータを取得することができないが、電子機器11内にURLのWEBページがあればそのようなことがない。
【0064】
さらに、操作パネル25の表示画面に一覧表示された概要情報(図5参照)から所望の概要情報を指定し、指定した概要情報を関連付けたURLのWEBページが印刷用紙に出力されるため、不要なWEBページが印刷されることによる用紙の無駄などの不具合がない。
【0065】
さらに、WEBページの内容を指定する際、URLを直接指定する変わりにWEBページの内容の概要を示す概要情報を指定するようになっているため、ユーザはWEBページの内容の概要を把握することによって所望のWEBページを容易に指定することが可能になる。
【0066】
さらに、汎用性の高いUPnP対応の装置を利用してシステムを構成しているので、システムの開発が行いやすい。
【0067】
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な設計変更が可能なものである。例えば、上述の実施の形態においては、UPnPを利用している場合であるが、Jiniなどを利用するようにしてもよい。
【0068】
また、WEBページが電子機器11内に格納されている場合について説明したが、サーバ10のHDD54など各電子機器11がWEBページを共有できるような格納場所にWEBページを格納するようにしてもよい。この場合にはWEBページの更新や管理が容易になる。例えば、WEBページがメーカの管理サーバに格納されており、新たな異常対処方法や新しいサプライ品が出された場合に管理サーバに格納されているWEBページの内容を更新するだけで、プリンタ2からの出力にその内容を反映させることが可能になる。
【0069】
さらに、WEBページの内容をプリンタ2から印刷するような構成にしているが、これに限らず装置の表示部に表示するような構成にしてもよい。例えば、パーソナルコンピュータ3に図3の情報出力処理を実行させ、取得したWEBページの内容を表示部36に表示させるようにしてもよい。
【0070】
さらに、電子機器11の状況に応じてプリンタ2から出力される内容を異なるように構成してもよい。例えば、電子機器11内のNVRAM44に格納されているURLを電子機器11の状況(エラー検出部45の検出結果)に応じて変化させたり、電子機器11の状況に応じてWEBページの内容を変化させたりすることで実現できる。
【0071】
さらに、概要情報の一覧を表示する変わりにURLの一覧を表示するようにしてもよい。
【0072】
【発明の効果】
請求項1によると、情報出力装置は電子機器に対してリンク情報を要求してリンク情報を取得する。そして、情報出力装置は取得したリンク情報に基づいて出力対象データを取得し、取得した出力対象データの内容を出力する。従って、ユーザはユーザ自ら煩雑な操作(リンク情報の入力など)をすることなく必要な情報を容易に取得することが可能になる。
【0073】
請求項2によると、情報出力装置と通信可能な電子機器を検索し、その検索された電子機器に対してリンク情報を要求するため、情報出力装置に通信可能に接続されていない電子機器に対してリンク情報を要求するなどの不具合が生じない。
【0074】
請求項3によると、ユーザは電子機器の状況に応じた情報を取得することが可能になる。
【0075】
請求項4によると、出力対象データを複数の電子機器で共有しているため、出力対象データの更新や管理が容易になる。
【0076】
請求項5によると、出力対象データの格納場所が電子機器内部であるため、例えば情報出力装置によるアクセスが制限されている装置に出力対象データが格納されていることによって生じる出力対象データの取得ができないというようなことがない。
【0077】
請求項6によると、情報出力装置が電子機器から取得した複数のリンク情報から所望のリンク情報を指定することができるため、必要な出力対象データの内容のみを出力することが可能になり、不必要な出力対象データの内容が出力されることによる不具合(用紙の無駄など)がない。
【0078】
請求項7によると、電子機器から情報出力装置へ概要情報が送信されるため、ユーザはその概要情報によってリンク情報に基づいて取得される出力対象データに関する概要を把握することが可能になる。
【0079】
請求項8によると、UPnP技術を利用した各種機器を利用することができるので情報出力システムの開発が行いやすくなる。
【0080】
請求項9によると、電子機器は情報出力装置からのリンク情報の送信要求に応答して情報出力装置へリンク情報を送信する。このため、例えば、情報出力装置をリンク情報を利用して出力対象データを取得可能に構成すれば、ユーザはユーザ自ら煩雑な操作(リンク情報の入力など)をすることなく必要な情報を容易に取得することが可能になるという利点を有する。
【0081】
請求項10によると、情報出力装置は電子機器に対してリンク情報を要求してリンク情報を取得し、取得したリンク情報に基づいて出力対象データを取得し、取得した出力対象データの内容を出力する。従って、ユーザはユーザ自ら煩雑な操作(リンク情報の入力など)をすることなく必要な情報を容易に取得することが可能になる。
【0082】
請求項11によると、コンピュータは他のコンピュータからのリンク情報の送信要求に応答して他のコンピュータへリンク情報を送信する。このため、例えば、他のコンピュータをリンク情報を利用して出力対象データを取得可能に構成すれば、ユーザはユーザ自ら煩雑な操作(リンク情報の入力など)をすることなく必要な出力対象データの内容を取得することが可能になるという利点を有する。
【0083】
請求項12によると、コンピュータは他のコンピュータに対してリンク情報を要求してリンク情報を取得し、取得したリンク情報に基づいて出力対象データを取得し、取得した出力対象データの内容を出力する。従って、ユーザはユーザ自ら煩雑な操作(リンク情報の入力など)をすることなく必要な情報を容易に取得することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるネットワークシステムのシステム構成の一例を示す図である。
【図2】図1の装置の一部の装置構成の一例を示す図である。
【図3】実施の形態における情報出力処理の動作フローを示すフローチャートである。
【図4】UPnPのDiscoeryにより取得された装置のデバイス名の一覧表示の一例を示す図である。
【図5】UPnPのDescriptionにより取得された概要情報の一覧表示の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 ネットワークシステム
2 プリンタ
3 パーソナルコンピュータ
4 CDプレーヤ
5 テレビ
6 電話機
7 ルータ
8 LAN
9 インターネット
10 サーバ
21、31、41、51 CPU
22、32、42、52 ROM
23、33、43、53 RAM
24 印字部
25 操作パネル
26、44 NVRAM
27、37、46、55 インターフェース
34、54 HDD
35 操作部
36 表示部
45 エラー検出部
Claims (12)
- 電子機器と、該電子機器と通信可能な情報出力装置とを備えた情報出力システムにおいて、
前記電子機器は、
出力対象データの格納場所を示すリンク情報を記憶する記憶手段と、
前記情報出力装置からの前記リンク情報の送信要求に応答して前記記憶手段に記憶されている前記リンク情報を前記情報出力装置へ送信する応答手段と、を備えており、
前記情報出力装置は、
前記電子機器に対して前記リンク情報の送信要求を行う要求手段と、
前記応答手段からの前記リンク情報を受信する受信手段と、
前記受信手段によって受信された前記リンク情報に基づいて前記格納場所から前記出力対象データを取得し、該出力対象データの内容を出力する出力手段と、を備えたことを特徴とする情報出力システム。 - 前記情報出力装置は、該情報出力装置と通信可能な前記電子機器に対して検索信号を送出し、該検索信号に対する前記電子機器の応答に基づいて前記電子機器を検索する検索手段をさらに備え、
前記要求手段は、前記検索手段により検索された前記電子機器に対して前記送信要求を行うことを特徴とする請求項1に記載の情報出力システム。 - 前記電子機器の状況に応じて前記出力対象データの内容が異なることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の情報出力システム。
- 複数の前記電子機器が前記格納場所に格納されている前記出力対象データを共有していることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の情報出力システム。
- 前記出力対象データの格納場所が当該電子機器の内部であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の情報出力システム。
- 前記情報出力装置は、前記受信手段によって受信された複数の前記リンク情報から、取得する前記出力対象データの前記リンク情報を指定する指定手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の情報出力システム。
- 前記記憶手段は、前記リンク情報と該リンク情報に基づいて取得される前記出力対象データの概要を示す概要情報とを関連付けて記憶しており、
前記応答手段は、前記記憶手段に記憶されている前記リンク情報と該リンク情報に関連付けられた前記概要情報とを前記情報出力装置へ送信し、
前記受信手段は、前記リンク情報とともに該リンク情報に関連付けられた前記概要情報を受信し、
前記情報出力装置は、前記受信手段によって受信された前記概要情報を出力する概要情報出力手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の情報出力システム。 - 前記リンク情報の送信要求及び該送信要求に対する応答は、UPnPのディスクリプションによる問い合わせ及び該問い合わせに対する応答によって実現することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の情報出力システム。
- 情報出力装置と通信可能な電子機器において、
出力対象データの格納場所を示すリンク情報を記憶する記憶手段と、
前記情報出力装置からの前記リンク情報の送信要求に応答して前記記憶手段に記憶されている前記リンク情報を前記情報出力装置へ送信する応答手段と、を備えたことを特徴とする電子機器。 - 電子機器と通信可能な情報出力装置において、
前記電子機器に対して出力対象データの格納場所を示すリンク情報の送信要求を行う要求手段と、
前記電子機器が前記要求手段の要求に応答して送信する前記リンク情報を受信する受信手段と、
前記受信手段によって受信された前記リンク情報に基づいて前記格納場所から前記出力対象データを取得し、該出力対象データの内容を出力する出力手段と、を備えたことを特徴とする情報出力装置。 - コンピュータを、
出力対象データの格納場所を示すリンク情報を記憶する記憶手段と、
コンピュータと通信可能な他のコンピュータからの前記リンク情報の送信要求に応答して前記記憶手段に記憶されている前記リンク情報を前記他のコンピュータへ送信する送信手段と、して機能させることを特徴とするプログラム。 - コンピュータを、
コンピュータと通信可能な他のコンピュータに対して出力対象データの格納場所を示すリンク情報の送信要求を行う要求手段と、
前記他のコンピュータが前記要求手段の要求に応答して送信する前記リンク情報を受信する受信手段と、
前記受信手段によって受信された前記リンク情報に基づいて前記格納場所から前記出力対象データを取得し、該出力対象データの内容を出力する出力手段と、して機能させることを特徴とするプログラム。
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