JP2007110186A - 電話端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】 通話セッションにおいてユーザが希望する一部の期間の音声情報をユーザが希望する装置に録音させる。
【解決手段】 制御部11は、通話制御処理131において、通信I/F13を介して通話相手端末7から受信される音声情報を音声入出力部14に出力させ、音声入出力部14により得られる音声情報を通信I/F13により通話相手端末7に送信する。また、遠隔制御処理132では、操作部16の操作により指示される期間、操作部16の操作により選択された装置に対し、通話セッションの音声情報を送信し、音声情報の格納を行わせる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、音声会議端末などの電話端末に係り、特に録音機能を備えた電話端末に関する。
通話中において電話端末間において取り交わされる音声情報を録音する技術が例えば特許文献1により提案されている。この技術では、ネットワークに設けられたサービス制御装置が、通話セッションにおける音声情報の録音を行う。
特開2005−33311号公報
ところで、上述した特許文献1の技術では、通話セッションの開始から終了までの全期間において電話端末間で取り交わされる音声情報の録音が行われ、ユーザは希望する期間の音声情報のみを録音させることができないという問題があった。また、特許文献1の技術において、通話セッションにおける音声情報は、専用のサーバに格納されるため、ユーザが参照するのに手間が掛かるという問題があった。
この発明は、以上説明した事情に鑑みてなされたものであり、通話セッションにおいてユーザが希望する期間の音声情報をユーザが希望する装置に録音させることができる電話端末を提供することを目的としている。
この発明は、収音および放音を行う音声入出力手段と、ネットワークを介して他の装置と通信を行う通信手段と、操作手段と、少なくとも前記通信手段の制御を行う制御手段とを具備し、前記制御手段は、前記ネットワークに接続された他の装置を通話相手端末として通話セッションを確立し、前記通信手段により前記通話相手端末から受信される音声情報を前記音声入出力手段に出力させ、前記音声入出力手段により得られる音声情報を前記通信手段により前記通話相手端末に送信する通話制御手段と、前記ネットワークを介して遠隔制御対象装置の遠隔制御を行う遠隔制御手段とを具備し、前記遠隔制御手段は、ユーザからの指示に従い、前記遠隔制御対象装置を選択するデバイス選択手段と、前記通話セッションの継続中、前記操作手段の操作により指示される期間、前記遠隔制御対象装置に対し、前記音声入力手段により得られる音声情報および前記通話相手端末から受信される音声情報の少なくとも一部を前記通信手段により送信し、音声情報の格納を行わせる録音制御手段とを具備することを特徴とする電話端末を提供する。
かかる電話端末によれば、ユーザは、自分が希望する遠隔制御対象装置を選択し、通話セッションにおける希望する期間の音声情報を録音させることができる。
以下、図面を参照し、この発明の実施の形態を説明する。
図1はこの発明の一実施形態である電話端末1とその環境であるネットワークの構成を示すブロック図である。本実施形態による電話端末1は、LAN(Local Area Network)2に接続されており、このLAN2およびルータ3を介してインターネット4上の各種の装置とパケット通信を行うことができる。インターネット4には、IP(Internet Protocol)電話サービスの加入者の端末を対象とし、通話セッションの確立のためのサービスを提供するSIP(Session Initiation Protocol)プロキシサーバ5と、インターネット4上の各装置のドメイン名とIPアドレスとの変換を行うDNS(Domain Name System)サーバ6が接続されている。本実施形態における電話端末1は、これらSIPプロキシサーバ5およびDNSサーバ6のサービスを利用し、IP電話サービスの加入者端末である1または複数の所望の通話相手端末7との間に通話セッションを確立することができる。なお、電話端末1は、SIPプロキシサーバ5およびDNSサーバ6のサービスを利用するのではなく、ユーザから通話相手端末7のIPアドレスの指定を受け、通話セッション確立のための処理を行うものであってもよい。
LAN2には、電話端末1の他、PC(Personal Computer)8などの各種の電子機器が接続されている。これらの電子機器は、米国マイクロソフト社が提唱するUPnP(Universal Plug and Play)の技術を利用し、LAN2を介して相互に通信を行う。UPnPでは、「サービス」、「デバイス」および「コントロールポイント」を規定している。「サービス」は所定のサービスを提供する論理的な単位であり、「デバイス」は1つ以上のサービスを有する論理的な単位であり、「コントロールポイント」は1つ以上のサービスを制御する論理的な単位である。以下、LAN2に接続された各装置のうち、このUPnPが定める「デバイス」として働く各装置を「UPnPデバイス」、「コントロールポイント」として働く装置を「UPnPコントロールポイント」と呼ぶ。また、LAN2のように各装置が「UPnPデバイス」および「UPnPコントロールポイント」としての通信に利用するネットワークを「UPnPネットワーク」と呼ぶ。本実施形態において、電話端末1はUPnPコントロールポイントとして機能し、PC8はUPnPデバイスとして機能する。
次に電話端末1の構成について説明する。図1において、制御部11は、電話端末1の各部を制御するとともに、LAN2に接続された各種の装置との間の通信の制御およびインターネット4に接続された各種の装置との間の通信の制御を行う装置である。メモリ部12は、制御部11により実行される各種のプログラムを記憶したROMなどの不揮発性メモリや、制御部11によりワークアリアとして利用されるRAMなどの揮発性メモリにより構成されている。通信I/F(インタフェース)13は、制御部11による制御の下、LAN2またはインターネット4に接続された各種の装置との間で通信を行う装置である。
音声入出力部14は、マイクとスピーカとを備えている。通話中において通話相手端末7から送られてくる音声情報は通信I/F13および制御部11を介して音声入出力部14に供給される。音声入出力部14は、この音声情報をスピーカにより音声として出力する。また、音声入出力部14は、電話端末1のユーザの音声をマイクにより収音し、その音声情報を制御部11に出力する。この音声情報は、制御部11および通信I/F13を介して、通話相手端末7に送られる。表示部15は、アイコンなどのGUI(Graphical User Interface)をユーザに提供する装置である。操作部16は、キーボードやマウスなどの操作子により構成されており、通話相手の電話番号等の各種の情報やコマンドをユーザから受け取る。操作部16を構成する操作子のうち本実施形態に特有のものとして録音ボタンがある。これは、通話中に、ユーザの音声および通話相手の音声の録音を指示する場合に押下されるボタンである。
次に制御部11の機能のうち本実施形態に特有のものについて説明する。図1において制御部11を表すボックスの中には、制御部11により実行される各処理が図示されている。本実施形態において制御部11は、IP処理111、UDP(User Datagram Protocol)処理121、TCP(Transmission
Control Protocol)処理122、通話制御処理131および遠隔制御処理132を実行する。
ここで、IP処理111はネットワーク層の処理として周知のものであり、UDP処理121およびTCP処理122はトランスポート層の処理として周知のものである。通話制御処理131および遠隔制御処理132は、アプリケーション層の処理である。通話制御処理131および遠隔制御処理132は、トランスポート層およびネットワーク層の各処理を介すことにより、LAN2またはインターネット4に接続された装置が実行するアプリケーションを相手として通信を行う。その際、アプリケーション層の処理は、ネットワークの負担を軽減するため、再送制御が必要な場合はTCP処理122、そうでない場合はUDP処理121という具合に、トランスポート層の処理を使い分ける。
通話制御処理131は、主な処理として次のものを含む。
a.通話セッション制御処理
この処理では、SIPプロトコルに従い、インターネット4を介して任意の通話相手端末7との間に通話セッションを確立し、あるいは確立した通話セッションを切断する。
b.音声伝送処理
この処理では、通話セッションにおいて受信される通話相手の音声情報を音声入出力部14に供給し、音声入出力部14から供給されるユーザの音声情報を通話相手端末7に送る。
遠隔制御処理132は、UPnPコントロールポイントとしての機能を営む処理であり、次の各処理を含む。
c.デバイス選択処理
LAN2に接続された各種のUPnPデバイスが提供するサービスを検知してユーザに提供し、遠隔制御の対象とするUPnPデバイス(本実施形態では録音再生装置)をユーザに選択させ、そのUPnPデバイスとの通信に必要な情報を取得する。
d.録音制御処理
選択された録音再生装置に対し、上述した録音ボタンのON/OFFに応じて録音開始指示または録音停止指示を送り、録音ボタンがONである期間、通話相手の音声情報および音声入出力部14から取得されるユーザの音声情報を通話制御処理131から受け取り、音声情報を録音再生装置に送信する。
e.再生制御処理
この処理では、選択された録音再生装置に対し、ユーザの操作部16の操作に応じて再生開始指示、早送り指示、巻き戻し指示、再生停止指示などの各種の指示を送り、録音再生装置から送られてくる音声情報を音声入出力部14に出力させる。
図2は、本実施形態の動作例を示すシーケンス図である。図示の例において、LAN2に接続された電話端末1およびPC8は電源が投入されている。また、電源投入に伴い、PC8では、電話端末1からの指示に従って音声情報の録音および再生を行う録音再生アプリケーションが立ち上がっており、電話端末1では通話制御処理131および遠隔制御処理132の各アプリケーションが立ち上がっている。LAN2に接続されたPC8などのUPnPデバイスは、SSDP(Simple Service Discovery Protocol)に従ってサービスの広告を送信する(ステップS101)。具体的には、UPnPで規定されたマルチキャストアドレスを宛先アドレスとし、UPnPプロトコルのdiscovery messageのうちのAdvertiseメッセージと呼ばれるssdp:alive形式のメッセージをLAN2に送出する。UPnPデバイスは、そのデバイスが提供するサービス等をXML(Extensible Markup Language)により記述したデスクリプションファイルを記憶している。ステップS101においてUPnPデバイスから送信されるssdp:alive形式のメッセージは、このデスクリプションファイルの所在を示すURL(Uniform
Resource Locator)を含む。
UPnPコントロールポイントである電話端末1は、この広告を受信することにより、ネットワーク内にUPnPデバイスが参加したことを認識する(ステップS102)。UPnPコントロールポイントは、UPnPデバイスの参加を認識すると、受信したメッセージ内に記述されていたデスクリプションファイルのURLの指定を含むHTTP(Hyper-Text Transfer Protocol)のGETコマンド(HTTP
GET)を送信する(ステップS103)。PC8などのUPnPデバイスは、このHTTP GETコマンドに対するレスポンスとして、デスクリプションファイルをHTTPのボディに付加して送信する(ステップS104)。このデスクリプションファイルは、UPnPデバイスの機能を定義する情報、UPnPデバイスが提供するサービスを定義する情報、サービスを表わすアイコンの画像データの所在を示すURL、UPnPコントロールポイントが遠隔制御のための制御メッセージを送る際に送り先として指定すべきコントロールURL等を含んでいる。
UPnPコントロールポイントである電話端末1は、このようにして各UPnPデバイスから受信されるデスクリプションファイルをメモリ部12に記憶し、これを用いて、上述したデバイス選択処理を実行する(ステップS105)。さらに詳述すると、電話端末1は、各UPnPデバイスから受信されたデスクリプションファイル内のアイコンのURLを用いてアイコンの画像データを取得し、各UPnPデバイスが提供するサービスを表わすアイコンを表示部15に表示させる。このようにして表示部15に表示されるアイコンの中には、PC8が提供する音声の録音再生サービスを表わすアイコンがある。ユーザが操作部16の操作によりこのアイコンを選択すると、電話端末1は、このアイコンに対応したデスクリプションファイルを遠隔制御対象装置のデスクリプションファイルとして選択する。そして、電話端末1は、この選択したデスクリプションファイル内のコントロールURLを、以後発生する遠隔制御メッセージの宛先として選択する。この例では、PC8が遠隔制御対象装置とされ、PC8が実行する録音再生アプリケーションが遠隔制御メッセージの宛先として選択される。次に、ユーザが操作部16の操作により、ワンタッチ録音の指示(通話セッション中において録音ボタンの操作に応じて録音動作を行うべき旨の指示)を入力すると、電話端末1は、上述した録音制御処理を実行する。この処理において電話端末1は、通話中に得られる音声情報の格納先となる録音データファイルのIDをユーザに入力させ、このIDおよび録音データファイルの作成の指示を含む遠隔制御メッセージをPC8に送る(ステップS106)。PC8では、この遠隔制御メッセージが録音再生アプリケーションに引き渡される。この結果、このIDに対応した録音データファイルが作成される。
次に、ユーザが電話端末1を用いて通話を行うべく、操作部16の操作により所望の通話相手端末7のURI(Uniform
Resource Identifier)を入力すると、制御部11が実行する通話制御処理131では、このURIを送信先とし、電話端末1のURIを送信元とするヘッダを付加したセッション要求メッセージを生成する。このセッション要求メッセージは、TCP処理122を介してIP処理111に引き渡される。IP処理111では、セッション要求メッセージに対し、SIPプロキシサーバ5のIPアドレスを送信先IPアドレス、電話端末1のIPアドレスを送信元IPアドレスとして含むIPヘッダを付加してパケット化し、このパケットを通信I/F13を介してLAN2に送出する。このパケットは、LAN2、ルータ3およびインターネット4を介してSIPプロキシサーバ5に届く(以上、ステップS201)。
SIPプロキシサーバ5は、このパケットからセッション要求メッセージを取り出すと、DNSサーバ6への問い合わせを行うことにより、同セッション要求メッセージ内の送信先のURIに対応したIPアドレス、すなわち、通話相手端末7のIPアドレスを取得する(ステップS202およびS203)。次にSIPプロキシサーバ5は、電話端末1から受信したパケット内の送信先IPアドレスをDNSサーバ6から取得した通話相手端末7のIPアドレスに入れ替え、送信元IPアドレスをSIPプロキシサーバ103のIPアドレスに入れ替えた上で、通話相手端末7宛てにセッション要求メッセージを送信する(ステップS204)。
このセッション要求メッセージを受信した通話相手端末7は、呼出中メッセージをSIPプロキシサーバ5宛てに送信する(ステップS205)。この呼出中メッセージを受信したSIPプロキシサーバ5は、呼出中メッセージの送信先IPアドレスを電話端末1のIPアドレスに、送信元IPアドレスをSIPプロキシサーバ5のIPアドレスにそれぞれ入れ替えて送信し(ステップS206)。そして、通話相手端末7は、通話可能な状態になると、SIPプロキシサーバ5宛てに応答メッセージを送信する(ステップS207)。この応答メッセージを受信したSIPプロキシサーバ5は、応答メッセージの送信先IPアドレスのみを電話端末1のIPアドレスに変換して送信する(ステップS208)。この応答メッセージが電話端末1に受信されることにより通話セッションが確立する。電話端末1は、受信した応答メッセージ内の送信元IPアドレスにより、通話相手端末7のIPアドレスを認識することができ、これ以降はSIPプロキシサーバ5を経由しないで、直接、通話相手端末7宛てにパケットを送信することが可能になる。そして、電話端末1では、上述した音声伝送処理が実行され、電話端末1および通話相手端末7間で通話が行われる(ステップS220)。以上、通話相手端末7が1台の場合を例に説明したが、電話端末1と複数台の通話相手端末7との接続を行って多地点間会議を行うような場合には、各通話相手端末7のURIを含むセッション要求メッセージが電話端末1から送信され、これらのURIの各々についてステップS202〜S208の処理が実行される。
通話セッションの期間内において、電話端末1のユーザが操作部16の録音ボタンをONにすると、制御部11は、遠隔制御処理132における録音制御処理を実行し、PC8に対し、録音開始指示を含む遠隔制御メッセージを送る(ステップS111)。また、録音制御処理では、録音ボタンがONである間、通話相手端末7からの音声情報および音声入出力部14から取得されるユーザの音声情報を通話制御処理131から受け取り、両音声情報をミキシングし、この結果得られる音声情報を含む遠隔制御メッセージをPC8に送信する(ステップS112)。そして、PC8では、録音再生アプリケーションに録音開始指示や音声情報を含む遠隔制御メッセージが引き渡され、音声情報の録音データファイルへの格納が行われる(ステップS113)。その後、電話端末1のユーザが操作部16の操作ボタンをOFFにすると、録音制御処理では、録音停止指示を含む遠隔制御メッセージをPC8に送り、音声情報のPC8への送信を停止する(ステップS114)。これにより、PC8では音声情報の記録が停止される。
ユーザが操作部16の操作により通話終了を指示すると、制御部11が実行する通話制御処理131では、切断要求が発生される。この切断要求はSIPプロキシサーバ5を経由して通話相手端末7に送られる(ステップS231およびS232)。これにより通話セッションは終了する。
本実施形態では、以上のようにして通話中における通話相手の音声とユーザの音声をPC8に録音させる他、UPnPプロトコルを利用した電話端末1からの遠隔操作により、録音された音声をPC8に再生させ、その音声をPC8から電話端末1に送り、電話端末1において放音することができる。以下、図3を参照し、その動作を説明する。
まず、ユーザが操作部16の操作により、UPnPデバイスの検索指示を入力する。この検索指示が入力されると、制御部11は、遠隔制御処理132において、UPnPプロトコルで規定されたマルチキャストアドレスを宛先アドレスとして、SSDP:Discovery形式のM-Search(検索要求)をLAN2に送出する。この検索要求はLAN2を介し、PC8を含む各UPnPデバイスに届く(以上、ステップS301)。LAN2に接続されているPC8などのUPnPデバイスは、この検索要求を検知すると、各々が保持するデスクリプションファイルのURLを含んだM-Search Response(検索応答)をUPnPコントロールポイントである電話端末1に返す(ステップS302)。そして、制御部11は、図2におけるステップS102〜S105までの処理と同様なステップS303〜S306までの処理を実行し、ユーザに遠隔制御の対象とするUPnPデバイスを選択させる。この例では、遠隔制御の対象として、PC8が選択されたものとする。
次にユーザが操作部16の操作により録音データの再生指示を入力すると、制御部11は、遠隔制御処理132において再生制御処理を実行し、再生制御処理のポート番号および録音データファイルのIDの一覧の送信指示を含む遠隔制御メッセージをPC8に送る(ステップS307)。この送信指示は、PC8のデスクリプションファイルに記述された録音再生アプリケーションのコントロールURL宛に送信され、PC8により受信される。PC8では、送信指示を含む遠隔制御メッセージが録音再生アプリケーションに引き渡される。遠隔制御メッセージを受け取った録音再生アプリケーションは、PC8に記憶された全ての録音データファイルのIDの一覧を再生制御処理のポート番号とともにパケットに組み込み、電話端末1宛てに送る(ステップS308)。電話端末1では、このパケットから録音データファイルのIDの一覧が取り出されて再生制御処理に引き渡される。再生制御処理では、この録音データファイルのIDの一覧を表示部15に表示させ、再生対象である録音データファイルをユーザに選択させる(ステップS309)。そして、再生制御処理では、ユーザによって再生対象として選択された録音データファイルのIDをPC8の録音再生アプリケーションに通知する(ステップS310)。録音再生アプリケーションは、この通知されたIDに対応した録音データファイルを再生対象とする。
次にユーザが録音データの再生開始指示を入力すると、制御部11は、再生制御処理において再生開始指示を含む遠隔制御メッセージをPC8に送る(ステップS311)。PC8では、再生開始指示が録音再生アプリケーションに引き渡される。この結果、再生対象である録音データファイルに格納された音声情報が再生される。PC8は、この再生される音声情報を再生制御処理のポート番号とともにパケットに組み込み、パケットを電話端末1宛てに送る(ステップS312)。電話端末1では、このようにして受信されるパケットから音声情報とポート番号が取り出され、ポート番号により指定される再生制御処理に音声情報が引き渡される。再生制御処理では、この音声情報が音声入出力部14に送られ、音声として出力される(ステップS313)。
ユーザは、操作部16の操作により、再生開始指示の他、早送り指示、巻き戻し指示、再生停止指示を入力することができる。これらの各指示も、上述した再生指示と同様、遠隔制御メッセージに組み込まれてPC8に送信され、PC8の録音再生アプリケーションに引き渡される。これによりPC8では、指示に対応した処理が行われる。
以上説明したように、本実施形態では、通話中に録音ボタンを操作することにより、録音ボタンがONである期間、通話相手および電話端末1のユーザの音声を所望の録音再生装置(上記実施形態ではPC8)に録音させることができる。ここで、通話相手が使用する通話相手端末7が電話端末1と同様な構成のものであれば、通話相手も、電話端末1のユーザとは独立に、所望の期間だけ通話の音声を所望の録音再生装置に録音させることができる。従って、本実施形態によれば、通話に関わる各人は、各々通話中の所望の期間だけ通話の音声を所望の録音再生装置に録音させることができる。また、本実施形態によれば、録音再生装置に音声を録音させる際、音声情報を格納する録音データファイルに適当なIDを付けることができるので、後に所望の音声情報を探し出すのが容易になるという利点がある。また、本実施形態によれば、通話の音声を録音する録音再生装置をLAN内のUPnPデバイスの中から自由に選択することができるので、ユーザは自分にとって都合のよい装置(例えば自分のPC)に通話の音声を録音させることができる。さらに本実施形態によれば、電話端末1からの遠隔操作により、任意の録音再生装置において任意の録音データファイル内の音声情報を再生し、この音声情報を電話端末1が受け取って放音することができる。従って、ユーザは、電話端末1が録音データファイルを持っているような感覚で通話の音声の録音および再生を行うことができる。しかも、この場合において実際の録音データファイルは、電話端末1にはなく、これとは別体の録音再生装置のものが用いられる。従って、電話端末1に録音データファイルを保存するための大容量のメモリは不要であり、電話端末1を安価にすることができるという利点がある。
以上、この発明の一実施形態について説明したが、この発明にはこれ以外にも他の実施形態が考えられる。例えば次の通りである。
(1)上記実施形態では、ネットワークの負荷を軽減するため、録音ボタンがONである期間、通話相手から受信される音声情報と電話端末1のユーザの音声情報とをミキシングした音声情報を録音再生装置に送ったが、使用可能なネットワークの帯域が充分にある場合には、通話相手から得られる音声情報のパケットを録音再生装置に送る一方、電話端末1のユーザから得られる音声情報をパケット化して録音再生装置に送るようにしてもよい。その際、通話相手およびユーザの音声情報の同期再生を容易にするため、各パケットに音声情報の発生時刻を示す時刻情報を含めるようにしてもよい。なお、通話相手の音声情報とユーザの音声情報をミキシングして録音再生装置に送るか、別々のパケットに載せて録音再生装置に送るかは、ネットワークの負荷と制御部11の負荷のトレードオフで決定すればよい。
(2)通話相手および電話端末1のユーザの音声情報を録音再生装置に送る際、ネットワーク負荷を減らすために、音声情報を低いサンプリングレートに変換し、データ量を減らしてから送るようにしてもよい。
(3)上記実施形態では、通話相手および電話端末1のユーザの両方の音声情報を録音再生装置に送ったが、ユーザからの指示に従い、通話相手または電話端末1のユーザの一方の音声情報を録音再生装置に送るようにしてもよい。また、通話相手の音声情報の録音を行う場合において通話相手端末が複数台ある場合には、それらの中の指定した通話相手端末から送られてくる音声情報を録音再生装置に送るようにしてもよい。
(4)この発明は、電話会議に使用する会議端末にも適用可能である。ここで、各会議端末において、会議の各参加者の音声を参加者毎に別々に収音することができる場合には、各参加者の音声情報を参加者の識別情報とともに各々別個のパケットに搭載し、通話相手の会議端末に送信することも可能である。このような態様では、各会議端末において通話セッションにおける音声情報を録音再生装置に録音させる際に、ユーザによって指定された特定の参加者の識別情報を含んだパケットのみを録音再生装置に送り、その録音をさせるようにしてもよい。あるいは、会議端末は、他の会議端末から受信されるパケットおよび音声入出力部から入力される音声情報とその発生元である参加者の識別情報とを含むパケットを全て録音再生装置に送り、録音再生装置では、録音データファイル内に参加者毎に別々の録音トラックを設定し、会議端末から送られてくる各参加者の音声情報を各々に対応した録音トラックに格納するようにしてもよい。この態様によれば、再生の際に、録音トラックを選択することにより、所望の参加者の音声情報を再生することができるという利点がある。各参加者の音声を別々に収音するための手段としては、参加者毎に別個のマイクを用いる方法、あるいはマイクアレイにより各参加者の近傍に仮想的な収音点を設け、各収音点における音声情報を得る方法等を採用可能である。
この発明の一実施形態である電話端末およびその環境であるネットワークの構成を示すブロック図である。 同実施形態の録音動作の例を示すシーケンス図である。 同実施形態の再生動作の例を示すシーケンス図である。
符号の説明
1……電話端末、2……LAN、3……ルータ、4……インターネット、5……SIPプロキシサーバ、6……DNSサーバ、7……通話相手端末、8……PC、11……制御部、12……メモリ部、13……通信I/F、14……音声入出力部、15……表示部、16……操作部、111……IP処理、121……UDP処理、122……TCP処理、131……通話制御処理、132……遠隔制御処理。

Claims (4)

  1. 収音および放音を行う音声入出力手段と、
    ネットワークを介して他の装置と通信を行う通信手段と、
    操作手段と、
    少なくとも前記通信手段の制御を行う制御手段とを具備し、
    前記制御手段は、
    前記ネットワークに接続された他の装置を通話相手端末として通話セッションを確立し、前記通信手段により前記通話相手端末から受信される音声情報を前記音声入出力手段に出力させ、前記音声入出力手段により得られる音声情報を前記通信手段により前記通話相手端末に送信する通話制御手段と、
    前記ネットワークを介して遠隔制御対象装置の遠隔制御を行う遠隔制御手段とを具備し、
    前記遠隔制御手段は、
    ユーザからの指示に従い、前記遠隔制御対象装置を選択するデバイス選択手段と、
    前記通話セッションの継続中、前記操作手段の操作により指示される期間、前記遠隔制御対象装置に対し、前記音声入力手段により得られる音声情報および前記通話相手端末から受信される音声情報の少なくとも一部を前記通信手段により送信し、音声情報の格納を行わせる録音制御手段と
    を具備することを特徴とする電話端末。
  2. 前記録音制御手段は、音声情報の格納先である録音データファイルのIDをユーザに指定させ、該IDを前記遠隔制御対象装置に通知し、該IDに対応した録音データファイルに音声情報を格納させることを特徴とする請求項1に記載の電話端末。
  3. 前記遠隔制御手段は、前記遠隔制御対象装置に、格納された音声情報の再生および送信を行わせるとともに、前記遠隔制御対象装置から受信される音声情報を前記音声入出力手段により出力させる再生制御手段を具備することを特徴とする請求項1または2に記載の電話端末。
  4. 前記再生制御手段は、再生対象である録音データファイルのIDを前記遠隔制御対象装置に通知し、該IDに対応付けられた録音データファイルから音声情報を再生させることを特徴とする請求項3に記載の電話端末。
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