JP2004023113A - 会話録音ボイスメール配信サービス方法および会話録音ボイスメール配信サービスシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】ボイスメールの発信者が事前に他の通話者と電話で会話した内容を、正確に、言い換えることなく、そのまま第三者にボイスメールとして発信することが可能となる会話録音ボイスメール配信サービス方法を提供する。
【解決手段】電話網に接続されている複数の電話端末と、電話網を介して前記複数の電話端末に発信可能なボイスメールサーバとから構成される会話録音ボイスメール配信サービス方法であって、ボイスメールを発信する電話端末が、他の電話端末との間の通話内容を録音する第1のステップと、前記録音した通話内容を前記ボイスメールサーバに送信する第2のステップと、前記ボイスメールサーバが、前記送信された通話内容を蓄積する第3のステップと、前記蓄積した通話内容を、ボイスメール送信先の電話端末に対して送信する第4のステップとを有する。
【選択図】 図2
【解決手段】電話網に接続されている複数の電話端末と、電話網を介して前記複数の電話端末に発信可能なボイスメールサーバとから構成される会話録音ボイスメール配信サービス方法であって、ボイスメールを発信する電話端末が、他の電話端末との間の通話内容を録音する第1のステップと、前記録音した通話内容を前記ボイスメールサーバに送信する第2のステップと、前記ボイスメールサーバが、前記送信された通話内容を蓄積する第3のステップと、前記蓄積した通話内容を、ボイスメール送信先の電話端末に対して送信する第4のステップとを有する。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、会話録音ボイスメール配信サービス方法および会話録音ボイスメール配信サービスシステムに係わり、特に、電話を利用した会話を録音し、これをボイスメールとして、複数の利用者へ配信することにより、電話利用の利便性を向上させた会話録音ボイスメール配信サービス方法および会話録音ボイスメール配信サービスシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ボイスメールサーバに対してユーザが発信し、発信したユーザー人の音声メッセージをボイスメールとして録音し、配信するシステムが知られている。図4は、従来の同報型ボイスメール配信サービスシステムの一例の概略構成を示すブロック図である。
同図に示す同報型ボイスメール配信サービスシステムは、利用者の電話端末(101〜103)と、ボイスメールサーバ106と、ボイスメールサーバ106にボイスメール(音声メッセージ)を送信する利用者の電話端末(以下、送信端末という)104とが、電話網105に接続されて構成される。
ボイスメールサーバ106は、電話端末との間で通信を行う通信モジュール107と、ボイスメール送信先の電話端末が登録されている電話番号リスト108と、ボイスメールを蓄積する音声蓄積モジュール109とで構成される。
なお、図4において、電話端末(101〜103)、送信端末104は音声通信が可能であれば既存の固定/移動電話機でも、VoIP等のIP電話機でもどちらでもよい。また、電話網105も既存の回線交換網でもIP綱でもどちらでもよい。
【0003】
図5は、図4に示す同報型ボイスメール配信サービスシステムにおける信号シーケンスを示す図である。
図5に示すように、送信端末104よりボイスメールサーバ106内の通信モュール107にボイスメールが着信すると(図5の51)、通信モジュール107を経由し音声蓄積モジュール109にボイスメールが蓄積される(図5の52)。
通信モジュール107は、電話番号リスト108に記録されている電話端末(101〜103)の電話番号を取得し(図5の53、54)、電話端末(101〜103)へ順次発呼し(図5の55、57、59)、接続後に音声蓄積モジュール109内の音声メッセージを再生する(図5の56、58、60)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のボイスメールサービスでは、ボイスメールの発信者は、発信者自身の音声で音声メッセージを作成する必要があった。
このため、発信者が事前に他の通話者と電話で会話した内容をボイスメールとして発信したい場合についても、もう一度、発信者自身の発言として音声メッセージを作成せざるを得ず、発信者の思い違いや伝え漏れにより、元の会話内容が正確に伝わらないという問題があった。
【0005】
本発明は、前記従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、ボイスメールの発信者が事前に他の通話者と電話で会話した内容を、正確に、言い換えることなく、そのまま第三者にボイスメールとして発信することが可能となる会話録音ボイスメール配信サービス方法および会話録音ボイスメール配信サービスシステムを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、会話内容の任意のタイミングで、会話内容にボイスメール発信者の音声メッセージを付加してボイスメールとして発信することが可能となる会話録音ボイスメール配信サービス方法および会話録音ボイスメール配信サービスシステムを提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らかにする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下記の通りである。
即ち、本発明は、電話網に接続されている複数の電話端末と、電話網を介して前記複数の電話端末に発信可能なボイスメールサーバとから構成される会話録音ボイスメール配信サービス方法であって、ボイスメールを送信する電話端末が、他の電話端末との間の通話内容を録音し、当該録音した通話内容を前記ボイスメールサーバに送信することを特徴とする。
本発明によれば、ボイスメールの発信者が事前に他の通話者と電話で会話した内容を、正確にボイスメールの受信者に伝えることが可能となる。
また、本発明は、前記録音した通話内容に、ボイスメールを発信しようとする発信者の音声メッセージを、任意のタイミングで付加することを特徴とする。
これにより、本発明では、発信者の付加メッセージを会話内容の適切なタイミングに挿入することが可能となる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
なお、実施の形態を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
図1は、本発明の実施の形態の同報型ボイスメール配信サービスシステムの一例の概略構成を示すブロック図である。
本実施の形態の同報型ボイスメール配信サービスシステムは、利用者の電話端末(101〜103,111)と、ボイスメールサーバ106と、ボイスメールサーバ106に音声メッセージ(ボイスメール)を送信する利用者の電話端末(以下、送信端末という)104とが、電話網105に接続されて構成される。
ボイスメールサーバ106は、電話端末との間で通信を行う通信モジュール107と、ボイスメール送信先の電話端末が登録されている電話番号リスト108と、ボイスメールを蓄積する音声蓄積モジュール109とで構成される。
本実施の形態の同報型ボイスメール配信サービスシステムは、送信端末104が通話内容録音装置110を有する点と、電話端末111が追加されている点で、図4に示す従来の同報型ボイスメール配信サービスシステムと相違する。
なお、通話内容録音装置110は、送信端末104の外部に設けるようにしてもよい。
また、本実施の形態においても、電話端末(101〜103)、送信端末104は音声通信が可能であれば既存の固定/移動電話機でも、VoIP等のIP電話機でもどちらでもよい。また、電話網105も既存の回線交換網でもIP綱でもどちらでもよい。
【0008】
図2は、本実施の形態の同報型ボイスメール配信サービスシステムにおける信号シーケンス一例を示す図である。
送信端末104は、事前に電話端末111と通話する(図2の10)。
この通話内容をボイスメールとして利用したい場合には、送信端末104から通話内容録音装置110に録音開始指示を送信する(図2の11)。
通話内容録音装置110は、録音開始指示を受信したら、送信端末104と電話端末111との間の通話内容を録音、蓄積する(図2の12)。
通話内容録音装置110は、送信端末104から録音停止指示を受信するか(図2の13)、あるいは、録音中の通話が終了した時点で録音を停止する。
送信端末104は、録音された通話内容をボイスメールとして、ボイスメールサーバ106に送信するために、ボイスメールサーバ106にダイヤルし着信する。
ボイスメールサーバ106に音声メッセージを録音する時点になったら、送信端末104は、通話内容録音装置110に再生開始指示を送信する(図2の14)。
【0009】
通話内容録音装置110は、再生開始指示を受信したら、蓄積している通話内容を再生する(図2の15)。
送信端末104よりボイスメールサーバ106内の通信モジュール107に、再生した通話内容が着信すると(図2の16)は、通信モジュール107を経由し音声蓄積モジュール109内に、音声メッセージとして蓄積される(図2の17)。
通話内容録音装置110は、蓄積した通話内容を全部再生するか、あるいは、送信端末104から再生停止指示を受信したら、再生を終了する。
以後、前述した図5に示す手順と同様の手順により、電話端末(101〜103)へ順次発呼し、接続後に音声蓄積モジュール109内の音声メッセージを再生する。
本実施の形態によれば、ボイスメールの発信者が事前に他の通話者と電話で会話した内容を、正確にボイスメールの受信者に伝えることが可能となる。
なお、本実施の形態において、通話内容録音装置110への再生開始指示以前、あるいは、再生の終了以降に、ボイスメールの発信者(即ち、送信端末104を使用するユーザ)の音声メッセージをボイスメールサーバ106に蓄積することもできる。
この場合には、ボイスメールの発信者の付加メッセージを会話内容に挿入することが可能となる。
【0010】
図3は、本実施の形態の同報型ボイスメール配信サービスシステムにおける信号シーケンスの他の例を示す図である。
図3に示すシーケンスは、通話内容録音装置110に蓄積された通話内容に対して、任意のタイミングで、ボイスメールの発信者の音声メッセージを割り込ませる場合のシーケンスである。
図2に示す手順と同様の手順により、ボイスメールサーバ106に音声メッセージを録音する時点になったら、送信端末104は、通話内容録音装置110に再生開始指示を送信する(図3の30)。
通話内容録音装置110は、再生開始指示を受信したら、蓄積している通話内容を再生する(図3の31)。
再生した通話内容は、ボイスメールサーバ106に送信される(図3の32)。
次に、送信端末104から通話内容録音装置110に再生中断指示を送信する(図3の33)。
【0011】
再生中断指示を受信すると通話内容の再生が中断するので、その間に、ボイスメールサーバ106は、音声蓄積モジュール109内に送信端末104の音声メッセージを蓄積する(図3の34)。
次に、送信端末104よりボイスメールサーバ106内の通信モジュール107に、ボイスメールの発信者の音声メッセージが着信すると(図3の35)、通信モジュール107を経由し音声蓄積モジュール109内に、ボイスメールの発信者の音声メッセージが蓄積される(図3の36)。
再度通話内容の再生を再開する場合は、送信端末104から通話内容録音装置110に再生再開指示を送信する(図3の37)。
通話内容録音装置110は、再生再開指示を受信したら、蓄積している通話内容を再生する(図3の38)。
【0012】
送信端末104よりボイスメールサーバ106内の通信モジュール107に、再生した通話内容が着信すると(図3の39)は、通信モジュール107を経由し音声蓄積モジュール109内に、音声メッセージとして蓄積される(図3の40)。
以後、前述した図5に示す手順と同様の手順により、電話端末(101〜103)へ順次発呼し、接続後に音声蓄積モジュール109内の音声メッセージを再生する。
本実施の形態によれば、会話内容の任意のタイミングで、会話内容にボイスメール発信者の音声メッセージを付加してボイスメールとして発信することが可能となる。
以上、本発明者によってなされた発明を、前記実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは勿論である。
【0013】
【発明の効果】
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下記の通りである。
(1)本発明によれば、ボイスメールの発信者が事前に他の通話者と電話で会話した内容を、正確に、言い換えることなく、そのまま第三者にボイスメールとして発信することが可能となる。
(2)本発明によれば、会話内容の任意のタイミングで、会話内容にボイスメール発信者の音声メッセージを付加してボイスメールとして発信することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の同報型ボイスメール配信サービスシステムの一例の概略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態の同報型ボイスメール配信サービスシステムにおける信号シーケンスの一例を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態の同報型ボイスメール配信サービスシステムにおける信号シーケンスの他の例を示す図である。
【図4】従来の同報型ボイスメール配信サービスシステムの一例の概略構成を示すブロック図である。
【図5】図4に示す同報型ボイスメール配信サービスシステムにおける信号シーケンスを示す図である。
【符号の説明】
101〜103,111…電話端末、104…電話端末(送信端末)、105…電話網、106…ボイスメールサーバ、107…通信モジュール、108…電話番号リスト、109…音声蓄積モジュール、110…通話内容録音装置。
【発明の属する技術分野】
本発明は、会話録音ボイスメール配信サービス方法および会話録音ボイスメール配信サービスシステムに係わり、特に、電話を利用した会話を録音し、これをボイスメールとして、複数の利用者へ配信することにより、電話利用の利便性を向上させた会話録音ボイスメール配信サービス方法および会話録音ボイスメール配信サービスシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ボイスメールサーバに対してユーザが発信し、発信したユーザー人の音声メッセージをボイスメールとして録音し、配信するシステムが知られている。図4は、従来の同報型ボイスメール配信サービスシステムの一例の概略構成を示すブロック図である。
同図に示す同報型ボイスメール配信サービスシステムは、利用者の電話端末(101〜103)と、ボイスメールサーバ106と、ボイスメールサーバ106にボイスメール(音声メッセージ)を送信する利用者の電話端末(以下、送信端末という)104とが、電話網105に接続されて構成される。
ボイスメールサーバ106は、電話端末との間で通信を行う通信モジュール107と、ボイスメール送信先の電話端末が登録されている電話番号リスト108と、ボイスメールを蓄積する音声蓄積モジュール109とで構成される。
なお、図4において、電話端末(101〜103)、送信端末104は音声通信が可能であれば既存の固定/移動電話機でも、VoIP等のIP電話機でもどちらでもよい。また、電話網105も既存の回線交換網でもIP綱でもどちらでもよい。
【0003】
図5は、図4に示す同報型ボイスメール配信サービスシステムにおける信号シーケンスを示す図である。
図5に示すように、送信端末104よりボイスメールサーバ106内の通信モュール107にボイスメールが着信すると(図5の51)、通信モジュール107を経由し音声蓄積モジュール109にボイスメールが蓄積される(図5の52)。
通信モジュール107は、電話番号リスト108に記録されている電話端末(101〜103)の電話番号を取得し(図5の53、54)、電話端末(101〜103)へ順次発呼し(図5の55、57、59)、接続後に音声蓄積モジュール109内の音声メッセージを再生する(図5の56、58、60)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のボイスメールサービスでは、ボイスメールの発信者は、発信者自身の音声で音声メッセージを作成する必要があった。
このため、発信者が事前に他の通話者と電話で会話した内容をボイスメールとして発信したい場合についても、もう一度、発信者自身の発言として音声メッセージを作成せざるを得ず、発信者の思い違いや伝え漏れにより、元の会話内容が正確に伝わらないという問題があった。
【0005】
本発明は、前記従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、ボイスメールの発信者が事前に他の通話者と電話で会話した内容を、正確に、言い換えることなく、そのまま第三者にボイスメールとして発信することが可能となる会話録音ボイスメール配信サービス方法および会話録音ボイスメール配信サービスシステムを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、会話内容の任意のタイミングで、会話内容にボイスメール発信者の音声メッセージを付加してボイスメールとして発信することが可能となる会話録音ボイスメール配信サービス方法および会話録音ボイスメール配信サービスシステムを提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らかにする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下記の通りである。
即ち、本発明は、電話網に接続されている複数の電話端末と、電話網を介して前記複数の電話端末に発信可能なボイスメールサーバとから構成される会話録音ボイスメール配信サービス方法であって、ボイスメールを送信する電話端末が、他の電話端末との間の通話内容を録音し、当該録音した通話内容を前記ボイスメールサーバに送信することを特徴とする。
本発明によれば、ボイスメールの発信者が事前に他の通話者と電話で会話した内容を、正確にボイスメールの受信者に伝えることが可能となる。
また、本発明は、前記録音した通話内容に、ボイスメールを発信しようとする発信者の音声メッセージを、任意のタイミングで付加することを特徴とする。
これにより、本発明では、発信者の付加メッセージを会話内容の適切なタイミングに挿入することが可能となる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
なお、実施の形態を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
図1は、本発明の実施の形態の同報型ボイスメール配信サービスシステムの一例の概略構成を示すブロック図である。
本実施の形態の同報型ボイスメール配信サービスシステムは、利用者の電話端末(101〜103,111)と、ボイスメールサーバ106と、ボイスメールサーバ106に音声メッセージ(ボイスメール)を送信する利用者の電話端末(以下、送信端末という)104とが、電話網105に接続されて構成される。
ボイスメールサーバ106は、電話端末との間で通信を行う通信モジュール107と、ボイスメール送信先の電話端末が登録されている電話番号リスト108と、ボイスメールを蓄積する音声蓄積モジュール109とで構成される。
本実施の形態の同報型ボイスメール配信サービスシステムは、送信端末104が通話内容録音装置110を有する点と、電話端末111が追加されている点で、図4に示す従来の同報型ボイスメール配信サービスシステムと相違する。
なお、通話内容録音装置110は、送信端末104の外部に設けるようにしてもよい。
また、本実施の形態においても、電話端末(101〜103)、送信端末104は音声通信が可能であれば既存の固定/移動電話機でも、VoIP等のIP電話機でもどちらでもよい。また、電話網105も既存の回線交換網でもIP綱でもどちらでもよい。
【0008】
図2は、本実施の形態の同報型ボイスメール配信サービスシステムにおける信号シーケンス一例を示す図である。
送信端末104は、事前に電話端末111と通話する(図2の10)。
この通話内容をボイスメールとして利用したい場合には、送信端末104から通話内容録音装置110に録音開始指示を送信する(図2の11)。
通話内容録音装置110は、録音開始指示を受信したら、送信端末104と電話端末111との間の通話内容を録音、蓄積する(図2の12)。
通話内容録音装置110は、送信端末104から録音停止指示を受信するか(図2の13)、あるいは、録音中の通話が終了した時点で録音を停止する。
送信端末104は、録音された通話内容をボイスメールとして、ボイスメールサーバ106に送信するために、ボイスメールサーバ106にダイヤルし着信する。
ボイスメールサーバ106に音声メッセージを録音する時点になったら、送信端末104は、通話内容録音装置110に再生開始指示を送信する(図2の14)。
【0009】
通話内容録音装置110は、再生開始指示を受信したら、蓄積している通話内容を再生する(図2の15)。
送信端末104よりボイスメールサーバ106内の通信モジュール107に、再生した通話内容が着信すると(図2の16)は、通信モジュール107を経由し音声蓄積モジュール109内に、音声メッセージとして蓄積される(図2の17)。
通話内容録音装置110は、蓄積した通話内容を全部再生するか、あるいは、送信端末104から再生停止指示を受信したら、再生を終了する。
以後、前述した図5に示す手順と同様の手順により、電話端末(101〜103)へ順次発呼し、接続後に音声蓄積モジュール109内の音声メッセージを再生する。
本実施の形態によれば、ボイスメールの発信者が事前に他の通話者と電話で会話した内容を、正確にボイスメールの受信者に伝えることが可能となる。
なお、本実施の形態において、通話内容録音装置110への再生開始指示以前、あるいは、再生の終了以降に、ボイスメールの発信者(即ち、送信端末104を使用するユーザ)の音声メッセージをボイスメールサーバ106に蓄積することもできる。
この場合には、ボイスメールの発信者の付加メッセージを会話内容に挿入することが可能となる。
【0010】
図3は、本実施の形態の同報型ボイスメール配信サービスシステムにおける信号シーケンスの他の例を示す図である。
図3に示すシーケンスは、通話内容録音装置110に蓄積された通話内容に対して、任意のタイミングで、ボイスメールの発信者の音声メッセージを割り込ませる場合のシーケンスである。
図2に示す手順と同様の手順により、ボイスメールサーバ106に音声メッセージを録音する時点になったら、送信端末104は、通話内容録音装置110に再生開始指示を送信する(図3の30)。
通話内容録音装置110は、再生開始指示を受信したら、蓄積している通話内容を再生する(図3の31)。
再生した通話内容は、ボイスメールサーバ106に送信される(図3の32)。
次に、送信端末104から通話内容録音装置110に再生中断指示を送信する(図3の33)。
【0011】
再生中断指示を受信すると通話内容の再生が中断するので、その間に、ボイスメールサーバ106は、音声蓄積モジュール109内に送信端末104の音声メッセージを蓄積する(図3の34)。
次に、送信端末104よりボイスメールサーバ106内の通信モジュール107に、ボイスメールの発信者の音声メッセージが着信すると(図3の35)、通信モジュール107を経由し音声蓄積モジュール109内に、ボイスメールの発信者の音声メッセージが蓄積される(図3の36)。
再度通話内容の再生を再開する場合は、送信端末104から通話内容録音装置110に再生再開指示を送信する(図3の37)。
通話内容録音装置110は、再生再開指示を受信したら、蓄積している通話内容を再生する(図3の38)。
【0012】
送信端末104よりボイスメールサーバ106内の通信モジュール107に、再生した通話内容が着信すると(図3の39)は、通信モジュール107を経由し音声蓄積モジュール109内に、音声メッセージとして蓄積される(図3の40)。
以後、前述した図5に示す手順と同様の手順により、電話端末(101〜103)へ順次発呼し、接続後に音声蓄積モジュール109内の音声メッセージを再生する。
本実施の形態によれば、会話内容の任意のタイミングで、会話内容にボイスメール発信者の音声メッセージを付加してボイスメールとして発信することが可能となる。
以上、本発明者によってなされた発明を、前記実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは勿論である。
【0013】
【発明の効果】
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下記の通りである。
(1)本発明によれば、ボイスメールの発信者が事前に他の通話者と電話で会話した内容を、正確に、言い換えることなく、そのまま第三者にボイスメールとして発信することが可能となる。
(2)本発明によれば、会話内容の任意のタイミングで、会話内容にボイスメール発信者の音声メッセージを付加してボイスメールとして発信することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の同報型ボイスメール配信サービスシステムの一例の概略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態の同報型ボイスメール配信サービスシステムにおける信号シーケンスの一例を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態の同報型ボイスメール配信サービスシステムにおける信号シーケンスの他の例を示す図である。
【図4】従来の同報型ボイスメール配信サービスシステムの一例の概略構成を示すブロック図である。
【図5】図4に示す同報型ボイスメール配信サービスシステムにおける信号シーケンスを示す図である。
【符号の説明】
101〜103,111…電話端末、104…電話端末(送信端末)、105…電話網、106…ボイスメールサーバ、107…通信モジュール、108…電話番号リスト、109…音声蓄積モジュール、110…通話内容録音装置。
Claims (6)
- 電話網に接続されている複数の電話端末と、
電話網を介して前記複数の電話端末に発信可能なボイスメールサーバとから構成される会話録音ボイスメール配信サービス方法であって、
ボイスメールを発信する電話端末が、他の電話端末との間の通話内容を録音する第1のステップと、
前記録音した通話内容を前記ボイスメールサーバに送信する第2のステップと、
前記ボイスメールサーバが、前記送信された通話内容を蓄積する第3のステップと、
前記蓄積した通話内容を、ボイスメール送信先の電話端末に対して送信する第4のステップとを有することを特徴とする会話録音ボイスメール配信サービス方法。 - 前記第2のステップにおいて、前記録音した通話内容に、前記ボイスメールを発信する電話端末を使用する発信者の音声を付加して、前記ボイスメールサーバに送信することを特徴とする請求項1に記載の会話録音ボイスメール配信サービス方法。
- 前記第2のステップにおいて、任意のタイミングで、前記録音した通話内容に、前記発信者の音声を付加することを特徴とする請求項2に記載の会話録音ボイスメール配信サービス方法。
- 電話網に接続されている複数の電話端末と、
電話網を介して前記複数の電話端末に発信可能なボイスメールサーバとから構成される会話録音ボイスメール配信サービスシステムであって、
ボイスメールを発信する電話端末は、他の電話端末との間の通話内容を録音する通話内容録音手段と、
前記通話内容録音手段に録音された通話内容を前記ボイスメールサーバに送信する送信手段とを有し、
前記ボイスメールサーバは、前記ボイスメールを発信する電話端末から送信された通話内容を蓄積する蓄積手段と、
ボイスメール送信先の電話端末を登録する登録者リストと、
前記蓄積した通話内容を、前記登録者リストに登録されている電話端末に対して送信する送信手段とを有することを特徴とする会話録音ボイスメール配信サービスシステム。 - 前記ボイスメールを発信する電話端末は、前記録音した通話内容に、前記ボイスメールを発信する電話端末を使用する発信者の音声を付加する音声付加手段を備え、
前記ボイスメールを発信する電話端末の送信手段は、前記録音した通話内容と、前記録音した通話内容に付加された前記発信者の音声とを、前記ボイスメールサーバに送信することを特徴とする請求項4に記載の会話録音ボイスメール配信サービスシステム。 - 前記音声付加手段は、任意のタイミングで、前記録音した通話内容に、前記発信者の音声を付加することを特徴とする請求項5に記載の会話録音ボイスメール配信サービスシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002170971A JP2004023113A (ja) | 2002-06-12 | 2002-06-12 | 会話録音ボイスメール配信サービス方法および会話録音ボイスメール配信サービスシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002170971A JP2004023113A (ja) | 2002-06-12 | 2002-06-12 | 会話録音ボイスメール配信サービス方法および会話録音ボイスメール配信サービスシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004023113A true JP2004023113A (ja) | 2004-01-22 |
Family
ID=31170944
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002170971A Pending JP2004023113A (ja) | 2002-06-12 | 2002-06-12 | 会話録音ボイスメール配信サービス方法および会話録音ボイスメール配信サービスシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004023113A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006042274A (ja) * | 2004-07-30 | 2006-02-09 | Hitachi Ltd | 通話記録システム |
JP2007110186A (ja) * | 2005-10-11 | 2007-04-26 | Yamaha Corp | 電話端末 |
-
2002
- 2002-06-12 JP JP2002170971A patent/JP2004023113A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006042274A (ja) * | 2004-07-30 | 2006-02-09 | Hitachi Ltd | 通話記録システム |
JP2007110186A (ja) * | 2005-10-11 | 2007-04-26 | Yamaha Corp | 電話端末 |
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